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JP4079982B2 - 小型物品収納用キャリアテープ - Google Patents
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JP4079982B2 - 小型物品収納用キャリアテープ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置のチップ・サイズ・パッケージ(CSP:chip size package)などの小型チップ部品、携帯電話のマイクなどの小型部品のような物品を安定した状態で収納するためのキャリアテープに関するものである。
チップ部品は最終段階で電気的特性を測定して良否が判定された後、良品のみが所定の包装形態にパッケージされて出荷されている。この作業はほとんど自動化されている。例えば、現在、チップ部品の包装は、キャリアテープに部品収納凹部がエンボス加工により一列に等間隔に形成された、いわゆるエンボステープの各エンボスにチップ部品を挿入した後、カバーテープにより封入する方法が多く採用され、また、そのための自動包装装置が用いられている。
図11に従来のキャリアテープを物品収納状態で示す図であり、(A)は平面図、(B)はポケット位置で幅方向に切断した断面図である。(A)にはカバーテープの図示は省略されており、(B)ではカバーテープも図示されている。
2は可撓性をもつ樹脂製キャリアテープ本体で、その長手方向には物品を収納するためのポケット4がエンボス穴により形成されている。ポケット4内にはCSPのような物品6が収納される。ここでは物品6としてCSPが収納されているものとする。CSP6はその電極端子、例えば半田端子が下側になるようにポケット4に収納される。
ポケット4はキャリアテープ本体2の長手方向に沿って等間隔で一列に配列されている。そのポケット4の配列の片側にはキャリアテープ本体2を間欠送りするための送り穴8が等間隔で開けられている。
キャリアテープ本体2で、ポケット4の開口部が設けられている側の平坦面はフランジ部10となり、そこにはポケット4に収納された部品6を封入するために樹脂製のカバーテープ12が接着又は熱圧着により取り付けられる。
物品6がポケット4に収納され、カバーテープ12により封入された状態のキャリアテープは、カバーテープ12が外側になるようにしてリールに巻き取られる。図12はリールに巻き取られたキャリアテープの重なり部の一部断面図を示したものであり、内側のキャリアテープのポケット4aの位置に外側のキャリアテープのポケット4bが丁度重なった個所を示している。図の下側がリールの中心方向を表わしている。
一般に、ポケット4は物品の収納時及び取出し時の操作性から内部底面積よりも開口部の面積の方が大きくなるように形成されている。キャリアテープ本体2は厚みをもっているが、その厚みを考慮してもポケット4の外側底面のサイズは開口部のサイズよりも小さくなっている。そのため、図12のように、内側のキャリアテープのポケット4aの位置に外側のキャリアテープのポケット4bが丁度重なった個所では、キャリアテープをリールに巻き取る際や、巻き取った後の搬送時などで力が加わると、図13に示されるように、外側のポケット4bの底部が内側のポケット4aの開口部に入り込む、所謂ネスティングという現象が生じる。
このようなキャリアテープに収納される物品が、例えばBGA(Ball Grid Array)タイプの半田端子を有するCSPの場合、ネスティングによる圧力により半田端子が変形することがある。CSPに限らず、他の物品においてもネスティングにより破損することがある。
そこで、このようなネスティングの問題を回避するために、ポケット内部の壁面構造を改良することにより、ネスティングを防止したキャリアテープが提案されている(特許文献1参照)。その提案のキャリアテープでは、ポケットの壁面部に外側方向に突起したリブ部を形成し、リブ部分の断面形状において底部の外側寸法がポケットの開口部寸法より大きくなるようにしている。
特開2002−46770号公報
ポケットの形状自体を改良する方法では、大きな物品を収納するキャリアテープでは支障がないが、CSPのような小さい物品を収納するポケットでは、ポケット自体が小さいため、そのポケットの壁面に物品収納の目的以外の形状を構成することは、物品の収納に対する機能を低下させるおそれがある。
そこで、本発明はキャリアテープにおいてネスティングを防止することを目的とするものであるが、提案のような物品収納用のポケット自体の変更ではなく、他の手段よってネスティングを防止することを目的とするものである。
本発明は、可撓性をもつ樹脂製キャリアテープ本体の表面側に開口をもちこのキャリアテープ本体の長手方向に等間隔でキャリアテープ本体の厚さよりも深く形成されたエンボス穴が物品収納用ポケット(以下単にポケットと呼ぶ)として形成されたキャリアテープにおいて、ポケット間に、ポケットと同じ深さ方向で少なくとも一部の深さがポケットと同じか又はそれよりも深く形成されたエンボス穴にてなり、物品が収納されることのないダミーポケットが配置されており、収納用ポケットはその底面に貫通穴が形成されており、ダミーポケットは、その外側の底面がポケットの開口部上に重なるように配置したとき、その外側の底面がポケットの開口部から少なくとも一部がはみ出す形状に形成されており、かつ、その底面には貫通穴が形成されておらず、ダミーポケットの外側の底面の平面サイズがダミーポケットの開口部の平面サイズよりも大きく形成されており、収納用ポケットとダミーポケットは開口部の平面形状が互いに異なっていることを特徴とするものである。
このキャリアテープではポケットの両側にダミーポケットが配置されているので、ポケットに物品が収納されカバーテープで封止された後、キャリアテープがリールに巻き取られたとき、隣接する内側と外側でポケットの位置が重なったとしても、ダミーポケットが両キャリアテープ間の距離を維持するように作用し、外側のキャリアテープのポケット底部が内側のキャリアテープのポケット開口部に入り込みにくくなり、ネスティングを防止することができる。
本発明の参考例は、可撓性をもつ樹脂製キャリアテープ本体の表面側に開口をもちこのキャリアテープ本体の長手方向に等間隔でキャリアテープ本体の厚さよりも深く形成されたエンボス穴が物品ポケットとして形成されたキャリアテープにおいて、キャリアテープ本体の裏面には少なくとも一部の高さが前記ポケットと同じか又はそれよりも高い板状に突出したリブがキャリアテープ本体に一体として形成されていることを特徴とするものである。
このキャリアテープではポケットの両側にリブが配置されているので、ポケットに物品が収納されカバーテープで封止された後、キャリアテープがリールに巻き取られたとき、隣接する内側と外側でポケットの位置が重なったとしても、リブが両キャリアテープ間の距離を維持するように作用し、外側のキャリアテープのポケット底部が内側のキャリアテープのポケット開口部に入り込みにくくなり、ネスティングを防止することができる。
ダミーポケットを形成した本発明のキャリアテープにおいて、ダミーポケットは、その外側の底面形状がポケットの開口部から少なくとも一部がはみ出す形状に形成されている。これにより、キャリアテープがリールに巻き取られたとき、隣接する内側のキャリアテープのポケットと外側のキャリアテープのダミーポケットの位置が重なったとしても、ダミーポケットの底部がポケット開口部に入り込むことがない。
ダミーポケットの外側の底面形状がポケットの開口部平面形状から少なくとも一部がはみ出す形状に形成されている形状の1つの例は、ダミーポケットの外側の底面とポケットの開口部は、キャリアテープ本体の長手方向においては一方が他方より長い部分をもち、それと直交する方向においては他方が一方より長い部分をもっている形状である。
ダミーポケットの外側の底面形状がポケットの開口部平面形状から少なくとも一部がはみ出す形状に形成されている形状の他の例は、ダミーポケットの外側の底面形状がポケットの開口部形状とは異なる種類の形状に形成されている場合である。
ダミーポケットの外側の底面形状がポケットの開口部平面形状から少なくとも一部がはみ出す形状に形成されている形状のさらに他の例は、ダミーポケットはキャリアテープ本体の長手方向とそれに直交する方向(幅方向)の少なくとも一方の方向の両端部では中央部よりも深さが深くなっており、ダミーポケットの外側の底面がポケットの開口部上に重なるように配置したとき、ダミーポケットの端部の外側底面の少なくとも一部がポケットの開口部からはみ出す形状に形成されている場合である。
ダミーポケットの外側の底面形状がポケットの開口部平面形状から少なくとも一部がはみ出す形状に形成されている形状のさらに他の例は、ダミーポケットはキャリアテープ本体の長手方向に直交する方向の両端部では中央部よりも幅が広くなっており、ダミーポケットの外側の底面がポケットの開口部上に重なるように配置したとき、ダミーポケットの端部の外側底面の少なくとも一部がポケットの開口部からはみ出す形状に形成されている場合である。
ダミーポケットの形状の好ましい例は、ダミーポケットの壁面がキャリアテープ本体の表面の平面に対して垂直方向に形成されて開口部形状と内側の底面形状が同一になっているものである。キャリアテープ本体には厚みがあるため、ダミーポケットの外側底面の面積はダミーポケットの開口部の面積よりも大きくなる。キャリアテープがリールに巻き取られたとき、隣接する内側と外側でポケットの位置が重なったとき、ダミーポケットどうしも重なるが、ダミーポケットでは外側底面積の方が開口部面積よりも大きいため、外側のダミーポケットの底部が内側のダミーポケットの開口部に入り込むことがなく、隣接するキャリアテープ間の距離を維持することができる。これにより、ダミーポケット間に存在する内側キャリアテープのポケットと外側キャリアテープのポケットは、重なり合ったとしても外側のポケットの底部が内側のポケットの開口部に入り込むことが防止される。
リブを形成した参考例のキャリアテープにおいて、好ましい形態では、リブはポケット間に配置され、キャリアテープ本体の長手方向に延びた形状に形成されている。
さらに好ましくは、リブはキャリアテープ本体の長手方向で複数に分割されている。これにより、キャリアテープをリールに巻き取る際、送り方向(キャリアテープ本体の長手方向)に曲がりやすくなる。
リブはポケット間以外の領域にも形成されていてもよい。キャリアテープがリールに巻き取られたとき、隣接する内側と外側でポケットの位置が重なったとき、リブが多いほど隣接キャリアテープ間の距離を維持しやすくなり、外側のポケットの底部が内側のポケットの開口部に入り込むことが有効に防止される。
本発明によれば、物品を収納するポケットの形状によらず、ダミーポケットによって外側のポケットの底部が内側のポケットの開口部に入り込むことが防止されるので、ポケットの形状は物品の収納や取出しに好都合なように設計することができる。そのように設計された好ましいポケット形状の一例は、平面形状が実質的に矩形であり、その内壁面に開口部に向かって開く方向のテーパー部をもち、そのテーパー部での開口寸法は収納される物品の4辺がそのテーパー部と接触して支持されたときその物品の底面にあるいずれの部分もこのポケットの底面と接触しない寸法に設定されているものである。このように、ポケット内で物品を4辺で支持し、電極のような底面にある部分がポケットの底面と接触しないようにすれば、半田電極のような機械的損傷を受けやすい部分を保護することができて好都合である。
さらに好ましいポケット形状として、ポケット内壁面のテーパー部には収納される物品の底面を支持する突出部が設けられており、その突出部は収納される物品がその突出部で支持されたときその物品の底面にあるいずれの部分もこのポケットの底面と接触しない位置に設けられているものとすることができる。このように突出部を設けることにより、収納しようとする物品のサイズが小さくなってその4辺をテーパー部に接触させて支持できない場合、この突出部で物品を支持することによって、物品の底面にある半田端子のような部分がポケットの底面と接触することを防止することができるようになる。
ポケットの内壁面にテーパー部が設けられている場合のさらに好ましいポケット形状は、ポケットの内壁面でテーパー部が設けられている部分の4つの隅角部がテーパー部よりも外方向に窪んでいるものである。これにより、収納しようとする物品の角がポケットの内壁面と接触せずに収納できるため、安定して収納することができる。
このキャリアテープに物品を収納するにはポケットに物品を封入するためにキャリアテープの表面に樹脂製カバーシートを取り付ける。本発明のキャリアテープとそのキャリアテープのポケットに物品を封入するためにキャリアテープの表面に取り付けられる樹脂製カバーシートを組み合わせて小型物品収納装置としてもよい。
そのような小型物品収納装置に物品を収納してリールに巻き取るようにしてもよい。すなわち、ポケットに物品が収納され、キャリアテープの表面に樹脂製カバーシートが取り付けられて物品がポケットに封入された状態のキャリアテープがカバーシートを外側にしてリールに巻き取られているようにしてもよい。
本発明のキャリアテープを用いた小型物品収納装置によれば、ポケットに物品が収納されカバーテープで封止された後、キャリアテープがリールに巻き取られたとき外側のキャリアテープのポケット底部が内側のキャリアテープのポケット開口部に入り込むネスティングを防止して、ポケットに収納された物品が損傷を受けるのを防止することができる。
本発明のキャリアテープでは、可撓性をもつ樹脂製キャリアテープ本体の表面側に開口をもちこのキャリアテープ本体の長手方向に等間隔でキャリアテープ本体の厚さよりも深く形成されたエンボス穴が物品収納用ポケットとして形成されたキャリアテープにおいて、ポケット間に、ポケットと同じ深さ方向で少なくとも一部の深さがポケットと同じか又はそれよりも深く形成されたエンボス穴にてなり、物品が収納されることのないダミーポケットが配置されているので、ポケットに物品が収納されカバーテープで封止された後、キャリアテープがリールに巻き取られたとき、隣接する内側と外側でポケットの位置が重なったとしても、ダミーポケットが両キャリアテープ間の距離を維持するように作用し、外側のキャリアテープのポケット底部が内側のキャリアテープのポケット開口部に入り込みにくくなり、ネスティングを防止することができる。
図1は第1の実施例を表わす。(A)はキャリアテープ本体の平面図、(B)は(A)のB−B線位置での断面図、(C)は(A)のA−A線位置での断面図である。
このキャリアテープは、BGAタイプのCSPを収納するためのものである。20はポリカーボネートからなる可撓性を持つキャリアテープ本体であり、その厚さは0.18mmである。22は物品を収納する矩形のポケットであり、底をもつエンボス穴として形成されている。ポケット22は多数個が同一形状で同一方向に凹みをもち、キャリアテープ本体20の長手方向に沿って4mmのピッチP1で一列に等間隔に配列されている。ポケット22の開口部の平面形状の寸法は、X1=1.08mm、Y1=1.58mmである。
ポケット22間にはダミーポケット24が1個ずつ形成されている。ダミーポケット24はポケット22と同一方向の凹みとして形成された、底をもつエンボス穴である。ダミーポケット24の開口部の平面形状は、キャリアテープ本体20の長手方向に直交する方向において、中央部で狭く、両端部で広くなっているI型をしている。両端部の幅広部分におけるキャリアテープ本体長手方向の幅寸法X2は1.1mmで、ポケット22の同方向の幅X1よりも大きい。中央部の幅X2aは端部よりも狭く、0.7mmである。ダミーポケット24の開口部の平面形状におけるキャリアテープ本体長手方向に直交する方向の長さY2は2.0mmで、ポケット22の同方向の長さY1よりも大きい。
ポケット22とダミーポケット24の配列の片側には、このキャリアテープ本体20を間欠送りするための送り穴26が等間隔で開けられてポケット22と同じ配列方向に配列されている。送り穴26はポケット22の配列の両側に設けてもよい。
ポケット22、ダミーポケット24及び送り穴26以外の本体20の表面(22,24の開口部がある側の面)は平坦面であり、その平坦面上にはポケット22に物品を収納し、封入するためにカバーテープが熱圧着又は接着により取り付けられるフランジ部28となっている。フランジ部28でカバーテープが取り付けられる領域は、送り穴26を被うことなく、ポケット22とダミーポケット24の開口部を被う領域である。
ポケット22の底面には穴34が開けられている。この穴34は物品をポケット22に封入した後、存在を確認するとともに、ポケット22内外の気圧変動を防ぐためのものである
ポケット22の断面形状の一部を図2に拡大して示す。図2は図1の(C)の破線の円Cで囲まれた部分の拡大図である。ポケット22の内側では、開口部から所定の深さまでの壁面30がフランジ部28の面に対し垂直方向に形成されており、その壁面30より底部側の壁面32は開口部方向に開いたテーパー面となっている。テーパー面32には収納する物品の底面を支持するための突出部36が形成されている。
図2において、38はポケット22に収納された物品のCSPである。物品38の底面には半田端子40が形成されている。物品38を収納する状態として、物品38のサイズにより異なる形態がありうる。
1つの形態は、図2に示されているように、物品38の4辺がテーパー部32と接触して支持され、物品38の底面と突出部36が直接接触しない状態である。
他の形態は、物品38が小さくなって、物品38の4辺がテーパー部32と接触せず、物品38の底面が突出部36と当接して支持される状態である。
何れの場合でも物品38の底面にある半田端子40などの部分は、ポケット22の底面とは接触しないで支持される。
しかしながら、本発明は、突出部36がなく、物品38を支持するためにテーパー部32のみを備えている場合も1つの実施例として含むものである。
テーパー面32が形成されている深さの位置において、ポケット22の壁面の隅角部にはそのテーパー面32は形成されておらず、図1(A)に示されているように、テーパー面32よりも外方向に窪んだ窪み33が形成されている。これにより、物品38の角が壁面に接触しないようになり、ポケット22に物品38を挿入したり取り出したりする際の操作性が向上するとともに、ポケット22で物品38を安定して支持することができるようになる。
図1にはカバーテープは図示されていないが、物品38をポケット22に収納した後、熱圧着によりカバーテープがフランジ部28に取り付けられてポケット22の開口部が封止される。
ダミーポケット24は、中央部25aとその両端部25bとからなる。中央部25aの深さは両端部25bの深さよりも浅い。両端部25bの深さはポケット22の深さと同じである。ダミーポケット24の壁面はフランジ部28の面に対し垂直方向に形成されている。
キャリアテープ本体20の材質は、上に示したポリカーボネートの他、APET(アモルファス・ポリエチレンテレフタレート)やポリスチレンなどを用いることができる。また、カバーテープの材質としては、ポリエステルなどを用いることができる。
物品を収納した状態のキャリアテープをカバーテープで封止し、リールに巻き取る。巻き取られた状態では、内側に巻かれたキャリアテープとそれに隣接してその外側に巻かれたキャリアテープの間で、ポケットどうしが重なったり、ポケット上にダミーポケットが重なる状態が起こりうる。
図3はポケット22どうしが重なった場合を図示したものである。(A)はポケット22どうしが重なっている部分を表わしている。そのポケット22の両側ではダミーポケット24どうしが(B)のように重なる状態となっている。ポケット22には物品38が収納され、カバーテープ21で封止されている。
図3(B)に示されるように、ダミーポケット24どうしの重なり部では、ダミーポケット24の壁面がフランジ部の面に垂直であることから、ダミーポケット24の外部底面のサイズが開口部のサイズに比べてキャリアテープ本体20の厚みの分だけ大きくなるため、外側に巻かれたキャリアテープのダミーポケット24の底部が内側に巻かれたキャリアテープのダミーポケット24の開口部に入り込むことはなく、ダミーポケット24が内外両キャリアテープの間隔を保持する。その結果、ポケット部では、外側に巻かれたキャリアテープのポケット22の外側底面のサイズが内側に巻かれたキャリアテープのポケット22の開口部のサイズよりも小さいが、ポケット22の両側にあるダミーポケット24によって内外両キャリアテープの間隔が保持されるため、外側に巻かれたキャリアテープのポケット22の外側底部が内側に巻かれたキャリアテープのポケット22の開口部に入り込むことが防止される。
また、内側に巻かれたキャリアテープのポケット22とそれに隣接してその外側に巻かれたキャリアテープのダミーポケット24が重なることも起こりうる。図4はその状態を表わしたものである。(A)はキャリアテープ本体の長手方向に切断した状態の断面図、(B)はそれに直交する方向に切断した状態の断面図である。
図1で説明したように、キャリアテープ本体の長手方向に関しては、ダミーポケット24は中央部25aでは幅X2aがポケット22の幅X1よりも小さいが、深さが両端部25bよりも浅く、一方ダミーポケット24の両端部25bの幅X2はポケット22の幅X1よりも大きいため、図4(A)に示されるように、ダミーポケット24の外側底部がポケット22の開口部に入り込むことが防止される。
また、キャリアテープ本体の幅方向に関しては、ダミーポケット24の長さY2がポケット22の長さY1よりも大きいことによっても、図4(B)に示されるように、ダミーポケット24の外側底部がポケット22の開口部に入り込むことが防止される。
図5は第2の実施例を表わす。(A)は平面図、(B)はそのA−A線位置での断面図である。図6は同実施例におけるポケットを物品を収納した状態で示す図であり、(A)は平面図、(B)はその1つの側方からみた断面図、(C)はそれと直交する他の側方からみた断面図である。この実施例を第1の実施例と比較すると、ポケット22a間にダミーポケット24aが形成されている点は共通しているが、ポケット22a及びダミーポケット24aの形状が異なる。
ポケット22aにおいては、図6と壁面断面の拡大図である図7に示されるように、開口部側の壁面30aはフランジ面28に対し垂直ではなく、開口部側が開く方向に傾斜したテーパー面となっている点で異なる。底部側にもテーパー面32が設けられているが、開口部側のテーパー面30aは底部側のテーパー面32よりも傾斜が急である。底部側のテーパー面32及びそのテーパー面32に設けられた突出部36は第1の実施例と同じである。
また、 テーパー面32が形成されている深さの位置において、ポケット22aの壁面の隅角部にはそのテーパー面32は形成されておらず、図1の実施例と同様に、テーパー面32よりも外方向に窪んだ窪み33が形成されている。
図6と図7はポケット22aに物品38としてCSPが収納された状態を示している。この物品38のサイズは、4辺がテーパー面32で支持される大きさであり、物品38の底面と突出部36の間に隙間のある状態で支持されている。物品38のサイズが小さくなると、物品38の底面が突出部36と接触して突出部36により支持されるようになる。いずれの場合も半田端子40はポケット22aの底面とは接触しない。
ダミーポケット24aは壁面がフランジ面28に対して垂直方向に形成され、深さは均一になっている。ダミーポケット24aの外側のサイズはキャリアテープ本体20aの長手方向に対してはポケット22aの開口部の幅よりも広く、それと直交する方向に対してはポケット22aの開口部の幅よりも狭く設定されている。ダミーポケット24aの深さはポケット22aの深さと同一又はそれ以上である。
図8(A)はこの実施例において内側に巻かれたキャリアテープのポケット22aと隣接してその外側に巻かれたキャリアテープのポケット22aが重なった状態を示したものである。その場合は、内側に巻かれたキャリアテープのダミーポケット24aと外側に巻かれたキャリアテープのダミーポケット24aも図8(B)に示されたように重なることになるが、ダミーポケット24aは壁面が垂直であるため外側底面のサイズは開口部のサイズよりも大きく、従ってダミーポケット24aどうしの重なり部で底部が開口部に入り込むネスティング現象は起こらない。そのため、ダミーポケット24a間に挟まれたポケット22aどうしの重なり部においても内外の両キャリアテープ間の間隔がダミーポケット24aによって維持され、ポケット22aどうしのネスティング現象も防止される。
図9はポケット22aとダミーポケット24aが重なった状態を表わしたものである。(A)は図5中にA方向と示した方向から見た断面図、(B)は図5中にB方向と示した方向から見た断面図である。
ダミーポケット24aのキャリアテープ本体長手方向の幅がポケット22aの幅よりも広いので、ダミーポケット24aの底部がポケット22aの開口部に入り込むネスティング現象は起こらない。
図10は参考例を表わしたものであり、(A)は平面図、(B)はそのキャリアテープ本体長手方向の断面図である。キャリアテープ本体20bで、ポケット22間の裏面側(キャリアテープ本体20bのフランジ部28を表面側としており、裏面側はその反対側)に板状のリブ50がキャリアテープ本体20bと一体的に形成されている。リブ50はキャリアテープ本体20bの長手方向に延びる板状の形状をもち、ポケット22とは一体化されておらず、リブ50自体において長手方向で2つに分割された形状に形成されている。リブ50の全体の長さLはポケット22の開口部の幅Wよりも長く、リブ50の高さHはポケット22の外側寸法と同じである。
この参考例においては、内側に巻かれたキャリアテープのポケット22と隣接してその外側に巻かれたキャリアテープのポケット22が重なるようにキャリアテープがリールに巻かれた場合にも、ポケット22間のリブ50がキャリアテープ本体20b間の間隔を維持するため、外側のポケット22の底部が内側のポケット22の開口部に入り込むことは防止される。
また、リブ50がポケット22上にきた場合、リブの長さLがポケット22の開口部の幅Wよりも大きく設定されているので、リブ50がポケット22の開口部に入り込むこともない。
第1の実施例を表わす図であり、(A)はキャリアテープ本体の平面図、(B)は(A)のB−B線位置での断面図、(C)は(A)のA−A線位置での断面図である。 同実施例のポケットの断面形状の一部を示す拡大断面図である。 同実施例においてポケットどうしが重なった場合を示したものであり、(A)はポケットどうしが重なっている部分を示す断面図、(B)はダミーポケットどうしが重なっている部分を示す断面図である。 同実施例においてポケットとダミーポケットが重なった場合を示したものであり、(A)はキャリアテープ本体の長手方向に切断した状態の断面図、(B)はそれに直交する方向に切断した状態の断面図である。 第2の実施例を表わす図であり、(A)は平面図、(B)はそのA−A線位置での断面図である。 同実施例におけるポケットを物品を収納した状態で示す図であり、(A)は平面図、(B)はその1つの側方からみた断面図、(C)はそれと直交する他の側方からみた断面図である。 同実施例のポケットの断面形状の一部を示す拡大断面図である。 同実施例においてポケットどうしが重なった場合を示したものであり、(A)はポケットどうしが重なっている部分を示す断面図、(B)はダミーポケットどうしが重なっている部分を示す断面図である。 同実施例においてポケットとダミーポケットが重なった場合を示したものであり、(A)は図5中にA方向と示した方向から見た断面図、(B)は図5中にB方向と示した方向から見た断面図である。 参考例を表わす図であり、(A)は平面図、(B)はそのキャリアテープ本体長手方向の断面図である。 従来のキャリアテープを物品収納状態で示す図であり、(A)は平面図、(B)はポケット位置で幅方向に切断した断面図である。 リールに巻き取られた従来のキャリアテープの重なり部を示す断面図である。 従来のキャリアテープの重なり部で外側のポケットの底部が内側のポケットの開口部に入り込むネスティングを示す断面図である。
符号の説明
20,20a,20b キャリアテープ本体
22,22a ポケット
24,24a ダミーポケット
25a ダミーポケットの中央部
25b ダミーポケットの端部
26 送り穴
28 フランジ部
30,30a ポケットの壁面
32 テーパー面
36 突出部
38 ポケットに収納された物品
40 半田端子

Claims (2)

  1. 可撓性をもつ樹脂製キャリアテープ本体の表面側に開口をもちこのキャリアテープ本体の長手方向に等間隔でキャリアテープ本体の厚さよりも深く形成されたエンボス穴が物品収納用ポケットとして形成されたキャリアテープにおいて、
    前記収納用ポケット間に、前記収納用ポケットと同じ深さ方向で少なくとも一部の深さが前記収納用ポケットと同じか又はそれよりも深く形成されたエンボス穴にてなり、物品が収納されることのないダミーポケットが配置されており、
    前記収納用ポケットはその底面に貫通穴が形成されており、
    前記ダミーポケットは、その外側の底面が前記収納用ポケットの開口部上に重なるように配置したとき、その外側の底面が前記収納用ポケットの開口部から少なくとも一部がはみ出す形状に形成されており、かつ、その底面には貫通穴が形成されておらず、
    前記ダミーポケットの外側の底面の平面サイズが前記ダミーポケットの開口部の平面サイズよりも大きく形成されており、
    前記収納用ポケットと前記ダミーポケットは開口部の平面形状が互いに異なっていることを特徴とする小型物品収納用キャリアテープ。
  2. 可撓性をもつ樹脂製キャリアテープ本体の表面側に開口をもちこのキャリアテープ本体の長手方向に等間隔でキャリアテープ本体の厚さよりも深く形成されたエンボス穴が物品収納用ポケットとして形成されたキャリアテープにおいて、
    前記収納用ポケット間に、前記収納用ポケットと同じ深さ方向で少なくとも一部の深さが前記収納用ポケットと同じか又はそれよりも深く形成されたエンボス穴にてなり、物品が収納されることのないダミーポケットが配置されており、
    前記キャリアテープ本体がリールに巻き取られたときに、前記ダミーポケットが、隣接する内側の前記キャリアテープ本体と外側の前記キャリアテープ本体の間の距離を維持するように作用し、内側の前記キャリアテープ本体と外側の前記キャリアテープ本体で前記収納用ポケット同士が重なり合ったとしても、内側の前記キャリアテープ本体の前記収納用ポケットに収容されている物品が損傷を受けないことを特徴とする小型物品収納用キャリアテープ。
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