JP4075372B2 - 照明制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、オフィスビル、大型店舗、中型店舗など比較的照明の需要が大きな場所では、複数の照明回路と、照明制御装置とを、直接または照明主盤を介して通信ケーブルにより接続した照明制御システムが用いられている(特開2000−188188号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の照明制御システムは、照明による消費電力量を、例えばフロア、共用部、店舗別など、部分的な範囲を単位として視覚的に表示する機能を有していなかった。そのため、照明による消費電力量を把握するには電力計による積算値しかなく、いつ・どこで・どれくらいの電力消費をしているのか把握する手段がなかった。その結果、人を介在して行う照明に関する省電力化活動に明確な根拠を示す値がないという問題があった。
【0004】
また、従来の照明制御システムは、点灯および消灯による点滅制御と、多段階の照度調整による調光制御とを比較するうえで、両者の消費電力量の差を明確に示す値がないという問題があった。
【0005】
本発明は、オフィスビル、大型店舗、中型店舗など比較的照明の需要が大きな場所において、例えばフロア、共用部、店舗別など、大局的または局所的な消費電力量のモニタ範囲を定義し、このモニタ範囲を単位として、照明による消費電力量を所定時に視覚的に表示(モニタ)することのできる照明制御システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の照明制御システムは、複数の照明回路と、前記複数の照明回路を1つずつまたは任意に組み合わせて構成される複数のモニタ範囲を示すモニタ範囲テーブルと、前記各照明回路の調光の比率と消費電力量との相関関係を示す調光特性テーブルと、前記各照明回路の点滅および調光状態を収集する時期を設定するタイマ設定部と、前記タイマ設定部に設定された時期に収集した前記各照明回路の点滅および調光の状態から、前記調光特性テーブルに基づいて各照明回路の実際の消費電力量を算出し、この各照明回路の実消費電力量から、前記モニタ範囲テーブルに基づいて各モニタ範囲の実消費電力量を演算する実消費電力演算部と、前記タイマ設定部に設定された時期に収集した前記各照明回路の点滅および調光の状態から、調光状態にある各照明回路が点灯していると仮定した場合の仮の消費電力量を算出し、この各照明回路の仮想消費電力量から、前記モニタ範囲テーブルに基づいて各モニタ範囲の仮想消費電力量を演算する仮想消費電力演算部と、前記実消費電力演算部で演算した前記各モニタ範囲の実消費電力量と、前記仮想消費電力演算部で演算した前記各モニタ範囲の仮想消費電力量とを表示する表示部とを備えたものであり、各照明回路による実際の消費電力量と、調光状態にある各照明回路が点灯していると仮定した場合の仮の消費電力量との差が、モニタ範囲を単位として、所定時に視覚的に表示される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明による照明制御システムの一実施の形態を示すブロック図であり、この照明制御システム1は、複数の照明回路L1〜Lnと、照明制御装置10とが、(a)に示すように照明主盤5を介して、または、(b)に示すように直接、通信ケーブルにより接続して構成される。
【0009】
図2に示すように、照明制御装置10は、通信ケーブルとの通信部11と、モニタ範囲テーブル12と、調光特性テーブル13と、タイマ設定部14と、消費電力演算部15と、表示部16とを備えている。
【0010】
モニタ範囲テーブル12は、図3に示すように、複数の照明回路L1〜Lnを1つずつまたは任意に組み合わせて構成される複数のモニタ範囲M1〜Mmをテーブル化したものである。
【0011】
調光特性テーブル13は、図4に示すように、各照明回路L1〜Lnの調光の比率(明るさ)と消費電力量との関係をテーブル化したものである。そのため、数種類のテーブルが用意される。
【0012】
タイマ設定部14は、各照明回路L1〜Lnの点滅(点灯と消灯)および調光状態を収集する時期を設定するものである。
【0013】
消費電力演算部15は、まず、タイマ設定部14に設定された時期に収集した各照明回路L1〜Lnの点滅および調光の状態から、調光特性テーブル13に基づいて各照明回路L1〜Lnの消費電力量を算出する。このとき、調光特性テーブル13には、図4に示すように、調光の比率(明るさ)が10%きざみで用意されているため、消費電力演算部15はこれを補完演算して、1%きざみで対応する消費電力量を算出する。つぎに、消費電力演算部15は、この各照明回路L1〜Lnの消費電力量から、モニタ範囲テーブル12に基づいて各モニタ範囲M1〜Mmの消費電力量を演算するものである。
【0014】
表示部16は、消費電力演算部15で演算した各モニタ範囲M1〜Mmの消費電力量を表示するものである。
【0015】
上記のように構成された照明制御システム1は、各照明回路L1〜Lnによる消費電力量が、モニタ範囲M1〜Mmを単位として、タイマ設定部14に設定された一定時間周期で、表示部16により視覚的に表示される。
【0016】
図5は、本発明の他の実施の形態の照明制御システム2を示す照明制御装置20のブロック図であり、この照明制御システム2は、照明制御装置20の構成を除き、図1に示す照明制御システム1と同様のものであるので、照明制御装置20以外の図示は省略する。
【0017】
図5に示すように、照明制御装置20は、通信ケーブルとの通信部21と、モニタ範囲テーブル22と、調光特性テーブル23と、タイマ設定部24と、実消費電力演算部25と、仮想消費電力演算部26と、表示部27とを備えている。
【0018】
モニタ範囲テーブル22は、図3に示すモニタ範囲テーブル12と同様に、複数の照明回路L1〜Lnを1つずつまたは任意に組み合わせて構成される複数のモニタ範囲M1〜Mmをテーブル化したものである。
【0019】
調光特性テーブル23は、図4に示す調光特性テーブル13と同様に、各照明回路L1〜Lnの調光の比率(明るさ)と消費電力量との関係をテーブル化したものである。そのため、数種類のテーブルが用意される。
【0020】
タイマ設定部24は、タイマ設定部14と同様に、各照明回路L1〜Lnの点滅(点灯と消灯)および調光状態を収集する時期を設定するものである。
【0021】
実消費電力演算部25は、まず、タイマ設定部24に設定された時期に収集した各照明回路L1〜Lnの点滅および調光の状態から、調光特性テーブル23に基づいて各照明回路L1〜Lnの実際の消費電力量を算出する。このとき、実消費電力演算部25は必要な補完演算をして、調光の比率(明るさ)1%きざみで対応する消費電力量を算出する。つぎに、実消費電力演算部25は、この各照明回路L1〜Lnの実消費電力量から、モニタ範囲テーブル22に基づいて各モニタ範囲M1〜Mmの実消費電力量を演算するものである。
【0022】
仮想消費電力演算部26は、まず、タイマ設定部24に設定された時期に収集した各照明回路L1〜Lnの点滅および調光の状態から、調光状態にある各照明回路L1〜Lnが点灯していると仮定した場合の仮の消費電力量を算出する。つぎに、仮想消費電力演算部26は、この各照明回路L1〜Lnの仮想消費電力量から、モニタ範囲テーブル22に基づいて各モニタ範囲M1〜Mmの仮想消費電力量を演算するものである。
【0023】
表示部27は、実消費電力演算部25で演算した各モニタ範囲M1〜Mmの実消費電力量と、仮想消費電力演算部26で演算した各モニタ範囲M1〜Mmの仮想消費電力量との差を表示するものである。
【0024】
上記のように構成された照明制御システム2は、各照明回路L1〜Lnによる実際の消費電力量と、調光状態にある各照明回路L1〜Lnが点灯していると仮定した場合の仮の消費電力量との差が、モニタ範囲M1〜Mmを単位として、タイマ設定部24に設定された一定時間周期で、表示部27により視覚的に表示される。
【0025】
図6は、表示部27による表示の一例を示し、図の網かけ部分が、実消費電力量と仮想消費電力量との差を表す。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の照明制御システムによれば、各照明回路による実際の消費電力量と、調光状態にある各照明回路が点灯していると仮定した場合の仮の消費電力量との差を、モニタ範囲を単位として、所定時に視覚的に表示することができる。そのため、いつ・どこで・どれくらいの電力消費をしているのかを明確に把握することができるうえ、点灯および消灯による点滅制御と、多段階の照度調整による調光制御とを的確に比較することができ、それにより、人が介在して行う照明に関する省電力化活動の根拠値として有効利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による照明制御システムの一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の照明制御システムの照明制御装置を示すブロック図である。
【図3】図2の照明制御装置のモニタ範囲テーブルを示す図である。
【図4】図2の照明制御装置の調光特性テーブルを示す図である。
【図5】本発明による照明制御システムの他の実施の形態の照明制御装置を示すブロック図である。
【図6】図5の照明制御装置の表示部による表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2 照明制御システム、5 照明主盤、10,20 照明制御装置、11,21 通信部、12,22 モニタ範囲テーブル、13,23 調光特性テーブル、14,24 タイマ設定部、15 消費電力演算部、16,27 表示部、25 実消費電力演算部、26 仮想消費電力演算部、L1〜Ln 照明回路、M1〜Mm モニタ範囲
Claims (1)
- 複数の照明回路と、
前記複数の照明回路を1つずつまたは任意に組み合わせて構成される複数のモニタ範囲を示すモニタ範囲テーブルと、
前記各照明回路の調光の比率と消費電力量との相関関係を示す調光特性テーブルと、
前記各照明回路の点滅および調光状態を収集する時期を設定するタイマ設定部と、
前記タイマ設定部に設定された時期に収集した前記各照明回路の点滅および調光の状態から、前記調光特性テーブルに基づいて各照明回路の実際の消費電力量を算出し、この各照明回路の実消費電力量から、前記モニタ範囲テーブルに基づいて各モニタ範囲の実消費電力量を演算する実消費電力演算部と、
前記タイマ設定部に設定された時期に収集した前記各照明回路の点滅および調光の状態から、調光状態にある各照明回路が点灯していると仮定した場合の仮の消費電力量を算出し、この各照明回路の仮想消費電力量から、前記モニタ範囲テーブルに基づいて各モニタ範囲の仮想消費電力量を演算する仮想消費電力演算部と、
前記実消費電力演算部で演算した前記各モニタ範囲の実消費電力量と、前記仮想消費電力演算部で演算した前記各モニタ範囲の仮想消費電力量とを表示する表示部と、
を備えていることを特徴とする照明制御システム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001392727A JP4075372B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 照明制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001392727A JP4075372B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 照明制御システム |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2003197382A JP2003197382A (ja) | 2003-07-11 |
| JP4075372B2 true JP4075372B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=27599944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001392727A Expired - Lifetime JP4075372B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 照明制御システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4075372B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011065365A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Mitsubishi Electric Corp | 設備運転支援システム及びプログラム |
| JP6105324B2 (ja) * | 2013-02-26 | 2017-03-29 | コイト電工株式会社 | 照明制御装置 |
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2001
- 2001-12-25 JP JP2001392727A patent/JP4075372B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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