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JP4097779B2 - 扉のハンドル用座 - Google Patents
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JP4097779B2 - 扉のハンドル用座 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は扉のハンドル用座に関し、特に内側ハンドル側に位置する扉のハンドル用座に関する。
【0002】
【従来の技術】
普通一般に扉の開放側端部の中央部には、ラッチを備えた錠箱が内装されている。この錠箱にはハンドル用軸受部材を介して内側ハンドルと外側ハンドルが一体的に取付けられている。前記ハンドル用の軸受部材は、扉の内外の壁面に対向的に固定される固定裏板を有し、これらの固定裏板には、それぞれ化粧部材としてのキャップ状嵌合丸座や嵌合長座が係止状態で嵌合固定されている。
【0003】
ところで、錠箱を扉の開放側端部に固定的に組込み、次いでハンドル用の軸受部材を扉の壁面や錠箱に固着具を介して固定すると共に、該軸受部材の内外の固定裏板にそれぞれ嵌合丸座又は嵌合長座を固定的に嵌め込んだ後に於いても、錠箱や錠前の修理等の必要性から、嵌合丸座又は嵌合長座を固定裏板から取り外す場合がある。この場合盗難防止の観点から、内側ハンドルが位置する嵌合丸座又は嵌合長座(これを以下、「第1嵌合座本体」と言う。)を軸受部材の内側の固定裏板(これを以下、「第1固定裏板」と言う。)から適宜に取り外し、次に第1固定裏板と外側の第2固定裏板とを一体的に係合する固着具を取り外すと、軸受部材を扉から取り外すことができる。
【0004】
しかして、従来、第1嵌合座本体を第1固定裏板から取り外す時には細心の注意が必要である。けだし、この種のハンドル用座は、一般に第1固定裏板に第1嵌合座本体を強制的に嵌合係止させた後は、第1嵌合座本体を手で容易に取り外すことが困難であり、ドライバーを使用るのが普通である。
【0005】
しかしながら、ドライバーを使用し、例えば第1嵌合座本体の内外の縁部をこじ開けようとすると、第1嵌合座本体の縁部が変形したり、不注意により扉の内壁面に傷を付ける場合がある、と言う問題点があった。そこで、錠前を修理する現場から、ドライバー等の引抜工具を使用しても第1嵌合座本体の縁部が容易に変形せず、また不注意により扉の内壁面に傷を付けることがないようなハンドル用座の構造が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望に鑑み、第1の目的は、ドライバー等の引抜工具を使用しても、第1嵌合座本体の縁部が容易に変形しないことである。第2の目的は、不注意により扉の内壁面に傷を付けるようなことが生じないことである。第3の目的は、第1嵌合座本体を第1固定裏板から容易に取り外すことができることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の扉のハンドル用座は、扉1の内壁面1aに固定され、かつ、鍔状固定部15の外壁側周面20に所要間隔を有して複数個の係合切欠部21が形成された第1固定裏板5と、この第1の固定裏板5に取り外し可能に嵌合し、かつ、前記外壁側周面20をカバーする周壁状スカート部32の内周壁面33に前記係合切欠部21と係合する複数個の係合突起34を有する第1嵌合座本体6とから成り、前記第1固定裏板5の軸孔17の一部を形成する凸状周壁部18に、上端面から軸孔17方向に引抜工具26の先端部27が入込む引抜工具用切欠部25が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す発明の実施の形態を一実施例に基づいて説明する。まず図1乃至図3は本発明の実施の形態を示す各概略説明図である。この図1を参照にすると、1は扉、2は操作部材としてのアルミニューム製の内側ハンドル、3は同じくアルミニューム製の外側ハンドル、4は内側及び外側ハンドル用の軸受部材、5は軸受部材の一部を構成すると共に、本発明の扉のハンドル用座Xの主要部を構成する第1固定裏板、6はこの第1固定裏板5に取り外し可能に係脱する第1嵌合座本体である。
【0009】
なお、図1に於いては、操作部材(ハンドル)2、3は多少押し下げられている。また扉内に設けられる錠箱、ハンドルの軸に取付けられる部材、ハンドルの操作によって駆動する駆動部材等は省略してある。また普通一般に内側ハンドル2は外側ハンドルの角軸7に脱着自在に取付けられ、止めネジを緩めると両ハンドルを互いに分離することができる。さらに、軸受部材4は、内側ハンドル側に位置する第1嵌合座本体6を第1固定裏板5から適宜に取り外し、次に固着具としてのオネジ8を第2固定裏板9の螺合長筒部10から取り外すと、扉1或いは図示しない錠箱から分離することができる。
【0010】
次に図1乃至図3を参照にハンドル用の軸受部材4を説明する。この軸受部材4は、硬質の合成樹脂材で形成され、扉1の内壁面(図1を基準にすると左側の壁面)1aに固定される第1固定裏板5と、この第1固定裏板5に固着具8を介して一体的に結合し、かつ、前記扉1の外壁面1bに固定される第2固定裏板9とから成る。そして、前記第1固定裏板5には少くとも第1嵌合座本体6が取り外し可能に嵌合し、また外側ハンドル3側に位置する第2固定裏板9には第2嵌合座本体11が固定的に嵌合している。
【0011】
さて、本発明の扉のハンドル用座Xは、基本的には軸受部材の一部を構成する第1固定裏板5と、この第1固定裏板5に取り外し可能に係合する第1嵌合座本体6とから成る。したがって、以下、他の図面も加え、これらの部材5、6を中心に説明する。
【0012】
まず第1固定裏板5について説明する。15は鍔状固定部である。この鍔状固定部15の外壁表面16の中心部には、軸孔17の一部を構成する凸状周壁部18が連設形成されている。また鍔状固定部15には、半径方向に固着具8用貫通孔19が所定間隔で複数個(合計4個)形成されている。さらに、鍔状固定部15の前記外壁表面16と交差する外壁側周面20には、係合切欠部21が所定間隔で複数個(合計4個)形成されている。これらの係合切欠部21は互いに対角線上に位置し、かつ、図3又は図6で示すように外壁側周面20の外壁表面16寄りの部位から鍔状固定部15の内壁面22に至までやや小さめに形成されいる。
【0013】
ところで、前記凸状周壁部18は、図3で示すようにその突出上端部が段差状に形成されている。したがって、この凸状周壁部18は、一応、鍔状固定部15の外壁表面16から環状に連設する大径支持部18aと、この大径支持部18aに環状に連設する小径嵌合部18bに区別することができる。
【0014】
ここで第1固定裏板5の凸状周壁部18と後述する第1嵌合座本体6との嵌合関係について説明すると、両部材5,6が嵌合した時に於いて、前記大径支持部18aは第1嵌合座本体6の嵌合孔31を形成する内周縁部30aの内面に面接触(当接)する。一方、前記小径嵌合部18bは第1嵌合座本体6の嵌合孔31内に丁度嵌入する。
【0015】
しかして、符号25は、凸状周壁部18に所要間隔を有して複数個形成された引抜工具26の先端部差込み用切欠部(以下、これを「引抜工具用切欠部」と言う。)である。ここで、「引抜工具26」とは、引抜工具用切欠部25内に係合先端部27を差し込むことが可能なドライバーや図9で示すような手で操作する道具を言う。
【0016】
本実施例では、引抜工具用切欠部25は、第1嵌合座本体6の後述する係合突起34が係合する1つの係合切欠部21と、この1つの係合切欠部21に対設する他の1つの係合切欠部21とを結ぶ直線上に位置する凸状周壁部18の部位に適宜に形成し、第1嵌合座本体6の引抜の容易化を図っている。したがって、引抜工具用切欠部25は、第1嵌合座本体6の係合突起34や第1嵌合座本体6の係合切欠部21の数を考慮して形成すべきである。また各引抜工具用切欠部25は、図6を基準にすると、小径嵌合部18bの上端面から鍔状固定部15の外壁表面16に至まで形成し、引抜工具26の係合先端部27の差込み容易化を図っている。
【0017】
次に第1嵌合座本体6について説明する。この第1嵌合座本体6は、例えば多少変位可能なアルミニューム製である。図4及び図5を参照に第1嵌合座本体6を説明すると、30は面状環状部で、この面状環状部30の中央部には、第1固定裏板5の凸状周壁部18と嵌合する嵌合孔31が形成されている。また32は第1固定裏板5の外壁側周面20をカバーする周壁状スカート部で、この周壁状スカート部32の内周壁面33には、前述した係合切欠部21に係止される係合突起34が所要間隔を有して(本実施例では対設的に)設けられている。
【0018】
上記構成に於いて、図8で示すように第1嵌合座本体6を第1固定裏板5に嵌合する時は、係合突起34と係合切欠部21との位置を目視により合わせながら第1嵌合座本体6を第1固定裏板5に対して押圧する。
【0019】
そうすると、第1嵌合座本体6の嵌合孔31に第1固定裏板5の凸状周壁部18の小径嵌合部18bが嵌入すると同時に、その面状環状部30の内周縁部30aが第1固定裏板5の大径支持部18aの上面に当接する。この時第1固定裏板5の外壁側周面20の一部(外壁表面16側の縁部)をスライドしながら乗り越えた係合突起34は、係合切欠部21に固定的に係合する。そして、第1固定裏板5の外壁表面16と第1嵌合座本体6の面状環状部30の内面との間には多少の空間36が残る。この結果、第1嵌合座本体6は第1固定裏板5と係止状態となり、例えば係止状態からそのまま手で第1固定裏板5から引き抜こうとしても外れない反面、引抜工具26の係合先端部27を引抜工具用切欠部25に、或いは引抜工具用切欠部25を介して空間36へと差込み可能となる。
【0020】
そこで、今仮に修理の必要性から、第1嵌合座本体6を第1固定裏板5から取り外したい場合には、図9で示すように、まず引抜工具26の先端部27を軸孔17内に入れる。この時左右一対の先端部27を引抜工具用切欠部25に向けるようにする。したがって、引抜工具26が普通一般のドライバーである時は、その先端部を1つの引抜工具用切欠部25に差し込むようにする。次に図10で示すように引抜工具26の先端部27を引抜工具用切欠部25を介し、面状環状部30の内周縁部30aの内壁面側或いは空間36へと差し入れる。そして、引抜工具26を引くと(ドライバーの場合には、その先端部で引き抜くようにすると)、第1嵌合座本体6は第1固定裏板5から抜ける。
【0021】
なお、前記引抜工具26は、左右一対の先端部27が材質自体のバネ力により常時外方向に開くタイプのものが望ましい。
【0022】
【実施例】
ここで本発明の第1実施例を当業者の立場から設計変更可能な主な点について指摘する。
▲1▼まず引抜工具用切欠部25は、係合切欠部21の数(例えば4個)に対応して設けても良い。
▲2▼次に引抜工具用切欠部25の大きさは、引抜工具26がドライバーであることも考慮し、円周方向にやや幅広に形成すべきである。
▲3▼また凸状周壁部18は大径支持部18aと小径嵌合部18bとに区別されているので、第1固定裏板5に第1嵌合座本体6を嵌合した際には、両部材5、6の間に多少の内部空間36が生ずるが、凸状周壁部18をこのような段差状に形成することは発明の特定要件ではない。例えば固着具8の頭部が面状環状部3から多少出でいる場合にも内部空間36が生ずるからである。また引抜工具用切欠部25のみを利用しても第1嵌合座本体6を第1固定裏板5から取り外し可能だからである。したがって、要は凸状周壁部18にその上(外)端面から軸孔17方向に引抜工具26の先端部27が入込むことが可能な引抜工具用切欠部25が、1又は2個以上形成されていれば良い。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては、ドライバー等の引抜工具を使用しても、第1嵌合座本体の縁部が容易に変形しない。また、不注意により扉の内壁面に傷を付けるようなことが生じない。そして、第1嵌合座本体を第1固定裏板から容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図10は本発明の一実施例を示す各説明図。
【図1】本発明の実施の形態を示す概略説明図。
【図2】軸受部材の第1固定裏板に第1嵌合座本体が嵌合している本発明の概略説明図。
【図3】図2に於いて、各部材を分解した状態の概略説明図。
【図4】第1嵌合座本体を裏側から見た底面図。
【図5】第1嵌合座本体の説明図。
【図6】第1固定裏板と第1嵌合座本体との関係を示す概略説明図。
【図7】第1固定裏板に形成された主要部の説明図。
【図8】第1嵌合座本体を第1固定裏板に嵌合する時の説明図。
【図9】第1嵌合座本体を第1固定裏板から取り外そうとしている時の概略説明図。
【図10】第1嵌合座本体を第1固定裏板から取り外した時の概略説明図。
【符号の説明】
X…扉ハンドル用座、1…扉、1a…内壁面、1b…外壁面、2…内側ハンドル、3…外側ハンドル、4…軸受部材、5…第1固定裏板、6…第1嵌合座本体、7…角軸、8…固着具、9…第2固定裏板、10…螺合長筒部、11…第2嵌合座本体、15…鍔状固定部、17…軸孔、18…凸状周壁部、18a…大径支持部、18b…小径嵌合部、19…貫通孔、20…外壁側周面、21…係合切欠部、22…内壁面、25…引抜工具用切欠部、26…引抜用工具、27…係合先端部、30…面状環状部、31…嵌合孔、32…周壁状スカート部、33…内周壁面、34…係合突起。36…空間。

Claims (1)

  1. 扉1の内壁面1aに固定され、かつ、鍔状固定部15の外壁側周面20に所要間隔を有して複数個の係合切欠部21が形成された第1固定裏板5と、この第1の固定裏板5に取り外し可能に嵌合し、かつ、前記外壁側周面20をカバーする周壁状スカート部32の内周壁面33に前記係合切欠部21と係合する複数個の係合突起34を有する第1嵌合座本体6とから成り、前記第1固定裏板5の軸孔17の一部を形成する凸状周壁部18に、上端面から軸孔17方向に引抜工具26の先端部27が入込む引抜工具用切欠部25が形成されていることを特徴とする扉のハンドル用座。
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