JP4064663B2 - Diagnostic imaging equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の患者に対して入れ替わり撮影を行う画像診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線診断装置による胸部の集団検診は古くから行われている。近時、X線CT装置や磁気共鳴イージング装置(MRI装置)のような、高度な画像診断装置が普及したのに伴い、例えば、X線CT装置による肺癌検診や、MRI装置による脳血管の検診も、集団検診の対象となりつつある。
【0003】
一方、生活習慣病の集団検診の一つとして、例えば上部消化管、即ち胃部の集団検診が行われている。この胃部の集団検診は、病院施設で実施される他、X線診断装置を搭載したバス等の車両とともに医療スタッフを、受診者の集まり易い例えば公民館や学校等へ派遣して行われることも多い。いずれにしても、検診部位が胃部であるという関係から、検査前の半日程度は、受診者に禁食を強いることになるので、通常、午前中の8時頃から12時頃にかけて実施されることが多い。そして、その間の受診者の数は、70人から80人に達することも珍しくはない。そのため、この集団検診に携わる医療スタッフは、限られた時間内に多忙を極めることとなる。
【0004】
ところで、この胃部の集団検診においては、各受診者に対する撮影方向や撮影枚数がある程度標準化されている。例えば、X線診断装置の寝台を水平にして、寝台天板上に受診者を寝かせた状態(臥位)で、X線管とX線検出器とを受診者の周りに回動させたり、受診者の身体の向きを変えることによって、方向の異なる6枚のX線撮影を行い、最後に寝台を立位にした状態で1枚撮影して、合計7枚のX線撮影を行うものがある。これを7枚法と称している。しかし、全てが標準に従って撮影されるものではなく、X線撮影をしている術者の判断によって、必要に応じて撮影枚数を増したり、逆にある方向の撮影を省略するようなことも行われている。
【0005】
そして、X線撮影に際しては、撮影されたX線画像と受診者とを対応付ける必要があり、そのため、受診者毎に整理番号或いは氏名等の受診者情報(以下、受診者IDと称する。)をX線診断装置へ登録することになる。その方法としては、例えば、X線診断装置の入力部を介して入力された受診者IDを、画像に写し込むようにしたり、或いは、X線診断装置内で画像データと受診者IDのデータが対応付けられるようにしたりしている。しかし、いずれの場合においても、一人の受診者の撮影が終了すると、次の受診者の撮影を行う前に、術者等の医療スタッフによって、当該受診者の撮影が終了した旨を入力する操作や、或いは、次の受診者の受診者IDを入力する操作等が必要となる。
【0006】
しかしながら、前述のように、受診者毎に撮影枚数は必ずしも一定ではなく、また、集団検診時の医療スタッフは多忙をきわめているので、時として当該受診者の撮影が終了した旨を入力する操作や、次の受診者の受診者IDを入力する操作を忘れ、当該受診者の受診者IDが保持されたまま、次の受診者の撮影を行ってしまうという不都合が発生することになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、前の受診者の受診者IDが保持されたまま、次の受診者の撮影を行ってしまうと、実際の受診者とX線診断装置側で認識している受診者とが一致しないミスファイルを起すため、撮影後に読影医によって行われる画像の読影による診断に大きな支障をきたすことになった。よって、読影前にその修正を行わなければならず、無駄な後戻り作業を発生することとなって、検診の効率を損ねることになっていた。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、実際の受診者と撮影した画像が一致しないミスファイルを防止することのできる画像診断装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の受診者情報を管理する受診者情報管理手段と、この受診者情報管理手段において選択された受診者に対して、複数枚の診断用画像の撮影を行う撮影手段と、この撮影手段によって撮影が行われたことを検知する第1の検知手段と、前記撮影手段による撮影の最終工程に達したことを検知する第2の検知手段と、この第2の検知手段と前記第1の検知手段との両者から出力信号を得たときに、前記受診者情報管理手段へ新たな受診者情報の選択を指示する指示手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、複数の受診者情報を管理する受診者情報管理手段と、この受診者情報管理手段において選択された受診者に対して、複数枚の診断用画像の撮影を行う撮影手段と、この撮影手段によって撮影が行われたことを検知する第1の検知手段と、前記撮影手段による撮影の最終工程に達したことを検知する第2の検知手段と、この第2の検知手段と前記第1の検知手段との両者から出力信号を得たときに、前記受診者情報管理手段へ新たな受診者情報の表示を指示する指示手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
上記課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像診断装置であって、前記第2の検知手段は、前記受診者を載せる寝台の所定の起倒角度と、その所定の起倒角度で診断用画像の撮影がされたことを検出するものであることを特徴とする。
【0013】
上記課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像診断装置であって、前記第2の検知手段は、前記受診者を載せる寝台の上下動方向の所定の位置を検出するものであることを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像診断装置であって、前記第2の検知手段は、前記受診者を載せる寝台にかかる荷重を検出するものであることを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像診断装置であって、前記第2の検知手段は、前記受診者を載せる寝台の歪みを検出するものであることを特徴とする。
【0017】
上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項1記載の画像診断装置であって、前記第1の検知手段からの検知信号に基づき、撮影の開始から所定時間が経過した際に、その旨の警告表示を行う警告手段をさらに具備することを特徴とする。
【0018】
上記課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項2記載の画像診断装置であって、前記撮影手段に対して撮影の開始及び終了を命令する命令手段をさらに具備することを特徴とする。
【0019】
上記課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像診断装置であって、前記受診者情報を音声によって通知する通知手段をさらに具備することを特徴とする。
【0020】
上記課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像診断装置であって、前記受診者情報を画面表示する表示手段をさらに具備することを特徴とする。
【0021】
上記課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項10記載の画像診断装置であって、前記表示手段に画面表示される受診者情報を、その検査予約時間に従って、順次切替える切替え手段をさらに具備することを特徴とする。
【0022】
上記課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項9又は請求項10記載の画像診断装置であって、前記表示手段又は前記通知手段は、検査室内に設けられることを特徴とする。
【0023】
上記課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像診断装置であって、前記画像診断装置は、集団検診に用いられることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像診断装置の一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、本発明は、画像診断装置として、X線診断装置を始めとして、X線CT装置やMRI装置等に適用されるものであるが、以下、主にX線診断装置を対象とした場合の実施の形態を説明するものとする。
【0025】
[第一の実施形態]
まず、本発明である請求項1に係る画像診断装置について、第一の実施形態として説明する。
【0026】
図1に、本発明である請求項1に係る画像診断装置としてのX線診断装置の概略的な構成を示した系統図を示す。同図に示すように、このX線診断装置の主要構成要素は、例えばX線を用いて受診者の検診部位を撮影する撮影装置1と、受診者Pを載せる寝台2と、X線診断装置の動作を制御したり、データを処理するための制御装置3とに大別することができる。尚、図1には、撮影装置1と寝台2とが分離独立して示されているが、これらは機能的には異なるものの、構造上は結合された構成となっている場合もある。
【0027】
撮影装置1は、X線管11と二次元X線検出器12とを、例えば略C字形に湾曲した支持アーム13の両端に対向するように有している。そして、この支持アーム13は、図示しない支持部に支持されていて、撮影方向を適宜の方向に設定するために、その湾曲方向に沿って所定範囲を移動したり、支持軸を中心に回転可能となっている。また、寝台2は、少なくとも垂直位置から水平位置の間を傾動可能となっており、受診者Pを載せる天板21を支持している。尚、天板21は、寝台2に支持されながら平面状に移動可能であり、その一端側には立位状態で受診者を支えるための踏台22を備えている。
【0028】
尚、二次元X線検出器12は、微弱なX線照射によって得られる受診者の透過像を明るい光学像として出力するX線イメージインテンシファイア12aと、そのX線イメージインテンシファイア12aの出力蛍光面の像を撮像するテレビカメラ12bとで構成されている。しかしこれに限らず、二次元X線検出器12を例えば、蛍光板と半導体光センサとが光学的に結合された積層体から成る、複数のX線画像検出器をマトリックス状に配置したもので構成してもよい。
【0029】
制御装置3は、X線診断装置全体を制御するための中枢的な機能を果たすもので、CPUを主要素とする処理プロセッサ31や、処理に必要なメモリ32等が備えられていて、撮影装置1や寝台2をはじめとして、以下の各構成要素とバスライン33を介して有機的に結合されている。即ち、この制御装置3には、X線の曝射条件、撮影方向、寝台2の起倒や上下動あるいは天板21の位置等を制御するための各種指示や数値情報等を入力したり、受診者IDや受診者の交代を入力するための、マウス、トラックボール、キーボード等を有する入力部3a、受診者IDを登録する受診者ID登録部34、収集した受診者の診断画像を記録する画像記録部35が設けられ、バスライン33に接続されている。
【0030】
さらに制御装置3には、撮影装置1によって所定の撮影が行われたことを検知する第1の検知器36と、撮影装置1による撮影の最終工程が終了したことを検知する第2の検知器37と、第1の検知器36と第2の検知器37との両者から検知信号を得たときに、新たな受診者IDの入力を促すための信号を発する指示器38と、この指示器38から発せられた信号によって、撮影装置1の撮影動作を禁止するとともに、指示器38から指示信号が発せられた後で、入力部3aから受診者IDや受診者の交代が入力されたときに、撮影動作の禁止を解除するインターロック回路39が設けられていて、それぞれバスライン33に接続されている。
【0031】
尚、第1の検知器36は、例えば入力部3aによって、受診者IDや受診者の交代が入力された後、制御装置3から撮影装置1へ、X線の曝射指示を行う指示信号が発せられたことを検知するものでよい。
【0032】
また、寝台2が起倒する型のX線診断装置(尚、X線CT装置やMRI装置の寝台には、この型は少ない)では、受診者を載せる際に寝台2を略垂直位置にし、受診者を降ろす際にも、必ず寝台2を略垂直位置にするので、第2の検知器37は、撮影装置1においてX線が曝射された後で、寝台2が略垂直位置になったことを検出できればよい。或いは、X線診断装置によって例えば7枚法で胃部の集団検診を行う場合には、最後に立位状態で7枚目の撮影を行うので、立位状態で撮影が行われたことを検知するものでもよい。そして、寝台2が上下方向に移動する型のX線診断装置(尚、X線CT装置やMRI装置の寝台は、ほとんどこの型である)では、受診者の乗り降りの際には寝台2を最下位に置くことになるので、この場合第2の検知器37は、撮影装置1においてX線が曝射された後で、寝台2が最下位になったことを検出できればよい。
【0033】
さらに、撮影装置1における、撮影動作を禁止したり、禁止を解除するインターロック回路39は、例えばX線管11への高電圧の供給を遮断したり、その遮断を解除するような回路でよい。
【0034】
尚、X線診断装置には、撮影時の画像を表示するための表示装置4が設けられていて、術者は、この表示装置4に表示された画像を見ながら、撮影に適した位置決めをおこなうことになる。また、この表示装置4には、必要に応じて、撮影枚数、或いは撮影設定条件、受診者ID等も表示される。
【0035】
次に、このように構成されているX線診断装置を用いて、上部消化管である胃の集団検診を行う場合の標準的な手順を、その際の寝台角度とともに示した、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0036】
先ず、ステップ1として、術者は受診者を確認してその受診者IDを入力部3aによって設定する。このとき寝台2は略垂直位置(寝台角度約90度)にある。そしてステップ2として、受診者を寝台2に載せる。このとき寝台2は略垂直位置(寝台角度約90度)にあるので、受診者Pは天板21の踏台22に乗ることになる。次に、ステップ3へ進み、受診者に造影剤(例えばバリウム)を投与して、寝台2を略水平位置(寝台角度約0度)へ倒した状態にし、さらに、X線管11、二次元X線検出器12を有する支持アーム13を回動させることによって、撮影すべき診断部位を位置決めし、その後撮影動作即ちX線を曝射させて1枚目の撮影を行う。
【0037】
以下、ステップ4からステップ8として、寝台2を略水平位置(寝台角度約0度)にしたままで、受診者の向きを変えたり、支持アーム13の方向を変えたりして、2枚目から6枚目の撮影を順次実施する。そして、最後にステップ9として、寝台2を略垂直位置(寝台角度約90度)へ戻して、7枚目を撮影する。これで、7枚法での標準的な撮影を終了し、それぞれ撮影されたX線画像は受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存され、ステップ10として、受診者を寝台2から降ろすことになる。
【0038】
よって、順次次の受診者について、ステップ1からステップ10の操作を繰り返すことになる。
【0039】
上記のステップは、集団検診時の標準的な手順を示したものであるが、必ずしも標準的な手順ばかりではなく、例えば、ステップ3からステップ8の間で、術者が余分に何枚かの撮影が必要と判断すれば、その分の撮影を追加して行ったり、また、ステップ3からステップ8の間で、術者がある方向からの撮影を省略してもよいと判断することもあり、この場合は全体の撮影枚数が減ることになる。概してこのような場合に、受診者IDの設定にミスが生じ易い。
【0040】
そこで本発明は、術者がステップ3からステップ8の間で、余分に何枚かの撮影が必要と判断してその分の撮影を行っても、最後にはステップ9としての撮影を行うこと、及び、ステップ3からステップ8の間で、ある方向からの撮影を省略してもよいと判断して少ない枚数の撮影しか行わなかった場合でも、最後にステップ9として、寝台2を略垂直位置(寝台角度約90度)へ戻しての撮影は行うことに注目して、ミスの発生を防止するようにしている。
【0041】
即ち、第1の検知器36において、ステップ1で受診者IDが入力されたことと、ステップ3からステップ8の間のいずれかで撮影が行われたことが検知される。また、第2の検知器37において、ステップ3からステップ8の間のいずれかで撮影が行われたことと、ステップ9として寝台2が略垂直位置になったことが検出されるか、或いは、ステップ9において、寝台2が略垂直位置になった状態で撮影が行われたことが検出される。尚、第1の検知器36及び第2の検知器37での、撮影が行われたことの検知は、ステップ9に限らず、ステップ3からステップ8の間で、撮影装置2へのX線の曝射指示が発せられたことが検知できればよい。
【0042】
よって、第1の検知器36と第2の検知器37とから、それぞれ検知信号が得られれば、一人の受診者についての所定の撮影が終了したものと判断できる。そこで、第1の検知器36と第2の検知器37との出力信号の一致(AND)をとって、指示器38から指示信号を発し、この信号で撮影装置1の撮影動作を禁止するように、インターロック回路39を動作させる。同時に、指示器38からの信号は、術者に対する新たな受診者IDの入力を促すための信号としても利用される。その方法としては、入力部3aに警告灯を設け、それを点滅させたり、電子音を鳴らしたり、あるいは表示装置4にメッセージを表示させる等、周知の種々の手段を適宜採用することができる。そして、術者が入力部3aによって、新たな受診者IDの入力操作を実施すれば、指示器38からの信号がリセットされ、インターロック回路39の動作が解除され、撮影装置1による撮影動作が可能な状態に戻される。
【0043】
このような制御の流れをフローチャートに示すと、図3のようになる。以下、図3に示すフローチャートに基づいて説明を行う。
【0044】
即ち、ステップ21として受診者IDが入力された否かが判断される。受診者IDが入力されていれば(YES)、次にステップ22として、撮影が行われたか否かが判断される。ここで撮影がされていれば(YES)、ステップ23として、第1の検知器36に所定の出力信号を生ずる。さらに、ステップ24として、寝台2の垂直位置で撮影が行われたか否かが判断される。ここで寝台2の垂直位置で撮影がされていれば(YES)、第2の検知器37に所定の出力信号を生ずる。よって、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDがとられたことになり、このときステップ25として、指示器38から信号が発せられ、インターロック回路39を動作させて、撮影装置1の撮影動作を禁止する。
【0045】
そして次に、ステップ26として、一連の撮影を終了させるかどうか、即ち、集団検診の終了指示がされたか否かを判断する。通常、終了させるときのみ、術者が終了操作を実施するので、その操作が実施されたとき(YES)には、一連の動作は終了となるが、何も操作されなければ(NO)、次のステップ27へ進む。このステップ27では、先の指示器38からの信号によって、術者に対して新たな受診者IDの入力を促すことになる。よって、ステップ28として新たな受診者IDが入力されたか否かが判断され、入力されれば(YES)ステップ29へ進んでインターロック回路39によるインターロック動作を解除し、次の受診者に対する撮影動作を可能とし、入力されなければ(NO)、ステップ25へ戻ってインターロック動作と受診者IDの入力指示の動作を継続させる。
【0046】
このように本発明は、一人の受診者の検診(X線撮影)を終了したときに、次の受診者の受診者IDが入力されない限り、次の受診者の検診を開始できないようにしたものである。よって、従来のように、受診者IDの設定を変更しないまま、他の受診者の検診を続けることによって、撮影された画像と受診者との対応付けに食い違いが生じるミスファイルを無くすことができ、特に医療スタッフが多忙を極める集団検診時の作業ミスを防止できる。従って、読影に際しての後戻り作業も発生させることがなく、医療スタッフの作業効率を向上することができる。
【0047】
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することが可能である。例えば、X線診断装置に限らず、X線CT装置や磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)等の画像診断装置を用いて行う集団検診にも適用することができる。勿論本発明は、集団検診用の画像診断装置に限られるものではなく、通常の診断用の画像診断装置にも適用できることは言うまでもない。
【0048】
[第二の実施形態]
次に、本発明である請求項2に係る画像診断装置の一実施形態について、第二の実施形態として説明する。尚、本実施形態における画像診断装置は、前述の第一の実施形態における画像診断装置の制御部が、受診者の患者情報及び検査予約時刻等を管理する検査予約システムに接続され、制御部にインターロック回路が備えられない代わりに、タイマー回路が設けられるものである。従って、その概略的な構成は、前述の第一の実施形態における画像診断装置とほぼ同じとなっているため、大部分、その構成を準用して、以下に説明するものとする。
【0049】
図4に、本実施形態における画像診断装置としてのX線診断装置の概略的な構成を示した系統図を示す。同図に示すように、このX線診断装置の主要構成要素は、例えばX線を用いて受診者の検診部位を撮影する撮影装置1と、受診者Pを載せる寝台2と、X線診断装置の動作を制御したり、データを処理するための制御装置3とに大別することができる。また、制御装置3は、受診者の患者情報及び検査予約時刻等を管理している検査予約システムSに接続されている。尚、図4には、撮影装置1と寝台2とが分離独立して示されているが、これらは機能的には異なるものの、構造上は結合された構成となっている場合もある。
【0050】
撮影装置1は、X線管11と二次元X線検出器12とを、例えば略C字形に湾曲した支持アーム13の両端に対向するように有している。そして、この支持アーム13は、図示しない支持部に支持されていて、撮影方向を適宜の方向に設定するために、その湾曲方向に沿って所定範囲を移動したり、支持軸を中心に回転可能となっている。尚、二次元X線検出器12は、微弱なX線照射によって得られる受診者の透過像を明るい光学像として出力するX線イメージインテンシファイア12aと、そのX線イメージインテンシファイア12aの出力蛍光面の像を撮像するテレビカメラ12bとで構成されている。しかしこれに限らず、二次元X線検出器12を例えば、蛍光板と半導体光センサとが光学的に結合された積層体から成る、複数のX線画像検出器をマトリックス状に配置したもので構成してもよい。
【0051】
寝台2は、例えば垂直位置から水平位置の間を傾動可能となっており、受診者Pを載せる天板21を支持している。尚、天板21は、寝台2に支持されながら平面状に移動可能であり、その一端側には立位状態で受診者を支えるための踏台22を備えている。さらに、その支柱部分(図5に示す斜線部分)には、図5(a)、(b)に示すように、受診者Pの交代(受診者Pの乗降)を検出する手段として、荷重センサ23、或いは、歪みセンサ24を有している。尚、これら荷重センサ23及び歪みセンサ24には、許容荷重範囲を設定して、この許容荷重範囲内であれば、検査に必要なシーツや付属品(点滴台、マット等)を受診者とは別に寝台2に載置することができるようにする。
【0052】
制御装置3は、X線診断装置全体を制御するための中枢的な機能を果たすもので、CPUを主要素とする処理プロセッサ31や、処理に必要なメモリ32等が備えられていて、撮影装置1や寝台2をはじめとして、以下の各構成要素とバスライン33を介して有機的に結合されている。即ち、この制御装置3には、X線の曝射条件、撮影方向、寝台2の起倒や上下動あるいは天板21の位置等を制御するための各種指示や数値情報等を入力したり、受診者IDを選択するための、マウス、トラックボール、キーボード等を有する入力部3a、受診者IDを登録する受診者ID登録部34、収集した受診者の診断画像を記録する画像記録部35が設けられ、それぞれバスライン33に接続されている。
【0053】
さらに制御装置3には、撮影装置1によって所定の撮影が開始されたことを検知する第1の検知器36と、撮影装置1による撮影が終了したこと(受診者の交代)を検知する第2の検知器37と、第1の検知器36と第2の検知器37との両者から検知信号を得たときに、新たな受診者IDの選択を促すための信号を発する指示器38と、第1の検知器36によって、撮影装置1による撮影が開始されたことが検知された時から、所定の時間(後述説明する所要検査時間)が経過した際に、その旨の信号を処理プロセッサ31に送るタイマー回路40が設けられ、それぞれバスライン33に接続されている。
【0054】
また、制御装置3には、受診者の患者情報及び検査予約時刻等を管理する検査予約システムSが接続され、処理プロセッサ31が、検査予約システムSから受診者の患者情報及び検査予約時刻等を呼び出して、その検査予約時刻順に、表示装置4に受診者のリストを自動表示するようになっている。また、処理プロセッサ31は、受診者の検査予約時刻から受診者毎に所要検査時間を算出して、第1の検知器36によって撮影の開始が検知された時から、タイマー回路40による計時を開始して、所要検査時間が経過した際に、このタイマー回路40から送られるその旨の信号に従って、警告表示を表示装置4に行うようになっている。尚、以上に述べた内容については、後に詳細説明するものとする。
【0055】
第1の検知器36は、例えば入力部3aによって、受診者IDの選択が行われた後、制御装置3から撮影装置1へ、X線の曝射指示を行う指示信号が発せられたことを検知するものであればよい。
【0056】
また、第2の検知器37は、撮影装置1においてX線が曝射された後、寝台2から受診者Pによる荷重が取り除かれたことを検出するものであればよい。具体的には、前述した荷重センサ23、或いは、歪みセンサ24のようなものであれば良い。
【0057】
表示装置4は、撮影時の画像を表示する手段であって、術者は、この表示装置4に表示された画像を見ながら、撮影に適した位置決めを行うことになる。また、この表示装置4には、後に詳細説明する受診者リスト、患者情報、“受診者の所要検査時間が経過した旨の警告(次の受診者の検査予約時刻が既に経過している旨の警告)”等が表示される。
【0058】
次に、このように構成されているX線診断装置を用いて、所謂、X線透視の一例である血管内検査が、繰返し異なる患者に対して行われる場合の手順を、その際の寝台にかかる荷重の状態とともに示した、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0059】
先ず、ステップ11として、術者は、表示装置4に表示される受診者リストから、次に検査を行う受診者の氏名を確認して、その受診者IDを入力部3aにおける操作によって選択する。すると、表示装置4には、この受診者に関する患者情報が表示される。先の受診者リスト4aとは、図7に示すようなものであって、受診者ID4a−1と、受診者氏名4a−2とから構成されている。因みに、既に検査が実施された受診者に関しては、この受診者リスト4aから自動的に削除されるようになっている。また、先の患者情報4bとは、図8に示すようなものであって、検査予約時刻4b−1と、受診者氏名4b−2と、受診者ID4b−3、その他、オーダ番号4b−4(検査毎に発行される検査番号のこと)等から構成されている。尚、この時、寝台2は荷重ゼロの状態にある。そしてステップ12として、受診者を寝台2に載せる。このとき寝台2には受診者による荷重がかかる。次に、ステップ13へ進み、術者が血管内検査を始める。具体的には、術者がX線管11及び二次元X線検出器12を有する支持アーム13を回動駆動させることによって、透視すべき診断部位の付近にこれを位置決めして、その後、透視動作、即ちX線の連続曝射を開始して血管内検査を始める。この時、第1の検知器36によってX線の曝射の開始が検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。尚、血管内検査は、支持アーム13の方向を変えたりしながら、多方面から血管内の状況を確認しつつ進められる。そして、ステップ14として、術者が血管内検査の終了と共にX線の曝射を停止する。この時、検査中に録画されたX線透視画像が受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存される。そして、ステップ15として、術者が受診者から検査用チューブを抜き取った後、受診者を寝台2から降ろすことになる。この時、寝台2は受診者による荷重が取り除かれた状態、即ち、荷重ゼロの状態となり、第2の検知器37によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。これを受けた指示器38は、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDをとって、処理プロセッサ31に信号を発する。すると、処理プロセッサ31は、例えば表示部4に表示される受診者リストにおいて、“次の受診者の受診者IDを選択する旨の警告表示”を行う。具体的には、図9に示すように、例えば受診者リスト4aに重ねて“次の受診者の受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示を行う。尚、このように警告表示を行う方法以外にも、例えば入力部3aに警告灯を設け、それを点滅させたり、電子音を鳴らしたり、周知の種々の手段を適宜採用することができる。
【0060】
そして、順次次の受診者について、ステップ11からステップ15の操作を繰り返すことになる。
【0061】
上記のステップは、血管内検査時の基本的な手順を示したものである。しかしながら、ステップ11において、術者が次の受診者の受診者IDを選択する操作を行うことを忘れてしまうと、前の受診者IDのままで、次の受診者の検査が実施されることになり、受診者IDの設定にミスが生じ、ミスファイルが発生することになる。そこで本発明は、術者がステップ11において次の受診者の受診者IDを選択する操作を行うことを忘れてしまった場合にも、検査予約システムSから呼び出す検査予約時刻を活用して、次の受診者の検査予約時刻(厳密には、検査開始予定時刻)になっていても、引き続き前の受診者の検査が続行されている場合には、その旨の警告表示を行うこととし、術者が受診者IDを選択する操作を行うことを忘れていることに気付くようにした。
【0062】
即ち、ステップ11において、受診者IDが選択されると、処理プロセッサ31は、この受診者の検査予約時刻と次の受診者の検査予約時刻との差、即ち、所要検査時間を算出する。そして、ステップ13において、第1の検知器36によって、X線曝射の開始が検知されると、処理プロセッサ31は、タイマー回路40による計時を開始させる。さらに、このタイマー回路40において、所要検査時間が経過したことが検知されると、処理プロセッサ31は、表示装置4に“所要検査時間が経過した旨(次の受診者の検査開始予定時刻が到来した旨)の警告表示”を行う。この警告表示は、例えば、図10に示すように、患者情報4bに重ねて、“所要検査時間が経過した旨(次の受診者の検査開始予定時刻が到来した旨)の警告”4b−5を表示するものであっても良い。また、警告表示を行う以外にも、例えば入力部3aに警告灯を設け、それを点滅させたり、電子音を鳴らしたり、周知の種々の手段を適宜採用することができる。そして、術者が入力部3aにおいて、新たな受診者IDの選択を行うと表示装置4においては、この“所定検査時間が経過した旨の警告”4b−5の表示が解除され、タイマー回路40においては、計時がリセットされ、次の新たな計時が開始される。
【0063】
このような制御の流れをフローチャートに示すと、図11のようになる。以下、図11に示すフローチャートに基づいて説明を行う。
【0064】
即ち、ステップ21として、受診者IDが選択された否かが判断される。受診者IDが選択されれば(YES)、次にステップ22として、この受診者の検査予約時刻と次の受診者の検査予約時刻との差、即ち、所要検査時間が算出される。そして、ステップ23として、X線の曝射が開始されたか否かが判断され、X線の曝射が開始されると(YES)、ステップ24として、第1の検知器36がこれを検知して、指示器38に所定の出力信号を生ずる。また、これと同時に、タイマー回路40による計時が開始される。さらに、ステップ25として、所定検査時間が経過したか否かが判断される。ここで所定検査時間が経過していれば(YES)、タイマー回路40から処理プロセッサ31にその旨の信号が送られ、これを受けた処理プロセッサ31は、ステップ26として、表示装置4にその旨の警告表示を行う。そして、術者が新たな受診者のID選択操作を行うまで警告表示が継続され、ステップ28として、その操作が実施されたとき(YES)には、ステップ29として、警告表示の解除を行って、次の受診者の検査に移行する。
【0065】
以上に説明した制御の流れを、実際の患者入れ換えの流れに沿って説明すると、以下のようになる。図12に、その流れを説明するためのタイムチャートを示す。但し、同図においては、説明を簡潔にするために、受診者IDの選択が行われた時点から、タイマー回路40による計時が開始されることにしている。
【0066】
先ず、術者が、表示装置4に表示される受診者リストから、最初の受診者である患者Aの氏名を確認して、その受診者IDの選択を行うと、表示装置4には、この患者Aに関する患者情報が表示される。また、これと同時に、処理プロセッサ31によって、直ちに受診者である患者Aの検査予約時刻(AM10:00)と次の受診者である患者Bの検査予約時刻(AM10:30)との差、即ち、所要検査時間(30分)が算出され、タイマー回路40による計時が開始される。術者が血管内検査を始めて、X線の曝射が開始されると、第1の検知器36によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。ここで、所要検査時間である30分が経過する前に血管内検査が終了して、X線の曝射が停止されると、検査中に録画されたX線透視画像が受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存される。さらに、患者Aが寝台2から降りると、第2の検知器37によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。これを受けた指示器38は、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDをとって、処理プロセッサ31に信号を発する。これを受けた処理プロセッサ31は、例えば表示部4に表示される受診者リストにおいて、“次の受診者である患者Bの受診者IDを選択する旨の警告”4a−3(図9参照)の表示を行う。
【0067】
さらに、ここで術者が、次の受診者である患者Bの受診者IDの選択を行うと、表示装置4においては、この“次の受診者の受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示が解除され、代わりに患者Bに関する患者情報が表示される。また、タイマー回路40においては計時がリセットされる。さらに、処理プロセッサ31においては、直ちに受診者である患者Bの検査開始時刻(AM10:25)と次の受診者である患者Cの検査開始時刻(AM10:55)との差、即ち、所要検査時間(30分)が算出され、タイマー回路40による新たな計時が開始される。術者が血管内検査を始めて、X線の曝射が開始されると、第1の検知器36によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。ここで、所要検査時間である30分が経過する前に血管内検査が終了して、X線の曝射が停止されると、検査中に録画されたX線透視画像が受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存される。さらに、患者Bが寝台2から降りると、第2の検知器37によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。これを受けた指示器38は、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDをとって、処理プロセッサ31に信号を発する。これを受けた処理プロセッサ31は、例えば表示部4に表示される受診者リストにおいて、“次の受診者である患者Cの受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示を行う。
【0068】
しかしながら、例えば、この時、術者が次の受診者である患者Cの受診者IDの選択を行う前に、所要検査時間である30分が経過したとする。このような場合には、タイマー回路40から処理プロセッサ31にその旨の信号が送られ、これを受けた処理プロセッサ31が、表示装置4に新たに“所定検査時間が経過した旨の警告”4b−5(図10参照)の表示を行う。
【0069】
さらに、ここで術者が、次の受診者である患者Cの受診者IDの選択を行うと、表示装置4においては、この“所定検査時間が経過した旨の警告”4b−5の表示が解除され、代わりに患者Cに関する患者情報が表示される。また、タイマー回路40においては計時がリセットされる。さらに、処理プロセッサ31においては、直ちに受診者である患者Cの検査開始時刻(AM10:55)と次の受診者である患者Cの検査開始時刻(AM11:25)との差、即ち、所要検査時間(30分)が算出され、タイマー回路40による新たな計時が開始される。術者が血管内検査を始めて、X線の曝射が開始されると、第1の検知器36によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。ここで、血管内検査が終了する前に所要検査時間である30分が経過すると、タイマー回路40から処理プロセッサ31にその旨の信号が送られ、これを受けた処理プロセッサ31が、表示装置4に“所定検査時間が経過した旨の警告”4b−5の表示を行う。そして、術者が新たな受診者の受診者IDの選択を行うまで、この警告表示を継続して、新たな受診者の受診者IDの選択が行われたときには、この警告表示の解除を行って、次の受診者の検査に移行することになる。
【0070】
次に、以上に説明した制御の流れの他例を、実際の患者入れ換えの流れに沿って説明する。本例は、実際の検査予約システムと同様に、各患者の検査予約時刻を管理した上で、この検査予約時刻に則って行われるはずの検査が、次の患者の検査予約時刻を過ぎても依然として継続されている場合には、“次の検査の予約時刻が到来した旨の警告”の表示を行うものである。図13に、その流れを説明するためのタイムチャートを示す。但し、同図においては、説明を簡潔にするために、受診者IDの選択が行われた時点から、タイマー回路40による計時が開始されることにしている。
【0071】
先ず、術者が、表示装置4に表示される受診者リストから、最初の受診者である患者Aの氏名を確認して、その受診者IDの選択を行うと、表示装置4には、この患者Aに関する患者情報が表示される。また、これと同時に、処理プロセッサ31によって、次の受診者である患者Bの検査予約時刻(AM10:30)までのタイマー回路40による計時が開始される。術者が血管内検査を始めて、X線の曝射が開始されると、第1の検知器36によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。ここで、次の検査予約時刻であるAM10:30が到来する前に血管内検査が終了して、X線の曝射が停止されると、検査中に録画されたX線透視画像が受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存される。さらに、患者Aが寝台2から降りると、第2の検知器37によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。これを受けた指示器38は、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDをとって、処理プロセッサ31に信号を発する。これを受けた処理プロセッサ31は、例えば表示部4に表示される受診者リストにおいて、“次の受診者である患者Bの受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示を行う。
【0072】
さらに、ここで術者が、次の受診者である患者Bの受診者IDの選択を行うと、表示装置4においては、この“次の受診者の受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示が解除され、代わりに患者Bに関する患者情報が表示される。また、タイマー回路40においては計時がリセットされる。さらに、処理プロセッサ31によって、次の受診者である患者Cの検査開始時刻(AM11:00)までのタイマー回路40による新たな計時が開始される。術者が血管内検査を始めて、X線の曝射が開始されると、第1の検知器36によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。ここで、次の検査予約時刻であるAM11:00が到来する前に血管内検査が終了して、X線の曝射が停止されると、検査中に録画されたX線透視画像が受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存される。さらに、患者Bが寝台2から降りると、第2の検知器37によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。これを受けた指示器38は、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDをとって、処理プロセッサ31に信号を発する。これを受けた処理プロセッサ31は、例えば表示部4に表示される受診者リストにおいて、“次の受診者である患者Cの受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示を行う。
【0073】
さらに、ここで術者が、次の受診者である患者Cの受診者IDの選択を行うと、表示装置4においては、この“次の受診者の受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示が解除され、代わりに患者Cに関する患者情報が表示される。また、タイマー回路40においては計時がリセットされる。さらに、処理プロセッサ31によって、次の受診者である患者Dの検査開始時刻(AM11:30)までのタイマー回路40による新たな計時が開始される。術者が血管内検査を始めて、X線の曝射が開始されると、第1の検知器36によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。ここで、この血管内検査が終了する前に、次の受診者である患者Dの検査開始時刻であるAM11:30が到来すると、タイマー回路40から処理プロセッサ31にその旨の信号が送られ、これを受けた処理プロセッサ31が、表示装置4に“次の検査予約時間が到来した旨の警告”の表示を行う。尚、この警告表示は、術者が新たな受診者の受診者IDの選択を行うまで継続される。そして、血管内検査が終了して、X線の曝射が停止されると、検査中に録画されたX線透視画像が受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存される。さらに、患者Cが寝台2から降りると、第2の検知器37によってこれが検知され、その旨の信号が指示器38へ送られる。これを受けた指示器38は、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDをとって、処理プロセッサ31に信号を発する。これを受けた処理プロセッサ31は、例えば表示部4に表示される受診者リストにおいて、さらに“次の受診者である患者Dの受診者IDを選択する旨の警告”4a−3の表示を行う。そして、次の受診者である患者Dの受診者IDの選択が行われた時には、これら警告表示の解除が行われ、次の受診者の検査に移行することになる。
【0074】
以上に説明したように、本発明は、一人の受診者の検査が終了したのにも関わらず、次の受診者の受診者IDが入力されないままであると、撮影開始から所要検査時間が経過した際、即ち、次の受診者の検査開始予定時刻が到来した際に、その警告表示を自動的に行うようにしたものである。よって、従来のように、受診者IDの選択を行わないまま、他の受診者の検査を続けることによって、撮影された画像と受診者との対応付けに食い違いが生じるミスファイルを無くすことができ、特に医療スタッフが多忙を極める集団検診時の作業ミスを防止できる。従って、読影に際しての後戻り作業も発生させることがなく、医療スタッフの作業効率を向上することができる。
【0075】
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することが可能である。例えば、検査予約システムに接続する替わりに受診者の患者情報及び検査予約情報の管理を行う端末を備えることで、ネットワークを介さずに受診者リスト及び患者情報を得て、これを表示装置に表示することにしても良い。このような場合、さらにIDカード、ICカード、バーコード等から患者情報を取得する手段を設けることにしても良い。また、本発明は、X線診断装置における透視に限らず、X線診断装置における撮影、さらには、X線CT装置や磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)等の画像診断装置を用いて行う集団検診にも適用することができる。勿論本発明は、集団検診用の画像診断装置に限られるものではなく、通常の診断用の画像診断装置にも適用できることは言うまでもない。
【0076】
[第三の実施形態]
次に、本発明である請求項3に係る画像診断装置の一実施形態について、第三の実施形態として説明する。尚、本実施形態における画像診断装置は、前述の第二の実施形態における画像診断装置からタイマー回路を取り除き、その代わりに、撮影の開始及び終了を命令する命令手段と、撮影の終了と同時に患者情報を自動的に切替える切替え機能と、さらに患者情報を検査予約順に自由に切替える切替え手段を具備したものである。従って、その概略的な構成は、前述の第二の実施形態における画像診断装置とほぼ同じとなっているため、大部分、その構成を準用して、以下に説明するものとする。
【0077】
図14に、本実施形態における画像診断装置としてのX線診断装置の概略的な構成を示した系統図を示す。同図に示すように、このX線診断装置の主要構成要素は、例えばX線を用いて受診者の検診部位を撮影する撮影装置1と、受診者Pを載せる寝台2と、X線診断装置の動作を制御したり、データを処理するための制御装置3とに大別することができる。また、制御装置3は、受診者の患者情報及び検査予約時刻等を管理している検査予約システムSに接続されている。尚、図14には、撮影装置1と寝台2とが分離独立して示されているが、これらは機能的には異なるものの、構造上は結合された構成となっている場合もある。
【0078】
撮影装置1は、X線管11と二次元X線検出器12とを、例えば略C字形に湾曲した支持アーム13の両端に対向するように有している。そして、この支持アーム13は、図示しない支持部に支持されていて、撮影方向を適宜の方向に設定するために、その湾曲方向に沿って所定範囲を移動したり、支持軸を中心に回転可能となっている。尚、二次元X線検出器12は、微弱なX線照射によって得られる受診者の透過像を明るい光学像として出力するX線イメージインテンシファイア12aと、そのX線イメージインテンシファイア12aの出力蛍光面の像を撮像するテレビカメラ12bとで構成されている。しかしこれに限らず、二次元X線検出器12を例えば、蛍光板と半導体光センサとが光学的に結合された積層体から成る、複数のX線画像検出器をマトリックス状に配置したもので構成してもよい。
【0079】
寝台2は、例えば垂直位置から水平位置の間を傾動可能となっており、受診者Pを載せる天板21を支持している。尚、天板21は、寝台2に支持されながら平面状に移動可能であり、その一端側には立位状態で受診者を支えるための踏台22を備えている。さらに、その支柱部分(図5に示す斜線部分)には、図5(a)、(b)に示すように、受診者Pの交代、具体的には、受診者Pの乗降を検知する手段として、荷重センサ23、或いは、歪みセンサ24を有している。尚、これら荷重センサ23及び歪みセンサ24には、許容荷重範囲を設定して、この許容荷重範囲内であれば、検査に必要なシーツや付属品(点滴台、マット等)を受診者とは別に寝台2に載置することができるようにする。
【0080】
制御装置3は、X線診断装置全体を制御するための中枢的な機能を果たすもので、CPUを主要素とする処理プロセッサ31や、処理に必要なメモリ32等が備えられていて、撮影装置1や寝台2をはじめとして、以下の各構成要素とバスライン33を介して有機的に結合されている。即ち、この制御装置3には、X線の曝射条件、撮影方向、寝台2の起倒や上下動あるいは天板21の位置等を制御するための各種指示や数値情報等を入力したり、受診者IDを選択するための、マウス、トラックボール、キーボード等を有する入力部3a、撮影の開始及び終了を命令するための、スイッチ、マイク等を有する命令部3b、表示部4に表示される患者情報をその検査予約時間順に自由に切替えるための、スイッチ、マイク等を有する切替え部3c、受診者IDを登録する受診者ID登録部34、収集した受診者の診断画像を記録する画像記録部35が設けられ、それぞれバスライン33に接続されている。尚、命令部3bは、図16に示すように、例えば、撮影装置1による撮影を開始するための撮影開始スイッチ3b−1と、撮影装置1による撮影を終了させるための撮影終了スイッチ3b−2とを具備するフットスイッチ等であれば良い。また、切替え部3cは、図17に示すように、例えば、患者情報を、その検査予約時刻順に1つ前に切替えるプレビュスイッチ3c−1と、患者情報を、その検査予約時刻順に1つ後に切替えるネクストスイッチ3c−2と、受診者の患者情報を確定するための確定スイッチ3c−3とを具備するフットスイッチ等であれば良い。さらに、以上に述べた命令部3b及び切替え部3cは、例えば制御装置3が音声認識機能をサポートする場合には、マイク等の音声入力装置であっても良い。
【0081】
さらに制御装置3には、命令部3bからの命令によって、撮影装置1による撮影が開始されたことを検知する第1の検知器36と、命令部3bからの命令によって、撮影装置1による撮影が終了したことを検知する第2の検知器37と、第1の検知器36と第2の検知器37との両者から検知信号を得たときに、処理プロセッサ31に、表示部4へ新たな受診者の患者情報の表示をするよう指示するための信号を発する指示器38が設けられ、それぞれバスライン33に接続されている。
【0082】
また、制御装置3には、受診者の患者情報及び検査予約時刻等を管理する検査予約システムSが接続されており、検査終了毎に、処理プロセッサ31が、指示器38からの信号を受けて、検査予約システムSから次の受診者の患者情報を呼び出して、これを表示装置4に自動表示するようになっている。さらに、この患者情報は、前述の切替え部3cの操作によって、その検査予約時刻順に自由に切替えることが可能となっている。
【0083】
尚、第1の検知器36は、荷重センサ23、或いは、歪みセンサ24によって、受診者Pが寝台2に載置されたことが確認された後に、命令部3bから撮影装置1へ、X線の曝射を促す命令信号が発せられたことを検知するものであればよい。
【0084】
また、第2の検知器37は、荷重センサ23、或いは、歪みセンサ24によって、受診者Pが寝台2から降りたことが確認された後に、命令部3bから撮影装置1へ、X線の曝射を禁止する命令信号が発せられたことを検知するものであればよい。
【0085】
尚、検査室内には、撮影装置1と寝台2の他、撮影時の画像を表示するための表示装置4が設けられ、術者は、この表示装置4に表示された画像を見ながら、撮影に適した位置決めを行うことになる。また、この表示装置4には、検査中、受診者に関する患者情報が表示される。
【0086】
また、検査室内には、この表示装置4に替わって、或いは、この表示装置4に加えて、発声装置5、即ちスピーカが設けられる場合がある。このような場合には、受診者に関する患者情報は、この発声装置5から発せられる音声によって術者に通知されることになる。
【0087】
次に、このように構成されているX線診断装置を用いて、所謂、X線透視の一例である血管内検査が、繰返し異なる患者に対して行われる場合の手順を、その際の寝台にかかる荷重の状態とともに示した、図15に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0088】
先ず、ステップ31として、術者は、表示装置4に表示される受診者リストから、その日に最初に検査を行う受診者の氏名を確認して、その受診者IDを入力部3aによる操作をもって選択する。すると、表示装置4には、この受診者に関する患者情報が表示される。先の受診者リスト4aとは、図7に示すようなものであって、受診者ID4a−1と、受診者氏名4a−2とから構成されている。因みに、既に検査が実施された受診者に関しては、この受診者リスト4aから自動的に削除されるか、或いは、後述説明する患者情報4bにおいて、その旨の表示(例えば、“検査済”等)がなされるようになっている。また、先の患者情報4bとは、図8に示すようなものであって、検査予約時刻4b−1と、受診者氏名4b−2と、受診者ID4b−3、その他、オーダ番号4b−4(検査毎に発行される検査番号のこと)等から構成されている。尚、この患者情報4bは、この他にも、必要に応じて受診者の生年月日、性別、年齢、保健書番号等が含まれる場合がある。また、この時、寝台2は荷重ゼロの状態にある。そして、ステップ32として、受診者を寝台2に載せる。このとき寝台2には受診者による荷重がかかり、荷重センサ23、或いは、歪みセンサ24によってこれが検知され、その旨の信号(受診者Pが寝台2に載置された旨)が第1の検知器36へ送られる。さらに、ステップ33として、術者が、受診者Pが寝台2に載置されたことを確認した後、命令部3bから撮影装置1へX線曝射の開始を促す命令信号を発すると、その旨の信号が第1の検知器36へ送られる。これを受けた第1の検知器36は、その旨の信号(撮影が開始された旨の信号)を指示器38へ送る。同時に、ステップ34として、撮影装置1によるX線の曝射が開始される。血管内検査は、術者がX線管11及び二次元X線検出器12を有する支持アーム13を回動駆動させることによって、透視すべき診断部位の付近にこれを位置決めして、その後、透視動作、即ちX線の連続曝射を開始することで始められる。この血管内検査は、支持アーム13の方向を変えたりしながら、多方面から血管内の状況を確認しつつ進められる。そして、ステップ35として、術者が血管内検査の終了と共に命令部3bから撮影装置1へX線曝射の停止を促す命令信号を発すると、その旨の信号が第2の検知器37へ送られる。同時に、ステップ36として、撮影装置1によるX線の曝射が停止される。この時、検査中に録画されたX線透視画像が受診者IDと対応付けられて画像記録部35に保存される。そして、ステップ37として、術者が受診者Pから検査用チューブを抜き取った後、受診者Pを寝台2から降ろすことになる。この時、寝台2は受診者による荷重が取り除かれた状態、即ち、荷重ゼロの状態となり、荷重センサ23、或いは、歪みセンサ24によってこれが検知され、その旨の信号が第2の検知器37へ送られる。
【0089】
上記のステップは、血管内検査時の基本的な手順を示したものである。しかしながら、ステップ31において、術者が次の受診者の受診者IDを選択する操作を行うことを忘れてしまうと、前の受診者IDのままで、次の受診者の検査が実施されることになり、受診者IDの設定にミスが生じ、ミスファイルが発生することになる。そこで本発明は、受診者の寝台への乗り降りを、寝台に具備する荷重センサ或いは歪みセンサによって検知し、この検知結果から検査の開始及び終了を判断して、検査の終了時に、術者が次の受診者の受診者IDを選択する操作を行うことなく、自動的に次の受診者の患者情報を表示装置4に表示するものとした。
【0090】
ステップ37に続いて説明する。さらに、ステップ38として、これを受けた第2の検知器37は、その旨の信号(検査が終了した旨の信号)を指示器38へ送る。これを受けた指示器38は、第1の検知器36と第2の検知器37とのANDをとって、処理プロセッサ31に、表示部4に次の受診者に関する患者情報4bを表示するよう命令を送る。これを受けた処理プロセッサ31は、ステップ39として、検査予約システム4から次の受診者に関する患者情報4bを呼び出し、これを表示部4に自動表示する。尚、例えばステップ39において、表示部4に表示される患者情報に間違い(ズレ)があった場合には、切替え部6の操作によって患者情報を順次切替えて、適切な患者情報を表示するようにする。
【0091】
そして、術者は表示装置4に表示される、次に検査を行う受診者の患者情報を確認した上で、順次次の受診者について、ステップ32からステップ39の操作を繰り返すことになる。
【0092】
以上に説明したように、本発明は、受診者の寝台への乗り降りを寝台に具備する荷重センサ或いは歪みセンサによって検知し、この検知結果に基づいて撮影の開始及び終了を判断して、撮影の終了時に、術者が次の受診者の受診者IDを選択する操作を行うことなく、自動的に次の受診者の患者情報を表示装置に表示し、さらには、術者が受診者の患者情報を確認した上で次の撮影が開始されるようになっているので、術者の操作を軽減することができると共に患者情報を確実に切替えることができる。よって、術者の操作を軽減すると共に、従来のように、受診者IDの選択を行わないまま、他の受診者の検査を続けることによって、撮影された画像と受診者との対応付けに食い違いが生じるミスファイルを無くすことができ、特に医療スタッフが多忙を極める集団検診時の作業ミスを防止できる。従って、読影に際しての後戻り作業も発生させることがなく、医療スタッフの作業効率を向上することができる。
【0093】
さらに、本発明は、受診者に関する患者情報を表示する表示装置と、撮影装置による撮影の開始及び終了を指示する命令部とを検査室内に設けるので、術者は検査室内に居ながらにして患者情報を確認することができ、更には、その場で次の検査を開始することができる。よって、少人数による検査遂行を支援することができる。
【0094】
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することが可能である。例えば、検査予約システムに接続する替わりに受診者の患者情報及び検査予約情報の管理を行う端末を備えることで、ネットワークを介さずに受診者リスト及び患者情報を得て、これを表示装置に表示することにしても良い。このような場合、さらにIDカード、ICカード、バーコード等から患者情報を取得する手段を設けることにしても良い。また、本発明は、X線診断装置における透視に限らず、X線診断装置における撮影、さらには、X線CT装置や磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)等の画像診断装置を用いて行う集団検診にも適用することができる。勿論本発明は、集団検診用の画像診断装置に限られるものではなく、通常の診断用の画像診断装置にも適用できることは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明である請求項1又は請求項2に係る画像診断装置によれば、従来のように、受診者IDの選択を行わないまま、他の受診者の検査を続けることによって、撮影された画像と受診者との対応付けに食い違いが生じるミスファイルを無くすことができ、特に医療スタッフが多忙を極める集団検診時の作業ミスを防止できる。従って、読影に際しての後戻り作業も発生させることがなく、医療スタッフの作業効率を向上することができる。
【0096】
また、本発明である請求項2に係る画像診断装置によれば、撮影の終了時に、術者が次の受診者の受診者IDを入力、或いは、選択する操作を行うことなく、自動的に次の受診者の患者情報が表示装置に表示されるようになっているので、術者の操作を軽減することができる。
【0097】
さらに、本発明である請求項8及び請求項12(請求項9及び請求項10を含む)に係る画像診断装置によれば、受診者に関する患者情報を表示する表示装置と、撮影装置による撮影の開始及び終了を指示する命令部とが検査室内に設けられるので、術者は検査室内に居ながらにして患者情報を確認することができ、更には、その場で次の検査を開始することができる。よって、少人数による検査遂行を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線診断装置の概略的な構成を示した系統図である。
【図2】集団検診を行う場合の手順を示したフローチャートである。
【図3】インターロック回路の動作/解除を行うための処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るX線診断装置の概略的な構成を示した系統図である。
【図5】本発明に係るX線診断装置の寝台の概略的な構成を示した図である。
【図6】血管内検査を行う場合の手順を示したフローチャートである。
【図7】表示装置に表示される受診者リストを示す図である。
【図8】図7に示す受診者リストにおいて受診者を選択した際に表示される患者情報を示す図である。
【図9】"次の受診者の受診者IDを選択すべき旨の警告表示"の表示例を示す図である。
【図10】"次の受診者の検査開始予定時刻が到来した旨の警告表示"の表示例を示す図である。
【図11】"次の受診者の検査開始予定時刻が到来した旨の警告"の表示を行うための処理手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係るX線診断装置の、血管内検査を行う場合の制御の流れを説明するためのタイムチャートである。
【図13】本発明に係るX線診断装置の、血管内検査を行う場合の制御の流れの他例を説明するためのタイムチャートである。
【図14】本発明に係るX線診断装置の概略的な構成を示した系統図である。
【図15】血管内検査を行う場合の手順を示したフローチャートである。
【図16】命令部の具体的構成例を示す図である。
【図17】切替え部の具体的構成例を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image diagnostic apparatus for performing imaging while switching a plurality of patients.
[0002]
[Prior art]
Mass screening of the chest using an X-ray diagnostic apparatus has been performed for a long time. Recently, with the spread of advanced diagnostic imaging devices such as X-ray CT devices and magnetic resonance easing devices (MRI devices), for example, lung cancer screening with X-ray CT devices and cerebrovascular screening with MRI devices. Are also becoming the subject of mass screening.
[0003]
On the other hand, as one type of group screening for lifestyle-related diseases, for example, group screening for the upper digestive tract, that is, the stomach, is performed. In addition to being carried out in hospital facilities, this mass screening of the stomach may be performed by dispatching medical staff together with a vehicle such as a bus equipped with an X-ray diagnostic apparatus to a public hall or school where the examinees can easily gather. Many. In any case, because the examination site is the stomach part, the examinee is forced to refrain from eating for about half a day before the examination, so it is usually performed from about 8:00 to 12:00 in the morning. Often. And it is not uncommon for the number of examinees during that period to reach 70 to 80. For this reason, the medical staff involved in this mass screening is extremely busy within a limited time.
[0004]
By the way, in this mass screening of the stomach, the imaging direction and the number of images taken for each examinee are standardized to some extent. For example, with the bed of the X-ray diagnostic apparatus leveled, the X-ray tube and the X-ray detector are rotated around the examinee in a state where the examinee is laid on the bedtop (in the supine position) By changing the direction of the examinee's body, six X-rays are taken in different directions, and finally one is taken with the bed upright, and a total of seven X-rays are taken. is there. This is called the 7-sheet method. However, not all images are taken in accordance with the standard, and the number of shots may be increased as necessary, or the shooting in a certain direction may be omitted depending on the judgment of the surgeon performing X-ray photography. It has been broken.
[0005]
When X-ray imaging is performed, it is necessary to associate the captured X-ray image with the examinee. Therefore, the examiner's information such as a serial number or name (hereinafter referred to as a “recipient ID”) is provided for each examinee. It will be registered in the X-ray diagnostic apparatus. As the method, for example, the examiner ID input via the input unit of the X-ray diagnostic apparatus is copied to the image, or the image data and the examinee ID data are stored in the X-ray diagnostic apparatus. It is made to correspond. However, in any case, when the imaging of one patient is completed, an operation to input that the imaging of the patient has been completed by the medical staff such as the surgeon before imaging the next patient Or, an operation or the like for inputting the examinee ID of the next examinee is required.
[0006]
However, as described above, the number of shots is not necessarily constant for each examinee, and the medical staff at the time of group examination is extremely busy. Forgetting the operation of inputting the examinee ID of the next examinee and inconvenience that the next examinee is photographed while the examinee ID of the examinee is held.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In this way, if the next examinee is photographed while the examinee ID of the previous examinee is held, the actual examinee and the examinee recognized on the X-ray diagnostic apparatus side match. This would cause a serious trouble in the diagnosis by image interpretation performed by an image interpretation doctor after photographing. Therefore, the correction must be made before interpretation, and a wasteful return work is generated, which impairs the efficiency of the examination.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide an image diagnostic apparatus capable of preventing a misfile in which a photographed image does not match an actual examinee. is there.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the
[0011]
In order to solve the above problems, the
[0012]
In order to solve the above problems, the
[0013]
In order to solve the above problems, the
[0014]
In order to solve the above problems, the
[0015]
In order to solve the above problems, the claims 6 The invention described in
[0017]
In order to solve the above problems, the claims 7 The invention described in
[0018]
In order to solve the above problems, the claims 8 The invention described in
[0019]
In order to solve the above problems, the claims 9 The invention described in
[0020]
In order to solve the above problems, the
[0021]
In order to solve the above problems, the
[0022]
In order to solve the above problems, the
[0023]
In order to solve the above problems, the
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an image diagnostic apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The present invention is applied to an X-ray diagnostic apparatus, an X-ray CT apparatus, an MRI apparatus, etc. as an image diagnostic apparatus. Hereinafter, the present invention mainly applies to an X-ray diagnostic apparatus. The embodiment will be described.
[0025]
[First embodiment]
First, an image diagnostic apparatus according to
[0026]
FIG. 1 is a system diagram showing a schematic configuration of an X-ray diagnostic apparatus as an image diagnostic apparatus according to
[0027]
The
[0028]
The two-
[0029]
The
[0030]
Further, the
[0031]
The first detector 36 receives an instruction signal for instructing the X-ray exposure from the
[0032]
In addition, in the X-ray diagnostic apparatus of the type in which the
[0033]
Furthermore, the
[0034]
Note that the X-ray diagnostic apparatus is provided with a
[0035]
Next, a flowchart of FIG. 2 showing a standard procedure for performing mass screening of the stomach, which is the upper gastrointestinal tract, together with the bed angle at that time using the X-ray diagnostic apparatus configured as described above. Will be described with reference to FIG.
[0036]
First, as
[0037]
Hereinafter, from
[0038]
Therefore, the operation from
[0039]
The above steps show the standard procedure at the time of mass screening, but not necessarily the standard procedure. For example, between
[0040]
Therefore, according to the present invention, even if the surgeon determines that several extra shots are necessary between
[0041]
That is, in the first detector 36, it is detected that the examinee ID has been input in
[0042]
Therefore, if a detection signal is obtained from each of the first detector 36 and the
[0043]
Such a control flow is shown in the flowchart in FIG. Hereinafter, description will be made based on the flowchart shown in FIG.
[0044]
That is, in
[0045]
Next, in step 26, it is determined whether or not to end a series of imaging, that is, whether or not an instruction to end group screening has been issued. Normally, the operator performs an end operation only when the operation is ended. When the operation is performed (YES), the series of operations ends, but if no operation is performed (NO), the next operation is performed. Proceed to step 27. In this step 27, the operator is prompted to input a new examinee ID by a signal from the
[0046]
As described above, the present invention prevents the next checkup from being started unless the checkup ID of the next checkup is input when the checkup (X-ray imaging) of one checkup is completed. It is. Therefore, as in the past, by continuing the examination of other examinees without changing the setting of the examinee ID, it is possible to eliminate a misfile that causes a discrepancy in the correspondence between the captured image and the examinee. In particular, work mistakes can be prevented at the time of group examinations where the medical staff is extremely busy. Accordingly, there is no need to perform backtracking work at the time of image interpretation, and the work efficiency of medical staff can be improved.
[0047]
In addition, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment, It is possible to implement with various forms. For example, the present invention can be applied not only to an X-ray diagnostic apparatus but also to a mass screening performed using an image diagnostic apparatus such as an X-ray CT apparatus or a magnetic resonance imaging apparatus (MRI apparatus). Of course, the present invention is not limited to an image diagnostic apparatus for group examination, and it goes without saying that the present invention can also be applied to a normal diagnostic image diagnostic apparatus.
[0048]
[Second Embodiment]
Next, an embodiment of an image diagnostic apparatus according to
[0049]
FIG. 4 is a system diagram showing a schematic configuration of an X-ray diagnostic apparatus as an image diagnostic apparatus in the present embodiment. As shown in the figure, the main components of the X-ray diagnostic apparatus are, for example, an
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
Further, the
[0054]
The
[0055]
The first detector 36 indicates that an instruction signal for giving an X-ray exposure instruction is issued from the
[0056]
The
[0057]
The
[0058]
Next, using the X-ray diagnostic apparatus configured as described above, a procedure when an intravascular examination, which is an example of so-called X-ray fluoroscopy, is repeatedly performed on different patients is performed on the bed at that time. This will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0059]
First, as
[0060]
Then, the operation from
[0061]
The above steps show the basic procedure at the time of intravascular examination. However, in
[0062]
That is, when the examinee ID is selected in
[0063]
FIG. 11 is a flowchart showing such a control flow. Hereinafter, description will be made based on the flowchart shown in FIG.
[0064]
That is, as
[0065]
The control flow described above will be described as follows along with the actual patient replacement flow. FIG. 12 shows a time chart for explaining the flow. However, in the figure, for the sake of brevity, the
[0066]
First, when the surgeon confirms the name of the patient A who is the first examinee from the list of examinees displayed on the
[0067]
Further, when the surgeon selects the examinee ID of the patient B who is the next examinee, the
[0068]
However, for example, at this time, it is assumed that the required examination time of 30 minutes has elapsed before the surgeon selects the examinee ID of the patient C who is the next examinee. In such a case, a signal to that effect is sent from the
[0069]
Further, when the surgeon selects the next visitor ID of the patient C who is the next visitor, the
[0070]
Next, another example of the control flow described above will be described along the actual patient replacement flow. In this example, similar to the actual examination reservation system, the examination appointment time of each patient is managed, and the examination that should be performed in accordance with this examination appointment time has passed the examination appointment time of the next patient. If it is still continued, a “warning that the scheduled time for the next examination has arrived” is displayed. FIG. 13 shows a time chart for explaining the flow. However, in the figure, for the sake of brevity, the
[0071]
First, when the surgeon confirms the name of the patient A who is the first examinee from the list of examinees displayed on the
[0072]
Further, when the surgeon selects the examinee ID of the patient B who is the next examinee, the
[0073]
Further, when the surgeon selects the examinee ID of the patient C who is the next examinee, the
[0074]
As described above, according to the present invention, when the examination of one examinee is completed, if the examinee ID of the next examinee is not input, the required examination time elapses from the start of imaging. In other words, when the next examination start time for the next examinee arrives, the warning is automatically displayed. Therefore, as in the past, by continuing the examination of other examinees without selecting the examinee ID, it is possible to eliminate a misfile that causes a discrepancy in the correspondence between the captured image and the examinee. In particular, work mistakes can be prevented at the time of group examinations where the medical staff is extremely busy. Accordingly, there is no need to perform backtracking work at the time of image interpretation, and the work efficiency of medical staff can be improved.
[0075]
In addition, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment, It is possible to implement with various forms. For example, instead of connecting to the examination reservation system, a terminal that manages the patient information and examination reservation information of the examinee is provided, so that the examinee list and patient information can be obtained via the network and displayed on the display device. You may decide to do it. In such a case, a means for acquiring patient information from an ID card, IC card, barcode or the like may be further provided. In addition, the present invention is not limited to fluoroscopy in an X-ray diagnostic apparatus, but imaging in the X-ray diagnostic apparatus, and further, mass examination performed using an image diagnostic apparatus such as an X-ray CT apparatus or a magnetic resonance imaging apparatus (MRI apparatus) It can also be applied to. Of course, the present invention is not limited to an image diagnostic apparatus for group examination, and it goes without saying that the present invention can also be applied to a normal diagnostic image diagnostic apparatus.
[0076]
[Third embodiment]
Next, an embodiment of an image diagnostic apparatus according to
[0077]
FIG. 14 is a system diagram showing a schematic configuration of an X-ray diagnostic apparatus as an image diagnostic apparatus in the present embodiment. As shown in the figure, the main components of the X-ray diagnostic apparatus are, for example, an
[0078]
The
[0079]
The
[0080]
The
[0081]
Further, the
[0082]
The
[0083]
Note that the first detector 36 receives X-rays from the
[0084]
In addition, the
[0085]
In the examination room, in addition to the
[0086]
Further, in the examination room, instead of the
[0087]
Next, using the X-ray diagnostic apparatus configured as described above, a procedure when an intravascular examination, which is an example of so-called X-ray fluoroscopy, is repeatedly performed on different patients is performed on the bed at that time. This will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0088]
First, as
[0089]
The above steps show the basic procedure at the time of intravascular examination. However, in
[0090]
A description will be given following
[0091]
Then, the operator confirms the patient information of the next examinee displayed on the
[0092]
As described above, the present invention detects the getting on / off of a patient's bed by a load sensor or a strain sensor provided on the bed, and determines the start and end of imaging based on the detection result, At the end, the operator automatically displays the patient information of the next examinee on the display device without performing the operation of selecting the examinee ID of the next examinee. Since the next imaging is started after the information is confirmed, the operation of the operator can be reduced and the patient information can be switched reliably. Therefore, while reducing the operation of the surgeon and continuing the examination of other examinees without selecting the examinee ID as in the past, there is a discrepancy in the correspondence between the captured image and the examinee. Miss files that cause problems can be eliminated, and in particular, it is possible to prevent work errors at the time of group examinations where medical staff are extremely busy. Accordingly, there is no need to perform backtracking work at the time of image interpretation, and the work efficiency of medical staff can be improved.
[0093]
Furthermore, the present invention provides a display device for displaying patient information related to the examinee and a command unit for instructing the start and end of imaging by the imaging device in the examination room. The information can be confirmed, and further, the next inspection can be started on the spot. Therefore, it is possible to support the execution of inspection by a small number of people.
[0094]
In addition, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment, It is possible to implement with various forms. For example, instead of connecting to the examination reservation system, a terminal that manages the patient information and examination reservation information of the examinee is provided, so that the examinee list and patient information can be obtained via the network and displayed on the display device. You may decide to do it. In such a case, a means for acquiring patient information from an ID card, IC card, barcode or the like may be further provided. In addition, the present invention is not limited to fluoroscopy in an X-ray diagnostic apparatus, but imaging in the X-ray diagnostic apparatus, and further, mass examination performed using an image diagnostic apparatus such as an X-ray CT apparatus or a magnetic resonance imaging apparatus (MRI apparatus) It can also be applied to. Of course, the present invention is not limited to an image diagnostic apparatus for group examination, and it goes without saying that the present invention can also be applied to a normal diagnostic image diagnostic apparatus.
[0095]
【The invention's effect】
As described in detail above, it is the present invention. Or claim 2 According to the diagnostic imaging apparatus according to the present invention, as in the past, by continuing the examination of other examinees without selecting the examinee ID, there is a discrepancy in the correspondence between the captured image and the examinee. Miss files can be eliminated, and work errors can be prevented, especially during mass screenings where medical staff are extremely busy. Accordingly, there is no need to perform backtracking work at the time of image interpretation, and the work efficiency of medical staff can be improved.
[0096]
Further, the present invention is a claim. 2 According to the diagnostic imaging apparatus according to the present invention, at the end of imaging, the patient's patient information of the next examinee is automatically displayed without the operator inputting or selecting the next examinee ID Since it is displayed on the apparatus, the operation of the operator can be reduced.
[0097]
Furthermore, the present invention is a claim. 8 And claims 12 (Claims 9 And claims 10 The display device for displaying patient information related to the examinee and the command unit for instructing the start and end of imaging by the imaging device are provided in the examination room. Patient information can be confirmed while staying in the room, and further, the next examination can be started on the spot. Therefore, it is possible to support the execution of inspection by a small number of people.
[Brief description of the drawings]
[Figure 1] According to the present invention It is the systematic diagram which showed the schematic structure of the X-ray diagnostic apparatus.
FIG. 2 is a flowchart showing a procedure for performing a group medical examination.
FIG. 3 is a flowchart showing a processing procedure for operating / releasing an interlock circuit.
[Fig. 4] According to the present invention It is the systematic diagram which showed the schematic structure of the X-ray diagnostic apparatus.
FIG. 5 is a diagram showing a schematic configuration of a bed of the X-ray diagnostic apparatus according to the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing a procedure when performing an intravascular examination.
FIG. 7 is a diagram showing a list of examinees displayed on a display device.
8 is a diagram showing patient information displayed when a patient is selected in the patient list shown in FIG. 7. FIG.
FIG. 9 is a diagram showing a display example of “a warning display to the effect that a next visitor ID should be selected”.
FIG. 10 is a diagram showing a display example of “a warning display to the effect that the next examination start scheduled time for the next examinee has arrived”.
FIG. 11 is a flowchart showing a processing procedure for displaying a “warning that the scheduled examination start time for the next examinee has arrived”.
FIG. According to the present invention It is a time chart for demonstrating the flow of control when performing an intravascular test of an X-ray diagnostic apparatus.
FIG. 13 According to the present invention It is a time chart for demonstrating the other example of the flow of control in the case of performing an intravascular test of an X-ray diagnostic apparatus.
FIG. 14 According to the present invention It is the systematic diagram which showed the schematic structure of the X-ray diagnostic apparatus.
FIG. 15 is a flowchart showing a procedure when performing an intravascular examination.
FIG. 16 is a diagram illustrating a specific configuration example of an instruction unit.
FIG. 17 is a diagram illustrating a specific configuration example of a switching unit.
Claims (13)
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