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JP4094866B2 - 株価vwapチャートの作成・表示システム - Google Patents
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JP4094866B2 - 株価vwapチャートの作成・表示システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、株価の動きや相場の変動を簡便に予測することができる株価チャートを作成し表示することができる、売買高加重平均価格(VWAP)を利用することを特徴とする株価VWAPチャートの作成・表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、株価の動きを表わす株価チャートとして、ローソク足・チャートが知られている。このローソク足・チャートは、株価の始値、高値、安値、終値の4本値を表示するものであり、図12の(a)、(b)に示すように、始値よりも終値が高い場合は白、つまり陽線と称している〔図12の(a)参照〕。逆に、終値の方が始値よりも安い場合は黒塗り、すなわち陰線と称している〔図12の(b)参照〕。そして、高値は上に、安値下にそれぞれ「ひげ」と称する棒で表わす。このように、前記のローソク足・チャートは、一日の4本値を毎日表わした「日足」が原則であるが、これらの「日足」を期間毎に設定して「週足」、「月足」、「年足」が表わされている。図13は、前記従来の株価チャートによる銘柄の月間表示例を示す説明図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のローソク足・チャートは、相場の変動を素早くキャッチする手段および方法に欠けており、一般投資家やビギナーには、相場の流れを見極めるのには時間が掛り、また株価の動向をマスターするには、多くの経験と集中力を必要とする難点があった。
【0004】
そこで、本発明者は、鋭意検討並びに試作を重ねた結果、1日や半日など一定時間内に取引所で付いた個別銘柄の株価の平均値を、約定値ごとの売買高で加重平均した価格すなわち売買高加重平均価格(VWAP:volume-weighted average price )を使用して、毎日の株価情報を記憶保持すると共に、(1)前記売買高加重平均価格の例えば過去3日分の平均値を演算してこの演算値を基礎台とし、(2)この基礎台を1日繰り越して翌日の株価の基礎台(基準レベル)とし、(3)この基礎台(基準レベル)により当日の株価(始値、終値)を導入して株価チャートを作成し表示することにより、株価の動向を簡便に判定することができる株価VWAPチャートの作成・表示システムの開発に成功した。
【0005】
なお、前記売買高加重平均価格(VWAP)は、当日の一定時間内における取引所で付いた個別銘柄の株価の平均値を、約定値ごとの売買高で加重平均した価格であり、1日の高値・安値や単純平均よりも取引の実態に近く、東京証券取引所においては個別銘柄のVWAPを公表している。
【0006】
さらに、過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値を演算し、前記基礎台との差分の絶対値が、基礎台(基準レベル)に対して設定した閾値(±1%)の範囲内となった場合に、株価チャートをそれぞれ所定の色表示とすることにより、前記株価の動向の判定をより簡便にし得ることを突き止めた。すなわち、当日の基礎台と過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値(ほぼ1カ月間のデータ)との変位が±1%の範囲内となって、前記過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値が前日の売買高加重平均価格(VWAP)より下方向へ変位した場合には、株価チャートを赤色表示とし、また前記過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値が前日の売買高加重平均価格(VWAP)より上方向へ変位した場合には、株価チャートを青色表示とするものである。
【0007】
このように設定することにより、
(1)当日の株価の始値が下向きで終値が基礎台を突っ切って上昇すれば「上昇暗示形」となり、また、
(2)当日の株価の始値が上向きで終値が基礎台を突っ切って下降すれば「下降暗示形」となり、共に相場の上昇下降の転換点である可能性が一層強いと認識することができる。
さらに、基礎台の並列の場合も、底値、上昇途中、天井、下降途中に表示されると、それぞれの通過点での強弱一致や相場の転換点となることを予測することが可能となる。
【0008】
従って、本発明の目的は、毎日の株価情報から、株価の動向を判断する上で最も適正な株価基準値を設定して株価チャートを作成し表示することにより、現在の株価の動向および株価コストを明確にすることができ、しかも任意の過去日に遡って過去の株価の動向についての株価チャートを演算により作成し表示して、現在の株価の動向と比較検証することにより、相場の転換点の予測判定をより簡便かつ適正に行うことができる株価VWAPチャートの作成・表示システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムは、縦軸を株価、横軸を月日とし、日毎に変動する株価の変化を、売買高加重平均価格(VWAP)を含む株価チャートとして作成し、所定の表示画面上に表示する株価VWAPチャートの作成・表示システムであって、
所定銘柄について、毎日の株価情報としての始値、終値、売買高加重平均価格(VWAP)をそれぞれ入力する株価情報入力手段と、
前記株価情報入力手段により入力された株価情報を、月日と関連付けて記憶する株価情報記憶手段と、
前記株価情報記憶手段に記憶された株価情報の中から売買高加重平均価格(VWAP)について該当日の前日以前の過去2〜5日分の平均値を演算し、得られた演算値を該当日の基礎台として設定する基礎台演算処理手段と、
前記基礎台演算処理手段により演算された該当日の基礎台としての演算値を横線とし、前記株価情報記憶手段に記憶された該当日の株価の始値を前記基礎台に対してこれを後方とする矢印とすると共に前記基礎台の演算値と始値との間を縦線で結び、前記株価情報記憶手段に記憶された該当日の終値が前記基礎台と始値を結ぶ縦線上となる場合にはこの縦線に交差する斜線とし、または前記終値が前記基礎台と始値を結ぶ縦線上とならない場合には前記縦線の延長線とし、さらに前記該当日の始値が基礎台と一致する場合には前記矢印を省略して基礎台のみを丸で囲むようにして、それぞれ表示手段の表示画面上に順次日毎に表示する株価VWAPチャートの作成・表示演算制御手段と、
前記株価情報記憶手段に記憶された株価情報の中から売買高加重平均価格(VWAP)について該当日の前日以前の過去20〜25日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値を演算し、前記基礎台演算処理手段により演算された基礎台の演算値と前記過去20〜25日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値との差分の絶対値を演算する差分絶対値演算処理手段と、
前記差分絶対値演算処理手段により演算された差分の絶対値が、前記基礎台の演算値に対して設定した±1%の閾値の範囲内になると、株価チャートを色変化表示させる色変化表示処理手段と、を備えることを特徴とする株価VWAPチャートの作成・表示システム。
【0010】
また、本発明に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムにおいては前記色変化表示処理手段を、前記差分絶対値演算処理手段により演算された差分の絶対値が、±1%の閾値の範囲内になって、前記売買高加重平均価格(VWAP)の平均値が前日の売買高加重平均価格(VWAP)より下方向に変位する場合には、株価チャートを赤色表示し、または前記売買高加重平均価格(VWAP)の平均値が前日の前記売買高加重平均価格(VWAP)より上方向に変位する場合には、株価チャートを青色表示するように設定した構成とすることができる
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る株価チャートの作成・表示システムの実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る株価チャートの作成・表示システムの概略ブロック系統図である。すなわち、図1において、参照符号10は毎日の株価情報として少なくとも始値、終値、売買高加重平均価格(VWAP)等をそれぞれ入力する株価情報入力手段、12は前記株価情報入力手段10より株価情報を入力して株価チャートを作成して表示処理する演算制御手段、14は前記演算制御手段を介して入力された株価情報を記憶する記憶手段、16は前記演算制御手段12により作成され表示処理された株価VWAPチャートを表示する表示手段をそれぞれ示す。
【0018】
しかるに、本実施例においては、前記株価情報入力手段10より演算制御手段12を介して記憶手段14に記憶された株価情報を、演算制御手段12により読み出して株価VWAPチャートを作成し、表示手段16により表示するように構成される。
【0019】
そこで、前記演算制御手段12は、図2に示すように、CPU20を介して株価情報入力手段10により入力されて記憶手段14に記憶された株価情報の中から、売買高加重平均価格(VWAP)について過去2〜5日分の平均値を、基礎台演算処理手段22により演算して、この演算値を翌日の基礎台Bとして設定する。従って、当日の基礎台Bは、前日以前の過去2〜5日分の売買高加重平均価格(VWAP)についての平均値となる。
【0020】
次いで、前記基礎台演算処理手段22により演算された基礎台Bを、基礎台表示処理手段24を介して、表示手段16において横線〔図3の(a)〜(d)および図4の(a)〜(d)参照〕として表示するように設定する(図2参照)。
【0021】
また、前記基礎台の横線に対し前記記憶手段14に記憶された当日の株価の始値Sを、始値表示処理手段26を介して、表示手段16において基礎台Bを後方とする矢印〔図3の(a)〜(d)および図4の(a),(b)参照〕で表示すると共に、前記基礎台Bの横線に対し縦線〔図3の(a)〜(d)および図4の(a)〜(c)参照〕で結合表示するように設定する(図2参照)。
【0022】
さらに、前記記憶手段14に記憶された当日の株価の終値Eを、終値表示処理手段28を介して、表示手段16において前記基礎台Bと始値Sとを結合する縦線に対する延長線〔図3の(a)〜(d)参照〕または縦線に交差する斜線〔図4の(a)、(b)参照〕により結合表示するように設定する(図2参照)。
【0023】
なお、前記基礎台の横線に対し前記記憶手段14に記憶された当日の株価の始値Sが、基礎台Bと一致する場合は、始値表示処理手段26を介して、表示手段16において矢印を省略し、基礎台Bを丸で囲む〔図4の(c)参照〕表示を行うように設定する(図2参照)。さらに、前記基礎台の横線に対し前記記憶手段14に記憶された当日の株価の始値Sと終値Eとが、基礎台Bと全て一致する場合は、始値表示処理手段26および終値表示処理手段28を介して、表示手段16において矢印を省略し、基礎台Bのみを丸で囲む〔図4の(d)参照〕表示をするように設定する(図2参照)。
【0024】
一方、前記演算制御手段12において、前記と同様にして、記憶手段14に記憶された過去20〜25日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave を演算するVWAP平均値演算処理手段30と、前記基礎台演算処理手段22により演算された基礎台Bと前記売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave との差分の絶対値(|VWAPave ―B|)を演算する差分絶対値演算処理手段32を設ける(図2参照)。
【0025】
そして、前記差分絶対値演算処理手段32により演算された差分の絶対値(|VWAPave −B|)が、基礎台Bに対して設定した±1%の閾値の範囲内になると、株価VWAPチャートを色変化表示させる色変化表示処理手段34を設ける(図2参照)。
【0026】
この場合、前記色変化表示処理手段34としては、当日の基礎台Bと過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave との差分の絶対値(|VWAP ave −B|)が、±1%の閾値の範囲内になって、前記売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave が前日の売買高加重平均価格VWAP-1より下方向(VWAP-1>VWAPave )に変位(1点鎖線の伏線で表示)する場合には、株価VWAPチャートを赤色表示する〔図5の(a)参照〕。また、当日の基礎台Bと過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave とが±1%の閾値の範囲内になって、前記売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave が前日の売買高加重平均価格VWAP-1より上方向(VWAP-1<VWAPave )に変位(1点鎖線の伏線で表示)する場合には、株価VWAPチャートを青色表示する〔図5の(b)参照〕ように、設定することができる
【0027】
次に、前記構成からなる本実施例の株価VWAPチャートの作成・表示システムの制御動作例につき、図6に示す演算制御プログラムを参照しながら説明する。
【0028】
まず、基礎台演算処理手段22により、演算制御手段12を介して株価情報入力手段10より入力されて記憶手段14に記憶された株価情報の中から、売買高加重平均価格(VWAP)について、過去3日分の平均値を演算してこの演算値を翌日の基礎台Bとして設定する(STEP−1)。次いで、前記基礎台演算処理手段22により演算された基礎台Bを、基礎台表示処理手段24により横線として作成し表示手段16に表示する(STEP−2)。また、前記基礎台Bの横線に対し、前記記憶手段14に記憶された当日の株価の始値Sを、始値表示処理手段26により矢印で作成し表示すると共に前記基礎台の横線に対し縦線で作成し結合表示する(STEP−3)〔図3の(a)〜(d)および図4の(a)〜(c)参照〕。さらに、前記記憶手段14に記憶された当日の株価の終値Eを、終値表示処理手段28により前記基礎台Bと始値Sとを結合する縦線に対する延長線または縦線に交差する斜線として作成し結合表示する(STEP−4)〔図3の(a)〜(d)および図4の(a)〜(c)参照〕。
【0029】
この場合、前記始値表示処理手段26は、始値Sの矢印の方向を、基礎台Bの横線を基準として縦線で結合される始値Sの方向に合わせて設定することができる〔図3の(a)〜(d)参照〕。また、前記始値表示処理手段26は、始値Sが基礎台Bと一致する場合は、矢印を省略することができる〔図4の(c)参照〕。さらに、前記始値表示処理手段26および終値表示処理手段28は、始値Sおよび終値Eが基礎台Bと一致する場合も、矢印を省略することができる〔図4の(d)参照〕。
【0030】
また、前記終値表示処理手段28は、終値Eが基礎台Bと始値Sとを結合する縦線より変位する場合には、延長線により結合表示し〔図3の(a)〜(d)参照〕、また終値Eが基礎台Bと始値Sとを結合する縦線の一部となる場合には、縦線に交差する斜線により結合表示するよう設定する〔図4の(a)、(b)参照〕。
【0031】
次いで、前記演算制御手段12において、VWAP平均値演算処理手段30により前記記憶手段14に記憶された過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave を演算すると共に、前記基礎台演算処理手段22により演算された基礎台Bとの差分の絶対値(|VWAPave −B|)を差分絶対値演算処理手段32により演算する(STEP−5)。
【0032】
そして、前記差分絶対値演算処理手段32により演算された差分の絶対値(|VWAPave −B|)が、前記基礎台Bに対して設定した±1%の閾値の範囲内になると、色変化表示処理手段34により、株価VWAPチャートを色変化表示させる(STEP−6)。なお、前記色変化表示処理手段34による株価VWAPチャートを色変化表示は、前述した図5の(a)、(b)に示す通りである。
【0033】
次に、前述した本発明の実施例に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムに基づいて作成した、表示手段16における月間株価チャート(過去20日分の株価VWAPチャート)の種々の表示例について、図7ないし図10を参照して説明する。
【0034】
図7に示す株価VWAPチャート(以下、単にチャートと称する)の表示例においては、過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave の伏線が1点鎖線で示されている。従って、図7に示す表示例によれば、8月1日、3日のチャートが青色表示され(相場の転換期を表わす)、8月14日のチャートが赤色表示される(相場の転換期を表わす)。また、図7に示すチャートの表示例においては、8月8日のチャート(イ)の後、8月9日、10日に並列基礎台のチャートA、Bとなり、株価コストの強弱が一致し(相場の転換点を示す)、その後に株価の方向が下向きになると、株価の下降が続く確率が高くなることが示される。さらに、図7に示すチャートの表示例において、前記のようにチャートが色変化することにより、株価が色変化チャートより上方に位置すれば、勢い(モメンタム)がある相場となり、株価が色変化チャートより下方に位置すれば、弱い相場になる。すなわち、本発明において使用する売買高加重平均価格(VWAP)は、出来高が加味されていることから、相場の強弱にも対応できる内容のチャートを表示することができる。
【0035】
図8に示す株価VWAPチャートの表示例においては、過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave の伏線の一部が1点鎖線で示されている。従って、図8に示すチャートの表示例によれば、10月23日のチャートが青色表示される(相場の転換期を表わす)。また、図8に示すチャートの表示例においては、10月29日のチャート(イ)の後、株価が上昇することなく10月30日に天井チャートAとなり、10月31日、11月1日に並列基礎台のチャートB、Cとなり、株価コストの強弱が一致し(相場の転換点を示す)、その後に株価の方向が下向きになって、株価の下降が続く傾向を示している。すなわち、図8に示すチャートの表示例は、典型的な売り相場を示している。
【0036】
図9に示す株価VWAPチャートの表示例においては、過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave の伏線の一部が1点鎖線で示されている。従って、図9に示すチャートの表示例によれば、11月29日、30日のチャートが赤色表示される(相場の転換期を表わす)。また、図9に示すチャートの表示例においては、11月21日のチャート(イ)の後、株価が上昇することなく11月22日に天井チャートAとなり、11月26日、27日に並列基礎台のチャートB、Cとなり、株価コストの強弱が一致し(相場の転換点を示す)、その後に株価の方向が下向きになって、株価の下降が続く傾向を示している。
【0037】
図10に示す株価VWAPチャートの表示例においては、過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave の伏線が1点鎖線で示されている。従って、図10に示すチャートの表示例によれば、10月19日、24日、25日のチャートが青色表示され(相場の転換期を表わす)、11月1日、2日のチャートが赤色表示される(相場の転換期を表わす)。また、図10に示すチャートの表示例においては、10月24日以降の株価上昇途中あるいは10月26日の天井チャートAで、株価方向が下向きになると株価が下降する確率が高くなる。さらに、図10に示すチャートの表示例において、11月1日にチャートが色変化することにより、相場の終了を表わし、株価の下降が続く傾向を示している。そして、11月5日、6日に並列基礎台のチャートB、Cとなり、株価コストの強弱が一致(相場の転換点を示す)し、その後に株価の方向が下向きになって、株価の下降が続く傾向を示している。
【0038】
図11は、本発明の株価VWAPチャートの作成・表示システムに基づいて、表示手段16の表示画面に、図10に示す株価VWAPチャートを表示した場合の画面表示例を示すものである。この場合、表示手段16の表示画面には株価VWAPチャート表示部16Aとデータ表示部16Bとが設定され、これら表示部16A、16Bに設けられた各種の操作対象に対し、マウスやキーボード等の検索操作手段18を使用して、記憶手段14にデータベースとして記憶保存されている株価VWAPチャートおよびそのデータについて、所望の銘柄に関する任意の過去分の株価VWAPチャートおよびそのデータを検索して表示させることができる(図1、図2参照)。
【0039】
例えば、図11の表示画面において、データ表示部16Bに設定した証券コード表示欄36aにマウスポインタを合わせてマウスをクリックし、所望の銘柄の証券コードをキーボードによりキー入力すると共に、チャート作成日表示欄36bにマウスポインタを合わせてマウスをクリックし、任意の作成日をキーボードによりキー入力することにより、所望の銘柄に関する指定した任意の作成日より過去分の株価VWAPチャートを、簡便に検索して表示させることができる。また、株価VWAPチャート表示部16Aの月日表示欄36cの所望の日にマウスポインタを合わせてマウスをクリックすることにより、指定した日の株価の始値、終値、出来高を、それぞれデータ表示部16Bの始値表示欄36d、終値表示欄36e、出来高表示欄36fに表示させることができる。さらに、指定した日の基礎台Bを、基礎台表示欄36gに表示させることができる。なお、基礎台Bと過去20日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値VWAPave とを比較する場合の閾値(実施例においては±1%に設定)についても、閾値表示欄36hにマウスポインタを合わせてマウスをクリックし、所要の閾値をキーボードによりキー入力して適宜設定することができる。
【0040】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、基礎台Bの演算に際して売買高加重平均価格(VWAP)の平均値を求めるための日数や、過去の終値の平均値を求めるための日数について、適宜増減変更することができるばかりでなく、その他本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変更が可能である。
【0041】
【発明の効果】
前述した実施例から明らかな通り、本発明に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムは、毎日の株価情報から、株価の動向を判断する上で最も適正な株価基準値を設定して株価VWAPチャートを作成し表示することにより、現在の株価の動向および株価コストを明確にすることができ、しかも任意の過去日に遡って過去の株価の動向についての株価VWAPチャートを演算により作成し表示して、現在の株価の動向と比較検証することにより、相場の転換点の予測判定をより簡便かつ適正に行うことができる。
【0042】
従って、本発明に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムによれば、比較的簡単なシステム構成によって、相場の変動を素早くキャッチすることができる株価チャートを得ることができるばかりでなく、このような株価チャートによって、一般投資家やビギナーに対しても、相場の流れを簡便に見極めることが可能となると共に、株価の動向すなわち買いのポイントおよび売りのポイントを簡便にマスターすることが可能となる等、多くの優れた利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムの概略ブロック系統図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムの演算制御手段のシステム構成を示す説明図である。
【図3】(a)〜(d)は、本発明の実施の形態に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムにおいて作成する株価VWAPチャートの基本的な表示例をそれぞれ示す説明図である。
【図4】(a)〜(d)は、本発明の実施の形態に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムにおいて作成する株価VWAPチャートの特殊な場合の表示例をそれぞれ示す説明図である。
【図5】(a)および(b)は、本発明の実施の形態に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムにおいて作成する株価チャートの色変化表示例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る株価VWAPチャートの作成・表示システムの演算制御プログラムの一例を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る表示手段による銘柄の過去20日分の株価VWAPチャートの典型的な表示例を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る表示手段による銘柄の過去20日分の株価VWAPチャートの別の表示例を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る表示手段による銘柄の過去20日分の株価VWAPチャートのさらに別の表示例を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る表示手段による銘柄の過去20日分の株価VWAPチャートの他の表示例を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る銘柄の過去20日分の株価VWAPチャートの表示手段の表示画面における画面表示例を示す説明図である。
【図12】(a)および(b)は、従来の株価チャートの基本的な表示例を示す説明図である。
【図13】従来の株価チャートによる銘柄の月間表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 株価情報入力手段
12 演算制御手段
14 記憶手段
16 表示手段
16A 株価VWAPチャート表示部
16B データ表示部
18 検索操作手段
20 CPU
22 基礎台演算処理手段
24 基礎台表示処理手段
26 始値表示処理手段
28 終値表示処理手段
30 VWAP平均値演算処理手段
32 差分絶対値演算処理手段
34 色変化表示処理手段
36a 証券コード表示欄
36b チャート作成日表示欄
36c 月日表示欄
36d 始値表示欄
36e 終値表示欄
36f 出来高表示欄
36g 基礎台表示欄
36h 閾値表示欄
B 基礎台
S 始値
E 終値
VWAPave 過去20日分のVWAPの平均値
VWAP-1 前日のVWAP

Claims (2)

  1. 縦軸を株価、横軸を月日とし、日毎に変動する株価の変化を、売買高加重平均価格(VWAP)を含む株価チャートとして作成し、所定の表示画面上に表示する株価VWAPチャートの作成・表示システムであって、
    所定銘柄について、毎日の株価情報としての始値、終値、売買高加重平均価格(VWAP)をそれぞれ入力する株価情報入力手段と、
    前記株価情報入力手段により入力された株価情報を、月日と関連付けて記憶する株価情報記憶手段と、
    前記株価情報記憶手段に記憶された株価情報の中から売買高加重平均価格(VWAP)について該当日の前日以前の過去2〜5日分の平均値を演算し、得られた演算値を該当日の基礎台として設定する基礎台演算処理手段と、
    前記基礎台演算処理手段により演算された該当日の基礎台としての演算値を横線とし、前記株価情報記憶手段に記憶された該当日の株価の始値を前記基礎台に対してこれを後方とする矢印とすると共に前記基礎台の演算値と始値との間を縦線で結び、前記株価情報記憶手段に記憶された該当日の終値が前記基礎台と始値を結ぶ縦線上となる場合にはこの縦線に交差する斜線とし、または前記終値が前記基礎台と始値を結ぶ縦線上とならない場合には前記縦線の延長線とし、さらに前記該当日の始値が基礎台と一致する場合には前記矢印を省略して基礎台のみを丸で囲むようにして、それぞれ表示手段の表示画面上に順次日毎に表示する株価VWAPチャートの作成・表示演算制御手段と、
    前記株価情報記憶手段に記憶された株価情報の中から売買高加重平均価格(VWAP)について該当日の前日以前の過去20〜25日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値を演算し、前記基礎台演算処理手段により演算された基礎台の演算値と前記過去20〜25日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値との差分の絶対値を演算する差分絶対値演算処理手段と、
    前記差分絶対値演算処理手段により演算された差分の絶対値が、前記基礎台の演算値に対して設定した±1%の閾値の範囲内になると、株価チャートを色変化表示させる色変化表示処理手段と、
    を備えることを特徴とする株価VWAPチャートの作成・表示システム。
  2. 縦軸を株価、横軸を月日とし、日毎に変動する株価の変化を、売買高加重平均価格(VWAP)を含む株価チャートとして作成し、所定の表示画面上に表示する株価VWAPチャートの作成・表示システムであって、
    所定銘柄について、毎日の株価情報としての始値、終値、売買高加重平均価格(VWAP)をそれぞれ入力する株価情報入力手段と、
    前記株価情報入力手段により入力された株価情報を、月日と関連付けて記憶する株価情報記憶手段と、
    前記株価情報記憶手段に記憶された株価情報の中から売買高加重平均価格(VWAP)について該当日の前日以前の過去2〜5日分の平均値を演算し、得られた演算値を該当日の基礎台として設定する基礎台演算処理手段と、
    前記基礎台演算処理手段により演算された該当日の基礎台としての演算値を横線とし、前記株価情報記憶手段に記憶された該当日の株価の始値を前記基礎台に対してこれを後方とする矢印とすると共に前記基礎台の演算値と始値との間を縦線で結び、前記株価情報記憶手段に記憶された該当日の終値が前記基礎台と始値を結ぶ縦線上となる場合にはこの縦線に交差する斜線とし、または前記終値が前記基礎台と始値を結ぶ縦線上とならない場合には前記縦線の延長線とし、さらに前記該当日の始値が基礎台と一致する場合には前記矢印を省略して基礎台のみを丸で囲むようにして、それぞれ表示手段の表示画面上に順次日毎に表示する株価VWAPチャートの作成・表示演算制御手段と、
    前記株価情報記憶手段に記憶された株価情報の中から売買高加重平均価格(VWAP)について該当日の前日以前の過去20〜25日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値を演算し、前記基礎台演算処理手段により演算された基礎台の演算値と前記過去20〜25日分の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値との差分の絶対値を演算する差分絶対値演算処理手段と、
    前記差分絶対値演算処理手段により演算された差分の絶対値が、±1%の閾値の範囲内になって、前記売買高加重平均価格(VWAP)の平均値が前日の売買高加重平均価格(VWAP)より下方向に変位する場合には、株価チャートを赤色表示し、または前記売買高加重平均価格(VWAP)の平均値が前日の前記売買高加重平均価格(VWAP)より上方向に変位する場合には、株価チャートを青色表示するように設定した色変化表示処理手段と、
    を備えることを特徴とする株価VWAPチャートの作成・表示システム。
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