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JP4100356B2 - 回路遮断器の付属装置 - Google Patents
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JP4100356B2 - 回路遮断器の付属装置 - Google Patents

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Description

この発明は、回路遮断器、特に1極分の開閉機構および過電流引きはずし素子を具備した単極用遮断器、またはこの単極用遮断器を複数個積層した多極用遮断器の側面に配設され、回路遮断器の動作に連動した複数のスイッチを内蔵する回路遮断器の付属装置に関し、詳しくはこのスイッチの機能を、回路遮断器が過電流引きはずし動作したことを示す警報信号出力、または回路遮断器の接点の導通・非導通を示す補助信号出力とで切り換えることができる機能を備えた回路遮断器の付属装置に関する。
複数、例えば2組のスイッチでは、c接点出力となる端子に接続されたそれぞれの板バネが、それぞれの回動部材を介して、a接点出力またはb接点出力となる固定接触子に、回路遮断器の動作に応じて、接離を繰り返しているが、このとき、回路遮断器の開閉機構部、または操作ハンドルに連動した一方の回動部材は補助スイッチとして機能し、他方の回動部材が一方の回動部材と連結されていれば同様に補助スイッチとして、また一方の回動部材と連結していなければ警報スイッチとして、それぞれ機能している。従来の回路遮断器の付属装置においては、この他方の回動部材の機能切換、つまり一方の回動部材との連結・非連結が、使用者が外部から操作できる切換つまみが他方の回動部材と連動していることで行われるとともに、他方の回動部材の、一方の回動部材への非連結時に、回路遮断器の過電流引きはずし動作を他方の回動部材に伝えるための第三の回動部材を介在させておく必要があった。(例えば、特許文献1参照。なお、この特許文献1では、前述の一方の回動部材、他方の回動部材、第三の回動部材、および切換つまみは、それぞれ回転板、中間レバー、表示レバー、および選択器と称されている。)。
欧州公開特許公報1065691(段落番号0012〜0018)
従来の回路遮断器の付属装置では、中間レバーの回転板に対する連結・非連結が、外部から操作する選択器に設けた突起に中間レバーの貫通孔を嵌合させ、さらにこの突起が回路遮断器の付属装置の外郭となるカバーおよびベースの内壁を擦りながら移動することで行われており、その結果、部品同士の摺動による部品の摩耗が懸念されるという欠点があった。また、中間レバーと回転板の非連結時、つまり中間レバーが警報スイッチとして機能するときには、回路遮断器の状態変化を回転板に代わってこの中間レバーに伝えるとともに、回路遮断器の開閉操作ではトリップ操作部と係合することにより動作が拘束される表示レバーが必要となるが、この表示レバーは、回動中心と中間レバーとの連結部の距離が、回動中心とトリップ操作部との係合部の距離に対し、垂直方向に約2倍となるような形状を有しており、その結果、大形な部品を追加せざるを得ないという課題を抱えていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、大形な部品を追加することなく、かつ部品同士の摺動を極力減らした、2組の補助スイッチの組み合わせ、および1組の補助スイッチと1組の警報スイッチの組み合わせのどちらかを選択できる回路遮断器の付属装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る回路遮断器の付属装置においては、板バネを可動せしめる他方の回動部材の動きを、簡略形状を有する拘束部材によって拘束または解除することで、板バネの機能を警報または補助スイッチとするとともに、切換部材が警報スイッチ側に設定された場合、上記回路遮断器が開状態のときに上記拘束部材が上記他方の回動部材と係合し、かつ上記拘束部材と上記他方の回動部材との第一係合部が、上記他方の回動部材の回動中心の近傍に位置するように構成されたものである。
この発明は、以上説明したように、回路遮断器の側面に配設され、上記回路遮断器に具備された開閉機構部、または上記回路遮断器の操作ハンドルの位置に応じて回動する一方の回動部材と、上記一方の回動部材の変位に追従する他方の回動部材と、一端に可動接点を有し、他端がc接点出力となる端子に接続され、上記一方および他方の回動部材の回動に連動するそれぞれの板バネと、上記可動接点と接離し、a接点出力およびb接点出力するための一対の固定接点を有する2組の固定接触子、上記一方および他方の回動部材、並びにこれら回動部材に対応する上記板バネより構成され、上記回路遮断器の接点の導通・非導通を外部に知らしめる2組の補助スイッチと、上記補助スイッチのいずれか1組を、上記回路遮断器が過電流引きはずし動作したことを外部に知らしめる警報スイッチとして機能させることができる切換部材と、この切換部材が警報スイッチ側に設定された場合、上記回路遮断器が開状態のときに、上記他方の回動部材の回動を拘束する拘束部材とを備えた回路遮断器の付属装置において、上記拘束部材には、上記他方の回動部材との第一係合部、およびハンドルとの第二係合部を成す突起部がそれぞれ設けられ、かつ、上記第一係合部は、上記他方の回動部材ならびに上記拘束部材の回動の拘束を、また、上記第二係合部は、上記拘束部材の回動の拘束を、それぞれせしめるために上記拘束部材の回動中心の近傍に位置するとともに、上記第二係合部が、上記拘束部材の回動中心に対し上記第一係合部と反対側に設けられているように構成したので、大形な部品を追加することなく、かつ部品同士の摺動を極力減らした回路遮断器の付属装置を得ることができる。





図1は回路遮断器の付属装置(以下、付属装置と略す)101を単極用遮断器(以下、本体と略す)151の左側面に取り付けた外観斜視図、図2〜図5は、付属装置101のカバー1を外し、図1紙面上A方向から見た付属装置101の内部構造図であり、詳しくは、図2は本体151が閉(以下、ONと略す)状態、図3は本体151がトリップ状態、図4は本体151が開(以下、OFFと略す)状態、図5は本体151が開状態で、かつ警報スイッチ設定時におけるトリップボタン押動時を示し、さらに枝番(a)(b)はそれぞれ、(a)が補助スイッチ設定時、(b)が警報スイッチ設定時を表している。
図1において、電路の過電流を検出したとき、開閉機構部を開動作させ、過電流を遮断する周知の本体151の操作ハンドル51と付属装置101のハンドル3は図示しないピンなどによって連結されており、操作ハンドル51の手動によるONおよびOFF操作にハンドル3が連動している。また、本体151のフタ52は左側面にも設けられており、このフタ52を外し、図示しないトリップカムを本体151に挿入することで、やはり図示しない本体151の開閉機構部の過電流引きはずし動作に伴うトリップカムの変位が付属装置101のラッチ11に伝わり、付属装置101は本体151と同様、トリップ状態(図3(a)(b)参照)となる。なお、紙面上、上側が電源側端子53、下側が負荷側端子(図示せず)であることから、操作ハンドル51およびハンドル3はOFF状態(図4(a)(b)参照)を示しているが、仮に切換つまみ5が警報スイッチ側に設定(図4(b)参照)されていれば、この状態でトリップボタン4を押すことでスイッチS103の接点が切り替わるとともに、回動部材S28の一端に設けられた図示しない表示部およびリセットつまみ28eが、紙面上、上方向に移動(図5参照)する。
図2において、(a)と(b)は切換つまみ5の設定位置が異なる以外は同一である。図示しない本体151の操作ハンドル51のON操作に伴い、ベース2に設けた第一の突起部2aに嵌入されたハンドル3が、この第一の突起部2aを回動中心として時計方向に回動するが、これに従動して、リンク9を介してハンドル3と連結され、かつ回動部材F18の第三の突起部18cに嵌入されたカケガネ10が、ラッチバネ17によってラッチピン14を中心に反時計方向に付勢されているラッチ11により拘束されていることで、回動部材F18がラッチピン14を回動中心として反時計方向に回動する。この回動により、回動部材F18の第一の突起部18aが、c接点出力となる端子F22に一端が接続された板バネF20と衝突し、この板バネF20は紙面上、右方向に移動する。このとき第一の突起部2a、ハンドル3とリンク9を連結するリンクピン12、およびリンク9とカケガネ10を連結するカケガネピン13が一直線上に並び(このことを以下、力線と呼ぶ)、なおさらにハンドル3が時計方向に回動され、リンクピン12の位置が力線を越える、つまり、紙面上、第一の突起部2aとカケガネピン13を結ぶ線より左側にリンクピン12が位置すると、引きバネであるメインバネF19により、回動部材F18が図に示した位置に保持される。したがって、回動部材F18、板バネF20、可動接点F21、端子F22、固定接触子a23、固定接点a24、固定接触子b25、および固定接点b26で構成される補助スイッチであるスイッチF102の投入が完了、換言すれば、板バネF20の他端に具備された可動接点F21が、a接点出力となる固定接触子a23に具備された固定接点a24と接触することで、外部に本体151がONである旨の電気信号を出力することができる。以下、a接点が出力されることを投入、b接点が出力されることを開放と、便宜上、呼ぶこととするとともに、スイッチF102は前述の通り補助スイッチの機能として固定されているため、後述するスイッチS103を構成する部品と区別するためにも、スイッチF102を構成する部品などに、その部品名にFIXATIONの頭文字Fを添えることとする。なお、第一の突起部18aは、可動接点F21の固定接点a24に対する接触圧力を生み出している。また、請求項で述べている「一方の回動部材」とは、この回動部材F18のことである。
回動部材F18には第四の突起部18dが設けられており、この第四の突起部18dと引きバネであるメインバネS29により時計方向に付勢されている回動部材S28が係合していることにより、前述した回動部材F18の反時計方向の回動に追従して、この回動部材S28もベース2の第二の突起部2bを回動中心として反時計方向に回動する。この回動により、回動部材S28の第一の突起部28aが、c接点出力となる端子S32に一端が接続された板バネS30と衝突し、この板バネS30は紙面上、右方向に移動し、回動部材S28が図に示した位置に保持される。したがって、回動部材S28、板バネS30、可動接点S31、端子S32、固定接触子c33、固定接点c34、固定接触子d35、および固定接点d36で構成されるスイッチS103の投入が完了、換言すれば、板バネS30の他端に具備された可動接点S31が、a接点出力となる固定接触子c33に具備された固定接点c34と接触することで、外部に本体151がONである旨の電気信号を出力することができる。なお、第一の突起部28aは、可動接点S31の固定接点c34に対する接触圧力を生み出している。また、請求項で述べている「他方の回動部材」とは、この回動部材S28のことである。
以上の説明は、スイッチS103が補助スイッチに設定、即ち、図2(a)に示すように切換つまみ5に設けた矢印が、紙面上、左斜め45度に向いている状態を示している。図2(b)に示すように切換つまみ5に設けた矢印が、紙面上、右斜め45度に向いた、警報スイッチ設定時においても、冒頭述べたように、一連の動作に変化はないが、可動接点S31が、b接点出力となる固定接触子c33に具備された固定接点c34と接触することで、外部に本体151はトリップしていない、つまりONまたはOFFである旨(この場合は、前述のスイッチF102の出力よりONであることがわかる)の電気信号を出力することから、スイッチS103の動作は言葉上、開放となる。このように、スイッチS103は補助スイッチ、もしくは警報スイッチの機能として選択できるため、前述したスイッチF102を構成する部品と区別するためにも、スイッチS103を構成する部品などに、その部品名にSELECTIONの頭文字Sを添えることとする。なお、請求項で述べている「切換部材」とは、前述した切換つまみ5のことである。
次に、本体151に過電流が流れて、本体151がトリップした場合の動作を図3に基いて説明する。なお、図3においても、(a)と(b)は切換つまみ5の設定位置が異なる以外は同一である。前述したように、本体151の開閉機構部の過電流引きはずし動作に伴い、本体151から突出した図示しないトリップカムが変位し、この変位に連動し、ラッチ11がラッチピン14を回動中心として、図2に示す位置より時計方向に回動する。すると、カケガネ10はその拘束を解かれるので、回動部材F18の保持解除、即ち、カケガネ10が回動部材F18の第三の突起部18cを回動中心として、図2に示す位置より反時計方向に回動し力線を越えることで、メインバネF19によって、回動部材F18は時計方向に回動する。この回動により、スイッチF102が開放、つまり、回動部材F18の第二の突起部18bが、板バネF20を紙面上、左方向に押し、可動接点F21がb接点出力となる固定接触子b25に具備された固定接点b26と接触することで、外部に本体151がONでない旨(スイッチF102は補助スイッチのため、このスイッチだけでは、トリップかOFFかは判別できない)の電気信号を出力することができる。と同時に、ハンドル3およびリンク9はフリー状態となるが、ハンドル3はハンドルバネ15により常に反時計方向に付勢されているため、直ちにハンドル3は反時計方向に回動し、図に示すようにOFF位置となるとともに、リンク9を介してハンドル3と連結されているカケガネ10も、ラッチ11を押し上げながら、図に示す位置となる。ここで、ラッチ11はラッチバネ17によって反時計方向に付勢されるため、カケガネ10は直ちにラッチ11によって拘束される。なお、第二の突起部18bは、可動接点F21の固定接点b26に対する接触圧力を生み出している。
ハンドル3の反時計方向の回動により、このハンドル3の凹部3aと第一の突起部8aとで係合しているトリップバー8(図2参照)が、トリップバーバネ16によって時計方向に付勢されていることから、ベース2の第三の突起部2cを回動中心として時計方向に回動しようとするが、この回動の前に、前述した回動部材F18の時計方向の回動によって、この回動部材F18の第四の突起部18dとの係合が解除された回動部材S28が、メインバネS29によって、同様に時計方向に回動する。したがって、回動部材S28の第三の突起部28cによりトリップバー8は拘束される。この回動部材S28の回動により、補助スイッチに設定されていた場合には、スイッチS103が開放、つまり、回動部材S28の第二の突起部28bが、板バネS30を紙面上、左方向に押し、可動接点S31がb接点出力となる固定接触子d35に具備された固定接点d36と接触することで、外部に本体151がONでない旨の電気信号を、あるいは警報スイッチに設定されていた場合には、スイッチS103が投入、つまり、可動接点S31がa接点出力となる固定接触子d35に具備された固定接点d36と接触することで、外部に本体151がトリップした旨の電気信号を、それぞれ出力することができる。なお、第二の突起部28bは、可動接点S31の固定接点d36に対する接触圧力を生み出している。また、請求項で述べている「第二係合部」とは、前述したトリップバー8の第一の突起部8aとハンドル3の凹部3aとの係合部、および「拘束部材」とは、このトリップバー8のことである。
また、回動部材S28の時計方向の回動により、この回動部材S28の一端に設けた表示部28dが、ベース2に設けた表示窓2dの紙面上、下に移動することで、補助スイッチに設定されていた場合には、本体151がONではない、つまり導通がないことを、警報スイッチに設定されていた場合には、本体151がトリップしたことを、それぞれ外部から視認することができる。このように、回動部材S28の回動を外部から視認できる表示部28dを一体成型により設けたので、部品点数も少なくシンプルな構成となる。
一般に、回路遮断器に過電流などが流れてトリップした際、具備された警報スイッチを介してランプやブザーによって、その異常を電気管理者などに知らせるようにしている。このとき、電気管理者などは早急に過電流に至った理由を調査する訳であるが、時として耳障りなブザーを早く消したい、即ち、スイッチS103を直ちに開放して警報スイッチをリセットさせたいという要求がある。本発明に係る回路遮断器の多くは、操作ハンドルのポジションとしてONおよびOFFしかなく、したがって、本体151の操作ハンドル51を時計方向に回動、つまり、図3(b)から図2(b)に移行(所謂、ON操作)させることで、警報スイッチであるスイッチS103を開放することができるものの、過電流トリップの原因が掴めないままでのON操作は得策とは言い難い。
そこで、警報スイッチ設定時においては、回動部材S28の表示部28dの近傍に設けたリセットつまみ28eを図3(b)に示す位置から反時計方向に移動させることで、スイッチS103を開放することができる。この開放に至る動作を以下の通り説明する。前述したように、トリップバー8はトリップバーバネ16によって時計方向に付勢されているため、リセットつまみ28eにより反時計方向に回動部材S28を回動させると、トリップバー8に設けた第二の突起部8bと切換つまみ5に設けた突起部5aが干渉しないことと相俟って、トリップバー8は時計方向に回動する。すると、トリップバー8に設けた第三の突起部8cが、紙面上、回動部材S28の第三の突起部28cの下側に入り込み(後述する図4(b)参照)、回動部材S28は保持される。したがって、スイッチS103が開放、つまり、可動接点S31がb接点出力となる固定接触子c33に具備された固定接点c34と接触することで、外部に本体151をリセットしたことと同等の電気信号を出力、換言すれば、トリップ信号の出力を停止することができる。このように、回動部材S28を外部からリセットできるリセットつまみ28eを一体成型により設けたので、部品点数も少なくシンプルな構成となる。なお、請求項で述べている「第一係合部」とは、前述したトリップバー8の第三の突起部8cと回動部材S28の第三の突起部28cとの係合部のことである。
続いて、トリップ状態(前述のリセット操作も含む)からのONに至る動作を説明する。前述したように、カケガネ10はラッチ11に拘束されているため、図示しない本体151の操作ハンドル51のON操作により、回動部材F18および回動部材S28は反時計方向に回動する。この回動により、やはり前述したように、トリップバー8はその拘束を解除されるので、時計方向に回動しようとする。このとき、補助スイッチに設定されていた場合は、図3(a)からもわかるように、トリップバー8の第二の突起部8bが切換つまみ5の突起部5aと衝突し、これ以上の時計方向の回動が阻止され、さらに、ハンドル3の時計方向の回動により、第一の突起部8aと凹部3aが係合するため(図2(a)参照)、トリップバー8は若干、反時計方向に戻される。このため、トリップバー8の位置は、図2(a)と図3(a)とではほとんど同じである。
また、警報スイッチに設定されていた場合は、図3(b)からもわかるように、第二の突起部8bは突起部5aと衝突しないので、前述した補助スイッチ設定時に比べ、トリップバー8はさらに時計方向に回動するが、やはり、第一の突起部8aと凹部3aが係合するため(図2(b)参照)、トリップバー8は反時計方向に戻されることで、その位置は、図2(b)と図3(b)とではほとんど同じである。さらに前述したリセット操作、即ち、既に回動部材S28が切り換わった状態(後述する図4(b)参照)においても、同様に第一の突起部8aと凹部3aが係合することで、やはりトリップバー8は反時計方向に回動し、図2(b)に示す位置となる。ここで、回動部材F18の第四の突起部18dがトリップバー8に代わって、メインバネS29によって時計方向に回動しようとする回動部材S28を引き続き保持するので、前述したトリップバー8の反時計方向への回動による回動部材S28への保持解除で、回動部材S28が元に戻る、つまり、表示部28dが表示窓2dの紙面上、下に移動することはない。なお、補助あるいは警報スイッチ設定とも、ON操作完了に伴う、スイッチF102およびスイッチS103の動作説明は重複するので省略する。
続いて、図示しない本体151の操作ハンドル51のOFF操作に伴う動作を図4に基いて説明する。ハンドル3が反時計方向に回動され力線を越えることで、回動部材F18の保持が解除され、メインバネF19によって回動部材F18が時計方向に回動し、可動接点F21がb接点出力となる固定接触子b25に具備された固定接点b26と接触することで、外部に本体151がONでない旨(スイッチF102は補助スイッチのため、このスイッチだけでは、トリップかOFFかは判別できない)の電気信号を出力することができるのは、(a)(b)とも同様である。なおこのとき、カケガネ10はラッチ11に拘束されたまま移動するので、OFF操作完了時点でのカケガネ10およびラッチ11の位置は図3と変わらない。このように、スイッチF102の一連の動作は、(a)(b)とも同じである。
一方、スイッチS103の動作については、その機能の設定の違いにより変化が生じるので、それぞれについて説明する。前述の通り、ハンドル3の反時計方向への回動に連動して、トリップバー8が時計方向に回動を始める(図2(a)(b)参照)。ここで、補助スイッチに設定されていた場合には、図4(a)に示すように、トリップバー8の第二の突起部8bが切換つまみ5の突起部5aと干渉し、トリップバー8の時計方向の回動が阻止されるとともに、回動部材F18の時計方向の回動により回動部材S28の保持が解除されることで、メインバネS29によって時計方向に回動された回動部材S28の第三の突起部28cにより、トリップバー8は若干、反時計方向に戻され、図2(a)とほとんど同じ位置となる。この回動部材S28の回動により、スイッチS103が開放、つまり、可動接点S31がb接点出力となる固定接触子d35に具備された固定接点d36と接触することで、外部にやはり本体151がONでない旨の電気信号を出力することができる。然るに、この図4(a)は、そのOFF操作過程におけるカケガネ10の拘束有無を除けば、図3(a)と全く同一である。なお、図4(a)に示すように、ラッチ11は回動部材F18と側板27によって挟持されており、これは図4(a)以外の他の図(図1は除く)も同様であるが、カケガネ10やラッチ11の動きをわかり易くするために、この図4(a)以外では、その表示を省略している。
また、警報スイッチに設定されていた場合には、図4(b)に示すように、第二の突起部8bは突起部5aとは干渉しないため、トリップバー8はさらに時計方向の回動を続ける。すると、回動部材F18の時計方向の回動により、保持解除された回動部材S28も時計方向に回動しようとするが、この回動の前に、第三の突起部28cの紙面上、下部にトリップバー8の第三の突起部8cが入り込み係合しているため、これ以上回動部材S28が回動することはない。なお、回動部材S28は以上の説明より、若干時計方向に回動しているが、第一の突起部28aにより充分な接触圧力を可動接点S31に与えているので、可動接点S31はb接点出力となる固定接触子c33に具備された固定接点c34より開離することなく、したがって、引き続き、スイッチS103の開放継続、つまり外部に本体151はトリップしていない旨の電気信号を継続して出力することができ、前述したスイッチF102による導通していない旨の信号出力と合わせ、本体151が手操作によってOFFされたことを知ることができる。
以上、説明したように、補助あるいは警報の両スイッチに使い分けができる回動部材S28を、その回動中心を変えずに、警報スイッチ設定時におけるOFF操作での拘束、あるいはON操作およびトリップ時の拘束解除を、トリップバー8のみで実現している。しかも、回動部材S28の拘束に不可欠なハンドル3との連動を簡略な形状、具体的には、トリップバー8の回動中心からほぼ左右方向の近傍に配した第一の突起部8aおよび第三の突起部8cで構成したことにより、部品同士の摺動を極力減らしつつ、ハンドルの動きをスムーズに回動部材S28に伝えている。さらには、補助スイッチ設定時におけるトリップバー8の拘束を、やはり簡略形状を有する切換つまみ5によって行なっている。したがって、大形な部品を追加することなく、部品点数も少ないシンプルな構成で、しかも耐久回数面においても、比較的信頼性の高いスイッチが得られる。また、図4(b)からもわかるように、警報スイッチ設定時におけるOFF操作が唯一、板バネF20およびS30の動きが異なるが、このとき、b接点出力を内側に配置したことで両板バネが向き合うので、特に固定接触子に対する設計の自由度が向上している。
ところで、スイッチF102の端子6a〜6cおよびスイッチS103の端子7a〜7c(いずれも図5参照)にそれぞれ接続した、図示しないランプあるいはブザー回路などの報知手段が確実に機能するかどうかを確認するには、補助スイッチであれば、本体151を単にONおよびOFF操作すればよい。しかしながら、警報スイッチの場合は、本発明の付属装置が装着される回路遮断器の多くがトリップボタンを具備していないことから、その確認には、実際に回路遮断器に過電流を流すことも考えられるが、この考えはあまり現実的ではない。そこで、トリップバー8の回動中心と第三の突起部8cを結ぶ棒部8dが唯一、ベース2の意匠面2e(図1も参照)とほぼ平行となる、警報スイッチ設定時での本体151をOFF操作した場合に着目し、その確認方法を図5に基いて説明する。
ハンドル3と表示窓2dの間にトリップボタン4が具備されており、前述の通り、棒部8dが意匠面2eとほぼ平行になる(図4(b)参照)ときに、このトリップボタン4を紙面上、下方に押すことで、トリップバー8は反時計方向に回動する。すると、メインバネS29によって時計方向に付勢される回動部材S28は、トリップバー8の第三の突起部8cによる拘束が解除されるため、時計方向に回動する。したがって、回動部材S28の一端に設けた表示部28dが、ベース2に設けた表示窓2dの紙面上、下に移動し、さらに、スイッチS103は投入、つまり、可動接点S31がa接点出力となる固定接触子d35に具備された固定接点d36と接触することで、外部に本体151がトリップしたことと同等の電気信号を出力することができ、報知手段の機能確認を容易に行なうことができる。したがって、トリップバー8を活用することで、特別な部品を追加することなく、模擬トリップ(トリップ機能)が実現できるとともに、このトリップバー8、およびトリップボタン4はハンドル3の紙面上、左側に配置されていることで、トリップボタン4の操作をスムーズに行なうことができる。なお、トリップボタンバネ37がトリップボタン4を紙面上、上方向に付勢していることで、トリップボタン4の押下を中止すればトリップボタン4は元の位置に戻るが、その際の各部品の位置関係は、図3(b)と全く同一である。したがって、この操作以降の、リセット操作およびON操作の説明は重複するので省略する。
以上、これまでの説明では、図1に代表されるように、付属装置101を本体151の左側面取付としていたが、図1からもわかるようにフタ52が右側面にも設けられていることから、本体151の右側面取付でもよく、また、図示しないが、トリップカムをこの付属装置101に挿入することで、左側面および右側面とも、付属装置101を複数台積層することもできる。
なお、切換つまみ5については、補助スイッチあるいは警報スイッチの選択を使用者側に委ねることで、その利便性を向上させているが、前述した付属装置101の右側面取付による、常時操作可能な切換つまみ5の誤操作防止、あるいは2組の補助スイッチもしくは1組の補助スイッチと1組の警報スイッチの組み合わせを要求する使用者に対し、製作者側において、切換つまみ5を設定した後、カバー1などで封印することで使用者側では設定できない、いわゆる非選択式の付属装置であっても本発明の範囲を逸脱することにはならない。また、回路遮断器の付属装置としては、例えば、回動部材F18を除くスイッチF102を構成する部材を除去し、1組の補助スイッチのみ、もしくは1組の警報スイッチのみを有する付属装置、あるいは、例えば、スイッチS103を構成する部材を除去し、1組の補助スイッチのみを有する付属装置であってもよい。
この発明の実施の形態を示す付属装置を本体に取り付けた外観斜視図である。 この発明の実施の形態を示す本体がON状態における付属装置の内部構造図であり、(a)は補助スイッチ設定時、(b)は警報スイッチ設定時、である。 この発明の実施の形態を示す本体がトリップ状態における付属装置の内部構造図であり、(a)は補助スイッチ設定時、(b)は警報スイッチ設定時、である。 この発明の実施の形態を示す本体がOFF状態における付属装置の内部構造図であり、(a)は補助スイッチ設定時、(b)は警報スイッチ設定時、である。 図4(b)において、トリップボタン押動時における付属装置の内部構造図である。
符号の説明
2 ベース、2b 第二の突起部、2c 第三の突起部、3 ハンドル、
3a 凹部、4 トリップボタン、5 切換つまみ、5a 突起部、
8 トリップバー、8a 第一の突起部、8b 第二の突起部、
8c 第三の突起部、8d 棒部、14 ラッチピン、
16 トリップバーバネ、18 回動部材F、18d 第四の突起部、
21 可動接点F、24 固定接点a、26 固定接点b、28 回動部材S、
28c 第三の突起部、28d 表示部、28e リセットつまみ、
31 可動接点S、34 固定接点c、36 固定接点d、101 付属装置、
102 スイッチF、103 スイッチS。

Claims (9)

  1. 回路遮断器の側面に配設され、上記回路遮断器に具備された開閉機構部、または上記回路遮断器の操作ハンドルの位置に応じて回動する一方の回動部材と、上記一方の回動部材の変位に追従する他方の回動部材と、一端に可動接点を有し、他端がc接点出力となる端子に接続され、上記一方および他方の回動部材の回動に連動するそれぞれの板バネと、上記可動接点と接離し、a接点出力およびb接点出力するための一対の固定接点を有する2組の固定接触子、上記一方および他方の回動部材、並びにこれら回動部材に対応する上記板バネより構成され、上記回路遮断器の接点の導通・非導通を外部に知らしめる2組の補助スイッチと、上記補助スイッチのいずれか1組を、上記回路遮断器が過電流引きはずし動作したことを外部に知らしめる警報スイッチとして機能させることができる切換部材と、この切換部材が警報スイッチ側に設定された場合、上記回路遮断器が開状態のときに、上記他方の回動部材の回動を拘束する拘束部材とを備えた回路遮断器の付属装置において、
    上記拘束部材には、上記他方の回動部材との第一係合部、およびハンドルとの第二係合部を成す突起部がそれぞれ設けられ、かつ、上記第一係合部は、上記他方の回動部材ならびに上記拘束部材の回動の拘束を、また、上記第二係合部は、上記拘束部材の回動の拘束を、それぞれせしめるために上記拘束部材の回動中心の近傍に位置するとともに、上記第二係合部が、上記拘束部材の回動中心に対し上記第一係合部と反対側に設けられていることを特徴とする回路遮断器の付属装置。
  2. 4個の固定接点が略直線上に配置され、かつ切換部材が警報スイッチ側に設定された場合、外側2個の固定接触子がa接点出力、および内側2個の固定接触子がb接点出力となるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器の付属装置。
  3. 切換部材が補助スイッチ側に設定された場合、上記切換部材に設けた突起部が、回路遮断器が開状態のときに拘束部材の回動を拘束し、上記拘束部材は他方の回動部材と係合しないことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器の付属装置。
  4. 他方の回動部材の回動中心は、補助スイッチ設定時および警報スイッチ設定時とも同じであるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の回路遮断器の付属装置。
  5. 一方の回動部材は、ハンドルの下側および他方の回動部材と対向する位置に配置されるとともに、上記一方の回動部材と上記他方の回動部材の間に、拘束部材が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の回路遮断器の付属装置。
  6. 拘束部材を外部から回動させるトリップボタンを設け、上記拘束部材が他方の回動部材と係合しているときに、上記トリップボタンの押動により、上記他方の回動部材を回動させることで、上記拘束部材およびトリップボタンにトリップ機能を持たせたことを特徴とする請求項5に記載の回路遮断器の付属装置。
  7. 他方の回動部材に、一方の回動部材との連動による回動を外部から視認できる表示部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の回路遮断器の付属装置。
  8. 切換部材が警報スイッチ側に設定された場合、表示部に設けられたリセット部により、回動された他方の回動部材を外部からリセットできるように構成されたことを特徴とする請求項7に記載の回路遮断器の付属装置。
  9. 切換部材は外部から操作できないことを特徴とする請求項3に記載の回路遮断器の付属装置。
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