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JP4076124B2 - ラウンド型ショーケースの陳列棚 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵食品や生鮮食品等を陳列するラウンド型ショーケースの陳列棚に係り、特にブラケットへの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、店舗内の中島のコーナー部には、ラウンド型ショーケースが用いられている。このラウンド型ショーケースは、三面が開口され、上部の天井部と背面を覆う背面部と下部の床部とでケーシングが一体に形成され、これら各部と内部パネルとの間に冷気を循環させるダクトを形成するとともに、庫内側に複数段の商品陳列棚を設けている。
【0003】
このようなラウンド型ショーケースには、図4に示すように、平面視略コ字状に配置された複数の透明な板状部材から成る棚板31と、当該棚板31の外周側の端部に沿うように形成された枠体32とから構成された陳列棚30が用いられている。
当該枠体32は、ラウンド型ショーケースの背面部に設けられた支柱20の側方に取り付けられた2本の端部ブラケット21,21と、支柱20の前方側角部に取り付けられた2本の中央ブラケット22,22との各先端部により載置され、固定されるとともに、その上面側に棚板31が載置される支持板32aを有している。
このように、ラウンド型ショーケースの支柱20に取り付けられた各ブラケット21,22に支持,固定された枠体32の支持板32a上に商品陳列を行う棚板31を載置することにより、陳列棚30がラウンド型ショーケース庫内に支持されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の陳列棚30は、前記各ブラケット21,22の先端部のみにより、枠体32が支持される構造であった。従って、陳列棚30を安定的に支持するために、各ブラケット21,22の先端部と枠体32の支持板32aとにネジ穴を設け、上側から皿ネジ32bを螺挿することにより、枠体32を固定し、その上に棚板31を載置するものであった。従って、陳列棚30の取付位置を変更する場合には、前記支持板32aの上に載置された棚板31を取り除き、その後に、皿ネジ32bを取り外すことが必要であるため、作業に手間を要し、さらに、皿ネジ32bの取り外しにドライバ等の工具が必要となっていた。
また、枠体32を各ブラケット21,22に取り付ける際には、ネジ穴の位置合せを正確に行うことが必要となっていた。
【0005】
そこで本発明は、各ブラケットに対し陳列棚を安定的に支持させることができるとともに、陳列棚の取付位置の変更作業を容易に行うことのできる陳列棚を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、ラウンド型ショーケース背面部の支柱から両側方に延長する一対の第1ブラケットと、前方斜め横方向に延長する一対の第2ブラケットとに載置されることにより、前記支柱に支持される陳列棚であって、平面視略コ字状の棚板と、当該棚板の外周側端部の下面を支持する棚板支持板を備えた枠体とから構成されるラウンド型ショーケースの陳列棚において、前記枠体に、前記第1ブラケットに沿って延長するとともに、当該第1ブラケットを上側から覆うように形成された一対の支持部材を備えたものである。この支持部材により、枠体を各ブラケットの先端部に対し皿ネジ等で固定することなく、安定的に支持させることが可能となり、取付位置の変更作業における陳列棚の取り付け作業又は取り外し作業を容易に行うことができる。
【0007】
また、前記支持部材は、前記第1ブラケットの側面側に対し、着脱可能に固定する固定部材を備え、当該固定部材として、頭部に樹脂材を被覆したネジを用いることにより、第1ブラケットに対し、枠体をより確実に支持させることが可能となるとともに、ドライバ等の工具を用いることなく、陳列棚の取り外し作業等を容易に行うことができる。
【0008】
さらに、前記枠体の下面側に、前記第1ブラケットの先端が当接する立上片を設けるとともに、前記第2ブラケットの先端部付近に上側から嵌合する切欠部を形成した立上片を設けることにより、棚位置の変更作業時において、各ブラケットに対する陳列棚の位置合わせがより容易となる。
【0009】
なお、棚板として、平面視略コ字状の1枚の板状部材を用いることにより、枠体に棚板を載置した状態のまま、棚位置の変更作業を行うことができるため、作業性が向上することとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る陳列棚を示す平面図、図2は本実施の形態に係る陳列棚を示す斜視図、図3は本実施の形態に係る陳列棚を示す側面図である。
【0011】
これらの図に示すように、本実施の形態に係る陳列棚10は、ラウンド型ショーケースの背面部に設けられた支柱20の左,右両側面部20A,20Aに設けられた係合孔20aに係合された2本の端部ブラケット21,21と、前側角部20B,20Bに設けられた係合孔20bに係合された2本の中央ブラケット22,22とにより、支持されるものであり、前記端部ブラケット21,21を上側から覆うように形成された一対の支持部材11,11を備えたものである。
【0012】
この陳列棚10は、支柱20に係合された端部ブラケット21,21及び中央ブラケット22,22により支持される枠体12と、この枠体12に支持される棚板13とから構成される。棚板13は、支柱20の両側面部及び前面部を囲うように、平面視略コ字状に形成されたものであり、ガラス,アクリル等の1枚の透明な板状部材から成るものである。また、枠体12は、略コ字状に形成された棚板13の外周側端部を下面側から支持する支持板12aを備えており、当該支持板12aが、支柱20に取り付けられた端部ブラケット21,21及び中央ブラケット22,22の各先端部に載置されることとなる。また、枠体12の外周側端部の上面には立上片12bが形成されており、この立上片12bが棚板止め部として機能する。
【0013】
本実施の形態では、この枠体12の両後端部に、端部ブラケット21,21に沿って延長する支持部材11,11が取り付けられている。この支持部材11は、下側に開口する断面コ字状に形成されており、端部ブラケット21,21を上側から覆うように、端部ブラケット21,21上に載置されるものである。これにより、枠体12を端部ブラケット21,21に対し安定的に支持することが可能となる。また、本実施の形態では、この支持部材11を端部ブラケット21と略同様の長さに形成している。これにより、支持部材11,11を端部ブラケット21,21に取付ける際に、取付位置が略必然的に定まることとなるため、細かな位置合せ作業を不要とすることができる。さらに、この支持部材11の内側板には、固定部材としてのネジ11aを螺挿するネジ穴11bが設けられており、ネジ11aにより、端部ブラケット21に対し、支持部材11を確実に固定することができる。なお、ネジ穴11bが支持部材11の内側板に設けられているため、枠体12の支持板12a上に棚板13が載置されたままの状態においても、ネジ11aを緩めることができる。また、このネジ11aとして、頭部をユリア樹脂等でカバーしたものを用いているので、取り外し作業等において、ドライバ等の工具を不要とすることができる。
【0014】
また、枠体12の外周側端部付近の下面側には、端部ブラケット21,21の各先端部が当接する立上片12cが設けられている。さらに、支持板の内周側端部の下面側には、立上片12dが設けられており、当該立上片12dの角部には、中央ブラケット22,22の先端部付近に、上側から嵌合する切欠部12eが形成されている。
この立上片12c及び切欠部12eにより、各ブラケット21,22に対する枠体12の位置決めがより容易かつ確実となるとともに、枠体12を各ブラケット21,22上に載置した後における位置ずれをより確実に防止することができる。
【0015】
なお、支持部材11上面の支柱側端部付近には、弾性部材により形成された棚板受け部12fが設けられており、図3に示すように、この棚板受け部12f及び支持板12aにより、棚板13が枠体12上において水平状態で支持されることとなる。
【0016】
以上のように構成された陳列棚10について取付位置の変更方法を説明する。
まず、固定部材としてのネジを緩め、端部ブラケット21,21に対する支持部材11の固定状態を解除する。
次に、枠体12を略垂直に持ち上げて、端部ブラケット21,21及び中央ブラケット22,22から枠体12を取り外す。
その後、端部ブラケット21,21及び中央ブラケット22,22を支柱20の所望の位置に掛け替える。
【0017】
このように、支柱20の所望の位置に係合された端部ブラケット21,21及び中央ブラケット22,22に対し、枠体12を載置,固定する。この際、端部ブラケット21,21に対し支持部材11の開口部を位置合わせするとともに、立上片12cに端部ブラケット21,21の先端部を、切欠部12eに中央ブラケット22,22の先端部付近をそれぞれ位置合わせして、枠体12を載置する。なお、この場合、通常は、支持部材11の位置合わせを行うことにより、他の位置も必然的に定まることとなるため、全ての位置合せを厳密に行う必要はない。
【0018】
さらに、枠体12を各ブラケット21,22に載置した後に、支持部材11のネジ孔11bに螺挿されたネジ11aを締め付け、枠体12を端部ブラケット21,21に固定する。
【0019】
なお、以上の作業においては、棚板13を枠体12上から取り除いてから行うこととしてもよいが、棚板13を一枚の板状部材から構成することにより、枠体12上に載置したまま行うことも可能となる。
【0020】
以上のように、本実施の形態に係る陳列棚は、端部ブラケットに沿って延長するとともに、上側から把持するように形成された支持部材を備えたので、端部ブラケット又は中央ブラケットの各先端部に対し、上側から皿ネジ等で固定することなく、安定的に支持させることが可能となる。また、棚位置の変更作業時等において、陳列棚の取り外し作業を容易に行うことができる。この場合、前記支持部材を端部ブラケットと略同様の長さに形成することにより、端部ブラケットに対する取り付け作業において、取付位置が必然的に定まることとなるため、細かな位置合せ作業が不要となる。
また、前記支持部材を、端部ブラケットに対し、側面側からネジで固定することとしたので、ネジの取り外し作業において、棚板を取り除く必要がなくなる。また、頭部を樹脂で被覆したネジを用いたので、ネジの取り外しを手作業で行うことができる。
【0021】
さらに、枠体の下面側に、端部ブラケットの先端が当接する立上片と、中央ブラケットに上側から嵌合する切欠部を形成した立上片とを備えたので、両ブラケット上に枠体を載置する際の位置決めがより容易となるとともに、取付後の位置ずれ等を防止することができる。
【0022】
なお、棚板として平面視略コ字状に形成された1枚の板状部材を用いたので、取付位置の変更作業において、枠体から棚板を取り除くことなく、作業を行うことができる。また、この場合、棚板をアクリル等の樹脂材で構成することにより、コ字状の内周側角部をR形状に形成することができ、支柱との間の隙間を狭くすることが可能となる。
【0023】
また、上記実施の形態では、端部ブラケットに対し支持部材をネジにより固定することとしているが、これに限られるものではなく、端部ブラケットに対する支持部材の位置ずれ等を防止することができるものであれば、他の構成を用いることとしてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のラウンド型ショーケースの陳列棚によれば、支持部材により、ブラケットに対し安定的に支持させることが可能となるとともに、取り外し作業も容易に行うことができる。
また、支持部材、立上片、切欠部により、ブラケットに対する枠体の位置合せが容易になるとともに、枠体の位置ずれ等を適切に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るラウンド型ショーケース用陳列棚を示す平面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態に係るラウンド型ショーケース用陳列棚を示す分解斜視図である。
【図3】 本発明の一実施の形態に係るラウンド型ショーケース用陳列棚の要部を示す側面図である。
【図4】 従来のラウンド型ショーケース用陳列棚を示す平面図である。
【符号の説明】
10 陳列棚
11 支持部材
11a ネジ
11b ネジ孔
12 枠体
12c 立上片
12d 立上片
12e 切欠部
13 棚板
20 支柱
21 端部ブラケット
22 中央ブラケット

Claims (6)

  1. ラウンド型ショーケース背面部の支柱から両側方に延長する一対の第1ブラケットと、前方斜め横方向に延長する一対の第2ブラケットとに載置されることにより、前記支柱に支持される陳列棚であって、平面視略コ字状の棚板と、当該棚板の外周側端部の下面を支持する棚板支持板を備えた枠体とから構成されるラウンド型ショーケースの陳列棚において、
    前記枠体は、前記第1ブラケットに沿って延長するとともに、当該第1ブラケットを上側から覆うように形成された一対の支持部材を備えたことを特徴とするラウンド型ショーケースの陳列棚。
  2. 前記支持部材は、前記第1ブラケットの側面側に対し、着脱可能に固定する固定部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のラウンド型ショーケースの陳列棚。
  3. 少なくとも前記支持部材にネジ穴を形成し、前記固定部材として、頭部に樹脂材を被覆したネジを用いたことを特徴とする請求項2に記載のラウンド型ショーケースの陳列棚。
  4. 前記枠体の下面側に、前記第1ブラケットの先端が当接する立上片を設けたこと特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラウンド型ショーケースの陳列棚。
  5. 前記枠体の下面側に、前記第2ブラケットの先端部付近に上側から嵌合する切欠部を形成した立上片を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のラウンド型ショーケースの陳列棚。
  6. 前記棚板は、平面視略コ字状の1枚の板状部材から構成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラウンド型ショーケースの陳列棚。
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