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JP4110606B2 - 走査型露光装置および露光方法 - Google Patents
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JP4110606B2 - 走査型露光装置および露光方法 - Google Patents

走査型露光装置および露光方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明光学系と投影光学系とを同期して移動させながら露光を行う走査型露光装置および露光方法に係り、さらに詳しくは、たとえば液晶基板などのように比較的大型の基板上に露光を行うための査型露光装置および露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ワープロ、パーソナルコンピュータ、テレビなどの表示装置として、液晶表示パネルが多用されている。この液晶表示パネルを製造するためには、ガラス基板上に、透明導電膜やアモルファスシリコン膜などをフォトリソグラフィにより所望のパターンに加工して成膜する必要がある。
【0003】
このフォトリソグラフィのための装置として、マスク上に形成された原画パターンを、投影光学系を介してガラス基板上のレジスト膜に投影して露光を行うステップ・アンド・リピート型の露光装置が用いられている。
【0004】
ところが、最近、液晶表示装置の大画面化が望まれており、それに伴い、ガラス基板とマスクとの大型化及び露光装置における露光領域の拡大が望まれている。露光領域を拡大する方法として最も単純な方法は、投影光学系を大きくすることである。
【0005】
しかしながら、投影光学系の大型化を図るためには、大型の光学素子を非常に高精度に製作する必要があり、製作コストの増大と装置の大型化とを招くおそれがある。現状においても、露光装置の大型化により輸送が困難になってきており、露光装置の小型化が望まれている。また、投影光学系が大型になると、収差も増大し好ましくない。
【0006】
そこで、特開平7−57986号公報に示すように、複数の投影光学系を用い、しかも照明光学系と投影光学系とを固定し、マスクおよび基板とを同期移動させながら露光を行うマルチレンズの走査型露光装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようにマスクおよび基板とを同期移動させながら露光を行う走査型露光装置では、基板を移動させる必要があることから、移動ストロークとして、少なくとも基板の二倍の大きさを必要とし、露光装置全体の大きさが大型化すると言う課題を有している。同様にマスクの大型化には非常にコストがかかるという課題を有している。
【0008】
また、特開平6−177009号公報に示すように、単一の投影光学系を有し、マスクと基板を移動させずに、照明光学系と投影光学系とを同期移動させて、大面積の露光を行う露光装置も提案されている。
【0009】
ところが、この公報に示す露光装置は、単一の投影光学系を用いた露光装置であるために、投影光学系の投影領域が狭く、大面積の基板に対して露光を行う場合には、投影光学系を通した照明光を基板上で何回も往復移動させる必要があり、スループットが低いという課題を有している。また、投影レンズを通した照明光を基板上で何回も往復させる必要があることから、アライメント精度が低下しやすいと言う課題もある。
【0010】
そこで、マルチレンズ走査型露光装置において、マスクと基板とを固定し、照明光学系ユニットと投影光学系ユニットとを同期移動させることもアイデア上は考えられないこともないが、以下に示す課題を有することから実現化することが困難であった。すなわち、マルチレンズ走査型露光装置においては、特開平7−57986号公報に示すように、複数の露光領域を隙間なく形成するために、多数の投影光学系モジュールの集合である投影光学系ユニットを必要とし、この投影光学系ユニットの重量がかなり大きく、走査中の位置制御が困難である。また、複数の露光領域を隙間なく形成するために、多数の投影光学系モジュールを互い違いに配置する必要があり、かなりの場所をとり、これらを移動させるためには、大きな移動ストロークを必要とし、やはり装置が大型になる。
【0011】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、大面積の露光が可能でありながら、スループットが高く、しかも走査時の位置制御が比較的容易であり、軽量化および小型化が可能な走査型露光装置および露光方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下、この項に示す説明では、本発明を、実施形態を表す図面に示す部材符号に対応つけて説明するが、本発明の各構成要件は、これら部材符号を付した図面に示す部材に限定されるものではない。
【0013】
なお、本発明において、マスクとは、レチクルを含む広い概念で用いる。また、本発明において、照明光学系の光源としては、特に限定されず、g線(436nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2 レーザ(157nm)、またはYAGレーザなどの高調波なども含む。
【0014】
請求項1
本発明に係る走査型露光装置(請求項1に対応)は、
露光すべきパターンが形成されたマスク(M)を照明する照明光学系(4)と、
前記マスク(M)を通しての照明光に基づき、前記マスク(M)に形成してあるパターンを転写すべき感光性基板(S)の表面に、第1方向(Y)に所定ピッチ間隔(p)で分離した複数の露光領域(38a〜38c)を形成する投影光学系(8)と、
前記マスク(M)および感光性基板(S)を固定した状態で、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)を同期して、前記第1方向(Y)と実質的に直交する第2方向(X)に移動させる第1移動機構(50)と、
前記マスク(M)および感光性基板(S)と、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)とを、前記第1方向(Y)に沿って分離した各露光領域(38a〜38c)の基準幅(b)に応じた距離で前記第1方向(Y)に沿って相対的に移動させる第2移動機構(52a,52b)とを有することを特徴とする。
【0015】
本発明において、各露光領域(38a〜38c)の基準幅(b)とは、各露光領域(38a〜38c)の形状が矩形である場合には、その第1方向(Y)に沿った単純幅を意味し、その他の形状である場合には、その形状の第2方向(X)の幅を変化させないで、同じ面積の矩形に変換した場合における矩形の第1方向(Y)に沿った幅を意味するものとする。
【0016】
この走査型露光装置(2)では、まず、感光性基板(S)の表面に、投影光学系(8)により所定ピッチ間隔(p)で分離した複数の露光領域(38a〜38c)を形成し、第1移動機構(50)を用いて1回目の往路方向走査露光を行う。そして、マスク(M)および感光性基板(S)を、第2移動機構(52a,52b)を用いて、各露光領域(38a〜38c)の基準幅(b)に応じた距離で前記第1方向(Y)に沿って移動させた後、第1移動機構(50)を用いて前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)を同期して、前記往路方向と逆方向に移動させて2回目の複路方向走査露光を行う。この2回目の複路方向走査露光により、1回目の往路方向走査露光により露光されなかったストライプ状の非露光領域に対して露光を行うことができる。
【0017】
したがって、大面積の感光性基板(S)の表面に対して、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)を、最短で1往復移動させるのみで、隙間なく露光することができる。このため、たとえば特開平6−177009号公報に示す、いわゆるシングルレンズ方式の走査型露光装置に比較して、露光工程のスループットが大幅に向上する。
【0018】
また、マスクおよび感光性基板を同期移動させる方式の走査型露光装置に比較して、本発明に係る走査型露光装置では、基板(S)を走査方向に移動させないので、特に走査方向の装置寸法を大幅に縮小することができる。
【0019】
さらに、本発明に係る走査型露光装置(2)では、たとえば特開平7−57986号公報に示す一般的なマルチレンズ方式の露光装置と異なり、露光領域を互い違いに隙間なく形成しないので、投影レンズ系を構成する投影レンズ系モジュールの数を、たとえば半減させることができる。その結果、走査駆動対象である投影レンズ系の重量を軽量化することができると共に、大きさも小さくなり、走査時の位置制御性が向上すると共に、装置寸法の縮小が可能になる。
【0020】
請求項2
本発明に係る走査型露光装置(2)において、前記マスク(M)を、前記感光性基板(S)に対して、前記第2方向(X)に移動させる第3移動機構(54)をさらに有することが好ましい(請求項2に対応)。
【0021】
感光性基板(S)の表面が、前記第2方向(X)に沿って長い場合などには、感光性基板(S)の第2方向(X)の中央部から走査露光を開始し、最初に前記マスク(M)を基板(S)におけるいずれか半分の位置に位置決めし、往路方向走査露光および複路方向走査露光を行う。次に、基板(S)における他の半分の位置に前記マスク(M)を第2方向(X)に沿って移動させ、往路方向走査露光および複路方向走査露光を行うことで、基板(S)全面の露光が完了する。
【0022】
請求項3
本発明に係る走査型露光装置(2)において、前記投影光学系(8)は、前記各露光領域(38a〜38c)毎に別々の投影光学系モジュール(8a)が配置された投影光学系ユニット(8)であることが好ましい(請求項3に対応)。
【0023】
所定ピッチ間隔(p)で分離した複数の露光領域(38a〜38c)を形成するためには、各露光領域(38a〜38c)毎に別々の投影光学系モジュール(8a)が配置された投影光学系ユニット(8)が好適だからである。
【0024】
請求項4
本発明に係る走査型露光装置(2)において、前記感光性基板(S)の表面に第1方向(Y)に沿って一列に配置された複数の露光領域(38a〜38c)を形成するための照明視野絞り(45)が前記投影光学系(8)に装着してあることが好ましい(請求項4に対応)。
【0025】
このような照明視野絞り(45)を前記投影光学系(8)に装着することで、前記感光性基板(S)の表面に、所定形状の露光領域(38a〜38c)を、第1方向(Y)に所定ピッチ間隔(p)で分離して容易に形成することができる。
【0026】
請求項5
本発明に係る走査型露光装置(2)において、前記照明視野絞り(45)により形成される各露光領域(38a〜38c)の形状が台形であることが好ましい(請求項5に対応)。
【0027】
各露光領域(38a〜38c)の形状を台形にすることで、感光性基板(S)に対する往路方向走査露光と複路方向走査露光とで、台形の露光領域(38a〜38c)の側端部の三角領域が重なり合うことになり、感光性基板(S)の表面を隙間なく露光することが容易になる。
【0028】
請求項6
本発明に係る走査型露光方法(請求項6に対応)は、露光すべきパターンが形成されたマスク(M)を照明する照明光学系(4)と、前記マスク(M)を通しての照明光に基づき第1方向(Y)に所定ピッチ間隔(p)で分離した複数の露光領域(38a〜38c)を感光性基板(S)上に形成する投影光学系(8)とを、同期して、前記感光性基板(S)およびマスク(M)に対して、前記第1方向(Y)と実質的に直交する前記第2方向(X)に移動させながら露光を行う第1露光ステップと、
前記マスク(M)および感光性基板(S)を、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)に対して、前記第1方向(Y)に沿って分離した各露光領域(38a〜38c)の基準幅(b)に応じた距離で第1方向(Y)に沿って相対的に移動させる横移動ステップと、
その後、前記第1ステップにより露光されなかった感光性基板(S)の複数の露光領域(38a〜38c)の間を前記第2方向(X)に移動させながら露光を行う第2露光ステップとを有する。
【0029】
本発明に係る走査型露光方法では、大面積の感光性基板(S)の表面に対して、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)を、最短で1往復移動させるのみで、隙間なく露光することができる。したがって、たとえば特開平6−177009号公報に示す、いわゆるシングルレンズ方式の走査型露光方法に比較して、露光工程のスループットが大幅に向上する。
【0030】
また、マスクおよび感光性基板を同期移動させる方式の走査型露光方法に比較して、本発明に係る走査型露光方法では、基板(S)を走査方向に移動させないので、特に走査方向の装置寸法を大幅に縮小することができる。
【0031】
さらに、本発明に係る走査型露光方法では、たとえば特開平7−57986号公報に示す一般的なマルチレンズ方式の露光方法と異なり、露光領域を互い違いに隙間なく形成しないので、投影レンズ系(8)を構成する投影レンズ系モジュール(8a)の数を、たとえば半減させることができる。その結果、走査駆動対象である投影レンズ系(8a)の重量を軽量化することができると共に、大きさも小さくなり、走査時の位置制御性が向上すると共に、装置寸法の縮小が可能になる。
【0032】
請求項7
本発明に係る走査型露光方法において、前記第1方向(Y)に沿って分離した各露光領域(38a〜38c)の中心間の距離であるピッチ間隔(p)が各露光領域(38a〜38c)の基準幅(b)の約二倍であり、前記横移動ステップでは、前記マスク(M)および感光性基板(S)を、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)に対して、各露光領域(38a〜38c)の基準幅(b)と同じ距離で第1方向(Y)に沿って相対的に移動させることが好ましい(請求項7に対応)。
【0033】
このような露光方法を行うことにより、大面積の感光性基板(S)の表面に対して、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)を、最短で1往復移動させるのみで、隙間なく露光することができる。
【0034】
請求項8
また、本発明に係る走査型露光方法において、前記第1露光ステップにおける第2方向(X)に沿った走査移動方向(X1)と、第2露光ステップにおける第2方向(X)に沿った走査移動方向(X2)が逆方向であることが好ましい(請求項8に対応)。
【0035】
このような露光方法を行うことにより、大面積の感光性基板(S)の表面に対して、前記照明光学系(4)および前記投影光学系(8)を、最短で1往復移動させるのみで、隙間なく露光することができる。
【0036】
請求項9
本発明に係る走査型露光方法において、一枚の感光性基板(S)に対して、前記第1露光ステップ、横移動ステップおよび第2露光ステップから成る一連のステップを1回以上繰り返すこともできる(請求項9に対応)。
【0037】
このような露光方法を行うことにより、より大面積の感光性基板(S)の表面の露光が可能になる。
【0038】
請求項10
本発明に係る走査型露光方法において、前記各露光領域(38a〜38c)の形状が台形であり、前記第1露光ステップ(往路方向走査露光)と第2露光ステップ(複路方向走査露光)とでは、これら各ステップにおける各露光領域(38a〜38c)の隣接する端部の一部が相互に重なるように、露光を行うことが好ましい(請求項10に対応)。
【0039】
感光性基板(S)に対する第1露光ステップと第2露光ステップとで、台形の露光領域(38a〜38c)の側端部の三角領域が重なり合うことになり、感光性基板(S)の表面を隙間なく露光することが容易になる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
【0041】
図1は本発明の1実施形態に係る走査型露光装置の概略構成図、図2(A)はマスク、基板および露光領域の関係を示す概略平面図、図2(B)は照明光学系、マスク、投影光学系および基板との関係を示す概略側面図、図3は照明光学系の一例を示す概略斜視図、図4は複数の露光領域の形状と走査方向とを示す概略平面図、図5(A),(B)は各露光領域の形状を示す説明図、図6(A)〜(D)は走査型露光装置の露光過程を示す概略側面図、図6(a)〜(d)は基板表面の露光過程を示す概略平面図である。
【0042】
図1に示すように、本実施形態に係る走査型露光装置2は、照明光学系ユニット4と、マスクステージ6と、投影光学系ユニット8と、基板ステージ10とを有し、これらは、制振ゴムなどで構成される防振台14によって支えられている定盤12上に装着してある。本実施形態に係る走査型露光装置2では、後述するように、マスクステージ6および基板ステージ10に対して、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8が図1に示すように走査方向Xに同期して移動するようになっている。本実施形態では、マスクステージ6および基板ステージ10に平行な方向であって、走査方向Xに略直交する方向をY方向とし、これらX方向(第2方向)およびY方向(第1方向)に共に略直交する方向をZ方向とする。
【0043】
本実施形態の照明光学系ユニット4は、たとえば図3に示すように、Y方向に沿って一列の複数の照明領域111a〜111cを液晶表示素子等の回路パターンが形成されたマスクMの上に形成するために適した構造を有する。すなわち、楕円鏡102の内部に、たとえばg線(436nm)あるいはi線(365nm)の露光用照明光を供給する水銀ランプなどの光源が設けられており、この光源からの露光用照明光は、楕円鏡102により集光されてライトガイド103の入射端に光源像を形成する。ライトガイド103は、その出射端103a,103bに均一な光強度分布の二次光源面を形成する。なお、ライトガイド103は、ランダムに束ねられた光ファイバーで構成してあることが好ましい。
【0044】
ライトガイド103から出射した光束は、リレーレンズ104a,104bをそれぞれ介しフライ・アイ・レンズ105a,105bに達する。これらのフライアイレンズ105a,105bの射出面側には、複数の二次光源が形成される。複数の二次光源からの光は、二次光源形成位置に前側焦点が位置するように設けられたコンデンサレンズ106a,106bを介して、矩形状の開口部107a,107bを有する視野絞り107を均一に照明する。視野絞り107を介した露光用照明光は、それぞれレンズ108a,108bを介して、ミラー109a,109bによって光路が90度偏向され、レンズ110a,110bに到達する。ここで、レンズ108a,110aとレンズ108b,110bとは、それぞれ視野絞り107とマスクMとを共役にするリレー光学系であり、レンズ110a,110bを通した露光用照明光は、視野絞り107の開口部107a,107bの像である照明領域111a,111bを形成する。
【0045】
なお、図3においては、説明を容易化するために、照明領域111cを形成するための照明光学系の図示を省略し、その光軸のみを示している。実際には、ライトガイド103の出射端は、照明領域の数に対応して設けられており、これらの照明領域には、複数の照明光学系を介して、ライトガイド103の出射端から照明光がそれぞれ供給される。
【0046】
また、視野絞り107の開口部107a,107bの形状は、矩形状に限定されないが、可能な限り、後述する投影光学系の視野の形状に相似な形であることが好ましい。さらに、マスクM上のY方向に沿って一列に所定ピッチで配置された照明領域111a〜111cの数は、3つに限定されず、4つ以上であっても良い。これらの照明領域111a〜111cの数は、基板上を照明する露光領域の数に対応するが、本実施形態においては、説明の容易化のために、照明領域111a〜111cの数は3つとする。
【0047】
次に、図1に示す投影光学系ユニット8について説明する。投影光学系ユニット8の内部には、照明光学系ユニット4により形成される照明領域111a〜111cの数に対応した数の投影光学系モジュールが内蔵してあり、本実施形態では、等倍かつ正立正像の3つの光学系を用いている。
【0048】
図2(B)には、投影光学系ユニット8の内部に配置してある単一の投影光学系モジュール8aが示してある。投影光学系ユニット8の内部に内蔵してある他の投影光学系モジュールの構成は、全て同じである。図2(B)に示すように、各投影光学系モジュールは、2組のダイソン型光学系を組み合わせた構成を有し、第1の部分光学系41〜44と、視野絞り45と、第2の部分光学系46〜49とを有する。第1の部分光学系は、マスクMに面して45°の傾斜で配置された反射面を持つ直角プリズム41と、マスクMの面内方向に沿った光軸を有し、凸面を直角プリズム41に対して反対側に向けた凸レンズ群42と、凸レンズ群42を通過した照明光を反射する球面反射鏡43と、直角プリズム41の反射面と直交しかつマスクM面に対して45°の傾斜で配置された反射面を持つ直角プリズム44とを有する。
【0049】
マスクMを通過した照明光学系ユニット4からの露光用照明光は、直角プリズム41によって光路が90°偏向され、凸レンズ群42に入射する。直角プリズム41からの光はレンズ群42により屈折して球面反射鏡43に達して反射する。反射された光は、レンズ群42を通して直角プリズム44に到達する。レンズ群42からの光は、直角プリズム44により光路が90°偏向されて、この直角プリズム44の射出面側にマスクMの1次像を形成する。ここで、第1の部分光学系41〜44が形成するマスクMの1次像は、X方向の横倍率が正であり、かつY方向の横倍率が負である等倍像である。
【0050】
1次像からの光は、第2の部分光学系46〜49を介して、マスクMの2次像を角形のガラスプレートである感光性基板Sの表面上に形成する。この第2の部分光学系46〜49の構成は第1の部分光学系41〜44と同一であるため、詳細な説明を省略する。第2の部分光学系46〜49は、第1の部分光学系41〜44と同じく、X方向が正かつY方向が負となる等倍像を形成する。したがって、感光性基板Sの表面に形成される2次像は、マスクMの等倍の正立像(上下左右方向の横倍率が正の像)となる。投影光学系モジュール8a(第1および第2の部分光学系)は、両側テレセントリック光学系である。第1の部分光学系が形成する1次像の位置には、視野絞り45が配置してある。
【0051】
本実施形態では、視野絞り45は、台形状の開口部を有し、この視野絞り45により感光性基板S上の露光領域が台形状に規定される。すなわち、投影光学系ユニット8の内部の各投影光学系モジュールは、投影光学系モジュール内の視野絞り45によって規定される台形状の視野領域を有し、これらの視野領域の像は、感光性基板Sに等倍の正立像として形成され、感光性基板S上で、図2(A)に示すような露光領域38a〜38cとなる。ここで、各投影光学系モジュールには、図2(A)に示す露光領域38a〜38cに対応する視野領域が図中Y方向に沿って所定ピッチ間隔pで一列に配列されるように設けてある。
【0052】
すなわち、感光性基板S上には、投影光学系ユニット8内に配置された各投影光学系モジュールによって、Y方向に沿って所定ピッチ間隔で一列に配列された3つの露光領域38a〜38cが形成される。
【0053】
図2(A)は、投影光学系モジュールにより形成された露光領域38a〜38cとマスクMと感光性基板Sとの平面的な位置関係を示す図である。マスクM上には、前述のパターンが形成してあり、このパターンの領域を囲むようにして遮光部が設けてある。照明光学系ユニット4は、図2(A)に示す照明領域111a〜111cを均一に照明する。照明領域111a〜111c内には、各投影光学系モジュール内の視野絞り45による前述の台形状の視野領域が配列され、その結果、基板S上には、台形状の露光領域38a〜38cが所定ピッチ間隔で一列に形成されることになる。
【0054】
本実施形態では、図4に示すように、台形状の露光領域38a〜38cの配置ピッチ間隔pは、図5(A)に示す各台形状の露光領域38a〜38cの基準幅bの二倍であるが、三倍以上の正数倍であっても良い。各露光領域38a〜38cの基準幅bとは、その形状が台形の場合には、台形状のX方向の幅を変化させないで、同じ面積の矩形に変換した場合における矩形のY方向に沿った幅を意味するものとする。
【0055】
本実施形態では、図4に示すように、台形状の露光領域38a〜38cの配置ピッチ間隔pを、図5(A)に示す各台形状の露光領域38a〜38cの基準幅bの二倍となるように、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を設計してある。このように設計することで、図4に示すように、露光領域38a〜38cをX方向に沿って、往路方向X1と復路方向X2とで一往復させた場合に、台形の露光領域38a〜38cの側端部の三角領域が重なり合うことになり、感光性基板Sの表面を隙間なく均一に露光することが容易になる。
【0056】
次に、図1に示す照明光学系ユニット4、マスクステージ6、投影光学系ユニット8および基板ステージ10の移動機構について説明する。
【0057】
図1に示す照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8は、図2(A)に示すX方向走査移動機構(第1移動機構)50に連結してあり、X方向に同期して走査駆動可能にしてある。また、マスクMを保持するマスクステージ6と、感光性基板Sを保持する基板ステージ10とは、Y方向シフト移動機構(第2移動機構)52a,52bに連結してあり、Y方向に同期してシフト移動可能にしてある。このY方向シフト移動機構52a,52bのうち、マスクMを保持するマスクステージ6をY方向に駆動するシフト移動機構52aのみは、図2(A)に示すように、X方向マスク移動機構(第3移動機構)54に連結してあり、X方向に移動可能にしてある。
【0058】
その結果、図1に示す照明光学ユニット4および投影光学系ユニット8は、X方向に同期して走査移動可能であり、マスクステージ6および基板ステージ10は、Y方向に同期してシフト移動可能であり、マスクステージ6は、基板ステージ10に対して、X方向に移動可能である。なお、これらの移動機構50,52a,52b,54の具体的構造としては、特に限定されないが、たとえばリニアモータ、非接触軸受などを含む移動機構である。これらの移動機構50,52a,52b,54の駆動量制御は、図示省略してあるレーザ干渉計などの位置センサにより、図1に示す定盤12に対する照明光学ユニット4および投影光学系ユニット8のX方向位置、マスクステージ6および基板ステージ10のY方向位置およびマスクステージ6のX方向位置を正確に検出して行われる。また、これらの移動機構50,52a,52b,54は、図1に示す露光装置2の本体と共に、図6(A)〜(D)に示すチャンバ56内に配置してある。
【0059】
次に、本実施形態に係る露光装置2を用いた露光方法について説明する。
まず、基板ステージ10の上に、感光性レジストが塗布された感光性基板Sを、基板ステージ10の上にセットする。それと同時またはその前後に、マスクステージ6の上に露光すべきパターンが形成してあるマスクMをセットする。本実施形態では、マスクMは、感光性基板Sの長手方向Xの1/2をカバーする寸法にしてマスクMの大型化を防止している。感光性基板Sには、図2(A)において、感光性基板Sの右半分と左半分とで、マスクMに形成された同じパターンが、露光により転写されることにする。
【0060】
一枚の感光性基板Sに対して露光を開始する位置を、図2(A),(B)および図6(A)の位置とする。すなわち、マスクMは、これらの図において、感光性基板Sの左半分の上方に位置するように、X方向マスク移動機構54により制御してある。また、マスクMおよび基板Sは、Y方向シフト移動機構52a,52bにより、同期してY方向下限位置(図2(A)において下方向)に設定してある。また、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8は、X方向走査移動機構50により、感光性基板Sに対してX方向略中央位置に設定してある。
【0061】
この状態で、照明光学系ユニット4から、Y方向に沿って一列の複数の照明領域111a〜111cをマスクMの上に照射し、マスクMを透過した照明光を投影レンズ系ユニット8を通して、Y方向に沿って一列の台形状の露光領域38a〜38cとして、基板Sの上に照射する。それと同時に、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を、X方向走査移動機構50により、X方向に沿って往路方向X1に同期して移動させる。露光しながら、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を、往路方向X1の最大限に移動させると、図6(a)の斜線部に示すように、感光性基板Sの左半分表面には、露光領域38a〜38cの各基準幅bに対応した幅で、ストライプ状に露光領域が形成され、各ストライプの間には、露光されない部分が残る。
【0062】
次に、照明光学系ユニット4からの照明を一旦停止し、図2(A)に示すY方向シフト移動機構52a,52bにより、マスクMおよび基板Sを、Y方向に沿って、図5(A)に示す各露光領域の基準幅bと同じ間隔で、図2(A)の上方向にシフト移動させる。その結果、各露光領域38a〜38cは、図4に示すように、感光性基板Sに対して、各露光領域の基準幅bと同じ間隔で、図4中の下方向に相対シフト移動したことになる。
【0063】
シフト移動した後に、照明光学系ユニット4からの照明を再度開始し、同時に照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を、複路方向X2に移動させ、これらが基板SのX方向中央位置まで戻ると、図6(b)の斜線部に示すように、基板Sの左半分表面に残されていたストライプ状の非露光部分に対応するパターンで露光が行われ、基板の左半分の露光が隙間なく完了する。なお、本実施形態では、図4に示すように、台形状の露光領域38a〜38cの配置ピッチ間隔pを、図5(A)に示す各台形状の露光領域38a〜38cの基準幅bの二倍となるように、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を設計してある。このように設計することで、図4に示すように、露光領域38a〜38cをX方向に沿って、往路方向X1と復路方向X2とで一往復させた場合に、台形の露光領域38a〜38cの側端部の三角領域が重なり合うことになり、感光性基板Sの表面を隙間なく均一に露光することができる。
【0064】
照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を、複路方向X2に移動させ、これらが基板SのX方向中央位置まで戻ると、本実施形態では、一旦露光を停止し、次に、図2(A)に示すX方向マスク移動機構54を駆動して、マスクMを保持するマスクステージ6のみを、図2(A)に示す基板Sの左半分位置から右半分位置まで移動させる。
【0065】
次に、再度、露光を開始し、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を、図6(C)に示すように、基板の左半分の場合における複路方向X2と同じ方向である往路方向X3に同期して走査移動させる。その結果、感光性基板Sの左半分の場合と同じように、図6(c)の斜線部に示すように、感光性基板Sの右半分表面には、露光領域38a〜38cの各基準幅bに対応した幅で、ストライプ状に露光領域が形成され、各ストライプの間には、露光されない部分が残る。
【0066】
次に、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8が往路方向X3の最大限位置間で移動した後に、照明光学系ユニット4からの照明を一旦停止し、図2(A)に示すY方向シフト移動機構52a,52bにより、マスクMおよび基板Sを、Y方向に沿って、図5(A)に示す各露光領域の基準幅bと同じ間隔で、図2(A)の下方向にシフト移動させる。次に、照明光学系ユニット4からの照明を再度開始し、同時に照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を、図6(D)に示すように、複路方向X4に移動させ、これらが基板SのX方向中央位置まで戻させる。その結果、図6(d)の斜線部に示すように、感光性基板Sの右半分表面に残されていたストライプ状の非露光部分に対応するパターンで露光が行われ、感光性基板の右半分の露光が隙間なく完了する。
【0067】
このようにして、比較的大面積の感光性基板Sの表面に対して、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8を、基板Sの左半分で1往復と右半分で1往復させるのみで、隙間なく露光することができる。このため、照明光学系ユニット4と投影光学系ユニット8との移動ストロークが感光性基板SのX方向の長さとほぼ同じであるため走査型露光装置を小型化することができる。また、本実施の形態のように、X方向のマスクMの寸法を感光性基板SのX方向の1/2とすることによりマスクMを小型化することができる。なお、マスクMの寸法を感光性基板Sと同じにすればX方向の移動は1往復でよくスループットを向上することができる。更に、たとえば特開平6−177009号公報に示す、いわゆるシングルレンズ方式の走査型露光装置に比較して、露光工程のスループットが大幅に向上する。
【0068】
また、マスクおよび感光性基板を同期移動させる方式の走査型露光装置に比較して、本実施形態に係る走査型露光装置2では、感光性基板Sは、Y方向に所定間隔でシフト移動させるのみであり、走査方向Xには移動させないので、特に走査方向Xの装置寸法を大幅に縮小することができる。
【0069】
さらに、本実施形態に係る走査型露光装置では、たとえば特開平7−57986号公報に示す一般的なマルチレンズ方式の露光装置と異なり、露光領域を互い違いに隙間なく形成しないので、投影レンズ系ユニット8を構成する投影レンズ系モジュールの数を、半減させることができる。その結果、走査駆動対象である投影レンズ系ユニット8の重量を軽量化することができると共に、大きさも小さくなり、走査時の位置制御性が向上すると共に、装置寸法の縮小が可能になる。
【0070】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
【0071】
たとえば、投影光学系ユニット8の内部に装着してある各投影光学系モジュールにより感光性基板Sの表面に形成される各露光領域の形状は、台形に限らず、図4(B)に示すような六角形の露光領域38’a〜38’cであっても良い。
【0072】
また、上述した実施形態では、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8に対して、マスクステージ6および基板ステージ10をY方向に所定間隔bでシフト移動させたが、その逆に、マスクステージ6および基板ステージ10に対して、照明光学系ユニット4および投影光学系ユニット8をY方向に所定間隔bでシフト移動させるように構成しても良い。
【0073】
また、上述した実施形態では、光源として単一のランプを用い、ライトガイド103により均等に分配して照明領域111a〜111cを形成しているが、光源として複数のランプを用い、各ランプによる照明光をライトガイドで集合した後に均等分配するようにしても良い。また、光源としては水銀ランプのみならず、レーザ光源等の光源であっても適用することが可能である。
【0074】
さらに、本発明に係る走査型露光装置を用いて露光処理される対象物としては、液晶表示装置用基板に限定されず、その他の大型の感光性基板に対して露光処理する場合について用いることができる。
【0075】
さらにまた、本発明に係る走査型露光装置において、投影光学系は等倍光学系に限られるものではなく、縮小光学系や拡大光学系であってもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、大面積の感光性基板の表面に対して、照明光学系および投影光学系を、最短で1往復移動させるのみで、隙間なく露光することができる。したがって、たとえば特開平6−177009号公報に示す、いわゆるシングルレンズ方式の走査型露光装置に比較して、露光工程のスループットが大幅に向上する。
【0077】
また、マスクおよび感光性基板を同期移動させる方式の走査型露光装置に比較して、本発明に係る走査型露光装置では、基板を走査方向に移動させないので、特に走査方向の装置寸法を大幅に縮小することができる。
【0078】
さらに、本発明に係る走査型露光装置では、たとえば特開平7−57986号公報に示す一般的なマルチレンズ方式の露光装置と異なり、露光領域を互い違いに隙間なく形成しないので、投影レンズ系を構成する投影レンズ系モジュールの数を、たとえば半減させることができる。その結果、走査駆動対象である投影レンズ系の重量を軽量化することができると共に、大きさも小さくなり、走査時の位置制御性が向上すると共に、装置寸法の縮小が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る走査型露光装置の概略構成図である。
【図2】 図2(A)はマスク、基板および露光領域の関係を示す概略平面図、図2(B)は照明光学系、マスク、投影光学系および基板との関係を示す概略側面図である。
【図3】 図3は照明光学系の一例を示す概略斜視図である。
【図4】 図4は複数の露光領域の形状と走査方向とを示す概略平面図である。
【図5】 図5(A),(B)は各露光領域の形状を示す説明図である。
【図6】 図6(A)〜(D)は走査型露光装置の露光過程を示す概略側面図、図6(a)〜(d)は基板表面の露光過程を示す概略平面図である。
【符号の説明】
2… 走査型露光装置
4… 照明光学系ユニット
6… マスクステージ
8… 投影光学系ユニット
10… 基板ステージ
12… 定盤
14… 防振台
38a〜38c… 露光領域
50… X方向走査移動機構(第1移動機構)
52a,52b… Y方向シフト移動機構(第2移動機構)
54… X方向マスク移動機構(第3移動機構)
M… マスク
S… 感光性基板
b… 基準幅
p… ピッチ間隔

Claims (17)

  1. マスクステージが保持するマスクに照明光を照射する照明光学系と、
    前記マスクを透過した前記照明光を基板ステージが保持する感光性基板に照射し、第1方向に所定ピッチ間隔で一列に配列された3以上の露光領域を前記感光性基板上に形成する投影光学系と、
    前記照明光学系および前記投影光学系を同期して、前記感光性基板および前記マスクに対して、前記第1方向と直交する第2方向に移動させる第1移動機構と、
    前記マスクステージおよび前記基板ステージを、前記照明光学系および前記投影光学系に対して、前記第1方向に相対的に移動させる第2移動機構と、
    を有することを特徴とする走査型露光装置。
  2. 前記第2移動機構は、前記第1方向における前記露光領域の基準幅に基づく間隔で、前記マスクステージおよび前記基板ステージを、前記照明光学系および前記投影光学系に対して、前記第1方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項1に記載の走査型露光装置。
  3. 前記所定ピッチ間隔は、前記基準幅の二倍以上の整数倍に等しいことを特徴とする請求項2に記載の走査型露光装置。
  4. 前記マスクステージを、前記基板ステージに対して、前記第2方向に移動させる第3移動機構をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の走査型露光装置。
  5. 前記投影光学系は、前記露光領域毎に別々の投影光学系モジュールが配置された投影光学系ユニットであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の走査型露光装置。
  6. 前記投影光学モジュールは、前記露光領域の形状を規定する視野絞りを有することを特徴とする請求項5に記載の走査型露光装置。
  7. 前記視野絞りにより規定される前記露光領域の形状は、前記第1方向に沿って平行な2辺を有する台形であることを特徴とする請求項6に記載の走査型露光装置。
  8. マスクステージが保持するマスクに照明光を照射する照明光学系と、前記マスクを透過した前記照明光を基板ステージが保持する感光性基板に照射して第1方向に所定ピッチ間隔で一列に配列された3以上の露光領域を前記感光性基板上に形成する投影光学系とを、同期して、前記感光性基板および前記マスクに対して、前記第1方向と直交する前記第2方向に移動させながら前記感光性基板の露光を行う第1露光ステップと、
    前記マスクおよび前記第1露光ステップによって露光された前記感光性基板を、前記照明光学系および前記投影光学系に対して、前記第1方向相対的に移動させる横移動ステップと、
    前記横移動ステップによって相対移動された前記感光性基板および前記マスクに対して、前記照明光学系および前記投影光学系を同期して前記第2方向に移動させながら前記感光性基板の露光を行う第2露光ステップと
    を含むことを特徴とする露光方法。
  9. 前記横移動ステップは、前記第1方向における前記露光領域の基準幅に基づく間隔で、前記マスクおよび前記感光性基板を、前記照明光学系および前記投影光学系に対して、前記第1方向に相対的に移動させることを特徴とする請求項8に記載の露光方法。
  10. 前記所定ピッチ間隔は、前記基準幅の二倍以上の整数倍に等しいことを特徴とする請求項9に記載の露光方法。
  11. 前記第1露光ステップにおける前記照明光学系および前記投影光学系の移動方向と、前記第2露光ステップにおける前記照明光学系および前記投影光学系の移動方向とは、前記第2方向のうち互いに異なる方向であることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の露光方法
  12. 一枚の前記感光性基板に対して、前記第1露光ステップ、前記横移動ステップおよび前記第2露光ステップから成る一連のステップを2回以上行うことを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の露光方法
  13. 前記マスクを、前記第2露光ステップによって露光された前記感光性基板に対して、前記第2方向に移動させる縦移動ステップをさらに含むことを特徴とする請求項8から12のいずれか一項に記載の露光方法。
  14. 前記第1露光ステップおよび第2露光ステップそれぞれ前記露光領域の前記第1方向における側端部によって前記感光性基板上の同じ領域に対して露光を行うことを特徴とする請求項8〜13のいずれか一項に記載の露光方法
  15. 前記露光領域の形状は、前記第1方向に沿って平行な2辺を有する台形であり、前記側端部は、台形状の前記露光領域の三角領域であることを特徴とする請求項14に記載の露光方法。
  16. マスクを透過した照明光を感光性基板に照射して第1方向に所定ピッチ間隔で一列に配列された3以上の露光領域を前記感光性基板上に形成し、前記感光性基板に対して、前記3以上の露光領域を前記第1方向と直交する前記第2方向に移動させながら前記感光性基板の露光を行う第1露光ステップと、
    前記第1露光ステップによって露光された前記感光性基板を、前記第1方向における前記露光領域の基準幅に基づく間隔で、前記照明光学系および前記投影光学系に対して、第1方向相対的に移動させる横移動ステップと、
    前記横移動ステップによって相対移動された前記感光性基板に対して前記3以上の露光領域を前記第2方向に移動させながら、前記第1ステップによって露光された該感光性基板上のストライプ状の領域における各ストライプ間の非露光部分の露光を行う第2露光ステップと
    を含むことを特徴とする露光方法
  17. 前記第1露光ステップにおける前記3以上の露光領域の前記第2方向の移動方向と、前記第2ステップにおける前記3以上の露光領域の前記第2方向の移動方向とは、往復の関係であることを特徴とする請求項16に記載の露光方法
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