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JP4100174B2 - 音楽記録再生装置及び方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力される音楽データを記録して再生する音楽記録再生装置及び方法に関し、特にユーザによる音楽データの選択傾向を識別するのに好適な音楽記録再生装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Video Disc)等のメディアを再生可能なオーディオ機器が普及している。このためユーザは、各自入手した音楽ソフトをかかるオーディオ機器を用いて自由に鑑賞することができる。また、PC(Personal Computer)等に搭載されたハードディスク等の記録媒体に、メディアから比較的大きなサイズの音楽データを大量に記録することが可能となり、高速なランダムアクセスや複数のデータに対する記録再生の同時処理機能を活かしつつ、柔軟な記録再生動作を実現することができる。
【0003】
このPC内の記録媒体に記録された音楽データについて、再生済か未再生かを判別することにより、所望の音楽データを面倒な選択操作を経ることなく簡単かつ的確に選択して再生することができる記録データ再生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、記録された音楽データにつき、再生済か未再生かを確認し、これを表示部を介してユーザに通知することができる通話記録再生装置も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−251455号公報
【特許文献2】
特開2001−236767号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年において、インターネットやケーブルテレビ等のネットワークを用いた音楽データのオンライン配信が実用化され始めている。このような音楽データの配信システムにおいて、データ配信業者は、ネットワークのWeb上に配信すべき音楽データを提供する。また、この配信システムを利用するユーザは、自己のPCを用いて、コンテンツ配信業者が提供するWeb等にアクセスをして、所望の音楽データをダウンロードする。
【0006】
しかしながら、かかる音楽データの配信システムでは、音楽データを配信するデータ配信業者は数多く存在し、またユーザは、世界規模で拡大したインターネット網から音楽データをいつでもダウンロードすることができる。このため、各ユーザのPCにダウンロードされる音楽データの数は著しく増加してゆく傾向にある。
【0007】
かかる状況下において、再生済か、未再生かを判別するのみでは、所望の音楽データを正確かつ簡易に選び出して再生することが困難となる。また記録再生装置側においてこのような判別を実行するのみで、実際の音楽データの選択をユーザに対して促すのは、非常に煩雑でしかも長時間を要する作業を課すこととなり、妥当性を欠くことにもなる。
【0008】
そこで本発明は上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、未再生音楽データが再生されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を調査してこれをデータ表示することができ、さらには、かかる選択傾向に応じて音楽データを自動的に選択して再生することができる音楽記録再生装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した問題点を解決するために、受信した音楽データを未再生の音楽データとして記録媒体へ記録し、その未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を表した嗜好データを作成することができる音楽記録再生装置及び方法を発明した。
【0010】
すなわち、本発明を適用した音楽記録再生装置は、音楽データを受信する受信手段と、受信した音楽データを記録するための記録媒体と、少なくとも受信手段により受信された音楽データを未再生の音楽データとして記録媒体へ記録し、またユーザから選択された音楽データを記録媒体から転送する制御手段と、転送された音楽データを再生するための再生手段とを備え、制御手段は、未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を表した嗜好データを作成する。
【0011】
また、本発明を適用した音楽記録再生方法は、音楽データを受信する受信ステップと、受信した音楽データを未再生の音楽データとして記録媒体へ記録する記録ステップと、ユーザから選択された音楽データを記録媒体から再生部へ転送して再生する再生ステップとを有し、再生ステップでは、未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を表した嗜好データを作成する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
本発明に係る音楽記録再生装置1は、例えば図1に示すような音楽配信システム10に適用される。この音楽配信システム10は、インターネット網等の公衆通信網8に接続されるサーバ4と、当該公衆通信網8に対して、それぞれインターネットサービスプロバイダ(以下、ISPという。)7を介して接続される家庭内LAN(Local Area Network)5、さらには家庭内LAN5に接続される音楽記録再生装置1とを備えている。
【0014】
家庭内LAN5は、個人の家屋である建物3の内部に配設され、少なくとも建物3内に設置された音楽記録再生装置1との高速通信を可能とするネットワークである。
【0015】
音楽記録再生装置1は、例えば、図示しないネットワークと接続するためのモデムを備えたPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)等であり、公衆通信網8から家庭内LAN5を経て音楽データを受信し、これを自身のハードディスク(HDD)内に格納する。音楽記録再生装置1は、自身のHDD内に格納した音楽データを再生させ、更には当該音楽データを家庭内LAN5を通じて図示しない他の電子機器等へ出力する。さらにこの音楽記録再生装置1は、自身のハードディスク内に格納した音楽データを、家庭内LAN5を通じて公衆通信網8へ送信することも可能である。なお、この音楽記録再生装置1の構成の詳細については後述する。
【0016】
公衆通信網8は、例えば、家庭内LAN5と電話回線を介して接続されるインターネット網に加えて、携帯電話と接続される移動体通信網(Mobile Network)、TA/モデムと接続されるISDN(Integrated Services Digital Network)/B(broadband)−ISDN,STBと接続される衛星通信網(Broadcasting)等である。また公衆通信網8に接続されるサーバ4は、例えばインターネット情報を管理し、音楽記録再生装置1による要求を受けて、自身に格納してある所定の情報を送信する。サーバ4は、音楽提供サービスをも管理し、音楽記録再生装置1による要求を受けて、自身に格納してある所定の音楽データを送信する。ちなみに、この送信する音楽データは、例えばMP3(MPEG-1 Audio Layer3)規格に基づいて構成される音声ファイルである。
【0017】
このような音楽配信システム10において、音楽データのダウンロードを望むユーザは、コンテンツ配信業者が提供するWeb等にアクセスし、所定のダウンロード操作を実行することにより、これを実現することができる。
【0018】
次に、本発明を適用した音楽記録再生装置1の構成について図2を用いて説明をする。
【0019】
この音楽記録再生装置1は、図2に示すように、音楽データを家庭内LAN5を介して送受信する送受信部11と、この送受信部11から供給される音楽データを内部データバス21へ出力する通信部12と、内部データバス21にそれぞれ接続されるHDD13及びサウンドコントロール部14と、当該内部データバス21を介して各部の処理動作を制御するバスコントローラ15と、バスコントローラ15及び内部データバス21を介して制御信号を送信するCPU(Central Processing Unit)16と、サウンドコントロール部14に接続されるスピーカ17と、CPU16に接続される表示部18及び操作キー19とを備えている。
【0020】
送受信部11は、家庭内LAN5と有線通信により各種情報を送受信するための有線ネットケーブル、或いは、その家庭内LAN5と無線通信により各種情報を送受信するための無線LANカード等である。ちなみに、この送受信部11において、送信機能はあくまで必須でなく、受信機能のみ備えるものであってもよい。
【0021】
通信部12は、通信インターフェース等を備え、家庭内LAN5と、送受信部11との音楽データの送受信を制御する。この通信部12は、音楽データの送受信を、例えばインターネット上でのデータ転送のためのインターフェースを提供するTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を用いて実現してもよい。
【0022】
HDD13は、接続された内部データバス21を介して、音楽データを受け取り、これを所定のアドレスへ記録する。各音楽データを記録するためのアドレスの指定は、後述するCPU16により実行される。なお、このHDD13は、音楽データを記録することができる記録媒体であれば、いかなる形態であってもよい。
【0023】
サウンドコントロール部14は、内部データバス21を介して転送される音楽データについて、それぞれ楽音信号を生成して、これを出力する。なお、このサウンドコントロール部14において複数チャンネルで楽音信号を同時に発生させる場合には、1つの回路を時分割で使用してもよいし、また1つの発音チャンネルを1つの回路で構成してもよい。なお、サウンドコントロール部14から出力された楽音信号は、スピーカ17へ供給されて音声出力されることになる。
【0024】
バスコントローラ15は、CPU16から送信される制御信号に基づき、内部データバス21における各種データの入出力を制御するためのデバイスである。
【0025】
CPU16は、バスコントローラ15に対して制御信号を送信することにより、音楽記録再生装置1全体を制御する中央演算ユニットであり、実行すべき制御プログラムを格納する図示しないROM、及びデータの蓄積や展開等に使用する作業領域としての図示しないDRAMに接続される。また、このCPU16は、操作キー19の操作に応じて各種制御用の指令をバスコントローラ15を介して伝達し、或いは演奏経過時間や再生している音楽データのタイトル等の文字情報を表示部18へ表示させる。
【0026】
このCPU16は、通信部12が音楽データを受信した場合に、内部データバス21及びバスコントローラ15を介してこれを識別する。また、このCPU16は、かかる音楽データを、未だ再生されていない未再生音楽データとしてHDD13へ記録するように制御する。なおCPU16は、この未再生音楽データをHDD13へ記録する場合において、例えば未再生であることを示す識別子を付加しつつHDD13へ記録してもよい。
【0027】
またCPU16は、例えば操作キー19を介して、再生、早送り、巻き戻し、一時停止等の操作が行われた場合において、これらの動作を実現できるような制御信号を生成してバスコントローラ15を介して送信する。例えばユーザより音楽データが選択された場合において、CPU16は、HDD13にその再生可能な音楽データが存在するときには、当該音楽データをHDD13からサウンドコントロール部14へ転送する旨の制御信号をバスコントローラ15を介して送信する。これにより、ユーザより選択された音楽データの再生が容易に実現されることになる。このCPU16は、操作キー19を介して、例えば1曲リピートや全曲リピート、或いはシャッフル等の操作が行われた場合も同様に、これらの動作を実現できるような制御信号を生成し、バスコントローラ15を介して送信する。
【0028】
また、CPU16は、HDD13に記録されている音楽データのうち、未再生音楽データの存在の有無を判別し、かかる判別した結果を表示部18を介して表示してもよい。ちなみに、この判別は、ユーザから操作キー19を介して命令されて実行される場合のみならず、CPU16が定期的に実行してもよい。CPU16は、HDD13に記録されている未再生音楽データのうち、先に記録されたものから順に再生してもよい。
【0029】
さらに、このCPU16は、HDD13に記録されている未再生音楽データを常に監視し、この未再生音楽データがユーザより選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を調査する。このとき、CPU16は、かかるユーザの選択傾向につきデータ表示した嗜好データを作成するようにしてもよい。
【0030】
表示部18は、例えば液晶表示素子からなり、ユーザに対して例えば音楽データに関する情報を表示するための液晶ディスプレイを構成する。また操作キー19は、表示部18による表示内容を視認したユーザが音楽記録再生装置1に対して所定の操作を実行するためのインターフェースである。なお表示部18は、CPU16による制御に基づき、HDD13に記録されている音楽データに関する情報をリスト化して表示してもよい。このとき表示部18は、かかる音楽データに関する情報を未再生音楽データのみ分類して表示してもよい。
【0031】
次に、本発明を適用した音楽記録再生装置1の動作について図3を用いて説明をする。
【0032】
先ずステップS11において、送受信部11が新たな音楽データを受信した場合には、ステップS12へ移行する。一方、音楽記録再生装置1が、送受信部11を介して新たな音楽を受信することなく、ユーザにより操作されている場合には、ステップS13へ移行する。
【0033】
ステップS12において、CPU16は、この新たに受信した音楽データを未再生音楽データとしてHDD13へ記録する。このようにHDD13に記録された未再生音楽データに関する情報は、例えば図4に示す"File3","File4"の如く、未再生音楽データリストの一部として、表示部18を介して表示されることになる。ユーザは、かかる表示を視認し、演奏順序を決定するための有用な情報として活用することができる。また、未再生音楽データを一つのグループとみなすことにより、CPU16が自動的に演奏順序を決定する際の便宜を図ることも可能となる。
【0034】
ちなみにこのステップS12において、少なくとも1回再生された再生済音楽データのみがHDD13に記録されていた状態で、新たに音楽データを受信した場合には、表示部18を介して”新着データ有り”と表示することにより、ユーザに注意を促してもよい。これにより、ユーザは、再生済音楽データのみならず、新たに受信した未再生音楽データの存在を確認することができる。
【0035】
次にステップS13において、操作キー19を介してユーザにより音楽データが選択された場合に、CPU16は、当該選択された音楽データをサウンドコントロール部14へ転送する。転送された音楽データは、スピーカ17を介して音声出力されることになる。ちなみに、このステップS13において、ユーザにより音楽データが選択されなかった場合には、ステップS16へ移行する。
【0036】
ステップS13において音楽データの再生が実行された場合には、ステップS14へ移行する。このときCPU16は、ステップS13において選択された音楽データについて、再生済音楽データであるか、或いは未再生音楽データであるか判別する。CPU16により、再生済音楽データが選択されたものと判別された場合には、ステップS16へ移行する。一方、CPU16により、未再生音楽データが選択されたものと判別された場合には、ステップS15へ移行する。
【0037】
ステップS15において、CPU16は、選択された未再生音楽データを、再生済音楽データに書き換える。これにより、ユーザから選択された未再生音楽データは、HDD13から削除され、新たに再生済音楽データとして記録されることになる。ちなみに再生済音楽データへの書き換えを終了させた後に、ステップS16へ移行する。
【0038】
ステップS16において、CPU16は、HDD13に記録されている音楽データのうち、未再生音楽データの有無を判別する。その結果、CPU16により未再生音楽データが存在するものと判別された場合にはステップS12へ移行する。一方、CPU16により未再生音楽データの存在が判別されない場合には、ステップS17へ移行する。
【0039】
ステップS17において、CPU16は、表示部18に表示されている未再生音楽データに関する情報を消去する。図4に示す例では、未再生音楽データリストに掲げられている"File3","File4"の表示を削除することになる。すなわち、ステップS16において未再生音楽データの数は、0であるものと判別されているため、表示部18には、再生済音楽データのみ表示されるように制御される。これによりユーザは、音楽記録再生装置1内において、再生済音楽データのみ存在することを容易に確認することができる。
【0040】
すなわち本発明では、世界規模で拡大したインターネット網から音楽データをいつでもダウンロードできる昨今においても、音楽データを再生済か、或いは未再生か分類してHDD13へ記録することにより、ユーザ側で一度も鑑賞することなく誤って消去してしまう危険性を減らすことができる。また未再生音楽データのみを意図的に選んで消去する際にも、未再生音楽データのみを削除対象としてリストアップし、これにつき表示部18を介してユーザに通知することにより、労力の負担を軽減させることが可能となる。
【0041】
なお、表示部18における音楽データ情報の表示は、図4に示される形態に限定されるものではなく、例えばステップS12において、未再生音楽データに関する情報のみ点灯させてユーザに注意を促し、ステップS17において、未再生音楽データに関する情報を消灯させることにより、未再生音楽データの不存在を通知してもよい。
【0042】
次に、CPU16による嗜好データの作成方法について図5を用いて説明をする。
【0043】
先ずステップS21において、CPU16は、HDD13内に未再生音楽データが存在するか否か確認する。その結果、未再生音楽データの存在がCPU16により確認された場合のみ、ステップS22へ移行する。
【0044】
ステップS22において、CPU16は、HDD13に記録されている未再生音楽データを常に監視する。このとき、CPU16は、単一の未再生音楽データのみならず、複数の未再生音楽データを同時に監視してもよい。そして、監視されている未再生音楽データにつき、上述したステップS13と同様にユーザから選択された場合には、ステップS23へ移行する。なお、未再生音楽データがユーザにより選択された場合のみならず、選択された未再生音楽データの再生開始時にステップS23へ移行するようにしてもよい。ちなみに、監視されている未再生音楽データが選択されなかった場合には、ステップS24へ移行する。
【0045】
ステップS23において、CPU16は、ステップS22にて選択された未再生音楽データにつき、HDD13へ記録されてから選択されるまでの時間をカウントし、その選択されるまでの時間が短い場合のみ、ステップS24へ移行する。
【0046】
ステップS24において、CPU16は、選択された未再生音楽データに基づき、嗜好データを作成する。HDD13へ記録されてから選択されるまでの時間が短い未再生音楽データは、ユーザの好みの音楽であると考えられるため、CPU16は、選択された未再生音楽データに付随するジャンル、アーティスト名等の情報を加味しつつ、嗜好データを作成することができる。すなわち本発明では、未再生音楽データが選択されるまでの時間を一つのパラメータとして、ユーザによる音楽データの選択傾向を調査し、これをデータ表示することができる。
【0047】
一方、ステップS25においても、監視している音楽データにつき、HDD13へ記録されてから現在までの時間をカウントする。その結果、HDD13へ記録されてから一定時間経過した未再生音楽データが存在する場合のみステップS26へ移行する。
【0048】
ステップS26において、選択された未再生音楽データを別途嗜好データとして作成する。すなわち、HDD13へ記録されてから、ある一定時間経過したにも拘わらず、選択されない未再生音楽データは、ユーザの好みの音楽でないものと考えられる。本発明では、かかるユーザによる音楽データの選択傾向をも踏まえて、これを嗜好データとして作成することができる。すなわち、本発明に係る音楽記録再生装置1により作成される嗜好データは、ユーザの好みの音楽データと、それ以外の音楽データに大きく分類されることになる。
【0049】
以上詳細に説明したように、本発明を適用した音楽記録再生装置1は、受信した音楽データを未再生の音楽データとして記録媒体へ記録し、その未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を表した嗜好データを作成する。これにより、音楽データの記録や再生を実現すると同時に、ユーザによる音楽データの選択傾向を調査してこれをデータ表示することができる。
【0050】
また、本発明では、この作成した嗜好データを、他のデータと分けてHDD13へ記録し、或いは別途フォルダ内に物理的に格納することも可能となる。これによりユーザは、フォルダ単位でかかる嗜好データを簡単に整理することができ、さらにはフォルダ単位でかかる嗜好データを他の端末へ送信することで、これを便宜的に利用することもできる。
【0051】
また本発明を適用した音楽記録再生装置1では、この作成した嗜好データを表示部18を介して表示することにより、ユーザ自身に対して、自らの音楽データの選択傾向を認識させることができ、ユーザの意志に基づく未再生音楽データの整理を効率よく実行させることができる。なお本発明では、HDD13に記録されている未再生音楽データを、作成した嗜好データに応じてCPU16が自動的に整理してもよい。
【0052】
また本発明では、HDD13へ記録されている音楽データを嗜好データに応じて自動的に選択し、当該選択した音楽データをHDD13から転送するようにしてもよい。これにより、ユーザの好みの音楽から優先的に再生させることも可能となるため、非常に煩雑でしかも長時間を要する音楽データの選択操作を簡略化させることができる。
【0053】
また本発明では、上述したステップS23において、選択された未再生音楽データにつき、HDD13へ記録されてから、選択されるまでの時間に応じて、ユーザの好みを複数段階に分類して嗜好データを作成してもよい。これにより、未再生音楽データが選択されるまでの時間を細かく分割することにより、ユーザの好みを精度よく分析して、これをデータ表示することも可能となる。
【0054】
さらに本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば嗜好データを作成する際に、どの未再生音楽データを最初に選択したか、HDD13に記録されている未再生音楽データをどの順序で選択したか、或いはHDD13に記録されている未再生音楽データの数に対するユーザの選択傾向等を踏まえて、嗜好データを作成するようにしてもよい。換言すれば、未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、嗜好データを作成すれば、いかなる方法であってもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る音楽記録再生装置及び方法は、受信した音楽データを未再生の音楽データとして記録媒体へ記録し、その未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を表した嗜好データを作成する。これにより、音楽データの記録や再生を実現すると同時に、ユーザによる音楽データの選択傾向を調査してこれをデータ表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される音楽配信システムの構成図である。
【図2】本発明を適用した音楽記録再生装置1の構成図である。
【図3】本発明を適用した音楽記録再生装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】表示部を介して表示される音楽データのリストについて説明するための図である。
【図5】嗜好データの作成方法について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 音楽記録再生装置、3 建物、4 サーバ、5 家庭内LAN、7 ISP、8 公衆通信網、10 音楽配信システム、11 送受信部、12 通信部、13 HDD、14 サウンドコントロール部、15 バスコントローラ、16 CPU、17 スピーカ、18 表示部、19 操作キー、21 内部データバス

Claims (8)

  1. 音楽データを受信する受信手段と、
    上記受信した音楽データを記録するための記録媒体と、
    少なくとも上記受信手段により受信された上記音楽データを未再生の音楽データとして上記記録媒体へ記録し、またユーザから選択された音楽データを上記記録媒体から転送する制御手段と、
    上記転送された音楽データを再生するための再生手段とを備え、
    上記制御手段は、上記未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を表した嗜好データを作成すること
    を特徴とする音楽記録再生装置。
  2. 上記制御手段は、未再生の音楽データが記録媒体へ記録されてから選択されるまでの時間に基づき、上記嗜好データを作成すること
    を特徴とする請求項1記載の音楽記録再生装置。
  3. 上記制御手段は、上記作成した嗜好データに応じて、上記記録媒体へ記録されている音楽データを自動的に選択し、当該選択した音楽データを上記記録媒体から転送すること
    を特徴とする請求項1記載の音楽記録再生装置。
  4. 少なくとも上記記録媒体に記録されている未再生の音楽データに関する情報を表示するための表示手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載の音楽記録再生装置。
  5. 音楽データを受信する受信ステップと、
    上記受信した音楽データを未再生の音楽データとして記録媒体へ記録する記録ステップと、
    ユーザから選択された音楽データを上記記録媒体から再生部へ転送して再生する再生ステップとを有し、
    上記再生ステップでは、上記未再生の音楽データが選択されるまでの経過に応じて、ユーザによる音楽データの選択傾向を表した嗜好データを作成すること
    を特徴とする音楽記録再生方法。
  6. 上記再生ステップでは、未再生の音楽データが記録媒体へ記録されてから選択されるまでの時間に基づき、上記嗜好データを作成すること
    を特徴とする請求項5記載の音楽記録再生方法。
  7. 上記再生ステップでは、上記作成した嗜好データに応じて、上記記録媒体へ記録されている音楽データを自動的に選択し、当該選択した音楽データを上記再生部へ転送して再生すること
    を特徴とする請求項5記載の音楽記録再生方法。
  8. 少なくとも上記記録媒体に記録されている未再生の音楽データに関する情報を表示すること
    を特徴とする請求項5記載の音楽記録再生方法。
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