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JP4094449B2 - 外壁材 - Google Patents
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JP4094449B2 - 外壁材 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築材料として強度、意匠性、施工性に優れた外壁材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般住宅は木造軸組構造の場合、その外壁面は木やモルタルによって仕上げられ、その表面を吹き付けによる塗装で仕上げられるのが一般的である。この木造軸組工法の場合、モルタルの養生期間や塗料の乾燥のための養生期間が必要であり、そのためこの工法は湿式工法と呼ばれる。一方、間柱に合板やパネルを釘付けし、その外側に窯業系サイディングボードを釘付けしたり、タイル等を横レールに引っかけるなどといった、プレハブ工法、ツーバイフォー工法と呼ばれる工法による住宅も一般的であり、これらの工法は乾式工法と呼ばれている。
【0003】
前記湿式工法による外壁は、例えば、吹き付けによる塗装を行った場合、近隣家屋への塗料液微粉の飛散や塗料中の有機溶剤の揮散による環境負荷の増大が問題である。また、レンガ、タイル等をモルタルを介して積み重ねたり、張り付けたりする工法でもやはり、養生のため長い工期を要する点が問題である。
一方、乾式工法においては、例えば特許文献1に開示されているような窯業系サイディングボードやタイル等を用いる場合、これらの単位面積当たりの質量が過大である事が多く、大きな質量に耐えうる設計をしなければならなかった。さらにまた、特に木造軸組構造の家屋のうち、築後10年以降のいわゆる中古住宅の外壁の改装(リフォーム)を再塗装によらずに実施しようとして窯業系サイディングボードやタイル等を用いようとした場合には、既存の外壁材や柱の設計強度を越えることになり、これらの大きな質量の窯業系サイディングボードやタイル等は使用できない場合が多いし、窯業系サイディングボードや該タイル等を用いた家屋そのもののリフォームであっても、既存の外壁材や柱の設計荷重を越えないようにするための、既存外壁材の除去や柱の増強等の別工事が発生して、リフォーム工事の施工上極めて不便であった。
【0004】
また、窯業系サイディング材の施工では、例えば3尺×6尺(約90cm×約180cm)板の大平面のパネルを釘打ちで固定していくため、質量物である該パネルの運搬や壁面での位置決め作業の際に施工者にかかる負担も大きいのが現状である。そのため、近年、軽量外壁材として、金属サイディング等の軽量サイディング材が開発されてきているが、これは、表層を構成するアルミニウム等の金属薄板表面にエンボス状凹凸をつけ、その内層をウレタンフォーム等とした構造でありこれを釘打ちによって既存外壁面に取り付ける工法が採用されている。この工法は、例えば、特許文献2に開示されている。しかしながら、デザイン面では、該アルミニウム表面の凹凸形状は光沢感が出過ぎるため外観の高級感に欠けることが多い。また、特に、アルミニウム表面では、アルミニウムの融点が660℃であるため、火災等によって外壁表面に裸火が激しく接するような場合、表面が溶融破壊され、防火性の面で問題があった。同じく軽量外壁材として、熱可塑性樹脂を主原料としてパネル状に成形したものが特許文献3に開示され、さらにパネルの機械的強度を向上させる為に、意匠面を有する表壁と表壁に対して間隔をおいて対向する裏壁が凹状リブで接合している中空二重壁構造のプラスチック製外壁材が特許文献4で提案され、あるいは、パネル上下左右の縁部分がシールするような勘合構造を有している装飾用壁被覆材が特許文献5で提案されている。しかしながら熱可塑性樹脂系のサイディング材は防火性に乏しく、防火地域に指定された地区では外壁材として使用することができないといった問題がある。
【0005】
一方、熱硬化性樹脂パネルとしては、無機フィラーを含有して難燃性、施工性に優れた難燃性パネル(特許文献6)や、外壁パネル(特許文献7)あるいは、格子状の補強リブをもち、パネル同士を接合させるためのジョイント部材が挿入できる形状を持つ壁パネル(特許文献8)が提案されている。しかしながら、これら熱硬化性樹脂パネルは熱可塑性樹脂パネルと比較して剛性が高いため、施工時に僅かな歪みを修正できなかったり、パネルをねじる等の無理な力を加えるとクラックが発生する場合があった。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−209454号公報
【特許文献2】
特開昭63−125770号公報
【特許文献3】
特開平7−217059号公報
【特許文献4】
特開平11−131751号公報
【特許文献5】
特表平6−509613号公報
【特許文献6】
特開2002−187247号公報
【特許文献7】
特開2001−214599号報
【特許文献8】
特開平10−18481号報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、これら問題を解決し意匠性、難燃性に優れしかも軽量でクラックを生じにくい外壁材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記本発明課題を達成するために鋭意試作、評価を重ねた結果本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、
(1)少なくとも熱硬化性樹脂、無機フィラー及び無機繊維を含有する樹脂製外壁材であって、該外壁材はそれに一体成形された、縦横に延びる各1本以上のリブを有すると共に、それらリブが交差して結合する連結部を少なくとも1個有し、かつ該連結部の角の曲率半径(R)が2mm以上200mm以下とされる一方、該外壁材は矩形形状を呈して、その外周部に側壁を有し、更にその相対する外周部の側壁と直接接続するリブが縦横各1本以下であるように構成したことを特徴とする樹脂製外壁材、
(2)相対する外周部の側壁と直接接続するリブが存在しない構造であることを特徴とする請求項1記載の樹脂製外壁材、
(3)少なくとも片面に防火塗料が塗布されてなることを特徴とする(1)又は(2)記載の樹脂製外壁材、である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、特にその好ましい態様を中心に、さらに詳細に説明する。
まず、本発明の樹脂製外壁材は、少なくとも熱硬化性樹脂、無機フィラー及び無機繊維を含有する。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、およびこれらの混合物が挙げられる。中でもフェノール樹脂および不飽和ポリエステル樹脂は、良好な成形性を示すため好ましく、特にフェノール樹脂は難燃性に優れているため好ましい。
【0010】
本発明で用いるフェノール樹脂は、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物で合成したレゾール型フェノール樹脂の他、酸触媒によって合成したノボラック型フェノール樹脂、アンモニアで合成したアンモニアレゾール型フェノール樹脂、またはナフテン酸鉛などにより合成したベンジルエーテル型フェノール樹脂があり、その中でもレゾール型フェノール樹脂が特に成形性が良いため好ましい。また、これらの樹脂に、必要に応じて重合度を高める目的で、レゾール型フェノール樹脂では酸触媒、ノボラック型フェノール樹脂では塩基性触媒を添加して用いても良い。
【0011】
熱硬化性樹脂の含有量は特に限定されるものではないが、少なすぎると外壁材強度が低下する恐れがあり、多すぎると燃焼時の形状保持性が低下する恐れがある。好ましい樹脂の含有量は、10質量%以上より好ましくは20質量%以上であり、好ましくは80質量%未満、より好ましくは60質量%未満である。
本発明の無機充填剤としては、炭酸カルシウム、カオリンクレイ、タルク、マイクロバルーン、硫化バリウム、無水珪酸、珪藻土、ガラスパウダー、マイカ、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、三酸化アンチモン、ゾノトライト、トバモライト、ワラストナイト、珪砂等が挙げられ、好ましくは炭酸カルシウム、カオリンクレイ、水酸化アルミニウである。これらは1種のみで用いることもできるし、2種以上の混合物として用いることもできる。無機充填材の含有量は特に限定されるものではないが、多すぎると強度が低下する恐れがあり、少なすぎると難燃性が低下する恐れがある。好ましい無機充填材の含有量は20質量%以上より好ましくは30質量%以上であり、80質量%未満、より好ましくは60質量%未満である。
【0012】
無機質繊維は、E−ガラス、C−ガラス、T−ガラス、AR−ガラス、D−ガラス等のガラス繊維、炭素繊維、ロックウール等を用いても良いが、補強効果とコスト面などからE−ガラスが好ましい。また、該ガラス繊維の繊維径は0.003〜0.03mm程度の繊維径のものが好ましく、より好ましくは0.006〜0.015mmである。また、本発明における無機質繊維長は0.1〜100mmであることが好ましく、3〜30mmであることがより好ましい。無機質繊維の繊維長が0.1mm未満の場合、該無機質繊維による補強効果が十分に発揮されず、結果として成形物の曲げ強度が発現しにくい。無機質繊維長が100mmを超えると、無機充填材とフェノール樹脂とからなる成形用樹脂組成物の流動性が低下して成形性が劣る傾向がある。無機繊維の含有量は特に限定しないが、好ましい無機繊維の含有量は3質量%以上40質量%未満、より好ましくは8質量%以上、30質量%未満である。無機フィラーの含有量が3質量%未満であると強度が充分でなくなる恐れがあり、40質量%以上であると成形性が劣る恐れがある。
【0013】
本発明の樹脂製外壁材は、面積の大部分を占める基材部と、該基材部と一体成形のリブを有する。
基材部の厚さは0.5mm以上20mm以下が好ましい。基材部の厚さが0.5mmより薄いと強度が低下し破損しやすくなり、また20mmを越える部分が多くなると質量が大きくなり施工性が損なわれる場合がある。より好ましい基材部の厚さは1.5mm以上15mm以下である。基材部は表面に凹凸を付けて、任意のデザインにすることが出来る。
【0014】
リブは基材部の最も薄い部分の2倍以上の厚みを持つことが好ましく、短辺が2mm以上で、長辺は短辺の2倍以上の長さを持つ形状であることが好ましい。
リブの短辺の長さが2mmより小さいと、成形の際に無機繊維がリブの中に入り難くなり、リブの強度が低下する恐れがある。また、リブの辺と辺の比が2より小さいと、リブ部の質量が増大して全体の質量が大きくなったり、リブの補強効果が充分発揮できなくなる恐れがある。リブの短辺の長さの上限は特に無いが、リブの短辺が長くなりすぎると、基材部に対するリブの面積が大きくなり、全体の質量が増し施工性を損なう恐れが出てくる。このため、人が一人で取り扱える大きさとしては、リブの短辺は40mm以下が好ましく、より好ましくは20mm以下である。
【0015】
このリブは縦横に各1本以上存在し、少なくとも1個所以上の連結部(リブとリブの交点を含む個所)を有し、該連結部の角(リブとリブが交差してできる隅部)の曲率半径(R)が2mm以上200mm以下である。この連結部のRが2mmより小さいと応力が集中して僅かな変形が加えられた際にも連結部にクラックが発生する恐れある。また、Rが200mmを越えるとリブの体積が大きくなり、全体の質量が増して、施工性を損なう恐れが出てくる。より好ましい連結部のRは3mm以上100mm以下である。
【0016】
さらに、このリブは、樹脂製外壁材基材部に接続している部分から厚み方向に小さくなる傾斜を持つと、金型で成形した場合に金型からの離型性が良くなるので好ましい。
本発明の樹脂製外壁材は、外周部に側壁をもつことが好ましい。ここでいう外周部の側壁とは、表面に対して垂直方向に45度以上の角度を持って立ち上がる最外部の側壁のことで、外周部の側壁が囲む面積は、基材部の少なくとも50%の面積を占める事が好ましい。また、外周部の側壁と多くのリブが直接連結すると、樹脂製外壁材が剛直になり、施工の際に僅かな歪みを修正しにくくなるので、相対する外周部の側壁を直接接続するリブは縦横各1本以下が好ましく、より好ましくは相対する外周部の側壁を直接接続するリブが存在しない構造である。
【0017】
また、外周部に限らず、表面に対して垂直方向に立ち上がる側壁とリブを接続する場合には、接続部にもRをとることが好ましい。好ましいRの範囲は2mm以上200mm以下であり、より好ましくは3mm以上100mm以下である。本発明の樹脂製外壁材は、長期使用時における色調を一定にするために、その表面を塗装することが好ましい。ここで表面とは樹脂製外壁材の表の面と裏の面のどちらか一方、またはその両方を指す。表面の塗装に用いられる塗料としては耐光性塗料が好ましく、アクリルシリコン系、ウレタン系、シリコン系、フッ素樹脂系のいずれを用いても良いが、コスト面からアクリルシリコン系が好ましい。また本発明の樹脂製外壁材の場合、塗料として防火性能を有する塗材を用いることは樹脂製外壁材の防火性能をさらに向上させるためより好ましい。
【0018】
防火性能を有する塗材とは、その塗材を樹脂製外壁材に塗布することによって樹脂製外壁材を燃焼させた際の発熱量を抑制する効果を発揮する塗材を示す。発熱量の抑制効果は、コーンカロリーメーター試験装置(例えば東洋精機(株)のコーンカロリーメータIII)を用い、(財)日本建築総合試験所編「防耐火性能試験・評価業務方法書」に基づいて行う燃焼試験で、総発熱量を評価することによって判定ができる。防火性能を有する塗材の例としては塗材中に三酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、メタホウ酸バリウム、ポリリン酸アンモニウム、メラミン、ペンタエリスリトル、ホウ酸亜鉛、リン酸エステル、トリクレジルホスフェート等を含む塗料が挙げられる。これらの塗材は単独で用いることも混合して用いることもできる。また防火塗材とアクリルシリコン系耐光性塗料をそれぞれ塗布して塗膜を2層以上とすることもできる。
【0019】
次に、本発明樹脂製外壁材の製造方法の一例について説明する。
フェノール樹脂と無機フィラーを所望の量比で混合してペーストを作成する。この時、フェノール樹脂に増粘性を付与したり、得られた成形物に難燃性、耐候性、成形時の金型の離型性等を付与するために難燃剤、紫外線吸収剤、内部離型剤、増粘剤等の添加剤を加えることが好ましく、特に内部離型剤が含まれていることが好ましい。内部離型剤の添加量は、フェノール樹脂、無機充填材及び無機質繊維の総質量100質量部に対して、0.1から5質量部が好ましく、より好ましくは1から3質量部である。内部離型剤としては脂肪族炭化水素系のもの、高級脂肪族アルコール系のもの、脂肪酸アマイド系のもの、金属石鹸系のもの、リン酸系のものなどが挙げられ、中でもステアリン酸亜鉛、中和性リン酸アルコールが好ましい。特にデュポン社製中和性リン酸アルコール(商品名「ゼレックNE」)を用いると塗料の定着性が良いので好ましい。内部離型剤を用いないと金型を使用した成形時に、該成形物が金型内壁に強固に付着し、該金型を開いた際に該成形物が引き裂かれて壊れた状態になり易く、成形物の収率を低下させるおそれがある。
【0020】
上記ペーストと無機繊維を用いてシートモールディングコンパウンド成形法、バルクコンパウンド成形法、ハンドレイアップ成形法、等の方法により樹脂製外壁材を製造できる。
<成形材料Aの調整>
レゾール系フェノール樹脂(昭和高分子(株)製、商品名「BRL−240」)100質量部、増粘剤として水酸化カルシウム(関東化学(株)製、試薬特級)1質量部、内部離型剤としてステアリン酸亜鉛(関東化学(株)製、試薬一級)3質量部、水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、商品名「ハイジライトH32」)83質量部、カオリンクレイ(ENGELHARD社製、商品名「ASP−400P」)83質量部,平均繊維長3mmのガラス繊維(日東紡績株式会社製、商品名「CS−3SK」)67.0質量部をオムニミキサー(千代田技研工業(株)製、商品名「OM−5」)にて約1分間、混合撹拌したあと、得られた組成物を厚み0.04mmのポリプロピレン製フィルムに挟みこみハンドローラーを使って厚み約3mmのシート状としてから80℃で4時間熱処理した(これを成形材料Aとする)。
【0021】
<成形材料Bの調整>
レゾール系フェノール樹脂(昭和高分子(株)製、商品名「BRL-240」)100質量部、増粘剤として水酸化カルシウム(関東化学(株)製試薬特級)1質量部、内部離型剤としてステアリン酸亜鉛(関東化学(株)製試薬一級)3質量部、水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、商品名「ハイジライトH32」)83質量部、カオリンクレイ(ENGELHARD社製、商品名「ASP-400P」)83質量部をハンドミキサー(芝浦製作所製、商品名「BMV−150A」)で10分間混合し原料ペーストとした。
【0022】
この原料ペーストをSMC製造装置(月島機械(株)製)にセットした。厚み0.040mmポリプロピレン製フィルムをキャリアーフィルムとしてこの原料ペーストを1mm厚でコーティングしながら装置の上下2か所から走らせた。この際、ガラス繊維ロビンーグ(日東紡(株)製、商品名「RS240PB549AS」)を平均繊維長25mmに切断しながら2枚のキャリアーフィルムへ挟み込むように添加した。このときの添加量は得られる成形材料中のガラス繊維の含量が20質量パーセントとなるように調整した。連続的に得られた成形材料は厚みがおよそ3mmのシート状となった。これをロール状に巻き取ってから80℃で4時間熱処理した(これを成形材料Bとする)。
【0023】
【実施例1】
180℃に加熱した加圧プレスに装着された表面クロムメッキ仕上げの金型1へ成形材料Aを装てんした。金型1を閉めて5×10Paで3分間加熱加圧したところ、平均厚みは2mm、単位面積当たりの質量が6kg/m、外周部に側壁構造を有した金型内形状と同型の樹脂製外壁材を得た。成形品にクラックは無く、手で数ミリ歪めてもクラックは発生しなかった。得られた樹脂製外壁材の概略を図1〜5に示す。金型1で成形した樹脂製外壁材のリブとリブが交差してできる隅部の曲率半径(R)は6mmである。
【0024】
【実施例2】
成形材料Aを成形材料Bに変更した以外は実施例1と全く同様に行い樹脂製外壁材を得た。成形品にクラックは無く、手で数ミリ歪めてもクラックは発生しなかった。
【0025】
【比較例1】
金型1を金型2(金型1と同材質、型形状を異にする)に変更した以外は実施例1と全く同様に行い樹脂製外壁材を得た。金型2から取り外したら、リブの連結部に微小クラックが2箇所発生していた。成形品は殆ど手で歪められなかった。得られた樹脂製外壁材の概略を図6、図7に示す。金型2で成形した樹脂製外壁材のリブとリブが交差してできる隅部の曲率半径(R)は1mmである。
【0026】
【比較例2】
成形材料Aを成形材料Bに変更した以外は比較例1と全く同様に行い樹脂製外壁材を得た。金型から取り外したら、リブの連結部に微小クラックが5箇所発生していた。成形品は殆ど手で歪められなかった。
【0027】
【発明の効果】
本発明により、意匠性、難燃性に優れしかも軽量で施工性にすぐれた外壁材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で製造した樹脂製外壁材の表面を示す平面概略図である。
【図2】実施例1で製造した樹脂製外壁材の裏面を示す平面概略図である。
【図3】実施例1で製造した樹脂製外壁材のリブ連結部を示す部分拡大平面図である。
【図4】実施例1で製造した樹脂製外壁材の長辺側面を示す側面概略図である。
【図5】実施例1で製造した樹脂製外壁材の短辺側面を示す側面概略図である。
【図6】比較例1で製造した樹脂製外壁材の裏面を示す平面概略図である。
【図7】比較例1で製造した樹脂製外壁材のリブ連結部を示す部分拡大平面図である。
【符号の説明】
1:基材部
2:リブ
3:リブ連結部
4:外周部の側壁

Claims (3)

  1. 少なくとも熱硬化性樹脂、無機フィラー及び無機繊維を含有する樹脂製外壁材であって、該外壁材はそれに一体成形された、縦横に延びる各1本以上のリブを有すると共に、それらリブが交差して結合する連結部を少なくとも1個有し、かつ該連結部の角の曲率半径(R)が2mm以上200mm以下とされる一方、該外壁材は矩形形状を呈して、その外周部に側壁を有し、更にその相対する外周部の側壁と直接接続するリブが縦横各1本以下であるように構成したことを特徴とする樹脂製外壁材。
  2. 相対する外周部の側壁と直接接続するリブが存在しない構造であることを特徴とする請求項1記載の樹脂製外壁材。
  3. 少なくとも片面に防火塗料が塗布されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂製外壁材。
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