JP4064673B2 - インストルメントパネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインストルメントパネルに関し、特にカーナビゲーション装置やテレビジョン装置などの車載電子機器又はその画像表示装置を配設するようにしたインストルメントパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車室前面のフロントウインドの下部には、インストルメントパネルが配設されている。一般に、インストルメントパネルの運転席の前部には各種メータ類や表示灯が配設された計器ユニットが配設され、中央部のセンタクラスタ部には、センターベントや空調操作ユニットやオーディオ装置が配設され、助手席の前部にはグローブボックスが配設されている。
【0003】
ところで、近年はカーナビゲーション装置やテレビジョン装置などの車載電子機器が搭載されることが多くなり、これらの車載電子機器をインストルメントパネルに組み込むことが要請されるようになっている。
【0004】
このような要請を満たす構成として、例えば特開2000−190755号公報には、インストルメントパネルに重量のある車載電子機器を組み付けるに当たり、車載電子機器をセンタークラスタ部の上部に配設するとともにインストルメントパネルの背部に配設されている強度部材であるピラーツーピラー部材にて支持する構成とし、かつセンターベントの左右一対のエア吹き出し口をセンタークラスタ部の上部両側に配設することで、車載電子機器とエア吹き出し口はほぼ同じ高さ位置に配設したものが開示されている。
【0005】
一方、軽自動車のような小型車両においては、例えば特開2000−233640号公報に開示されているように、車幅が小さいので、センタークラスタ部の上部には、センターベントの左右一対のエア吹き出し口が並列して配設されており、そのため車載電子機器を組み付ける際にはセンターベントの上部に配設する必要があり、その場合には、例えば図3、図4に示すように、インストルメントパネル及びピラーツーピラー部材に連結されて上方に延設された補強部材にて重量のある車載電子機器を支持するように構成することになる。
【0006】
図3、図4において、31はインストルメントパネルで、コアパネル32とその車室側前面を覆うアウタパネル33にて構成されている。34はインストルメントパネル31の背部で、車幅方向に延びる強度部材としてのピラーツーピラー部材であり、その背部に空調ユニット35が配設されている。アウタパネル33の上部には、車載電子機器36の画面を視認する窓部37が形成され、その下方位置にセンターベントを構成する左右一対のエア吹き出し口38が形成されている。コアパネル32はこれらの窓部37及びエア吹き出し口38の配設領域にわたって大きく開口されている。
【0007】
コアパネル32には、窓部37より上部の上端位置とエア吹き出し口38より下部位置のそれぞれの左右両側の背面に取付ボス39a、39bが突設され、これら取付ボス39a、39b間にわたって左右一対の補強部材40a、40bが取付けられている。この補強部材40a、40bの下部寄りの中間部はピラーツーピラー部材34に設けられたブラケット41a、41bに連結されている。
【0008】
この補強部材40a、40bの上部寄りの中間部に、車載電子機器36の両側部に固着された取付フランジ42a、42bが取付けられ、その状態で車載電子機器36の表示画面36a、及び操作部36bが窓部37に臨むように構成されている。43は、空調ユニット35とエア吹き出し口38に配設された吹き出し部材44を接続するエアダクト、45はフロントウインド内面に沿って吹き出すエアを供給するエアダクトである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図3、図4に示したような構成では、左右一対の補強部材40a、40bやブラケット41a、41bが必要となるとともに、これらの部品を取付けるとともに相互に連結する工程が必要となり、部品及び組み付け工数が増加してコスト高になるとともに、重量も大きくなるという問題がある。
【0010】
また、補強部材40a、40bをインストルメントパネル31とピラーツーピラー部材34に締結固定しているので、インストルメントパネル31をエアダクト43、45を予め組み付けたサブアセッブリの状態で車体に対して着脱することが困難で、組み付け作業性が悪くなるという問題がある。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、車載電子機器を配設できかつその支持構成のための部品コスト及び重量の増加を軽減でき、また組み付け作業性も良いインストルメントパネルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のインストルメントパネルは、センタークラスタ部の上部に車載電子機器と左右一対の吹き出し口を有するセンターベントとを配設するようにしたインストルメントパネルにおいて、車載電子機器配置開口の下縁を画する棚部を介してその下部にセンターベント用開口を設け、棚部の車幅方向中央部に、センターベントの左右一対の吹き出し口に接続される2本のエアダクトの間を通して下方に延出されてピラーツーピラー部材に連結される1つのブラケット部を設け、前記2本のエアダクトの上にまたがって配置される車載電子機器を前記1つのブラケット部を介してピラーツーピラー部材で支持するものであり、車載電子機器をセンターベントの左右一対の吹き出し口の上部に配設することができ、かつその車載電子機器はその配置開口の下縁を画する棚部の車幅方向中央部に設けられた1つのブラケット部を介してピラーツーピラー部材にて支持されるので強固に支持することができ、またインストルメントパネルとエアダクトをサブアッセンブリの状態にして車体に対して着脱することができ、車載電子機器を配置するようにしてもインストルメントパネル部の組み付けを容易に行うことができる。
【0013】
また、断面形状が曲面又はボックス状のブラケット部を一体的に設けると、ブラケット部を一体的に設けることで部品をさらに少なくできるとともにブラケット部の剛性を高くできて、車載電子機器を強固に支持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のインストルメントパネルの一実施形態について、図1、図2を参照して説明する。なお、以下の説明でインストルメントパネルを対象とする時には、車体の前方と後方とは逆になるが、車室側を前面、車室側とは反対側を背部として説明する。
【0015】
1はインストルメントパネルで、コアパネル2とその車室側の前面を覆うアウタパネル3にて構成されている。コアパネル2には、図2に示すように、車幅方向中央部のセンタークラスタ部4の最上部に車載電子機器配置開口5が、その下部にセンターベント用開口6が、その下部に空調操作ユニット配置開口7が、さらにその下部にオーディオ機器配置開口8が形成されている。運転席の前部の上部には計器ユニット配置空間9が、その下部にステアリング用開口10が形成され、助手席の前部の上部にはエアバッグ配置開口11が、その下部にグローブボックス配置開口12が形成されている。
【0016】
センタークラスタ部4において、車載電子機器配置開口5の下縁は、棚部13にてその下部のセンターベント用開口6と画されている。この棚部13は、車室側の前縁部に、ヘの字状に屈曲された屈曲部13aが形成されるとともにその下面に適当間隔おきに複数の補強リブ13bが形成されて棚部13の強度と剛性が確保されている。棚部13の車幅方向中央部に、断面形状が半円状ないし馬蹄形状でその先端に取付底板14aを有するブラケット部14が、背部に向けて斜め下方に一体的に延設されている。ブラケット部14の断面形状はボックス状であってもよい。
【0017】
15はインストルメントパネル1の背部に車幅方向に配設された強度部材としてのピラーツーピラー部材であり、その車幅方向中央部にブラケット部14を連結するための座部15aが設けられ、この座部15aに植立されたボルト16aとナット16bにてブラケット部14の取付底板14aが連結固定されている。
【0018】
17は、ピラーツーピラー部材15の背部に配設された空調ユニットであり、この空調ユニット17からセンターベント用開口6に向けてエアダクト18a、18bが延出されている。このエアダクト18a、18bはブラケット部14の左右両側を通過するように左右に分岐されており、それぞれの先端部がアウタパネル3に設けられたセンタベント用の左右一対の吹き出し口19a、19bに装着された吹き出し部材20a、20bに接続されている。
【0019】
車載電子機器配置開口5には、カーナビゲーション装置などの車載電子機器21が挿入配置され、その両側面に設けられた取付部が車載電子機器配置開口5の両側に設けられた取付フランジ部22に締結固定されて車載電子機器21がコアパネル2に取付けられている。その状態で、車載電子機器21の前面がアウタパネル3に設けられた窓部23に臨むように構成されている。
【0020】
以上の構成によれば、車載電子機器21をインストルメントパネル1のセンタークラスタ部4の上部におけるセンターベント用の左右一対の吹き出し口19a、19bの上部に配設しているので、軽自動車などの車幅の小さい小型車においても運転席からも見やすい状態で車載電子機器21を配設することができ、かつその車載電子機器21は車載電子機器配置開口5の下縁を画する棚部13に設けられたブラケット部14を介してピラーツーピラー部材15にて支持されているので、別途に支持部材や補強部材を用いることなく、強固に支持することができる。従って、車載電子機器21の支持構成のための部品コスト及び重量の増加を軽減できる。
【0021】
また、断面形状が曲面又はボックス状のブラケット部14をコアパネル2に一体的に設けているので、部品をさらに少なくできるとともにブラケット部14の剛性を高くできて、車載電子機器21を強固に支持することができる。
【0022】
また、インストルメントパネル1のコアパネル2とセンターベント用のエアダクト18a、18b及び他のベント用のエアダクトとを予め組み付けてサブアッセンブリとした状態で車体側に組み付け、その後車載電子機器21を取付けた後、アウタパネル3を組み付けることで、インストルメントパネル1の組み付けが完了する。従って、車載電子機器21を配置するようにしてもインストルメントパネル1の組み付けを容易に行うことができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明のインストルメントパネルによれば、以上のように車載電子機器配置開口の下縁を画する棚部を介してその下部にセンターベント用開口を設け、棚部の車幅方向中央部に、センターベントの左右一対の吹き出し口に接続される2本のエアダクトの間を通して下方に延出されてピラーツーピラー部材に連結される1つのブラケット部を設け、前記2本のエアダクトの上にまたがって配置される車載電子機器を前記1つのブラケット部を介してピラーツーピラー部材で支持するので、車載電子機器をセンターベントの左右一対の吹き出し口の上部に配設することができ、かつその車載電子機器はその配置開口の下縁を画する棚部に設けられたブラケット部を介してピラーツーピラー部材にて支持されるので強固に支持することができ、またインストルメントパネルとエアダクトをサブアッセンブリの状態にして車体に対して着脱することができ、車載電子機器を配置するようにしてもインストルメントパネルの組み付けを容易に行うことができる。
【0024】
また、断面形状が曲面又はボックス状のブラケット部を一体的に設けると、ブラケット部を一体的に設けられることで部品をさらに少なくできるとともにブラケット部の剛性を高くできて、車載電子機器を強固に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のインストルメントパネルの配設状態の要部構成を示す縦断側面図である。
【図2】同実施形態のインストルメントパネルのコアパネルの斜視図である。
【図3】従来例のインストルメントパネルの配設状態の要部構成を示す縦断側面図である。
【図4】同従来例の車載電子機器の支持構成の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル
4 センタークラスタ部
5 車載電子機器配置開口
6 センターベント用開口
13 棚部
14 ブラケット部
15 ピラーツーピラー部材
18a、18b エアダクト
19a、19b 吹き出し口
21 車載電子機器
Claims (2)
- センタークラスタ部の上部に車載電子機器と左右一対の吹き出し口を有するセンターベントとを配設するようにしたインストルメントパネルにおいて、車載電子機器配置開口の下縁を画する棚部を介してその下部にセンターベント用開口を設け、棚部の車幅方向中央部に、センターベントの左右一対の吹き出し口に接続される2本のエアダクトの間を通して下方に延出されてピラーツーピラー部材に連結される1つのブラケット部を設け、前記2本のエアダクトの上にまたがって配置される車載電子機器を前記1つのブラケット部を介してピラーツーピラー部材で支持することを特徴とするインストルメントパネル。
- 断面形状が曲面又はボックス状のブラケット部を一体的に設けたことを特徴とする請求項1記載のインストルメントパネル。
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