JP4091382B2 - 自動搬送プラズマ洗浄装置 - Google Patents
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Description
本発明は、簡易的に搬送部を脱着可能なプラズマ洗浄装置に関するものである。詳しくは、プラズマ洗浄の実験に使用した簡易的に手動でトレイに被洗浄物を搬送していた手動搬送プラズマ洗浄装置に汎用の搬送装置を付加することにより、ライン対応(量産に対応する)自動搬送プラズマ洗浄装置を構成することができるライン対応の自動搬送プラズマ洗浄装置に関するものである。
【従来の技術】
プラズマ洗浄装置は、基板のボンディングパット部などの表面をプラズマ洗浄する装置である。一般的にプラズマ洗浄装置においては、洗浄する基板を前もって、洗浄実験、プロセス開発、及び、用途開発等の検証を繰り返し行いながら装置を最良の洗浄状態に仕上げていく必要があり、この洗浄実験等を行う場合には、洗浄する基板を手で一枚づつトレイに載せ、洗浄し、検証することを繰り返すため手動搬送の安価なプラズマ洗浄装置が使用される。しかし、従来、この実験用装置は、実験用として開発された搬送、貯蔵等の周辺機能を有しない装置であるため、実験用のみに使用され、実験が終了すると使用されなくなり、設備は放置され有休設備となっていた。そして、実験用とは別に新たに量産用に対応するプラズマ洗浄装置を設備投資していた。
また、近年、電子部品の急速な進歩や多品種少量生産により、洗浄基板の品種も増え、洗浄基板に合わせて装置の変更を頻繁に行わなければならず、従来のような全てに自動化された設備を備えた大規模なプラズマ洗浄装置において、頻繁に基板の切替えを余儀なくされ、その都度、装置を改修して基板に対応しなければならず、そのため改修費用も非常に高く付き、生産性効率も悪く、装置の無駄も多かった。
以上のことから、電子部品の急速な進歩や多品種少量生産に機敏に対応することができ、実験に使用したプラズマ洗浄装置本体も無駄にならない、生産性の良いプラズマ洗浄装置が望まれていた。すなわち、洗浄実験等の検証が終われば、実験に使用した装置を量産用に使用することができ、装置本体の新たな設備投資が発生しない、無駄の少ないプラズマ洗浄装置の開発が望まれていた。
【問題が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題点を解決するために発明されたもので、洗浄する基板の洗浄実験、プロセス開発、あるいは、用途開発などの検証を行った実験装置を、そのまま量産装置に移行することができ、安価な設備投資で、生産性効率のよいプラズマ洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような問題点を解決するために発明されたもので、洗浄する基板の洗浄実験、プロセス開発、あるいは、用途開発などの検証を行った実験装置を、そのまま量産装置に移行することができ、安価な設備投資で、生産性効率のよいプラズマ洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、被洗浄物を載置するトレイをチャンバ本体から出没し、前記チャンバ本体に収納された前記トレイに載置された前記被洗浄物を洗浄する手動搬送プラズマ洗浄装置と、前記被洗浄物を収容して前記被洗浄物を前記トレイに供給する供給マガジンと前記被洗浄物を前記トレイから排出する排出用マガジンとを有する搬送装置と、前記チャンバ本体から出された前記トレイが前記供給マガジンに収納された被洗浄物及び前記排出マガジンと対峙するように前記手動搬送プラズマ洗浄装置と前記搬送装置を着脱自在に結合する結合装置とを有したことを特徴とする。
また、本発明の他の実施形態においては、被洗浄物を手動で載置するトレイをチャンバ本体から水平方向に出没し、前記チャンバ本体に収納された前記トレイに載置された前記被洗浄物を洗浄する手動搬送プラズマ洗浄装置と、前記被洗浄物を収容する収容部を有して前記被洗浄物を前記トレイに供給する供給マガジンと、前記被洗浄物を前記トレイから排出する排出マガジンとを設けた搬送装置と、前記チャンバ本体から出された前記トレイ上の被洗浄物と前記供給マガジン及び前記排出マガジンに設けたスロットとが水平方向に対峙するように前記プラズマ洗浄装置と前記搬送装置を着脱自在に結合する結合装置とを有し、前記プラズマ洗浄装置と前記搬送装置を結合装置で結合することによって、前記被洗浄物を前記手動搬送プラズマ洗浄装置へ自動で移載可能とすることを特徴とする。
また、前記搬送装置において、前記供給マガジンおよび前記排出マガジンを上下方向に移動するマガジン上下移動機構を有したことを特徴とする。
また、前記搬送装置において、前記供給マガジンおよび排出マガジンを左右方向に移動するマガジン左右移動機構を有したことを特徴とする。
また、前記搬送装置において、前記供給マガジンの各受け部に収納された被洗浄物を前記トレイの受け溝に押し出す押圧機構を備えたことを特徴とする。
また、前記搬送装置において、前記トレイの受け溝に収納された被洗浄物を前記排出マガジンの受け部に押し出す搬出機構を備えたことを特徴とする。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるライン対応自動搬送式プラズマ洗浄装置の斜視図、図2は、図1における手動搬送プラズマ洗浄装置の斜視図、図3は、図2におけるトレイおよびチャンバの斜視図、図4は、トレイおよびチャンバの断面図、図5は、図1における搬送装置の斜視図、図6は、図5におけるマガジン上下移動機構およびマガジン左右移動機構の一部分解斜視図、図7は、図6におけるマガジン上下移動機構およびマガジン左右移動機構の断面図、図8は、図5における挿圧機構の斜視図、図9は、図5における搬出機構の斜視図、図10は、図8の挿圧機構において基板を供給マガジンからトレイに挿圧する様子を示す断面図、図11は、図9の搬出機構において洗浄済み基板をトレイから排出マガジンへ排出する様子を示す断面図である。
図1において、本発明のライン対応自動搬送プラズマ洗浄装置100は、手動搬送プラズマ洗浄装置200と、基板Pを、前記手動搬送プラズマ洗浄装置200に移載する搬送装置300と、この搬送装置300を、手動搬送プラズマ洗浄装置200に着脱自在に結合する結合装置400より構成されている。この結合装置400によって搬送装置300が解除されたときは、図2および図5に示すように、手動搬送プラズマ洗浄装置200として、手動で基板Pがトレイ201に移載され、搬送装置300を結合すると、自動搬送プラズマ洗浄装置100となり、手動搬送プラズマ洗浄装置200のトレイ201が水平方向にチャンバ202から開放すると、搬送装置300の上部中央に設けられた収容部301に収納され、トレイ201と、搬送装置300の供給マガジン302及び排出マガジン303の間で基板Pの遣り取りが可能となる。
次に、図2乃至図4において手動搬送プラズマ洗浄装置200は、大きくは、基板Pを略水平状態で水平移動可能に支持して内外間を進退するトレイ201と、内部にプラズマを発生させて導入した基板Pを洗浄するチャンバ202と、チャンバ202が固定された機台203からなっている。
チャンバ202は、チャンバ本体204と、チャンバ本体204の前面に設けられたフランジ状の蓋体205とを有している。蓋体205は、チャンバ本体204に対して進退自在に構成され、且つチャンバ本体204の側面に設けた開閉シリンダ(エアシリンダ)206のピストンロッド207と蓋体205で連結され、また、蓋体205の内側には導電性材料からなるトレイ201が取り付けられている。このような構成のもとで、チャンバ開閉シリンダ206が駆動されて蓋体205が前進するとチャンバ本体204が開放されるとともにトレイ201が引き出され、蓋体205が後退すると、トレイ201が押し込まれるとともに、チャンバ本体204が閉塞される。
また、本実施形態では、トレイ201上で2枚の基板Pを前後に並べて収容支持できるように、トレイ201上には、相互に内向きの受け溝208が形成された一対の突条209が前後方向に2つ設けられ、このような構成のもと、トレイ201が引き出されると、搬送装置300の収納部301に収納され、2枚の基板Pが搬送装置300とトレイ201との間で左右水平方向に授受される。その際、各基板Pは、その両側部が各一対の突条209に形成された受け溝208で案内され、略水平状態で移動しつつ支持される。
次に、搬送装置300は、図5乃至図9に示すように、洗浄処理前の基板P(以下、「未処理フィルム基板Pa」と記すことがある。)を棚板状に複数枚収納した供給側マガジン302を備えた供給側マガジン部303と、洗浄処理後の基板P(以下、「処理フィルム基板Pb」と記すことがある。)を棚板状に複数枚収納する排出側マガジン304を備えた排出側マガジン部305と、供給側マガジン302に収納された未処理基板Paの一端部を押圧し、供給側マガジン302からトレイ201に向けて未処理基板Paの他端部を突出させる押圧機構306と、トレイ201に収容支持された処理基板Pbの一端部を押圧し、トレイ201から排出側マガジン304に向けて処理基板Pbの他端部を突出させる搬出機構307と、供給側マガジン部303及び排出側マガジン部305を上下移動させ、前記トレイ201の基板収容面の高さと各マガジン302、304の基板収容面の高さを合わせるマガジン上下移動機構308と、供給側マガジン部303及び排出側マガジン部305を中央側(トレイ側)に移動させ、トレイと各マガジン部303、305間の基板受渡し距離(x、y)を調整するマガジン左右移動機構309と、からなっている。(図6および7参照)
供給側マガジン部303は、手動搬送プラズマ洗浄装置200の引き出されたトレイ201の右側に、トレイ201から所定間隔(x)を有して、対向して配置されている。供給側マガジン部303は、複数個(本実施例は、トレイ201と同数の前後2個配置されている。)を前後方向に並べて供給側マガジン載置台310を有していて、この供給側マガジン載置台310は、マガジン上下移動機構308およびマガジン左右移動機構309により上下および左右方向へ移動が可能になっている。ここで供給側マガジン302は、複数段に亘って基板Pを棚板状に収容できるように、両側壁にそれぞれ複数段の受け部311が形成されており(図10参照)、未処理フィルム基板Paを収納した状態で前側開放面をトレイ側(右側)に向けて供給側マガジン載置台310上に載置されている。
他方、排出側マガジン部305は、手動搬送プラズマ洗浄装置200の引き出されたトレイ201の左側に、トレイ201から所定間隔(y)を有して、対向した配置されている。排出側マガジン部305は、複数個(本実施例は、トレイ201と同数の前後2個配置されている。)を前後方向に並べて排出側マガジン載置台312を有していて、この排出側マガジン載置台312は、マガジン上下移動機構308およびマガジン左右移動機構309により上下および左右方向へ移動可能になっている。ここで排出側マガジン304は、複数段に亘って基板Pを棚板状に収容できるように、両側壁にそれぞれ複数段の受け部313が形成されており(図11参照)、全ての受け部314が空の状態で、前側開放面をトレイ側(左側)に向けて供給側マガジン載置台312上に載置されている。
ここで、本実施例においては、供給側マガジン302と排出側マガジン304は同一のもので相互に共用することができる。また、マガジン上下移動機構308およびマガジン左右移動機構309は、供給側マガジン載置部310と排出側マガジン載置部312で、同一機構のものを相互に共用することができる。
マガジン上下移動機構308は、図6および図7に示すように、搬送装置300の機台313に固定された駆動ベース314と、駆動ベース314の上端および下部に駆動ベース314から水平方向に直立した軸受部315、316に軸支されたボールネジ317と、このボールネジ317に螺合し、ボールネジ317上を上下方向に移動するボールナット318と、前記駆動ベース314の下端に固定されたモータ319と、前記駆動ベース314の下側の軸受部316を貫通したボールネジ317の下端部と、前記モータ319のシャフト(不図示)を結合するジョイント320と、前記ボールナット318の前面321に固定されたL字状アングル322と、からなる。このL字状アングル322は、互いに直交する2つの面よりなり、水平方向に延びた平面(以下、A水平面323と云う。)を維持し、A水平面323から下方向に延びた平面(以下、A垂直面324)がボールナット318の前面321に固定されている。また、このA水平面323上には、マガジン左右移動機構309が配設されている。
上記マガジン上下移動機構308は、プラズマ洗浄装置200の制御部(不図示)の指令により、前記モータ319が回転すると、ジョイント320で連結されたボールネジ317が回転し、このボールネジ317に螺合したボールナット318がボールネジ316上を上下方向に移動する。そして、このボールナット318の前面321に固定されたL字状アングル322のA垂直面324が、上下方向に移動し、A水平面323が水平を維持して上下方向に移動する。
マガジン左右移動機構309は、図6および図7に示すように、前記A水平面323の前側に左右方向に固定されたリニアガイド325と、前記A水平面323の後側に、前記リニアガイド325と平行に固定されたシリンダ326と、前記リニアガイド325およびシリンダ326上に配設されたマガジン載置台310、312と、からなっている。リニアガイド325は、レール327とテーブル328と、からなり、レール327は前記A水平面323の前側に左右方向に固定され、レール327上をテーブル328が左右方向に摺動する。テーブル328上面には、前記マガジン載置台310、312が水平方向に固定されている。このリニアガイド325と平行に、A水平面323の後側には、シリンダ326が配設されている。このシリンダ326は、シリンダ本体329の略中心部をロッド330が貫通し、ロッド330上をシリンダ本体329が左右方向に摺動する。このロッド330の両端は、前記A水平面323上の後側左右両端に起立した軸受部331に軸支されている。また、シリンダ本体329上面には、前記マガジン載置台310、312が水平に固定されている。
そして、シリンダ本体329がプラズマ洗浄装置200の制御部(不図示)の指令により、左右方向にロッド330上を移動すると、マガジン載置台310、312が、左右方向にリニアガイド325に沿って移動する。
次に、押圧機構306は、供給側マガジン部303の左側方に配置され(図5参照)、図8に示すように、左右方向に延在するロッド332と、機台313に固定されたベースプレート333と、このベースプレート333上に固定されるとともにロッド332の左端部に連結され、ロッド332を左右方向に移動させる左右方向駆動部334と、から構成されている。このような構成のもと、左右方向駆動部334の駆動によりロッド332が右方向に移動すると、ロッド332の先端が供給側マガジン302に収納された未処理基板Paの左端に当接してそのまま押圧し、未処理基板Paの右端部を供給側マガジン302から突出させることができる。
次に、搬出機構307は、供給側マガジン部303と排出側マガジン部305との間から前方にかけて配置され(図5参照)、図9に示すように、トレイ201に収容支持された処理基板Pbの左端を押圧する押圧部335と、この押圧部335を一体的に上下移動させる上下方向駆動部336と、この上下方向駆動部336を機台313に固定させるとともに、左右方向に移動させる左右方向駆動部337と、から構成される。挿圧部335の下側には、トレイ201上に収納支持された基板Pbに合わせて前後調整可能に固定された爪部338と、爪部338の右前方には、処理基板Pbの左端を押圧するための突部339を備えている。
次に、結合装置400は、図2に示すように、手動式プラズマ洗浄装置の機台203の側面中央部の前縁部にL字状の角部401を沿わせて左右に直立させて固定されたL字状金具402と、前記L字状金具402の機台203から左右に直立した平面403に貫通した取付孔404と、この取付穴404と同位置に、搬送装置300の機台301の裏面に螺設されたネジ孔(不図示)と、前記取付孔404を貫通し、前記ネジ孔に螺合する締付ボルト405と、から構成されている。
この構成により、締付ボルトをL字状金具402の取付孔404を通してネジ孔(不図示)に締め付けることにより、手動搬送プラズマ洗浄装置200と、搬送装置300を結合することができる。
なお、手動搬送プラズマ洗浄装置200及び搬送装置300における各部の駆動制御は、不図示の制御装置により総括的に行われる。ここで、図10及び図11を参照しながら、結合装置400により結合された、本発明のライン対応自動搬送プラズマ洗浄装置100の一連の動作を説明する。
先ず、トレイ201への未処理基板Paの移載について説明する。供給側マガジン302を載置した供給側マガジン載置台310を上下方向に移動させる。これにより、供給側マガジン302に収納されている最上段の未処理基板Paと、押圧機構306のロッド332と、トレイ201の受け溝208との相互の高さを一致させる。これに続いて、押圧機構306のロッド332を右方向に移動させると、ロッド332の先端が未処理基板Paの左端に当接してそのまま押圧すると、未処理基板Paは、その両側部がトレイ201の受け溝208に案内されながら水平移動して引き込まれ、収容支持される。このようにして、供給マガジン302からトレイ201への未処理基板Paの移載が完了する。その後、挿圧機構306は、ロッド332を左方向に移動させて原点位置に復帰させ、次の動作に備える。
そして、未処理基板Paを収納支持したトレイ201がチャンバ202内に導入され、チャンバ202が洗浄工程に移行する。プラズマ洗浄工程は特に本願の要旨とは直接関係がないため説明は割愛する。
次に、洗浄処理が終了したチャンバ202からトレイ201が引き出される。
ここで、トレイ201上には、前後2枚の処理基板Pbが、前後二対の受け溝208により水平状態で支持されている。
次いで、空の状態の排出側マガジン304を搭載した排出側マガジン載置台312を上下方向に移動させる。これにより、排出側マガジン304の両側壁に複数段設けられている受け部313のうちの最上段の受け部313と、トレイの受け溝208に収容支持されている処理基板Pbとの相互の高さを一致させる。これに続いて、搬出機構を上下左右に移動させ、押圧機構の爪部338の突出部339を処理基板Pbの左端部の側方近傍に待機させる。
次いで、図11に示すように、搬出機構を右方向に移動させると、その突出部339が処理基板Pbの左端に当接してそのまま押圧し、搬送機構307を右方向に移動させると、処理基板Pbは、その両側部が排出側マガジン304の最上段の受け部313に案内されながら水平移動して押し込まれ、収容される。このようにして、トレイ201から排出側マガジン304への処理基板Pbの移載が完了する。その後、排出機構307の爪部338を上下左右に移動させて原点位置に復帰させ、次の動作に備える。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、本実施例において、基板のプラズマ洗浄を行ったが、フィルム基板やウエハなどに対応することも可能である。また、チャンバのトレイ上に収容支持する基板は、1枚でも3枚以上であってもよく、この場合は、枚数に合わせて供給側マガジンや排出側マガジンや挿圧機構や搬出機構を調整すれば足りる。また、本実施例においては、挿圧機構や搬送機構は、ロッドや爪部において押出す機構であったが、先端に把持部を設けて基板をつまみ出しても構わない。例えば、フィルム基板などの薄板状のものにおいては、押し出すとフィルム端面が変形したり、つぶれたりするため、把持機構でつまんで引き出す方が好ましい。
また、本発明は、多品種少量生産に対応し、生産数量が少ない基板の場合は、手動搬送プラズマ洗浄装置で生産を行い、数量が多くなれば本発明の自動搬送プラズマ洗浄装置に切り替えて量産が可能である。また、新規の基板の洗浄実験を手動搬送プラズマ洗浄装置で行い、検証が完了すれば搬送装置を結合することにより生産ラインを立ち上げることができる。
【発明の効果】
以上説明した通り本発明によれば、新規にプラズマ洗浄を行う基板の洗浄実験、プロセス開発、あるいは、用途開発などの検証を行った実験用の簡易的な手動搬送プラズマ洗浄装置に、搬送装置を固定することにより、手動搬送のまま自動搬送の生産ラインに移行することができ、実験用のプラズマ洗浄装置の設備投資が無駄にならず生産ラインに有効に生かされ、安価な、設備投資効率のよい自動搬送プラズマ洗浄装置を提供することができる。
また、多品種少量生産に対応し、生産数量に応じて手動と自動の切り替えが可能であり、多品種の洗浄基板の洗浄実験を行いながら生産ラインを構築することが可能であり、洗浄部品の機種切り替えを素早く行える等の生産性のよい自動搬送プラズマ洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施形態であるライン対応自動搬送プラズマ洗浄装置の斜視図である。図2は、図1における手動搬送プラズマ洗浄装置の斜視図、図3は、図2におけるトレイおよびチャンバの斜視図、図4は、図3におけるトレイおよびチャンバの断面図、図5は、 図1における搬送装置の斜視図、図6は、図5におけるマガジン上下移動機構およびマガジン左右移動機構の一部分解斜視図、図7は、図6におけるマガジン上下移動機構およびマガジン左右移動機構の断面図、図8は、図5における挿圧機構の斜視図、図9は、図5における搬出機構の斜視図、図10は、図8の挿圧機構において基板を供給マガジンからトレイに挿圧する様子を示す断面図、図11は、図9の搬出機構において洗浄済み基板をトレイから排出マガジンへ排出する様子を示す断面図である。
【図2】図1における手動搬送プラズマ洗浄装置の斜視図である。
【図3】図2におけるトレイおよびチャンバの斜視図である。
【図4】図3におけるトレイおよびチャンバの断面図である。
【図5】図1における搬送装置の斜視図である。
【図6】図5におけるマガジン上下移動機構およびマガジン左右移動機構の一部分解斜視図である。
【図7】図6におけるマガジン上下移動機構およびマガジン左右移動機構の断面図である。
【図8】図5における挿圧機構の斜視図である。
【図9】図5における搬出機構の斜視図である。
【図10】図8の挿圧機構において基板を供給マガジンからトレイに挿圧する様子を示す断面図である。
【図11】図9の搬出機構において洗浄済み基板をトレイから排出マガジンへ排出する様子を示す断面図である。
【符号の説明】
202 チャンバ
201 トレイ
200 手動搬送プラズマ洗浄装置
302 供給用マガジン
P 基板(被洗浄物)
304 排出用マガジン
300 搬送装置
400 結合装置
100 ライン対応自動搬送プラズマ洗浄装置
208 受け溝(スロット)
311・313 受け部(スロット)
306 押圧機構
307 搬出機構
308 マガジン上下移動機構
309 マガジン左右移動機構
Claims (6)
- 被洗浄物を載置するトレイをチャンバ本体から出没し、前記チャンバ本体に収納された前記トレイに載置された前記被洗浄物を洗浄する手動搬送プラズマ洗浄装置と、前記被洗浄物を収容して前記被洗浄物を前記トレイに供給する供給マガジンと前記被洗浄物を前記トレイから排出する排出用マガジンとを有する搬送装置と、前記チャンバ本体から出された前記トレイが前記供給マガジンに収納された被洗浄物及び前記排出マガジンと対峙するように前記手動搬送プラズマ洗浄装置と前記搬送装置を着脱自在に結合する結合装置とを有したことを特徴とする自動搬送プラズマ洗浄装置。
- 被洗浄物を手動で載置するトレイをチャンバ本体から水平方向に出没し、前記チャンバ本体に収納された前記トレイに載置された前記被洗浄物を洗浄する手動搬送プラズマ洗浄装置と、前記被洗浄物を収容する収容部を有して前記被洗浄物を前記トレイに供給する供給マガジンと、前記被洗浄物を前記トレイから排出する排出マガジンとを設けた搬送装置と、前記チャンバ本体から出された前記トレイ上の被洗浄物と前記供給マガジン及び前記排出マガジンに設けたスロットとが水平方向に対峙するように前記プラズマ洗浄装置と前記搬送装置を着脱自在に結合する結合装置とを有し、前記プラズマ洗浄装置と前記搬送装置を結合装置で結合することによって、前記被洗浄物を前記手動搬送プラズマ洗浄装置へ自動で移載可能とすることを特徴とする自動搬送プラズマ洗浄装置。
- 前記搬送装置において、前記供給マガジンおよび前記排出マガジンを上下方向に移動するマガジン上下移動機構を有したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の自動搬送プラズマ洗浄装置。
- 前記搬送装置において、前記供給マガジンおよび排出マガジンを左右方向に移動するマガジン左右移動機構を有したことを特徴とする請求項3記載の自動搬送プラズマ洗浄装置。
- 前記搬送装置において、前記供給マガジンの各受け部に収納された被洗浄物を前記トレイの受け溝に押し出す押圧機構を備えたことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の自動搬送プラズマ洗浄装置。
- 前記搬送装置において、前記トレイの受け溝に収納された被洗浄物を前記排出マガジンの受け部に押し出す搬出機構を備えたことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の自動搬送プラズマ洗浄装置。
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