JP4094175B2 - 原子炉用配管のみがき装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器内外に配置された配管内面を研磨して配管の健全性を確認したり、その後の健全化処理を施すための前処理としての原子炉用配管のみがき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7により従来の沸騰水型原子炉の概要を説明する。図7中、符号1は原子炉圧力容器で、この原子炉圧力容器1内には冷却材2および炉心3が収容されている。炉心3は主として多数体の燃料集合体と、燃料集合体間を挿脱する制御棒等から構成されており、炉心シュラウド4内に収容されている。
【0003】
原子炉圧力容器1内で冷却材2は、炉心3を上方に向かって流通し、その際に炉心3の核反応熱により昇温昇圧されて、水と蒸気の二相流状態となる。二相流となった冷却材2は、炉心3の上方に設置された気水分離器5に流入し、水と蒸気とに分離される。
【0004】
このうち蒸気は、気水分離器5の上方に設置された蒸気乾燥器6に導入され、乾燥されて乾燥蒸気となり、原子炉圧力容器1に接続された主蒸気管7を介して、図示しない蒸気タービンに移送されて発電に供される。
【0005】
一方、分離された水は、炉心3と原子炉圧力容器1との間のダウンカマ部8を経由して炉心3の下方に流下する。また、このダウンカマ部8で炉心シュラウド4の外周には、複数のジェットポンプ9が等間隔で設置されている。
【0006】
炉心3の下方には多数本の制御棒案内管10が設置されており、これらの制御棒案内管10の下方にはそれぞれ制御棒駆動機構11が設置されている。この制御棒駆動機構11は制御棒案内管10を介して制御棒(図示せず)を炉心3内へ挿入および引抜く制御を行う。
【0007】
原子炉圧力容器1の外部には、原子炉再循環ポンプ(図示せず)が設置されており、この原子炉再循環ポンプと前記ジェットポンプ9およびこれら両者間を接続する原子炉再循環配管(図示せず)で、原子炉再循環系を構成している。すなわち、原子炉再循環ポンプによりジェットポンプ9に供給された駆動水により、ジェットポンプ9は冷却材2を炉心3内に強制循環させる。
【0008】
つぎに、ジェットポンプ9について図8から図10(a),(b)により説明する。ジェットポンプ9は図8に示すように中央にライザ管12を備えており、このライザ管12は原子炉圧力容器1に原子炉再循環ポンプから供給される冷却材2を再循環入口ノズル13を介して導入する。
【0009】
ライザ管12の上部には、トランジションピース14を介して左右一対のエルボ15a,15bが接続されている。これらエルボ15a,15bのそれぞれには、混合ノズル16a,16bを介してインレットスロート17a,17bが接続されている。これらのインレットスロート17a,17bの下部には、ディフューザ18a,18bがそれぞれ接続され、上部の混合ノズル16a,16bから冷却材2が噴射されると周囲から炉水を巻き込むようになっている。
【0010】
この噴射された冷却材2および巻き込まれた炉水は、インレットスロート17a,17b内により混合され、その後ディフューザ18a,18bで静水頭の回復が行われる。ジェットポンプ9には、原子炉再循環ポンプから送り込まれる冷却材2の流れにより流体振動が発生する。この流体振動に対処するためにライザ管12は下端を再循環入口ノズル13に溶接し、上端をライザブレース19を介して原子炉圧力容器1に固定されている。
【0011】
ジェットポンプ9における上端部のエルボ15a,15bには、ライザ管12を介して供給される駆動水の流入水圧が作用する。この流入水圧がエルボ15a,15bの他端に接続するノズル(図示せず)からインレットスロート17a,17bおよびディフューザ18a,18b内に向けて駆動水が噴出されるので、この駆動水の噴出水圧等の反力が上向きに作用する。
【0012】
インレットスロート17a,17bは、上端が混合ノズル16a,16bおよびエルボ15a,15bを介してトランジションピース14に機械的に接続されるとともに、下端がディフューザ18a,18bの上端に挿入している。
【0013】
ディフューザ18a,18bの下端は、原子炉圧力容器1に溶接されたシュラウドサポート20に固定されており、さらに、図10(a)の要部斜視図と図10(b)の要部横断面図に示すように、ライザ管12の下端はライザエルボ21に溶接されている。
【0014】
ライザエルボ21はサーマルスリーブ22と溶接されており、サーマルスリーブ22は原子炉圧力容器1に固定された再循環入口ノズル13に接続されている。インレットスロート17a,17bは、ライザ管12に固着されたライザブランケット23に取付けられている。これにより、ライザ管12およびインレットスロート17a,17bが振動することを防止している。
【0015】
ライザブレース19部は、図10(a),(b)に詳細を示すように、原子炉圧力容器1の内壁にはパット24が形成されており、このパット24に4枚の薄板25が溶接されている。この4枚の薄板25は、その板厚が10mm前後となっている。
【0016】
この4枚の薄板25の先端ではブロック26により互いに一体に構成されていて、前記ライザ管12は、ブロック26の内側に溶接されている。したがって、このライザブレース19は、ライザ管12に発生する原子炉運転中の流体振動を抑制する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ライザブレース19は、炭素鋼である原子炉圧力容器1と、オーステナイト系ステンレス鋼製であるライザ管12との熱膨張差を吸収するものである。このため原子炉運転中には、前記熱膨張差を吸収した状態として変形状態にある。
【0018】
このように、ジェットポンプ9においては、冷却材2を加圧して炉心3内に循環させるために、他の炉内機器に比較して過酷な状況下で使用されることから、各部材には大きな負荷が作用し、特にライザ管12をその中間で支持するライザブレース19には大きな応力が作用することになる。
【0019】
万一、ジェットポンプ9に対して、例えば原子炉再循環配管等の外部配管が破断する等により過大な荷重が作用したり、あるいは何等かの原因によりライザ管12の内面に錆が発生すると、これがクラック等に発展する場合がある。
【0020】
ライザ管12は、主としてオーステナイト系ステンレス鋼管により形成されているので、応力,腐食環境,材料(クロム欠乏層の生成)の3つの条件が成立すると、応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking )が発生して、ライザ管12が損傷することが想定される。
【0021】
この応力腐食割れ現象は、前記3つの条件のうち、1つでも欠落すれば発生しないので、この応力腐食割れを防止するためには、種々の対策を講じる必要がある。また、ジェットポンプ9の表面に何等かの原因により、錆やクラックが発生した場合、これらを放置しておくと、クラックが進行して、ジェットポンプ9に亀裂が生じたりすることがある。
【0022】
したがって、原子炉の出力を制御するジェットポンプ9がそのような状態になることは、他の構造物にも悪影響を与えることも考えられて、好ましいことではない。
【0023】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、原子炉圧力容器内外に設置された配管および機器、例えばジェットポンプのライザ管内面にレーザ脱鋭敏化処理等を行う場合の前処理としてライザ管内面の所定位置を研磨することができる原子炉用配管のみがき装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、原子炉圧力容器の内外に設置した配管またはこの配管に付設する機器内の所定の位置を研磨する原子炉用配管のみがき装置において、前記配管内に挿入される外径を有する筒状ボディと、この筒状ボディに形成した開口窓と、この開口窓から表面部が突出するように前記筒状ボディ内に取付けた研磨用具と、この研磨用具を回転,旋回,上下動自在に駆動する駆動機構とを具備し、前記駆動機構は前記筒状ボディ内に立設した電動モータの回転軸に前記研磨用具が接続し、前記回転軸と平行に伸縮自在なパンタグラフ機構が設けられ、このパンタグラフ機構にストロークの異なるエアシリンダを二連に連結させて組込み、前記エアシリンダの供給圧をコントロールして前記研磨用具を2段に伸縮させる構成からなることを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、研磨用具例えばワイヤブラシを配管内面と同心軸に固定した状態で、旋回,軸移動を自在に行うことができるので、所定の位置を研磨することができる。また、研磨用具の取付状態に傾斜を持たせて組込むことにより、配管内面の凹凸に対して隅々まで追随して研磨を行うことができる。さらに、配管入口径が内面の径よりも小さくても、装置を挿入させて配管内面部まで伸縮動作をして研磨することができる。また、エアシリンダへの供給圧をコントロールすることにより、研磨用具の押付け圧力を調整することができる。
【0027】
請求項2の発明は、前記研磨用具は波状に形成したステンレス鋼製ワイヤを放射状に組込んだブラシまたはスポンジ状砥石からなり、前記パンタグラフ機構の脚部にガイドローラを設けてなることを特徴とする。この発明によれば、配管内面に研磨用具が圧接した時にクッション効果となり、ガイドローラにより研磨用具が配管内面に当接する量をコントロールできる。また、配管内面を部分的に削り取ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1から図5により本発明に係る原子炉用配管のみがき装置の第1の実施の形態を説明する。
本実施の形態は、図7から図10で説明したジェットポンプ9のライザ管12内の所定の位置にみがき装置30を挿入させて、ライザ管12の内面を研磨する例である。図1は中心線Cから右側がみがき装置30をライザ管12内に挿入し、第1および第2の脚部31a,31bを開動作させた状態を示している。中心線Cから左側は、第1および第2の脚部31a,31bを第2のボディ35内に収納した状態を示している。
【0031】
図1から明らかなように、本実施の形態に係るみがき装置30は、上部に筒状第1のボディ37と下部に筒状ボディ35とを有し、第1のボディ37内に電動モータ38に取着した研磨用具としてのワイヤブラシ45とシリンダ39を設け、第2のボディ35内に中心軸方向に沿ってパイプ36を挿入するとともに、エアシリンダ33,ピストン棒34および第1の脚部31aと第2の脚部31bを設けている。
【0032】
第1および第2の脚部31a,31bの先端部にはローラ32を組込み、ローラ32により回転動作をスムーズに行える構造となっている。また、第1および第2の脚部31a,31bの開動作はエアシリンダ33の伸縮動作によって行われる。
【0033】
エアシリンダ33内のピストン棒34の動作とともにエアシリンダ33全体が周方向に開動作して第1および第2の脚部31a,31bが扇状に開動作する構造となっている。エアシリンダ33と第1および第2の脚部31a,31bは第2のボディ35内に収納されており、第2のボディ35には脚部の出入りのため複数箇所に開放口つまり、開口窓が設けられている。第2のボディ35内の中央部には中空のパイプ36が組込まれ、このパイプ36の内部にエアチューブや電線が組込まれている。
【0034】
第2のボディ35の上方にはパイプ36が突出し、この突出部に回転機構60が設けられ、この回転機構60に第1のボディ37が設けられている。第1のボディ37の内側には電動モータ38と、この電動モータ38を伸縮してライザ管12の内面を押付けるためのシリンダ39が収納されている。シリンダ39内にはストロークの異なる第1および第2のシリンダケース40,41が連結されており、また、第1および第2のピストン42,43が組込まれている。
【0035】
図1中、符号38は電動モータで、電動モータ38の軸部にはベアリング44が組込まれ、軸部の先端部に研磨用具、例えばワイヤブラシ45が脱着自在に取付けられている。電動モータ38およびワイヤブラシ45の表面が位置する第1のボディ37の側面には開口窓61が形成されている。
【0036】
図2は図1における電動モータ38とワイヤブラシ45を開口窓61から突出させた状態のみがき装置30を示す図である。図2に示すように電動モータ38に組込まれたワイヤブラシ45はシリンダ39によって周方向に開口窓61から突出して伸展し、ライザ管12内面に接触する。
【0037】
第1のボディ37内にはワイヤブラシ45と平行に検出器46が組込まれている。第2のボディ35の内部には軸方向に駆動するためのモータ47が組込まれ、モータ47にはネジ棒48が同軸に連結されている。なお、電動モータ38の代りにエアモータを使用することもできる。
【0038】
ネジ棒48とモータ47との連結部49は第2のボディ35に固定されており、ネジ棒48とモータ47のみが回転可能となっている。ネジ棒48にはナット50が組込まれ、ナット50はパイプ36と固定されている。
【0039】
したがって、モータ47を回転させるとネジ棒48が回転し、ナット50が軸方向に移動する。このため、ナット50と固定されているパイプ36が上下動して第1のボディ37を軸方向移動させることができる。パイプ36を上下動させると最上位と最下位部にそれぞれ第1および第2の近接スイッチ51a,51bが組込まれ、移動距離を制限している。第1および第2の近接スイッチ51a,51bはロッド52に取付けられている。
【0040】
第1のボディ37の下側で第2のボディ35内の上部に旋回用モータ53が組込まれ、歯車54によってワイヤブラシ45をライザ管12内面に沿って旋回する構造になっている。
【0041】
図3は図1のA−A矢視断面図で、脚部31を開動作した状態を示している。図4は図2のB−B矢視断面図である。図4中、符号46はフェライトインジケータからなる検出器で、この検出器46はシリンダ55のピストン棒56と連結されたプレート57によって連動される。この検出器46により溶接部の位置を検出することができる。
【0042】
プレート57はリニアガイド58に組込まれ回転せずに平行に動作する構造となっている。第1のボディ37の内部には水中テレビ59および水中照明具(図示せず)が組込まれ、研磨、つまりみがいた後の観察が可能となっている。
【0043】
図5は図1における研磨用具、つまりワイヤブラシ45と電動モータ38からなるみがき部の近傍を拡大して示し、図6は図5の平面図である。符号65はローラで、ワイヤブラシ45の回転時の押付け荷重を制御し、最適な押付け荷重で研磨する構造となっている。符号66はローラ保持で、モータ保持62に固定されている。モータ保持62はモータ38を固定し、ピン63によって傾斜自在な構造となっている。このためライザ管12の形状に応じて自在に研磨することができる。
【0044】
本実施の形態によれば、
(1) 配管内面と同心軸に固定した状態で、研磨用具を旋回または軸移動自在にして、配管内面の所定位置を研磨することができる。(2) 電動モータに研磨用具を組込み、周方向に配管内面軸と平行に伸縮自在なパンタグラフ機構にストロークの異なる単体シリンダを二連に連結させて組込み、研磨部を2段階に伸縮調整可能にできる。
【0045】
(3) ステンレス剛製ワイヤを波状にしたものを放射状に組込み、配管内面に研磨用具が圧接した時にクッション効果となり、また配管内面に研磨用具が当接する量をガイドローラによりコントロールすることができる。(4) 研磨用具の取付状態に傾斜を持たせて組込むことにより、配管内面の凹凸に対して隅々まで追随して研磨を行うことができる。
【0046】
(5) エアシリンダとパンタグラフ機構とを具備し、エアシリンダへの供給圧をコントロールすることにより、研磨用具の押付け圧力を調整できる。(6) 研磨用具の形状をタイコ形、山形、平型、V字形等に形成することにより、配管内面の隅々まで研磨できる。
【0047】
(7) 研磨用具のステンレス剛製ワイヤの太さおよび長さを変えることにより、配管内面の隅々まで研磨できる。(8) 駆動モータの回転速度を自在に変えることにより、配管内面の隅々まで研磨することができる。
【0048】
(9) 研磨用具に組込む研磨材としてスポンジ砥石を用いることにより、配管内面を部分的に削ることができる。(10)研磨用具を正回転または逆回転しながら旋回駆動することにより、配管内面を研磨することができる。
【0049】
(11)水中カメラと水中照明具を組込み、研磨状態を確認しながら作業を水中遠隔で行うことができる。また、フェライトインジケータにより溶接部の位置を確認することができる。(12)配管入口径が内面の径より小さくても、装置を挿入させて配管内面部で伸縮動作させて研磨することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、原子炉圧力容器内に設置されている配管内および機器内に原子炉用配管のみがき装置を所定の位置に設置することができ、研磨作業を水中遠隔操作によって短時間に確実に行うことができ、研磨後の状態も水中カメラを設けることにより観察することができる。したがって、原子炉内外の配管内の点検,保全作業の範囲を拡大し、加えて作業の効率を高め、作業員の放射線被曝を大幅に低減できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉用配管のみがき装置の第1の実施の形態を説明するための一部側面で示す縦断面図。
【図2】図1におけるみがき装置の作用を説明するための一部側面で示す縦断面図。
【図3】図1のA−A矢視断面図。
【図4】図2のB−B矢視断面図。
【図5】図1におけるみがき装置のみがき部を拡大して示す側面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】沸騰水型原子炉を一部側面で示す縦断面図。
【図8】図7におけるジェットポンプおよびその近傍を一部側面で示す斜視図。
【図9】図8におけるジェットポンプのトランジションピースとエルボを一部切り欠いて示す正面図。
【図10】(a)は図8におけるジェットポンプのライザブレースとライザ管およびライザエルボの要部を示す斜視図、(b)は(a)におけるライザブレース部とその近傍を示す横断面図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…冷却材、3…炉心、4…炉心シュラウド、5…気水分離器、6…蒸気乾燥器、7…主蒸気管、8…ダウンカマ部、9…ジェットポンプ、10…制御棒案内管、11…制御棒駆動機構、12…ライザ管、13…再循環入口ノズル、14…トランジションピース、15a,15b…エルボ、16a,16b…混合ノズル、17a,17b…インレットスロート、18a,18b…ディフューザ、19…ライザブレース、20…シュラウドサポート、21…ライザエルボ、22…サーマルスリーブ、23…ライザブランケット、24…パット、25…薄板、26…ブロック、30…みがき装置、31a…第1の脚部、31b…第2の脚部、32…ローラ、33…エアシリンダ、34…ピストン棒、35…第2のボディ、36…パイプ、37…第1のボディ、38…電動モータ、39…シリンダ、40…第1のシリンダケース、41…第2のシリンダケース、42…第1のピストン、43…第2のピストン、44…ベアリング、45…ワイヤブラシ、46…検出器、47…モータ、48…ネジ棒、49…連結部、50…ナット、51a,51b…近接スイッチ、52…ロッド、53…旋回用モータ、54…歯車、55…シリンダ、56…ピストン棒、57…プレート、58…リニアガイド、59…水中テレビ、60…回転機構、61…開口窓。
Claims (2)
- 原子炉圧力容器の内外に設置した配管またはこの配管に付設する機器内の所定の位置を研磨する原子炉用配管のみがき装置において、前記配管内に挿入される外径を有する筒状ボディと、この筒状ボディに形成した開口窓と、この開口窓から表面部が突出するように前記筒状ボディ内に取付けた研磨用具と、この研磨用具を回転,旋回,上下動自在に駆動する駆動機構とを具備し、前記駆動機構は前記筒状ボディ内に立設した電動モータの回転軸に前記研磨用具が接続し、前記回転軸と平行に伸縮自在なパンタグラフ機構が設けられ、このパンタグラフ機構にストロークの異なるエアシリンダを二連に連結させて組込み、前記エアシリンダの供給圧をコントロールして前記研磨用具を2段に伸縮させる構成からなることを特徴とする原子炉用配管のみがき装置。
- 前記研磨用具は波状に形成したステンレス鋼製ワイヤを放射状に組込んだブラシまたはスポンジ状砥石からなり、前記パンタグラフ機構の脚部にガイドローラを設けてなることを特徴とする請求項1記載の原子炉用配管のみがき装置。
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