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JP4101170B2 - シリンダ錠 - Google Patents
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Description

この発明は、シリンダ錠に係り、特に、不正解錠に対する抵抗性を高め、安全性を向上させたシリンダ錠に関する。
シリンダ錠には種々の形式のものがあるが、その一つであるレバータンブラー錠は、図1及び図2に示すように、内周面の母線に沿ってカム溝1を形成した外筒2と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板3、3を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔4を貫通させた内筒5と、この内筒5の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝1と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバー6とを有している。
また、仕切板の間の各スロット7に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピン8に係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキングバー6の内側縁を受入れる解錠切欠9を形成したレバータンブラー11が挿設されている。
そして、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラー11の解錠切欠9がロッキングバー6の内側縁と整合する(図示せず)ように構成されている。
したがって、合鍵を鍵孔4に挿入して内筒5を外筒2内で相対的に回動させると、カム溝1とロッキングバー6との間に生じる楔作用による、ロッキングバー6の内筒中心軸方向への移動が可能になり、換言すればレバータンブラー錠は解錠状態となって内筒5は解錠方向に回動する。
なお、図1及び図2において、符号12はレバータンブラー11、11の一端を共通に貫通してこれらを回動自在に支承する支軸を示す。
また、シリンダ錠の他の形式のものであり、本出願人が後記特許文献1によって提案したロータリーディスクタンブラー錠は、図3に示すように、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔13を形成した環状のロータリーディスクタンブラー14を挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸12に揺動可能に軸支すると共に、自由端部外側端縁に解錠切欠9を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔4に挿入された合鍵15のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起16を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラー14をこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢している。
そして、常態ではロータリーディスクタンブラー14を内筒を軸線方向に貫通するバックアップピン8に係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪み17と係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものである。
なお、図3において符号18は係合突起16を合鍵方向に付勢する板ばねである。
上記した構成のレバータンブラー錠及びロータリーディスクタンブラー錠は、作動の確実性及び使用感が優れていることから、住戸の錠前の主流になりつつある。
しかしながら、近年、後記特許文献2に記載された鍵の複製用具が提案され、かつ市販されている如くである。
この鍵の複製用具は、本出願人の製造販売に係る上記レバータンブラー錠用の鍵の複製用具であり、また、ロータリーディスクタンブラー錠にも適用可能である。
そして、この複製用具を用いると、鍵を紛失したり鍵を室内に置き忘れたまま施錠した場合に簡単に鍵の複製ができる、という効果をうたってはいるが、これを犯罪者が手にすれば、不正解錠が容易になる、換言すれば公序良俗に反する器具になる。
特開2003−226833公報 登録実用新案第3063990号公報
そこで、この発明は、上記特許文献2に記載の鍵の複製用具によって鍵違いを探られないようにしたシリンダ錠を提供し、以てシリンダ錠の安全性を高めることを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸に揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解錠切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿って列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、レバータンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、ロッキングバー側の鍵孔開口縁でレバータンブラーと干渉しない部分を隆起させ、以て、レバータンブラー錠の仕切板とレバータンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸に揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解錠切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿って列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、レバータンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、鍵孔と解錠切欠との間に、鍵孔の幅方向に延在する凹陥部を形成し、以て、レバータンブラー錠の仕切板とレバータンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とする。
更にまた、請求項3に記載の発明は、内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成した環状のロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、ロータリーディスクタンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、ロッキングバー側の鍵孔開口縁を隆起させ、以て、ロータリーディスクタンブラー錠の仕切板とロータリーディスクタンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成した環状のロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、ロータリーディスクタンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、鍵孔と解錠切欠との間に、鍵孔の幅方向に延在する凹陥部を形成し、以て、ロータリーディスクタンブラー錠の仕切板とロータリーディスクタンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明によるシリンダ錠は、鍵孔から薄平の細線を入れ、この細線を仕切板とレバータンブラーとの隙間からタンブラーの自由端側に差込み、その解錠切欠の角度位置を探る上記特許文献1に記載の鍵の複製用具の薄平の細線の動きを完全に封じるので、悪意の第三者による合鍵の複製を完全に防止することができ、シリンダ錠の安全性を格段に高めることができる。
仕切板の鍵孔開口縁の一部を隆起させることにより、或いは鍵孔と解錠切欠との間に凹陥部を形成することにより、薄平の細線による合鍵の複製を完全に防止することができ、また、その実施も容易である。
図4において符号3は前記仕切板を示し、この仕切板3の中央に開口した鍵孔4の開口縁(仕切板3の表面の鍵孔4に近い部分)のロッキングバー6側、すなわち図4で下側の、レバータンブラー11と干渉しない右側のハッチング部分は例えば0.2mm(粍)乃至0.5mm手前側に隆起して隆起部19を形成している。
なお、図4に示すレバータンブラー11はバックアップピン8に係止されて図示の角度位置より半時計方向には回動できないので、図4の隆起部19はレバータンブラー11とは干渉しない。
一方、隆起部19をレバータンブラー11と干渉するように図4で左方に延伸させると、レバータンブラー11と隆起部19とがこじれてレバータンブラーが回動せず、したがってレバータンブラー錠が作動しない。
また、図4に示すレバータンブラー11の裏側、すなわち、仕切板3の向う側のスロットに他のレバータンブラーを挿設する場合、タンブラーの開口を左側に向けて互い違いに挿設する場合と、タンブラーの開口を右側に向けて、同じ向きで挿設する場合がある。
前者の場合は、図4に示す隆起部19を仕切板3に関して面対称に形成するとその隆起部19と上記他のレバータンブラーが干渉してこじれてしまうから、内筒中心軸に関し軸対称に隆起部を形成する。
一方、後者の場合には、図4に示す隆起部19を仕切板3に関して面対称に形成する。
また、隆起部19を形成するには、例えば仕切板3の両面を隆起部19を残して0.2乃至0.5mm研削するとか、隆起部19の形状の薄板を接着剤で仕切板3に貼る、等の手段も可能であるが、プレス、或いは鍛造による塑性加工によって形成する方が実際的である。
上記のように構成された請求項1に記載のシリンダ錠では、図4及び図5に示すように先端をL字形に曲げた細いパイプ21を鍵孔内に差込み、パイプ21を通して薄平の細線を仕切板に押圧するようにして繰り出し、次いでパイプ21を回して細線をタンブラーと仕切板との間に隙間に差し込もうとしても、隆起部19が隙間を塞いでいるので、結局解錠切欠の位置を探ることができない。
なお、上記した隆起部19を全ての仕切板に形成することは必要ではない。それは、解錠切欠9の角度位置が一つでも不明ならば合鍵を完成することができないからである。
図6は請求項2に記載の発明によるシリンダ錠を示し、このシリンダ錠では、鍵孔4とタンブラーの解錠切欠との間における仕切板3の部位に、鍵孔の幅方向(鍵孔に差し込まれる合鍵の幅方向)に延在する凹陥部22が形成されている。
なお、図6ではこの凹陥部をハッチングを施して示し、その長さ、すなわち図6で左右方向の寸法は鍵孔4のそれとほぼ同じに設定されている。
また、凹陥部22の深さは、上記隆起部と同じく例えば0.2乃至0.5mm程度とするのが望ましい。
更にまた、この凹陥部22を要すれば仕切板3の裏側にも形成する。
上記のように構成された請求項2に記載の発明によるシリンダ錠は、上記パイプ21から細線を繰り出すとき、この細線が仕切板3に向けて付勢されつつ繰り出されるので、その先端が必ず凹陥部に落ち込み、以後凹陥部22から脱出できないので、タンブラーの解錠切欠を探ることができない。
なお、これはこの発明の必須の構成ではないが、凹陥部の内壁面と底面との交差部の断面形状は丸みが無くシャープであることが望ましい。それは、細線の先端が滑って凹陥部22から脱出することを防止できるからである。
図3に示すロータリーディスクタンブラー錠において、鎖線で示すように、鍵孔4のロッキングバー側の開口縁に隆起部19を形成する。
例えば、隆起部19の上辺の形状を図3に示す鍵孔4の開口端縁のように矩形波形にし、下辺を水平にする。
この隆起部の隆起量は、前記請求項1に記載の発明におけると同様に例えば0.2乃至0.5mmとし、要すれば、仕切板の裏面側にも面対称に隆起部を形成する。
この場合、鍵挿通孔13が鍵孔4を包囲する形状であり、ロータリーディスクタンブラー14が鍵孔のロッキングバー側の開口縁と干渉しないので、開口縁に形成する隆起部の鍵孔の幅方向の寸法はレバータンブラー錠と比較して制限が少ない。
上記のように構成された請求項3に記載の発明によるシリンダ錠は、前記したように、細線をタンブラーと仕切板との間に隙間に差し込もうとしても、隆起部が隙間を塞いでいるので、結局解錠切欠の位置を探ることができない。
図3に示すロータリーディスクタンブラー錠において、鍵孔4とタンブラーの解錠切欠9との間における仕切板3の部位に、鍵孔の幅方向(鍵孔に差し込まれる合鍵の幅方向)に延在する凹陥部22を形成する(図示せず)。
この凹陥部の形状、或いは深さなどは前記請求項2に記載の発明における凹陥部22と同様にする。
請求項4に記載の発明の効果は、前記した請求項2に記載の発明のそれと同様であるから、更に詳細な説明は省略する。
レバータンブラー錠の縦断面図。 レバータンブラー錠の横断面図。 ロータリーディスクタンブラー錠の横断面図。 請求項1に記載の発明の要部を示すレバータンブラー錠の横断面図。 その縦断面の一部を示す線図で、図面を明瞭にするため隆起部を省略して示す。 請求項2に記載の発明の要部を示すレバータンブラー錠の横断面図。
符号の説明
1 カム溝
2 外筒
3 仕切板
4 鍵孔
5 内筒
6 ロッキングバー
7 スロット
8 バックアップピン
9 解錠切欠
11 レバータンブラー
12 支軸
13 鍵挿通孔
14 ロータリーディスクタンブラー
15 合鍵
16 係合突起
17 窪み
19 隆起部
22 凹陥部

Claims (6)

  1. 内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸に揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解錠切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿って列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、レバータンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、ロッキングバー側の鍵孔開口縁でレバータンブラーと干渉しない部分を隆起させ、以て、レバータンブラー錠の仕切板とレバータンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
  2. 内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記内筒内に、夫々全体の形状が略C字形で一端部を支軸に揺動自在に軸支され、鍵孔に挿入された合鍵の側端縁と干渉する方向に付勢されると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止され、かつ自由端部外側端縁にロッキングバーの内側縁を受入れる解錠切欠を形成したレバータンブラーの複数を鍵孔に沿って列設し、これらのタンブラー群の夫々が鍵孔に挿通された合鍵の対応する鍵溝と係合したとき、各レバータンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、レバータンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、鍵孔と解錠切欠との間に、鍵孔の幅方向に延在する凹陥部を形成し、以て、レバータンブラー錠の仕切板とレバータンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
  3. 内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成した環状のロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、ロータリーディスクタンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、ロッキングバー側の鍵孔開口縁を隆起させ、以て、ロータリーディスクタンブラー錠の仕切板とロータリーディスクタンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
  4. 内周面の母線に沿ってカム溝を形成した外筒と、この外筒に回転自在に嵌合し、間隙を介して中心軸線方向に積層された複数の仕切板を設けると共に、中心軸線に沿って鍵孔を貫通させた内筒と、この内筒の母線に沿って延在し、内筒の外周部において半径方向に移動可能に案内されると共に、上記カム溝と係合する外側縁が外方に突出する方向に付勢されたロッキングバーとを有し、上記仕切板の間の各スロットに、中央部に鍵孔を包囲し得る大きさの鍵挿通孔を形成した環状のロータリーディスクタンブラーを挿設し、その実体部の1ヵ所を、内筒を軸線方向に貫通する支軸に揺動可能に軸支すると共に、自由端部外側端縁に解錠切欠を形成し、一方、鍵挿通孔の開口端縁に、先端の移動軌跡が鍵孔に挿入された合鍵のブレードの平面部又は端縁部と干渉する係合突起を一体に突設し、各ロータリーディスクタンブラーをこの係合突起が合鍵に近接する方向に付勢すると共に、常態では内筒を軸線方向に貫通するバックアップピンに係止し、他方、これらのタンブラー群の係合突起の夫々が鍵孔に挿通された合鍵のブレードに形成された対応する窪みと係合したとき、各ロータリーディスクタンブラーの解錠切欠がロッキングバーの内側縁と整合するようにしたものであって、ロータリーディスクタンブラーが収納されるスロットを保つ仕切板の少なくとも1枚において、鍵孔と解錠切欠との間に、鍵孔の幅方向に延在する凹陥部を形成し、以て、ロータリーディスクタンブラー錠の仕切板とロータリーディスクタンブラーの間の隙間に偏平な細線が差込まれることを防止するようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
  5. 上記鍵孔開口縁の隆起量を0.2乃至0.5mmとした請求項1または3に記載のシリンダ錠。
  6. 上記凹陥部の深さを0.2乃至0.5mmとした請求項2または4に記載のシリンダ錠。
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