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JP4065092B2 - 蛍光ランプソケット - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は蛍光ランプを介在させて一対のソケットを向かい合わせて使用する蛍光ランプソケット(以下、ソケットと略称する。)に関し、より詳細にはこの種ソケットの導電片とランプピンの接触手段の改良創作に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のソケットとしては、図10に示すようにランプLの端部を受け止めると共にランプピンLPが貫通すべきピン孔53を設けた受け板52を、ソケット50正面に設けた開口51の裏側からあてがい、後端をソケットに固定した板バネ状の導電片54の先端の当接部によりこの受け板のピン孔付近を押圧するものが公知である。そして、この種ソケットにおいては、ピン孔にランプピンを挿入してランプの端部をソケットの受け板に押圧した状態で、ランプは向かい合わせられた一対のソケット間に挟持されるものであり、この際、ピン孔を貫通したランプピンの端部が受け板をソケット内壁に対し押圧している導電片の当接部に当接することにより、ランプピンと導電片の導通が図られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のソケットにおけるランプピンと導電片の接触方式は突き合わせ接触方式と呼ばれるものであるが、導電片が接触するのはランプピンの端部のみなので、製造工程上のばらつきによりランプピンの端部に凹凸がある場合は接触面積が小さくなり導通が不安定になるおそれがあった。
【0004】
又、ランプの装着前は導電片は受け板を押圧しているが、ランプの装着後は受け板のピン孔を貫通したランプピンが受け板を当接するので、本来ランプの端部を押圧すべき受け板がその機能を果たさなくなるおそれがあり、受板を押圧すべきコイルバネ(図10においては図示を省略)を別途設けなくてはならない問題もあった。
【0005】
ところで、国内の一般施設用照明器具に使用する蛍光ランプソケットにおいては古くから上記のような可動する受け板と突き合わせ接触方式の導電片を組み合わせたものが広く普及している。一方、外国ではランプピンと導電片の接触方式はこのような突き合わせ接触方式でなく、一対の板面同士が対向する受け片にランプピンを差し込む方式(差し込み接触方式)を採用しており、近年の国際規格整合の流れからわが国のソケットもこの方式への転換が迫られている。
【0006】
図11に上記の差し込み接触方式のソケットの一例を示すが、ここではソケット60の端面に設けた一端が開口したスリット62内に差し込み接触部61を設け、ランプLはそのランプピンLPをこのスリットの開口から挿入して、更にスリットに沿って差し込み接触部61へ滑り込ませる構成を採用している。ここから明らかなように、差し込み接触方式を採用したソケットにおいてはソケットの端面(受け板)はわが国で普及している前記のソケットのように可動しない。
【0007】
従って、現在普及している可動する受け板と突き合わせ接触方式の導電片を組み合わせたソケットを、上記のような固定した受け板と差し込み接触方式の導電片を組み合わせたソケットに切り換えた場合、受け板が全長方向に可動するソケットを前提として設定していた照明器具のソケット取付のためのモジュール寸法を変更しなくてはならない事態が生じ、そのための改造費用等の新たなコストを要する問題が生じることとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は以上の従来技術の問題を解消した蛍光ランプソケットを提供することを目的としたものであり、ランプの端部を受け止めると共にランプピンが貫通すべきピン孔を設けた受け板をソケット正面に設けた開口の裏側からあてがい、後端をソケットに固定した板バネ状の導電片の先端の当接部によりこの受け板のピン孔付近をソケット内壁に対し押圧すべきソケットにおいて、ランプピンの直径より幅狭な間隔をもって一対の板面同士が対向する受け片からなり、ランプピンをこの受け片に差し込み可能な差し込み接触部を導電片の当接部に設けた基本構成を有する。
【0009】
この発明は、上記の蛍光ランプソケットにおいて、導電片の先端に導電片の本体の巾より幅狭な突出部を片側に寄せて設けると共に、この突出部の開始箇所より導電片の本体側に所要寸法後退した箇所に突出部の巾に応じた巾方向の切れ目を設けることにより、切れ目から突出部先端にかけた箇所を差し込み接触部構成部分とし、この差し込み接触部構成部分を導電片の全長方向の折れ目に沿って導電線の板面と直角に引き起し、更に中途部分からU字状に折り返すことにより差し込み接触部を構成することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の蛍光ランプソケットの具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1及び2はこの発明の蛍光ランプソケットの一例を示す一部切り欠き斜視図である。図中符号10はソケット本体であり、この本体10は背面を開放したケース状に構成されると共に、正面には受け板20を裏側からあてがうことにより露出させる開口11が設けられる。
【0011】
受け板20はランプLの端部を受け止めるための機能を果たすものであり、中央にランプピンLPが貫通すべき一対のピン孔21、21が設けられると共に、周側にはソケット本体10の開口11の裏側からあてがった際の抜け止めとするための張り出し22が設けられる。
【0012】
一方、図中符号30は上記のソケット本体10の背面の開放箇所に被蓋される蓋体であり、この実施例においては導電片はこの蓋体と本体10間に挟持固定される。
【0013】
図中符号1は導電片である。この導電片1は弾性素材により板バネ状に構成されるものであり、逆V字状に折り曲げた後端6をソケット本体10と蓋体30間に挟持することによりソケットへの固定手段とすると共に、先端を上方に引き上げて受け板20への当接部2とする(図3及び4参照)。
【0014】
上記の導電片1の先端には差し込み接触部Tが設けられ、これがこの発明を特徴付ける(図7参照)。ここでは差し込み接触部Tは導電片1と一体に構成されるものであり、次の工程によって得られる。
▲1▼先ず、導電片1の先端に導電片の本体の巾より幅狭な突出部3を片側に寄せて設けると共に、この突出部の開始箇所より導電片の本体側に所要寸法後退した箇所に突出部の巾に応じた巾方向の切れ目4を設けることにより、切れ目から突出部先端にかけた箇所を差し込み接触部構成部分Tとする(図8参照)。
▲2▼次いで、この差し込み接触部構成部分Tを導電片1の全長方向の折れ目5に沿って導電線の板面と直角に引き起し、更に中途部分からU字状に折り返すことにより差し込み接触部Tを構成する。
【0015】
上記の差し込み接触部Tの構成においては、差し込み接触部は導電片1と一体に材料から切り出されるばかりでなく、図9に示すように2枚以上の導電片を切り出す際には互いの突出部3同士を対向させることにより、突出部の片側の空白部分がもう一枚の導電片の突出部により埋められることになり材料ロスが最小限に抑えられることとなる。
【0016】
尚、ソケットへ固定される導電片1の後端6は外部の電線に接続され、その手段は任意であるが、ここではソケット本体10の正面に設けた電線挿入孔12より挿入される電線Cの先端を導電片1の後端6の先端とソケット本体の内壁間に挿入する即結端子形式のものを例示している(図1、2、7参照)。
【0017】
【発明の効果】
以上の構成よりなる、この発明の蛍光ランプソケットは次の特有の効果を奏する。
▲1▼ランプピンの端部と導電片の当接でなく、ランプピンを導電片に設けた差し込み接触部に差し込むことにより導通を実現するので、製造工程上のばらつきによるランプピンの端部の凹凸にかかわらず常に良好な導通が実現される。
▲2▼ランプピンは導電片に設けた差し込み接触部に差し込まれる結果、ランプ装着時においても導電片の当接部は受け板を押圧するので(図4参照)、ランプの確実な挟持が実現され、受け板を押圧するための補助のコイルばねが不要となりソケットの構造を簡素化することが可能となる。
▲3▼差し込み接触方式を採用しながら、受け板は従来通り可動するので、受け板が全長方向に可動するソケットを前提として設定していた照明器具のソケット取付のためのモジュール寸法を変更せずに、国際規格に沿った差し込み接触方式のソケットに切り換えることが可能となり照明器具の改造が不要となる。
▲4▼第2発明のような導電片とした場合には、導電片と差し込み接触部が一体化されて電気的接触信頼性が確保され、しかも、導電片の材料からの切り出し時に材料ロスが生じることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の蛍光ランプソケットの一部切り欠き斜視図。
【図2】 この発明の蛍光ランプソケットの受け板が後退した状態を示す一部切り欠き斜視図。
【図3】 この発明の蛍光ランプソケットの断面図。
【図4】 この発明の蛍光ランプソケットの受け板が後退した状態を示す断面図。
【図5】 この発明の蛍光ランプソケットを背面から観察した斜視図。
【図6】 この発明の蛍光ランプソケットを正面から観察した斜視図。
【図7】 この発明の蛍光ランプソケットの導電片の斜視図。
【図8】 この発明の蛍光ランプソケットの導電片の展開状態の要部の平面図。
【図9】 この発明の蛍光ランプソケットの導電片の切り出し前の要部の平面図。
【図10】 従来技術の蛍光ランプソケットの斜視図。
【図11】 異なる従来技術の蛍光ランプソケットの正面図。
【符号の説明】
L ランプ
LP ランプピン
T 差し込み接触部
1 導電片
2 当接部
10 ソケット本体
11 開口
20 受け板
21 ピン孔

Claims (1)

  1. ランプ(L)の端部を受け止めると共にランプピン(LP)が貫通すべきピン孔(21)を設けた受け板(20)をソケット正面に設けた開口(11)の裏側からあてがい、後端をソケットに固定した板バネ状の導電片(1)の先端の当接部(2)によりこの受け板(20)のピン孔付近をソケット内壁に対し押圧すべきソケットにして、ランプピン(LP)の直径より幅狭な間隔をもって一対の板面同士が対向する受け片からなり、ランプピンをこの受け片に差し込み可能な差し込み接触部を導電片(1)の当接部(2)に設けた蛍光ランプソケットにおいて、導電片(1)の先端に導電片(1)の本体の巾より幅狭な突出部(3)を片側に寄せて設けると共に、この突出部(3)の開始箇所より導電片の本体側に所要寸法後退した箇所に突出部(3)の巾に応じた巾方向の切れ目(4)を設けることにより、切れ目(4)から突出部(3)先端にかけた箇所を差し込み接触部構成部分(T)とし、この差し込み接触部構成部分(T)を導電片(1)の全長方向の折れ目(5)に沿って導電(1)の板面と直角に引き起し、更に中途部分からU字状に折り返すことにより差し込み接触部を構成したことを特徴とする蛍光ランプソケット。
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