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JP4069719B2 - 遊技機用制御装置 - Google Patents
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技店に敷設された遊技機監視ネットワークとの協動により遊技機への不正行為を監視しつつ遊技機を制御する遊技機用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パチンコ機などの遊技機は電子化が広範に進められており、特定の入賞口への入賞に伴って多桁の数字が一定時間回転し、多桁の数字の組み合わせが特定の場合に、入賞口の可動片が入賞しやすい位置に移動するといった制御が行なわれている。こうした遊技条件は、遊技プログラムとしてプログラム化され、不揮発的にプログラムを記憶する外部記憶素子としてのROMあるいは遊技機制御素子としてのCPU内蔵ROMに記憶、供給されている。そして、CPUを中心とする遊技機制御素子は、これらの記憶手段に記憶された遊技プログラムを適宜読み込み、実行することで、遊技機の制御を行なっている。すなわち、遊技機制御素子と記憶手段との組み合わせからなるこの種の遊技機用制御装置は、記憶手段に記憶される遊技プログラムの遊技条件、例えばパチンコ装置であれば変動入賞の確率などに基づいて作動するため、この遊技プログラムを改竄して不当遊技を行なう不正が可能となる。
【0003】
この様な遊技プログラムの改竄に対処するために、例えば特開平9−56878号公報に開示されるように、遊技機用制御装置を構成する遊技機制御素子搭載の制御基板やネットワーク通信用の制御基板など複数の制御基板毎に識別コードを付与すると共に、遊技機用制御装置を遊技店に敷設された遊技機監視ネットワークに接続し、このネットワークを介しての識別コード確認などの真正照合を行なっている。そして、この真正照合が正常に行なわれたときのみ、遊技機用制御装置が遊技機の制御を開始している。この技術によれば、遊技プログラムの改竄や制御回路の取り替えなどといった不正行為を確実に回避することができ、遊技店経営の健全化に寄与することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遊技機用制御装置は、高度化、複雑化する不正行為への対処に主眼をおくがあまりに、遊技機用制御装置そのものの取り扱いに非常な不便を来たしていた。
【0005】
遊技機用制御装置の本来的な機能は、所定の遊技プログラムに則って遊技機を制御することである。しかし、従来の遊技機用制御装置は、その本来的な機能を稼働させるための条件として、遊技機監視ネットワークへの接続およびこのネットワークを介しての真正照合が必要となる。このため、遊技機用制御装置を構成する複数の制御基板の製造時、遊技機用制御装置として複数の制御基板を組み上げたときの動作確認時、遊技機用制御装置の出荷時および遊技機用制御装置の遊技店設置時など、製品製造や納品時に一般的に行なうべき動作確認が困難となってしまった。
【0006】
製品仕様を満足する遊技機用制御装置の安定供給は、機器メーカーの必須的義務であり、そのためには少なくとも遊技機用制御装置の遊技店設置時あるいは製品出荷時の動作確認が不可欠である。また、前述のように遊技機用制御装置は高精度の情報機器であるため、製造歩留まり率を向上させるためには制御基板毎や制御基板組み上げ時などのきめ細かな機能チェックも不可欠である。
【0007】
従来の遊技機用制御装置は、不正監視機能の強化に伴って上記の基本的な製品機能管理が不能となり、これらを両立することができないのである。なお、基板上にテストボタン等を設け、出荷時には、このテストボタンを押して監視機能を解除するといった手法を採用することは容易であるが、この場合には、ホールに設置された後で、テストボタンを押したままにし、監視機能を解除して遊技するという不正が行なわれてしまう。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされ、遊技店に敷設された遊技機監視ネットワークとの協動により遊技機への不正行為を監視しつつ遊技機を制御する遊技機用制御装置でありながら、製品製造時や納品時において簡単にその動作確認ができる優れた遊技機用制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の遊技機用制御装置は、
遊技店に敷設された遊技機監視ネットワークに接続され、該遊技機監視ネットワークとの協動により遊技機への不正行為を監視しつつ前記遊技機を所定の遊技プログラムに則って制御する遊技機用制御装置において、
前記不正行為を監視する監視機能の少なくとも一部の中断を行なわせる中断条件が成立しているか否かをフラグにより不揮発的に記憶する中断条件記憶手段と、
前記遊技機への電源が投入されたとき、前記フラグに基づいて、前記中断条件が成立していると判断された場合には、該電源の投入を起点として所定期間、前記不正行為の監視機能の少なくとも一部を中断させる監視機能中断手段と、
前記監視機能中断手段による不正行為の監視機能の中断が所定回数実行されたとき、前記中断条件が不成立となるように前記フラグを書き換える中断終了手段と
前記書き換えられたフラグを、所定の条件でリセットするリセット手段と
を備えことを要旨とする。
【0010】
本発明である遊技機用制御装置は、フラグにより不揮発的に記憶された中断条件が成立しているとき、電源の投入を起点として所定期間、不正行為の監視機能の少なくとも一部が中断される。従って、監視機能中断手段により一時的に不正行為の監視機能の少なくとも一部が中断されたとき、遊技機用制御装置の動作確認を行なうことができる。また、この監視機能の中断は、遊技機用制御装置の動作確認が必要な場合、動作確認に不具合を与える監視機能に限って行なうものとすれば、遊技機への不正行為の監視に不都合を与えることもない。これにより、本発明の遊技機用制御装置は、遊技店に敷設された遊技機監視ネットワークとの協動により遊技機への不正行為を監視しつつ、製品製造時や納品時において簡単にその動作確認を行なうことができる。
【0011】
なお、こうした中断条件は、電源投入直後に1回だけ、かつ所定時間のみ成立するものとすれば、電源の入り切りして不正を繰り返すことは困難となる。さらに、中断条件として、予め定めた期間内に成立する回数を所定回数以内に制限すれば、電源の入り切りを繰り返して不正を継続することも不可能となる。一定期間内に複数回、電源が入り切りされた場合には、もはや中断条件を成立させないからである。また、この期間を、遊技装置またはその制御基板の組立後の最初の電源投入からカウントするものとし、基板組み上げ時、製品出荷時、遊技店でのネットワーク接続時など、遊技機用制御装置の動作確認が必須である回数に制限することも有用である。こうすれば、遊技装置が正常に組み立てられ、正規に備え付けられて検査が終了したあとは、もはや監視機能中断手段は動作せず、監視機能を解除して不正を行なうことは不可能となる。なお、正常に設置される場合に想定される動作確認の回数よりも、数回余分な回数に制限し、中断条件の成立に予備を持たせることも現実的である。また、一日に1回と言った制限を持たせることも有用である。遊技装置を設置したホールなどでは、一日1回、出玉の調整等を含めて遊技装置の調整・検査などを行なうことも考えられる。こうした場合には、毎日1回だけ、監視機能を解除するという設定は有効である。なお、こうした場合の解除条件の成立の制限回数は、ホールでの使用の状況に合わせて最適値に設定すればよい。
【0012】
【発明の他の態様】
本発明は、次の様な態様も含んでいる。中断終了手段が作動する所定の終了条件として、中断条件成立時からの経過時間ばかりでなく、ネットワークからのコマンド入力あるいはこれらの組み合わせとしてもよい。この様な態様によっても、監視機能中断手段の動作を限定的に行なわせることができ、不正行為監視機能の中断を必要最小限度で行なうことができる。また、コマンド入力によって所定時間経過の前に人為的に不正行為の監視機能を回復させることができる。従って、例えば、遊技装置において中断条件の成立を許容する期間を計時しているタイマ等に不正な改造が施されて、この期間が無理矢理引き延ばされるといった不正に対して、ネットワーク側から、中断条件の成立を強制的に終了させることができ、好適である。
【0013】
また、監視機能中断手段が作動する所定の中断条件として、電源投入のみならず、ネットワークに接続するためのコネクタ接続時点を条件成立とする態様も考えられる。この様な態様とすれば、特別な操作を必要とせず、製品製造時や納品時における電源投入やネットワーク接続と同時に遊技機用制御装置の動作確認をすることができる。この場合には、中断条件の終了をネットワーク側から設定する上記構成と組み合わせることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、実施例である遊技機用制御装置20の電気回路ブロック図である。本実施例の遊技機用制御装置20は、図示しないパチンコ遊技機の裏面に取り付けられている。この遊技機用制御装置20は、遊技者が図示しない遊技用ハンドルを握って操作している間、パチンコ遊技機に備え付けられているパチンコ玉発射装置を制御して所定間隔でパチンコ玉を発射すると共に、そのパチンコ玉の入賞状況などを入賞センサなどのセンサ出力から入力し、その入力結果とプログラム化されている遊技ルールに基づいて電動役物,賞球排出機構及び液晶表示器を駆動制御する。これらの機能を実現するために本実施例の遊技機用制御装置20は、電動役物を駆動制御する役物制御回路22,所定間隔でパチンコ玉を発射する発射制御回路24,賞球を排出する排出制御回路26,液晶表示装置を駆動制御する画像表示回路28の4つの独立した回路ブロックの集合体として構成されている。各回路ブロック22〜28は、電源回路34から電源スイッチ32を介して、交流24Vの電源ラインが接続されている。本実施例では、各回路ブロック22ないし28は、図1に示したように、第1ないし第4ネットワークボード(以下、NWボードと呼ぶ)30が備えられ、このNWボード30を用い、電源ラインを介して、相互に信号をやり取りする構成を取っている。電源ラインを用いて信号をやり取りするため、NWボード30には、この電源ラインであるAC24Vから、送受信する信号の重畳・分離を行なう回路が設けられているが、これらの回路について、後述する。なお、専用の信号線により各回路ブロックを相互に接続し、データをやり取りできるよう構成しても良い。
【0015】
図2は、NWボード30の詳細な回路構成を示すブロック図である。本実施例のNWボード30は、後述するニューロンチップ30A,ニューロンチップ30Aの処理に必要なクロック信号を生成するクロック回路30B,ニューロンチップ30Aと外部ノードとの通信データを変調/復調するトランシーバ30C,電源ライン(AC24V)を介して外部ノードとの接続を行なうためのカップリグ回路30D,ニューロンチップ30Aの実行すべきプログラムが記憶されているROM30E,ニューロンチップ30Aのワークエリアとして利用されるRAM30F,NWボード30が搭載される各回路ブロック22ないし28の構成回路との双方向データ読み出し/書き込みを可能とするデュアルポートRAMであるDPRAM30G,これらの各素子を接続する内部バス30Hとから構成されている。
【0016】
ここでニューロンチップ30Aとは、7層ある通信プロトコルの第一、二層の処理を行なうメディアアクセスコントロール用のMACCPU30Aa,通信プロトコルの第三〜第六層までの処理を行なうネットワークCPU30Ab,ユーザーコードを実行するアプリケーションCPU(図面ではAPPLCPUと略記)30Ac,ワークエリアとして使用されるRAM30Ad,ネットワーク構成情報・アドレス指定情報・ニューロンチップ識別コード・ユーザー作成のアプリケーションコード及び後述する本実施例に特有のフラグFやカウンタCの情報を書き込み・記憶するEEPROM30Af,ネットワーク通信のインターフェイス処理を行なうネットワーク通信ポート30Ag,外部ハードウェアとの接続を行なうI/Oポート30Ah,これらの各構成素子を接続する内部バス30Aiとから構成される分散形知的制御ネットワークLANシステム用の集積回路である。
【0017】
このニューロンチップ30AのEEPROM30Afに記録されるニューロンチップ識別コードは、それぞれのチップ毎に異なって設定されており(例えば、0000〜0011)、この識別コードをそれぞれの回路ブロックで互いに通信し合うことで遊技機用制御装置20を構成する回路ブロックが真正なものであるか否かを判断することができる。また、遊技店のホールコンピュータが管理する遊技機監視ネットワークに遊技機用制御装置20を接続する際には、遊技店に特有の遊技機監視ネットワークの構成情報をEEPROM30Afのネットワーク構成情報として記録することができる。これによりニューロンチップ30Aは、遊技機用制御装置20を構成する各回路ブロックや遊技機用制御装置20が接続される遊技機監視ネットワークの真偽を判断するセキュリティチェックが可能となり、そのセキュリティチェックが不調に終わったときにはネットワーク機能を停止、すなわち遊技機用制御装置20の機能を完全に停止することができる。
【0018】
この様に構成される本実施例のNWボード30のROM30Eには、図3のフローチャートに示すセキュリティルーチンが記憶されている。このセキュリティルーチンは、NWボード30に電源が投入されたときからニューロンチップ30Aによって繰り返し実行されるものである。以下、このフローチャートに添ってNWボード30のセキュリティ機能について詳細に説明する。
【0019】
NWボード30に電源が投入されると、EEPROM30Afの所定アドレスに割り当てられているフラグFの値を読み込み(ステップS100)、その値が「1」であるか否かを判断する(ステップS102)。なお、ニューロンチップ30Aの製造時におけるフラグFの初期値は「0」である。従って、初回のNWボード30への電源投入時にはステップ102の判断は必ず「偽」となる。この場合には、タイマTを起動する処理を行なう(ステップS104)。タイマTは、クロック回路30Bのクロック周波数をカウントすることで経過時間を計測する。タイマTの起動後、通常の制御の処理を開始する(ステップS105)。したがって、この処理の後は、各回路ブロック22ないし28は、そのNWボード30を含めて、通常の動作モードに入り、検査や調整などの作業が可能となる。
【0020】
次に、このタイマTによる計測時間が10分を経過したか否かを判断し(ステップS106)、10分を経過するまで待機する。10分が経過すると、この処理の実行回数を示すカウンタCを値1だけインクリメントする処理を行なう(ステップS108)。このステップS108で扱うカウンタCは、EEPROM30Afの所定のアドレスに記憶されており、ニューロンチップ30Aの製造時におけ初期値は「0」である。続いて、そのカウンタCの値が3以上となったか否かを判断する(ステップS110)。そして、カウンタCが3以上となったときには、前述のフラグFを「1」にセットする処理を行なう(ステップS112)。すなわち、カウンタCの値は、NWボード30への電源投入回数を示しており、電源が3回投入されて、このカウンタCの値が3以上となったときにフラグFが値1にセットされるのである。換言すれば、NWボード30への通電が3回実行されるまでの間は、電源投入時から10分間だけは無条件に通常の制御が実行され、各回路ブロックの検査や調整が実行可能となるのである。
【0021】
以上の処理の後、セキュリティチェックの処理を行なう(ステップS200)。セキュリティチェックの処理とは、前述のように識別コードや遊技機監視ネットワークの構成情報を確認し、その確認が不調の際にはネットワークボードとしての機能を停止するものである。セキュリティチェックの処理により、各回路ブロック単体でのセキュリティチェックが完了し、問題がなければ、次に、各回路ブロックがネットワークに接続されているか否かの判断を行なう(ステップS250)。各回路ブロックがネットワークに接続されていれば、引き続き、ネットワーク機能を起動する処理を行なう(ステップS300)。なお、ネットワークに接続した時点で、ネットワークとしてのセキュリティチェックが行なわれる。
【0022】
以上説明したように、各回路ブロックは、製造後3回通電されるまでは、電源投入を起点として10分間だけセキュリティチェックを働かせることなく、通常の制御を実行する。ここで、セキュリティチェックが10分間だけ働かない回数を3回としたのは、(1)基板単体での検査、(2)遊技機用制御装置20としての検査・調整、(3)ネットワークに組み込まれた直後の検査・調整を対象とした想定したからである。製品の製造、組付けの工程に応じてのこの回数は設定すればよい。かかる想定された回数が経過すると、フラグFは値1に設定され、次に電源が投入された場合には、ステップS102での判断は、「YES」となるから、直ちにセキュリティチェックが開始されることになる。
【0023】
以上のように構成される本実施例の遊技機用制御装置20によれば、ニューロンチップ30Aの働きにより、遊技機用制御装置20を構成する各回路ブロック22〜28の何れかを交換、改造したり、遊技店のホールコンピュータが管理する遊技機監視ネットワークとの接続が遮断、変更された場合には、遊技機用制御装置20の機能が停止する。このため、回路ブロック22〜28の変更や遊技機監視ネットワークからの遮断などの不正を確実に検出することができる。また、この様なセキュリティチェック機能は、フラグFやカウンタCの働きによってNWボード30への電源投入回数が3回までの間は当初10分間だけは停止する。従って、各回路ブロック22〜28を製造したときの回路機能チェック、各回路ブロック22〜28を組み上げて遊技機用制御装置20として完成したときの製品チェック、そして遊技機用制御装置20を遊技店の遊技機監視ネットワークに接続した納入時機能チェックを円滑に行なうことができる。しかも、このセキュリティチェックの強制的な停止は、電源投入と同時に自動的に行なわれるため、何等の特別な処理を必要とせずに機能チェックを行なうことができる。また、このセキュリティチェック機能は、10分間だけ強制的に停止された後には自動的に復帰するため、セキュリティチェック機能を再起動することを忘れてしまう人為的なミスを排除することもできる。
【0024】
以上、説明したように、本実施例の遊技機用制御装置20は、遊技店に敷設された遊技機監視ネットワークとの協動により遊技機への不正行為を監視しつつ遊技機を制御する遊技機用制御装置でありながら、製品製造時や納品時において簡単にその動作確認ができる優れた遊技機用制御装置を提供することを目的としている。なお、本発明はこの様な実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本発明は、スロットマシン等、他の遊技機器の不正防止にも適用可能である。また、セキュリティチェック機能を停止する電源投入回数や経過時間などを固定することなく任意に設定可能としてもよく、遊技機監視ネットワークからのコマンド入力によってセキュリティチェック機能を復帰させるようにしてもよい。
【0025】
また、本実施例では、セキュリティチェックの解除を、製造後の3回に限って行なったが、一旦フラグFを値1に設定した後、数ヶ月毎にフラグを値0にリセットして、定期的なメンテナンスのみ可能とするといった構成を取ることも可能である。更に、一旦ネットワークに接続された後は、電源が投入される度に値1にセットされるフラグFを、ネットワーク側に設けられた管理装置等により値0にリセットするものとしてもよい。この場合には、ネットワークに接続された状態であれば、電源投入を起点とするセキュリティチェックの解除を何度でも実現することができる。ネットワークに接続され、上位の装置により管理されている状態であれば、セキュリティチェックをネットワーク側で行なうことができるので、電源投入後の所定期間、セキュリティチェックを解除しても、全体として高いセキュリティを維持できるからである。
【0026】
また、上記実施例では、電源投入直後から所定期間セキュリティチェックを解除したが、電源投入直後には一旦セキュリティチェックを行ない、その後、所定時間が経過してから、所定期間セキュリティチェックを解除するという態様も可能である。電源投入直後の所定期間セキュリティチェックが解除されていることが知られると、この期間を利用してプログラムなどを改竄する可能性も考えられるので、セキュリティチェックをはずす期間を電源投入直後からとはしないようにするのである。この場合、検査などを行なう者は、まず正規のROM等を組み付けた状態で電源を入れ、予め設定した時間が経過するのを計時し、その後、セキュリティチェックがはずれたことを確認して、ROMをはずし、検査用のROMなどに交換すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例である遊技機用制御装置のブロック図である。
【図2】そのNWボード30の詳細な電気回路ブロック図である。
【図3】そのNWボード30にて処理されるセキュリティルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
20…遊技機用制御装置
22〜28…回路ブロック
22…役物制御回路
24…発射制御回路
26…排出制御回路
28…画像表示回路
30…NWボード
30A…ニューロンチップ
30Aa…MACCPU
30Ab…ネットワークCPU
30Ac…アプリケーションCPU
30Ad…RAM
30Af…EEPROM
30Ag…ネットワーク通信ポート
30Ah…I/Oポート
30Ai…内部バス
30B…クロック回路
30C…トランシーバ
30D…カップリグ回路
30E…ROM
30F…RAM
30G…DPRAM
30H…内部バス
32…電源スイッチ
34…電源回路

Claims (4)

  1. 遊技店に敷設された遊技機監視ネットワークに接続され、該遊技機監視ネットワークとの協動により遊技機への不正行為を監視しつつ前記遊技機を所定の遊技プログラムに則って制御する遊技機用制御装置において、
    前記不正行為を監視する監視機能の少なくとも一部の中断を行なわせる中断条件が成立しているか否かをフラグにより不揮発的に記憶する中断条件記憶手段と、
    前記遊技機への電源が投入されたとき、前記フラグに基づいて、前記中断条件が成立していると判断された場合には、該電源の投入を起点として所定期間、前記不正行為の監視機能の少なくとも一部を中断させる監視機能中断手段と、
    前記監視機能中断手段による不正行為の監視機能の中断が所定回数実行されたとき、前記中断条件が不成立となるように前記フラグを書き換える中断終了手段と
    前記書き換えられたフラグを、所定の条件でリセットするリセット手段と
    を備える遊技機用制御装置。
  2. 前記フラグをリセットする所定の条件は、前記遊技機が前記遊技機監視ネットワークに接続された場合である請求項1記載の遊技機用制御装置。
  3. 前記フラグをリセットする所定の条件は、前記遊技機が前記遊技機監視ネットワークに接続され、該遊技機監視ネットワーク側から所定のコマンドが入力された場合である請求項1記載の遊技機用制御装置。
  4. 前記フラグをリセットする所定の条件は、前記フラグが書き換えられたから数ヶ月毎の定期メンテナンスの場合である請求項1記載の遊技機用制御装置。
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