JP4115412B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そして、発射杆、その駆動源、発射レール等の遊技球の発射に係わる部材や装置は、遊技球を正確な方向に確実に発射するために、それぞれ前面枠に正確な配置で取り付けられる必要があり、高い取り付け精度が要求される。
そこで、発射に係わる部材,装置等を合成樹脂製の取付ベースに正確な配置で取り付けて発射ユニットとし、発射ユニットの取付ベースを合成樹脂製の前面枠に取り付けるようにすることで、パチンコ遊技機等の遊技機の組み立て作業の合理化が図られている(例えば、特許文献1参照)。
従って、発射ユニットは、複数のビスにより強固に前面枠に締結されている。
また、発射ユニットの故障等の際に、発射ユニットを取り外しての修理や、発射ユニットの交換を行うような場合にも、発射ユニットをビス止めする際にビス孔を破損する可能性があり、前面枠の交換が必要となったり、遊技機が使用不能となったりする可能性がある。また、上述のような力がビス止め部分に集中する可能性があるので、前面枠、発射ユニットの取付ベース等を合成樹脂製とした場合に、ビス止め部分に十分な強度が要求されることになる。
前記前面枠の下部に設けられたユニット取付部に対して前面側から前記発射ユニットの取付ベースを取り付けて構成された遊技機において、
前記ユニット取付部の背面側に着脱自在に取り付けられる取付部材を備え、
前記取付部材は、
前記ユニット取付部に対して係止される係止部と、少なくとも前面側を開口する取付孔が形成された筒状部と、を備え、該筒状部の前面側の端部に、前記ユニット取付部に対して回転不能に係合する鍔状の非回転係合部を形成し、
前記ユニット取付部は、
前記取付部材の係止部が係止する被係止部と、前記非回転係合部が係合する回転止め部と、を備え、該回転止め部に、前記取付孔に対応する貫通孔を形成し、
前記発射ユニットの取付ベースに、前記ユニット取付部の貫通孔に対応した貫通穴を形成し、
前記前面枠のユニット取付部を間に挟んだ状態で、前記発射ユニットの取付ベースと前記取付部材とを前記取付孔に螺合する螺合部材で締結し、
前記取付部材の係止部は、
前記筒状部の背面側の端部から当該遊技機の前後方向に直交する方向に突出する突出片と、該突出片の先端から折り返して筒状部の前面側に向かって延出する折返片と、を備え、
該折返片の先端部に、前記突出片が突出する方向に突出して前記ユニット取付部の被係止部と係合する係合片を形成し、
前記筒状部と折返片との間に空部を形成することを特徴としている。
また、螺合部材とは、例えば、ビス等の雄ねじを備えた締結用の部材であるが、基本的には、タッピングビスとして、取付孔に螺合した際に、取付孔内面にねじ溝を形成(ねじ立て)しながら取付孔に螺合するものである。従って、螺合部材をタッピングビスとすれば、未使用時には、取付部材の取付孔内面がねじ立てされていない状態となっている。
従って、作業ミスにより前面枠全体を交換するような事態を防止し、作業ミスがあっても取付部材だけを交換すれば良いので、製造上のロスを最小限に留めることができる。
また、ユニット取付部を取付ベースと取付部材とで挟んだ状態で、取付ベースと取付部材を締結することで、ユニット取付部と取付ベースとが固定されるので、発射ユニットの前面枠への取付状態を安定させ、上述のような力に十分に対応することができる。
また、非回転係合部は、鍔状となっており、筒状部より拡径されている。すなわち、取付部材の筒状部の前部に鍔状に非回転係合部を設けることで、取付部材の取付ベースに接触する前面の面積を筒状部の断面積より大きくすることが可能となり、上述のように取付ベースと取付部材との間にユニット取付部を挟持するようにした際に、取付部材とユニット取付部との接触面積をより大きくして、発射ユニットの前面枠への取付状態を安定させ、前面枠と発射ユニットとのねじ止め部分をより強固な構造とすることができる。
従って、鍔状に非回転係合部を形成することで、非回転係合部の径を筒状部の径より大きくした場合に、筒状部の取付孔を有する中心部から非回転係合部の外周までの距離が大きくなり、取付孔に螺合部材を螺合した際に筒状部に中心部にかかる回転力に効率的に対抗して回転を阻止することができる。
なお、取付部材の取り外しに際しては、係止部が弾性変形(取り外した取付部材はそのままの状態では再利用されないので塑性変形しても良い)することで、被係止部との係止が解除されるが、先端部に係合片を有する折返片と筒状部との間に空部があるので、係止部は折返片が筒状部側に近付く変形を可能とし、筒状部と反対となる外側にある係合片が被係止部から外れ易く、取付部材の取り外しを容易としている。
前記ユニット取付部の被係止部の背面側には、前記取付部材を取り付けた状態で、前記取付部材の折返片に対向する保護壁を立設したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、折返片の先端部に形成された係合片が係止する被係止部が折返片の外側、すなわち、筒状部の反対側にあるので、折返片の外側に手や工具が接触することにより、折返片に外側から力がかかって折返片が筒状部側(内側)に向かって弾性変形することで係合片の被係止部への係止が解除されて取付部材がユニット取付部から脱落する可能性がある。
また、取付部材を締結した状態では、係合片が外れても取付部材が脱落することはないが、例えば、前面枠の背面側で、補給経路から外れた遊技球等が折返片に当り、係合片が外れた状態、すなわち弾性変形したままの状態となり取付部材に余計な負荷がかかるのを防止することができる。
なお、保護壁は折返片の背面に接触しても良いし、離れても良いが、折返片の背面の近傍にあることが好ましい。
特に、取付部材の前面枠側となる前部に鍔状に拡径された非回転係合部を設けたので、前面枠と非回転係合部との接触面積を大きくして、より強固に発射ユニットを前面枠に固定することができるとともに、締結時に取付部材の回転を確実に阻止することができる。
また、締結する際に、取付部材の螺合部材が螺合される取付孔を破損しても、前面枠に着脱自在な取付部材を交換すれば、前面枠はそのまま使用可能なので、製造上のロスを最小限度にすることができる。
図1及び図2は、本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチンコ遊技機1を示すものであり、図3及び図4は、パチンコ遊技機1の発射ユニット7を示すものであり、図5及び図6は、パチンコ遊技機1の前面枠3を示すものであり、図7及び図8は、パチンコ遊技機1の取付部材39を示すものである。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、パチンコ遊技機1の外周部を構成するとともに、パチンコ遊技機1が設置される島設備に固定される矩形枠状で木製の機枠2と、機枠2の前面側の左右側部のうちの一側部となる左側部に軸着(蝶着)され、垂直な回動軸により機枠2に対して左右に回動することにより機枠2内側空間を開閉自在な前面枠3と、前面枠3の前面側の左右側部のうちの一側部となる左側部に軸着され、垂直な回動軸により前面枠3(前面枠3を介して機枠2)に対して左右に回動することで、前面枠3の前側空間を開閉可能なガラス枠4と、前面枠3のガラス枠4の下側で、前面枠3の前面側の左右側部のうちの一側部となる左側部に軸着され、垂直な回動軸により前面枠3(前面枠3を介して機枠2)に対して左右に回動することで、前面枠3のガラス枠4より下側の前側空間を開閉可能な開閉パネル5と、前面枠3の開閉パネル5の下側に着脱可能に取り付けられる操作パネル6とを備えるものである。
前記前面枠3は、合成樹脂製で、図5に示すように、その上から2/3弱程度の部分が遊技盤8を支持する枠状収納部31とされ、該枠状収納部31の下側の前面側が後述する発射ユニット7が取り付けられるユニット取付部32を有するフレームボード33となっている。なお、前面枠3の詳細については後述する。
そして、前面枠3の枠状収納部31に、図1に示すように前面を露出した状態で遊技盤8が取り付けられている。
なお、図1では、図示を省略しているが、遊技盤8の遊技領域82となる前面には、例えば、遊技球が入賞するとともに、基本的に遊技球が入賞した場合に賞球(遊技球)を払い出す条件を成立させる各種入賞具として、遊技球の入賞を規制する開閉部材(可動部材)を有する電動役物を備えた各種変動入賞装置や、遊技球が入賞した場合に、変動入賞装置の開閉部材の開放動作や後述の変動表示装置における変動表示ゲーム等を始動する始動入賞口や、単に賞球を払い出す条件だけが成立する一般入賞口などを備えている。また、遊技領域82内の遊技盤8の前面には、遊技球の流下方向を変動させる障害釘や風車と言われる方向変換部材や入賞しなかった遊技球を回収するアウト口等が設けられている。また、パチンコ遊技機1によっては、遊技盤8の遊技領域82となる前面に、変動表示ゲームを表示する液晶ディスプレイ等を備える前記変動表示装置が設けられるものがある。
また、開閉パネル5の下側の操作パネル6には、上皿51に収容しきれない遊技球を収容する下皿61及び灰皿62と、前記遊技領域82に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域82に遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル63、スピーカ64などが設けられている。
また、機枠2に対して開閉自在な前面枠3、前面枠3に対して開閉自在なガラス枠4は、図示しないロック機構により閉状態にロックされており、鍵穴53にキーを差し込んでキーを操作することにより、それぞれロックが解除されて開放状態となる。
また、前面枠3に対して開閉自在な開閉パネル5もロック機構により閉状態にロックされるが、開閉パネル5のロック解除はガラス枠4が開放状態の場合に揺動レバー54を操作して行うことができる。
また、パチンコ遊技機1の裏面側には、前面枠3の裏面側に配置された後述する球排出装置95等から遊技球の補給等に関する信号をパチンコ遊技機1外部の島設備側の遊技球補給装置等に出力するための端子を備えた枠用外部情報基盤96と、遊技盤8裏面側に備えられた遊技制御装置93からの信号をパチンコ遊技機1外部の遊技店の管理装置等に出力するための端子を備えた盤用外部情報基盤97とが備えられている。
発射レール71は、発射される遊技球を誘導して遊技領域82内に進入させる導入路に案内するようになっており、下端の発射位置71a(図3の右側)から上り傾斜するように取付ベース78に取り付けられている。
駆動機構74は、発射杵72の駆動源となるものであり、モータ74a(もしくはロータリソレノイド)を備える。なお、この実施例においては、発射杵72は、駆動機構74の図示しないバネの付勢力により遊技球を打撃するようになっている。すなわち、前記モータ74aは、その回転軸が駆動機構74の図示しない伝動機構に連結され、発射杵72を打撃方向と反対方向にバネの付勢力に抗して回転させた状態とした後に、発射杵72を自由に回転可能な状態とする。そして、伝動機構に対して自由に回転可能となった発射杵72をバネの付勢力で回転させて遊技球を打撃させる。なお、バネを用いずに、発射杵72をモータやロータリソレノイドで打撃方向に回転するように駆動して遊技球を打撃するようにしても良い。
球送り装置76は、駆動機構74に連結されて、駆動機構74の駆動動作、すなわち、遊技球の発射に基づいて、遊技球の発射直後に開閉パネル5裏面の上皿導出口52を介して上皿51から流入する遊技球を1個ずつ発射位置71aに送る。
ハンドル連結部77は、操作パネル6に設けられた操作ハンドル63の操作パネル6の裏面側に突出する後端部に連結されて操作ハンドル63と一体に回動可能とされ、操作ハンドル63の回転角度を変更した場合に、ハンドル連結部77を介して上述の駆動機構74のバネの変位状態(伸縮)を変更することができ、これにより発射杵72の遊技球打撃時のバネの付勢力を調整して遊技球の発射勢を調整可能となっている。
また、取付ベース78裏面には、貫通穴79の周囲を囲むとともに、前記補強リブ78fに連続する位置決めリブ78g,…が形成されている。なお、位置決めリブ78g,…は、貫通穴79の周囲を囲むように形成されるが、取付ベース78の側縁側となる部分には設けられておらず、貫通穴79の周囲を完全に囲んだ状態とはなっていない。なお、位置決めリブ78g,…及び補強リブ78f,…の両方を含むリブが取付ベース78の外周縁部の全てに設けられるものとしても良いが、この際には、位置決めリブ78g,…は、ユニット取付部32に設けられる後述の位置決め部材36,…の周囲を完全に囲むようになっている必要があり、取付ベース78の外周縁部も位置決め部材36,…を完全に覆う形状となっている必要がある。
そして、位置決めリブ78g,…は、前面枠3のユニット取付部32から前側に膨出する後述の位置決め部材36,…と係合することにより、ユニット取付部32に取付ベース78を取り付ける際に、取付ベース78を位置決めできるようになっている。また、位置決めリブ78g,…は、その内側の側面が位置決め部材36,…の外周面に当接することにより上述の位置決めが可能となる。また、ユニット取付部32の位置決め部材36,…の前面と、取付ベース78の本体部の裏面で、かつ、位置決めリブ78g,…の内側となるリブ内接合面78h,…とが面接触する。
従って、位置決めリブ78g,…は、上述のように位置決めとしての機能を有するとともに、補強リブ78fの一部として取付ベース78の本体部を補強する機能を有し、かつ、ユニット取付部32と取付ベース78との間でこれらの面方向に向かう力が作用した場合に、位置決めリブ78g,…と、位置決め部材36との間で前記力が伝達される。
そして、ユニット取付部32には、発射ユニット7を取り付けた際に、取付ベース78の上述の5カ所(複数箇所)の位置決めリブ78g,…に対応する位置に位置決め部材36,…が形成されている。また、位置決め部材36のほぼ中央には、ユニット取付部32に取り付けられた取付ベース78の位置決めリブ78g,…の内側に形成された貫通穴79,…と前後に重なる位置に、ビス11を貫通させる貫通孔37a,…が形成されている。すなわち、発射ユニット7の取付ベース78は、前記ユニット取付部32の貫通孔37a,…に対応した貫通穴79,…が形成されている。
また、位置決め部材36,…の外周面(前面の周囲となる部分)の一部と位置決めリブ78g,…の内周面とが接触することにより、ユニット取付部32に対して取付ベース78、すなわち、発射ユニット7が位置決めされる。
なお、位置決め部材36,…の外周面が位置決めリブ78gの内周面の全面と接触している必要はないが、一部が面接触していることが好ましい。この例においては、位置決め部材36,…の形状と、位置決めリブ78g(リブ内接合面78h)の形状とが相補的な形状とはなっていないが、相補的な形状となっていても良い。
回転止め部37は、図7に示すように、後述の取付部材39の非回転係合部39cと係合するとともに、非回転係合部39cと相補的な形状を有する円形以外の凹部37dを有し、非回転係合部39cを回転止め部37に挿入した場合に、取付部材39の軸回りの回転を阻止する。なお、この例では、非回転係合部39cが6角形状に形成され、それに対応して回転止め部37の凹部37dが6角形状となっている。
これにより板状のユニット取付部32の強度を低下させずに凹部37dを実質的に深くするとともに、凹部補強リブ37bにユニット取付部32を補強させることができる。そして、ユニット取付部32の取付部材39の非回転係合部39cの外周面と、回転止め部37の内周面との接触面積を大きくすることができる。
ここで、十分な回転阻止力を得る上では、クリアランスを狭くして面接触に近づけることと、回転止め部37と非回転係合部39cとの接触部分が取付部材39にかかる回転力の中心からの距離が遠いことと、回転止め部37が深く、非回転係合部39cが厚いことが好ましい。
2つの溝部38a,38aは、回転止め部37の中心となる貫通孔37aを通る一直線上に配置されるとともに、切欠部37c,37cと連通している。また、溝部38a,38aは、回転止め部37の凹部37dよりも僅かに深く形成されている。そして、溝部38a,38aの外側となる端部上には、溝部38a,38aの端部の上部開口部分を塞ぐように保護壁38b,38bが形成されている。保護壁38b,38bは、溝部38a,38aの幅より広く形成され、左右両側部が溝部38aの左右側縁より外側となっている。また、保護壁38b,38bは、ほぼ板状でユニット取付部32の裏面に対して直角に形成されている。
また、2つの保護壁38b,38bは、回転止め部37を挟んで対向して配置されている。そして、2つの保護壁38b,38bの先端面(遊技機の前後方向で後面)のうちの互いに対向する側(内側)となる部分が前側に向かうにつれて狭まる斜面38c,38cとされている。
従って、ユニット取付部32は、取付部材39の係止部39f,39fが係止する被係止部38,38と、前記非回転係合部39cが係合する回転止め部37とを備え、該回転止め部37に、後述の取付部材39の取付孔39bに対応する貫通孔37aを形成している。また、ユニット取付部32の被係止部38の背面側には、前記取付部材の折返片の外側に沿って保護壁を立設している。
なお、位置決め部材36は、凹部37d及び溝部38a,38aと前後に重なるが、これらより僅かに広い範囲に渡って形成される。
取付部材39,…は、少なくとも前面側を開口する取付孔39bが形成された筒状部39aと、ユニット取付部32に対して係止される係止部39f,39fとを備え、該筒状部39aの前部に、前記ユニット取付部32に対して回転不能に係合する鍔状の非回転係合部39cを形成している。
また、取付部材39をユニット取付部32の回転止め部37及び被係止部38の位置に取り付けた際に、ユニット取付部32の貫通孔37a,…と、取付孔39bとが前後に重なるようになっている。また、上述のようにユニット取付部32の貫通孔37a,…と、取付ベース78の貫通穴79とが前後に重なるので、取付ベース78の貫通穴79からユニット取付部32の貫通孔37a,37aを介して取付部材39の取付孔39bにビス11,…を挿通可能となっている。
そして、前面枠3のユニット取付部32を間に挟んだ状態で、前記発射ユニット7の取付ベース78と前記取付部材39とを前記取付孔39bに螺合する螺合部材(ビス11,…)で締結することにより、ユニット取付部32に取付ベース78を固定できるようになっている。
非回転係合部39cは、回転止め部37の内周と同様に6角形状に形成され、かつ、回転止め部37の内径と非回転係合部39cの外形との間には僅かなクリアランスしかない状態となっている。
また、上述のように非回転係合部39cの径を筒状部39aより広くしたことで、非回転係合部39cの外周面と回転止め部37の内周面との接触位置が取付部材39の中心から遠くなることになり、取付部材39の回転を確実に阻止することができる。
また、折返片392,392と筒状部39aの第2補強リブ39e,39eとの間には、折返片392,392から突出する係合片393,393の突出長さ以上の間隔があけられ、これが前記空部39i,39iとされている。
また、2つの折返片392,392の外面同士の間隔は、前記被係止部38の2つの保護壁38b,38bの内面同士の間隔と略同じとされている。
従って、取付部材39をユニット取付部32の回転止め部37及び被係止部38,38の位置に取り付ける際に、後述するように、保護壁38b,38bの後面となる斜面38c,38cに係止部39f,39fの折返片392,392の先端面(係合片393,393の前面)となる斜面39j,39jを接触させることになるが、この状態で、取付部材39をユニット取付部32に向かって押しつけると、保護壁38b,38bの後面の斜面38c,38cに折返片392,392の斜面39j,39jが案内され、折返片392,392の先端部が取付部材39の筒状部39a(第2補強リブ39e,39e)に近づけられるように、係止部39f,39fが弾性変形する。この際に、空部39i,39iとなる第2補強リブ39e,39eと、折返片392,392との間隔が折返片392,392からの係合片393,393の突出長さより広いので、係合片393,393が保護壁38b,38bの内側に入るまで、係止部39f,39fが弾性変形可能となっている。
一方、ユニット取付部32に取り付けられた取付部材39を取り外す際には、前記空部39i,39iのうちの少なくとも1つに、空部39i,39iとなる第2補強リブ39e,39eと折返片392,392との間隔より細い治具(例えば、マイナスドライバ先端部)をユニット取付部32の裏面に対して斜めとなるように挿入し、治具の先端部をユニット取付部32裏面に押しつけた状態で、治具をユニット取付部32に対して直角となる方向に引き上げる。これにより、空部39i,39iに挿入された治具が突出片391,391の前側に接触するとともに、突出片391,391を後方に引き上げることになる。
これにより、係合片393,393が保護壁38b,38bより内側に入り込んで係合片393,393と保護壁38b,38bとの係止が解除され、取付部材39を後方に移動させて取り外すことができる。
すなわち、基本的に空部39i,39iに治具を挿入して後方に引張るだけで、ユニット取付部32から取付部材39を簡単に取り外すことができる。
次ぎに、ユニット取付部32の前面側に発射ユニット7を配置する。この際には、前面側に膨出する位置決め部材36,…と、発射ユニット7の取付ベース78の位置決めリブ78g,…とを係合することで、ユニット取付部32に対して容易に発射ユニット7を位置決めできる。また、位置決めされた状態で、取付ベース78の貫通穴79,…と、ユニット取付部32の貫通孔37a,…と、取付部材39の取付孔39bとが前後に重なった状態となる。
この際に、作業ミスで取付部材39の取付孔39bを破損して、上述のような締結が不可能もしくは十分な締結強度が得られなくなった場合には、ビス11,…を取り除くとともに、取付部材39をユニット取付部32から上述のように取り外し、未使用の取付部材39を再び取り付ける。
この際には、ユニット取付部32、取付ベース78及び取付部材39においては、ビス11,…による締結部に剪断力が集中することになる。
従って、作業ミスにより前面枠3全体を交換するような事態を防止し、作業ミスがあっても取付部材39だけを交換すれば良いので、製造上のロスを最小限に留めることができる。
また、ユニット取付部32を取付ベース78と取付部材39とで挟んだ状態で、取付ベース78と取付部材39を締結することで、ユニット取付部32と取付ベース78とが固定されるので、発射ユニット7の前面枠3への取付状態を安定させ、上述のような力に十分に対応することができる。
また、非回転係合部39cは、鍔状となっており、筒状部39aより拡径されている。すなわち、取付部材39の筒状部39aの前部に鍔状に非回転係合部39cを設けることで、取付部材39の取付ベース78に接触する前面の面積を筒状部39aの断面積より大きくすることが可能となり、上述のように取付ベース78と取付部材39との間にユニット取付部32を挟持するようにした際に、取付部材39とユニット取付部32との接触面積をより大きくして、発射ユニット7の前面枠3への取付状態を安定させ、前面枠3と発射ユニット7とのねじ止め部分をより強固な構造とすることができる。
従って、折返片392,392の外側に沿って保護壁38b,38bを立設することにより、折返片392,392の外側に手や工具等が接触するのを防止し、取付部材39の脱落を防止することができる。
なお、本発明はこの実施の形態のパチンコ遊技機に限られるものではなく、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機にも適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 ビス(螺合部材)
2 機枠
3 前面枠
32 ユニット取付部
37 回転止め部
37a 貫通孔
38 被係止部
38b 保護壁
39 取付部材
39a 筒状部
39b 取付孔
39c 非回転係合部
39f 係止部
39i 空部
391 突出片
392 折返片
393 係合片
7 発射ユニット
71 発射レール
72 発射杵
74 駆動機構(駆動源)
74a モータ(駆動源)
78 取付ベース
79 貫通穴
Claims (2)
- 機枠の一側に蝶着された前面枠と、発射杵を駆動するための駆動源及び発射レールを取付ベースに取り付けて形成された発射ユニットと、を備え、
前記前面枠の下部に設けられたユニット取付部に対して前面側から前記発射ユニットの取付ベースを取り付けて構成された遊技機において、
前記ユニット取付部の背面側に着脱自在に取り付けられる取付部材を備え、
前記取付部材は、
前記ユニット取付部に対して係止される係止部と、少なくとも前面側を開口する取付孔が形成された筒状部と、を備え、該筒状部の前面側の端部に、前記ユニット取付部に対して回転不能に係合する鍔状の非回転係合部を形成し、
前記ユニット取付部は、
前記取付部材の係止部が係止する被係止部と、前記非回転係合部が係合する回転止め部と、を備え、該回転止め部に、前記取付孔に対応する貫通孔を形成し、
前記発射ユニットの取付ベースに、前記ユニット取付部の貫通孔に対応した貫通穴を形成し、
前記前面枠のユニット取付部を間に挟んだ状態で、前記発射ユニットの取付ベースと前記取付部材とを前記取付孔に螺合する螺合部材で締結し、
前記取付部材の係止部は、
前記筒状部の背面側の端部から当該遊技機の前後方向に直交する方向に突出する突出片と、該突出片の先端から折り返して筒状部の前面側に向かって延出する折返片と、を備え、
該折返片の先端部に、前記突出片が突出する方向に突出して前記ユニット取付部の被係止部と係合する係合片を形成し、
前記筒状部と折返片との間に空部を形成することを特徴とする遊技機。 - 前記ユニット取付部の被係止部の背面側には、前記取付部材を取り付けた状態で、前記取付部材の折返片に対向する保護壁を立設したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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