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JP4072070B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動条件が成立することにより図柄変動表示器の図柄が変動表示され、所定図柄にて変動停止したときに大当たりが発生するパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特許第2915370号公報
【特許文献2】
特開2000−176113号公報
【特許文献3】
特開2002−177543号公報
【0003】
第1種パチンコ遊技機は、上記特許文献に示されたように、遊技盤面にカラー液晶表示器,CRT等の図柄変動表示器が設けられ、遊技者の打った遊技球がチューリップ型の始動口に入り始動条件が成立すると、該図柄変動表示器に1〜8の数字および☆◆◎○等の記号またはキャラクター等の図柄が夫々上下または左右に流れる如くに複数列(通常は3列)にて変動表示され、その表示変動は数秒後に停止し、その停止図柄が所定の確率(1/300程度)で偶然性をもって例えば「222」,「777」,「☆☆☆」のように同図柄となった場合に大当たりとなり、可変入賞装置(大入賞口)の開閉扉がソレノイドの作動により開成状態となり、その開成状態の可変入賞装置に打球が所定個数(通常は10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常は30秒)が経過すると、いわゆる第1ラウンドが終わって該可変入賞装置は一旦は閉じるが、この第1ラウンド中に該可変入賞装置内に設けられている継続入賞口(Vゾーン)に打球が入球していた場合には第2ラウンドが始まってすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、開成状態となった可変入賞装置にまた打球が所定個数(通常10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常30秒)が経過すると、第2ラウンドが終わって該可変入賞装置はまた閉じるが、その第2ラウンド中にまた継続入賞口に打球が入球していた場合には第3ラウンドが始まりすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、こうして各ラウンド中に継続入賞口に打球が入賞したことを条件として最終ラウンド(通常第16ラウンド)になるまで該可変入賞装置が継続的に開かれ、このような大当たり動作中に多数の景品球を取得できることから遊技者に多くの利益がもたらされるように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のパチンコ遊技機では、大当たりか、或いはハズレかの決定、および大当たりとする場合の停止図柄の決定は、始動条件成立時、即ち、遊技球が始動口に入ったときに取得される乱数によりランダムに行われるものであった。このため、遊技者は遊技中に常にハズレ図柄を見ていても大当たり図柄を連想,示唆させるようなことはなく、大当たりに対する期待感も面白みも削がれるものであった。
【0005】
そこで本発明は、大当たりとする場合の停止図柄を決定するにあたり、いままでのハズレであった図柄との関連を持たせることにより、興趣に富んだ遊技がなされるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、始動条件の成立により図柄変動表示器に複数の図柄が複数列にて変動表示され、始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値であると判定された場合に各列が同図柄にて変動停止し大当たりが発生するパチンコ遊技機において、始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値でなく図柄変動表示器の各列が同図柄にて変動停止しなかったとき該図柄変動表示器の少なくとも1列の停止図柄の停止回数を図柄ごとに累積記憶する停止図柄カウント手段を設け、該停止図柄カウント手段に記憶された停止回数のうち最も多い停止回数の図柄が大当たり発生時の停止図柄に決定されるようにするとともに、該決定がされた後に該停止図柄カウント手段の記憶が消去されるようにしたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、始動条件の成立により図柄変動表示器に複数の図柄が複数列にて変動表示され、始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値であると判定された場合に各列が同図柄にて変動停止し大当たりが発生するパチンコ遊技機において、始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値でなく図柄変動表示器の少なくとも2列が同図柄にて変動停止したときにその停止回数を図柄ごとに累積記憶する停止図柄カウント手段を設け、該停止図柄カウント手段に記憶された停止回数のうち最も多い停止回数の図柄が大当たり発生時の停止図柄に決定されるようにするとともに、該決定がされた後に該停止図柄カウント手段の記憶が消去されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は上記パチンコ遊技機において、停止図柄カウント手段に記憶された図柄ごとの停止回数を表示する手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面に従い説明する。図1はこのパチンコ遊技機における遊技盤1の概略を示す正面図で、図中、2は該遊技盤1上に設けられたカラー液晶表示器からなる図柄変動表示器、3,4は両袖部普通入賞口、5はソレノイドにより一対の羽根が開閉動し得るように設けられたチューリップ型の始動口、6は天入賞口である。7は該始動口5の下方に設けられた大きな長方形状の大入賞口からなる可変入賞装置で、該可変入賞装置にはソレノイドの作動により開閉動する開閉扉8が設けられている。
【0012】
図2は上記図柄変動表示器2を作動させる制御系の概略を示したブロック図で、10はCPU,ROM,RAM等からなる主基板、11はCPUおよびVDP(ビデオディスプレイプロセッサ),画像ROM,画像RAM等からなる図柄制御基板で、該図柄制御基板は該主基板からの指令により画像ROMから図柄パターンを選択し、図柄変動表示器2に画像表示すべき図柄変動パターンを作成する。また、12は前記始動口5に設けられ入賞球検出信号を該主基板10に送る入賞球検出スイッチである。なお、主基板10にはその他の入賞球検出スイッチ、前記開閉扉8を開閉するソレノイド、音声制御基板、賞球払出基板(いずれも図示省略)等の周辺機器が接続される。
【0013】
そして、主基板10は、入賞球検出スイッチ12からの入賞球検出信号を受けて乱数を取得し、その乱数を判定することにより「大当たり」または「ハズレ」を決定する当否判定手段と、「ハズレ」時に同じく乱数を判定することにより図柄変動表示器2に表示すべきハズレ図柄を決定するハズレ図柄決定手段と、後述する停止図柄カウント手段と、「大当たり」時に後述する手順に従い図柄変動表示器2に表示すべき大当たり図柄を決定する図柄決定手段と、大当たり動作制御手段とをいずれもROMに格納されたプログラムを実行することにより具備し得る。
【0014】
次に請求項1および請求項3,4に記載のパチンコ遊技機の作動を図3のフローチャートに従い説明する。ステップaにて始動口5への入賞が検知され始動条件が成立すると、ステップbにて乱数を取得し、ステップcでその取得乱数が所定の大当たり値であるか否かを判定する。大当たり値でなかった場合はステップdに移行し、ハズレ図柄を選択し、図柄制御基板11にそのハズレ図柄の変動パターンを図柄変動表示器2に画像表示する指令を出す。このため図柄変動表示器2には、例えば「1,2,3,4,5,6,7,8,☆,◆,◎,○」の図柄を上下に流れる如くに3列にて変動表示され、その数秒後に左列,右列,中列の順に変動が停止され、例えば「6◆2」のような停止図柄が表示されることでハズレ表示がなされる。
【0015】
そしてステップeにてその左列の停止図柄である「6」を停止図柄カウント手段に記憶する。この停止図柄カウント手段は、表1に例示したように、左列の停止図柄を図柄ごとに累積記憶するものである。
【0016】
【表1】
Figure 0004072070
【0017】
一方、取得乱数がステップcにて大当たり値であると判定された場合は、ステップfに移行し、停止図柄カウント手段に記憶された停止回数のうち最も多い停止回数の図柄を大当たり発生時の停止図柄とするよう決定する。即ち、表1の例では停止回数が22回と最も多い「7」を大当たり図柄に決定し、図柄制御基板11に「777」の大当たり図柄の変動パターンを図柄変動表示器2に画像表示する指令を出す。そうすると、図柄変動表示器2に「1,2,3,4,5,6,7,8,☆,◆,◎,○」の図柄が上下に流れる如くに3列にて変動表示され、その数秒後に左列,右列,中列の順に変動を停止し、3列とも「7」の同図柄、即ち、「777」を停止図柄とすることで大当たりが発生したことを表示する。そしてステップhにて停止図柄カウント手段の記憶を消去、即ち、全図柄とも0回にする。そしてステップiにて、ソレノイドの作動により可変入賞装置7の開閉扉8を繰り返し継続的に開放し多数の遊技球を入賞可能にする大当たり処理をする。なお、上記ステップhにおける記憶の消去は、大当たりを発生させた図柄のみを0回にし、他の図柄については記憶を消去することなく、以降の遊技でも累積されるようにしてもよい。
【0018】
このように、停止図柄カウント手段に記憶された停止回数に基づき、ハズレ時に多数回停止していた図柄にて大当たりが発生するようにしたことで、遊技者からは次に大当たりとなる図柄が予感され、実際にその図柄での大当たりが生じることとなるので、興趣に富んだ遊技が可能となる。なお、大当たり図柄を常に上記方法によって決定する必要はなく、時折このように決定されるようにしてもよい。また、累積記憶する図柄は必ずしも上記のように左列の停止図柄でなくてもよいことは勿論である。
【0019】
また、累積記憶する図柄をいわゆるリーチ図柄とするのも効果的である。請求項2に記載のパチンコ遊技機は、停止図柄カウント手段によっていままでハズレであったリーチ図柄を累積記憶するもので、図柄変動表示器2の少なくとも2列が同図柄にて変動停止したとき、停止図柄カウント手段にその停止回数を図柄ごとに累積記憶する。例えば停止図柄が「686」であったとき停止図柄カウント手段に「6」をリーチ図柄であったことを記憶し、「464」が停止図柄であったときは「4」をリーチ図柄であったことを記憶し、表2に例示したように図柄ごとにそのリーチ図柄を累積記憶する。
【0020】
【表2】
Figure 0004072070
【0021】
そして、この停止図柄カウント手段に記憶されたリーチ図柄の停止回数に基づき、より多くリーチ状態をもたらした図柄にて大当たりが発生するようにする。表2の例では「6」が最多であるので大当たり図柄として「666」が選択される。こうすることで遊技者は、より多くリーチとなった図柄での大当たりが予感されるようになることから興趣に富んだ遊技を可能にする。
【0022】
また、停止図柄カウント手段に記憶された図柄ごとの停止回数を例えば図柄変動表示器2に表示する手段を設け、上記表1および表2に示したような情報を遊技者に提供することにより、この累計を見たうえで次に来る大当たりの図柄を遊技者に予想させるようにすることも可能であり、これによって期待感はさらに高揚する。
【0023】
【発明の効果】
このように本発明は、停止図柄カウント手段により図柄変動表示器に表示されるハズレ図柄を図柄ごとに累積記憶し、その停止回数に基づいて大当たり発生時の停止図柄が決定されるようにしたことから、ハズレ図柄によって遊技者に大当たり図柄を連想,示唆させ、大当たりの発生を予感させるようになることから、この種のパチンコ遊技を一層興趣に富んだものにできる顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の実施形態を示す正面図。
【図2】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すブロック図。
【図3】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 図柄変動表示器
5 始動口
7 可変入賞装置
8 開閉扉
10 主基板
11 図柄制御基板
12 入賞球検出スイッチ

Claims (3)

  1. 始動条件の成立により図柄変動表示器に複数の図柄が複数列にて変動表示され、始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値であると判定された場合に各列が同図柄にて変動停止し大当たりが発生するパチンコ遊技機において、
    始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値でなく図柄変動表示器の各列が同図柄にて変動停止しなかったとき該図柄変動表示器の少なくとも1列の停止図柄の停止回数を図柄ごとに累積記憶する停止図柄カウント手段を設け、該停止図柄カウント手段に記憶された停止回数のうち最も多い停止回数の図柄が大当たり発生時の停止図柄に決定されるようにするとともに、該決定がされた後に該停止図柄カウント手段の記憶が消去されるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 始動条件の成立により図柄変動表示器に複数の図柄が複数列にて変動表示され、始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値であると判定された場合に各列が同図柄にて変動停止し大当たりが発生するパチンコ遊技機において、
    始動条件の成立により取得された乱数が大当たり値でなく図柄変動表示器の少なくとも2列が同図柄にて変動停止したときにその停止回数を図柄ごとに累積記憶する停止図柄カウント手段を設け、該停止図柄カウント手段に記憶された停止回数のうち最も多い停止回数の図柄が大当たり発生時の停止図柄に決定されるようにするとともに、該決定がされた後に該停止図柄カウント手段の記憶が消去されるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 停止図柄カウント手段に記憶された図柄ごとの停止回数を表示する手段を設けた請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
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