JP4096442B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、本体の前面に複数の吸込ルーバにより開閉される吸込部を設け、運転停止状態では前記吸込ルーバを閉めて意匠性を高め、運転状態では前記吸込ルーバを開いて運転効率を向上させるようにしたもので、とくに、前記複数の吸込ルーバを連動させるスライド板が、同吸込ルーバを駆動するルーバ駆動部から離脱しないようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機は、例えば図1と、図2(A)および図2(B)とで示すように、本体1の前面上部および、または上部に吸込口2を設け、前面下部に吹出口3を設け、これら吸込口2と吹出口3とを結ぶ空気通路に熱交換器4と送風ファン5とを設け、前記本体1前面上部の吸込口2を構成する吸込パネル6に回動自在に軸支されて第一の状態で同吸込口2を隠蔽し、第二の状態で同吸込口2を開放するように上下に配置された複数の吸込ルーバ7と、同複数の吸込ルーバ7を連動させる連動部と、同連動部に連係してこれを上下動させるルーバ駆動部とを備えてなり、
前記連動部が、前記複数の吸込ルーバ7に夫々立設された連係アーム7aと、同連係アーム7aの先端部に連係する連係部8aを備え、前記ルーバ駆動部に連係する連係孔8bを備えて前記吸込パネル6に上下動自在に保持されたスライド板8とで構成され、前記ルーバ駆動部が、前記連係孔8bに先端部が連係される一方、基端部に接続部9aを形成したカム9と、同カム9の接続部9aに駆動軸10a を接続した駆動モータ10とで構成されていた。
【0003】
しかしながら、前記スライド板8を上下動自在に保持した前記吸込パネル6が、例えば熱変形などによって前記本体1を構成する前面パネルから遠ざかる方向に変形したような場合、前記スライド板8の連係孔8bから前記カム9が離脱して前記複数の吸込ルーバ7が動作しなくなってしまう恐れがあるため、前記スライド板8の連係孔8bから前記カム9が離脱しないように保持する保持手段を設けることが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、本体の前面に複数の吸込ルーバにより開閉される吸込部を設け、運転停止状態では前記吸込ルーバを閉めて意匠性を高め、運転状態では前記吸込ルーバを開いて運転効率を向上させるようにしたもので、とくに、前記複数の吸込ルーバを連動させるスライド板が、同吸込ルーバを駆動するルーバ駆動部から離脱しないようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、本体の前面上部および、または上部に吸込口を設け、前面下部に吹出口を設け、これら吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に熱交換器と送風ファンを設け、
第一の状態で前記吸込口を隠蔽し、第二の状態で前記吸込口を開放するように配置された複数の吸込ルーバと、同複数の吸込ルーバを連動させる連動部と、同連動部に連係して、これを上下動させるルーバ駆動部とを備え、
前記連動部は、前記ルーバ駆動部に連係する連係孔を備えた上下動自在に保持されたスライド板を有し、
前記ルーバ駆動部は、駆動用モータで駆動されるとともに、前記連係孔に先端部が連係されるカムを有してなる空気調和機において、
前記カムの先端部には、同先端部が前記連係孔の周縁部から離脱しないように保持する保持手段が設けられ、同保持手段の両側壁は、外側に拡開した傾斜面とされている構成となっている。
【0006】
また、前記保持手段が、前記カムの先端部上下面に形成された断面凹状の保持部からなり、同保持部の少なくとも先端側の側壁面を、前記連係孔の周縁部に当接させて収容するようにした構成となっている。
【0008】
また、前記連係孔の少なくとも上下の周縁部に、前方に突出する断面略三角形状の突出部を設ける一方、同突出部に対応して前記保持部の先端側の側壁面を前方に延出した構成となっている。
【0009】
また、前記保持手段が、前記カムの先端部上下面に形成され、前記連係孔の少なくとも上下の外面周縁部に係止する係止部からなる構成となっている。
【0010】
また、前記係止部は、前記カムの上下面に対し鈍角状に形成された構成となっている。
【0011】
また、前記連係孔の少なくとも上下の周縁部に、前方に突出する断面略三角形状の突出部を設ける一方、同突出部に対応して前記係止部を前方に延出した構成となっている。
【0012】
また、前記保持手段が、前記カム先端部の少なくとも一側面に突設した保持ピンと、同保持ピンに対応して前記連係孔の上下略中央の側部に形成した切欠部とからなり、同切欠部を挿通した前記保持ピンにより、前記スライド板が前記カムから離脱しないようにした構成となっている。
【0013】
更に、前記保持ピンを、前記カム先端部の両側面に突設する一方、これに対応する前記切欠部を、前記連係孔の上下略中央の両側部に形成した構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1と、図2と、図3(A)および図3(B)と、図4および図4(B)と、図5と、図6(A)および図6(B)と、図7(A)および図7(B)と、図8と、図9(A)および図9(B)とにおいて、1は空気調和機本体、2は同本体1の前面上部および、または上部に設けられた吸込口、3は前面下部に設けられた吹出口、4はこれら吸込口2と吹出口3とを結ぶ空気通路に設けられた熱交換器、5は送風ファン、6は前記本体1を構成する前面パネルの前部に装着され、同本体1の前面上部の吸込口2を構成する吸込パネル、7は同吸込パネル6に支軸部aにより回動自在に軸支されて第一の状態で同吸込口2を隠蔽し、第二の状態で同吸込口2を開放するように上下に配置された複数の吸込ルーバで、同複数の吸込ルーバ7には、同複数の吸込ルーバ7を連動させるための後述する連動部が連係され、同連動部には、同連動部に連係してこれを上下動させるための後述するルーバ駆動部が連係された構成となっている。
【0015】
前記複数の吸込ルーバ7を連動させる連動部が、前記複数の吸込ルーバ7に夫々立設された連係アーム7aと、同連係アーム7aの先端部に連係する連係部8aを備え、後述するルーバ駆動部に連係する連係孔8bを備えて前記吸込パネル6に上下動自在に保持されたスライド板8とで構成され、前記連動部に連係してこれを上下動させるルーバ駆動部が、前記連係孔8bに先端部が連係される一方、基端部に接続部9aを形成したカム9と、同カム9の接続部9aに駆動軸10a を接続した駆動モータ10とで構成されてなる空気調和機において、
前記カム9の先端部に、同カム9の先端部が前記連係孔8bの周縁部から離脱しないように保持するための後述する保持手段を設けた構成となっており、
これによって、上記に説明した従来技術のように、前記スライド板8の連係孔8bから前記カム9が離脱して前記複数の吸込ルーバ7が動作しなくなってしまう恐れがないように、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱しないように保持できるようにした構造となる。
【0016】
また、前記連係孔8bから前記カム9が離脱しないように保持する保持手段が、第一の実施例として図2と、図3(A)および図3(B)とで示すように、前記カム9の先端部上下面に形成された断面凹状の保持部9bからなり、同保持部9bの少なくとも先端側の側壁面を、前記連係孔8bの周縁部に当接させて収容するようにした構成となっており、
これによって、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9により正確に保持できるようにした構造となる。
【0017】
また、前記保持部9bの両側壁は、図3(A)で示す角度Θのように、外側を拡開した傾斜面からなる構成となっており、
これによって、前記保持部9bの両側壁を、前記連係孔8bの周縁部に正確に当接させることができて、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9によってより正確に保持できるようにした構造となる。
【0018】
また、第二の実施例として図4(A)および図4(B)とで示すように、前記連係孔8aの少なくとも上下の周縁部に、前方に突出する断面略三角形状の突出部8cを設ける一方、同突出部8cに対応して前記保持部9bの先端側の側壁面を前方に延出した構成となっており、
これによって、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9によって更に正確に保持できるようにした構造となる。
【0019】
また、前記連係孔8bから前記カム9が離脱しないように保持する保持手段が、第三の実施例として図5と、図6(A)および図6(B)とで示すように、前記カム9の先端部上下面に形成され、前記連係孔8bの少なくとも上下の外面周縁部に係止する係止部9cからなる構成となっており、
これによって、上記に説明した第一の実施例の場合と同様に、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9により正確に保持できるようにした構造となる。
【0020】
また、前記係止部9cは、図6(A)で示す角度Θ' で示すように、前記カム9の上下面に対し鈍角状に形成された構成となっており、
これによって、上記に説明した第一の実施例の場合と同様に、前記保持部9bの両側壁を、前記連係孔8bの周縁部に正確に当接させることができて、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9によってより正確に保持できるようにした構造となる。
【0021】
また、第四の実施例として図7(A)および図7(B)で示すように、前記連係孔8bの少なくとも上下の周縁部に、前方に突出する断面略三角形状の突出部8cを設ける一方、同突出部8cに対応して前記係止部9cを前方に延出した構成となっており、
これによって、上記に説明した第二の実施例の場合と同様に、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9によって更に正確に保持できるようにした構造となる。
【0022】
また、前記連係孔8bから前記カム9が離脱しないように保持する保持手段が、第五の実施例として図8と、図9(A)および図9(B)とで示すように、前記カム9先端部の少なくとも一側面に突設した保持ピン9dと、同保持ピン9dに対応して前記連係孔8bの上下略中央の側部に形成した切欠部8dとからなり、同切欠部8dを挿通した前記保持ピン9dにより、前記スライド板8が前記カム9から離脱しないようにした構成となっており、
これによって、上記に説明した第一の実施例乃至第四の実施例の場合と同様に、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9によって正確に保持できるようにした構造となる。
【0023】
更に、前記保持ピン9dを、前記カム9先端部の両側面に突設する一方、これに対応する前記切欠部8dを、前記連係孔8bの上下略中央の両側部に形成した構成となっており、
これによって、前記スライド板8の連係孔8bが前記カム9から離脱してしまう恐れがないように、同カム9によって更に正確に保持できるようにした構造となる。
【0024】
なお、上記に説明した第一の実施例乃至第五の実施例は、何れかの実施例を選択して、または複数の実施例を組み合わせて実施することにより、所定の効果を奏することができるようにした構成となっている。
【0025】
以上の構成により、図1と、図2と、図3(A)および図3(B)と、図4および図4(B)と、図5と、図6(A)および図6(B)と、図7(A)および図7(B)と、図8と、図9(A)および図9(B)とで示すように、前記複数の吸込ルーバ7を連動させる連動部が、前記複数の吸込ルーバ7に夫々立設された連係アーム7aと、同連係アーム7aの先端部に連係する連係部8aを備え、後述するルーバ駆動部に連係する連係孔8bを備えて前記吸込パネル6に上下動自在に保持されたスライド板8とで構成され、前記連動部に連係してこれを上下動させるルーバ駆動部が、前記連係孔8bに先端部が連係される一方、基端部に接続部9aを形成したカム9と、同カム9の接続部9aに駆動軸10a を接続した駆動モータ10とで構成されてなる空気調和機において、
前記カム9の先端部に、同カム9の先端部が前記連係孔8bの周縁部から離脱しないように保持するための後述する保持手段を設けた構成となっており、
これによって、上記に説明した従来技術のように、前記スライド板8の連係孔8bから前記カム9が離脱して前記複数の吸込ルーバ7が動作しなくなってしまう恐れがないように、前記スライド板8の連係孔8bから前記カム9が離脱しないように保持できるようにした空気調和機となる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本体の前面に複数の吸込ルーバにより開閉される吸込部を設け、運転停止状態では前記吸込ルーバを閉めて意匠性を高め、運転状態では前記吸込ルーバを開いて運転効率を向上させるようにしたもので、とくに、前記複数の吸込ルーバを連動させるスライド板が、同吸込ルーバを駆動するルーバ駆動部から離脱しないようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例による空気調和機の断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の第一の実施例を示す要部分解斜視図である。
【図3】第一の実施例により、カムと連係孔とが連係した状態を示す要部断面図で、(A)は第一の状態で吸込口を隠蔽した時の連係状態を示し、(B)は第二の状態で吸込口を開放した時の連係状態を示す。
【図4】第二の実施例により、カムと連係孔とが連係した状態を示す要部断面図で、(A)は第一の状態で吸込口を隠蔽した時の連係状態を示し、(B)は第二の状態で吸込口を開放した時の連係状態を示す。
【図5】本発明による空気調和機の第三の実施例を示す要部分解斜視図である。
【図6】第三の実施例により、カムと連係孔とが連係した状態を示す要部断面図で、(A)は第一の状態で吸込口を隠蔽した時の連係状態を示し、(B)は第二の状態で吸込口を開放した時の連係状態を示す。
【図7】第四の実施例により、カムと連係孔とが連係した状態を示す要部断面図で、(A)は第一の状態で吸込口を隠蔽した時の連係状態を示し、(B)は第二の状態で吸込口を開放した時の連係状態を示す。
【図8】本発明による空気調和機の第五の実施例を示す要部分解斜視図である。
【図9】第五の実施例により、カムと連係孔とが連係した状態を示す要部断面図で、(A)は第一の状態で吸込口を隠蔽した時の連係状態を示し、(B)は第二の状態で吸込口を開放した時の連係状態を示す。
【図10】従来例による空気調和機の要部説明図で、(A)は分解斜視図であり、(B)は断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体
2 吸込口
3 吹出口
4 熱交換器
5 送風ファン
6 吸込パネル
7 吸込ルーバ
7a 連係アーム
8 スライド板
8a 連係部
8b 連係孔
8c 突出部
8d 切欠部
9 カム
9a 接続部
9b 保持部
9c 係止部
9d 保持ピン
10 駆動モータ
10a 駆動軸
a 支軸部
Claims (8)
- 本体の前面上部および、または上部に吸込口を設け、前面下部に吹出口を設け、これら吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に熱交換器と送風ファンを設け、
第一の状態で前記吸込口を隠蔽し、第二の状態で前記吸込口を開放するように配置された複数の吸込ルーバと、同複数の吸込ルーバを連動させる連動部と、同連動部に連係して、これを上下動させるルーバ駆動部とを備え、
前記連動部は、前記ルーバ駆動部に連係する連係孔を備えた上下動自在に保持されたスライド板を有し、
前記ルーバ駆動部は、駆動用モータで駆動されるとともに、前記連係孔に先端部が連係されるカムを有してなる空気調和機において、
前記カムの先端部には、同先端部が前記連係孔の周縁部から離脱しないように保持する保持手段が設けられ、同保持手段の両側壁は、外側に拡開した傾斜面とされていることを特徴とする空気調和機。 - 前記保持手段が、前記カムの先端部上下面に形成された断面凹状の保持部からなり、同保持部の少なくとも先端側の側壁面を、前記連係孔の周縁部に当接させて収容するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記連係孔の少なくとも上下の周縁部に、前方に突出する断面略三角形状の突出部を設ける一方、同突出部に対応して前記保持部の先端側の側壁面を前方に延出してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
- 前記保持手段が、前記カムの先端部上下面に形成され、前記連係孔の少なくとも上下の外面周縁部に係止する係止部からなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記係止部は、前記カムの上下面に対し鈍角状に形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
- 前記連係孔の少なくとも上下の周縁部に、前方に突出する断面略三角形状の突出部を設ける一方、同突出部に対応して前記係止部を前方に延出してなることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の空気調和機。
- 前記保持手段が、前記カム先端部の少なくとも一側面に突設した保持ピンと、同保持ピンに対応して前記連係孔の上下略中央の側部に形成した切欠部とからなり、同切欠部を挿通した前記保持ピンにより、前記スライド板が前記カムから離脱しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記保持ピンを、前記カム先端部の両側面に突設する一方、これに対応する前記切欠部を、前記連係孔の上下略中央の両側部に形成したことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
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