JP4100248B2 - 電力線通信用配線器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般オフィスや住宅等で使用される屋内電力線を用いて電力供給とデータ信号の送受信を可能にする電力線通信用配線器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的にオフィスでは電力を供給するための電力線の配線処理として床上の露出配線を無くすことができるフラットケーブルやVVFケーブルを使用した脱着式のものなどがアンダーカーペット配線として利用されている。また一般住宅では電力を供給するための配線処理として屋内の壁面に電力線の配線を巡らせ、電源コンセントより供給している。そしてデータ通信を行う場合にはこれらの電力供給の電力線とは別に配線した通信ケーブルを利用していた。またデータ信号を分配するHUBやルータ等が夫々設置されている。
【0003】
一方電力供給とデータ信号の搬送を同時に行い、配線システムの構築を容易にする電力線通信用コンセントが提供されている(例えば特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平2003−60533号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前者の従来例の場合、電力系統用の電力線とは別に情報通信系統用の通信ケーブルを配線する必要があるため、配線施工のコストが高かった。また情報通信系用通信線に接続する負荷を増設する場合や、レイアウトを変更する場合には、新たに配線系統を敷設し直す必要があった。
【0006】
また後者の従来例の場合には、各電力線通信用コンセントにパーソナルコンピュータ等を含む電気機器が複数接続された場合、電路からみた通信周波数に対するコンセント側の入力インピーダンスが低下してしまい、電力線通信用モデムで情報信号が受信できない状態になることがあった。
【0007】
本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、電力線通信に用いる通信端末を接続するだけで電力線を用いた電力線通信が行え、しかも通信端末を含む電気機器の電力供給も、これらの通信端末や電気機器のインピーダンスが電力通信に影響を及ぼすことなく行え、その上通信路の配線が不要なため配線施工コストも低減できる電力線通信用配線器具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電力線通信用配線器具は、電力線に接続される器具本体内の電路に接続した入力端における入力インピーダンス特性が少なくとも電力線通信に用いる所定の周波数帯域に対して高く、商用電源周波数に対しては低いインピータンスアッパと、前記電力線と前記器具本体内の電路とを介して取り込んだ電力線通信信号を受信復調する機能と電力線通信を行う通信端末からデータ信号を電力線通信信号に変調して器具本体内の電路上に送出する電力線通信用モデムと、前記器具本体内の電路と前記電力線通信用モデムの電路側接続端との間に介在し、商用電源周波数を遮断するカプラと、前記インピーダンスアッパを介して前記器具本体内の電路に電源接続端が接続されている状態で電気機器への電源供給用となる第1のコンセント部と、前記通信端末と前記電力線通信用モデムとの間の双方向のデータ信号の授受の仲介を行うインターフェース部とを少なくとも備え、前記第1のコンセントの電源接続端は、切り替えスイッチにより前記インピーダンスアッパの出力端と、前記器具本体内の電路との間で切り替え接続されることを特徴とする。
【0009】
このような構成の電力線通信用配線器具は、インターフェース部に電力線通信に用いる通信端末を接続することで、通信端末による電力線通信が行え、しかも通信端末や電気機器の電源供給を、インピーダンスアッパを介して電路に接続される状態のコンセント部により行うことができるため、通信端末や電気機器の電源供給と同時にこれら通信端末や電気機器のインピーダンスの影響がない安定した電力線通信ができ、また電力線が通信線を兼ねるため専用の通信ケーブルの配線も不要で、配線施工のコストも低減できる。しかも、一つのコンセント部を、電力線通信用モデム内蔵ACアダプタを用いて電力線通信を行う場合と電気機器への電力供給を行う場合とに使い分けが可能となる。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る電力線通信用配線器具は、請求項1に記載の電力線通信用配線器具において、前記器具本体内の電路に電源接続端が直接接続された第2のコンセント部を備えている。
【0011】
このような構成の電力線通信用配線器具は、電力線通信用モデム内蔵ACアダプタを用いる場合に、インピーダンスアッパによる影響を受けることなく、電力線通信と通信端末への電力供給が同時に行うことが可能となる。
【0014】
また、本発明の請求項3に係る電力線通信用配線器具は、請求項1に記載の電力線通信用配線器具において、前記インピーダンスアッパは、前記所定の通信周波数帯域より高く、家庭用電気機器に対して影響を与えない周波数帯域で設定される別の通信周波数帯域に対して、入力インピーダンスが低い特性を持つものである。
【0015】
このような構成の電力線通信用配線器具は、家庭用電気機器に対して影響を与えない高い周波数帯域を用いる電力線通信を行う場合には、第1のコンセント部に当該電力線通信に対応する電力線通信用モデム内蔵ACアダプタを接続することが可能となり、しかも所定の周波数帯域で電力線通信を行う場合にも、電力線通信に影響を与えることなく電気機器の電力供給用として第1のコンセント部を使用することができる。
【0016】
また、本発明の請求項4に係る電力線通信用配線器具は、前記器具本体内の電路を、電力線用として敷設されるアンダーカーペット配線システムのフロアーケーブルに直接接続する。
【0017】
このような構成の電力線通信用配線器具は、アンダーカーペット配線システムのフロアーケーブルを電力線通信に用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
(基本構成)
図1は基本構成の電力線通信用配線器具1の構成を示しており、本例の電力線用配線器具1は器具本体(図示せず)から外部に導出した電源コード2の先端に設けた電源プラグ3を、電力線通信と電力供給とを行うために屋内配線されている電力線10に設けられた電源コンセント100に接続することで、情報通信系統用通信ケーブルを兼ねた電力線に内部の電路接続できるようなっている。
【0019】
そして前記器具本体には、図2に示すように電力線通信に用いる信号周波数帯域(例えば10kHz〜450kHz)X以上に対して高い入力インピーダンスZの特性を有するインピーダンスアッパ5を介して器具本体内の電路に接続された電源供給専用の第1のコンセント部4Bと、前記電源コード2に接続された器具本体内の電路に接続され、電力線通信用モデム(以下PLC<Power Line Communication>モデムという)内蔵ACアダプタ用として設けられた第2のコンセント部4Aと、PLCモデム6と、商用電源周波数(50/60Hz)を遮断するハイパスフィルタ機能を有し、PLCモデム6の電路接続端側と前記内部電路との間に介在するカプラ7と、PLCモデム6の通信端末側接続端に接続されハブ8と、前記インピーダンスアッパ5と前記コンセント部4Bとの間の電路から電力供給を受け、PLCモデム6及びハブ8に動作電源を供給する電源回路9とを内蔵し、コンセント部4A,4Bの各コンセント4a…,4b…の差し込み口と、ハブ8のモジュラコネクタのようなコネクタ8a…の差し込み口とを器具本体表面に夫々露出させることで電力線通信用配線器具1を構成している。
【0020】
PLCモデム6は、上述の通信周波数帯(10kHz〜450kHz)を利用して電力線上に重畳して送られてくる所定形式の電力線通信信号をカプラ7を介して受信して受信信号からデータ信号を復調する復調機能及び通信端末11側の送信データを変調して所定形式の電力線通信信号としてカプラ7を介して電路側へ送出する変調機能を備えた変復調回路60と、復調したデータ信号を所定のネットワークインターフェース(例えばイーサネット(登録商標))に対応したプロトコルでハブ8へ送り出す処理と、ハブ8を通じて前記プロトコルで送られてくるデータ信号を変復調回路60に渡すための処理とを行う制御回路61と、制御回路61で処理されるデータを一時保存するメモリとしてのバッファ62とで構成される。
【0021】
ハブ8は、前記イーサネット(登録商標)に対応したもので、通信端末11とPLCモデム6との間のデータ信号の授受と分岐とを行うインターフェース部を構成する。
【0022】
而して電力線通信に利用する電力線10に接続されているコンセント部100に電源プラグ3を接続すると、電力線10と本例の電力線通信用配線器具1の器具本体内の電路とが接続され、器具本体内のPLCモデム6及びハブ8は電源回路9から動作電源の供給を受けて動作を開始する。
【0023】
これによりハブ8のコネクタ8aにパーソナルコンピュータ等の通信端末11からの通信ケーブル12の先端のモジュラプラグのようなプラグ12aを接続すれば、通信端末11は、電力線10に接続された電力線通信対応の他の通信端末やサーバ等の間で、電力線通信を利用したデータ信号の授受が行えることになる。この際通信端末11の電源はコンセント部4Bのコンセント4bに通信端末11の電源プラグを接続することで供給される。
【0024】
ここでコンセント部4Bのコンセント4b…に、前記通信端末11や家庭用電気機器を含めた電気機器13の電源プラグ14を接続すれば、電気機器13には電力線10からの商用電源の電力が本例の電力線通信用配線器具1を介して供給されることになる。この場合、コンセント部4Bのコンセント4b…に夫々電気機器13が接続され、その合成インピーダンスが電力線通信に用いる通信周波数帯域に対して低インピーダンスとなっても、コンセント部4Bの前段の電路に挿入しているインピーダンスアッパ5によって、器具本体内の電路のインピーダンスが高インピーダンスに維持され、そのため電力線通信に影響を与えることがなく、安定した電力通信が行える。
【0025】
一方コンセント部4Aの前段にはインピーダンスアッパが設けられていないため、上述のようにコンセント部4Aを構成するコンセント4a…に一般の電気機器13の電源プラグ14を接続すると、複数の電気機器13の合成インピーダンスが通信周波数に対して低くなり、そのため電力線通信信号を減衰させてしまう恐れがある。
【0026】
そこで本例のコンセント部4Aは、PLCモデム内蔵ACアダプタ15を用いる通信端末16の電力供給と同時に電力線通信系統の接続を行うための専用コンセント部として使用される。
【0027】
尚PLCモデム内蔵ACアダプタ15は、商用電源電圧を通信端末16に対応した直流電源電圧に変換する電源回路(図示せず)と、商用電源周波数(50/60Hz)を遮断するハイパスフィルタからなるカプラを介して電路に接続されるPLCモデム(図示せず)とを内蔵したもので、電源回路の出力は電源用ケーブル17を通じて通信端末16の電源端子に接続されて情報通信端末1に電力を供給する。一方PLCモデムは所定形式の通信インターフェース(図示せず)を備え、この通信インターフェースは通信ケーブル18を介して通信端末16の通信用端子に接続され、電力線通信によって送受信されるデータ信号を通信端末16との間で授受できるようなっている。
【0028】
以上のようにして本例の電力線通信用配線器具1では、器具本体内の電路にインピーダンスアッパ5を介して接続されたコンセント部4Bを一般的な電気機器13への電力供給を行うコンセント部とすることで、電気機器13のインピーダンスが電力線通信に対して影響を及ぼすのを防ぎ、しかも電路に直接接続したコンセント部4Bを備えることで、PLCモデム内蔵ACアダプタ15を用いて通信端末16の動作電力の供給を行うと同時に電力線通信を行うことを可能としている。
【0029】
(実施形態1)
前記基本構成では、一般的な電気機器13を接続するコンセント部4Bと、PLCモデム内蔵ACアダプタ15の接続用コンセント部4Aとを夫々設けていたが、本実施形態は、図3に示すように一つのコンセント部4と、2極の切り替えスイッチSWとを用い、切り替えスイッチSWを接点a側に切り替えることでインピーダンスアッパ5を介さずに器具本体内の電路に直接接続した状態を、また接点b側に切り替えることでコンセント部4をインピーダンスアッパ5を介して器具本体内の電路に接続した状態とを設定できるようにしたものである。つまり前者の状態ではコンセント部4は基本構成のコンセント部4Aと同様にPLCモデム内蔵ACアダプタ15を接続するコンセント部として機能し、後者の状態ではコンセント部4Bと同様に一般の電気機器13を接続するためのコンセント部として機能することになり、ユーザの使用状況に応じて切り替えることで、コンセント部の数を減らし、電力線通信用配線器具1の小型化を可能としたものである。
【0030】
尚図中4cはコンセント部4を構成するコンセントである。またその他の構成要素は基本構成と同じであるので、同じ構成要素には同じ符号を付して機能及び動作の説明を省略する。
(実施形態2)
本実施形態は、実施形態1と同様に一つのコンセント部4を設けたものであるが、図4に示すようにコンセント部4はインピーダンスアッパ5’を介して器具本体内の電路と接続しているものである。そして本実施形態に用いるインピーダンスアッパ5’は、図5に示すように上述の信号周波数帯域(10kHz〜450kHz)Xに対しては少なくとも高い入力インピーダンス特性を示し、更に家庭用電気機器には影響を与えない高速用の電力線通信として利用される高い周波数帯域(例えば2MHz〜30MHz)Yにおいては低入力インピーダンス特性を示すバンドパスフィルタから構成される。
【0031】
つまり、低い周波数帯域Xを用いた電力線通信を行っている場合にはコンセント部4は、一般の電気機器13の電力供給用のコンセント部として使用される。この場合、低い周波数帯域利用のPLCモデム内蔵ACアダプタ15を接続しても電路側からの電力線通信信号はインピーダンスアッパ5でブロックされて受信することはできない。
【0032】
一方高速用の周波数帯域Y内の周波数が電力線搬送に用いられる場合、電路上に重畳した電力線通信信号はインピーダンスアッパ5’を通過することができるため、高速用の周波数帯域Yに対応したPLCモデム内蔵ACアダプタ15’をコンセント部4に接続することで、通信端末16を用いた電力線通信を行うことができ、同時に通信端末16への電力供給も可能となる。
【0033】
従って、低い周波数帯域Xを利用した電力線通信を行う場合には、コンセント部4は電気機器13に電力供給を行うためのコンセント部として機能し、高速用の周波数帯域Yを利用した電力線通信を行う場合には、対応したPLCモデム内蔵ACアダプタ15’を接続して通信端末16による電力線通信を可能とするコンセント部として機能する。
【0034】
(実施形態3)
前記実施形態1、実施形態2の電力線通信用配線器具1は自由に持ち運びができるテーブルタップ的な構成であったが、本実施形態は、図6に示すように一般のオフィスのフラットケーブルFCを用いたアンダーカーペット配線システムに対応させたものでタイルカーペット20の下に直接敷設されたフラットケーブルFCに直接接続されるもので、図7に示すように4個のコンセント4cを有するコンセント部4と、PLCモデム6、カプラ7、電源回路9、ハブ8、インピーダンスアッパ5とを器具本体1A内に内蔵し、フラットケーブルFCと器具本体1A内の電路とを接続するための直付固定器具21を備えている。
【0035】
尚本実施形態で使用するインピーダンスアッパ5としては、電力線通信に用いる周波数が低い周波数帯域(10kHz〜450kHz)の場合には、図2に示す特性を持つものを使用し、高い周波数帯域(2MHz〜30MHz)をも利用する場合には、図5に示す特性を持つものを使用する。従って前者の場合にはコンセント部4は基本構成のコンセント部4Bと同様に通信端末11や電気機器13への電力供給用のコンセント部として使用され、後者の場合には実施形態2のコンセント部4と同様に使用される。
【0036】
尚その他の構成要素で基本構成と同じ構成要素には同じ符号を付す。
【0037】
而して通信端末11を用いて電力線通信を行う場合には、通信端末11の通信ケーブル12の先端に設けたモジュラジャック(図示せず)を本実施形態の電力線通信用配線器具1のハブ8のモジュラコネクタ8aに接続するとともに、通信端末11の電源ケーブル19の先端に設けた電源プラグ(図示せず)をコンセント部4のコンセント4cに接続すれば、通信端末11の通信機能によるデータ授受は、ハブ8とPLCモデム6を介してフラットケーブルFCを含む電力線を通信路とする電力線通信により行える。
【0038】
そのため電力線と通信用の専用線を別々に敷設することなく、電力線のみでデータの授受が可能となり、電力線や専用線の敷設のためのコストを大幅に削減することができる。
【0039】
また、電力線と通信線が混在することが無くなり、シンプルなシステムを構築でき、電力線通信用配線器具1の敷設される場所では、電力の供給に加えてデータの送受信も可能になるので、負荷増設やレイアウトの変更も容易となる。
【0040】
また更に、インピーダンスアッパ5をコンセント4部の前に設けたので、インピーダンスの低い一般的な電気機器13や通信端末11の電源プラグ(図示せず)がコンセント部4に接続されても、電力線搬送に影響を与えることがない。電力線通信用配線器具1をフロアーケーブルに直接接続したので、各電気機器13は、必ず電力線通信用配線器具1のインピーダンスアッパ5を通過することとなり、安全性の高い通信を行える。
【0041】
(実施形態4)
本実施形態における基本構成は実施形態3と共通するために共通する部分については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0042】
則ち本実施形態は、実施形態3のように、タイルカーペット20の下にフラットケーブルFCを直接敷設したアンダーカーペット配線システムではなく、図7に示すように、フリーアクセスフロアー方式のアンダーカーペット配線システムで、VVFケーブルを用いた脱着可能な分岐配線システムに、電力線通信用配線器具1を取り付けた点に特徴がある。
【0043】
この分岐配線システムは、分電盤30から延びる電力線の主線31と、主線31に予め一定の間隔で取り付けられたジョイントボックス32を介して、主線31から延びる支線33とから、電力線が構成されている。支線33はコネクタにより、ジョイントボックス32と容易に脱着可能となっている。
【0044】
本実施形態の電力線通信用配線器具1は、レイアウトの変更がない場所には、主線31に直接取り付けられ、レイアウトの変更の可能性のある場所には、支線33を介してジョイントボックス32に脱着可能に取り付けられている。
【0045】
かかる電力線通信用配線器具1においては、パソコン等の通信端末11のレイアウトの変更が生じても、支線33をジョイントボックス32から取り外し、別のジョイントボックス32に取り付けるだけで良く、容易にレイアウトの変更が可能となる。
【0046】
尚、本発明は前記各実施形態に限定されず、本発明の技術思考の範囲において、各実施形態は適宜変更されうることは明らかであり、例えば通信端末11とPLCモデム6との間のデータ授受はイーサネット(登録商標)のようなネットワークインターフェースに対応するプロトコルを用いて行っているが、USBやIEEE1394等の所定の通信規格に基づいて行うようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電力線通信用配線器具は、電力線通信に用いる通信端末を接続するだけで電力線を用いた電力線通信が行え、しかも通信端末を含む電気機器の電力供給も、これらの通信端末や電気機器のインピーダンスが電力通信に影響を及ぼすことなく行え、通信路の配線が不要なため配線施工コストも低減できる。しかも、一つのコンセント部を、電力線通信用モデム内蔵ACアダプタを用いて電力線通信を行う場合と電気機器への電力供給を行う場合とに使い分けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】:基本構成の電力線通信用配線器具を示す回路構成図である。
【図2】:基本構成のインピーダンスアッパのインピーダンス特性図である。
【図3】:実施形態1の電力線通信用配線器具を示す回路構成図である。
【図4】:実施形態2の電力線通信用配線器具を示す回路構成図である。
【図5】:実施形態2のインピーダンスアッパのインピーダンス特性図である。
【図6】:実施形態3を示す説明図であり、電力線通信用配線器具がアンダーカーペット配線システムに取り付けられた状態を示す図である。
【図7】:実施形態3の電力線通信用配線器具を示す回路構成図である。
【図8】:実施形態4を示す説明図であり、電力線通信用配線器具がアンダーカーペット配線システムに取り付けられた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 電力線通信用配線機器
2 電源コード
3 電源プラグ
4A,AB コンセント部
4a,4b コンセント
5 インピーダンスアッパ
6 PLCモデム
7 カプラ
8 ハブ
9 電源回路
10 電力線
11、16 通信端末
15 PLCモデム内蔵ACアダプタ
100 コンセント部
Claims (4)
- 電力線に接続される器具本体内の電路に接続した入力端における入力インピーダンス特性が少なくとも電力線通信に用いる所定の周波数帯域に対して高く、商用電源周波数に対しては低いインピータンスアッパと、
前記電力線と前記器具本体内の電路とを介して取り込んだ電力線通信信号を受信復調する機能と電力線通信を行う通信端末からデータ信号を電力線通信信号に変調して器具本体内の電路上に送出する電力線通信用モデムと、
前記器具本体内の電路と前記電力線通信用モデムの電路側接続端との間に介在し、商用電源周波数を遮断するカプラと、
前記インピーダンスアッパを介して前記器具本体内の電路に電源接続端が接続されている状態で電気機器への電源供給用となる第1のコンセント部と、
前記通信端末と前記電力線通信用モデムとの間の双方向のデータ信号の授受の仲介を行うインターフェース部とを少なくとも備え、
前記第1のコンセントの電源接続端は、切り替えスイッチにより前記インピーダンスアッパの出力端と、前記器具本体内の電路との間で切り替え接続されることを特徴とする電力線通信用配線器具。 - 前記器具本体内の電路に電源接続端が直接接続された第2のコンセント部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電力線通信用配線器具。
- 前記インピーダンスアッパは、前記所定の通信周波数帯域より高く、家庭用電気機器に対して影響を与えない周波数帯域で設定される別の通信周波数帯域に対して、入力インピーダンスが低い特性を持つものであることを特徴とする請求項1記載の電力線通信用配線器具。
- 前記器具本体内の電路を、電力線用として敷設されるアンダーカーペット配線システムのフロアーケーブルに直接接続することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の電力線通信用配線器具。
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