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JP4100280B2 - 端子金具 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
端子金具には、以下の特許文献1に示すように、基板用コネクタのコネクタハウジングに取付けられるものがある。この端子金具は、方形板状をなす端子本体と、この端子本体の後端縁からほぼ直角に延出される基板取付部とからなる。端子本体はコネクタハウジングに保持され、基板取付部はコネクタハウジングから外部へ突出される。基板取付部は櫛状に分岐した複数の差込ピンにより構成され、コネクタハウジングを回路基板に固定すると、各差込ピンが回路基板に設けたスルーホールに個別に挿入される。挿入された差込ピンは、半田付けにより回路基板の回路に一体的に接続される。端子金具を製造するには、導電性金属板を打ち抜くことで差込ピンを横並び状に形成し、各差込ピンの基端部を端子本体の平面方向とほぼ直角に折り曲げるようにする。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−106696号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
導電性金属板を打ち抜いたあと互いに隣り合う差込ピンの間には、細長い帯形片(参考までに本発明の実施形態の比較例を図4の(B)に示す。このうち特に網掛け部分を参照)が残留することになる。しかるに、かかる残留帯状片は二次使用されることなく廃棄処分されるから、その分だけ成形材料が無駄となってコスト高となる懸念がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、成形材料の無駄をなくすことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、導電性金属板を打ち抜いて折り曲げてなる端子金具であって、幅方向に一対の翼片が張り出して形成された第1接点部と、この第1接点部の長さ方向の端縁からその端縁の幅寸法よりも狭い幅寸法をもって長さ方向へ突出する第2接点部とを備え、前記第2接点部は、その長さ方向の途中位置に設けられた連結板を介して前記第1接点部の平面方向と交差する方向に折り曲げられ、前記第1接点部の前記端縁から突出してこの第1接点部と前記連結板との間に位置する突出部と、前記連結板より先端側に位置する複数本の脚部とを有しており、前記導電性金属板を打ち抜いたときに、前記第2接点部は、前記第1接点部の前記端縁の幅寸法内に収まるように配置され、かつ、前記脚部は、前記連結板から前記第1接点部側へ折り返し状に延出されることで前記突出部と幅方向に交互に並ぶとともに、前記第2接点部の幅方向の両側には前記両翼片と向かい合うようにして前記脚部が配置される構成としたところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
導電性金属板を打ち抜いたときに、第2接点部は、第1接点部の端縁の幅寸法内に収まるように連結板から第1接点部側へ幅方向に折り返された状態にあるから、金属板の打ち抜き後に第2接点部の両側外方のスペースが有効利用されるとともに第2接点部のうち連結板よりも先端側の部分を形成するための材料を別に確保する必要がない。その結果、成形材料の無駄をなくすことができる。
また、連結板の屈曲変形に伴い各脚部を所定姿勢へと誘導することができ、成形が容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図7によって説明する。なお、以下においては、図1及び図2の左側を前方として説明する。
本実施形態の端子金具10は、図6及び図7に示すように、基板用コネクタ50のコネクタハウジング51に取付けられるものであり、コネクタハウジング51には、略角筒状をなす2個のフード部52が横方向に並設され、各フード部52には相手側コネクタ(図示せず)が嵌合可能とされている。
【0010】
端子金具10は、図1に示すように、導電性金属板を所定形状に打ち抜いて曲げ加工することにより全体として略L字形に成形され、方形平板状の第1接点部11と、この第1接点部11の後端縁からその幅寸法よりも狭い幅寸法をもって長さ方向へ突出する第2接点部12とを備えている。
【0011】
第1接点部11は、その全体が圧入などによってコネクタハウジング51に貫通保持され、その前端部がフード部52内に突出して相手側端子金具(図示せず)と嵌合可能とされている。第1接点部11の先端部の上下両面には面取り11Aがなされ、コネクタハウジング51への挿通が容易なようにしてある。また、第1接点部11の後端部には、幅方向に一対の翼片11Bが張り出し形成されており、コネクタハウジング51内において端子金具10のそれ以上前方への移動を規制している。
【0012】
第2接点部12は、第1接点部11の後端縁の幅方向に関する途中位置から第1接点部11の平面方向に沿いつつ長さ方向へ延出される複数本(図示実施形態の場合は2本)の突出部13と、各突出部13の後端縁にて第1接点部11の平面方向に沿いつつ各突出部13をその並び方向に横切る連結板14と、この連結板14から第1接点部11の平面方向とほぼ直交する方向に延出される複数本(図示実施形態の場合は3本)の脚部15とから構成されている。各突出部13と各脚部15とは、それぞれ、連結板の14の長さ方向に沿って交互に配されている。
【0013】
端子金具10がコネクタハウジング51に取付けられると、第2接点部12は、コネクタハウジング51の後端面から後方へ突出して外部に露出した状態とされる。また、各脚部15は、回路基板(図示せず)に形成されたスルーホールに個別に挿入されて半田付けなどにより回路基板に固定され、もって回路基板の回路に接続されるようになっている。このように1つの端子金具10に対して複数の接続箇所を設けることで接続部分における接触信頼性の向上を図っている。なお、各脚部15の先端部の外周には、スルーホールへの挿通を案内する面取り15Aがなされている。
【0014】
ところで、各突出部13の幅寸法は、各脚部15の幅寸法よりも大とされ、各突出部13の剛性が確保されるようにしてある。また、各脚部15において隣り合うもの同士の間隙は、各突出部13の幅寸法よりも僅かに大とされてその間隙内に各突出部13が配されるようになっている。そして、連結板14の長さ寸法は、第1接点部11の後端縁のうち翼片11Bを除いた部分の幅寸法とほぼ同一とされている。
【0015】
本実施形態の端子金具10を製造するには、まず導電性金属板を打ち抜いて、図4の(A)に示す端子素片10Aを形成する。端子素片10Aにおける第2接点部12は、第1接点部11の長さ方向の後端縁から後方へ向けて突出する複数本(図示実施形態の場合は2本)の突出部13と、各突出部13の後端縁をその並び方向に横切る連結板14と、この連結板14から第1接点部11側へ向けて折り返し状に延出されることで各突出部13と幅方向に交互に並んで配される複数本(図示実施形態の場合は3本)の脚部15とからなり、これらが第1接点部11の後端縁の幅寸法内に収まっている。
【0016】
ここで、図4の(A)、(B)の網掛け部分は、導電性金属板のうち打ち抜き後に廃棄される部分を示している。これから明らかなように、本実施形態(図4の(A)の網掛け部分)の場合は、比較例(図4の(B)の網掛け部分)と比べて、廃棄される部分が少量で済んでいることがわかる。また、本実施形態の場合には、各脚部15が連結板14から第1接点部側へ向けて折り返し状に延出されているから、各脚部15が突出部12と同軸上に後方へ延出されている比較例と比べると、図5の間隔Dに相当する部分の材料を使わずに済む。
【0017】
その後、端子素片10Aは、連結板14の屈曲変形を伴いつつ各脚部15が水平姿勢から垂直姿勢へと変位されることで端子金具10に誘導される。各脚部15は、連結板14を介して互いに連繋されているから、1本の脚部15が変位されることで残りが追従して変位され、成形が容易となる。なお、連結板14は屈曲変形に伴い上方へ僅かにせり上げられる。
【0018】
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、端子金具10のコネクタハウジング51への取付けと前後して第2接点部12を連結板14から第1接点部11の平面方向とほぼ直交する方向へ折り曲げる。続いて、コネクタハウジング51を回路基板の所定位置に固定し、各脚部15を対応するスルーホールに個別に挿入する。そして、各脚部15を回路基板に半田付けして回路基板の回路と端子金具10の第2接点部12側とを接続する。この接続が完了したら、コネクタハウジング51に相手側コネクタハウジングを嵌合するとともに相手側端子金具と端子金具10の第1接点部11側とを接続し、もって通電可能な状況とする。
【0019】
上述のように、本実施形態では、導電性金属板を打ち抜いたときに、第2接点部12が、第1接点部11の後端縁の幅寸法内に収まるように連結板14から第1接点部11側へ幅方向に折り返された状態にあるから、導電性金属板を打ち抜いたあと第2接点部12の両側外方のスペースが有効利用されるとともに第2接点部12のうち連結板14よりも先端側の部分を形成するための材料を別に確保する必要がなく、成形材料の無駄をなくすことができる。
【0020】
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態の端子素片10Cを示している。第2実施形態の端子金具10Bは、第1実施形態と比べて幅狭に形成された第1接点部11を備えるとともに、この第1接点部11の後端縁における幅方向のほぼ中央位置から長さ方向へ突出する第2接点部12を備えている。
【0021】
第2実施形態の端子素片10Cにおける第2接点部12は、1本の突出部13と、その後端縁にて幅方向に延出された連結板14と、この連結板14の両端部から第1接点部11側へ向けて突出部13とほぼ平行に延出された2本の脚部15とからなり、これらが第1接点部11の後端縁の幅寸法内に収まっている。端子金具10Bは、端子素片10Cにおいて水平姿勢にある各脚部15を垂直姿勢へ変位させることで形成される。そして、この端子金具10Bは、図7に示すように、第1実施形態と同じ基板用コネクタ50のコネクタハウジング51に取付けられ、該基板用コネクタ50をハイブリッド化する。
【0022】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0023】
(1)本発明においては、第2接点部がその長さ方向の途中で第1接点部の平面方向と交差する方向に折り曲げられていればよく、必ずしも第1接点部の平面方向とほぼ直交していなくともよい。
【0024】
)本発明においては、基板用コネクタのコネクタハウジングに取付けられるものに限らず、その他の中継端子やバスバーとしても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の端子金具を示す斜視図
【図2】側面図
【図3】背面図
【図4】(A)導電性金属板を打ち抜いたときの状態を示す平面図
(B)比較例を示す平面図
【図5】(A)端子素片を示す斜視図
(B)比較例を示す斜視図
【図6】基板用コネクタのコネクタハウジングの断面図
【図7】正面図
【図8】本発明の第2実施形態の端子素片を示す平面図
【符号の説明】
10,10B…端子金具
11…第1接点部
12…第2接点部
14…連結板
15…脚部
50…基板用コネクタ
51…コネクタハウジング

Claims (1)

  1. 導電性金属板を打ち抜いて折り曲げてなる端子金具であって、
    幅方向に一対の翼片が張り出して形成された第1接点部と、この第1接点部の長さ方向の端縁からその端縁の幅寸法よりも狭い幅寸法をもって長さ方向へ突出する第2接点部とを備え、
    前記第2接点部は、その長さ方向の途中位置に設けられた連結板を介して前記第1接点部の平面方向と交差する方向に折り曲げられ、前記第1接点部の前記端縁から突出してこの第1接点部と前記連結板との間に位置する突出部と、前記連結板より先端側に位置する複数本の脚部とを有しており、
    前記導電性金属板を打ち抜いたときに、前記第2接点部は、前記第1接点部の前記端縁の幅寸法内に収まるように配置され、かつ、前記脚部は、前記連結板から前記第1接点部側へ折り返し状に延出されることで前記突出部と幅方向に交互に並ぶとともに、前記第2接点部の幅方向の両側には前記両翼片と向かい合うようにして前記脚部が配置されることを特徴とする端子金具。
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