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JP4080672B2 - 戸別受信機 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、親局からの防災行政無線放送等を受信する戸別受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
戸別受信機は、各家庭に設置されており、役所等に設置された親局からの防災行政無線放送を受信し、スピーカ等を介して使用者に対し、防災情報や一般の行政連絡等の無線放送を通知するものである。
このような戸別受信機において、緊急時には確実に使用者に放送内容を報知することが必要となるため、戸別受信機を構成する機器に何らかの異常が発生した場合は、使用者に対してその異常を知らせる通知を行うようになっている。
【0003】
例えば、停電時の電源となる電池の電池電圧が低下した場合を例にして、異常通知の動作について説明する。
従来の戸別受信機では、定期的に電池の電池電圧を測定しており、停電時の電源となる電池の電池電圧が低下した場合には、電池の電池電圧が低下したことを検出すると、電池電圧が低下した旨の報知音または音声をスピーカ等を介して出力する。
このようにして、電池電圧の低下等の警報を発すべき事象が検出された場合には、その事象が発生した時点で、直ちに警報音または音声により使用者に知らせることが可能となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電池電圧の低下等の警報を発すべき事象が発生する時間は不特定であり、従来の戸別受信機のように警報を発すべき事象が発生した時点で、直ちにその異常を報知音または音声により使用者に知らせるようにしていると、電池電圧の低下のような緊急性の高くない事象であっても事象が発生した時点、例えば深夜に報知音が鳴ってしまい使用者に迷惑をかけることがあった。
【0005】
また、このような問題の対策として、報知音を停止したり、音量を小さくしたり、また、鳴動時間を短くしたりすることも考えられるが、このような場合には、報知音の出力時に不在であったり、たとえ報知音の聞こえる範囲にいたとしても、特に注意を払っていなかったために、報知音に気付かないということも考えられる。
【0006】
よって、本発明では、上記課題を解決するために、警報を発すべき事象が発生した場合には、使用者が注意を払っているタイミングで注意喚起を行うことにより、使用者が容易に警報に気付くことのできる戸別受信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る個別受信器では、親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記検出手段による検出を受けて異常が検出されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2に係る個別受信器では、親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、前記検出手段が異常を検出すると前記出力手段を介して騒音にならないレベルで報知音を出力し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記検出手段による検出を受けて異常が検出されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2に係る戸別受信機では、親局からの放送を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部の状態を検出する検出手段と、親局からの放送または異常が発生した際の報知音を出力する出力手段とを有する戸別受信機において、上記検出手段が異常を検出すると上記出力手段を介して騒音にならないレベルで報知音を出力し、その後、上記受信手段が親局からの放送を受信すると上記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了すると、上記検出手段は各部の状態を検出し、異常が検出された場合には上記出力手段を介して報知音を出力する。
【0010】
本発明の請求項3に係る個別受信器では、親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、前記検出手段により異常が検出された場合に、当該異常に対応する異常情報を記憶する記憶手段と、前記検出手段が異常を検出すると前記出力手段を介して騒音にならないレベルで報知音を出力すると共に、前記記憶手段に当該異常に対応する異常情報を記憶し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記記憶手段に異常情報が記憶されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4に係る個別受信器では、親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、戸別受信機を構成する各部の状態を表示する表示手段と、前記検出手段が異常を検出すると前記表示手段に異常が発生した旨を表示し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記検出手段による検出を受けて異常が検出されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項5に係る個別受信器では、親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、戸別受信機を構成する各部の状態を表示する表示手段と、前記検出手段により異常が検出された場合に、当該異常に対応する異常情報を記憶する記憶手段と、前記検出手段が異常を検出すると前記表示手段に異常が発生した旨を表示すると共に、前記記憶手段に当該異常に対応する異常情報を記憶し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記記憶手段に異常情報が記憶されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項4に係る戸別受信機では、親局からの放送を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部の状態を検出する検出手段と、親局からの放送または異常が発生した際の報知音を出力する出力手段とを有する戸別受信機において、戸別受信機を構成する各部の状態を表示する表示手段を具備し、上記検出手段が異常を検出すると上記表示手段に異常が発生した旨を表示し、その後、上記受信手段が親局からの放送を受信すると上記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了すると、上記検出手段は各部の状態を検出し、異常が検出された場合には上記出力手段を介して報知音を出力する。
【0014】
これにより、構成要素に異常が発生した時点では、報知音を出力せず異常が発生した旨を表示させることにより、例えば深夜に報知音が鳴り響き睡眠を妨げることはなくなり、また、放送終了後という使用者が戸別受信機に対し注意を払っているタイミングで構成要素の異常の通知を行うことにより、使用者に対し容易に構成要素の異常を気付かせることができる。
【0015】
本発明の請求項5に係る戸別受信機では、親局からの放送を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部の状態を検出する検出手段と、親局からの放送または異常が発生した際の報知音を出力する出力手段とを有する戸別受信機において、戸別受信機を構成する各部の状態を表示する表示手段と、上記検出手段で異常が検出されたことを記憶する記憶手段とを具備し、上記検出手段が異常を検出すると上記表示手段に異常が発生した旨を表示すると共に、上記記憶手段に異常が検出されたことを記憶し、その後、上記受信手段が親局からの放送を受信すると上記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了した後、上記記憶手段に異常が検出されたことが記憶されている場合には上記出力手段を介して報知音を出力する。
【0016】
これにより、構成要素に異常が発生した時点では、報知音を出力せず異常が発生した旨を表示させることにより、例えば深夜に報知音が鳴り響き睡眠を妨げることはなくなり、また、放送終了後という使用者が戸別受信機に対し注意を払っているタイミングで構成要素の異常の通知を行うことにより、使用者に対し容易に構成要素の異常を気付かせることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の戸別受信機の構成図である。
図1の戸別受信機は、親局からの無線信号を受けるアンテナ1と、アンテナ1から入力された無線信号を復調する無線部2と、無線部2の信号から呼出し信号等の制御信号を判定し各部の制御を行う制御部3と、無線部2で復調された無線信号を音声信号に変換する音声制御部4と、音声制御部4からの音声信号を増幅する音声増幅部5と、音声増幅部5からの音声信号を出力するスピーカ6と、音量の調整等の操作を行う操作部7と、電力を供給するコンセント8と、停電時の電力を供給する電池9と、通電時はコンセント8から電源出力を行い停電時は電池9から電源出力を行うと共に電池9の電池電圧を検出する電源部10と、状態表示や警報表示を行う表示部11とを有している。
【0018】
この戸別受信機の第1の実施の形態の警報通知の動作について、説明する。この第1の実施の形態では、緊急度の低い警報事象の発生時には、報知音の音量を小さくする場合の動作である。以下に図2を用いて、電池電圧低下時の警報通知の動作を例として説明する。図2は、電池電圧低下時の警報通知の動作のフローチャートである。
【0019】
先ず、電源部10により、電池9の電池電圧が測定され(STEP1)、電池9の電池電圧が所定電圧値以下であると判断(STEP2)されると、電源部10は電池電圧が低下したことを制御部3に通知する。
電池電圧が低下したとの通知を受けた制御部3は、表示部11に対して、電池電圧が低下した旨の表示を行わせ(STEP3)、更にテーブル等を用いて電池電圧の低下が緊急度の高い警報事象であるかを判断する(STEP4)。
【0020】
例えば、警報事象の緊急度を判断する際には、図3に示したようなテーブルを制御部3に持たせておくことで、通知された警報事象の緊急度を判断することが考えられる。例えば、緊急度の低い警報事象としては、電池電圧の低下の他にAC電源8の停電、緊急度の低い放送の受信、戸別受信機に録音された親局からの放送で緊急度の低い放送の未再生等が挙げられる。また、緊急度の高い警報事象としては、緊急度の高い放送の未再生等が挙げられる。
【0021】
ここで、電池電圧の低下は緊急度の低い警報事象であるので、制御部3は音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、小さな音量で報知音または音声を一定時間出力する(STEP5)。そして、戸別受信機は待ち受け状態となる(STEP7)。
【0022】
このように、第1の実施の形態では、緊急度の低い警報事象の場合、警報事象の発生時には、小さな音量で報知音を出力するようにしている。これにより、緊急度の低い警報事象の発生時には、深夜の鳴動等による使用者への迷惑を最小限に抑えることができる。
【0023】
なお、第1の実施の形態では、緊急度の低い警報事象の場合、小さな音量で報知音を出力するようにしているが、これに限られず、鳴動時間を短くしても良いし、あるいは報知音を停止させて表示部11による警報の表示のみにとどめるようにしても良い。更に、別の変形例としては、親局からの放送は、緊急度の高い放送を除いては放送されないようにしてもよい。
【0024】
次に、第2の実施の形態の戸別受信機の警報通知の動作について、説明する。この第2の実施の形態は、放送を受信した直後に個別受信機の警報情報を検出して、報知等を行うものである。以下に、第2の実施の形態の動作について、電池電圧低下時の警報通知の動作を例にして、図4を用いて説明する。
【0025】
図4は、第2の実施の形態における、電池電圧低下時の警報通知の動作のフローチャートである。なお、戸別受信機の構成自体は図1に示した第1の実施の形態の戸別受信機と同様であるので、ここでは、その説明は省略する。
【0026】
戸別受信機は、待受状態で親局からの放送を受信可能な状態で待機している(STEP10)。そして、アンテナ1が親局からの無線信号を受信すると、制御部3は復調された無線部2からの信号に基づき自局向けの無線信号であるかを判断し(STEP11)、自局向けの無線信号であれば、制御部3は音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、親局からの放送をスピーカ6を介して出力する(STEP12)。
【0027】
親局からの放送が終了すると、次に警報情報の検出を行う。検出する警報情報としては、電池電圧の低下、AC電源の停電、戸別受信機の録音装置に録音された未再生放送の有無等がある。電池電圧の検出を行うために、電源部10は、電池9の電池電圧を測定する(STEP13)。そして、電池9の電池電圧が所定電圧値以下に低下したままであると判断されると、電源部10は電池電圧が低下していることを制御部3に通知する(STEP14)。
通知を受けた制御部3は表示部11に対して、電池電圧が低下した旨の表示を行わせ(STEP15)、更に音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、報知音または音声を一定時間出力し(STEP16)、戸別受信機は待ち受け状態となる(STEP17)。
【0028】
このように、第2の実施の形態では、親局からの放送が行われた直後に、個別受信機の警報事象の検出を行い、警報事象が発生していれば報知音を出力するようにしている。これにより、親局からの放送が行われた直後という使用者が戸別受信機の出力に注意を払っているタイミングで報知音による注意喚起を行うことができ、使用者が警報事象に気付きやすくすることができる。
また、通常、親局からの放送は緊急情報を除いて、深夜等には送信を行わないように制御されているため、深夜の鳴動等による使用者への迷惑の問題も発生しない。
【0029】
次に、第3の実施の形態の戸別受信機の警報通知の動作について、電池電圧低下時の警報通知の動作を例にして説明する。この第3の実施の形態は、前記第1の実施の形態と前記第2の実施の形態を組み合わせたものである。
図5は、第3の実施の形態における低下時の警報通知の動作のフローチャートである。なお、戸別受信機の構成自体は図1に示した第1の実施の形態の戸別受信機と同様であるので、ここでは、その説明は省略する。
【0030】
まず、電源部10により、電池9の電池電圧が測定され(STEP1)、電池9の電池電圧が所定電圧値以下であると判断(STEP2)されると、電源部10は電池電圧が低下したことを制御部3に通知する。
電池電圧が低下したとの通知を受けた制御部3は、表示部11に対して、電池電圧が低下した旨の表示を行わせ(STEP3)、更にテーブル等を用いて電池電圧の低下が緊急度の高い警報事象であるかを判断する(STEP4)。
【0031】
例えば、警報事象の緊急度を判断する際には、図3に示したようなテーブルを制御部3に持たせておくことで、通知された警報事象の緊急度を判断することが考えられる。緊急度の低い警報事象としては、電池電圧の低下の他にAC電源8の停電、緊急度の低い放送の受信、戸別受信機に録音された親局からの放送で緊急度の低い放送の未再生等が挙げられる。
【0032】
電池電圧の低下は緊急度の低い警報事象であるので、制御部3は音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、小さな音量で報知音または音声を一定時間出力し(STEP5)、戸別受信機は待ち受け状態となる(STEP7)。
【0033】
その後、アンテナ1が親局からの無線信号を受信すると、制御部3は復調された無線部2からの信号に基づき自局向けの無線信号であるかを判断し(STEP11)、自局向けの無線信号であれば、制御部3は音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、親局からの放送をスピーカ6を介して出力する(STEP12)。
【0034】
親局からの放送が終了すると、次に警報情報の検出を行う。検出する警報情報としては、電池電圧の低下、AC電源の停電、戸別受信機の録音装置に録音された未再生放送の有無等がある。電池電圧の検出を行うために、電源部10は、電池9の電池電圧を測定する(STEP13)。
そして、電池9の電池電圧が所定電圧値以下に低下したままであると判断されると、電源部10は電池電圧が低下していることを制御部3に通知する(STEP14)。通知を受けた制御部3は表示部11に対して、電池電圧が低下した旨の表示を行わせ(STEP15)、更に音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、報知音または音声を一定時間出力し(STEP16)、戸別受信機は待ち受け状態となる(STEP17)。
【0035】
このように、第3の実施の形態では、緊急性の低い警報事象の発生時には、小さな音量で報知音を出力しておき、その後親局からの放送が行われた直後に再度警報事象の検出を行い、警報事象が解消されていなければ、大きな音量で報知音を出力するようにしている。これにより、緊急性の低い警報事象の発生時に、使用者が気づかなくても、親局からの放送が行われた直後という使用者が戸別受信機の出力に注意を払っているタイミングで報知音による注意喚起を行うことができ、使用者が警報事象に気付きやすくすることができる。
【0036】
更に、緊急性の低い警報事象の発生時には、報知音の音量を小さくしたり、鳴動時間を短くしたり、あるいは報知音を停止させ表示部11による警報の表示のみにとどめることにより、深夜の鳴動等による使用者への迷惑を最小限に抑えることもできる。
【0037】
次に、本発明の第4の実施の形態の戸別受信機の電池電圧低下時の警報通知の動作について、図6を参照して説明する。この第4の実施の形態は、個別受信機に警報管理テーブルを設けておき、警報が発生した時には報知を行うとともに、この警報管理テーブルにフラグを立てておき、放送受信後にこの警報管理テーブルを参照することにより、警報がある場合には、報知を行うものである。
以下に、第4の実施の形態の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、戸別受信機の構成自体は図1に示した第1の実施の形態の戸別受信機と基本的に同様であるが、制御部3に図7に示すような警報テーブルを有する点で異なっている。
【0038】
まず、電源部10により、電池9の電池電圧が測定され(STEP1)、電池9の電池電圧が所定電圧値以下であると判断されると、電源部10は電池電圧が低下したことを制御部3に通知する(STEP2)。電池電圧が低下したとの通知を受けた制御部3は、電池電圧が低下したことを示すフラグを、図7に示す警報管理テーブルに立てる(STEP21)。
【0039】
図7は、警報管理テーブルの一例で、各警報項目毎に、警報が発生しているか否かを示すフラグを立てておけるようになっている。図7は、電池電圧の低下が発生した際のフラグの状態を示している。電池電圧が低下の他の警報フラグとしては、AC電源の停電、親局からの放送受信、戸別受信機に録音された親局からの放送の未再生等が挙げられる。なお、このフラグは、定期的に確認され、電池交換等の問題の解決がなされた時点で、解除されるようになっている。
【0040】
また、制御部3は、表示部11に対して、電池電圧が低下した旨の表示を行わせ(STEP3)、更にテーブル等を用いて電池電圧の低下が緊急度の高い警報事象であるかを判断する(STEP4)。
【0041】
例えば、警報事象の緊急度を判断する際には、図3に示したようなテーブルを制御部3に持たせておくことで、通知された警報事象の緊急度を判断することが考えられる。緊急度の低い警報事象としては、電池電圧の低下の他にAC電源8の停電、緊急度の低い放送の受信、戸別受信機に録音された親局からの放送で緊急度の低い放送の未再生等が挙げられる。
【0042】
電池電圧の低下は緊急度の低い警報事象であるので、制御部3は音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、小さな音量で報知音または音声を一定時間出力し(STEP4)、戸別受信機は待ち受け状態となる(STEP5)。尚、小さな音量で報知音を出力するようにしているが、第1の実施の形態の場合と同様に、鳴動時間を短くしても良いし、あるいは報知音を全く出力しないようにしても良い。
【0043】
その後、アンテナ1が親局からの無線信号を受信すると、制御部3は復調された無線部2からの信号に基づき自局向けの無線信号であるかを判断し(STEP11)、自局向けの無線信号であれば、制御部3は音声制御部4及び音声増幅部5を制御して、親局からの放送をスピーカ6を介して出力する(STEP12)。
【0044】
親局からの放送が終了すると、制御部3は、警報事象を示すフラグが立っていないかをチェックする(STEP22)。そして、警報事象が解消されず、STEP21で立てたフラグが立ったままであれば、制御部3は音声制御部4および音声増幅部5を制御して、報知音または音声を一定時間出力し(STEP16)、戸別受信機は待ち受け状態となる(STEP17)。
【0045】
このように、第4の実施の形態では、緊急性の低い警報事象の場合、警報事象の発生時には、小さな音量で報知音を出力すると共に警報事象が発生したことを示すフラグを立て、その後親局からの放送が行われた直後に警報事象を示すフラグの確認を行い、警報事象が解消されていなければ、大きな音量で報知音を出力するようにしている。
これにより、第4の実施の形態では、第3の実施の形態の効果に加えて、親局からの放送が行われた直後に、警報管理テーブルを参照するだけで、警報の発生状態が把握できるため、第3の実施の形態よりも、短時間で現状の警報の発生状態を把握して、使用者に報知をできるといる、副次的効果も存在する。
【0046】
なお、本実施の形態では、電池電圧の低下を例にして説明を行ったが、本発明は電池電圧の低下に限定されることは無く、停電などの戸別受信機を構成する各要素の異常を通知する場合や、親局からの放送を受信した場合や録音された放送内容が未再生である場合の報知に対しても有用であることは言うまでもない。
【0047】
以上のように、本発明の実施の形態では、緊急性の低い警報事象の場合、警報事象の発生時には、小さな音量で報知音を出力し、その後親局からの放送が行われた直後に、警報事象が解消されていなければ、大きな音量で報知音を出力するようにしている。
【0048】
これにより、親局からの放送が行われた直後という使用者が戸別受信機の出力に注意を払っているタイミングで報知音による注意喚起を行うことができ、使用者が警報事象に気付き易くすることができる。更に、緊急性の低い警報事象の発生時には、報知音の音量を小さくしたり、鳴動時間を短くしたり、あるいは報知音を停止させ表示部による警報の表示のみにとどめることにより、深夜の鳴動等による使用者への迷惑を最小限に抑えることもできる。
【0049】
このため、使用者が深夜の鳴動等による使用者への迷惑を回避するために、報知音の停止、または音量を小さくしておくことにより、緊急時の放送に気づかないという恐れが解消される。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、親局からの放送終了後という使用者が戸別受信機に対し注意を払っているタイミングで構成要素の異常の通知を行うことにより、使用者に対し容易に構成要素の異常を気付かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の戸別受信機の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の電池電圧低下時の警報通知動作のフローチャート。
【図3】本発明の第1の実施の形態の警報事象の緊急度を示すテーブル。
【図4】本発明の第2の実施の形態の電池電圧低下時の警報通知動作のフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施の形態の電池電圧低下時の警報通知動作のフローチャート。
【図6】本発明の第4の実施の形態の電池電圧低下時の警報通知動作のフローチャート。
【図7】本発明の第4の実施の形態の警報管理テーブルを示す図。
【符号の説明】
1・・・アンテナ
2・・・無線部
3・・・制御部
4・・・音声制御部
5・・・音声増幅部
6・・・スピーカ
7・・・操作部
8・・・コンセント
9・・・電池
10・・・電源部
11・・・表示部

Claims (5)

  1. 親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、
    前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記検出手段による検出を受けて異常が検出されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段と
    を具備することを特徴とする戸別受信機。
  2. 親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、
    前記検出手段が異常を検出すると前記出力手段を介して騒音にならないレベルで報知音を出力し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記検出手段による検出を受けて異常が検出されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段と
    を具備することを特徴とする戸別受信機。
  3. 親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、
    前記検出手段により異常が検出された場合に、当該異常に対応する異常情報を記憶する記憶手段と、
    前記検出手段が異常を検出すると前記出力手段を介して騒音にならないレベルで報知音を出力すると共に、前記記憶手段に当該異常に対応する異常情報を記憶し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記記憶手段に異常情報が記憶されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段と
    を具備することを特徴とする戸別受信機。
  4. 親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、
    戸別受信機を構成する各部の状態を表示する表示手段と、
    前記検出手段が異常を検出すると前記表示手段に異常が発生した旨を表示し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記検出手段による検出を受けて異常が検出されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段と
    を具備することを特徴とする戸別受信機。
  5. 親局からの放送信号を受信する受信手段と、戸別受信機を構成する各部について異常か否かを検出する検出手段と、親局からの放送信号に基づく放送を出力する際と前記検出手段により異常が検出された場合の報知音を出力する際に共用される出力手段とを有する戸別受信機において、
    戸別受信機を構成する各部の状態を表示する表示手段と、
    前記検出手段により異常が検出された場合に、当該異常に対応する異常情報を記憶する記憶手段と、
    前記検出手段が異常を検出すると前記表示手段に異常が発生した旨を表示すると共に、前記記憶手段に当該異常に対応する異常情報を記憶し、その後、前記受信手段が親局からの放送信号を受信すると前記出力手段を介して放送を出力し、放送が終了したときに、前記記憶手段に異常情報が記憶されている場合には前記出力手段を介して報知音を出力する制御を行う出力制御手段と
    を具備することを特徴とする戸別受信機。
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