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JP4100417B2 - 車両のサイドエアバッグ装置 - Google Patents
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本発明は、車両のサイドエアバッグ装置に関し、特にシートのシートバック内の側部近傍部にエアバッグユニットを配設したものの技術分野に属する。
従来、エアバッグユニットを操舵ハンドルに配設して車体の正面衝突時に乗員の安全を図ることはよく知られている。一方、例えば特許文献1に示されているように、シートのシートバック内の側部にエアバッグユニットを配設し、車体側部への衝突時に乗員の側方でエアバッグを展開させ、その展開したエアバッグで側突のエネルギを吸収して乗員を保護するようにすることが提案されている。
ここで、上記シートのシートバック内の側部近傍部には、通常、シートバックの強度及び剛性を確保するためにそのシートバック側部に略沿って延びるように金属製のフレーム部材が設けられている。
特開平6−64491号公報
ところで、上記提案例のようにエアバッグユニットをシートバック内の側部に配設すると、そのエアバッグユニットの周囲はフレーム部材を除いて柔らかいパッドであるため、シートバック側部に衝撃力が加わった場合に、この衝撃力がエアバッグユニットに作用してしまう虞れがある。このため、そのような衝撃力に対するエアバッグユニットの保護性をさらに向上させ得る余地がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シートバックの強度及び剛性を確保するためにシートバック内に設けられている既存のフレーム部材を利用することによって、シートバックの側部に衝撃力が加わったとしても、その衝撃力がエアバッグユニットに作用しないようにして、エアバッグユニットの保護性をより一層向上させることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、エアバッグユニットのインフレータを、フレーム部材のシート中央側端縁よりもシート中央側で、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置させるようにするか、又は、インフレータを断面円形状のフレーム部材に対してシート中央側で、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置させかつそのフレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームを固定するとともに、そのブラケットフレームを、上記フレーム部材におけるシート中央側とは反対側の部分に固定し、エアバッグユニットのケース部材を、そのブラケットフレームに固定するようにするか、若しくは、インフレータをフレーム部材に対してシート中央側で、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置させかつそのフレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームを固定するとともに、エアバッグユニットのケース部材を、そのブラケットフレームよりもシート中央側に位置させて、該ブラケットフレームに固定するようにした。
具体的には、請求項1の発明では、シートのシートバック内における該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に、該側部に略沿って延びるように配設されたフレーム部材と、ース部材と、該ケース部材内に収容されたインフレータ及びエアバッグとを有し、平面視で、上記ケース部材の上記エアバッグが展開する開口が、車両前方に対しシート中央側とは反対側に傾いた方向を向くように、上記フレーム部材に固定されたエアバッグユニットとを備えた車両のサイドエアバッグ装置を対象とする。
そして、上記エアバッグユニットのインフレータが、上記フレーム部材のシート中央側端縁よりもシート中央側に位置しているとともに、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置しているものとする。
上記の構成により、エアバッグユニットのインフレータが、シートバック内の強度及び剛性を有するフレーム部材よりもシート中央側に配設されているので、シートバックの側部に衝撃力が加わったとしても、その衝撃力によりフレーム部材が変形することはなく、その衝撃力が、エアバッグユニットにおいて特にエアバッグの展開に重要なインフレータに作用することはない。よって、エアバッグユニットの保護性をより一層向上させることができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、エアバッグユニットのケース部材の車両後端縁が、フレーム部材の車両後端縁よりも車両前側に位置し、上記ケース部材の車両前端縁が、上記フレーム部材のシート中央側端縁よりもシート中央側に位置しているものとする。
このことにより、エアバッグユニットが、該エアバッグユニットが配設されたシートの後側の席に座っている乗員に蹴られたり、荷物を当てられたりするのを防止することができ、エアバッグユニットの保護性をさらに向上させることができる。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、エアバッグユニットのケース部材は、シートバック内におけるパッド部材よりもシート内側に配設されており、上記パッド部材における上記ケース部材の開口に対応する部位に、平面視で、該ケース部材の開口が向く方向に沿って切り込まれてなる切込溝部が形成されているものとする。
このことで、切込溝部は、エアバッグの展開圧を受けてパッド部材が拡開破断し始める起点部となり、このパッド部材の拡開破断した箇所よりエアバッグがシートバックの外部に展開することが可能になる。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、フレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームが固定されており、エアバッグユニットのケース部材は、上記ブラケットフレームに固定されているものとする。
請求項5の発明では、シートのシートバック内における該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に、該側部に略沿って延びるように配設されたフレーム部材と、ース部材と、該ケース部材内に収容されたインフレータ及びエアバッグとを有し、平面視で、上記ケース部材の上記エアバッグが展開する開口が、車両前方に対しシート中央側とは反対側に傾いた方向を向くように、上記フレーム部材に固定されたエアバッグユニットとを備えた車両のサイドエアバッグ装置を対象として、上記エアバッグユニットのインフレータが、上記フレーム部材に対してシート中央側に位置しているとともに、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置しており、上記フレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームが固定され、上記フレーム部材は、断面円形状であり、上記ブラケットフレームは、上記フレーム部材におけるシート中央側とは反対側の部分に固定されており、上記エアバッグユニットのケース部材は、上記ブラケットフレームに固定されているものとする。
請求項6の発明では、シートのシートバック内における該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に、該側部に略沿って延びるように配設されたフレーム部材と、ース部材と、該ケース部材内に収容されたインフレータ及びエアバッグとを有し、平面視で、上記ケース部材の上記エアバッグが展開する開口が、車両前方に対しシート中央側とは反対側に傾いた方向を向くように、上記フレーム部材に固定されたエアバッグユニットとを備えた車両のサイドエアバッグ装置を対象として、上記エアバッグユニットのインフレータが、上記フレーム部材に対してシート中央側に位置しているとともに、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置しており、上記フレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームが固定され、上記エアバッグユニットのケース部材は、上記ブラケットフレームよりもシート中央側に位置していて、該ブラケットフレームに固定されているものとする。
これら請求項4〜6の発明により、エアバッグユニットの保護性をより一層向上させることができる。
以上説明したように、本発明の車両のサイドエアバッグ装置によると、エアバッグユニットのインフレータを、フレーム部材のシート中央側端縁よりもシート中央側で、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置させるようにしたことにより、シートバックの側部に衝撃力が加わったとしても、その衝撃力が、エアバッグユニットにおいて特にエアバッグの展開に重要なインフレータに作用することはなく、エアバッグユニットの保護性のさらなる向上化を図ることができる。
また、本発明の別の車両のサイドエアバッグ装置によると、インフレータを断面円形状のフレーム部材に対してシート中央側で、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置させかつそのフレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームを固定するとともに、そのブラケットフレームを、上記フレーム部材におけるシート中央側とは反対側の部分に固定し、エアバッグユニットのケース部材を、そのブラケットフレームに固定するようにするか、又は、インフレータをフレーム部材に対してシート中央側で、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置させかつそのフレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームを固定するとともに、エアバッグユニットのケース部材を、そのブラケットフレームよりもシート中央側に位置させて、該ブラケットフレームに固定するようにしたことにより、エアバッグユニットの保護性をより一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図2及び図3は、本発明の実施形態1に係る車両のサイドエアバッグ装置における自動車の前席左側のシート1を示し(尚、以下の説明では、自動車の前後左右を単に前後左右という)、このシート1は、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4を有する。上記シートクッション2の左右両端部の下部には、前後方向に延びるスライダ7,7がそれぞれ設けられ、この各スライダ7は、前後部でレール取付部材10,10を介してフロアに固定した左右の各案内レール8に係合されてシート1の前後位置を調節することができるようになっている。また、シートクッション2の後部には、ナックル部材9が左右方向に延びる回転軸11を中心として回転可能に設けられ、このナックル部材9を介してシートバック3がシートクッション2に対して上記回転軸11回りに回転可能に連結されて、シートバック3の角度調整を行うことができるようになっている。
上記ヘッドレスト4は略コ字状とされたフレーム5を有し、そのフレーム5の両端部がヘッドレスト4の下端面から突出しており、このヘッドレスト4は、そのフレーム5の両端部が上記シートバック3の上端面に形成した2つの穴にそれぞれ差し込まれてシートバック3に取付けられている。
上記シートバック3内の後部外周部には、フレーム部材としての鋼製パイプ材からなる上下部及び左右両側部を有する枠状のシートバックフレーム13が設けられ、このシートバックフレーム13の上部には、上記ヘッドレスト4の下端面から突出したフレーム5両端部とそれぞれ嵌合してヘッドレスト4の上下方向の位置を調節することができる2つのヘッドレスト調節部材14,14が取付固定されている。
上記シートバックフレーム13の左右両側部間には、図1及び図4に示すように、シートバックフレーム13よりも細い径の線材からなる左右方向に延びる5本のワイヤフレーム18,18,…が設けられている。この各ワイヤフレーム18は、その両端部がシートバックフレーム13の左右両側部前側にそれぞれ溶接により取付固定されている。
上記各ワイヤフレーム18よりも前側にはパッド15が設けられ、このパッド15は、乗員がシートバック3に凭れたときに後方に逃げないように各ワイヤフレーム18によって支持されている。また、このパッド15は、その端部がシートバックフレーム13の外側から後方に回り込むようにされてそのシートバックフレーム13に支持されている。上記パッド15は、発泡ウレタン層17とその発泡ウレタン層17のシート外側表面側の発泡ウレタン層17よりも柔らかいウレタン層16とからなる。このパッド15におけるウレタン層16のシート外側表面は、薄い布地からなる表皮材19で覆われている。尚、ワイヤフレーム18の後方には、シートバックフレーム13近傍を除いてパッド15はなく、シートバック3の後部は表皮材19で覆われているだけである。
上記シートクッション2の左右両端部には上方に膨らんだサイドサポート部2a,2aが、またシートバック3の左右両端部には前方に膨らんだサイドサポート部3a,3aがそれぞれ設けられ、乗員が左右方向に動かないようにサポートする役目をしている。
上記シートバック3のそのシート1に近いサイドドア側の側部つまり左側のサイドサポート部3a内における上記シートバックフレーム13左側部近傍には、エアバッグユニット21が配設されている。このエアバッグユニット21は、図5に示すように、その外側部がケース部材としての断面U字状のリアクションカン22からなり、このリアクションカン22内には、奥側に点火部と爆薬とを内蔵した円筒缶状のインフレータ23と、また開口側に折り畳まれたエアバッグ24とがそれぞれ収容されている。上記リアクションカン22の開口はエアバッグの展開により容易に破れる紙25で塞がれている。また、このリアクションカン22は、その開口近傍における乗員側(右側)端部の上部が上方に向かって乗員から遠ざかる方向(後方向)に切欠かれてなる切欠部22aを有している。上記インフレータ23の点火部には、図示しないが、自動車の左側部への側突を検知する加速度センサから点火信号が供給されるようになっており、その点火信号により点火部が点火して爆薬が高速燃焼し、そのとき発生する多量のガスによりエアバッグ24が膨脹展開するようになっている。
上記シートバックフレーム13左側部は、シートバック3の左側部に略沿って延びるように配設され、そのシートバックフレーム13左側部に対してエアバッグユニット21は、シート中央側(右側)に設けられている。すなわち、このエアバッグユニット21は、インフレータ23がシートバックフレーム13左側部の右側近傍に位置し、リアクションカン22の開口方向が前方に対して左側に傾くように配置されている。そして、そのリアクションカン22開口近傍の左側外端縁は、シートバックフレーム13左側部の左側外端縁よりもシート中央側に位置するようにされている。また、リアクションカン22のインフレータ23側における後側外端縁は、シートバックフレーム13左側部の後側外端縁よりもシート前側に位置するようにされている。さらに、上記エアバッグユニット21は、そのリアクションカン22の開口がシートバック3の上下方向と垂直な方向に対して僅かに上方を向くように配置され、シートバック3のシートクッション2に対する角度が、乗員が普通に座る角度のときに、リアクションカン22の開口が水平方向に対して確実に斜め上方を向くようにされている。
上記シートバック3内におけるエアバッグユニット21よりもシート外側には、シートバック3の側部に沿って上下方向に延びるブラケットフレーム部材30が設けられ、このブラケットフレーム部材30は、その後部が上記シートバックフレーム13左側部の左側に取付固定されている。そして、上記エアバッグユニット21は、そのリアクションカン22の側面に設けた取付部材26を介して上下2組のボルト27,27及びナット28,28で上記ブラケットフレーム部材30に締結されている。このことで、エアバッグユニット21は、ブラケットフレーム部材30を介してシートバックフレーム13に取付固定されていることになる。また、上記ブラケットフレーム部材30は、その下部にて上記シートクッション2に設けられたナックル部材9に2組のボルト及びナットで締結されている。
上記パッド15のシート内側表面部におけるエアバッグユニット21に対応した部位つまりエアバッグユニット21におけるリアクションカン22開口の略前方部位には、エアバッグ24の展開圧を受けて上記パッド15が拡開破断し始める起点部となる切込溝部33が設けられ、この切込溝部33が他の部分よりも脆弱となるようにされている。この切込溝部33は、エアバッグユニット21のリアクションカン22とシートバック3の上下方向において略同じ高さの位置でかつ略同じ長さに亘って設けらている。
一方、上記表皮材19における上記切込溝部33の略延長線上の箇所には、破断し易い縫目が形成されている。そして、エアバッグ24が展開するとき、その展開圧によってパッド15がその切込溝部33から破断し始め、その切込溝部33と表皮材19の縫目とを結ぶ線に沿ってパッド15及び表皮材19が破断拡開され、その箇所よりエアバッグ24がシートバック3の外部に展開するようになっている。
上記エアバッグ24は、図6及び図7に示すように、展開されたとき上下方向に長い略矩形状をなし、乗員と左側サイドドア40との間で乗員の腹部から頭部に亘って展開するようになっている。
尚、パッド15のシート内側表面における上記切込溝部33からエアバッグユニット21側方には、フェルト部材38がパッド15の発泡ウレタン層17と一体的に成形されており、エアバッグ24が展開してパッド15が拡開破断されたときにそのパッド15が飛散するのを防止すると共に、エアバッグユニット21におけるリアクションカン22が振動等によりパッド15の発泡ウレタン層17と擦れることによって異音が発生するのを防止する役目をしている。
以上の構成からなる車両のサイドエアバッグ装置において、側突によりエアバッグ24が展開するときの動作について説明する。先ず、自動車の左側部への側突を加速度センサが検知すると、点火信号がインフレータ23の点火部に供給されて点火部が点火する。このことで、インフレータ23内の爆薬が高速燃焼してエアバッグ24に多量のガスが供給され、エアバッグ24が膨脹展開しようとする。そして、このエアバッグ24は、その展開圧によりリアクションカン22開口を塞いでいる紙25を破ってパッド15をシート外側に押す。このため、パッド15はその脆弱な部分すなわち切込溝部33から拡開破断し始め、切込溝部33と表皮材19の縫目とを結ぶ線に沿ってパッド15及び表皮材19が拡開破断され、その箇所よりエアバッグ24がシートバック3の外部における乗員とサイドドア40との間に展開する。
このとき、シートバック3のシートクッション2に対する角度が、乗員が普通に座る角度のときに、リアクションカン22の開口が水平方向に対して確実に斜め上方を向くようにされているので、エアバッグ24はその上部の展開がすばやく行われ、側突時に乗員の頭部をも安全に保護することができる。
したがって、上記実施形態では、エアバッグユニット21(インフレータ23)がシートバックフレーム13左側部に対してシート中央側に設けられているので、エアバッグユニット21は、シートバック3の側部に衝撃力が加わったとしても、強度及び剛性を有するシートバックフレーム13が変形することはなく、エアバッグユニット21はそのシートバックフレーム13によって保護される。特に、エアバッグ24の展開に重要なインフレータ23がシートバックフレーム13左側部の近傍に位置するようにされ、しかも、上記リアクションカン22のインフレータ23側の後側外端縁が、シートバックフレーム13左側部の後側外端縁よりも前側に位置するようにされているので、エアバッグユニット21がこのシート1の後側の席に座っている乗員に蹴られたり、荷物を当てられたりするのを防止することができる。よって、衝撃力等に対するエアバッグユニット21の保護性をさらに向上させることができる。
また、エアバッグユニット21がシートバック3の左側側部のサイドサポート部3a内に配設され、そのエアバッグユニット21におけるリアクションカン22の開口方向が前方に対して左側に傾くようにされているので、自動車の左側部への側突により乗員とサイドドア40との間にエアバッグ24を容易に展開させることができ、乗員のサイドドア40への衝突を確実に防ぐことができる。そして、リアクションカン22の開口近傍の左側外端縁は、シートバックフレーム13左側部の左側外端縁よりもシート中央側に位置するようにされているので、その左側外端部に衝撃力等が作用するのを防止することができる。よって、エアバッグの展開性を良好に維持しつつ、エアバッグユニット21の保護性をより一層向上させることができる。
さらに、上記エアバッグユニット21が、ブラケットフレーム部材30を介してシートバックフレーム13に取付固定されているので、エアバッグユニット21は、強度及び剛性の高いブラケットフレーム部材30及びシートバックフレーム13に頑丈に取付固定される。よって、エアバッグユニット21の支持剛性を向上させることができる。
また、エアバッグユニット21が、前方に突出して比較的大きな空間を設けることができるサイドサポート部3a内に配設されているので、容易にエアバッグユニット21をシート1内に収容することができる。しかも、そのエアバッグユニット21のリアクションカン22の上部に相当する箇所のパッド厚は、サイドサポート部3aの突出量が上側程小さくなることで、そのままではその突出量に応じて小さくなるが、そのリアクションカン22の開口近傍における右側端部の上部が上方に向かって後方向に切欠かれた切欠部22aを有しているので、そのリアクションカン22の上部に相当する箇所のパッド厚が小さくならなくて済み、乗員がこのシート1に座ったときにその乗員の背中に対して異物感を与えるのを防ぐことができる。さらに、リアクションカン22の上部のみが切欠かれているので、エアバッグ24の展開性が悪化することはない。よって、乗員の乗り心地性及びエアバッグ24の展開性を良好に維持しつつ、エアバッグユニット21をシートバック3内に配設することができる。
本発明は、シートのシートバック内の側部近傍部にエアバッグユニットを配設した車両のサイドエアバッグ装置に有用である。
図3のI−I線断面図である。 本発明の実施形態に係る車両のサイドエアバッグ装置におけるシートを示す斜視図である。 シートの左側部を示す側面図である。 シートバックの要部を示す一部破断正面図である。 エアバッグユニットを示す斜視図である。 エアバッグの展開状態を示す側面図である。 エアバッグの展開状態を示す正面図である。
符号の説明
1 シート
3 シートバック
13 シートバックフレーム(フレーム部材)
15 パッド
21 エアバッグユニット
22 リアクションカン(ケース部材)
23 インフレータ
24 エアバッグ
30 ブラケットフレーム部材
33 切込溝部

Claims (6)

  1. シートのシートバック内における該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に、該側部に略沿って延びるように配設されたフレーム部材と、
    ース部材と、該ケース部材内に収容されたインフレータ及びエアバッグとを有し、平面視で、上記ケース部材の上記エアバッグが展開する開口が、車両前方に対しシート中央側とは反対側に傾いた方向を向くように、上記フレーム部材に固定されたエアバッグユニットとを備えた車両のサイドエアバッグ装置であって、
    上記エアバッグユニットのインフレータが、上記フレーム部材のシート中央側端縁よりもシート中央側に位置しているとともに、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置していることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  2. 請求項1記載の車両のサイドエアバッグ装置において、
    エアバッグユニットのケース部材の車両後端縁が、フレーム部材の車両後端縁よりも車両前側に位置し
    上記ケース部材の車両前端縁が、上記フレーム部材のシート中央側端縁よりもシート中央側に位置していることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両のサイドエアバッグ装置において、
    エアバッグユニットのケース部材は、シートバック内におけるパッド部材よりもシート内側に配設されており、
    上記パッド部材における上記ケース部材の開口に対応する部位に、平面視で、該ケース部材の開口が向く方向に沿って切り込まれてなる切込溝部が形成されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両のサイドエアバッグ装置において、
    フレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームが固定されており、
    エアバッグユニットのケース部材は、上記ブラケットフレームに固定されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  5. シートのシートバック内における該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に、該側部に略沿って延びるように配設されたフレーム部材と、
    ース部材と、該ケース部材内に収容されたインフレータ及びエアバッグとを有し、平面視で、上記ケース部材の上記エアバッグが展開する開口が、車両前方に対しシート中央側とは反対側に傾いた方向を向くように、上記フレーム部材に固定されたエアバッグユニットとを備えた車両のサイドエアバッグ装置であって、
    上記エアバッグユニットのインフレータが、上記フレーム部材に対してシート中央側に位置しているとともに、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置しており
    上記フレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームが固定され、
    上記フレーム部材は、断面円形状であり、
    上記ブラケットフレームは、上記フレーム部材におけるシート中央側とは反対側の部分に固定されており、
    上記エアバッグユニットのケース部材は、上記ブラケットフレームに固定されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
  6. シートのシートバック内における該シートに近いサイドドア側の側部近傍部に、該側部に略沿って延びるように配設されたフレーム部材と、
    ース部材と、該ケース部材内に収容されたインフレータ及びエアバッグとを有し、平面視で、上記ケース部材の上記エアバッグが展開する開口が、車両前方に対しシート中央側とは反対側に傾いた方向を向くように、上記フレーム部材に固定されたエアバッグユニットとを備えた車両のサイドエアバッグ装置であって、
    上記エアバッグユニットのインフレータが、上記フレーム部材に対してシート中央側に位置しているとともに、シート側面視で該フレーム部材とインフレータとが重なるように位置しており
    上記フレーム部材に、該フレーム部材に対して車両前方に延設された板状のブラケットフレームが固定され、
    上記エアバッグユニットのケース部材は、上記ブラケットフレームよりもシート中央側に位置していて、該ブラケットフレームに固定されていることを特徴とする車両のサイドエアバッグ装置。
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