JP4096486B2 - 空気清浄器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気中に含まれる粉塵や臭気等を捕集して空気を清浄化する空気清浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、空気中に含まれる粉塵や臭気等を捕集して空気を清浄化する空気清浄器は知られている。この種の空気洗浄器にあっては、例えば、図7に示す如く構成されている。すなわち、本体ケース1に形成される吐出口3の付近に風洞部4が形成され、該風洞部4内にはシロッコファン5が設けられている。シロッコファン5はベアリング21で回動自在に支持された軸20上に設けられ、該軸20がモータ(図示せず)で駆動回転されることによって回転する。又、この場合、本体ケース1内の風洞部4に至るまでの風路途中には、粉塵や臭気等を捕集するフィルター(図示せず)が設けられている。
【0003】
したがって、この場合、シロッコファン5が回転されると本体ケース1内に外部空気が吸い込まれ、該吸い込まれた空気は風路及び風洞部4を通って吐出口3から吐き出される。その際、風路途中を流れる空気から粉塵や臭気等がフィルターにより捕集されて同空気は清浄化され、該清浄化された空気が吐出口3から吐き出される。そのため、この空気清浄器を室内に設置して作動させることで、同室内の空気を循環させながら清浄化することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、フィルターの圧損が大きいと、風洞部4内のシロッコファン5に供給される空気の量は不足してしまい、該不足分を補おうとして、同シロッコファン5の端部付近で吐出口3の側端部から空気を吸い込んでしまい、該吐出口3内でその側壁に沿った逆流bが発生する。そのため、シロッコファン5によって吐出口3から吐き出される主流aと前記逆流bとの接触により、騒音が増大するという問題を生じていた。しかも、逆流bとして吸い込まれた外部空気は、フィルターで清浄化されることなく、シロッコファン5によって吐出口3からそのまま吐き出されるので、同フィルターによる捕集効率が低下するという問題を生じていた。
【0005】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、騒音が低減され、フィルターによる捕集効率も向上される空気清浄器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の空気清浄器は、本体ケースに吸込口及び吐出口を形成すると共に、該吸込口から吐出口へと至る風路を同本体ケース内に設け、該風路の同吐出口付近に略渦巻形状の風洞部を形成して該風洞部内にシロッコファンを設け、該シロッコファンに至る同風路途中にフィルターを設けてなるものであって、吐出口の側壁口縁内側に外部からの逆流入を遮断する凸段部を形成し、該凸段部とシロッコファンの端部外周との間に、該シロッコファンからの送風を外側へ巻き返して内部で逆流を発生させる逆流スペースを設けてなる。
【0007】
したがって、この場合、吐出口の側壁口縁内側に形成される凸段部とシロッコファンの端部外周との間に、該シロッコファンからの送風を外側へ巻き返して内部で逆流を発生させる逆流スペースが設けられているため、外部空気の逆流入は同凸段部によって防止されることになる。すなわち、フィルターの捕集能力を高めようとすると、どうしても該フィルターの圧損は大きくなり、このような場合に、シロッコファンに供給される空気の量が不足しても、該不足分は前記逆流によって補われるので、外部空気の逆流入が防止されることになるのである。
【0008】
更に、前記逆流はシロッコファンからの送風が外側へ巻き返されることにより発生するので、該シロッコファンによって吐出口から吐き出される主流と同逆流との間では、両者が接触することはほとんどなく、騒音が低減される。又、前記逆流は内部で発生されるものであり、該逆流となる空気はフィルターで既に清浄化されたものであって、吐出口から清浄化されていない空気が吐き出されることはほとんどなくなり、フィルターによる捕集効率が向上される。しかも、ここでは、外部空気の逆流入が防止されることで、空気の流れは多量でスムーズとなっており、フィルターによって同空気中に含まれる粉塵や臭気等が効果的に捕集される。
【0009】
本発明の請求項2記載の空気清浄器は、上記請求項1記載の空気清浄器において、凸段部の内側端に逆流スペースを区画形成する仕切片を突設したことを特徴としている。
【0010】
したがって、この場合は特に、凸段部の内側端に突設される仕切片によって逆流スペースが区画形成されているので、該逆流スペース内では、シロッコファンによって吐出口から吐き出される主流の影響を受けることなく逆流が確実に発生され、該逆流は同シロッコファンへと循環し易くなって、空気の流れがよりスムーズとなり、フィルターによる捕集効率は更に向上される。しかも、前記主流と逆流とが仕切片で仕切られることによって、両者間の接触は確実に防止され、騒音が更に低減される。
【0011】
本発明の請求項3記載の空気清浄器は、本体ケースに吸込口及び吐出口を形成すると共に、該吸込口から吐出口へと至る風路を同本体ケース内に設け、該風路の同吐出口付近に略渦巻形状の風洞部を形成して該風洞部内にシロッコファンを設け、該シロッコファンに至る同風路途中にフィルターを設けてなる空気清浄器であって、吐出口からシロッコファンへ向かい内側へ傾斜して突出した板片状の凸段部を形成し、該凸段部の外側スペースを同吐出口の外部に開口させて該開口から送風排気されるようになし、該送風排気流の外側に同吐出口の側壁との間で逆流スペースが形成されるようになしたことを特徴としている。
【0012】
したがって、この場合は特に、吐出口からシロッコファンへ向かい内側へ傾斜して突出した板片状の凸段部が形成され、該凸段部の外側スペースは同吐出口の外部に開口されているので、該開口から清浄化された空気が主流として送風排気される。そのため、空気の流れはより多量となり、フィルターによる捕集効率が更に向上される。しかも、前記主流となる送風排気流の外側に吐出口の側壁との間で逆流スペースが形成されるので、該逆流スペース内では、同主流によって抑制されながら逆流が発生され、これにより、外部空気の逆流入は確実に防止されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜4は、本発明の請求項1に対応する一実施形態を示しており、該実施形態の空気清浄器は、本体ケース1に吸込口2及び吐出口3を形成すると共に、該吸込口2から吐出口3へと至る風路を同本体ケース1内に設け、該風路の同吐出口3付近に略渦巻形状の風洞部4を形成して該風洞部4内にシロッコファン5を設け、該シロッコファン5に至る同風路途中にフィルター6(プレフィルター6a及び本フィルター6b)を設けてなり、この場合に、吐出口3の側壁口縁内側に外部からの逆流入を遮断する凸段部7を形成し、該凸段部7とシロッコファン5の端部外周との間に、該シロッコファン5からの送風を外側へ巻き返して内部で逆流bを発生させる逆流スペース8を設けている。
【0014】
図2、3に示す如く、本体ケース1は箱形状で、表ケース13と裏ケース14とが結合一体化されることで形成されている。本体ケース1はその表ケース13の前面下部で開口しており、該開口が吸込口2となると共に、その裏ケース14の底部分にも吸込口2が配設されている。本体ケース1内にはその下部に、プレフィルター6a、放電極ブロック15、機械的に粉塵を集塵する本フィルター6bが、下からこの順で収容設置されている。
【0015】
この場合、プレフィルター6a、放電極ブロック15、本フィルター6bは、前記吸込口2となる開口から出し入れされ得るもので、該開口を閉じる前蓋カバー16が本体ケース1の表ケース13前面を覆うように取り付けられている。ここでは、前蓋カバー16の下部に、吸込口2となる開口と連通する通気ルーバー部17が形成されている。又、前記裏ケース14の底部分に配設される吸込口2も同様に、通気ルーバー形状となっている。
【0016】
図4に示す如く、本体ケース1内には両側に風洞部4が配設され、両風洞部4内各々にシロッコファン5が配設されている。この場合、表ケース13に室内の空気を送るための送風部として、駆動モータ18と、該駆動モータ18の回転軸にカップリング19によって結合固着される軸20とが設けられており、該軸20の同カップリング19とは反対側の端部はベアリング21によって回動自在に支持固定されている。
【0017】
そして、軸20上には二つのシロッコファン5が配設されており、両シロッコファン5の各々を囲むように風洞部4が形成されている。ここで、風洞部4は略渦巻形状であり、該略渦巻形状を前後に分割した形状が表ケース13及び裏ケース14に形成されていて、該表ケース13と裏ケース14との合体により同風洞部4は形成される。又、裏ケース14の上面には、図1、2に示す如く、前記軸20と平行となる位置に吐出口3が形成され、この場合、両シロッコファン5各々に対応するよう同吐出口3は配設されている。
【0018】
又、両吐出口3はいずれも通気ルーバー形状に形成されており、図1に示す如く、各吐出口3の両側壁口縁内側に沿ってその両側各々に凸段部7が配設形成されている。凸段部7は断面略矩形状で、吐出口3が形成される裏ケース14と一体に形成されており、前記両シロッコファン5の両端部各々に対応するよう位置している。又、凸段部7の下面は前記軸20と略平行で、該下面とシロッコファン5の端部外周との間には、該シロッコファン5からの送風を外側へ巻き返して循環させるのに十分な間隔を有する逆流スペース8が設けられている。
【0019】
該実施形態の空気清浄器における空気の流れは、図2に示す如く、吸込口2から流入した外部空気が、プレフィルター6a、放電極ブロック15、本フィルタ6bを通過して、ここで、除塵、脱臭され、そして、送風部となるシロッコファン5が収容された風洞部4を通過して吐出口3から流出される。その際、図1に示す如く、前記吐出口3から流出される空気の流れが主流aとなり、該主流aの両側において逆流スペース8内で各々逆流bを発生する。
【0020】
したがって、該実施形態の空気清浄器を室内に設置して作動させることで、同室内の空気を循環させながら清浄化することができる。この場合に、図1に示す如く、吐出口3の両側壁口縁内側に形成される凸段部7とシロッコファン5の両端部外周との間に、該シロッコファン5からの送風を外側へ巻き返して内部で逆流bを発生させる逆流スペース8が配設されているため、外部空気の逆流入は両凸段部7によって確実に防止される。すなわち、フィルター6(プレフィルター6a及び本フィルター6b)の捕集能力を高めようとすると、どうしても該フィルター6の圧損は大きくなり、このような場合に、シロッコファン5に供給される空気の量が不足しても、該不足分は前記逆流bによって補われるので、外部空気の逆流入が防止されることになる。
【0021】
更に、前記逆流bはシロッコファン5からの送風が両外側へ各々巻き返されることにより発生するので、該シロッコファン5によって吐出口3から吐き出される主流aと同逆流bとの間では、両者が離れて相互に接触することはほとんどなく、そのため、騒音が低減されることになる。又、前記逆流bは本体ケース1の内部で発生されるものであり、該逆流bとなる空気はフィルター6で既に清浄化されたものであって、吐出口3から清浄化されていない粉塵や臭気を含む空気が吐き出されることはほとんどなくなり、フィルター6による捕集効率が向上されることになる。しかも、ここでは、外部空気の逆流入が防止されることで、空気の流れは多量で且つスムーズとなっており、フィルター6によって同空気中に含まれる粉塵や臭気等が効果的に捕集除去される。
【0022】
図5は、本発明の請求項1、2に対応する別の実施形態を示しており、該実施形態の空気清浄器では、凸段部7の内側端に逆流スペース8を区画形成する仕切片9を突設している。この場合、仕切片9は両側の凸段部7に配設形成され、両凸段部7の内側端縁に沿って該内側端縁から薄板状に延設されている。又、仕切片9の突出側先端縁は、シロッコファン5の端部外周に沿った略円弧形状に形成されて該端部外周に近接されている。
【0023】
したがって、該実施形態の空気清浄器においては、凸段部7の内側端に突設される仕切片9によって逆流スペース8が区画形成されているので、該逆流スペース8内では、シロッコファン5によって吐出口3から吐き出される主流aの影響を受けることなく逆流bが確実に発生される。それ故、逆流bがシロッコファン5へと循環し易くなって、空気の流れがよりスムーズとなり、フィルター6による捕集効率は更に向上される。しかも、前記主流aと逆流bとが仕切片9で仕切られることによって、両者相互間の接触は確実に防止され、騒音が更に低減される。なお、それ以外は、上記図1〜4に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0024】
図6は、本発明の請求項3に対応する更に別の実施形態を示しており、該実施形態の空気清浄器では、吐出口3からシロッコファン5へ向かい内側へ傾斜して突出した板片状の凸段部7を形成し、該凸段部7の外側スペース10を同吐出口3の外部に開口させて該開口11から送風排気されるようになし、該送風排気流12の外側に同吐出口3の側壁との間で逆流スペース8が形成されるようになしている。この場合、薄板状で傾斜した凸段部7が吐出口3の両側に配設され、両凸段部7の突出側先端縁は、シロッコファン5の端部外周に沿った略円弧形状に形成されて該端部外周に近接されている。それ故、シロッコファン5の端部付近からの送風は、吐出口3の両側端部の開口11から主流aの一部として強制的に流出されて、同吐出口3からの外部空気の逆流入が確実に防止される。
【0025】
したがって、該実施形態の空気清浄器においては、吐出口3からシロッコファン5へ向かい内側へ傾斜して突出した板片状に凸段部7が形成され、該凸段部7の外側スペース10は同吐出口3の外部に開口されているので、該開口11から清浄化された空気が主流aの一部として送風排気される。そのため、空気の流れはより多量となって、フィルター6による捕集効率が更に向上される。しかも、前記主流aの一部となる送風排気流12の外側に吐出口3の側壁との間で逆流スペース8が形成されるので、該逆流スペース8内では、同主流aによって抑制されながら確実に巻き返されて逆流bが発生され、これにより、外部空気の逆流入は確実に防止されることになる。なお、それ以外は、上記図1〜4に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0026】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の空気清浄器においては、外部空気の逆流入が凸段部によって防止され、外側へ巻き返された逆流とシロッコファンによって吐出口から吐き出される主流とはほとんど接触せず、騒音が低減され、内部で発生されて逆流となる空気はフィルターで既に清浄化されたものであって、吐出口から清浄化されていない空気が吐き出されることはほとんどなくなり、フィルターによる捕集効率が向上される。
【0027】
又、本発明の請求項2記載の空気清浄器においては、特に、仕切片で区画形成された逆流スペース内で、シロッコファンによって吐出口から吐き出される主流の影響を受けることなく逆流が確実に発生され、空気の流れはよりスムーズとなって、フィルターによる捕集効率が更に向上され、しかも、同主流と逆流との接触は確実に防止され、騒音が更に低減される。
【0028】
又、本発明の請求項3記載の空気清浄器においては、特に、傾斜した板片状の凸段部でガイドされて、その外側スペースから清浄化された空気が主流として送風排気され、空気の流れはより多量となって、フィルターによる捕集効率が更に向上され、しかも、逆流スペース内では、同主流で抑制されながら逆流が発生され、外部空気の逆流入も確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である空気清浄器の要部を示す縦断面図。
【図2】同空気清浄器の全体を示す異なる方向での縦断面図。
【図3】同空気清浄器の全体を示す分解斜視図。
【図4】同空気清浄器の全体を示す横断面図。
【図5】別の実施例である空気清浄器の要部を示す縦断面図。
【図6】更に別の実施例である空気清浄器の要部を示す縦断面図。
【図7】従来例である空気清浄器の要部を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 吸込口
3 吐出口
4 風洞部
5 シロッコファン
6 フィルター
6a プレフィルター
6b 本フィルター
7 凸段部
8 逆流スペース
9 仕切片
10 外側スペース
11 開口
12 送風排気流
Claims (3)
- 本体ケースに吸込口及び吐出口を形成すると共に、該吸込口から吐出口へと至る風路を同本体ケース内に設け、該風路の同吐出口付近に略渦巻形状の風洞部を形成して該風洞部内にシロッコファンを設け、該シロッコファンに至る同風路途中にフィルターを設けてなる空気清浄器であって、吐出口の側壁口縁内側に外部からの逆流入を遮断する凸段部を形成し、該凸段部とシロッコファンの端部外周との間に、該シロッコファンからの送風を外側へ巻き返して内部で逆流を発生させる逆流スペースを設けてなる空気清浄器。
- 凸段部の内側端に逆流スペースを区画形成する仕切片を突設したことを特徴とする請求項1記載の空気清浄器。
- 本体ケースに吸込口及び吐出口を形成すると共に、該吸込口から吐出口へと至る風路を同本体ケース内に設け、該風路の同吐出口付近に略渦巻形状の風洞部を形成して該風洞部内にシロッコファンを設け、該シロッコファンに至る同風路途中にフィルターを設けてなる空気清浄器であって、吐出口からシロッコファンへ向かい内側へ傾斜して突出した板片状の凸段部を形成し、該凸段部の外側スペースを同吐出口の外部に開口させて該開口から送風排気されるようになし、該送風排気流の外側に同吐出口の側壁との間で逆流スペースが形成されるようになしたことを特徴とする空気清浄器。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP2000048452A JP4096486B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 空気清浄器 |
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Country Status (1)
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2000
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| JP2001234899A (ja) | 2001-08-31 |
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