JP4072379B2 - 無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法及び無線基地局装置 - Google Patents
無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法及び無線基地局装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA無線基地局装置における送信出力レベル異常の検出方法及び無線基地局装置に関し、特に送信出力レベル異常の誤検出回避方法及び無線基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、図1(本発明の構成図)を参照して説明する。CDMA無線基地局装置10では安定した回線品質を確保するために、送信出力レベルの異常を監視する必要がある。送信出力レベルの異常を検出する方法として、無線送受信機能部(Aカード)20を構成する無線ユニット部の故障の監視を行っている。
【0003】
しかし、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30及びベースバンド信号拡散機能部(Cカード)40のリソースの状態によっては送信出力レベルの異常を誤検出する可能性を持っている。送信出力レベルの異常を検出した無線送受信機能部(Aカード)20は、自身を故障状態と認識して予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21への切り替えを行う。しかし、リソースの状態が異常の場合には、切り替え後の予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21においても同じく送信出力レベルの異常が検出され、予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21を故障状態としてしまい、結果的にCDMA無線基地局装置10を含む移動通信システムのシステム断状態に発展してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
問題点は、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30に故障が発生し異常呼となっている状態で、かつベースバンド信号拡散機能部(Cカード)40が無線送受信機能部(Aカード)20に対してバースト信号を送信している状態においては、リソースの状態の異常となり、無線送受信機能部(Aカード)20の送信出力レベルの異常条件を満たし、無線送受信機能部(Aカード)20が見掛け上故障状態に陥ってしまうことである。
【0005】
故障状態に陥った無線送受信機能部(Aカード)20は、予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21への切り替えを行うが、リソース状態の異常が復旧しない限り予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21においても同様に送信出力レベルの異常を検出して故障状態となり、結果的にシステム断が発生することである。
【0006】
本発明は、無線送受信機能部(Aカード)20が送信出力レベルの異常条件を満たした場合に、リソースの状態の正常又は異常を判定し、リソースの状態が正常である場合のみ無線送受信機能部(Aカード)20の故障状態とすることで通信品質の安定及び保守性向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法は、送信出力レベルを監視すると共に、無線で送受信する無線送受信手段と、呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段とを含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、前記送信出力レベルが異常で、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていない場合には、前記無線送信手段が送信を停止することを特徴とする。
【0008】
本発明の無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法は、送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段とを含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、前記無線送受信手段が前記送信出力レベルの異常を検出した場合に、前記呼処理監視制御手段は前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を前記無線送受信手段へ通知し、前記無線送受信手段は、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていないことを通知された場合には送信を停止し、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていることを通知された場合には予備の前記無線送受信手段へ切り替えることを特徴とする。
【0009】
本発明の無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法は、送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段とを含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、前記無線送受信手段が、送信出力レベルの異常を検出するステップと、前記呼処理監視制御手段に対して、前記無線送受信手段が、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態に関する通知を要求するステップと、前記呼処理監視制御手段が、前記共通チャネルの状態を判定して前記無線送受信手段へ通知するステップと、前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていないことを通知された場合には前記無線送受信手段が、送信を停止するステップと、前記送信出力レベルが異常で、前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていることを通知された場合には前記無線送受信手段が、予備の前記無線送受信手段へ切り替えるステップと、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法は、送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段とを含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、前記無線送受信手段が、前記送信出力レベルの異常を検出するステップと、前記呼処理監視制御手段に対して前記無線送信手段が、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態の通知を要求するステップと、前記呼処理監視制御手段が、前記共通チャネルの状態を判定するステップと、前記呼処理監視制御手段が、前記無線送受信手段に対して前記判定の結果を通知するステップと、前記呼処理監視制御手段からの通知で前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていない場合には前記無線送受信手段が送信を停止するステップと、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態が復旧するまで前記無線送受信手段が、前記呼処理監視制御手段へ前記共通チャネルの状態を通知する要求を繰り返すステップと、前記無線送受信手段が、前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルの状態が正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されている旨の通知を受けるステップと、前記無線送受信手段が、送信を再開するステップと、前記送信出力レベルが異常で前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されている旨を通知された場合には前記無線送受信手段が、予備の前記無線送受信手段へ切り替えるステップと、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法は、前記送信出力レベルの異常が、前記ベースバンド信号処理手段から前記無線送受信手段への入力値と前記無線送受信手段からの出力値との差分を、予め設定された閾値と比較することによって検出されることを特徴とする。
【0012】
本発明の無線基地局装置は、送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段とを含む無線基地局装置であって、前記送信出力レベルが異常で、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていない場合には、前記無線送信手段が送信を停止することを特徴とする。
【0013】
本発明の無線基地局装置は、送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段とを含む無線基地局装置であって、前記無線送受信手段が、前記送信出力レベルの異常を検出し、前記共通チャネルの状態を通知することを前記呼処理監視制御手段へ要求し、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていないことを通知されたら送信を停止し、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていることを通知されたら送信を再開し、前記呼処理監視制御手段が、前記無線送受信手段からの要求に対して前記共通チャネルの状態を通知することを特徴とする。
【0014】
本発明の無線基地局装置は、前記無線送受信手段が、前記送信出力レベルの異常を検出した場合において、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていれば予備の前記無線送受信手段へ切り替えることを特徴とする。
【0015】
本発明の無線基地局装置は、前記送信出力レベルの異常が、前記ベースバンド信号処理手段から前記無線送受信手段への入力値と前記無線送受信手段からの出力値との差分を、予め設定された閾値と比較することによって検出されることを特徴とする。また、上述した本発明の無線基地局装置が、無線通信端末装置と無線通信を行うことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
《概要》図1は、本発明の構成図である。まず、図1を参照して本発明の概要を説明する。リソースの状態を監視可能な呼処理監視制御機能部(Dカード)50が、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30の設定リソース状態(ここで、リソースとは、呼設定に必要な共通チャネル(共通パイロットチャネル及び共通制御物理チャネル)を指す)を常に監視する。つまり、リソースが、正常にベースバンド信号処理機能部(Bカード)30に設定され、正常にベースバンド信号拡散機能部(Cカード)40へ出力されているかを監視する。
【0017】
リソースの状態を監視可能な呼処理監視制御機能部(Dカード)50は、無線送受信機能部(Aカード)20が送信出力レベルの異常条件を満たした場合にリソースの状態が正常であるか又は異常であるかを判定して無線送受信機能部(Aカード)20へ通知する。リソースの状態が異常であることを通知された無線送受信機能部(Aカード)20は送信を停止し、故障状態に陥ることを未然に防止する。
【0018】
《構成と動作》次に、本発明の構成と動作について、図1に示す無線送受信機能部(Aカード)20を含む構成図を参照して詳細に説明する。
【0019】
CDMA無線基地局装置10は、無線送受信機能部(Aカード)20、無線送受信機能部(Aカード)20の予備として配置される予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30の予備として配置される予備のベースバンド信号処理機能部(予備のBカード)31、ベースバンド信号拡散機能部(Cカード)40及び呼処理監視制御機能部(Dカード)50を含んで構成されている。
【0020】
なお、無線送受信機能部20をAカード、予備の無線送受信機能部21を予備のAカード、ベースバンド信号処理機能部30をBカード、予備のベースバンド信号処理機能部31を予備のBカード、ベースバンド信号拡散機能部40をCカード、呼処理監視制御機能部50をDカードとも称し、以下の説明でも括弧書きで併記する。
【0021】
無線送受信機能部(Aカード)20は、複数の無線ユニット部(検出部、差分算出部など)を含み、送信出力レベルを監視し、異常を検出すると共に、無線周波を通して無線通信端末装置と送受信する。また、無線送受信機能部(Aカード)20は、入力値と出力値とを検出する図示しない検出部と、入力値と出力値との差分を算出する図示しない差分算出部と、この差分と予め設定されている閾値とを比較する図示しない比較部と、この比較部における比較結果によって異常を検出する図示しない異常判定部なども備えている。ここで、入力値とは、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30から出力され、ベースバンド信号拡散機能部(Cカード)40で拡散され、無線送受信機能部(Aカード)20に入力する値(例えば、理想送信電力平均値)であり、出力値とは、無線送受信機能部(Aカード)20から出力する値(例えば、実測送信電力平均値)である。
【0022】
ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30は、リソースを割り当てられ、呼設定を行う。
【0023】
予備のベースバンド信号処理機能部(予備のBカード)31は、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30に故障が発生した場合、原則として、予備のベースバンド信号処理機能部(予備のBカード)31での救済措置を行い通信を継続する。しかし、予備のベースバンド信号処理機能部(予備のBカード)31が存在しない場合には、復旧する迄の間においては異常呼となり通信断が発生する。
【0024】
ベースバンド信号拡散機能部(Cカード)40は、無線送受信機能部(Aカード)20とベースバンド信号処理機能部(Bカード)30との間の中継を担い、信号の拡散を行うと共に逆拡散も行う。
【0025】
呼処理監視制御機能部(Dカード)50は、呼設定に必要なリソースをベースバンド信号処理機能部(Bカード)30に割り当て、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30の設定リソースの状態を常に監視する。
【0026】
CDMA無線基地局装置10は、安定した品質を確保するため、送信出力レベルを一定値以上で保持しておく必要がある。そのため、送信出力レベルの監視において、無線送受信機能部(Aカード)20は、入力値と出力値との差分が故障時の判定とされる閾値に達する場合を、無線送受信機能部(Aカード)20の無線ユニット部(つまり、無線送受信機能部(Aカード)20)の送信出力レベルの異常条件としている。
【0027】
しかし、無線送受信機能部(Aカード)20の無線ユニット部の故障以外にも送信出力レベルの異常条件に該当する要因がある。
【0028】
例えば、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30の故障により異常呼が発生し、かつ、ベースバンド信号拡散機能部(Cカード)40から広い振幅を持ったバースト信号を受信することが、検出機構の同じ無線送受信機能部(Aカード)20の送信出力レベルの異常条件に該当してしまう。送信出力レベルの異常条件は、無線送受信機能部(Aカード)20で入力値及び出力値を検出して判定するが、ベースバンド信号処理機能部(Bカード)30の設定リソースの状態の異常によって、出力値が異常となる(この場合、入力値は同じ)。すなわち、本来検出したい無線ユニット部(つまり、無線送受信機能部(Aカード)20)の異常が、他の要因により誤検出されて、無線送受信機能部(Aカード)20自身を故障発生状態として使用不可としてしまう。この場合、無線送受信機能部(Aカード)20が見掛け上故障状態に陥り、予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21へ切り替えても、再度、送信出力レベルの異常を検出してしまい、結果としてシステム断状態に波及してしまう。
【0029】
つまり、無線送受信機能部(Aカード)20は、無線送受信機能部(Aカード)20が検出する送信出力レベルの異常条件に達すると無条件に故障状態となり、システム断に発展する。
【0030】
この場合、故障の原因が、本来検出すべき無線送受信機能部(Aカード)20の故障に因る送信出力レベルの異常でなく、リソースの状態の異常であるため、無線送受信機能部(Aカード)20を故障状態とせずに、CDMA無線基地局装置10を含む移動通信システムのシステム断を未然に防ぐ切り分け制御が必要となる。
【0031】
つまり、送信出力レベルが異常でかつリソースの状態も異常である場合と、送信出力レベルは異常であるがリソースの状態が正常である場合と、を切り分けることによって、無線送受信機能部(Aカード)20に関する誤検出を回避することが必要になる。
【0032】
図2は、本発明のシーケンスフローである。最初にリソースの状態が異常である場合の動作を説明し、続いてリソースの状態が正常である場合の動作を説明する。
【0033】
まず、リソースの状態が異常である場合の動作を説明する。無線送受信機能部(Aカード)20は、送信出力レベルの異常を検出したとき(ステップ101)、その要因が無線ユニット部の故障に因るものなのか、又はベースバンド信号処理機能部(Bカード)30の故障に因るリソース状態の異常発生に因るものか、を判定するために呼処理監視制御機能部(Dカード)50へリソースの状態に関する通知を要求する(ステップ102)。呼処理監視制御機能部(Dカード)50は、リソースの状態を判定(ステップ103)し(この場合は、判定結果が異常であるとする)、無線送受信機能部(Aカード)20に対して、リソースの状態が異常であることを通知する(ステップ104)。
【0034】
無線送受信機能部(Aカード)20は、呼処理監視制御機能部(Dカード)50からの通知によって、リソースの状態が異常であることを認識すると、送信を停止(ステップ105)し、リソースの状態が異常から正常に復旧するまで呼処理監視制御機能部(Dカード)50に対してリソースの状態を通知する要求を繰り返し、この要求に対して呼処理監視制御機能部(Dカード)50は、リソースが異常であることを通知する(ステップ106〜108)。
【0035】
呼処理監視制御機能部(Dカード)50が、リソースの状態が正常(この場合は判定結果が正常であるとする)になったことを無線送受信機能部(Aカード)20へ通知し、つまり、無線送受信機能部(Aカード)20が呼処理監視制御機能部(Dカード)50からリソースの状態が正常になった旨の通知を受けると(ステップ109)、送信を再開(ステップ110)し、通常運用に戻る。
【0036】
次に、送信出力レベルの異常を検出し、リソースの状態が正常である場合の動作を説明する。無線送受信機能部(Aカード)20は、送信出力レベルの異常を検出したとき(ステップ111)、その要因が無線ユニット部の故障に因るものなのか、又はベースバンド信号処理機能部(Bカード)30の故障に因るリソースの状態の異常発生に因るものか、を判定するために呼処理監視制御機能部(Dカード)50に対してリソースの状態の通知を要求する(ステップ112)。呼処理監視制御機能部(Dカード)50は、リソースの状態を判定(ステップ113)し、リソースの状態が正常であることを無線送受信機能部(Aカード)20へ通知する(ステップ114)。
【0037】
呼処理監視制御機能部(Dカード)50からリソースの状態が正常であることを通知された無線送受信機能部(Aカード)20は、無線ユニット部が故障であると判定し(ステップ115)、無線送受信機能部(Aカード)20自身を故障状態に遷移させ、予備の無線送受信機能部(予備のAカード)21への切り替えを行う(ステップ116)。この切り替えによって、移動通信システムのシステム断を回避することが可能となる。
【0038】
以上、説明したように、送信出力レベルが異常で、リソースも異常の場合には、無線送受信機能部(Aカード)20からの送信を停止する。一方、送信出力レベルが異常で、リソースが正常の場合には、無線送受信機能部(Aカード)20から予備の無線送信機能部(予備のAカード)21へ切り替える。このように、リソースの異常/正常を判定することによって、無線送受信機能部(Aカード)20に関する誤検出を回避することが可能になる。
【0039】
【発明の効果】
第1の効果は、無線送受信機能部(Aカード)の故障を誤検出することによって、無線基地局装置を含む移動通信システムがシステム断に陥る状態を未然に防ぐことである。その理由は、無線送受信機能部(Aカード)がリソースの状態を通知されることによって、無線送受信機能部(Aカード)の故障に因る送信出力レベルの異常と、リソース状態の異常とを切り分けることが出来るからである。
【0040】
第2の効果は、リソース状態の異常発生による運用停止時間を最小限に食い止め、システム全体の品質安定性を高めることである。その理由は、無線送受信機能部(Aカード)は、送信を停止した後、リソースの状態が異常から正常に復旧するまで呼処理監視制御機能部(Dカード)に対してリソースの状態を通知するように要求を繰り返し、リソースが正常になったら送信を再開するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】シーケンスフローを示す。
【符号の説明】
10 CDMA無線基地局装置
20 無線送受信機能部(Aカード)
21 予備の無線送受信機能部(予備のAカード)
30 ベースバンド信号処理機能部(Bカード)
31 予備のベースバンド信号処理機能部(予備のBカード)
40 ベースバンド信号拡散機能部(Cカード)
50 呼処理監視制御機能部(Dカード)
Claims (10)
- 送信出力レベルを監視すると共に、無線で送受信する無線送受信手段と、
呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、
前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、
前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段と
を含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、
前記送信出力レベルが異常で、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていない場合には、前記無線送信手段が送信を停止することを特徴とする無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法。 - 送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、
前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、
前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段と
を含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、
前記無線送受信手段が前記送信出力レベルの異常を検出した場合に、前記呼処理監視制御手段は前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を前記無線送受信手段へ通知し、
前記無線送受信手段は、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていないことを通知された場合には送信を停止し、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていることを通知された場合には予備の前記無線送受信手段へ切り替えることを特徴とする無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法。 - 送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、
呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、
前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、
前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段と
を含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、
前記無線送受信手段が、送信出力レベルの異常を検出するステップと、
前記呼処理監視制御手段に対して、前記無線送受信手段が、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態に関する通知を要求するステップと、
前記呼処理監視制御手段が、前記共通チャネルの状態を判定して前記無線送受信手段へ通知するステップと、
前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていないことを通知された場合には前記無線送受信手段が、送信を停止するステップと、
前記送信出力レベルが異常で、前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていることを通知された場合には前記無線送受信手段が、予備の前記無線送受信手段へ切り替えるステップと、
を備えることを特徴とする無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法。 - 送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、
呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、
前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、
前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段と
を含む無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法であって、
前記無線送受信手段が、前記送信出力レベルの異常を検出するステップと、
前記呼処理監視制御手段に対して前記無線送信手段が、前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態の通知を要求するステップと、
前記呼処理監視制御手段が、前記共通チャネルの状態を判定するステップと、
前記呼処理監視制御手段が、前記無線送受信手段に対して前記判定の結果を通知するステップと、
前記呼処理監視制御手段からの通知で前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていない場合には前記無線送受信手段が送信を停止するステップと、
前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態が復旧するまで前記無線送受信手段が、前記呼処理監視制御手段へ前記共通チャネルの状態を通知する要求を繰り返すステップと、
前記無線送受信手段が、前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルの状態が正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されている旨の通知を受けるステップと、
前記無線送受信手段が、送信を再開するステップと、
前記送信出力レベルが異常で前記呼処理監視制御手段から前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されている旨を通知された場合には前記無線送受信手段が、予備の前記無線送受信手段へ切り替えるステップと、
を備えることを特徴とする無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法。 - 前記送信出力レベルの異常が、前記ベースバンド信号処理手段から前記無線送受信手段への入力値と前記無線送受信手段からの出力値との差分を、予め設定された閾値と比較することによって検出されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線基地局装置における送信出力レベル異常の誤検出回避方法。
- 送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、
呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、
前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、
前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段と
を含む無線基地局装置であって、
前記送信出力レベルが異常で、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていない場合には、前記無線送信手段が送信を停止することを特徴とする無線基地局装置。 - 送信出力レベルを監視すると共に無線で送受信する無線送受信手段と、
呼設定に必要な共通チャネルが設定され、呼設定を行うベースバンド信号処理手段と、
前記ベースバンド信号処理手段からの出力を拡散し、前記無線送受信手段へ出力するベースバンド信号拡散手段と、
前記ベースバンド信号処理手段の設定共通チャネルの状態を監視する呼処理監視制御手段と
を含む無線基地局装置であって、
前記無線送受信手段が、前記送信出力レベルの異常を検出し、前記共通チャネルの状態を通知することを前記呼処理監視制御手段へ要求し、前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていないことを通知されたら送信を停止し、
前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていることを通知されたら送信を再開し、
前記呼処理監視制御手段が、前記無線送受信手段からの要求に対して前記共通チャネルの状態を通知することを特徴とする無線基地局装置。 - 前記無線送受信手段が、前記送信出力レベルの異常を検出した場合において、
前記共通チャネルが正常に前記ベースバンド信号処理手段に設定され、正常に前記ベースバンド信号拡散手段へ出力されていれば予備の前記無線送受信手段へ切り替えることを特徴とする請求項6又は7に記載の無線基地局装置。 - 前記送信出力レベルの異常が、前記ベースバンド信号処理手段から前記無線送受信手段への入力値と前記無線送受信手段からの出力値との差分を、予め設定された閾値と比較することによって検出されることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の無線基地局装置。
- 請求項6から9のいずれかに記載の無線基地局装置と無線通信を行うことを特徴とする無線通信端末装置。
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