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JP4100124B2 - エンジンの意匠カバー取付構造 - Google Patents
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JP4100124B2 - エンジンの意匠カバー取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両に搭載されたエンジンの上面を覆うように取付けられる意匠カバーについてこれをエンジンに取付けるための取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両に搭載されるエンジンにおいては、そのシリンダヘッドカバーに装着されるイグニッションコイルやインジェクタを覆って意匠効果を高めるべく、化粧用としての意匠カバーが取付けられることが多い。そして、このエンジンへの意匠カバーの取付は、これを確実に行うために、通常4本のボルトによって意匠カバーの4隅がエンジンのヘッドカバー等に締結される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に記載の意匠カバーの取付構造では、意匠カバーの4隅にボルト孔を形成しておくとともに、エンジンのヘッドカバーには、このボルト孔に対応する位置に支持脚を突設形成している。そして、このボルト孔に挿通する4本のボルトによって意匠カバーを支持脚に締結するようにしている。その結果、エンジンの意匠効果を高めることができるようになるとともに、周囲に放射されるインジェクタ等の作動音を低減するこができるようにもなる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−82163号公報
【特許文献2】
特開2002−174124号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載された意匠カバーの取付構造では上述のように、エンジンへの意匠カバーの固定はボルトによる締結という方法で行われている。すなわち、図16あるいは図17に示されるように、作業者が、エンジン320に対して意匠カバー330の位置合わせを行った後、レンチ340によりボルト342を螺入して意匠カバー330の四隅を締結固定している。ただしこの取付構造にあっては、エンジン320の奥側(エンジンルーム350に対向したときの奥側)の端部に意匠カバー330の一端を固定する際に、その固定部に作業者の手が届きにくいという問題がある。特に、オフロード走行を行うような比較的大型の車両にあっては、その車高が高く車幅も広くなる傾向にあるため、この問題が顕著となる。このため、作業者は、車両300の正面方向から作業を行うにしても(図16参照)、車両300の側面方向から作業を行うにしても(図17参照)、かがんだ姿勢でエンジン320の奥側の端部に手を伸ばして作業をしなければならない。その結果、自ずと作業者の肉体的負担が大きくなるとともに、作業効率の低下も避けられないものとなっている。
【0006】
なお従来、意匠カバーの一端側を支軸によるヒンジ構造を介してエンジンのヘッドカバーに連結し、この支軸を支点とした同意匠カバーの回動(開閉)操作を可能とした意匠カバーの取付構造も提案されてはいる(例えば、特許文献2参照)。しかし、このような取付構造を採用したところで、上記問題を解決するための根本的な対策にはならない。すなわち、この取付構造は、意匠カバー取付後におけるエンジンのメンテナンスを容易とするものでしかなく、エンジンへの意匠カバーの取付作業そのものを改善し得るものではない。結局、この取付構造にしろ、意匠カバーの一端側を支軸に固定する作業は、やはり作業者がかがんだ姿勢で手を伸ばして行わなければならない。
【0007】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、エンジンへの意匠カバーの取付作業において、作業者の肉体的負担を軽減するとともに、作業効率の大幅な向上を図ることのできるエンジンの意匠カバー取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段及びその作用効果について以下に記載する。
請求項1に記載の発明は、車両に搭載されたエンジンの上面を覆うように取付けられる意匠カバーについてこれを前記エンジンに取付けるための取付構造において、前記エンジンのエンジンルーム内奥側に設けられて前記意匠カバーの一端と着脱自由に係合されつつ該係合部を支点とした意匠カバーの回動操作を可能とする支持機構と、前記エンジンのエンジンルーム内手前側に設けられて前記意匠カバーの他端を前記エンジンに締結するための締結機構とを備え、前記支持機構への係合及び前記締結機構による締結を通じて前記意匠カバーが前記エンジンに取付けられてなることを要旨とする。
【0009】
エンジンへの意匠カバーの取付においては、意匠カバーの奥側の端部と手前側の端部とを、それぞれエンジンの奥側(エンジンルームに対向したときの奥側)の端部と手前側の端部とにボルトによって締結することが多い。この取付作業にあっては、エンジンの奥側に意匠カバーの一端を固定する際に、その固定部に作業者の手が届きにくいという問題がある。このため、作業者は、かがんだ姿勢でエンジンの奥側に手を伸ばして作業をしなければならず、自ずと作業者の肉体的負担が大きくなるとともに、作業効率の低下も避けられないものとなっている。
【0010】
この点、請求項1記載の発明の上記構成によれば、エンジンへの意匠カバーの取付作業において、作業者は、意匠カバーの手前側を持ち上げて同意匠カバーの裏面側を見ながら支持機構と意匠カバーの一端との位置合わせを行うことができる。そして、これら支持機構と意匠カバーの一端とを係合させた後、この係合部を支点として意匠カバーを回動操作することにより、意匠カバーとエンジンの上面とを平行とすることができる。すなわち、エンジンへの意匠カバーの取付作業において、作業者が意匠カバーの手前側を持った状態で奥側を係合及び回動させることにより、エンジンの奥側の端部に意匠カバーの一端を取付けることができるようになる。また、このとき、エンジンの奥側と意匠カバーの一端とは着脱自由に係合されているが、エンジンの手前側の端部と意匠カバーの他端とを締結することによって、同意匠カバーの奥側の一端は着脱不能となる。これにより、エンジンへの意匠カバーの取付が完了する。このため、作業者は、かがんだ姿勢でエンジンの奥側の端部に手を伸ばして作業を行う必要がなくなるとともに、作業における視認性が向上するようになる。その結果、作業者の肉体的負担を軽減できるようになるとともに、作業効率の大幅な向上を図ることができるようになる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、車両に搭載されたエンジンの上面を覆うように取付けられる意匠カバーについてこれを前記エンジンに取付けるための取付構造において、前記エンジンのエンジンルーム内奥側に設けられて前記意匠カバーの一端と着脱自由に係合されつつ該係合部を通じた意匠カバーのスライド操作を可能とする支持機構と、前記エンジンのエンジンルーム内手前側に設けられて前記意匠カバーの他端を前記エンジンに締結するための締結機構とを備え、前記支持機構への係合及び前記締結機構による締結を通じて前記意匠カバーが前記エンジンに取付けられてなることを要旨とする。
【0012】
請求項2記載の発明のこうした構成によれば、エンジンの奥側の端部と意匠カバーの一端とを固定する作業は、意匠カバーの一端と着脱自由に係合されつつ同係合部を通じた意匠カバーのスライド操作を可能とする支持機構によって行われる。すなわち、エンジンへの意匠カバーの取付作業において、作業者が意匠カバーの手前側を持った状態で奥側を係合及びスライドさせることにより、エンジンの奥側の端部に意匠カバーの一端を取付けることができるようになる。また、このとき、エンジンの奥側の端部と意匠カバーの一端とは着脱自由に係合されているが、エンジンの手前側の端部と意匠カバーの他端とを締結することによって、同意匠カバーの奥側の一端は着脱不能となる。これにより、エンジンへの意匠カバーの取付が完了する。このため、作業者は、かがんだ姿勢でエンジンの奥側の端部に手を伸ばして作業を行う必要がなくなる。その結果、作業者の肉体的負担を軽減できるようになるとともに、作業効率の大幅な向上を図ることができるようになる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載のエンジンの意匠カバー取付構造において、前記支持機構は、前記エンジンの車両正面から見て後方にブラケットを介して装着された支軸と、前記意匠カバーの一端に設けられて前記支軸を挟むかたちで同支軸に係合されるフックとを備えて構成されることを要旨とする。
【0014】
請求項3記載の発明のこうした構成によれば、ブラケットを介して装着された支軸を挟むかたちで同支軸にフックを係合させることにより、エンジンの奥側と意匠カバーの一端とを固定できるようになる。その結果、請求項1または2記載の発明に準じた作用効果を奏することができるようになる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項3記載のエンジンの意匠カバー取付構造において、前記支軸は前記車両の幅方向に延びる1本のシャフトの両端に形成されるとともに、前記フックもそれら両端に形成された支軸に各々対応して設けられ、前記支軸の一方には、対応するフックの車両幅方向への移動を規制する規制手段が設けられてなることを要旨とする。
【0016】
エンジンへの意匠カバーの取付においては、エンジンに対する意匠カバーの相対的な移動を規制して、エンジンの所定の位置に意匠カバーを取付ける必要がある。このような移動の規制を行う手段を複数備えるようにした場合は、この移動の規制を行う手段の取付け誤差や意匠カバーの寸法誤差等によって、エンジンに対する意匠カバーの取付位置が一点に定まらない虞がある。さらに、このような取付け誤差や寸法誤差等が大きくなった場合には、エンジンに意匠カバーを取付けられなくなる虞もある。
【0017】
この点、請求項4記載の発明の上記構成によれば、支軸の一方に設けられた規制手段によって、これに対応するフック(意匠カバー)の車両幅方向への移動が規制されるようになる。そして、この規制手段は、2つの支軸の一方にのみ備えられているため、上述したような虞が生じない。また、支軸は車両の幅方向に延びる1本のシャフトの両端に形成されているため、このような支軸を各別のシャフトに形成した場合と比較して、これら支軸間の相対的な位置精度を高くすることができるようになる。その結果、規制手段の取付け誤差や意匠カバーの寸法誤差等を許容しつつ、意匠カバーの車両幅方向への移動を規制することができるようになる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載のエンジンの意匠カバー取付構造において、前記規制手段は、前記車両の幅方向に対して所定の間隔をおいて設けられた2つのストッパーからなり、前記対応するフックは、これら2つのストッパーにより挟持されるかたちで前記車両幅方向への移動が規制されることを要旨とする。
【0019】
請求項5記載の発明のこうした構成によれば、2つのストッパーが対応するフックを挟持することよって、意匠カバーの車両幅方向への移動が規制されるようになる。その結果、請求項4記載の発明に準じた作用効果を奏することができるようになる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項4記載のエンジンの意匠カバー取付構造において、前記規制手段は、前記一方の支軸の略中央に設けられた1つのストッパーからなり、前記対応するフックには、前記ストッパーを挟持する溝が設けられてなることを要旨とする。
【0021】
請求項6記載の発明のこうした構成によれば、一方の支軸の略中央に設けられた1つのストッパーを溝が挟持することよって、意匠カバーの車両幅方向への移動が規制されるようになる。その結果、請求項4記載の発明に準じた作用効果を奏することができるようになる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれかに記載のエンジンの意匠カバー取付構造において、前記規制手段の設けられた支軸に対応するフックには、当該フックの前記規制手段による規制位置への移動を案内するガイド機構が設けられてなることを要旨とする。
【0023】
請求項7記載の発明のこうした構成によれば、エンジンに対して意匠カバーのおおよその位置合わせを行った後、ガイド機構によってフック(意匠カバー)の規制位置への移動を案内することにより、同意匠カバーを正確な位置に取付けることができるようになる。その結果、作業者の肉体的負担をより軽減できるようになるとともに、作業効率のさらなる向上を図ることができるようになる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項3〜7のいずれかに記載のエンジンの意匠カバー取付構造において、前記支軸及び前記フックの少なくとも一方には、その係合部に弾性部材が設けられてなることを要旨とする。
【0025】
係合する2つの要素が共に硬質の材料で形成されているときは、これら2つの要素が係合したときに隙間が生じることがある。このため、車両の走行等により振動が生じた場合は、これら2つの要素が互いに衝突して騒音が生じる虞がある。
【0026】
この点、請求項8記載の発明の上記構成によれば、支軸とフックとの係合部に設けられた弾性部材によって、支軸とフックとが係合したときに隙間が生じないようになる。その結果、請求項1〜7のいずれかに記載の発明の作用効果に加えて、騒音の発生を抑制することができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
【0028】
図1は、本実施形態にかかるエンジンの意匠カバー取付構造の構成及びこの取付構造が適用されるエンジン(車両に搭載された状態)の上部の構成を示している。
【0029】
同図1に示されるように、エンジンの上部10は、スロットルボディ12、吸気マニホールド14等を備えて構成されている。このエンジンの上部10のほぼ四隅にあたる位置には、固定用ブラケット20、22、32、34がそれぞれ固定されている。具体的には、吸気マニホールド14の上記四隅にあたる位置にそれぞれボルト孔を形成し、各固定用ブラケット20、22、32、34に形成された通孔を通じて挿入されたボルト70をそのボルト孔に螺入して締結することで、上記固定がなされている。
【0030】
また、上記固定用ブラケット32、34には、両端部付近をそれぞれ支えるように、支軸となるシャフト36が取付けられている。この同シャフト36の両端には、ゴム38、40(弾性部材)が取付けられている。一方、意匠カバー50のこれらゴム38、40に対応する位置には、同ゴム38、40を挟むかたちでそれぞれの支軸(シャフト36の両端)に係合するフック54、52が一体形成されている。
【0031】
この意匠カバー50は、ガラス繊維等によって強化された耐熱性のナイロン樹脂によって形成され、上記エンジンの上部10の形状にほぼ対応した矩形状に形成されている。ここで、上記固定用ブラケット32、34、シャフト36、及びゴム38、40等によって取付用ブラケット30が構成されており、この取付用ブラケット30は、エンジン(エンジンの上部10)の当該車両正面から見て後方に装着されている。なお、本実施形態において、取付用ブラケット30、フック52、54は、エンジンルーム内奥側(エンジンルームに対向したときの奥側)に設けられて意匠カバー50の一端と着脱自由に係合されつつ該係合部を支点とした(通じた)意匠カバー50の回動(スライド)操作を可能とする支持機構を構成している。
【0032】
また、上記固定用ブラケット20の上部には、ナット72によって締結されるネジ20aが上向きに一体形成されるとともに、上記意匠カバー50の一部を受けるための面20bが形成されている。同様にして、上記固定用ブラケット22の上部には、ネジ22aが上向きに一体形成されるとともに、上記意匠カバー50の一部を受けるための面22bが形成されている。一方、上記意匠カバー50のこれら面20b、22bに対応する位置には、支持脚56、58がそれぞれ一体形成されている。そして、これら支持脚56、58には、上記ネジ20a、22aが挿通するボルト孔56a、58aがそれぞれ形成されている。これら支持脚56、58は、上記ナット72を上記ネジ20a、20bにそれぞれ締結したときに、同ナット72が同支持脚56、58内に収まるように形成されている。また、上記支持脚56、58の底部は、上記面20b、22bにそれぞれ当接する面として形成されている。なお、本実施形態において、固定用ブラケット20、22、支持脚56、58、ナット72は、エンジンルーム内手前側に設けられて意匠カバー50の他端をエンジン(エンジンの上部10)に締結するための締結機構を構成している。
【0033】
次に、図2及び図3を併せ参照して、上記取付用ブラケット30及びフック52、54の構造について詳細に説明する。
図2に示されるように、上記シャフト36の両端からやや中央よりの位置には、固定用ブラケット32、34が溶接によりそれぞれ取付けられている。また、このシャフト36の一方の端部(同図2の左側の端部)には、溶融した状態のゴムを型に流し込んで固着することで、ゴム38が設けられている。ここで、このシャフト36は円形の断面を有しており、同様に上記ゴム38も円形の断面となされている。また、このシャフト36の他方の端部(同図2の右側の端部)には、孔のあいた円形のプレート状からなるストッパー42a、42b(規制手段)が所定の間隔をおいて溶接により取付けられている。そして、これらストッパー42a、42bの間には、上記ゴム38と同様に、円形の断面に形成されたゴム40が設けられている。ここで、上記ストッパー42a、42bの直径は、ゴム40の直径よりも大きくなっている。なお、上記シャフト36、固定用ブラケット32、34、ストッパー42a、42bは、溶接可能な合金等によって形成されている。
【0034】
また図3は、上記意匠カバー50の奥側の端部に一体形成された上記フック52、54の構造を示している。同図3に示されるように、これらフック52、54は、上記意匠カバー50の奥側の端部方向に開口する「コ」の字型に形成されている。そして、上記ゴム38に対応する位置に上記フック54が、上記ゴム40に対応する位置に上記フック52が形成されている。
【0035】
上記フック52の幅(側面52dと側面52eとの間隔)は、上記ストッパー42aとストッパー42bとの間隔にほぼ等しくなっている。すなわち、このフック52を上記ゴム40(支軸)に係合させたときに、上記ストッパー42a、42bによって上記フック52が挟持されるようになっている。また、面52aと面52bとの間隔は、上記ゴム40の直径にほぼ等しくなっている。すなわち、このフック52を上記ゴム40に係合させる際に、上記ゴム40の外周に上記フックの面52a及び面52bが摺動するようになっている。また、面52cは、このフック52が上記ゴム40に係合したときに同ゴム40の外周に当接するように形成されている。また、上記面52aは、上記フック52の先端ほど大きく開口するように湾曲している。
【0036】
また、このフック52は、その先端方向に延長されるとともに上記ストッパー42aとストッパー42bとの間隔よりも幅の小さいリブ52fを備えている。このリブ52fは、上記フック52の一方の側面52dから同フック52の中央方向へと斜めに延長されている。そして、このリブ52fは、上記意匠カバー50の奥側の端部と上記面52aとの間に形成されており、同端部と同面52aとの間の段差を埋めるようになっている。
【0037】
また、このフック52の下側の先端部52gは略方形に形成されている。この先端部52gの先端側の両側面は、面取り加工の施された面取部52h、52kとなっている。これら面取部52h、52kによって、上記先端部52gは、先端ほどその幅が小さくなっている。また、この先端部52gは、上記フック52の先端ほど大きく開口するように湾曲している。なお、本実施形態において、面取部52h、52kは、フック52の規制手段(ストッパー42a、42b)による規制位置への移動を案内するガイド機構を構成している。
【0038】
また、上記意匠カバー50の上記ゴム38に対応する位置には、上記フック52に準じた形状のフック54が形成されている。これらフック52、54は、ほぼ左右対称となる形状をしているが、このフック54は、上記フック52に形成されていた面取部52h、52kが形成されていない点で相違する。すなわち、このフック54は上記ゴム38(支軸)に係合することとなるが、同ゴム38には上記ストッパー42a、42bに相当する規制手段が設けられていない。このため、規制手段とフックとの係合を容易とするもの、すなわち上記面取部52h、52kに相当するものを設ける必要がない。上記以外については、フック54はフック52とほぼ左右対称の形状となっているが、リブ54fは同フック54の側面54dからそのまま延長されている。なお、このフック54は、その幅(側面54dと側面54eとの間隔)が上記ゴム38よりも小さくなるように形成されている。すなわち、このフック54を上記ゴム38に係合させたときに、同フック54が同ゴム38の範囲内に収まるようになっている。
【0039】
以下、図4〜図7を参照して、本実施形態にかかるエンジンの意匠カバー取付構造の作用について説明する。
まず初めに、図4を参照して、エンジン(エンジンの上部10)への上記意匠カバー50の取付作業について説明する。
【0040】
同図4に示されるように、エンジン110(エンジンの上部10)の上面の奥側の端部と上記意匠カバー50の一端とを固定する作業は、作業者が上記意匠カバー50の手前側の端部付近を持った状態で行われる。具体的には、作業者は、意匠カバー50の手前側を持ち上げて同意匠カバー50の裏面側を見ながら上記フック54、52と上記ゴム40、38とのおおよその位置合わせを行う。そして、これらフック54、52とゴム40、38とをある程度係合させた後、この係合部を支点として上記意匠カバー50を回動操作することにより、同意匠カバー50とエンジン110の上面とを平行とする。その後、同図4に矢指するように、上記意匠カバー50を手前側から奥側へスライドさせることにより、上記フック54、52を上記ゴム38、40(支軸)に係合させる。また、このようにして上記フック54、52を上記ゴム38、40に係合させたとき、上記意匠カバー50は着脱可能な状態となっている。そこで、上記意匠カバー50の手前側の端部が、上記ネジ20a、22及びナット72によって締結固定される。これにより、この意匠カバー50の奥側の一端は着脱不能となり、上記エンジン110への意匠カバー50の取付が完了する。以上の一連の作業では、エンジン110の奥側の端部に手を伸ばして作業を行う必要はなく、作業者がかがんだ姿勢とならなくとも意匠カバー50の取付を行える。
【0041】
次に、図5〜図7を参照して、上記フック52を上記ゴム40(支軸)に係合させるときの作用について詳細に説明する。図5は、この係合の初期において、上記意匠カバー50のフック52部分を側面から見た様子を示している。図6は、同じくこの係合の初期において、上記取付用ブラケット30のゴム40付近及びフック52の先端付近を下側から見た様子を示している。図7は、この係合の終期において、上記意匠カバー50のフック52部分を側面から見た様子を示している。
【0042】
はじめに、上記作業者は、上記意匠カバー50の手前側を持ち上げてその裏面側を見ながら、上記エンジン110に対して同意匠カバー50のおおよその位置合わせを行う。すなわち、図5及び図6に示されるように、上記フック52のリブ52fが上記ストッパー42aとストッパー42bとの間に収まるように、このリブ52fの端面52mを上記ゴム40に当接させる。一方、上記フック54については、上記リブ54fの端面54mを上記ゴム38に当接させる。また、このとき、上記フック52の先端部52gも、上記ストッパー42aとストッパー42bとの間に収まるようにする。上記両ストッパー42a、42bの間隔は、面取部52h、52kの形成されたフック52の先端部52gの幅よりも十分に大きいため、作業者はこの作業を比較的容易に行うことができる。
【0043】
このようにして上記フック52、54の先端部52g、54gを上記ゴム40、38にある程度係合させた後、この係合部を支点として上記意匠カバー50を回動させ、同意匠カバー50と上記エンジン110の上面とを平行とする。このとき、上記フック52、54は円形の断面を有する上記ゴム40、38に係合しているため、その外周に沿って上記意匠カバー50を容易に回動させることができる。
【0044】
このようにして上記意匠カバー50と上記エンジン110の上面とを平行とした後、上記係合部を通じて同意匠カバー50を実線で矢指する方向にスライドさせる。このとき、上記ストッパー42a、42bは、上記意匠カバー50を正確な取付位置(規制位置)に導くガイドとして機能する。すなわち、これらストッパー42a、42bに上記フック52の面取部52h、52k(ガイド機構)が斜めに当接する。そして、この状態から上記意匠カバー50を実線で矢指する方向にスライドさせることにより、同意匠カバー50は、図6に破線で矢指する方向に位置が修正されることとなる。このとき、この意匠カバー50は幅の小さいリブ52f、54fによって支えられているため、上記ゴム40、38と同リブ52f、54fとの間の摩擦力が小さくなる。このようして、上記エンジン110(エンジンの上部10)に対するこの意匠カバー50の位置を修正しつつ、上記フック52、54の上記ゴム40、38への係合が行われる。
【0045】
ちなみに、このようなストッパー42a、42b(規制手段)を上記ゴム38にも備えるようにした場合は、これら規制手段の取付け誤差や意匠カバー50の寸法誤差等によって、上記エンジン110に対する同意匠カバー50の取付位置が一点に定まらない虞がある。さらに、このような取付け誤差や寸法誤差等が大きくなった場合には、上記エンジン110に上記意匠カバー50を取付けられなくなる虞もある。この点、本実施形態のエンジンの意匠カバー取付構造によれば、規制手段は左右の係合箇所のうち一方のみに設けられており、意匠カバー50のフック52、54間の距離とシャフト36のゴム38、40の取付位置間の距離とに多少のずれがあっても、それらの係合を行うことができる。そのため、上記のような誤差を許容しやすくなっている。また、上記支軸は上記車両100の幅方向に延びる1本のシャフト36の両端に形成されているため、このような支軸を各別のシャフトに形成した場合と比較して、これら支軸間の相対的な位置精度を高くすることができるようになる。
【0046】
このようにして上記フック52、54が上記ゴム40、38に係合した後の状態について、図7を参照して詳細に説明する。上記フック52及びゴム40を例にして説明すると、上記ゴム40の外周は、上記フック52の面52a、52b、52cにそれぞれ当接している。すなわち、これらフック52の面52a、52bとゴム40の外周とが摺動して、フック52の面52cがこのゴム40の外周に当接することにより係合状態となる。このとき、上記意匠カバー50は手前側(同図7の右側)にスライド可能な状態となっている。すなわち、上記フック54、52と上記ゴム38、40は着脱可能な状態で係合している。また、上記フック52は、上記ストッパー42b、42aにより挟持されている。これにより、上記エンジン110に対する上記意匠カバー50の取付位置が決定されている。すなわち、これらストッパー42a、42bによって、この意匠カバー50は、上記車両100の幅方向に対する移動が規制されている。
【0047】
ちなみに、このように係合する2つの要素が共に硬質の材料で形成されるとき、例えば同フック52、54が上記シャフト36に直接係合する(ゴム40、38がない)ときは、これらが係合したときに隙間が生じることがある。このため、上記エンジン110を搭載する上記車両100の走行等により振動が生じた場合は、これらフック52、54とシャフト36とが互いに衝突して騒音が生じる虞がある。この点、本実施形態のエンジンの意匠カバー取付構造によれば、支軸(シャフト36の両端)とフック52、54との係合部に設けられたゴム40、38によって、支軸とフック52、54とが係合したときに隙間が生じないようになっている。
【0048】
このようにして上記意匠カバー50の奥側の端部を固定した後、この意匠カバー50の手前側の端部の固定が行われる。具体的には、上記ネジ20a、22aを上記ボルト孔56a、58aにそれぞれ挿通させ、これらネジ20a、22aに上記ナット72を締結する。これにより、上記フック52、54と上記ゴム40、38との摺動、すなわち上記意匠カバー50の移動が規制されるようになり、上記エンジン110(エンジンの上部10)への同意匠カバー50の取付が完了する。
【0049】
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に列記するような優れた効果を得ることができるようになる。
(1)エンジン110への意匠カバー50の取付作業において、作業者が意匠カバー50の手前側を持った状態で奥側を係合させることにより、同エンジン110の奥側の端部と同意匠カバー50の一端とを固定できる。このため、作業者は、かがんだ姿勢でエンジン110の奥側の端部に手を伸ばして作業を行う必要がなくなる。その結果、作業者の肉体的負担を軽減できるようになるとともに、作業効率の大幅な向上を図ることができるようになる。
【0050】
(2)エンジン110への意匠カバー50の取付作業において、作業者は、意匠カバー50の手前側を持ち上げて同意匠カバー50の裏面側を見ながらゴム40及びストッパー42a、42bとフック52との位置合わせを行うことができる。そして、これらゴム40とフック52とをある程度係合させた後、これらゴム40とフック52との係合部を支点として意匠カバー50を回動させて、同意匠カバー50とエンジン110の上面とを平行とすることができる。このため、作業における視認性が向上し、エンジン110への意匠カバー50の取付が一層容易なものとなる。その結果、作業者の肉体的負担をより軽減できるようになるとともに、作業効率のさらなる向上を図ることができるようになる。
【0051】
(3)エンジン110(エンジンの上部10)の上面の手前側の端部と意匠カバー50の他端とが、ネジ20a、22a及びナット72により強固に固定されるようになる。その結果、エンジン110への意匠カバー50の取付強度を十分に確保することができるようになる。
【0052】
(4)ストッパー42a、42b(規制手段)によって、フック52(意匠カバー50)の車両100の幅方向への移動が規制されるようになる。そして、これらストッパー42a、42bは、シャフト36の両端(支軸)のうちゴム40にのみ備えられている。また、支軸は車両100の幅方向に延びる1本のシャフト36の両端に形成されているため、このような支軸を各別のシャフトに設けた場合と比較して、これら支軸間の相対的な位置精度を高くすることができるようになる。その結果、ストッパー42a、42bの取付け誤差や意匠カバー50の寸法誤差等を許容しつつ、意匠カバー50の車両100の幅方向への移動を規制することができるようになる。
【0053】
(5)フック52の先端方向に延長するように備えられたリブ52fが、ストッパー42aとストッパー42bとの間部分に当接される。そして、このフック52の先端部52gに形成された面取部52h、52kをこれらストッパー42a、42bに沿わせることによって、車両100の幅方向に対する意匠カバー50の取付位置(規制位置)を決定することができる。すなわち、エンジン110に対して意匠カバー50のおおよその位置合わせを行った後、ストッパー42a、42bをガイドとして意匠カバー50の位置を修正することにより、同意匠カバー50を正確な位置に取付けることができる。その結果、作業者の肉体的負担をより軽減できるようになるとともに、作業効率のさらなる向上を図ることができるようになる。
【0054】
(6)支軸とフック52、54との係合部に設けられたゴム40、38(弾性部材)によって、支軸とフック52、54とが係合したときに隙間が生じないようになる。その結果、騒音の発生を抑制することができるようになる。
【0055】
(7)フック52、54には、その先端方向に延長される幅の小さいリブ52f、54fが形成されている。そして、エンジン110に対する意匠カバー50のおおよその位置合わせを行ったとき、同意匠カバー50はこれら幅の小さいリブ52f、54fによって支えられる。このため、意匠カバー50を手前側から奥側へスライドさせるに際し、ゴム40、38とリブ52f、54fとの間の摩擦力が小さくなる。その結果、作業者はより小さな力で作業を行うことができるようになる。
【0056】
(8)フック52、54の先端部は、その先端ほど大きく開口しているため、同フック52、54をゴム40、38に容易に係合させることができる。
なお、本発明にかかるエンジンの意匠カバー取付構造は上記実施形態に限定されるものではなく、その実施形態を適宜変更した、例えば次のような形態として実現することもできる。
【0057】
・上記実施形態では、車両100の幅方向に延びる1本のシャフト36の両端に支軸を形成するようにしたが、複数のシャフトに各別に支軸を形成するようにしてもよい。
【0058】
・上記実施形態では、取付用ブラケット30は規制手段として2つのストッパー42a、42bを備えるようにしたが、例えば、図8に示されるように、1つのストッパー202とその両側に配設されたゴム204a、204bとを備える取付用ブラケット200を採用するようにしてもよい。そして、図9に示されるように、このストッパー202を挟持する溝212dを備えるフック212を形成した意匠カバー210を採用するようにしてもよい。この場合も、ストッパー202が溝212dに係合することにより、エンジン110に対する意匠カバー210の取付位置(規制位置)が決定されるようになる。また、この溝212dの幅を、入口側ほど大きくすることにより、ストッパー202を沿わせるガイドとして機能させることができる。これにより、これらストッパー202と溝212d(ガイド機構)とを容易に係合させることができるようになる。なお、この場合は、2つのリブ212e、212fを備えるようにしてもよい。
【0059】
・上記実施形態では、支持機構として支軸(ゴム)及びフックを2箇所に設けるようにしたが、例えば、図10に示されるように、3箇所に支軸(ゴム38、222、40)を備える取付用ブラケット220と、これに対応して3つのフックを備える意匠カバーとを採用するようにしてもよい。すなわち、支持機構は、意匠カバーの一端と着脱自由に係合されつつこの係合部を支点とした(通じた)意匠カバーの回動(スライド)操作を可能とするものであれば、その数は特に問わない。
【0060】
・上記実施形態では、意匠カバー50を手前側から奥側にスライドさせることによってフック52、54をゴム40、38(支軸)に係合させるようにしたが、例えば、図11に示されるような意匠カバー230を採用するようにしてもよい。すなわち、意匠カバー230を奥側から手前側(同図11に矢指する方向)にスライドさせることによって、フック232をゴム40(支軸)に係合させるようにしてもよい。この場合も、上記実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
【0061】
・上記実施形態では、意匠カバー50に形成したフック52、54を取付用ブラケット30のゴム40、38(支軸)に係合させるようにしたが、例えば、これらフック52、54とゴム40、38(支軸)とを入れ換えた構成としてもよい。すなわち、取付用ブラケット30にフック部分を備えるようにするとともに、意匠カバー50に支軸部分を備えるようにしてもよい。この場合も、上記実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
【0062】
・上記実施形態では、図2及び図5に示すような取付用ブラケット30及び意匠カバー50を備えるようにしたが、例えば、図12及び図13に示されるような取付用ブラケット240及び意匠カバー250を備えるようにしてもよい。すなわち、図12に上側から見た構造を示すように、取付用ブラケット240には、支持部242を介して球部244が取付けられている。一方、意匠カバー250には、この球部244と係合する筒状部252(筒部252a)が形成されている。そして、この球部244の表面とこの筒部252aの曲面252bとが摺動して、同球部244が面252cに当接することにより係合状態となる。また、この筒部252aの先端を、入口側ほど大きく開口させることにより、上記球部244を沿わせるガイドとして機能させることができる。これにより、これら球部244と筒状部252(筒部252a)とを容易に係合させることができるようになる。
【0063】
・上記実施形態では、図2及び図5に示すような取付用ブラケット30及び意匠カバー50を備えるようにしたが、例えば、図14及び図15に示されるような取付用ブラケット260及び意匠カバー270を備えるようにしてもよい。すなわち、取付用ブラケット260には、孔264aを有するプレート264が取付けられている。一方、意匠カバー270には、このプレート264と係合する突起状部272(突起部272a)が形成されている。そして、この孔264aの外周部264bとこの突起部272aの表面272bとが摺動して、同突起部272aの底部に形成された面272cがプレート264に当接することにより係合状態となる。また、この孔264aの直径を、このプレート264の表面に近い部分ほど大きくするとともに、突起部272aの先端部272gを丸く形成することにより、上記突起部272aの表面272b(272g)を沿わせるガイドとして機能させることができる。これにより、これらプレート264と突起状部272(突起部272a)とを容易に係合させることができるようになる。要するに、支持構造は、意匠カバーの一端と着脱自由に係合されつつこの係合部を支点とした意匠カバーの回動操作や、同係合部を通じた意匠カバーのスライド操作を可能とするものであれば、その構成は特に問わない。
【0064】
・上記実施形態では、エンジン110の手前側の端部と意匠カバー50の手前側の端部とを固定する構造としてネジ20a、22a及びナット72からなる締結構造を採用するようにしたが、例えば、シャフトに形成した孔と同孔に挿入するピンからなる締結構造を採用するようにしてもよい。要するに、エンジン110の手前側の端部と意匠カバー50の手前側の端部とを締結する構造は、必要な強度を確保することのできる構造であればどのような締結構造であってもよい。
【0065】
・上記実施形態では、本発明をフロントエンジン搭載の車両に適用するようにしたが、例えば、本発明をリヤエンジン搭載の車両に適用するようにしてもよい。この場合も、エンジンの奥側(エンジンルームに対向したときの奥側、すなわち車両の中央よりの側)の取付構造を、上記実施形態に準じた支持構造とすることにより、上記実施形態に準じた作用効果を奏することができるようになる。要するに、エンジンに対して意匠カバーを取付ける車両であれば、エンジンの搭載方式を問わず本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエンジンの意匠カバー取付構造の一実施形態についてその構成を示す斜視図。
【図2】同実施形態の取付用ブラケットの構造を示す正面図。
【図3】同実施形態のフックの構造を示す斜視図。
【図4】同実施形態のエンジンへの意匠カバーの取付作業の態様を示す斜視図。
【図5】同実施形態の意匠カバーの一端を支持機構に係合させる態様を示す一部断面図。
【図6】同実施形態の意匠カバーの一端を支持機構に係合させる態様を示す底面図。
【図7】同実施形態の意匠カバーの一端が支持機構に係合した状態を示す一部断面図。
【図8】取付用ブラケットの変形例についてその構造を示す正面図。
【図9】フックの変形例についてその構造を示す斜視図。
【図10】取付用ブラケットの他の変形例についてその構造を示す正面図。
【図11】意匠カバーの一端を支持機構に係合させる変形例についてその態様を示す一部断面図。
【図12】取付用ブラケットの他の変形例についてその構造を示す平面図。
【図13】意匠カバーの一端を支持機構に係合させる他の変形例についてその態様を示す一部断面図。
【図14】取付用ブラケットの他の変形例についてその構造を示す正面図。
【図15】意匠カバーの一端を支持機構に係合させる他の変形例についてその態様を示す一部断面図。
【図16】従来のエンジンへの意匠カバーの取付作業の一例についてその態様を示す斜視図。
【図17】従来のエンジンへの意匠カバーの取付作業の他の例についてその態様を示す斜視図。
【符号の説明】
10…エンジンの上部、12…スロットルボディ、14…吸気マニホールド、20、22、32、34…固定用ブラケット、20a、22a…ネジ、20b、22b…面、30…取付用ブラケット、36…シャフト、38、40…ゴム、42a、42b…ストッパー、50…意匠カバー、52、54…フック、52a、52b、52c…面、52d、52e、54d、54e…側面、52f、54f…リブ、52g、54g…先端部、52h、52k…面取部、52m、54m…端面、56、58…支持脚、56a、58a…ボルト孔、70…ボルト、72…ナット、110…エンジン、200…取付用ブラケット、202…ストッパー、204a、204b…ゴム、210…意匠カバー、212…フック、212d…溝、212e、212f…リブ、222…ゴム、220…取付用ブラケット、222…ゴム、230…意匠カバー、232…フック、240…取付用ブラケット、242…支持部、244…球部、250…意匠カバー、252…筒状部、252a…筒部、252b…曲面、252c…面、260…取付用ブラケット、262…シャフト、264…プレート、264a…孔、264b…外周部、270…意匠カバー、272…突起状部、272a…突起部、272b…表面、272c…面、272g…先端部、300…車両、320…エンジン、330…意匠カバー、340…レンチ、342…ボルト、350…エンジンルーム。

Claims (8)

  1. 車両に搭載されたエンジンの上面を覆うように取付けられる意匠カバーについてこれを前記エンジンに取付けるための取付構造において、
    前記エンジンのエンジンルーム内奥側に設けられて前記意匠カバーの一端と着脱自由に係合されつつ該係合部を支点とした意匠カバーの回動操作を可能とする支持機構と、前記エンジンのエンジンルーム内手前側に設けられて前記意匠カバーの他端を前記エンジンに締結するための締結機構とを備え、前記支持機構への係合及び前記締結機構による締結を通じて前記意匠カバーが前記エンジンに取付けられてなる
    ことを特徴とするエンジンの意匠カバー取付構造。
  2. 車両に搭載されたエンジンの上面を覆うように取付けられる意匠カバーについてこれを前記エンジンに取付けるための取付構造において、
    前記エンジンのエンジンルーム内奥側に設けられて前記意匠カバーの一端と着脱自由に係合されつつ該係合部を通じた意匠カバーのスライド操作を可能とする支持機構と、前記エンジンのエンジンルーム内手前側に設けられて前記意匠カバーの他端を前記エンジンに締結するための締結機構とを備え、前記支持機構への係合及び前記締結機構による締結を通じて前記意匠カバーが前記エンジンに取付けられてなる
    ことを特徴とするエンジンの意匠カバー取付構造。
  3. 前記支持機構は、前記エンジンの車両正面から見て後方にブラケットを介して装着された支軸と、前記意匠カバーの一端に設けられて前記支軸を挟むかたちで同支軸に係合されるフックとを備えて構成される
    請求項1または2記載のエンジンの意匠カバー取付構造。
  4. 前記支軸は前記車両の幅方向に延びる1本のシャフトの両端に形成されるとともに、前記フックもそれら両端に形成された支軸に各々対応して設けられ、前記支軸の一方には、対応するフックの車両幅方向への移動を規制する規制手段が設けられてなる
    請求項3記載のエンジンの意匠カバー取付構造。
  5. 前記規制手段は、前記車両の幅方向に対して所定の間隔をおいて設けられた2つのストッパーからなり、前記対応するフックは、これら2つのストッパーにより挟持されるかたちで前記車両幅方向への移動が規制される
    請求項4記載のエンジンの意匠カバー取付構造。
  6. 前記規制手段は、前記一方の支軸の略中央に設けられた1つのストッパーからなり、前記対応するフックには、前記ストッパーを挟持する溝が設けられてなる
    請求項4記載のエンジンの意匠カバー取付構造。
  7. 前記規制手段の設けられた支軸に対応するフックには、当該フックの前記規制手段による規制位置への移動を案内するガイド機構が設けられてなる
    請求項4〜6のいずれかに記載のエンジンの意匠カバー取付構造。
  8. 前記支軸及び前記フックの少なくとも一方には、その係合部に弾性部材が設けられてなる
    請求項3〜7のいずれかに記載のエンジンの意匠カバー取付構造。
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