以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1は、本発明に係る通信装置の一例としてのファクシミリ装置の回路ブロック図であって、このファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、読取部11、記録部12、操作部13、表示部14、通信部15、および子機16を備えている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線により相互に接続されている。バス線には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操作部13、表示部14、および通信部15が接続されている。NCU2には、通信回線の一例としての電話回線21が接続されている。
CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御する。NCU2は、電話回線21に接続されて網制御を行う。RAM3は、図示していないが、電源バックアップが施されており、各種のデータを記憶する。また、RAM3には、特定個人用の情報を記憶する所定容量の個人情報記憶領域が設定されており、本実施形態では5人分の個人情報記憶領域が確保されている。モデム4は、送信データの変調や受信データの復調などを行う。ROM5は、各種のプログラムなどを記憶している。EEPROM6は、各種の登録データやフラグなどを記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力インターフェイスとして機能する。コーデック8は、送信ファクシミリデータの符号化や受信ファクシミリデータの復号化を行うとともに、送信音声データを音声信号に変換し、受信音声信号を音声データに変換する。DMAC9は、RAM3およびEEPROM6へのデータの書き込みや読み出しを行う。読取部11は、光源やCCDセンサや原稿送りモータなどを備えており、原稿を読み取って画信号を出力する。記録部12は、インクジェット方式あるいは熱転写方式などの印刷手段を備えており、受信画像などを記録用紙上に記録する。操作部13は、キースイッチ群などからなり、使用者の操作に応じた信号を出力する。表示部14は、LCDなどからなり、CPU1により制御されて各種の表示を行う。通信部15と子機16とは、相互に無線による通信を行う。すなわち子機16は、コードレスのハンドセットとしての機能と、親機を遠隔操作するコードレスのリモートコントローラとしての機能とを有している。なお、上記ファクシミリ装置の子機16以外の部分を親機と呼ぶ。また、通信部15および子機16の回路構成自体は、コードレス電話装置などと同様であり、周知であるので説明を省略する。
図2は操作部13および表示部14の一部を構成する操作パネルの平面図であって、この操作パネルには、操作キーとして、12個のダイヤルキー22、5個のボックス指定キー23、録音キー24、消去キー25、再生キー26、留守モード設定キー27、ファンクションキー28、プライベートキー29、ヘルプキー30、停止キー31、コピーキー32、スタートキー33、受信モードキー34、画質キー35、左スクロールキー36、セットキー37、右スクロールキー38、内線/キャッチキー39、再ダイヤル/ポーズキー40、保留キー41、およびスピーカホンキー42が設けられている。また、この操作パネルには、表示装置として、文字、数字、記号などを表示するLCD45と、たとえば赤色に発光する発光ダイオード46とが設けられている。
ダイヤルキー22は、使用者が被呼先を特定するためのダイヤル番号、具体的には電話番号やファクシミリ番号を入力するためのものである。ボックス指定キー23は、特定の個人に割り当てられた伝言ボックスを指定するためのものであって、本実施形態ではA〜Eの5個の伝言ボックスが設けられている。録音キー24は、図1に示す電話回線21を介して入力された情報をRAM3に記憶させるためのものである。消去キー25は、RAM3に記憶された情報を消去するためのものである。再生キー26は、RAM3に記憶された情報を再生するためのものである。なお、再生とは、RAM3に記憶された情報が音声データであれば、それを音声として出力することをいい、RAM3に記憶された情報がファクシミリデータであれば、それを記録用紙に画像として印刷することをいう。留守モード設定キー27は、ファクシミリ装置の動作モードを留守モードに設定するためのものである。ファンクションキー28は、各種の設定.登録などを行うためのものである。プライベートキー29は、伝言ボックスにアクセスしたり電話帳機能を使用したりするためのものである。ヘルプキー30は、機能案内を記録部12に印刷させるためのものである。
停止キー31は、ファクシミリ送信などを停止させるためのものである。コピーキー32は、コピー動作を開始させるためのものである。スタートキー33は、ファクシミリ送信などを開始させるためのものである。受信モードキー34は、受信モードを選択するためのものである。画質キー35は、画質の精細度を選択するためのものである。左スクロールキー36は、LCD45の表示画面に表示されるカーソルを左方向に移動させるためのものである。セットキー37は、LCD45の表示画面に表示された設定あるいは登録内容などを確定させるためのものである。右スクロールキー38は、LCD45の表示画面に表示されるカーソルを右方向に移動させるためのものである。内線/キャッチキー39は、内線およびキャッチのために使用するものである。再ダイヤル/ポーズキー40は、再ダイヤルおよびポーズのために使用するものである。保留キー41は、外線を保留しておくためのものである。スピーカホンキー42は、図外のハンドセットを用いた通話状態からハンドセットを用いない通話状態に切り替えるためのものである。LCD45は、登録あるいは設定内容や動作状態などを表示するためのものである。発光ダイオード46は、特定個人用の伝言ボックスあるいは非特定個人用の一般メールボックスに音声メッセージあるいはファクシミリメッセージが格納されていることをたとえば点滅により報知するためのものである。
図3は子機16の正面図であって、子機16の正面には、操作キーとして、12個のダイヤルキー51、外線キー52、切キー53、内線キー54、キャッチキー55、再生/停止キー56、短縮キー57、再ダイヤル/ポーズキー58、保留キー59、およびファクシミリ受信キー60が設けられている。さらに、子機16の正面には、マイクロホン65およびスピーカ66が設けられている。
ダイヤルキー51は、使用者が被呼先を特定するためのダイヤル番号、具体的には電話番号やファクシミリ番号を入力するためのものである。外線キー52は、外線にアクセスするときに使用するためのものである。切キー53は、通話を終了するときに使用するためのものである。内線キー54は、内線にアクセスするときに使用するためのものである。キャッチキー55は、キャッチのために使用するものである。再生/停止キー56は、伝言ボックスや一般メールボックスに格納された音声情報を再生させたり再生を停止させたりするためのものである。短縮キー57は、短縮ダイヤルを使用するためのものである。再ダイヤル/ポーズキー58は、再ダイヤルおよびポーズのために使用するものである。保留キー59は、外線を保留しておくためのものである。ファクシミリ受信キー60は、着信したファクシミリを受信するためのものである。マイクロホン65およびスピーカ66は、通話を行うためのものである。
図4は、RAM3の記憶領域の概念的な説明図であって、RAM3には、個人情報記憶領域と、一般情報記憶領域と、応答メッセージ記憶領域とが設定されている。もちろんこの他に、他の通信端末から自由に取り出すことができる音声データやファクシミリデータを記憶する任意数の領域をRAM3に設定しておき、それらの領域に宣伝用の音声データやファクシミリデータを予め記憶させておくようにしてもよい。個人情報記憶領域は、本実施形態では5個設定されており、各個人情報記憶領域には、それぞれ所定容量の音声データ記憶領域とファクシミリデータ記憶領域とが設定されている。これら各個人情報記憶領域、ならびにそれらの音声データ記憶領域およびファクシミリデータ記憶領域は、記憶容量が個別には決められておらず、全体として所定の容量に制限されているだけで、先着順に自由に記憶容量を確保できるフレキシブルなメモリ管理がなされている。もちろん、個別に記憶容量を固定しておくようにしてもよい。これら個人情報記憶領域は、各々特定の個人に割当てられるものであって、いわゆる伝言ボックスとして利用される。すなわち、伝言ボックスの番号を指定して他の通信端末から送信された音声データやファクシミリデータは、対応する個人情報記憶領域に記憶され、それら音声データおよびファクシミリデータは、個人情報記憶領域の所有者である特定の個人のみが知り得るパスワードに該当する暗証情報を入力しなければ取り出すことができないようになされている。一方、一般情報記憶領域には、所定数の音声データ記憶領域とファクシミリデータ記憶領域とが設けられており、この一般情報記憶領域には、留守モードのときに、伝言ボックスの番号を指定することなく、他の通信端末から自由に音声データやファクシミリデータを入力することができ、しかも暗証情報の入力なしに自由にその内容を取り出すことができる。また、ファクシミリ受信がメモリ受信に設定されているときにも、他の通信端末から自由にファクシミリデータを入力することができる。このような一般情報記憶領域を、本実施形態においては一般メールボックスと呼ぶことにする。また、応答メッセージ記憶領域には、各種の音声応答メッセージを出力するための音声データが記憶されている。
すなわち、RAM3の個人情報記憶領域は、電話回線21を介して入力された特定個人用の情報を記憶する個人情報記憶手段を構成している。各ボックス指定キー23は、伝言ボックス機能を使用するためのキーとワンタッチダイヤル機能を使用するためのキーとプライベート電話帳機能を使用するためのキーとを兼用する共通のキーを構成している。
次に、このように構成されたファクシミリ装置の動作の要点について説明する。このファクシミリ装置は、留守モードにおいて各伝言ボックスへのアクセスが可能なことは勿論のこと、たとえば手動受信モードにおいて、呼出ベル音にしたがって使用者がハンドセットをオフフックしたとき、あるいはスピーカホンキー42を押下したときにも、使用者による操作部13の所定の操作、または発呼者による所定の操作に基づく電話回線21を介してのDTMF信号の入力により、電話回線21を介して入力された音声情報あるいはファクシミリ情報をRAM3の個人情報記憶領域に記憶させたり、RAM3の個人情報記憶領域から電話回線21を介して音声情報あるいはファクシミリ情報を取り出したりすることができる。なお、RAM3の個人情報記憶領域から電話回線21を介して音声情報あるいはファクシミリ情報を取り出す場合は、不正な取り出しを防止するために、各個人情報記憶領域に対応して予め登録されているパスワードがDTMF信号として入力されることを条件としている。
たとえば、AさんがBさんの伝言ボックスにメッセージを入力しようとしてBさん側の上記ファクシミリ装置に電話をかけたときに、そのファクシミリ装置が留守モードになっておらず、Cさんが電話に出たとしても、Cさんに伝言ボックスへの入力を依頼して所定の操作をしてもらうか、あるいはAさんがAさん側のファクシミリ装置を操作して所定のDTMF信号を送信することにより、電話を一旦切ることなく、Bさんの伝言ボックスに所望のメッセージを格納できる。もちろん、メッセージは音声であってもよいし文字などの画像であってもよい。
ここで、Cさんによる操作部13に対する所定の操作は、先ずプライベートキー29を押下し、次にボックス指定キー23のうちのBさんの伝言ボックスに対応する「B」のキーを押下し、最後に録音キー24を押下する。これにより、ハンドセットなどのスピーカがオフになり、Cさんがハンドセットをオンフックさせても電話回線21は開放されず、Aさん側のファクシミリ装置から電話回線21を介して入力されるファクシミリ信号あるいは音声信号が、Bさんの伝言ボックスに対応するRAM3の個人情報記憶領域にファクシミリデータあるいは音声データとして記憶される。
Cさんによる所定の操作の代わりに、Aさんが発呼側のファクシミリ装置を操作してもよい。すなわち、Aさんがダイヤルキーを「0」「2」「*」の順に押下することにより、それに応じたDTMF信号が電話回線21を介して上記ファクシミリ装置に入力され、Cさんにより上記所定の操作が行われたときと同様の状態になる。なお、上記ダイヤルキー「0」「2」「*」のうちの「2」は、Bさんの伝言ボックスに対応している。このようにすれば、Cさんが所定の操作を知らなくても、Aさん自身でBさんの伝言ボックスにメッセージを格納できる。
また、Dさんが自己の伝言ボックスの内容を外出先から取り出そうとして上記ファクシミリ装置に電話をかけたときに、そのファクシミリ装置が留守モードになっておらず、Eさんが電話に出たとしても、EさんにDの伝言ボックスからの出力を依頼して所定の操作をしてもらうか、あるいはDさんが外出先のファクシミリ装置を操作して所定のDTMF信号を送信することにより、電話を一旦切ることなく、Dさんが自己の伝言ボックスの内容を取り出せる。もちろん、音声の伝言メッセージであれば外出先のファクシミリ装置のハンドセットなどのスピーカから聞くことができ、画像の伝言メッセージであれば外出先のファクシミリ装置により記録用紙に印刷したり表示画面上に表示させたりできる。
ここで、Eさんによる操作部13に対する所定の操作は、先ずプライベートキー29を押下し、次にボックス指定キー23のうちのDさんの伝言ボックスに対応する「D」のキーを押下し、最後に再生キー26を押下する。これにより、ハンドセットなどのスピーカがオフになり、Eさんがハンドセットをオンフックさせても電話回線21は開放されず、Dさんが所定時間内に外出先のファクシミリ装置のダイヤルキーを操作して自己の暗証番号を入力することにより、Dさんの伝言ボックスに対応するRAM3の個人情報記憶領域に記憶されているファクシミリデータあるいは音声データが、電話回線21を介してファクシミリ信号あるいは音声信号として出力される。なお、Dさんの暗証番号は、もちろん発呼側のファクシミリ装置からDTMF信号として電話回線21を介して上記ファクシミリ装置に入力される。
Eさんによる所定の操作の代わりに、Dさんが発呼側のファクシミリ装置を操作してもよい。すなわち、Dさんがダイヤルキーを「0」「4」「*」の順に押下することにより、それに応じたDTMF信号が電話回線21を介して上記ファクシミリ装置に入力され、Eさんにより上記所定の操作が行われたときと同様の状態になる。このときも、Dさんが自己の暗証番号を入力することはもちろんである。なお、上記ダイヤルキー「0」「4」「*」のうちの「4」は、Dさんの伝言ボックスに対応している。
さらに、上記ファクシミリ装置は、留守モードにおいて一般メールボックスへのアクセスが可能なのは勿論のこと、たとえば手動受信モードにおいて、呼出ベル音にしたがって使用者がハンドセットをオフフックしたとき、あるいはスピーカホンキー42を押下したときにも、使用者による操作部13の所定の操作、または発呼側の使用者による所定の操作に基づく電話回線21を介してのDTMF信号の入力により、電話回線21を介して入力された音声情報あるいはファクシミリ情報をRAM3の一般情報記憶領域に記憶させたり、RAM3の一般情報記憶領域から電話回線21を介して音声情報あるいはファクシミリ情報を取り出したりすることができる。
たとえば、Aさんが一般メールボックスにメッセージを入力しようとして上記ファクシミリ装置に電話をかけたときに、そのファクシミリ装置が留守モードになっておらず、Cさんが電話に出たとしても、Cさんに一般メールボックスへの入力を依頼して所定の操作をしてもらうか、あるいはAさんがAさん側のファクシミリ装置を操作して所定のDTMF信号を送信することにより、電話を一旦切ることなく、一般メールボックスに所望のメッセージを格納できる。もちろん、メッセージは音声であってもよいし文字などの画像であってもよい。
ここで、Cさんによる操作部13に対する所定の操作は、たとえば、プライベートキー29を押下し、次に録音キー24を押下する。これにより、Cさんがハンドセットをオンフックさせても電話回線21は開放されず、Aさん側のファクシミリ装置から電話回線21を介して入力されるファクシミリ信号あるいは音声信号が、一般メールボックスに対応するRAM3の一般情報記憶領域にファクシミリデータあるいは音声データとして記憶される。
Cさんによる所定の操作の代わりに、Aさんが発呼側のファクシミリ装置を操作してもよい。たとえば、Aさんがダイヤルキーを「0」「*」の順に押下することにより、それに応じたDTMF信号が電話回線21を介して上記ファクシミリ装置に入力され、Cさんにより上記所定の操作が行われたときと同様の状態になる。
また、Dさんが一般メールボックスの内容を外出先から取り出そうとして上記ファクシミリ装置に電話をかけたときに、そのファクシミリ装置が留守モードになっておらず、Eさんが電話に出たとしても、Eさんに一般メールボックスからの出力を依頼して所定の操作をしてもらうか、あるいはDさんが外出先のファクシミリ装置を操作して所定のDTMF信号を送信することにより、電話を一旦切ることなく、Dさんが一般メールボックスの内容を取り出せる。もちろん、音声のメッセージであれば外出先のファクシミリ装置のハンドセットなどのスピーカから聞くことができ、画像のメッセージであれば外出先のファクシミリ装置により記録用紙に印刷したり表示画面上に表示させたりできる。
ここで、Eさんによる操作部13に対する所定の操作は、たとえば、プライベートキー29を押下し、次に再生キー26を押下する。これにより、Eさんがハンドセットをオンフックさせても電話回線21は開放されず、一般メールボックスに対応するRAM3の一般情報記憶領域に記憶されているファクシミリデータあるいは音声データが、電話回線21を介してファクシミリ信号あるいは音声信号として出力される。
Eさんによる所定の操作の代わりに、Dさんが発呼側のファクシミリ装置を操作してもよい。すなわち、Dさんがダイヤルキーを「0」「*」の順に押下することにより、それに応じたDTMF信号が電話回線21を介して上記ファクシミリ装置に入力され、Eさんにより上記所定の操作が行われたときと同様の状態になる。
このように、伝言ボックスの番号を指定するための操作を行わないことを除いて、伝言ボックスへのアクセスと同様の操作により、一般メールボックスへのアクセスが可能である。
また、上記ファクシミリ装置は、複数の所望の通信相手の電話番号を相手先の名称などと共に予め登録しておくことにより、それらを検索あるいは指定して自動的に発呼させることができる電話帳機能を有しており、ボックス指定キー23は、ワンタッチダイヤルのためのキーとしても使用される。すなわち、5個のボックス指定キー23には各々1個のワンタッチダイヤル用の電話番号が対応付けて登録されており、いずれかのボックス指定キー23を選択して1回押下するだけで、そのボックス指定キー23に対応する電話番号に自動発呼される。
更に、上記ファクシミリ装置は、各ボックス指定キー23毎のグループ名を電話帳に登録することが可能であり、グループ毎のプライベート電話帳として利用できる。すなわち、ボックス指定キー23のAがAさんに割り当てられているものとすると、電話帳に登録された所望の電話番号にグループ名Aを登録する。これにより、Aさんが自己のプライベート電話帳を使用したときには、グループ名Aが登録された電話番号のみを表示させたり指定したりすることができる。プライベート電話帳の使用に際しては、待機中に、先ずプライベートキー29を押下し、次いでボックス指定キー23のAを押下し、次にAさんの暗証番号をダイヤルキー22により押下する。これによりAさんのプライベート電話帳が使用可能になり、予め登録された2桁の短縮ダイヤルをダイヤルキー22の押下操作により入力すると、それに対応する相手先名称がLCD45の表示画面上に表示される。このとき、ハンドセットがオフフックされていれば、LCD45の表示画面上に表示されている相手先名称に対応する電話番号に自動的に発呼され、ハンドセットがオンフックされていれば、スタートキー33を押下することにより、LCD45の表示画面上に表示されている相手先名称に対応する電話番号に自動的に発呼される。また、ボックス指定キー23のAあるいはスクロールキー36,38を順次押下すると、LCD45の表示画面上に表示されるAさんのプライベート電話帳内の相手先名称があいうえお順などの辞書順に順次切り替わり、所望の相手先名称がLCD45の表示画面上に表示された時点でスタートキー33を押下することにより、表示されている相手先名称に対応する電話番号に自動的に発呼される。なお、LCD45の表示画面上に、相手先名称ではなくて電話番号を表示するようにしてもよい。
次に、上記ファクシミリ装置による各動作モードでの着信処理の手順について、図5〜図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
留守モードにおいては、図5に示すように、先ずCPU1が、着呼の有無を判断する(S1)。
着呼があれば(S1:YES)、CPU1が、NCU2を制御して回線を閉結して着信させる(S2)。このとき、伝言ボックスの設定がオンになっていれば、呼出ベル音の設定回数に拘らず、呼出ベル音を鳴らさない無鳴動着信を行う。伝言ボックスの設定がオフになっていれば、呼出ベル音の設定回数に応じて呼出ベル音を鳴らす鳴動着信を行う。この呼出ベル音は、子機16のスピーカ66からも出力させる。なお、伝言ボックスの設定がオフになっているときには、伝言ボックスへのアクセスは一切できないようになる。そしてCPU1が、タイマを起動させる(S3)。このタイマは、発呼側端末からのCNG信号を検出するための時間を決定するものであり、たとえば4秒に設定されている。そしてCPU1が、CNG信号を検出したか否かを判断する(S4)。すなわち、電話回線21を介してCNG信号が入力されたかどうかを調べる。
CNG信号を検出していなければ(S4:NO)、CPU1が、S3で起動させたタイマがタイムアップしたか否かを判断する(S5)。
タイマがタイムアップしていれば(S5:YES)、所定時間内にCNG信号が入力されなかったということなので、ファクシミリ受信ではないと判定し、CPU1が、留守モード用の案内メッセージの再生を開始する(S6)。すなわち、留守モード用の案内メッセージに対応する音声データをRAM3の応答メッセージ記憶領域から読み出し、それをコーデック8により音声信号に変換させて、NCU2を介して電話回線21に送出する。そしてCPU1が、CNG信号を検出したか否かを判断する(S7)。
CNG信号を検出していなければ(S7:NO)、CPU1が、ボックス番号が指定されたか否かを判断する(S8)。すなわち、発呼側端末において、伝言ボックスの番号を指定するためにダイヤルキーを押下すると、そのダイヤルキーに対応するDTMF信号が電話回線21を介して入力されるので、そのDTMF信号が入力されたか否かを判断するのである。上記ファクシミリ装置のボックス指定キー23のA〜Eは、それぞれ伝言ボックスに各別に対応しており、またこれらの伝言ボックスは、たとえば発呼側端末のダイヤルキーの1〜5に各別に対応している。したがって、発呼側端末では、ボックス指定キー23のA〜Eのいずれかを押下する代わりに、ダイヤルキーの1〜5のいずれかを含む押下操作を行うことにより、所望の伝言ボックスを指定する。たとえば、Aのボックス指定キー23の代わりに、「0」「1」「*」の順に発呼側端末のダイヤルキーを押下する。
ボックス番号が指定されていなければ(S8:NO)、CPU1が、S6で開始した留守モード用の案内メッセージの再生が終了したか否かを判断する(S9)。
留守モード用の案内メッセージの再生が終了すれば(S9:YES)、留守モード用の案内メッセージの再生期間内に、CNG信号が検出されず、しかも伝言ボックスの番号も指定されなかったということなので、特定個人宛ではない一般の音声情報の伝言であると判定し、CPU1が、一般ICM録音を行う(S10)。具体的には、電話回線21を介して入力される音声信号をコーデック8によりディジタルの音声データに変換させ、その音声データをRAM3の一般情報記憶領域内の音声データ記憶領域に格納する。なお、CNG信号および伝言ボックス番号指定のためのDTMF信号の検出は、留守モード用の案内メッセージの再生期間中、常に判断される。すなわち、留守モード用の案内メッセージの再生期間は、通常は実際に案内メッセージを送出している時間と、それに続く無音時間とにより構成されているので、その期間にCNG信号あるいはDTMF信号を検出したか否かを調べる。そしてCPU1が、一般ICM録音が終了したか否かを判断する(S11)。
一般ICM録音が終了すれば(S11:YES)、CPU1が、回線を切断し(S12)、このルーチンを終了する。
S11において、一般ICM録音が終了していなければ(S11:NO)、S10に戻って一般ICM録音を継続する。
S9において、留守モード用の案内メッセージの再生が終了していなければ(S9:NO)、S6に戻って留守モード用の案内メッセージの再生を継続する。
S8において、ボックス番号が指定されていれば(S8:YES)、特定個人宛の伝言であるということなので、伝言ボックス処理を行って(S14)、このルーチンを終了する。この伝言ボックス処理については、後に詳述する。
S7において、CNG信号が検出されていれば(S7:YES)、非特定個人宛のファクシミリを受信したということなので、CPU1が、一般ファクシミリ受信を行う(S15)。具体的には、電話回線21を介して受信したファクシミリデータをRAM3の一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納する。そしてCPU1が、一般ファクシミリ受信が終了したか否かを判断する(S16)。
一般ファクシミリ受信が終了していれば(S16:YES)、CPU1が、回線を切断し(S17)、転送設定がオンになっているか否かを判断する(S18)。
転送設定がオンになっていれば(S18:YES)、CPU1が、転送先の通信端末に発呼し(S19)、S15において受信したファクシミリデータを送信する(S20)。すなわち、留守モードのときは、受信したファクシミリデータはRAM3の一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納されるので、そのファクシミリデータを予め設定された電話番号の通信端末に転送するのである。
そしてCPU1が、転送が終了したか否かを判断し(S21)、終了していれば(S21:YES)、S12に進んで回線を切断し、このルーチンを終了する。
S21において、転送が終了していなければ(S21:NO)、S20に戻って転送を継続する。
S18において、転送設定がオンになっていなければ(S18:NO)、転送の必要がないので、このルーチンを終了する。
S16において、一般ファクシミリ受信が終了していなければ(S16:NO)、S15に戻って一般ファクシミリ受信を継続する。
S5において、S3で起動したタイマがタイムアップしていなければ(S5:NO)、S4に戻ってCNG信号の検出を継続する。
S4において、CNG信号を検出していれば(S4:YES)、発呼側端末においてファクシミリの自動送信がなされているということなので、S15に進んで一般ファクシミリ受信以降の処理を実行する。
S1において、着呼していなければ(S1:NO)、このルーチンを終了する。
次に、図5のS14における伝言ボックス処理の手順について説明する。伝言ボックス処理においては、図6に示すように、先ずCPU1が、DTMF信号により指定された伝言ボックス用の案内メッセージの再生を開始させる(S31)。すなわち、RAM3の応答メッセージ記憶領域から指定された伝言ボックス用の案内メッセージに対応する音声データを読み出し、それをコーデック8により音声信号に変換させて、その音声信号を電話回線21を介して発呼側端末に送信させる。この時点で、親機のハンドセットのスピーカ、ハンドセット以外に親機側に設けられたスピーカ、および子機16のスピーカ66などの全てのスピーカから、音が出力されなくなる。そしてCPU1が、CNG信号を検出したか否かを判断する(S32)。すなわち、電話回線21を介してCNG信号を受信したかどうかを調べる。
CNG信号を検出していなければ(S32:NO)、CPU1が、パスワードが指定されたか否かを判断する(S33)。すなわち、指定された伝言ボックスに対応する暗証番号がDTMF信号として正しく入力されたかどうかを調べる。これは、暗証番号を知らない者が不正に伝言ボックスの内容を取り出すことを防止するためである。パスワードが指定されていなければ(S33:NO)、CPU1が、DTMF信号により指定された伝言ボックス用の案内メッセージの再生が終了したか否かを判断する(S34)。
DTMF信号により指定された伝言ボックス用の案内メッセージの再生が終了していれば(S34:YES)、案内メッセージの再生期間内にCNG信号も暗証番号に対応するDTMF信号も入力されなかったということなので、伝言ボックスへの音声メッセージの入力であると判定し、CPU1が、指定された伝言ボックスへのICM録音を開始する(S35)。具体的には、電話回線21を介して入力された音声信号をコーデック8によりディジタルの音声データに変換させ、その音声データをRAM3の指定された伝言ボックスに対応する個人情報記憶領域内の音声データ記憶領域に格納する。そしてCPU1が、ICM録音が終了したか否かを判断する(S36)。
ICM録音が終了していれば(S36:YES)、CPU1が、ファクシミリデータを受信したか否かを判断する(S37)。
ファクシミリデータを受信していれば(S37:YES)、CPU1が、受信したファクシミリデータを指定された伝言ボックスに格納する(S38)。具体的には、受信したファクシミリ信号をモデム4に復調させ、復調されたファクシミリデータをRAM3の指定された伝言ボックスに対応する個人情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納する。そしてCPU1が、ファクシミリデータの受信が終了したか否かを判断する(S39)。
ファクシミリデータの受信が終了していれば(S39:YES)、CPU1が、回線を切断し(S40)、個別ページング設定がオンになっていれば、個別ページング番号へ発呼して(S41)、このルーチンを終了する。個別ページング設定がオフになっていれば、個別ページング番号への発呼は行わない。この個別ページング番号は、具体的には、伝言ボックスにメッセージが入力されたことを電話回線21を介して知らせるべき通信端末の電話番号のことであって、各伝言ボックス毎に1ないし複数設定されている。そして、伝言ボックスにメッセージが入力されれば、その電話番号に発呼して、その旨を自動的に知らせる。報知方式は、たとえば、通信端末であるページャやファクシミリ装置や電話装置などの表示画面に伝言ボックスにメッセージが入力された旨を文字あるいは記号により表示すればよい。なお、伝言ボックスにメッセージが入力された旨の報知だけではなく、伝言ボックスに入力されたメッセージ自体も送信するようにしてもよい。もちろんこの場合、送信先の通信端末が受信可能なメッセージに限られることになる。たとえば、送信先の通信端末がファクシミリ受信機能を有しないページャや電話装置の場合、ファクシミリメッセージを送信しても無意味である。
S39において、ファクシミリデータの受信が終了していなければ(S39:NO)、S38に戻ってファクシミリデータの受信を継続する。
S37において、ファクシミリデータを受信していなければ(S37:NO)、ファクシミリデータを伝言ボックスに格納する必要がないので、S40に進んで回線の切断以降の処理を実行する。
S36において、ICM録音が終了していなければ(S36:NO)、S35に戻ってICM録音を継続する。
S34において、DTMF信号により指定された伝言ボックス用の案内メッセージの再生が終了していなければ(S34:NO)、S31に戻って案内メッセージの再生を継続する。
S33において、パスワードが指定されていれば(S33:YES)、すなわち指定された伝言ボックスの暗証番号に対応するDTMF信号が入力されていれば、CPU1が、指定された伝言ボックスのICM再生を行う(S42)。具体的には、RAM3の指定された伝言ボックスに対応する個人情報記憶領域内の音声データ記憶領域に格納されている音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させ、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、指定された伝言ボックスのICM再生が終了したか否かを判断する(S43)。
指定された伝言ボックスのICM再生が終了していれば(S43:YES)、CPU1が、一般リトリーバル用の案内メッセージを再生する(S44)。具体的には、RAM3の応答メッセージ記憶領域に格納されている一般リトリーバル用の案内メッセージに対応する音声データを読み出し、その音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させて、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。これは、発呼端末側の使用者が伝言ボックスだけではなく非特定個人用の一般メールボックスに格納されているメッセージも取り出したい場合があるので、それを確かめるためである。そしてCPU1が、一般リトリーバルを要求する旨の予め決められたDTMF信号が入力されたか否かを判断する(S45)。
一般リトリーバル用の案内メッセージの再生開始から所定時間内に一般リトリーバルを要求する旨の予め決められたDTMF信号が入力されていれば(S45:YES)、CPU1が、フラグFを1にセットし(S46)、一般ICM再生を開始する(S47)。具体的には、RAM3の一般情報記憶領域内の音声データ記憶領域に格納されている音声データを読み出し、その音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させ、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、一般ICM再生が終了したか否かを判断する(S48)。
一般ICM再生が終了していれば(S48:YES)、CPU1が、ファクシミリメッセージの報知音を出力する(S49)。具体的には、RAM3の応答メッセージ記憶領域に格納されているファクシミリデータを送信する旨の報知メッセージに該当する音声データを読み出し、その音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させ、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。これにより発呼側端末の使用者は、発呼側端末のスタートキーを押下するなどして、ファクシミリ受信を開始させる。
そしてCPU1が、指定された伝言ボックスのファクシミリ再生を行う(S50)。具体的には、RAM3の指定された伝言ボックスに対応する個人情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納されているファクシミリデータをモデム4に変調させ、そのファクシミリ信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、指定された伝言ボックスのファクシミリ再生が終了したか否かを判断する(S51)。
指定された伝言ボックスのファクシミリ再生が終了していれば(S51:YES)、CPU1が、フラグFが1か否かを判断する(S52)。
フラグFが1であれば(S52:YES)、非特定個人宛の一般メールボックスの内容も取り出したい旨の要求が発呼端末側からなされたということなので、CPU1が、一般ファクシミリ再生を開始する(S53)。具体的には、RAM3の一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納されているファクシミリデータを読み出し、そのファクシミリデータをモデム4に変調させ、そのファクシミリ信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、一般ファクシミリ再生が終了したか否かを判断する(S54)。
一般ファクシミリ再生が終了していれば(S54:YES)、CPU1が、フラグFを0にセットし(S55)、回線を切断して(S56)、このルーチンを終了する。
S54において、一般ファクシミリ再生が終了していなければ(S54:NO)、S53に戻って一般ファクシミリ再生を継続する。
S52において、フラグFが1でなければ(S52:NO)、非特定個人宛の一般メールボックスの内容も取り出したい旨の要求が発呼端末側からなされなかったということなので、一般ファクシミリ再生を行わずにS56に進む。
S51において、指定された伝言ボックスのファクシミリ再生が終了していなければ(S51:NO)、S50に戻って指定された伝言ボックスのファクシミリ再生を継続する。
S48において、一般ICM再生が終了していなければ(S48:NO)、S47に戻って一般ICM再生を継続する。
S45において、一般リトリーバル用の案内メッセージの再生開始から所定時間内に一般リトリーバルを要求する旨の予め決められたDTMF信号が入力されていなければ(S45:NO)、CPU1が、フラグFを0にセットし(S57)、一般ICM再生を行わずにS49に進む。
S43において、指定された伝言ボックスのICM再生が終了していなければ(S43:NO)、S42に戻って指定された伝言ボックスのICM再生を継続する。
S32において、CNG信号を検出していれば(S32:YES)、発呼側が指定した伝言ボックスにファクシミリメッセージだけを残したいということなので、ICM録音を行わずにS38に進む。
次に、ファクシミリと電話との自動切替モード(以下「F/Tモード」と記す)における着信処理について説明する。F/Tモードにおいては、図7に示すように、先ずCPU1が、着呼の有無を判断する(S61)。
着呼があれば(S61:YES)、CPU1が、NCU2を制御して回線を閉結して着信させる(S62)。このとき、伝言ボックスの設定がオンになっていれば、呼出ベル音の設定回数に拘らず、呼出ベル音を鳴らさない無鳴動着信を行う。伝言ボックスの設定がオフになっていれば、呼出ベル音の設定回数に応じて呼出ベル音を鳴らす鳴動着信を行う。この呼出ベル音は、子機16のスピーカ66からも出力する。そしてCPU1が、タイマを起動させる(S63)。このタイマは、発呼側端末からのCNG信号を検出するための時間を決定するものであり、たとえば4秒に設定されている。そしてCPU1が、CNG信号を検出したか否かを判断する(S64)。すなわち、電話回線21を介してCNG信号が入力されたかどうかを調べる。
CNG信号を検出していなければ(S64:NO)、CPU1が、S63で起動させたタイマがタイムアップしたか否かを判断する(S65)。
タイマがタイムアップしていれば(S65:YES)、所定時間内にCNG信号が入力されなかったということなので、ファクシミリ受信ではないと判定し、CPU1が、F/Tモード用の案内メッセージの再生を開始する(S66)。すなわち、F/Tモード用の案内メッセージに対応する音声データをRAM3の応答メッセージ記憶領域から読み出し、それをコーデック8により音声信号に変換させて、NCU2を介して電話回線21に送出する。そしてCPU1が、CNG信号を検出したか否かを判断する(S67)。
CNG信号を検出しなければ(S67:NO)、CPU1が、ボックス番号が指定されたか否かを判断する(S68)。すなわち、発呼側端末において、伝言ボックスの番号を指定するためにダイヤルキーを押下すると、そのダイヤルキーに対応するDTMF信号が電話回線21を介して入力されるので、そのDTMF信号が入力されたか否かを判断するのである。上記ファクシミリ装置のボックス指定キー23のA〜Eは、それぞれ伝言ボックスに各別に対応しており、またこれらの伝言ボックスは、たとえば発呼側端末のダイヤルキーの1〜5に各別に対応している。したがって、発呼側端末では、ボックス指定キー23のA〜Eのいずれかを押下する代わりに、ダイヤルキーの1〜5のいずれかを含む押下操作を行うことにより、所望の伝言ボックスを指定する。たとえば、Aのボックス指定キー23のかわりに、「0」「1」「*」の順に発呼側端末のダイヤルキーを押下する。
ボックス番号が指定されていなければ(S68:NO)、CPU1が、S66で開始したF/Tモード用の案内メッセージの再生が終了したか否かを判断する(S69)。
F/Tモード用の案内メッセージの再生が終了していれば(S69:YES)、CPU1が、タイマを起動し(S70)、そのタイマがタイムアップしたか否かを判断する(S71)。このタイマは、S63で起動したタイマとは異なり、F/Tモード用の案内メッセージの再生終了後に発呼側の使用者に伝言ボックスの番号を指定するための時間を与えるためのものであり、起動からたとえば2秒後にタイムアップする。
S70で起動したタイマがタイムアップしていれば(S71:YES)、CPU1が、呼出ベル音を鳴動させる(S72)。この呼出ベル音により使用者が親機のハンドセットをオフフックさせるか、スピーカホンキー42を押下するか、あるいは子機16の外線キー52を押下すると、通話状態になる(S73)。通話が終了すると、CPU1が回線を切断して(S74)、このルーチンを終了する。
S71において、S70で起動させたタイマがタイムアップしていなければ(S71:NO)、CPU1が、ボックス番号が指定されたか否かを判断する(S78)。ボックス番号が指定されていれば(S78:YES)、S75に進んで伝言ボックス処理を行う。ボックス番号が指定されていなければ(S78:NO)、S71に戻ってボックス番号が指定されるかあるいはタイマがタイムアップするのを待つ。
S69において、F/Tモード用の案内メッセージの再生が終了していなければ(S69:NO)、S66に戻ってF/Tモード用の案内メッセージの再生を継続する。
S68において、ボックス番号が指定されていれば(S68:YES)、特定個人宛の伝言であるということなので、伝言ボックス処理を行って(S75)、このルーチンを終了する。この伝言ボックス処理は、図6に示す伝言ボックス処理と全く同じである。
S67において、CNG信号が検出されていれば(S67:YES)、非特定個人宛のファクシミリを受信したということなので、CPU1が、一般ファクシミリ受信を行う(S76)。具体的には、メモリ受信が設定されている場合、電話回線21を介して受信したファクシミリデータをRAM3の一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納し、メモリ受信が設定されていない場合、電話回線21を介して受信したファクシミリデータを記録部12により記録用紙上に記録させる。そしてCPU1が、一般ファクシミリ受信が終了したか否かを判断する(S77)。
一般ファクシミリ受信が終了していれば(S77:YES)、S74に進んで回線を切断し、このルーチンを終了する。
S77において、一般ファクシミリ受信が終了していなければ(S77:NO)、S76に戻って一般ファクシミリ受信を継続する。
S65において、S63で起動したタイマがタイムアップしていなければ(S65:NO)、S64に戻ってCNG信号の検出を継続する。
S64において、CNG信号を検出していれば(S64:YES)、発呼側端末においてファクシミリの自動送信がなされているということなので、S76に進んで一般ファクシミリ受信以降の処理を実行する。
S61において、着呼していなければ(S61:NO)、このルーチンを終了する。
なお、上記のF/Tモードにおいては、S73の通話中にも、後述の手動受信モードにおける通話中と同様に、使用者によるボックス指定キー23の操作、あるいは発呼側端末側でのダイヤルキーの操作により、S75の伝言ボックス処理に移行することができる。
次に、手動受信モードにおける着信処理について説明する。手動受信モードにおいては、図8に示すように、先ずCPU1が、着呼の有無を判断する(S81)。
着呼があれば(S81:YES)、CPU1が、呼出ベル音を鳴動させ(S82)、オフフックされたか否かを判断する(S83)。すなわち、使用者が親機のハンドセットをオフフックさせたか、あるいはスピーカホンキー42を押下したかどうかを調べる。
オフフックされれば(S83:YES)、CPU1が、NCU2を制御して回線を閉結して着信させ(S84)、親機のスタートキー33が押下されたか否かを判断する(S85)。すなわち、発呼側端末の使用者が、伝言ボックスや一般メールボックスの使用を望んでおらず、単にファクシミリを送りたい旨を通話中に伝えれば、上記ファクシミリ装置の使用者が、親機のスタートキー33を押下するので、それを調べるのである。
スタートキーが押下されていなければ(S85:NO)、CPU1が、親機の録音キー24が押下されたか否かを判断する(S86)。すなわち、通話を録音したい場合、上記ファクシミリ装置の使用者が、親機の録音キー24を押下するので、それを調べるのである。
録音キー24が押下されていなければ(S86:NO)、CPU1が、伝言ボックスの番号を指定するためのキー操作がなされたか否かを判断する(S87)。すなわち、発呼側端末の使用者から通話中に伝言ボックスにメッセージを入れたい旨の依頼があれば、上記ファクシミリ装置の使用者が、伝言ボックスA〜Eのうちのいずれかにメッセージを入力するための操作を行うので、それを調べるのである。具体的には、プライベートキー29と、ボックス指定キー23のうちのいずれかと、録音キー24とがこの順に押下されたかどうかを調べる。もちろん、キー操作は必ずしもこの順である必要はなく、予め決められた所定順序であればよい。
伝言ボックスの番号を指定するためのキー操作がなされていなければ(S87:NO)、CPU1が、ボックス番号を指定するためのDTMF信号が検出されたか否かを判断する(S88)。すなわち、発呼側端末の使用者が、伝言ボックスにメッセージを入れたい場合、そのための操作を上記ファクシミリ装置の使用者に依頼することなく、伝言ボックスの番号を指定するために発呼側端末のダイヤルキーを押下すると、そのダイヤルキーに対応するDTMF信号が電話回線21を介して入力されるので、そのDTMF信号が入力されたかどうかを調べるのである。上記ファクシミリ装置のボックス指定キー23のA〜Eは、それぞれ伝言ボックスに各別に対応しており、またこれらの伝言ボックスは、たとえば発呼側端末のダイヤルキーの1〜5に各別に対応している。したがって、発呼側端末では、ボックス指定キー23のA〜Eのいずれかを押下する代わりに、ダイヤルキーの1〜5のいずれかを含む押下操作を行うことにより、所望の伝言ボックスを指定する。たとえば、Aのボックス指定キー23のかわりに、「0」「1」「*」の順に発呼側端末のダイヤルキーを押下する。
ボックス番号を指定するためのDTMF信号が検出されていなければ(S88:NO)、CPU1が、一般リトリーバルを要求するためのキー操作がなされたか否かを判断する(S89)。すなわち、発呼側端末の使用者が特定個人宛の伝言ボックスではなく、一般メールボックスにメッセージを入れたい場合、その旨を通話中に上記ファクシミリ装置の使用者に伝えるので、上記ファクシミリ装置の使用者により一般メールボックスにメッセージを入力するための操作が行われたかどうかを調べる。具体的には、プライベートキー29と録音キー24とがこの順に押下されたかどうかを調べる。もちろん、キー操作は必ずしもこの順である必要はなく、予め決められた所定順序であればよい。
一般リトリーバルを要求するためのキー操作がなされていなければ(S89:NO)、CPU1が、一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号が検出されたか否かを判断する(S90)。すなわち、発呼側端末の使用者が、一般メールボックスにメッセージを入れたい場合、そのための操作を上記ファクシミリ装置の使用者に依頼することなく、発呼側端末のダイヤルキーを押下すると、そのダイヤルキーに対応するDTMF信号が電話回線21を介して入力されるので、そのDTMF信号が入力されたかどうかを調べるのである。このダイヤルキーは、伝言ボックスの番号を指定するためのダイヤルキーと区別できるように、予め決めておく必要がある。
一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号が検出されていなければ(S90:NO)、CPU1が、オンフックされたか否かを判断する(S91)。すなわち、使用者が親機のハンドセットをオンフックさせたか、あるいはスピーカホンキー42を押下したか、あるいは子機16の外線キー52を押下したかどうかを調べる。
オンフックされていれば(S91:YES)、CPU1が、NCU2を制御して回線を切断させ(S92)、このルーチンを終了する。
S91において、オンフックされていなければ(S91:NO)、S85に戻って通話を継続する。
S90において、一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号が検出されていれば(S90:YES)、CPU1が、一般ICM再生を開始する(S93)。具体的には、RAM3の一般情報記憶領域内の音声データ記憶領域に格納されている音声データを読み出し、その音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させ、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、一般ICM再生が終了したか否かを判断する(S94)。
一般ICM再生が終了していれば(S94:YES)、CPU1が、ファクシミリメッセージの報知音を出力する(S95)。具体的には、RAM3の応答メッセージ記憶領域に格納されているファクシミリデータを送信する旨の報知メッセージに該当する音声データを読み出し、その音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させ、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。これにより発呼側端末の使用者は、発呼側端末のスタートキーを押下するなどして、ファクシミリ受信を開始させる。
そしてCPU1が、一般メールボックスのファクシミリ再生を行う(S96)。具体的には、RAM3の一般メールボックスに対応する一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納されているファクシミリデータを読み出してモデム4に変調させ、そのファクシミリ信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、一般メールボックスのファクシミリ再生が終了したか否かを判断する(S97)。
一般メールボックスのファクシミリ再生が終了していれば(S97:YES)、S92に進んで回線を切断し、このルーチンを終了する。
S97において、一般ファクシミリ再生が終了していなければ(S97:NO)、S96に戻って一般ファクシミリ再生を継続する。
S94において、一般ICM再生が終了していなければ(S94:NO)、S93に戻って一般ICM再生を継続する。
S89において、一般リトリーバルを要求するための操作がなされていれば(S89:YES)、S93に進んで一般ICM再生以降の処理を実行する。
S88において、ボックス番号を指定するためのDTMF信号が検出されれば(S88:YES)、特定個人宛の伝言であるということなので、CPU1が、伝言ボックス処理を行い(S98)、このルーチンを終了する。この伝言ボックス処理は、図6に示す伝言ボックス処理と全く同じである。
S87において、伝言ボックスの番号を指定するためのキー操作がなされていれば(S87:YES)、特定個人宛の伝言であるということなので、S98に進んで伝言ボックス処理を実行する。
S86において、録音キー24が押下されていれば(S86:YES)、CPU1が、一般会話録音を行う(S99)。すなわち、電話回線21を介して入力された発呼端末からの音声信号と、ハンドセットなどのマイクロホンからの音声信号とを、コーデック8によってディジタルの音声データに変換させ、その音声データをRAM3に格納する。この音声データは、メッセージではないので、個人情報記憶領域や一般情報記憶領域には格納されず、それ以外の所定の領域に格納される。そしてCPU1が、オンフックされたか否かを判断する(S100)。すなわち、使用者により親機のハンドセットがオンフックされたか、或いはスピーカホンキー42が押下されたか、あるいは子機16の外線キー52が押下されたかどうかを調べる。
オンフックされていれば(S100:YES)、S92に進んで回線を切断し、このルーチンを終了する。
S100において、オンフックされていなければ(S100:NO)、S99に戻って一般会話録音を継続する。
S85において、スタートキーが押下されていれば(S85:YES)、非特定個人宛のファクシミリを受信したということなので、CPU1が、一般ファクシミリ受信を行う(S101)。具体的には、メモリ受信が設定されている場合、電話回線21を介して受信したファクシミリデータをRAM3の一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納し、メモリ受信が設定されていない場合、電話回線21を介して受信したファクシミリデータを記録部12により記録用紙上に記録させる。そしてCPU1が、一般ファクシミリ受信が終了したか否かを判断する(S102)。
一般ファクシミリ受信が終了していれば(S102:YES)、S92に進んで回線を切断し、このルーチンを終了する。
S102において、一般ファクシミリ受信が終了していなければ(S102:NO)、S101に戻って一般ファクシミリ受信を継続する。
S83において、オフフックしていなければ(S83:NO)、S82に戻って呼出ベル音の鳴動を継続する。
S81において、着呼していなければ(S81:NO)、このルーチンを終了する。
次に、手動受信モードにおいて子機16を用いて通話した場合の子機16の動作である子機側手動受信モードについて説明する。子機側手動受信モードにおいては、図9に示すように、先ず子機16のCPUが、ファクシミリ受信キー60が押下されたか否かを判断する(S111)。すなわち、発呼側端末の使用者が、特定個人宛ではないファクシミリ送信を行いたい場合、その旨を通話中に子機16の使用者に依頼すれば、子機16の使用者がファクシミリ受信キー60を押下するので、それを調べるのである。
ファクシミリ受信キー60が押下されていなければ(S111:NO)、子機16のCPUが、伝言ボックスの番号を指定するためのキー操作がなされたか否かを判断する(S112)。すなわち、発呼側端末の使用者が、特定個人宛のメッセージを伝言ボックスに入れたい場合、その旨を通話中に子機16の使用者に依頼すれば、子機16の使用者が伝言ボックスの番号を指定するためにダイヤルキー51を押下するので、それを調べるのである。このダイヤルキー51の操作は、発呼側端末においてDTMF信号により伝言ボックスの番号を指定する場合と同様である。
伝言ボックスの番号を指定するためのキー操作がなされていなければ(S112:NO)、子機16のCPUが、一般リトリーバルを要求するためのキー操作がなされたか否かを判断する(S113)。すなわち、発呼側端末の使用者が、一般メールボックスに格納されている非特定個人宛のメッセージを取り出したい場合、その旨を通話中に子機16の使用者に依頼すれば、子機16の使用者が所定のダイヤルキー51を押下するので、それを調べるのである。このダイヤルキー51の操作は、発呼側端末においてDTMF信号により一般リトリーバルを要求する場合と同様である。
一般リトリーバルを要求するためのキー操作がなされていなければ(S113:NO)、子機16のCPUが、切キー53が押下されたか否かを判断する(S114)。すなわち、通話を終了したい場合、子機16の使用者が切キー53を押下するので、それを調べるのである。
切キー53が押下されていれば(S114:YES)、子機16のCPU1が、切断指示コードを親機の通信部15に送信させ(S115)、このルーチンを終了する。これにより親機は、回線を切断する。
S114において、切キー53が押下されていなければ(S114:NO)、S111に戻って上記の手順を繰り返す。
S113において、一般リトリーバルを要求するためのキー操作がなされていれば(S113:YES)、子機16のCPUが、親機の通信部15に一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号を送信し(S116)、このルーチンを終了する。これにより親機は、電話回線21を介して一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号が入力された場合と同様の動作を行う。
S112において、伝言ボックスの番号を指定するためのキー操作がなされていれば(S112:YES)、子機16のCPUが、親機の通信部15に伝言ボックスの番号を指定するためのDTMF信号を送信し(S117)、このルーチンを終了する。これにより親機は、電話回線21を介して伝言ボックスの番号を指定するためのDTMF信号が入力された場合と同様の動作を行う。
S111において、ファクシミリ受信キー60が押下されていれば(S111:YES)、子機16のCPUが、親機の通信部15に一般ファクシミリ受信を指示するための指示コードを送信し(S118)、このルーチンを終了する。これにより親機は、一般ファクシミリ受信のための処理を行う。
次に、子機16による子機側手動受信モード中における親機の動作モードである回線モニタモードについて説明する。回線モニタモードにおいては、図10R>0に示すように、先ずCPU1が、ファクシミリ受信指示コードを検出したか否かを判断する(S121)。すなわち、通信部15により子機16からのファクシミリ受信指示コードが受信されたかどうかを調べる。
ファクシミリ受信指示コードを検出していなければ(S121:NO)、CPU1が、伝言ボックスの番号を指定するためのDTMF信号を検出したか否かを判断する(S122)。すなわち、通信部15により子機16からの伝言ボックスの番号を指定するためのDTMF信号が受信されたか、あるいは電話回線21を介して伝言ボックスの番号を指定するためのDTMF信号が入力されたかどうかを調べる。
伝言ボックスの番号を指定するためのDTMF信号を検出していなければ(S122:NO)、CPU1が、一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号を検出したか否かを判断する(S123)。すなわち、通信部15により子機16からの一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号が受信されたか、あるいは電話回線21を介して一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号が入力されたかどうかを調べる。
一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号を検出していなければ(S123:NO)、CPU1が、通話が終了したか否かを判断する(S124)。すなわち、通信部15により子機16からの切断指示コードが受信されたかどうかを調べる。
通話が終了していれば(S124:YES)、CPU1が、NCU2を制御して回線を切断させ(S125)、このルーチンを終了する。
S124において、通話が終了していなければ(S124:NO)、S121に戻って上記の処理を繰り返す。
S123において、一般リトリーバルを要求するためのDTMF信号を検出していれば(S123:YES)、CPU1が、一般ICM再生を開始する(S126)。具体的には、RAM3の一般情報記憶領域内の音声データ記憶領域に格納されている音声データを読み出し、その音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させ、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、一般ICM再生が終了したか否かを判断する(S127)。
一般ICM再生が終了していれば(S127:YES)、CPU1が、ファクシミリメッセージの報知音を出力する(S128)。具体的には、RAM3の応答メッセージ記憶領域に格納されているファクシミリデータを送信する旨の報知メッセージに該当する音声データを読み出し、その音声データをコーデック8によりアナログの音声信号に変換させ、その音声信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。これにより発呼側端末の使用者は、発呼側端末のスタートキーを押下するなどして、ファクシミリ受信を開始させる。
そしてCPU1が、一般メールボックスのファクシミリ再生を行う(S129)。具体的には、RAM3の一般メールボックスに対応する一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納されているファクシミリデータをモデム4に変調させ、そのファクシミリ信号をNCU2を介して電話回線21に送出させる。そしてCPU1が、一般メールボックスのファクシミリ再生が終了したか否かを判断する(S130)。
一般メールボックスのファクシミリ再生が終了していれば(S130:YES)、S125に進んで回線を切断し、このルーチンを終了する。
S130において、一般ファクシミリ再生が終了していなければ(S130:NO)、S129に戻って一般ファクシミリ再生を継続する。
S127において、一般ICM再生が終了していなければ(S127:NO)、S126に戻って一般ICM再生を継続する。
S122において、伝言ボックスの番号を指定するためのDTMF信号を検出していれば(S122:YES)、CPU1が、伝言ボックス処理を実行し(S131)、このルーチンを終了する。この伝言ボックス処理は、図6に示す伝言ボックス処理と同じである。
S121において、ファクシミリ受信指示コードを検出していれば(S121:YES)、CPU1が、一般ファクシミリ受信を行う(S132)。具体的には、メモリ受信が設定されている場合、電話回線21を介して受信したファクシミリデータをRAM3の一般情報記憶領域内のファクシミリデータ記憶領域に格納し、メモリ受信が設定されていない場合、電話回線21を介して受信したファクシミリデータを記録部12により記録用紙上に記録させる。そしてCPU1が、一般ファクシミリ受信が終了したか否かを判断する(S133)。
一般ファクシミリ受信が終了していれば(S133:YES)、S125に進んで回線を切断し、このルーチンを終了する。
S133において、一般ファクシミリ受信が終了していなければ(S133:NO)、S132に戻って一般ファクシミリ受信を継続する。
次に、送信も受信もコピーもしていない時の親機の動作モードである待機モードおよび待機モードからのキー操作に基づく動作について説明する。待機モードにおいては、図11に示すように、先ずCPU1が、ファンクションキー28が押下されたか否かを判断する(S140)。すなわち、上記ファクシミリ装置のRAM3やEEPROM6に、伝言ボックス関係以外の各種の設定や登録を行う場合、使用者がファンクションキー28を押下するので、それを調べるのである。
ファンクションキー28が押下されていなければ(S140:NO)、CPU1が、ボックス指定キー23が押下されたか否かを判断する(S141)。すなわち、ボックス指定キー23は、伝言ボックスの番号を指定するために使用されるばかりでなく、いわゆるワンタッチダイヤルにも使用されるものであって、ワンタッチで発呼させたい場合、使用者が所望のボックス指定キー23を押下するので、それを調べるのである。
ボックス指定キー23が押下されていなければ(S141:NO)、CPU1が、プライベートキー29が押下されたか否かを判断する(S142)。すなわち、伝言ボックスに関係する登録、電話帳表示、アクセスなどを行いたい場合、使用者が先ずプライベートキー29を押下するので、それを調べるのである。
プライベートキー29が押下されていなければ(S142:NO)、このルーチンを終了する。すなわち、待機中においては、ファンクションキー28、ボックス指定キー23、あるいはプライベートキー29が押下されるまでは、それらの押下が常に検出されている。
S142において、プライベートキー29が押下されていれば(S142:YES)、CPU1が、ダイヤルキー22が押下されたか否かを判断する(S143)。すなわち、伝言ボックスに対応する特定個人毎に分類されていない、電話帳の全体を検索したい場合、使用者がプライベートキー29に続いてダイヤルキー22を押下するので、それを調べるのである。なお、本明細書における電話帳とは、使用者の登録操作によりEEPROM6に記憶された電話番号の集合を表す概念であり、各電話番号と関連付けて、相手先名称や電話帳における位置を表す連続番号などがEEPROM6に記憶される。また、電話帳には、各電話番号に対応付けてグループ名を登録することができ、同一グループ名の付された電話番号のみを纏めたプライベート電話帳として利用できる。このグループ名は、伝言ボックスが割当てられている特定個人に対応しており、伝言ボックス毎に電話帳を作成したのと同様な効果が得られる。すなわち、プライベート電話帳を利用した場合、特定のグループに所属している電話番号だけが登録されている電話帳と同様に使用できる。
S143において、ダイヤルキー22が押下されていなければ(S143:NO)、CPU1が、ファンクションキー28が押下されたか否かを判断する(S144)。すなわち、伝言ボックスに関する各種の設定、登録を行う場合、使用者がプライベートキー29に続いてファンクションキー28を押下するので、それを調べるのである。
S144において、ファンクションキー28が押下されていなければ(S144:NO)、CPU1が、ボックス指定キー23が押下されたか否かを判断する(S145)。すなわち、プライベート電話帳を利用したい場合や伝言ボックスにアクセスしたい場合、使用者がプライベートキー29に続いて所望のボックス指定キー23を押下するので、それを調べるのである。
S145において、ボックス指定キー23が押下されていなければ(S145:NO)、このルーチンを終了する。すなわち、プライベートキー29が押下された後、所定時間以内にボックス指定キー23もファンクションキー28もボックス指定キー23も押下されなければ、実行すべき処理が特定できないので、ルーチンを終了するのである。
S145において、ボックス指定キー23が押下されていれば(S145:YES)、プライベート電話帳を利用したダイヤリングや伝言ボックスへのアクセスなどを行うプライベート処理を実行し(S146)、このルーチンを終了する。このプライベート処理については、後に詳述する。
S144において、ファンクションキー28が押下されていれば(S144:YES)、CPU1が、ボックス指定キー23が押下されたか否かを判断する(S147)。すなわち、プライベートキー29、ファンクションキー28、ボックス指定キー23の順にキー操作がなされた場合、ボックス指定キー23により指定された伝言ボックスに関する登録を行うということなので、それを調べるのである。
ボックス指定キー23が押下されていれば(S147:YES)、使用者による登録操作に基づいて各種の登録を行い(S148)、このルーチンを終了する。すなわち、使用者による各種のキー操作などに応じて、グループ名や応答メッセージなどをRAM3あるいはEEPROM6に記憶させる。
S147において、ボックス指定キー23が押下されていなければ(S147:NO)、このルーチンを終了する。すなわち、ファンクションキー28が押下された後、所定時間内にボックス指定キー23が押下されなければ、使用者が伝言ボックスに関する登録を希望しなくなったものと見做して、ルーチンを終了するのである。
S143において、ダイヤルキー22が押下されていれば(S143:YES)、CPU1が、スタートキー33が押下されたか否かを判断する(S149)。すなわち、プライベートキー29およびダイヤルキー22が押下された後にスタートキー33が押下された場合、ダイヤルキー22により指定された電話番号にダイヤリングするということなので、それを調べるのである。
スタートキー33が押下されていれば(S149:YES)、その電話番号にダイヤリングし(S150)、このルーチンを終了する。すなわち、使用者が電話帳における所望の2桁の連続番号をダイヤルキー22を押下することにより入力すると、その連続番号に対応した相手先名称または電話番号がLCD45の表示画面に表示されるので、それが所望の相手先であれば、スタートキー33を押下する。これにより、LCD45の表示画面に表示されている相手先の電話番号が自動的に発呼されるのである。
S149において、スタートキー33が押下されていなければ(S149:NO)、このルーチンを終了する。すなわち、ダイヤルキー22が押下された後、所定時間内にスタートキー33が押下されなければ、使用者がプライベート電話帳の短縮ダイヤルを利用しての発呼を希望しなくなったものと見做して、ルーチンを終了するのである。
S141において、ボックス指定キー23が押下されていれば(S143:YES)、そのボックス指定キー23に対応するワンタッチダイヤルの電話番号にダイヤリングしたいと使用者が望んでいるということなので、CPU1が、オンフック状態であるか否かを判断する(S151)。
オンフック状態であれば(S151:YES)、CPU1が、スタートキー33が押下されたか否かを判断する(S152)。すなわち、使用者がボックス指定キー23を押下すると、そのボックス指定キー23に対応するワンタッチダイヤルの相手先名称がLCD45の表示画面に表示され、それが所望の相手先に間違いなければ、オンフック状態ではスタートキー33を押下するので、それを調べるのである。
スタートキー33が押下されていれば(S152:YES)、CPU1が、ボックス指定キー23により指定された電話番号をダイヤリングさせ(S153)、このルーチンを終了する。
S152において、スタートキー33が押下されていなければ(S152:NO)、ダイヤリングせずに、このルーチンを終了する。すなわち、ボックス指定キー23が押下された後、所定時間内にスタートキー33が押下されなければ、使用者がワンタッチダイヤルによる発呼を希望しなくなったものと見做して、ルーチンを終了するのである。
S151において、オンフック状態でなければ(S151:NO)、既に回線が閉結されているので、スタートキー33が押下されるのを待つことなく、S153に進んでダイヤリングする。
S140において、ファンクションキー28が押下されていれば(S140:YES)、使用者が伝言ボックス関係以外の各種の設定や登録を望んでいるということなので、使用者による各種のキー操作に従って設定や登録を行い(S154)、このルーチンを終了する。
次に、S146で実行されるプライベート処理の詳細について説明する。プライベート処理においては、図12に示すように、先ずCPU1が、正しい暗証番号が入力されたか否かを判断する(S160)。具体的には、ボックス指定キー23により指定された伝言ボックスに対応する暗証番号がダイヤルキー22の押下により入力されたかどうかを調べる。すなわち、伝言ボックスの暗証番号を知らない者により不正にプライベート電話帳が使用されたり伝言ボックスにアクセスされたりするのを防止するために、暗証番号を確認しているのである。
正しい暗証番号が入力されれば(S160:YES)、CPU1が、消去キー25が押下されたか否かを判断する(S161)。すなわち、伝言ボックスに格納されているメッセージを消去したい場合、使用者により消去キー25が押下されるので、それを調べるのである。
消去キー25が押下されていなければ(S161:NO)、CPU1が、再生キー26が押下されたか否かを判断する(S162)。すなわち、伝言ボックスに格納されているメッセージを再生したい場合、使用者により再生キー26が押下されるので、それを調べるのである。
再生キー26が押下されていなければ(S162:NO)、CPU1が、録音キー24が押下されたか否かを判断する(S163)。すなわち、伝言ボックスにメッセージを格納したい場合、使用者により録音キー24が押下されるので、それを調べるのである。
録音キー24が押下されていなければ(S163:NO)、CPU1が、ダイヤルキー22が押下されたか否かを判断する(S164)。すなわち、プライベート電話帳を利用して短縮ダイヤルにより発呼したい場合、使用者によりダイヤルキー22が押下されるので、それを調べるのである。
ダイヤルキー22が押下されていなければ(S164:NO)、CPU1が、ボックス指定キー23が押下されたか否かを判断する(S165)。すなわち、プライベート電話帳を検索して発呼したい場合、使用者によりボックス指定キー23あるいは左右のスクロールキー36,38が押下されるので、それを調べるのである。
ボックス指定キー23が押下されていなければ(S165:NO)、CPU1が、左右のスクロールキー36,38が押下されたか否かを判断する(S166)。すなわち、プライベート電話帳を検索して発呼したい場合、使用者によりボックス指定キー23あるいは左右のスクロールキー36,38が押下されるので、それを調べるのである。
左右のスクロールキー36,38が押下されていなければ(S166:NO)、このルーチンを終了する。すなわち、正しい暗証番号が入力された後、所定時間内にいずれのキー操作もなされなければ、使用者がプライベート電話帳の使用や伝言ボックスへのアクセスを希望しなくなったものと見做して、ルーチンを終了するのである。
S166において、左スクロールキー36あるいは右スクロールキー38が押下されていれば(S166:YES)、CPU1が、スタートキー33が押下されたか否かを判断する(S167)。すなわち、使用者が左スクロールキー36あるいは右スクロールキー38を押下すると、LCD45の表示画面に表示されているプライベート電話帳の送信先名称が順次切り替わり、所望の送信先名称が表示された時点で使用者がスタートキー33を押下するので、それを調べるのである。
スタートキー33が押下されていれば(S167:YES)、CPU1が、LCD45の表示画面に表示されている送信先名称に対応する電話番号をダイヤリングして(S168)、このルーチンを終了する。
S167において、スタートキー33が押下されていなければ(S167:NO)、ダイヤリングせずに、このルーチンを終了する。すなわち、左スクロールキー36あるいは右スクロールキー38が押下された後、所定時間以内にスタートキー33が押下されなければ、使用者がプライベート電話帳の検索による発呼を希望しなくなったものと見做して、ルーチンを終了するのである。
S165において、ボックス指定キー23が押下されていれば(S165:YES)、S167に進んで、スタートキー33が押下されたか否かの判断以降の処理を行う。すなわち、使用者が所望のボックス指定キー23を押下する毎に、LCD45の表示画面に表示されているプライベート電話帳の送信先名称が順次切り替わるので、左右のスクロールキー36,38が押下された場合と同様の処理を実行するのである。
S164において、ダイヤルキー22が押下されていれば(S164:YES)、CPU1が、オンフック状態であるか否かを判断する(S169)。
オンフック状態であれば(S169:YES)、S167に進み、オンフック状態でなければ(S169:NO)、スタートキー33の押下操作は不要であるのでS168に進む。
S163において、録音キー24が押下されていれば(S163:YES)、CPU1が、オンフック状態であるか否かを判断する(S170)。
オンフック状態であれば(S170:YES)、伝言ボックスにボックスメモ録音し(S171)、オンフック状態でなければ(S170:NO)、伝言ボックスにボックス会話録音して(S172)、このルーチンを終了する。なお、ここでいうボックスメモ録音とは、ハンドセットとは別に設けられたマイクロホンに入力された使用者の声に応じた音声データを伝言ボックスに格納することであり、ボックス会話録音とは、電話回線21を通じて入力された相手の声と使用者の声とに応じた音声データを伝言ボックスに格納することである。
S162において、再生キー26が押下されていれば(S162:YES)、CPU1が、伝言ボックスに格納されている音声メッセージを再生させ(S173)、次いで伝言ボックスに格納されているファクシミリメッセージを再生させて(S174)、このルーチンを終了する。なお、音声メッセージの再生は、ハンドセットがオフフックされている場合にはハンドセットのスピーカを用いて行い、ハンドセットがオンフックされている場合にはハンドセットとは別に設けられたスピーカを用いて行う。また、ファクシミリメッセージの再生は、伝言ボックスに格納されているファクシミリデータに基づいて記録部12により記録用紙上に画像を印字することにより行う。
S161において、消去キー25が押下されていれば、(S161:YES)、CPU1が、伝言ボックスに格納されているメッセージを消去して(S175)、このルーチンを終了する。
S160において、正しい暗証番号が入力されていなければ(S160:NO)、このルーチンを終了する。
なお、図12に示す上記プライベート処理の手順において、単に伝言ボックスと記述されているのは、もちろん使用者によるボックス指定キー23の押下により指定された伝言ボックスのことである。