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JP4090877B2 - 記憶媒体に記録されたビットストリームの一部分を予備消去する方法及び装置と、対応する記憶媒体 - Google Patents
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JP4090877B2 - 記憶媒体に記録されたビットストリームの一部分を予備消去する方法及び装置と、対応する記憶媒体 - Google Patents

記憶媒体に記録されたビットストリームの一部分を予備消去する方法及び装置と、対応する記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、記憶媒体に記録されたビットストリームの一部分を、後で永久消去、又は、完全に再構成できるように、予備消去する方法及び装置と、対応した記憶媒体とに関する。
【0002】
〔背景〕
DVD(デジタル多用途ディスク)ストリーム記録システムは、DVDストリーム記録方式規格(SRスペック)の第0.9版に規定され、既存のデジタルビットストリームを記録し、それらを編集し、それらをビットストリームとして再生すべく書換え可能な追記型のDVDディスクを使用するため設計されている。
【0003】
SRスペックによれば、ストリーム・オブジェクト(SOB)は、一般的に、1個の記録されたビットストリーム、即ち、1テークであり、例えば、ISO/IEC 13818−1、システムズ(MPEG−2)に記載されているようにプログラム・ストリームの一部分として記憶される。SOBは、1個以上のストリーム・パックからなり、各ストリーム・パックは、パックヘッダと、その後に続くストリーム・パケットとを含む。ストリーム・パケットは、更なるヘッダデータとアプリケーション・パケット(AP_PKT)と含み、各々にアプリケーション・タイムスタンプ(ATS)が割り当てられる。これらのタイムスタンプは、再生中に適切なアプリケーション・パケット配送を実現させ得る。
【0004】
SRディスク上で、ストリーム・オブジェクト・ユニット(SOBU)は、SOBの基本ユニットであり、一定量のデータを含み、SR規格によれば、この一定量は64キロバイトである。ストリーム・オブジェクト・ユニットは、アプリケーション・パケットを含む。SOBU境界とストリーム・パケット境界は、アプリケーション・パケット境界と揃えられなくても構わない。
【0005】
ディスクからデータを回収するため、マッピング・リストが使用され、各ストリーム・オブジェクト・ユニットには、対応した特定の時間間隔が割り当てられる。
【0006】
DVDストリーム記録方式規格の一つの特色は、SOBUの一部、又は、幾つかのストリーム・オブジェクト・ユニットまでを収容するセルを一時消去(TE)し、その後、セルを再構成若しくは永久消去(PE)できる点である。永久消去の場合、セル内の任意の完全なストリーム・オブジェクト・ユニットは、再使用のため開放される。セルは、任意のアプリケーション・パケットで開始若しくは終了することができる。
【0007】
ディスクの使用可能な各面には、情報ファイルが割り当てられ、情報ファイルの内容は、例えば、ストリーマー装置の一部であるRAMのようなメモリに記憶される。
【0008】
〔発明の概要〕
このDVDストリーム記録方式規格の最新版は、オンザフライ一時消去されたセル、又は、DVDストリーム記録方式ディスクの領域を再使用若しくは復元することが可能である。非常に低速ビットレートの記録方式の場合、1個未満のアプリケーション・パケットしか存在しないので、ストリーム・オブジェクト・ユニット当たりのATSは1個未満である。このような状況では、マッピング・リスト・データ復元の適切な機能性を保証するために、詰め込み(スタッフィング)が不可欠である。詰め込みは、パケットを詰め込むことにより行われ、このようにアプリケーション・パケットを置き換える詰め込み用パケットの目的は、全てのストリーム・オブジェクト・ユニットが、詰め込みが行われている領域でも、少なくとも1個のアプリケーション・タイムスタンプ値を収容することを保証することである。しかし、最新版のSRスペックによると、一時消去(TE)は、TEセル境界に存在するストリーム・オブジェクト・ユニットの詰め込みのためには実行できない。また、SRスペックでは、更に、ストリーム・オブジェクトは、詰め込み用パケットから開始すること、又は、詰め込み用パケットで終了することが許されないという条件が存在する。
【0009】
本発明が解決すべき課題は、このような詰め込みと関連したセルの一時消去を可能にさせることである。この課題は、請求項1に記載された方法によって解決される。この方法を使用する装置は請求項2に記載されている。この方法を使用する記憶媒体は請求項3に記載されている。
【0010】
上述の情報ファイルは、様々な種類の多数のタイムスタンプを格納することが可能であり、これらのタイムスタンプは、例えば、映画における広告のようなセルをオンザフライ(on-the-fly)で一時消去するために役立つ。
【0011】
記録中に、ディスク容量の残量がゼロに近づくとき、ストリーマー装置は、ディスクを読み出したり、或いは、ストリーム内容自体を読み出したりすること無く、情報ファイル内で一時消去されたセルの場所に関する情報を探索することによって、一部の更なる記録容量をオンザフライで開放するため、一時消去されたセルを使用可能である。
【0012】
一部のタイムスタンプは、たとえ、一時消去されたセルが詰め込み用パケットを格納しているとしても、オンザフライでこのような一時消去されたセル若しくはストリーム部の完全消去が実行できるか、又は、元の記録内容の完全な復元が可能であるように定義される。
【0013】
SRスペックに規定された2個の特殊タイムスタンプは、TE領域、セル、若しくは、ビットストリーム部を指定する。2個の別のタイムスタンプは、通常のセルの場所を定める。本発明によれば、これらの4種類のタイムスタンプの中の一部に、特定の状況下で異なる意味が割り当てられる。
【0014】
このような領域(即ち、一時消去されたセル)を再使用するプロセスは、DVDのSR規格の他の部分との取り扱い上の整合性を保証するため、再定義される。このようにタイムスタンプの定義を修正することにより、ストリーム・オブジェクト・ユニット内に詰め込み用パケットを収容するビットストリーム領域又はセルの一時消去、完全復元、及び、永久消去を実行することが可能になる。これらの特徴は、消去領域が詰め込み用パケットの場所、詰め込み用パケットの直前、又は、詰め込み用パケットの直後に開始するか、若しくは、終了するとしても、利用可能である。有利的には、これらの機能は、オンザフライで実行され得る。上記のSRスペックの下では、これらの特徴は、利用できないか、又は、実行できない。
【0015】
原理的に、本発明の方法は、記憶媒体に記録されたビットストリーム若しくは記録されるべきビットストリームの一部分を予備消去するために適した方法であり、
記録されたビットストリームは、ストリーム・オブジェクト・ユニットにフォーマットされ、
各ストリーム・オブジェクト・ユニットは、対応したアプリケーション・タイムスタンプが与えられた少なくとも1個のアプリケーション・データパケット、1個の詰め込み用データパケット、又は、アプリケーション・データパケットと詰め込み用データパケットの両方を格納し、
1個以上のストリーム・オブジェクト・ユニットはセルを形成し、
後続の各詰め込み用データパケットには、アプリケーション・タイムスタンプが与えられ、
ビットストリーム部分は、TEセルと呼ばれる予備消去されたセルとしてマークされ、
TEセルをマークした後、このようなTEセルは永久消去されるか、又は、完全復元され、
セルの開始及び終了は、セル開始時間値及びセル終了時間値によって定められ、
TEセルの再使用可能部分の開始及び終了は、TEセル開始時間値及びTEセル終了時間値によって定められ、
該セル開始時間値及び該セル終了時間値と該TEセル開始時間値及び該TEセル終了時間値は、高速アクセスを可能にする別個のメモリに記憶され、
TEセルが後続のストリーム・オブジェクト・ユニットの間に少なくとも一つの境界を含む場合、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの一つは、少なくとも一つのアプリケーション・データパケットを含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの別の一つは、少なくとも一つの詰め込み用データパケットを含み、
詰め込み用データパケットだけを格納する上記ストリーム・オブジェクト・ユニット及び更なる隣接したストリーム・オブジェクト・ユニットは、該TEセルが1個又は2個の隣接したTEセルと重なり合うとしても、該TEセルに収容され、
現在のTEセルの該時間値のうちの対応した時間値は、
セル開始時間値が、該現在のTEセルの最初のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
セル終了時間値が、該現在のTEセルの最後のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間値がストリーム・オブジェクト・ユニットの開始を記述するか、又は、TEセルがストリーム・オブジェクトの開始を含む場合に、TEセル開始時間値は、該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間を含むアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットを格納するストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
さもなければ、TEセル開始時間値は、対応した(記録パケット到着時間)セル開始時間値を含むアプリケーション・パケットを格納したストリーム・オブジェクト・ユニットが直後に続くそのストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
TEセル終了時間値が、該現在のTEセルの後に続く最初のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・タイムスタンプに一致する、
ように選択される。
【0016】
原理的に、本発明の装置は、記憶媒体に記録されたビットストリーム若しくは記録されるべきビットストリームの一部分を予備消去するために適した装置であり、
記録されたビットストリームは、ストリーム・オブジェクト・ユニットにフォーマットされ、
各ストリーム・オブジェクト・ユニットは、対応したアプリケーション・タイムスタンプが与えられた少なくとも1個のアプリケーション・データパケット、1個の詰め込み用データパケット、又は、アプリケーション・データパケットと詰め込み用データパケットの両方を格納し、
1個以上のストリーム・オブジェクト・ユニットはセルを形成し、
後続の各詰め込み用データパケットには、アプリケーション・タイムスタンプが与えられ、
ビットストリーム部分は、TEセルと呼ばれる予備消去されたセルとしてマークされ、
TEセルをマークした後、このようなTEセルは永久消去されるか、又は、完全復元され、
セルの開始及び終了は、セル開始時間値及びセル終了時間値によって定められ、
TEセルの再使用可能部分の開始及び終了は、TEセル開始時間値及びTEセル終了時間値によって定められ、
当該装置は、
該記憶媒体にデータを記録し、又は、該記憶媒体からデータを読み出す記録手段と、
該記録手段のための入力データを受け取り、該記録手段からデータを出力するインタフェース手段と、
該セル開始時間値及び該セル終了時間値と該TEセル開始時間値及び該TEセル終了時間値に高速アクセスできるようにするため、該セル開始時間値及び該セル終了時間値と該TEセル開始時間値及び該TEセル終了時間値を記憶する手段と、
ユーザコマンドに基づいて、該予備消去マーキングと、該永久消去又は該完全復元を制御する制御手段と、
を具備し、
TEセルが後続のストリーム・オブジェクト・ユニットの間に少なくとも一つの境界を含む場合、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの一つは、少なくとも一つのアプリケーション・データパケットを含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの別の一つは、少なくとも一つの詰め込み用データパケットを含み、
詰め込み用データパケットだけを格納する上記ストリーム・オブジェクト・ユニット及び更なる隣接したストリーム・オブジェクト・ユニットは、該TEセルが1個又は2個の隣接したTEセルと重なり合うとしても、該TEセルに収容され、
現在のTEセルの該時間値のうちの対応した時間値は、
セル開始時間値が、該現在のTEセルの最初のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
セル終了時間値が、該現在のTEセルの最後のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間値がストリーム・オブジェクト・ユニットの開始を記述するか、又は、TEセルがストリーム・オブジェクトの開始を含む場合に、TEセル開始時間値は、該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間を含むアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットを格納するストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
さもなければ、TEセル開始時間値は、対応した(記録パケット到着時間)セル開始時間値を含むアプリケーション・パケットを格納したストリーム・オブジェクト・ユニットが直後に続くそのストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
TEセル終了時間値が、該現在のTEセルの後に続く最初のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・タイムスタンプに一致する、
ように選択される。
【0017】
原理的に、本発明の記憶媒体は、当該記憶媒体に記録されたビットストリームのうちの予備消去された一部分を格納するために適した記憶媒体であり、
記録されたビットストリームは、ストリーム・オブジェクト・ユニットにフォーマットされ、
各ストリーム・オブジェクト・ユニットは、対応したアプリケーション・タイムスタンプが与えられた少なくとも1個のアプリケーション・データパケット、1個の詰め込み用データパケット、又は、アプリケーション・データパケットと詰め込み用データパケットの両方を格納し、
1個以上のストリーム・オブジェクト・ユニットはセルを形成し、
後続の各詰め込み用データパケットには、アプリケーション・タイムスタンプが与えられ、
ビットストリーム部分は、TEセルと呼ばれる予備消去されたセルとしてマークされ、
TEセルをマークした後、このようなTEセルは永久消去されるか、又は、完全復元され、
セルの開始及び終了は、セル開始時間値及びセル終了時間値によって定められ、
TEセルの再使用可能部分の開始及び終了は、TEセル開始時間値及びTEセル終了時間値によって定められ、
TEセルが後続のストリーム・オブジェクト・ユニットの間に少なくとも一つの境界を含む場合、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの一つは、少なくとも一つのアプリケーション・データパケットを含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの別の一つは、少なくとも一つの詰め込み用データパケットを含み、
詰め込み用データパケットだけを格納する上記ストリーム・オブジェクト・ユニット及び更なる隣接したストリーム・オブジェクト・ユニットは、該TEセルが1個又は2個の隣接したTEセルと重なり合うとしても、該TEセルに収容され、
現在のTEセルの該時間値のうちの対応した時間値は、
セル開始時間値が、該現在のTEセルの最初のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
セル終了時間値が、該現在のTEセルの最後のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間値がストリーム・オブジェクト・ユニットの開始を記述するか、又は、TEセルがストリーム・オブジェクトの開始を含む場合に、TEセル開始時間値は、該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間を含むアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットを格納するストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプと一致し、
さもなければ、TEセル開始時間値は、対応した(記録パケット到着時間)セル開始時間値を含むアプリケーション・パケットを格納したストリーム・オブジェクト・ユニットが直後に続くそのストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
TEセル終了時間値が、該現在のTEセルの後に続く最初のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・タイムスタンプに一致する、
ように選択される。
【0018】
有利なその他の実施例は対応した従属請求項に記載されている。
【0019】
以下、本発明の実施例は添付図面を参照して説明される。
【0020】
〔実施例の説明〕
以下の説明中で使用される略語を列挙する。
AP_PKT:アプリケーション・パケット、即ち、ビットストリーム内の実際のペイロードである。
APAT:アプリケーション・パケット到着時間である。例えば、48ビット値のフォーマットを有する絶対タイムスタンプである。
ATS:アプリケーション・タイムスタンプである。ビットストリーム内の各アプリケーション・パケットのタイムスタンプを表す。
ERA_S_APAT:少なくとも1個のSOBU境界(TEフラグは’10b’である)を格納するTEセルに対し、ERA_S_APATは、最初のSOBUを記述し、TEセルが永久消去された場合、そのSOBUは再使用可能である。
ERA_E_APAT:少なくとも1個のSOBU境界(TEフラグは’10b’である)を格納するTEセルに対し、ERA_E_APATは、最後のSOBUを記述し、TEセルが永久消去された場合、そのSOBUは再使用可能である。
IAPAT:増分アプリケーション・パケット到着時間、例えば、割り当てられたSOBUの持続時間を表現する12ビットの相対タイムスタンプである。IAPATは、APATよりも低分解能であり、即ち、IAPATは、APATから、例えば、下位の18ビットと、例えば、上位の18ビットを除いたものである。
MAPL:マッピングリストである。相対IAPATタイムスタンプのリストであり、各相対IAPATタイムスタンプはSOBU内の最初のアプリケーション・パケット到着時間に割り当てられている。
ORG_PGC:プログラムセットを記述するナビゲーションデータを表し、プログラムのチェインである。
PE:永久消去(パーマネント・イレイジャー)である。
SC_GI:ストリームセル一般情報である。
S_PCK:ストリームパック、即ち、例えば、MPEG−2システム・ヘッダを含むビットストリーム・セクタである。
SC_S_APAT:ストリームセル開始APATである。ビットストリーム部部の絶対開始タイムスタンプ、即ち、ストリームセル開始時間値である。SC_S_APATは、このセルに属する最初のAP_PKTのAPATである。
SC_E_APAT:ストリームセル終了APATである。ビットストリーム部部の絶対終了タイムスタンプ、即ち、ストリームセル終了時間値である。SC_E_APATは、このセルに属する最後のAP_PKTのAPATである。
SCR:MPEG−2システム規格に規定されているようなシステムクロック基準である。各ビットストリーム・セクタは、SCRを含むMPEG−2システム・ヘッダを格納する。
SOB:ストリーム・オブジェクトである。一般的に、一つの記録物であり、即ち、1テイクである。
SOBU:ストリーム・オブジェクト・ユニットは、32セクタ若しくは32パックに対応した64キロバイトのサイズをもつ。SOBは、NがN≧1であるとき、N個のSOBUにより構成される。SOBUの持続時間は、割り付けられたIAPATによって記述される。SOBUの番号のため、移動インデックス’k’が使用される。
SOBN:SOBの番号であり、このため、移動インデックス’m’が使用される。
SOB_S_APAT:SOB開始APATである。完全テイクの絶対開始タイムスタンプである。
SOB_E_APAT:SOB終了APATである。完全テイクの絶対終了タイムスタンプである。
SR:DVDストリーム記録方式である。
STB:セットトップボックスである。
TE:一時消去を表す。
TE flag(TEフラグ):セル用の2ビットのフラグ若しくはフィールドである。’00b’は通常セルである。ORG_PGCの1個のプログラム内で、このタイプのセルは、SCR不連続の場合には、直接的に隣接すべきではない。’01b’は、ERA_S_APAT及びERA_E_APATを含まないTEセルを表す。’10b’は、ERA_S_APAT及びERA_E_APATを含むTEセルを表す。
【0021】
図1の簡略化された全体的なシステム構成図において、アプリケーション装置AD、例えば、セットトップボックスは、インタフェースIF、例えば、IEEE1394インタフェースを用いて、ストリーマー装置STRD、即ち、DVD SRレコーダと通信する。STRD内のストリーマーSTRは、出力バッファリング及びタイムスタンプ処理手段BTHOを介して、インタフェースIFへそのデータを送信し、インタフェースIFから、入力バッファリング及びタイムスタンプ処理手段BTHIを介して、データを受信する。ストリーマー装置STRDは、上述の一つ以上の情報ファイルを保存するメモリRAMを含む。制御手段CMは、ユーザコマンドに基づいて、予備消去マーキングと、永久消去又は完全復元を制御し、この制御手段は、メモリRAMと相互作用する。制御手段CMは、ストリーマーSTRも制御する。
【0022】
アプリケーション装置ADは、そのデータを、出力バッファリング及びタイムスタンプ処理手段BTHOADを介して、インタフェースIFへ送信し、インタフェースIFから、入力バッファリング及びタイムスタンプ処理手段BTHIADを介して、データを受信する。
【0023】
図2aには、2018バイトのアプリケーション・パケット領域に詰め込み用パケットを格納するストリームパックが示されている。
【0024】
尚、通常ストリームパックの場合、この2027バイトのストリーム・データ領域は、9バイトのアプリケーション・ヘッダと、オプション・アプリケーション・ヘッダ拡張部と、1個のオプション詰め込み用バイトと、通常アプリケーション・パケットと、を格納することができる。図2bには、詰め込み用パケットの開始を含むパックのためのアプリケーション・パケット領域の内容が示されている。図2cには、もしあれば残りの詰め込み用パケットを格納する全ての後続のパックのためのアプリケーション・パケット領域の内容が示されている。
【0025】
詰め込み用パケットは、以下の規則に適合する必要がある。
・詰め込み用パケットは、真正のAP_PKTデータだけを格納するパックの後に、パックのアプリケーション・パケット(AP_PKT)の開始から常に始まる。
・詰め込み用パケットは、1個の4バイトATSを格納し、現在のSOBUの残りのパックのアプリケーション・データ領域を埋めるために必要な個数の零バイトが後に続けられる。したがって、詰め込み用パケットの全長は、nが0≦n≦31である場合に、(4+2014+n*2018)バイトである。
【0026】
詰め込み用パケットのATSは次の通りセットされる。
・少なくとも1個のパックが真正のAP_PKTデータを格納するSOBUの場合、詰め込み用パケットのATSは、詰め込み用パケットよりも先行するAP_PKTのATSにセットされる。
・実際のAP_PKTが格納されていないSOBU#k(k番目のSOBU)において、詰め込み用パケットのATSは、
ATS=SUM_IAPAT(k−1)[13..0]*218
にセットされ、式中、SUM_IAPAT(k−1)は、番号1から番号(k−1)までのIAPAT値の総和であり、’SUM_IAPAT (k−1)[13..0]は、SUM_IAPAT(k−1)の下位14ビットを表す。
【0027】
詰め込み用パケット、又は、詰め込み用パケットの一部分を格納する全てのパックは、以下のように構成される。
・パックヘッダのSCRは、
SCR=SCR_previous+(2048*8ビット)/(10.08Mbps)
に従って計算され、式中、SCR_previousは、前のパックのSCRを表す。
−PESパケットヘッダ及びサブストリームID(sub_stream_id)は、他の全てのPESパケットに対する場合と同様に次の表に従って指定されるべきである。
【0028】
【表1】
Figure 0004090877
一時消去の特徴は以下の通りである。
・フォーマットはストリームの任意のTE部分に対する完全な復元を可能にするフォーマットである。
・フォーマットは、APATの精度で時間を基準にするTE部分の開始場所マーク及び終了場所マークを考慮する。なぜならば、ユーザはSOB、SOBU又はMAPLによって考慮されている技術的特徴に気付かないからである。
・記録中に、このフォーマットは、ストリームを参照しなくても、即ち、ディスクから対応した情報を読み出すことなく、TE部分が永久消去可能にさせておく(これは、ディスク容量の実時間リサイクルを意味する。)。
【0029】
これらの前提条件の実現は、セル内部のTEフラグを使用することによって達成される。セルは、ビットストリームの一部分を表現する。セルは、その開始タイムスタンプ(SC_S_APAT)と、終了タイムスタンプ(SC_E_APAT)と、関連したテイク若しくはSOB数(SOBN)によって記述され、TEフラグは、一時消去されたセルを指定する。
【0030】
図3乃至6は、夫々、現在のSRスペックに準拠した単一の記録情報若しくはテイクを表す図であり、記録情報は、TEフラグが’00’である単一のセル#k(cell#k)によって初期的に表現されている。記録情報の一部分を一時消去するとき、オリジナルのセルkは、例えば、セル#kと、セル#k+1(cell#k+1)と、セル#k+2(cell#k+2)とに分離される。ここで、セル#k+1は、一時消去されるべきせるであり、SOBU境界が包含されているか否かに応じて、TEフラグが’10’又は’01’になる。
【0031】
図3は、TE処理と、オリジナルのセルの完全復元を実行する原理の一例を示す図であり、完全なナビゲーションデータは、一時消去前の対応したナビゲーションデータと同一である。TEセルは、SC_E_APATk及びSC_S_APATk+2によって表現された時点Aから時点Bまでの範囲を占有する。
【0032】
図4は、TE部分のPEの原理の一例の説明図である。セル#kは、SOBN=mではそのままの状態を維持し、初期TEセル#k+1が永久消去され、セル#k+2は、SOBN=m+1である新しいSOBを表現する新しいセル#k+1になる。TEセルが永久消去されたとき、消去された完全なSOBU(もし存在するならば)の領域は、再使用のため開放される。より詳細には、発明の詳細な説明の最後の段落を参照のこと。これに対して、TEセルが非常に短く、図7に記載されているように1個のSOBU(TEフラグ=’01b’)内に完全に収まる場合、永久消去後に得られるSOBは、同じSOBUを共用する。
【0033】
図5a及び6aは、元のセルkのSOBU/IAPAT#1〜SOBU/IAPAT#6を示す図である。図5bは、3個のSOBU境界を含むTEセルを示している。TEセル#k+1のSC_S_APATは、SOBU3#3のERA_S_APATの前にあり、TEセル#k+1のSC_E_APATは、SOBU#4のERA_E_APATの後にある。このセルのPEの後に続いて、SOB#nの元のセル#k+2のSOBU#5/IAPAT#5、及び、SOBU#6/IAPAT#6は、夫々、新しいSOB#n+1のセル#k+1のSOBU#1/IAPAT#1及びSOBU#2/IAPAT#2になる。
【0034】
図6bは、図5bによるTEセル#k+1を表しているが、2個のSOBU境界しか収容されていない。図6cにおいて、更なるビットストリーム部分のTEセル+k+2がTEセル#k+1の直後に示されている。前のセル#k+2の残りの部分は、セル#k+3になっている。図6dにおいて、前のTEセル#k+1部分は、復元され、再び元のセル#kに帰属する。前のTEセル#k+2は、TEセル#k+1になり、前のセル#k+3は、今度は、セル#k+2へ名前が変更される。
【0035】
図5及び6に示された例は、TEセルの定義法を説明している。図5と図6の両方の図において、右上がり方向にハッチングされた部分は、ストリームの中で提示できないTE部分を表している。右下がり方向にハッチングされた部分は、一時消去された完全なSOBUを表している。
【0036】
本発明によれば、たとえ、詰め込み用パケットが含まれているとしても、タイムスタンプ、即ち、値SC_S_APAT、SC_E_APAT、ERA_S_APAT、ERA_E_APAT、及び、TEフラグの定義法は、オンザフライ方式のフレキシブルなTEの組合せ、復元、並びに、TE及びPEを許容する。
【0037】
本発明のタイムスタンプ、即ち、時間値の定義は、SC_S_APATとSC_E_APATの何れも詰め込み用パケットを指定しないように行われる。
【0038】
ERA_S_APATとERA_E_APATだけが詰め込み用パケットを指定することを許される。
【0039】
このことは、提示可能なセル(即ち、通常セル又は非TEセル)が、TEセルのオンザフライ永久消去に隣接しているとしても、詰め込み状態(即ち、詰め込み用パケットの場所)で開始若しくは終了してはならない、という現行のSR規格の以下の要件を満たすために必要である。
【0040】
次に、セルに対するSC_S_APAT及びSC_E_APATに関する本発明の規則を検討する。
【0041】
通常セル及びTEセルは、それに割り当てられたSOBを指示する、即ち、SC_E_APATが割り当てられたSOBのSOB_E_APATと一致する場合、対応したセルはその割り当てられたSOBの最後のアプリケーション・パケット(AP_PKT)で終了する。
【0042】
以下の用語が使用される。
(a)セル#kは、通常セル若しくはTEセルを表す。
(b)SC_S_APATk及びSC_E_APATkは、セル#kの最初のAP_PKTのAPAT及び最後のAP_PKTのAPATを表す。
(c)SOBN(k)はセル#kの割り当てられたSOB数を表す。
【0043】
この用語を使用することによって、通常セル及びTEセルのSC_S_APAT及びSC_E_APATは、以下の規則によって定義される。
(a)SOB_S_APATSOBN(k)≦SC_S_APATk
SC_E_APATk≦SOB_E_APATSOBN(k)
(b)SC_S_APATkは、セル#kの最初のAP_PKTを表すSOB#SOBN(k)内のAP_PKTのAPATと一致する。
(c)SC_E_APATkは、セル#kの最後のAP_PKTを表すSOB#SOBN(k)内のAP_PKTのAPATと一致する。
【0044】
次に、TEセルに対するTEフラグ、ERA_S_APAT及びRRA_E_APATに関する本発明の規則を説明する。
【0045】
以下の規則において、用語「詰め込み用(スタッフィング)SOBU」は、AP_PKTバイトを格納していないSOBU、即ち、図2に関して説明したように正確に1個の詰め込み用パケットだけからなるSOBUを表す。補助的な用語’k’、’m’、’v’、’w’、’前エリア(Previous_Area)’、’後エリア(Following_Area)’及び’詰め込み用エリア(Stuffing_Area)’の意味は、図8及び図9に説明されている。
【0046】
TEセルのTEフラグに関する規則(状態’01b’及び’10b’):
k=mであり、Previous_AreaがSOBに割当たられた少なくとも1個のAP_PKTバイトを格納し、Following_AreaがSOBに割り当てられた少なくとおm1個のAP_PKTバイトを格納する場合、TEセルのTEフラグは、’01b’にセットされる。さもなければ、TEセルのTEフラグは’10b’にセットされる。
【0047】
TEセルのERA_S_APAT及びERA_E_APATに関する規則:
TEセルのTEフラグが、上述のTEフラグ規則によって’10b’と一致する場合に限り、このTEセルの一般情報SC_GIは、ERA_S_APAT及びERA_E_APATを格納する。これらの2個のAPATは、セルによって完全に被われたSOBUにマークを付ける。この情報は、オンザフライで、即ち、ディスク若しくは記憶媒体に記憶されたストリームを閲覧すること無く、TEのSOBUを再使用する場合に有利である。
【0048】
詰め込み用パケットがビットストリーム中に存在する場合、TEセルのERA_S_APAT及びERA_E_APATは、常に、(もし存在するならば)これらの全ての詰め込み用SOBUを包含し、詰め込み用SOBUは、TEセルのAP_PKTの直前及び/又は直後に現れる。それにもかかわらず、SC_S_APAT及びSC_E_APATは、TEセルの最初のAP_PKTと最後のAP_PKTだけを記述する。
【0049】
2個のTEセルiとTEセルi+1が隣接し、1個以上の詰め込み用SOBUがSC_E_APATiとSC_S_APATi+1の間に存在している特殊なケースでは、前のTEセルのERA_E_APATは、後のTEセルのERA_S_APATよりも大きい。従って、このような2個のTEセルは、「先行重なり合いTEセル(Previous Overlapping TE cell)」及び「後続重なり合いTEセル(Following Overlapping TE cell)」のように呼ばれる。
【0050】
本発明によるERA_S_APATの定義は次の通りである:
前エリアが何れかのSOBに割り当てられた少なくとも1個のAP_PKTバイトを含むならば、
ERA_S_APATはSOBU#(k+1)で最初に出現したATSに対応し、
さもなければ、ERA_S_APATは、SOBU#(k−v)で最初に出現したATSに対応する
本発明によるERA_E_APATの定義は次の通りである:
後エリアが何れかのSOBに割り当てられた少なくとも1個のAP_PKTバイトを含むならば、
ERA_E_APATはSOBU#mで最初に出現したATSに対応すべきであり、
さもなければ、ERA_E_APATは、SOBU#(m+w+1)で最初に出現したATSに対応すべきである。
【0051】
上記の定義によって、ERA_S_APAT及びERA_E_APATがSOBの後のSOBUのATSに対応する場合、ATSは、以下の規則によって定義されたAPATに対応していると考えられる。
・このAPATは、IAPAT時間ユニットの整数倍である。
・このAPATは、SC_E_APAT以上であり、後エリア及び詰め込み用エリアに出現したATS値に割り当てられた全てのAPAT以上である。
・このAPATは、できる限りSC_E_APATに近い。
【0052】
ERA_S_APATがERA_E_APATに一致する場合、TEセルによって被われた完全なSOBUは存在しない。TEセルが完全なSOBUを格納するのは、ERA_S_APAT<ERA_E_APATとなる場合に限られる。しかし、ERA_S_APATが、TEセルのチェインの連続したTEセルに対するERA_E_APATと一致する場合、これは、完全なSOBUがTEセルの間に存在することを示す。
【0053】
SOBUの最初のAP_PKT領域の最初のバイトの後に開始し、同じSOBU内で開始した最後のAP_PKTの前に終了するセルは、ERA_S_APATとERA_E_APATが存在しない。対応したTEフラグは’01b’である。
【0054】
SC_E_APAT<ERA_S_APATとなる可能性がある。即ち、SC_S_APAT及びSC_E_APATによって記述されるストリーム部分が、例えば、図10のセル#3のように、ERA_S_APAT及びERA_E_APATによって記述されたストリーム部分の外側になることがある。
【0055】
2個の重なり合うTEセルのうちの一方が永久消去、又は、完全復元される場合、残りの重なり合うTEセルの特別な取り扱いが必要である。
・前の重なり合いTEセルの永久消去又は完全復元の場合、後の重なり合いTEセルのERA_S_APATが前の重なり合いTEセルのERA_E_APATへセットされる。
・後の重なり合いTEセルの永久消去又は完全復元の場合、前の重なり合いTEセルのERA_E_APATが後の重なり合いTEセルのERA_S_APATへセットされる。
【0056】
図10及び11に示された例は、一つのプログラムにおけるセルとTEセルの実現可能な組合せを説明する例である。
【0057】
記録中にオンザフライ方式でセルを再使用する方法について
TEフラグ=’10b’となるTEセルは、ERA_S_APATとERA_E_APATの2個の特殊APATを格納する。これらの2個の特殊APATの目的は、記録中にTEのSOBUの再使用を可能にすることである。即ち、ディスクが記録中に一杯になったときに、ストリーマー装置が中断すること無く記録を継続すべく新しい開放SOBUを利用可能にするため、TEセルを永久消去できることである。TEセルのパラメータSC_S_APAT及びSC_E_APATは、この目的のために十分な正確さに欠ける。なぜならば、IAPATを収容するマッピングリストMAPLによる探索は、割り当てられたSOBUの起こり得る2通りの場所(SOBU#m又はSOBU#m+1)を与えるからである。したがって、MAPLによる探索には、ストリーム内での付加的な探索が必要であり、実時間で実施できない。有利的には、情報ファイルRAMに保存されたERA_S_APAT及びERA_E_APATを使用することにより、記憶媒体に記憶されたストリームを観察すること無く、正確なSOBUの場所を見つけることができる。
【0058】
TEセルの系列がオンザフライで再使用されるべき場合、そのTEセル系列の最初のTEセルのERA_S_APATによって記述されたSOBU(このSOBUを含む)から始まり、そのTE系列の最後のTEセルのERA_E_APATによって記述されたSOBU(このSOBUは含まない)までのすべてのSOBUを再使用することになる。例えば、図10におけるTEセル#4から#6までの系列の再使用は、ERA_S_APAT(4)からERA_E_APAT(6)によって記述されたSOBUが再使用されることを意味する(本例の場合、このSOBUは正確に1個である。)。
【0059】
2個の重なり合いTEセルの一方が永久消去若しくは完全復元されるべき場合、残りの重なり合いTEの特殊処理が必要になる。
a)前の重なり合いTEセルの永久消去又は完全復元:
前の重なり合いTEセルのERA_E_APATを後の重なり合いTEセルの新しいERA_S_APATとして使用する。
b)後の重なり合いTEセルの永久消去又は完全復元:
後の重なり合いTEセルのERA_S_APATを前の重なり合いTEセルの新ERA_E_APATとして使用する。
【0060】
次に、本発明による一連の消去の処理の例を図6と比較して説明する。この処理には、次の3ステップが含まれる:
a)1番目のTEセルを生成し、
b)1番目のTEセルの直後に続く2番目のTEセルを生成し、
c)1番目のTEセルの永久消去を実行する。ここで、’1’はアプリケーション・パケットAP_PKTを表し、’2’は詰め込み用バイトを含む詰め込み用パケットを表す。
【0061】
a)1番目のTEの後
1番目のTEセルは、SOBU#1の最初のAP_PKTからSOBU#2及び次の詰め込み用SOBU(SOBU#3)の最後のAP_PKTまでの領域を占有する。
【表2】
Figure 0004090877
b)2番目のTEの後
2番目のTEセルは、詰め込み用SOBU(SOBU#3)から、SOBU#5の3番目のAP_PKTまでの領域を占有する。
【表3】
Figure 0004090877
SOBU#3は、重なり合いTEセル#1及びTEセル#2の重なり合う領域である。
【0062】
次に、TEセル#2は永久消去される。即ち、セル#2のERA_S_APATは、セル#1のERA_E_APATにセットされる。
【0063】
c)TEセル#1のPEの後
【表4】
Figure 0004090877
本発明の方法は、オンザフライ方式の、即ち、記憶媒体に記憶されたストリームを付加的に参照すること無く、消去及び再使用を可能にする。
【0064】
更に、本発明によれば、記録時に予めTEセルにマークを付けることが可能である。
【0065】
アプリケーション・パケットは、任意のタイプのデータ、例えば、ビデオ、オーディオ、若しくは、サービス情報のような付加データなどのデータを収容することが可能である。ストリーマーで扱われるべきデータ速度は、例えば、オーディオ信号の場合の毎秒3キロビットから、例えば、ビデオ信号の詳細で複雑な動画シーンの場合の毎秒80メガビットのピークデータ速度値までの範囲を占める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DVDストリーム記録方式用システムの全体的な略構成図である。
【図2】 詰め込み用パケット一部分を含むストリームパックの構造の説明図である。
【図3】 復元を含み一時消去の原理の一例の説明図である。
【図4】 TE部分の永久消去の原理の一例の説明図である。
【図5】 一時消去及びその後の永久消去の説明図である。
【図6】 一時消去及びその後の更なる一時消去と、先に一時消去されたセルの復元の説明図である。
【図7】 短いTEセル(TEフラグ=’01b’)の永久消去の一例の説明図である。
【図8】 用語’k’、’v’及び’前エリア(Previous_Area)’の定義の説明図である。
【図9】 用語’m’、’w’、’後エリア(Following_Area)’及び’詰め込み用エリア(Stuffing_Area)’の定義の説明図である。
【図10】 TEセルを含むプログラムの一例の説明図である。
【図11】 TEセルを含むプログラムの他の例の説明図である。

Claims (25)

  1. 記録されたビットストリームは、ストリーム・オブジェクト・ユニットにフォーマットされ、
    各ストリーム・オブジェクト・ユニットは、対応したアプリケーション・タイムスタンプを含む少なくとも1個のアプリケーション・データパケット、1個の詰め込み用データパケット、又は、アプリケーション・データパケットと詰め込み用データパケットの両方を格納し、
    1個以上のストリーム・オブジェクト・ユニットはセルを形成し、
    後続の各詰め込み用データパケットも、アプリケーション・タイムスタンプを有し、
    ビットストリーム部分は、TEセルと呼ばれる予備消去されたセルとしてマークされ、
    TEセルをマークした後、このようなTEセルは永久消去されるか、又は、完全復元され、
    セルの開始及び終了は、セル開始時間値及びセル終了時間値によって定められ、
    TEセルの再使用可能部分の開始及び終了は、TEセル開始時間値及びTEセル終了時間値によって定められ、
    該セル開始時間値及び該セル終了時間値と該TEセル開始時間値及び該TEセル終了時間値は、高速アクセスを可能にする別個のメモリに記憶され、
    記憶媒体に記録されたビットストリーム若しくは記録されるべきビットストリームの一部分を予備消去する方法であって、
    TEセルが後続のストリーム・オブジェクト・ユニットの間に少なくとも一つの境界を含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの一つは、少なくとも一つのアプリケーション・データパケットを含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの別の一つは、少なくとも一つの詰め込み用データパケットを含む場合、
    詰め込み用データパケットだけを格納する上記ストリーム・オブジェクト・ユニット及び更なる隣接したストリーム・オブジェクト・ユニットは、該TEセルが1個又は2個の隣接したTEセルと重なり合うとしても、該TEセルに収容され、
    現在のTEセルの該時間値のうちの対応した時間値は、
    セル開始時間値が、該現在のTEセルの最初のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    セル終了時間値が、該現在のTEセルの最後のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間値がストリーム・オブジェクト・ユニットの開始を記述するか、又は、TEセルがストリーム・オブジェクトの開始を含む場合に、TEセル開始時間値は、該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間を含むアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットを格納するストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    さもなければ、TEセル開始時間値は、対応したセル開始時間値を含むアプリケーション・パケットを格納したストリーム・オブジェクト・ユニットが直後に続くそのストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    TEセル終了時間値が、該現在のTEセルの後に続く最初のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・タイムスタンプに対応する、
    ように選択される、
    ことを特徴とする方法。
  2. 記録されたビットストリームは、ストリーム・オブジェクト・ユニットにフォーマットされ、
    各ストリーム・オブジェクト・ユニットは、対応したアプリケーション・タイムスタンプを含む少なくとも1個のアプリケーション・データパケット、1個の詰め込み用データパケット、又は、アプリケーション・データパケットと詰め込み用データパケットの両方を格納し、
    1個以上のストリーム・オブジェクト・ユニットはセルを形成し、
    後続の各詰め込み用データパケットも、アプリケーション・タイムスタンプを有し、
    ビットストリーム部分は、TEセルと呼ばれる予備消去されたセルとしてマークされ、
    TEセルをマークした後、このようなTEセルは永久消去されるか、又は、完全復元され、
    セルの開始及び終了は、セル開始時間値及びセル終了時間値によって定められ、
    TEセルの再使用可能部分の開始及び終了は、TEセル開始時間値及びTEセル終了時間値によって定められ、
    当該装置は、
    該記憶媒体にデータを記録し、又は、該記憶媒体からデータを読み出す記録手段と、
    該記録手段のための入力データを受け取り、該記録手段からデータを出力するインタフェース手段と、
    該セル開始時間値及び該セル終了時間値と該TEセル開始時間値及び該TEセル終了時間値に高速アクセスできるようにするため、該セル開始時間値及び該セル終了時間値と該TEセル開始時間値及び該TEセル終了時間値を記憶するメモリと、
    ユーザコマンドに基づいて、該予備消去マーキングと、該永久消去又は該完全復元を制御し、該メモリと相互作用する制御手段と、
    を具備し、
    記憶媒体に記録されたビットストリーム若しくは記録されるべきビットストリームの一部分を予備消去する装置であって、
    TEセルが後続のストリーム・オブジェクト・ユニットの間に少なくとも一つの境界を含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの一つは、少なくとも一つのアプリケーション・データパケットを含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの別の一つは、少なくとも一つの詰め込み用データパケットを含む場合、
    詰め込み用データパケットだけを格納する上記ストリーム・オブジェクト・ユニット及び更なる隣接したストリーム・オブジェクト・ユニットは、該TEセルが1個又は2個の隣接したTEセルと重なり合うとしても、該TEセルに収容され、
    現在のTEセルの該時間値のうちの対応した時間値は、
    セル開始時間値が、該現在のTEセルの最初のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    セル終了時間値が、該現在のTEセルの最後のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間値がストリーム・オブジェクト・ユニットの開始を記述するか、又は、TEセルがストリーム・オブジェクトの開始を含む場合に、TEセル開始時間値は、該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間を含むアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットを格納するストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    さもなければ、TEセル開始時間値は、対応したセル開始時間値を含むアプリケーション・パケットを格納したストリーム・オブジェクト・ユニットが直後に続くそのストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    TEセル終了時間値が、該現在のTEセルの後に続く最初のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・タイムスタンプに対応する、
    ように選択される、
    ことを特徴とする装置。
  3. 記録されたビットストリームは、ストリーム・オブジェクト・ユニットにフォーマットされ、
    各ストリーム・オブジェクト・ユニットは、対応したアプリケーション・タイムスタンプを含む少なくとも1個のアプリケーション・データパケット、1個の詰め込み用データパケット、又は、アプリケーション・データパケットと詰め込み用データパケットの両方を格納し、
    1個以上のストリーム・オブジェクト・ユニットはセルを形成し、
    後続の各詰め込み用データパケットも、アプリケーション・タイムスタンプを有し、
    ビットストリーム部分は、TEセルと呼ばれる予備消去されたセルとしてマークされ、
    TEセルをマークした後、このようなTEセルは永久消去されるか、又は、完全復元され、
    セルの開始及び終了は、セル開始時間値及びセル終了時間値によって定められ、
    TEセルの再使用可能部分の開始及び終了は、TEセル開始時間値及びTEセル終了時間値によって定められ、
    記録されたビットストリームのうちの予備消去された一部分を格納するために適した記憶媒体であって、
    TEセルが後続のストリーム・オブジェクト・ユニットの間に少なくとも一つの境界を含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの一つは、少なくとも一つのアプリケーション・データパケットを含み、該後続のストリーム・オブジェクト・ユニットのうちの別の一つは、少なくとも一つの詰め込み用データパケットを含む場合、
    詰め込み用データパケットだけを格納する上記ストリーム・オブジェクト・ユニット及び更なる隣接したストリーム・オブジェクト・ユニットは、該TEセルが1個又は2個の隣接したTEセルと重なり合うとしても、該TEセルに収容され、
    現在のTEセルの該時間値のうちの対応した時間値は、
    セル開始時間値が、該現在のTEセルの最初のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    セル終了時間値が、該現在のTEセルの最後のアプリケーション・パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間値がストリーム・オブジェクト・ユニットの開始を記述するか、又は、TEセルがストリーム・オブジェクトの開始を含む場合に、TEセル開始時間値は、該現在のTEセルの開始記録パケット到着時間を含むアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットを格納するストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    さもなければ、TEセル開始時間値は、対応したセル開始時間値を含むアプリケーション・パケットを格納したストリーム・オブジェクト・ユニットが直後に続くそのストリーム・オブジェクト・ユニットで始まる最初のアプリケーション・パケット又は詰め込み用パケットのアプリケーション・タイムスタンプに対応し、
    TEセル終了時間値が、該現在のTEセルの後に続く最初のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・タイムスタンプに対応する、
    ように選択される、
    ことを特徴とする記憶媒体。
  4. 現在のTEセルが前のTEセルの直後に続き、かつ、前のTEセルが永久消去若しくは完全復元されるか、又は、永久消去若しくは完全復元されている場合、前のTEセルのTEセル終了時間値は、現在のTEセルのTEセル開始時間値として使用される、請求項1記載の方法
  5. 現在のTEセルが後のTEセルの直後に続き、かつ、後のTEセルが永久消去若しくは完全復元されるか、又は、永久消去若しくは完全復元されている場合、後のTEセルのTEセル開始時間値は、現在のTEセルのTEセル終了時間値として使用される、請求項1記載の方法
  6. 該アプリケーション・データパケットは符号化ビデオデータを収容する、請求項1記載の方法
  7. 該アプリケーション・データパケットは符号化オーディオデータを収容する、請求項1記載の方法
  8. 記録されたビットストリームの内容、又は、記録されるべきビットストリームの内容は、MPEG−2システム規格に準拠したソース信号に由来する、請求項1記載の方法
  9. TEセルの最初のバイトが現在のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・データパケットの最初のバイトではない場合、TEセル開始時間値は、現在のストリーム・オブジェクト・ユニットの直後にあるストリーム・オブジェクト・ユニットを示す、請求項1記載の方法
  10. 該予備消去の後に、オンザフライで永久消去されたTEセルのオンザフライで開放されたストリーム・オブジェクト・ユニットを再使用するため、現在のTEセルの現在のTEセル開始時間値及び現在のTEセル終了時間値は、該別個のメモリから読み出される、請求項1記載の方法
  11. 記録されたビットストリームはIEEE1394インタフェースを介して供給されているか、又は、記録されるべきビットストリームはIEEE1394インタフェースを介して供給される、請求項1記載の方法
  12. 現在のTEセルが前のTEセルの直後に続き、かつ、前のTEセルが永久消去若しくは完全復元されるか、又は、永久消去若しくは完全復元されている場合、前のTEセルのTEセル終了時間値は、現在のTEセルのTEセル開始時間値として使用される、請求項2記載の装置。
  13. 現在のTEセルが後のTEセルの直後に続き、かつ、後のTEセルが永久消去若しくは完全復元されるか、又は、永久消去若しくは完全復元されている場合、後のTEセルのTEセル開始時間値は、現在のTEセルのTEセル終了時間値として使用される、請求項2記載の装置。
  14. 該アプリケーション・データパケットは符号化ビデオデータを収容する、請求項2記載の装置。
  15. 該アプリケーション・データパケットは符号化オーディオデータを収容する、請求項2記載の装置。
  16. 記録されたビットストリームの内容、又は、記録されるべきビットストリームの内容は、MPEG−2システム規格に準拠したソース信号に由来する、請求項2記載の装置。
  17. TEセルの最初のバイトが現在のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・データパケットの最初のバイトではない場合、TEセル開始時間値は、現在のストリーム・オブジェクト・ユニットの直後にあるストリーム・オブジェクト・ユニットを示す、請求項2記載の装置。
  18. 該予備消去の後に、オンザフライで永久消去されたTEセルのオンザフライで開放されたストリーム・オブジェクト・ユニットを再使用するため、現在のTEセルの現在のTEセル開始時間値及び現在のTEセル終了時間値は、該別個のメモリから読み出される、請求項2記載の装置。
  19. 記録されたビットストリームはIEEE1394インタフェースを介して供給されているか、又は、記録されるべきビットストリームはIEEE1394インタフェースを介して供給される、請求項2記載の装置。
  20. 現在のTEセルが前のTEセルの直後に続き、かつ、前のTEセルが永久消去若しくは完全復元されるか、又は、永久消去若しくは完全復元されている場合、前のTEセルのTEセル終了時間値は、現在のTEセルのTEセル開始時間値として使用される、請求項3記載の記憶媒体。
  21. 現在のTEセルが後のTEセルの直後に続き、かつ、後のTEセルが永久消去若しくは完全復元されるか、又は、永久消去若しくは完全復元されている場合、後のTEセルのTEセル開始時間値は、現在のTEセルのTEセル終了時間値として使用される、請求項3記載の記憶媒体。
  22. 該アプリケーション・データパケットは符号化ビデオデータを収容する、請求項3記載の記憶媒体。
  23. 該アプリケーション・データパケットは符号化オーディオデータを収容する、請求項3記載の記憶媒体。
  24. 記録されたビットストリームの内容、又は、記録されるべきビットストリームの内容は、MPEG−2システム規格に準拠したソース信号に由来する、請求項3記載の記憶媒体。
  25. TEセルの最初のバイトが現在のストリーム・オブジェクト・ユニットの最初のアプリケーション・データパケットの最初のバイトではない場合、TEセル開始時間値は、現在のストリーム・オブジェクト・ユニットの直後にあるストリーム・オブジェクト・ユニットを示す、請求項3記載の記憶媒体。
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