JP4110407B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
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(B):25℃における動粘度が200万〜600万mm2/sのジメチルポリシロキサンである。
(C):25℃における動粘度が1万mm2/s以下の低粘度シリコーンである。
(E):式中、R1’はメチル基又は水酸基であり、R2’は−(CH2)3−(OC2H4)a−(OC3H6)b−OR3(ただし、R3はメチル基又はフェニル基又は−Hであり、p’は1〜150、q’は1〜20、aは1〜30、bは0〜30の整数である。
<1>下記の一般式(1)で表わされるジメチルポリシロキサン(A)、(B)及び(C)、ならびに下記の一般式(2)で表わされる高重合アミノ変性シリコーン(D)及び一般式(2’)で表わされるポリエーテル変性シリコーン(E)を含有する毛髪化粧料において、(A)、(B)をそれぞれ単独で(C)により希釈するか、或いは、(A)及び(B)をあらかじめ混合したうえで(C)により希釈したときに、(A)/[(A)+(C)]、(B)/[(B)+(C)]又は[(A)+(B)]/[(A)+(B)+(C)]で計算される各(A),(B)ジメチルポリシロキサンの濃度が60質量%以下、(A)+(B)+(C)成分の合計配合量が毛髪化粧料全体の1〜7質量%、(E)成分の配合量が0.05〜0.5質量%となるようにしたうえで、配合したことを特徴とする毛髪化粧料。
(B):25℃における動粘度が200万〜600万mm2/sのジメチルポリシロキサンである。
(C):25℃における動粘度が1万mm2/s以下の低粘度シリコーンである。
(E):式中、R1’はメチル基又は水酸基であり、R2’は−(CH2)3−(OC2H4)a−(OC3H6)b−OR3(ただし、R3はメチル基又はフェニル基又は−Hであり、p’は1〜150、q’は1〜20、aは1〜30、bは0〜30の整数である。
<2>ジメチルポリシロキサン(A)、(B)の総量と高重合アミノ変性シリコーン(D)との重量比[(A)+(B)]/(D)が、1/1〜1/3であることを特徴とする<1>記載の毛髪化粧料。
<3>ポリエーテル変性シリコーン(E)をジメチルポリシロキサン(A)、(B)、低粘度ジメチルポリシロキサン(C)、及び高重合アミノ変性シリコーン(D)の分散剤として用い、分散したシリコーンの平均粒子径が2〜10μmであることを特徴とする<1>又は<2>記載の毛髪化粧料。
<4>更に、アミノ酸及び/又は植物性タンパク加水分解物を含有することを特徴とする<1>、<2>又は<3>記載の毛髪化粧料。
本発明の必須成分であるジメチルポリシロキサン(A)、(B)、(C)を具体的に説明すると、(A)成分は、25℃における動粘度が800万〜1500万mm2/sであり、(B)成分は、25℃における動粘度は200万〜600万mm2/sである高分子量ジメチルポリシロキサンである。
<(A)成分>
(A)25℃における動粘度が800万〜1500万mm2/s、好ましくは約1000万mm2/sのものである。
(B)成分は、25℃における動粘度は200万〜600万mm2/sであり、好ましくは約400万mm2/sである。
(C)成分は25℃における動粘度が1万mm2/s以下の低粘度シリコーンであり、高分子量ジメチルポリシロキサンの希釈剤として用いられる。低粘度シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン(デカメチルシクロペンタシロキサンなど)等が用いられる。より好ましくは20〜5000mm2/s、さらに好ましくは約1000mm2/sの低粘度シリコーンが用いられ、中でも約1000mm2/sのジメチルポリシロキサンが好適に用いられる。
(D)成分の高重合アミノ変性シリコーンは、前記一般式(2)において、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は-(CH2)3-NH2(ただし、3000≦(p+q)≦20000、1/10000≦(q/p)≦1/500)で表される高重合アミノ変性シリコーンである。ここで、3000≦(p+q)≦20000であり、好ましくは4000≦(p+q)≦20000である。(p+q)<3000では、シリコーンオイル物性が油状になり仕上り時のコンディショニング性能が不十分となり、20000<(p+q)では他の原料との相溶性が悪く、配合等の取り扱いが困難となる。
また、1/10000≦(q/p)≦1/500であり、好ましくは1/2000≦(q/p)≦1/500である。1/500<(q/p)では、本アミノ変性シリコーン中のアミノ基の含有率が高くなり製造時に架橋反応が起きたり、あるいは、原料臭の点等からも好ましくなく、 (q/p) <1/10000では毛髪に対する相互作用が不十分となり、コンディショニング効果の持続が悪くなる場合がある。
また、系中に分散しているシリコーンの平均粒径は、好ましくは2〜10μm、さらに好ましくは3〜7μmである。粒径が10μmを超えると長期間の使用においてべたつきが生じ、なめらかさが低下する。また、平均粒径が2μmより小さくなると、シリコーンの残存性が低下し、所望のなめらかさ、うるおい感が発現しない。
また、乳化剤活用により成分(A)、(B)、(C)および(D)をシリコーンエマルジョンにすれば、オイルとして配合するよりハンドリングを容易にすることができる。乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、アルキルトリメチルアンモニウム塩等が好適に用いられるが、塗付後、洗い流して使用するリンス、コンディショナー処方においては、乳化剤の影響により、伸ばしやすさやすすぎ感触の劣化や、毛髪へのシリコーン残留性が低下することがある。そこで、少量のポリエーテル変性シリコーン(E)を併用することにより、(A)〜(D)成分のシリコーンを平均粒径2〜10μmに微分散しやすくなり、乳化剤を減らすことが可能になる。それにより、上記の不具合を解消でき、洗い流して使用するリンス、コンディショナー処方においても伸ばしやすく、すすぎ感触がよく、適度に毛髪にシリコーンを残留させる毛髪化粧料を得ることができる。
(E)成分であるポリエーテル変性シリコーンは、一般式(2’)において、R1’はメチル基又は水酸基であり、R2’は−(CH2)3−(OC2H4)a−(OC3H6)b−OR3(ただし、R3はメチル基又はフェニル基又はHであり、p’は1〜150、q’は1〜20、aは1〜30、bは0〜30の整数である。)で表されるポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体等を挙げることができる。また、HLBとしては3〜10が好ましく、より好ましくはHLBが3〜8、さらに好ましくはHLBが5である。例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のSH3775Mが好適に用いられる。
<アミノ酸>
本発明のアミノ酸としては、アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、プロリン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン、フェニルアラニン・トリプトファン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、ヒスチジン、2-ピロリドン-5-カルボン酸等を挙げることができる。中でも、アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、グルタミン酸、プロリン、ロイシン、イソロイシンより選ばれる1種又は2種以上の添加が特に好ましい。
また、上記アミノ酸については、L体又はDL体、酸型又はアルカリ金属塩(ナトリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩など)、無機酸塩(塩酸塩など)等の使用が可能である。添加量は、毛髪化粧料全体の0.01〜10%が好ましく、特に好ましくは0.1〜5%、さらに好ましくは0.1〜2%である。添加量が少なすぎるとうるおい感付与効果が十分発現しない場合があり、多すぎるとべたつきを伴い、また製剤の安定性が悪くなる場合がある。
また、植物性タンパク加水分解物としては、下記一般式(3)で表される植物タンパク誘導ペプチドが代表例として挙げられる。
添加量は、毛髪化粧料全体の0.01〜10%が好ましく、特に好ましくは0.05〜5%、さらに好ましくは0.1〜3%である。添加量が少なすぎると、うるおい感付与の効果が十分発現しない場合があり、多すぎるとべたつきやゴワつきを伴い、また、製剤の安定性(着色、変色等)が悪くなる場合がある。
表1〜6に示す実施例、比較例のコンディショナーとトリートメントを常法(*)により調製し、使用後のダメージの改善実感(髪のなめらかさ・うるおい感・べたつきのなさ)を以下の通り評価した。
*常法
ここでの常法とは、
1)シリコーンオイルの場合は、オイルをカチオン活性剤、高級アルコール等の油層と初めから混合する方法
2)シリコーンエマルジョンの場合は、カチオン活性剤、高級アルコール等の油層で液晶を形成させた後に混合する方法をいう。
通常のシャンプーを用い、通常どおり洗髪した後、表に示す実施例、参考例及び比較例のコンディショナーおよびトリートメントを適量(通常使用量)用い処理し、乾燥後の髪の状態を評価した。被験者は、カラーリング、パーマ等の毛髪のダメージを気にしている女性180名であり、1週間使用した後、及びその後も継続し1ヵ月使用した後に髪のなめらかさ、うるおい感、べたつきのなさを使用前と比較評価した。
<評価基準>
◎:使用前に比べ良好と答えた被験者が80%以上
○: 60〜80%未満
△: 40〜60%未満
×: 40%未満
表に示す実施例、参考例及び比較例のコンディショナー製剤を顕微鏡観察により、系中に分散しているシリコーン粒径を測定した。
*1 ジメチルシリコーン(1000万/20mm2/s= 15/85): KF-9029(信越化学工業製)
*2 ジメチルシリコーン(400万/20mm2/s=20/80): KF-9030(信越化学工業製)
*3 ジメチルシリコーン(10万/30mm2/s=30/70): S-281(東レ・ダウコーニング製)
*4 アミノ変性シリコーン(アミノガム/20mm2/s=20/80):KF-8020(信越化学工業製)
*5 加水分解コムギペプチド: プロモイス WG (成和化成製)
*6 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム:アーカード 22-80(ライオンアクゾ製)
*7 硬化ナタネ油アルコール: BEHENYL Al. SR. (コグニス製)
*8 セトステアリルアルコール: セタノール H (高級アルコール製)
*9 セタノール: コノール1695 (新日本理化製)
*10 ジメチルシリコーンエマルジョン(60%):
ジメチコン基油 1000万/400万/1000 mm2/s=15 /15/70
*11 ジメチルシリコーンエマルジョン(60%):
ジメチコン基油 1000万/400万/20 mm2/s=15/15/70
*12 アミノ変性シリコーンエマルジョン(60%):X-52-2328(信越化学工業製)
*13 ポリエーテル変性シリコーン(HLB=5):SH3775M(東レ・ダウコーニング製)
*14 ポリエーテル変性シリコーン(HLB=7.5):SH3749(東レ・ダウコーニング製)
*15 没食子酸誘導体1:没食子酸ジグリセリド/没食子酸モノグリセリド=95/5 (三井化学製)
*16 没食子酸誘導体3: 没食子酸ジグリセリド/没食子酸モノグリセリド=80/20 (三井化学製)
*17 ジイソステアリン酸ジグリセリル:サンソフト Q-192B(太陽化学製)
*18 トリステアリン酸ペンタグリセリル: A-183E(太陽化学製)
*19 トリベヘニン酸ペンタグリセリル
*20 加水分解コムギペプチド:グルアディンWLM(コグニス製)
*21 加水分解コムギタンパク: ハイドロトリティカムWAA (クローダ製)
*22 ジイソステアリン酸ジグリセリル:マツネート DI(松本製薬工業製)
*23 ヘキサステアリン酸ペンタグリセリル:A−186E(太陽化学製)
*24 ヘキサベヘニン酸ペンタグリセリル
*25 香料A:特開2003-95879に開示の香料A
*26 香料B:特開2003-95879に開示の香料B
*27 香料C:特開2003-95879に開示の香料C
これに対し、(B)成分を含まない比較例1は継続使用した場合にべたつきや油っぽさ等の不具合が、(A)成分を含まない比較例2はうるおい感の使用実感が悪く、継続使用した場合にも使用感が悪かった。(A)、(B)を共に含まない比較例3、4はなめらかさの使用実感が悪く、継続使用した場合にもべたつきや油っぽさが生じた。
Claims (4)
- 下記の一般式(1)で表わされるジメチルポリシロキサン(A)、(B)及び(C)、ならびに下記の一般式(2)で表わされる高重合アミノ変性シリコーン(D)及び一般式(2’)で表わされるポリエーテル変性シリコーン(E)を含有する毛髪化粧料において、(A)、(B)をそれぞれ単独で(C)により希釈するか、或いは、(A)及び(B)をあらかじめ混合したうえで(C)により希釈したときに、(A)/[(A)+(C)]、(B)/[(B)+(C)]又は[(A)+(B)]/[(A)+(B)+(C)]で計算される各(A),(B)ジメチルポリシロキサンの濃度が60質量%以下、(A)+(B)+(C)成分の合計配合量が毛髪化粧料全体の1〜7質量%、(E)成分の配合量が0.05〜0.5質量%となるようにしたうえで、配合したことを特徴とする毛髪化粧料。
(A):25℃における動粘度が800万〜1500万mm2/sのジメチルポリシロキサンである。
(B):25℃における動粘度が200万〜600万mm2/sのジメチルポリシロキサンである。
(C):25℃における動粘度が1万mm2/s以下の低粘度シリコーンである。
(D):式中、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は−(CH2)3−NH2(ただし、3000≦(p+q)≦20000、1/10000≦(q/p)≦1/500)である。
(E):式中、R1’はメチル基又は水酸基であり、R2’は−(CH2)3−(OC2H4)a−(OC3H6)b−OR3(ただし、R3はメチル基又はフェニル基又は−Hであり、p’は1〜150、q’は1〜20、aは1〜30、bは0〜30の整数である。 - ジメチルポリシロキサン(A)、(B)の総量と高重合アミノ変性シリコーン(D)との重量比[(A)+(B)]/(D)が、1/1〜1/3であることを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
- ポリエーテル変性シリコーン(E)をジメチルポリシロキサン(A)、(B)、低粘度ジメチルポリシロキサン(C)、及び高重合アミノ変性シリコーン(D)の分散剤として用い、分散したシリコーンの平均粒子径が2〜10μmであることを特徴とする請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
- 更に、アミノ酸及び/又は植物性タンパク加水分解物を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の毛髪化粧料。
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