JP4100905B2 - 撮像装置及びその制御方法及び制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写界像をCCD等の撮像素子に結像させ、この撮像素子にて被写界像を電気的画像信号に変換し、撮影者が被写界を観察することのできるファインダ像として液晶等のディスプレイに表示するいわゆるEVF機能を有する撮像装置及びその制御方法及び制御プログラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より撮影被写界像を電気的に記録媒体に記録する電子スチルカメラ、ビデオカメラが提案され、商品化されている。
【0003】
これらのカメラにおいて、撮影被写界像は撮影レンズによってCCD等の撮像素子上に結像され、被写界像は該撮像素子によって画像信号に変換され、ビデオテープ、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録される。また画像信号に変換された被写界像を液晶等の画面に表示しファインダ表示とする、いわゆる電子ビューファインダを有するカメラも存在する。これらのカメラにおいては、電子ビューファインダの動作における表示解像度は常に固定となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のカメラにおいては、表示解像度が固定のため、以下に示すような問題点があった。
【0005】
高解像度のファインダ動作を実現しようとすると、データ取り込み処理および画像デジタル処理等を高速で行わなければならずパフォーマンスの高いハードウェアが必要である。従って、パフォーマンスのそれほど高くないハードウェアで動作した場合には、処理が間に合わず結果的にフレームレートの低いぎこちない映像となってしまう。この場合は、たとえばスポーツシーンなどの動きの激しい被写界を撮影するときにも、被写界の動きにファインダが追従できなくて構図を決めるのが困難となるという問題点があった。
【0006】
また、ファインダ解像度を低くして絶対的な処理量を減らした場合には、色の再現性や画素密度が悪くなり映像品位が低くなるため、きれいな風景の撮影などの場合に、ファインダ上で見える画像と撮像画像がかけ離れてしまうという問題点があった。
【0007】
この問題に対して、特開平11−313230号公報において、電子ビューファインダに表示する画像の解像度を変更するための選択手段を備えるとともに、撮影した画像を選択された解像度で電子ビューファインダ上にモニター表示するという提案がなされている。
【0008】
しかしながら上記の従来例では、撮影シーンに応じて解像度変更を撮影者自身が判断してカメラに入力する必要があり、撮影者にとって煩わしさが残るものであった。
【0009】
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被写体の動きの程度に対応して適切なファインダ表示を行うことができる撮像装置及びその制御方法及び制御プログラム及び記録媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、撮影レンズによって結像された被写界像を被写界像信号に変換する撮像素子を有する撮像手段と、該撮像手段から得られる被写界像信号を被写界画像としてモニタ表示する表示手段と、前記撮像素子により連続して変換された2つの被写界像信号を比較し、該被写界像信号のうちで動きのあった部分の面積の大きさに基づいて、前記被写界像が動的被写界像であるか否かを判定する被写界像動き判定手段と、該被写界像動き判定手段の判定結果に応じて、前記表示手段に表示する被写界画像のフレームレートを変更する制御手段とを有することを特徴としている。
【0011】
また、この発明に係わる撮像装置において、前記制御手段は、前記被写界像が動的被写界像であることを前記被写界像動き判定手段が判定することに応答して、前記フレームレートを高めることを特徴としている。
【0012】
また、この発明に係わる撮像装置において、前記制御手段は、前記フレームレートの変更と共に前記表示手段に表示する被写界画像の解像度を変更することを特徴としている。
【0013】
また、この発明に係わる撮像装置において、前記制御手段は、前記被写界画像を前記表示手段に表示するための解像度とフレームレートの組み合わせを複数有し、前記被写界像動き判定手段の判定結果に応じて、前記複数の解像度とフレームレートの組み合わせの内の一つを決定することを特徴としている。
【0015】
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、撮影レンズによって結像された被写界像を被写界像信号に変換する撮像素子を有する撮像手段と、該撮像手段から得られる被写界像信号を被写界画像としてモニタ表示する表示手段とを具備する撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子により連続して変換された2つの被写界像信号を比較し、該被写界像信号のうちで動きのあった部分の面積の大きさに基づいて、前記被写界像が動的被写界像であるか否かを判定し、該判定結果に応じて、前記表示手段に表示する被写界画像のフレームレートを変更することを特徴としている。
【0016】
また、この発明に係わる撮像装置の制御方法において、前記被写界像が動的被写界像であることを判定することに応答して、前記フレームレートを高めることを特徴としている。
【0017】
また、この発明に係わる撮像装置の制御方法において、前記フレームレートの変更と共に前記表示手段に表示する被写界画像の解像度を変更することを特徴としている。
【0018】
また、この発明に係わる撮像装置の制御方法において、前記被写界画像を前記表示手段に表示するための解像度とフレームレートの組み合わせを複数用意し、前記被写界像が動的被写界像であるか否かの判定結果に応じて、前記複数の解像度とフレームレートの組み合わせの内の一つを決定することを特徴としている。
【0020】
また、本発明に係わる制御プログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0021】
また、本発明に係わる記録媒体は、上記の制御プログラムを記録したことを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。
【0024】
図1において、101はCPU(中央演算処理装置)であり、本デジタルカメラの動作はこのCPU101により制御される。CPU101には、制御プログラムを記憶しているROM(リードオンリーメモリ)102、RAM(ランダムアクセスメモリ)103、データ格納部104、画像処理部108、LCDコントロール部111、シャッターSW114、電源を供給するためのDC/DCコンバータ117がそれぞれ接続され、画像処理部108にはCCDコントロール部107、さらにCCD106が接続されている。CCD106は有効画素数約492万画素(2560×1920)を有している。被写界像は、レンズ群105によりCCD106上に結像される。
【0025】
そして、LCDコントロール部111には表示駆動部112、さらに表示部(TFTカラー液晶)113が接続されており、また、DC/DCコンバータ117には電池116から電源が供給されている。
【0026】
CPU101はROM102内の制御プログラムに基づいて各種制御を行う。これらの制御の中には、画像処理部108から出力された撮影画像信号を読み込み、RAM103へDMA転送を行う処理、同様にRAM103よりLCDコントロール部111へデータをDMA転送する処理、また、画像データをJPEG圧縮しファイル形式でデータ格納部104へ格納する処理が含まれる。
【0027】
さらにCPU101は撮影画像信号を基に、撮影被写界像の位置が大きく変化しているか否かを判定する被写界像動き判定アルゴリズムに従って、ファインダ解像度の変更指示を行い、CCD106、CCDコントロール部107、画像処理部108、LCDコントロール部111などに対してデータ取り込み画素数やデジタル画像処理の変更指示を行う。
【0028】
また、シャッターSW114の操作に伴う撮影動作の指示、さらに、各部への電源の供給をコントロールするための制御信号を、DC/DCコンバータ117に対して出力する処理等も、CPU101の制御の基に行われている。
【0029】
RAM103は画像展開エリア103a、ワークエリア103b、VRAM103c、一時退避エリア103dを備えている。画像展開エリア103aは、画像処理部108より送られてきた撮影画像(YUVデジタル信号)やデータ格納部104から読み出されたJPEG圧縮画像データを一時的に格納するためのテンポラリバッファとして、また、画像圧縮処理、解凍処理のための画像専用ワークエリアとして使用される。
【0030】
ワークエリア103bは各種プログラムのためのワークエリアである。VRAM103cは表示部113へ表示する表示データを格納するVRAMとして使用される。また、一時退避エリア103dは各種データを一時退避させるためのエリアである。
【0031】
データ格納部104は、CPU101によりJPEG圧縮された撮影画像データ、あるいはアプリケーションより参照される各種付属データ等をファイル形式で格納しておくためのフラッシュメモリである。
【0032】
レンズ群105は被写界像を光学的にCCD105へ投影するために複数枚のレンズで構成されており、CCD(光電変換素子)106はレンズ群105によって投影された撮影画像をアナログ電気信号に変換するための素子である。
【0033】
このCCD106は、CPU101よりの解像度変換指示に従って、水平方向および垂直方向の間引き画素データの出力が可能である。CCDコントロール部107は、CCD106に転送クロック信号やシャッター信号を供給するためのタイミングジェネレータ、CCD出力信号のノイズ除去、ゲイン処理を行うための回路、さらに、アナログ信号を10ビットデジタル信号に変換するためのA/D変換回路、また同様に、CPU101よりの解像度変換指示に従って、画素間引き処理を行うための回路等を含んでいる。
【0034】
また、画像処理部108は、CCDコントロール部107より出力された10ビットデジタル信号をガンマ変換、色空間変換、また、ホワイトバランス、AE、フラッシュ補正等の画像処理を行い、YUV(4:2:2)フォーマットの8ビットデジタル信号出力を行うものである。これらの処理系もまた、CPU101よりの解像度変換指示に従って、任意の解像度に対応した処理を行うことができる。これら、レンズ群105、CCD106、CCDコントロール部107、画像処理部108を合わせて以下カメラモジュールと呼ぶことにする。
【0035】
LCDコントロール部111は、画像処理部108から転送されたYUVデジタル画像データ、あるいはデータ格納部104の中の画像ファイルに対してJPEGの解凍を行ったYUVデジタル画像データを受け取り、RGBデジタル信号へ変換したあと表示駆動部112へ出力する処理を行う。表示駆動部112は表示部113を駆動するための制御を行い、やはりCPU101よりの解像度変換指示に従って、任意の解像度に対応している。表示部113は画像を表示するためのVGA規格(640×480ドット)TFT液晶表示装置であり、撮影者が不図示のアイピースレンズを通して、表示部113に表示された被写界像を見ることによりカメラの構図を決めることのできる電子ビューファインダ(以降EVFと称する)となっている。
【0036】
これらLCDコントロール部111、表示駆動部112、表示部113から表示手段が構成されている。
【0037】
なお、CCD106の有効画素2560×1920の画像情報を320×240画素に間引いて取込む1/64(横1/8×縦1/8)間引きモードと、640×480画素に間引いて取込む1/16(横1/4×縦1/4)間引きモードがあり、1/64間引きモードで取込まれた画像は、1秒間に60フレーム更新(いわゆるフレームレート)で、1/16間引きモードでは同30フレームでEVFに画像表示がなされる。
【0038】
シャッターSW114は、撮影動作の開始を指示するためのシャッターである。このシャッターSW114はスイッチの押下圧によって2段階のスイッチポジションが有り、1段目のポジション(SW1ON)の検出で、ホワイトバランス、AE等のカメラ設定のロック動作が行われ、2段目のポジション(SW2ON)の検出で、被写界画像信号の取り込み動作が行われる。
【0039】
電池116はリチャージャブルの2次電池あるいは乾電池である。また、DC/DCコンバータ117は、電池116からの電源供給を受け、昇圧、レギュレーションを行うことにより複数の電源を作り出し、CPU101を初めとする各素子に必要な電圧の電源を供給している。このDC/DCコンバータ117はCPU101からの制御信号118により、各々の電圧の供給の開始、停止を制御できる。
【0040】
図2は、カメラ撮影動作モードにおけるEVF(電子ビューファインダ)機能の流れを示すフローチャートであり、ROM102に格納されているプログラムによりCPU101の指示で行われる処理である。
【0041】
ステップS200において、電源が投入されると、まずステップS201において、EVFのCCD106からの画像取り込み回数を示すカウンタが初期値n=1にセットされ、前記1/64間引きモードを実行するようにビットが立てられる。ステップS202では、CCD106、CCDコントロール部107を含むCCDモジュールを動作可能な状態(enable)にする。
【0042】
ステップS203において、1/64間引きモードのフラグが立っているか否かの判定を行い、フラグが立っている場合にはステップS204にて320×240画素サイズのデータを出力する1/64間引きモード制御をステップS206以降行う。
【0043】
一方ステップS203において、1/64間引きモードのフラグが立っておらず、1/16間引きモードのフラグが立っている場合にはステップS205へ分岐し、ステップS206以降は1/16間引きモードにて640×480画素サイズで画像表示を行うための処理を実行する。
【0044】
ステップS206では上記決定された1/64または1/16間引きモードにて、カメラレンズ群105から取り込んだ被写界の光情報をCCD106によって電気信号に変換する処理を行う。
【0045】
ステップS206で取り込まれた信号は、次にステップS207において、CCDコントロール部107によるノイズ除去処理、ゲイン処理を経て、10ビットデジタル信号へA/D変換された後、画像処理部108へ送られる。またA/D変換された画像は後述するように次回の画像と比較するためにRAM103にもフレームメモリとして書き込みがなされる。
【0046】
ステップS208では、現在取込んだ画像が電源ONされて何回目の画像なのかを判定し、1回目の時は直接ステップS213へ分岐して画像表示処理を行う。
【0047】
一方、2回目以降の場合は、ステップS209に進む。
【0048】
ステップS209とステップS210は被写界像が動的被写界像であるか否かを判定する被写界像動き判定手段を構成しており、その詳細は後述する。
【0049】
ステップS209では、RAMに記憶されている前回の画像信号と今回取込まれた画像信号との比較から被写界の動きの大きさが数値化され、ステップS210ではステップS209の結果に基づいて被写界像が動きの激しい動的な被写界か、動きの少ない静的な被写界かが判定され、動的な被写界と判定された場合にはステップS211にて1/64間引きモードで次回の画像取り込みを行うようにフラグを立てた後、画像信号処理であるステップS213以下に進む。
【0050】
一方、静的な被写界と判定された場合には1/16間引きモードで次回の画像取り込みを行うようにフラグを立てて、ステップS213の信号処理に進む。
【0051】
ステップS213では、画像処理部108において、現在取込まれた画像のオートホワイトバランス、AE、またストロボ撮影時の補正などの処理、あるいはYUV(4:2:2)フォーマットへの信号変換などの処理を行う。このYUV変換された信号はCPU101により、表示画像データを格納するVRAM103cへ書き込まれ、DMAを使用して定常的にLCDコントロール部111に出力される。
【0052】
ステップS214ではLCDコントロール部111が受取ったYUV信号をRGBデジタル信号に変換処理を行った後、ステップS215において表示駆動部112へRGB信号を出力する。この表示駆動部112からの出力信号を受けて、ステップS216において、表示部113による被写界画像の表示が行われる。
【0053】
以上図2のフローチャートで説明したように、撮影被写界像が動的な場合には1/64間引きモードによる320×240画素、リフレッシュレート60フレーム、静的な場合には1/16間引きモードによる640×480画素、リフレッシュレート30フレームの映像が、ステップS203からステップS216までの処理を連続的にループすることにより、表示部113上に常にモニターされ、EVF(電子ビューファインダ)動作となる。
【0054】
次に、上記ステップS209、ステップS210で行われる被写界像動き判定手段についての説明を図3と図4を用いて行う。
【0055】
図3は被写界像動き判定手段を構成する論理ブロック図であり、第1フレームメモリ120aは前回得られた被写界像信号をA/D変換して得られた像信号であり、第2フレームメモリ120bは最新の被写界像をA/D変換して得られた像信号で、メモリ103に記憶されているものである。
【0056】
300a、300b、はそれぞれ第1フレームメモリ、第2フレームメモリの像信号を80×60の粗いブロック像信号に変換する第1リサイズ部301a,第2リサイズ部301bによって処理され、この処理によって演算の負担を軽くすることができる。
【0057】
なお、第1フレームメモリおよび第2フレームメモリに記憶されている像信号が、すでに説明した1/64間引きモードによる320×240画素であっても、1/16間引きモードによる640×480画素であっても、画素加算を行うことによって80×60画素からなるサイズに変換されることになる。
【0058】
次に差分演算部302は、80×60像信号にリサイズされた第1フレームメモリ、第2フレームメモリの各々の像信号から、対応する画素毎に画素値の差分をとって得られる差分値画像を生成する。この差分値画像は、第1フレームメモリの画像に対して第2フレームメモリの画像が変化した、つまり動きが発生した部分のみが有意な画素値(ゼロに比べて十分大きな値)を持った画像として得られるものである。従って差分値画像に含まれる有意な画素値を持つ画素で構成される領域が、動体として検出されることになる。
【0059】
次に2値化部303は、差分演算部302の出力を、有意な値と考えられる所定の閾値を用いて2値化することにより、2つの画像間に有意な差があった領域の画素のみ1(ON:黒)で、それ以外の画素は0(OFF:白)の2値化された画素値を出力する。次に、ノイズ除去部304は、これまでの処理において諸々の要因で混入するノイズにより生ずる2値画像中の孤立画素や微小な黒画素領域の除去、及び微小な孔(黒画素連結領域中の微小な白画素領域の除去等を行う。
【0060】
次に面積演算部305では、2値画像の黒画素部分の画素のみを、即ち黒画素を画素値1として出力し、白画素を画素値0として出力するものとして、このラスタ走査形式で出力する画素値の1のみをカウントすることにより、抽出した動体の面積をもって被写界の動き度合いとする。
【0061】
図4は上記被写界像動き判定手段の説明を簡略化した図で表現したものであり、カメラの撮影者が撮影しようとする被写体の構図を決めようとしている状態にて、EVF表示用に取込まれた被写界像信号を画像表示したものである。
【0062】
図4(a)、図4(b)は、各々第1フレームメモリ300aに記憶された前回の画像信号、第2フレームメモリ300bに記憶された今回の画像信号が、上記各々のリサイズ部301a、302bによって画像信号80×60画素にリサイズされた画像を示したものである。両図において120は車、121はその背景であり、図4(a)で示した車120の位置は、次に取り込みがなされたフレームにおいて図4(b)の位置まで移動していることが示されている。
【0063】
さらに、図4(a)、図4(b)各々の画像信号は差分演算部302、2値化部303、ノイズ除去部304によって画像処理がなされ、図4(c)のように背景領域121aは画像信号上変化がないため差分化処理によって白画素0の領域となり、図4(a)から図4(b)中の車120の移動に伴う重複領域120aも白画素0の領域となるが、車120が移動することによって重複が発生していない領域120bは信号成分が残るため黒画素値1の領域として検出されることとなる。この黒画素値1の領域を面積演算部305で計算することで被写界の動きが大きいかそうでないかの度合いを数値化することができる。この数値と所定の閾値と比較することで、前記図2のステップS210の被写界は動的か否かの判定を行うことが可能となる。
【0064】
また、上記例のようにカメラのフレーミングが固定されたなかで主要被写体が移動している状況でなくても、カメラのフレーミングが大きく変化し、撮影被写界全体が大きく移動した場合でも被写界は動的と判断される。この場合にもやはり、撮影者にとっては被写界を高解像度で確認する必要性はほとんどなく(実際にも眼での解像不可能)、高リフレッシュレートで素早くEVF上に被写界を映し出すことが重要となることは言うまでもない。
【0065】
【他の実施形態】
また、各実施形態の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図2に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0068】
本実施形態は、撮影レンズによって結像された被写界像を被写界像信号に変換する撮像素子を有する撮像手段と、該撮像手段から得られる被写界像信号を被写界画像としてモニター表示する表示手段と、前記被写界像の所定時間における変位量を算出し、前記被写界像が動的被写界像であるか否かを判定する被写界像動き判定手段を有し、該被写界像動き判定手段の結果に応じて、前記表示手段に表示される被写界画像の解像度とフレームレートを変更することを特徴とする電子カメラを提供するものである。本実施形態によれば、電子ビューファインダ方式の電子カメラにおいて、スポーツシーンなどの動きの激しい被写界を撮影するときには、カメラは自動的に低解像度、高フレームレートの電子ビューファインダモードに設定され、被写界の動きにファインダ上の画像は追従し、確実に構図を決めることができるので、シャッタチャンスを逃すことなく撮影を行うことが可能となる。また逆にポートレート、風景撮影のように動きの少ない撮影シーン時には、高解像度、低フレームレートの電子ビューファインダモードに設定され、正確な色再現、ピント確認、深度確認が電子ビューファインダ表示画面上でできるようになり、より撮影意図に忠実な撮影を行うことが可能となる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被写体の動きの程度に対応して適切なファインダ表示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラの概略ブロック図である。
【図2】EVF機能のフローチャートである。
【図3】被写界像動き判定手段の説明ブロック図である。
【図4】被写界像動き判定手段の判定方法の説明図である。
【符号の説明】
101 CPU
106 CCD
113 表示部
Claims (10)
- 撮影レンズによって結像された被写界像を被写界像信号に変換する撮像素子を有する撮像手段と、
該撮像手段から得られる被写界像信号を被写界画像としてモニタ表示する表示手段と、
前記撮像素子により連続して変換された2つの被写界像信号を比較し、該被写界像信号のうちで動きのあった部分の面積の大きさに基づいて、前記被写界像が動的被写界像であるか否かを判定する被写界像動き判定手段と、
該被写界像動き判定手段の判定結果に応じて、前記表示手段に表示する被写界画像のフレームレートを変更する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記被写界像が動的被写界像であることを前記被写界像動き判定手段が判定することに応答して、前記フレームレートを高めることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記フレームレートの変更と共に前記表示手段に表示する被写界画像の解像度を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記被写界画像を前記表示手段に表示するための解像度とフレームレートの組み合わせを複数有し、前記被写界像動き判定手段の判定結果に応じて、前記複数の解像度とフレームレートの組み合わせの内の一つを決定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 撮影レンズによって結像された被写界像を被写界像信号に変換する撮像素子を有する撮像手段と、該撮像手段から得られる被写界像信号を被写界画像としてモニタ表示する表示手段とを具備する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像素子により連続して変換された2つの被写界像信号を比較し、該被写界像信号のうちで動きのあった部分の面積の大きさに基づいて、前記被写界像が動的被写界像であるか否かを判定し、該判定結果に応じて、前記表示手段に表示する被写界画像のフレームレートを変更することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 前記被写界像が動的被写界像であることを判定することに応答して、前記フレームレートを高めることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置の制御方法。
- 前記フレームレートの変更と共に前記表示手段に表示する被写界画像の解像度を変更することを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置の制御方法。
- 前記被写界画像を前記表示手段に表示するための解像度とフレームレートの組み合わせを複数用意し、前記被写界像が動的被写界像であるか否かの判定結果に応じて、前記複数の解像度とフレームレートの組み合わせの内の一つを決定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置の制御方法。
- 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
- 請求項9に記載の制御プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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