JP4115779B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、より詳しくは、キャパシタを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電源を切っても情報を記憶することができる不揮発性メモリの1つとして、強誘電体を有するFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)が知られている。FeRAMは、強誘電体のヒステリシス特性を利用して情報を記憶する構造を有し、高速動作が可能で低消費電力であるため、書き換え回数が多い不揮発性メモリとして今後のさらなる発展が期待されている。
【0003】
FeRAMのメモリセルでは、例えば、1ビットの情報の記憶に1つのトランジスタと1つのキャパシタを用いる1T1C型と、1ビットの情報の記憶に2つのトランジスタと2つのキャパシタを用いる2T2C型がある。1T1C型のメモリセルは、2T2C型式のメモリセルに比べてセル面積を約半分にすることが可能である。
【0004】
FeRAMのメモリセルにおけるキャパシタは、例えば、セルプレートと呼ばれるストライプ状の下部電極の上方に複数の上部電極が間隔をおいて形成され、上部電極と下部電極の間に強誘電体層が挟まれた構造を有している。セルプレートは複数のキャパシタの共通の下部電極となる。この場合、1つの上部電極とその下の強誘電体層及びセルプレートが1つのキャパシタを構成する。
【0005】
キャパシタの接続については、2つのキャパシタの上部電極又は下部電極を共通にすることによりキャパシタを直列又は並列に形成することが特開平5−129156号公報に記載されている。特開平5−129156号公報には具体的には1つの下部電極の上に2つのPZT強誘電体膜を形成し、それらのPZT強誘電体膜の上に上部電極を接続することが記載されている。
【0006】
ところで、4個以上の上部電極を1つのセルプレートの上に形成する場合に、従来では1列に形成することが行われているが、2列に形成することも可能である。
【0007】
1つのセルプレート上に複数の上部電極を2列で形成する方法として、次のような工程が考えられる。
【0008】
図1(a) 〜(d) は、1つのセルプレート上に2列の上部電極を形成する工程を示す平面図である。図2(a) 〜(d) は、1つのセルプレート上に2列の上部電極を形成する工程を示す断面図であって、図1(a) に示すI−I線から見た断面図である。
【0009】
まず、図1(a) 、図2(a) に示すように、層間絶縁膜101の上に第1の導電膜102、強誘電体膜103、第2の導電膜104を順に形成した後に、第1のレジストパターン(不図示)を用いて第2の導電膜104をパターニングして4つ以上の上部電極104a、104bをセルプレート形成領域に沿って2列に形成する。その後に、上部電極104a,104b及び強誘電体膜103の上にレジストを塗布し、これを露光、現像する。これにより、セルプレート形成領域のうちセルプレートコンタクト領域を除く部分に第2のレジストパターン105を形成する。この場合、2列の上部電極104a,104bのうちセルプレート形成領域の両側に位置する側面と第2のレジストパターン105の両側面とをほぼ一致させる。
【0010】
次に、図1(b) 、図2(b) に示すように、第2のレジストパターン105をマスクに使用して強誘電体膜103をエッチングした後に、第2のレジストパターン105を除去する。
【0011】
さらに、図1(c) 、図2(c) に示すように、上部電極104a,104b、強誘電体膜103及び第1の導電膜102の上にレジストを塗布し、これを露光、現像することにより、セルプレート形成領域の全体を選択的に覆う第3のレジストパターン106を形成する。
【0012】
続いて、図1(d) 、図2(d) に示すように、第3のレジストパターン106をマスクに使用して第1の導電膜102をエッチングすることにより、セルプレート(下部電極)106aを形成する。その後に、第3のレジストパターン106を除去する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようなキャパシタの形成工程によれば、図1(a) 、図2(a) に示した第2のレジストパターン105が所望の位置から左側と右側のいずれかにズレると、強誘電体膜103のエッチングの際に、2列に並ぶ上部電極104a,104bの一方側がエッチングされて左の上部電極104aと右の上部電極104bの面積が異なるおそれがある。同様に、図1(c) 、図2(c) に示した第3のレジストパターン106が左側と右側のいずれかにズレると、左の上部電極104aと右の上部電極104bの面積が異なるおそれがある。
【0014】
上部電極104a,104bの面積のバラツキは、メモリセル領域内の複数のキャパシタの容量が不均一になる原因となって、デバイス動作マージンに影響を与える。特に、1T1C型FeRAMでは、リファレンスキャパシタとメモリセルのキャパシタとを比較することにより、「1」と「0」の読み出しを行うために、個々のキャパシタ特性のバラツキは深刻な問題となる。
【0015】
本発明の目的は、セルプレートの上方に複数列形成される複数の上部電極の面積のバラツキを小さくする半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、半導体基板の上方に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層の上に第1の導電層、誘電体層、第2の導電層を順に形成する工程と、前記第2の導電層をパターニングして間隔をおいて複数の列で並ぶ複数のキャパシタ上部電極を形成する工程と、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列の相互間に隙間を有し、且つ前記複数の列のそれぞれの複数の前記キャパシタ上部電極の上を通る第1マスクを形成する工程と、前記第1マスクに覆われない領域の前記誘電体層をエッチングすることにより前記複数の列の間に隙間を有するキャパシタ誘電体層を形成する工程と、前記第1のマスクを除去する工程と、キャパシタ形成領域及びコンタクト領域からなるセルプレートライン形成領域のうち、該キャパシタ形成領域において前記キャパシタ上部電極の前記複数の列の間にスリットを有し且つ該コンタクト領域で一体化された形状の第2マスクを前記キャパシタ上部電極、前記キャパシタ誘電体層及び前記第1の導電層の上に形成する工程と、前記第2マスクに覆われない領域の前記第1の導電層をエッチングすることにより、前記キャパシタ形成領域の下のキャパシタが形成される部分と、前記コンタクト領域の下の外部配線と電気的に接続されるコンタクト部とを有するキャパシタ下部電極を形成する工程と、前記第2マスクを除去する工程とを有し、前記第1マスクの前記隙間の幅と前記第2マスクの前記スリットの幅は、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列同士の間隔と同じであり、前記第1マスクは、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列が並ぶ方向における前記第1マスクの一方の側方と、前記隙間から前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面の一部がはみ出し、前記第1マスクの他方の側方は前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面を覆う位置に形成され、前記第1マスクから露出した前記誘電体層をエッチングすると同時に、複数の前記キャパシタ上部電極の前記一部をエッチングすることを特徴とする半導体装置の製造方法により解決される。
【0018】
本発明によれば、配線又はプラグが接続されるコンタクト領域以外の領域(キャパシタ形成領域)がスリットにより複数列に分けられるセルプレートを有し、セルプレートのうちスリットの両側の領域の上にはそれぞれキャパシタ誘電体層が形成され、さらにセルプレートのスリットの両側のキャパシタ誘電体層のそれぞれの上には複数のキャパシタ上部電極が1列ずつ形成されている。この場合、セルプレートのスリットの上でキャパシタ誘電体層に隙間(スリット)が形成されている。そのようなキャパシタの形成工程において、キャパシタ上部電極が形成された後に、キャパシタ誘電体層がパターニングされ、ついでキャパシタ下部電極が形成される。
【0019】
そのようなセルプレートは、キャパシタ上部電極の複数の列の間の領域に対応する位置にスリットを有するマスクを用いて導電膜をパターニングすることにより形成される。同様に、キャパシタ誘電体層の隙間(スリット)は、キャパシタ上部電極の複数の列の間の領域に対応する位置に隙間(スリット)を有するマスクを使用して誘電体膜をパターニングすることにより形成される。
【0020】
従って、そのようなマスクが所定の位置から左右の一方にズレたとしても、ズレとは反対側で全ての上部電極がマスクの周囲又はスリットから同じ面積で露出する。これにより、複数の上部電極のうちマスクから露出した部分がエッチングされても、複数の上部電極の面積が揃うことになる。
【0021】
なお、マスクに設けられるスリット(隙間)の幅は、複数の上部電極の面積の違いが列相互間で生じない値に決定される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図3〜図6は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタの形成工程を示す平面図である。図7〜図11は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタの形成工程を示す平面図である。図12〜図14は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのトランジスタ及びその周辺構造の形成工程を示す断面図である。
【0024】
なお、図7〜図11は、図3のII−II線に沿った断面図であり、図12〜図14は、図3のIII-III 線に沿った断面図である。
【0025】
次に、図3(a) 、図7(a) 、図12(a) に示す構造を形成するまでの工程を説明する。
【0026】
まず、p型シリコン(半導体)基板1の表面に、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法によって素子分離絶縁層2を形成する。なお、素子分離絶縁層2として、LOCOS法によって形成されたシリコン酸化層の他、STI(Shallow Trench Isolation)構造を採用してもよい。素子分離絶縁層2は、シリコン基板1のメモリセル領域における所定の活性領域(トランジスタ形成領域)3を囲む範囲に形成される。
【0027】
活性領域3の平面形状は略長方形であり、幅2.3μm程度のストライプ状のセルプレートライン形成領域の両側に沿って間隔をおいて複数形成されている。セルプレートライン形成領域は、間隔をおいてほぼ平行に複数配置される。
【0028】
その後、シリコン基板1の表面を熱酸化して、活性領域3の上でゲート絶縁層4として使用されるシリコン酸化層を形成する。
【0029】
次に、素子分離絶縁層2及びゲート絶縁層4の上に多結晶又は非晶質のシリコン層とタングステンシリサイド層を順に形成する。そして、シリコン層及びタングステンシリサイド層をフォトリソグラフィ法により所定の形状にパターニングして、活性領域3の上にゲート電極5a,5bを形成する。メモリセル領域では、活性領域3上には2つのゲート電極5a,5bがほぼ平行に間隔をおいて形成され、これらのゲート電極5a,5bは素子分離絶縁層2の上に延在してワード線WLとなる。ワード線WLの延在方向は、例えば、セルプレートライン形成領域の延在方向に交差する方向である。
【0030】
次に、活性領域3のうち、ゲート電極5a,5bの両側にn型不純物をイオン注入して、nチャネルMOSトランジスタT1 ,T2 のソース/ドレインとなる第1〜第3のn型不純物拡散領域7a,7b,7cを形成する。活性領域3の中央に位置する第2のn型不純物拡散領域7bは後述するビット線に電気的に接続され、また、活性領域3の両端側に位置する第1、第3のn型不純物拡散領域7a,7cは後述するキャパシタに電気的に接続される。
【0031】
その後に、シリコン基板1、素子分離絶縁層2及びゲート電極5a,5bの上に絶縁層を形成する。そして、絶縁層をエッチバックすることにより、ゲート電極5a〜5cの両側部分に側壁絶縁層6として残す。その絶縁層として、例えばCVD法により形成される酸化シリコン(SiO2)を使用する。なお、図3〜図6では側壁絶縁層6は省略されて描かれている。
【0032】
さらに、活性領域3上のゲート電極5a,5b及び側壁絶縁層6をマスクにして、n型不純物拡散領域7a〜7cにn型不純物をイオン注入することによりn型不純物拡散領域7a〜7cをLDD構造にする。
【0033】
これにより、第1及び第2のn型不純物拡散領域7a,7bとゲート電極5aを有する第1のnMOSトランジスタT1 の形成と、第2及び第3のn型不純物拡散領域7b,7cとゲート電極5bを有する第2のnMOSトランジスタT2 の形成が終了する。
【0034】
この後に、図7(a) 、図12(a) に示したようにnMOSトランジスタT1 ,T2 を覆うカバー絶縁層10をシリコン基板1の上にプラズマCVD法により形成する。カバー絶縁層10として例えば酸窒化シリコン(SiON)層を形成する。
【0035】
続いて、TEOSガスを用いるプラズマCVD法により、酸化シリコン(SiO2)層をカバー層10上に約1.0μmの厚さに成長し、この酸化シリコン層を第1の層間絶縁層11として使用する。
【0036】
さらに、第1の層間絶縁層11の緻密化処理として、常圧の窒素雰囲気中で第1の層間絶縁層11を700℃の温度で30分間熱処理する。その後に、第1の層間絶縁層11の上面を化学機械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing )法により研磨して平坦化する。
【0037】
なお、図3(a) では、素子分離絶縁層2よりも上に形成される絶縁層は省略されて描かれている。
【0038】
次に、図3(b) 、図7(b) 、図12(b) に示す構造を形成するまでの工程を説明する。
【0039】
まず、第1の層間絶縁層11上に、第1の導電層12としてTi層とプラチナ(Pt)層を順に形成する。Ti層とPt層はDCスパッタ法により形成される。この場合、Ti層の厚さを10〜30nm程度、Pt層の厚さを100〜300nm程度とする。なお、第1の導電層12として、イリジウム、ルテニウム、酸化ルテニウム、酸化イリジウム、酸化ルテニウムストロンチウム(SrRuO3)等のいずれかの導電層を形成してもよい。
【0040】
その後に、強誘電体層13として厚さ100〜300nmのチタン酸ジルコン酸鉛(PZT; Pb(Zr1-xTix )O3 )層をRFスパッタ法により第1の導電層14上に形成する。強誘電体層13の形成方法は、その他に、MOD(metal organic deposition)法、MOCVD( 有機金属CVD)法、ゾル・ゲル法などがある。また、強誘電体層15の材料としては、PZT以外に、PLCSZT、PLZTのような他のPZT系材料や、SrBi2Ta2O9(SBT、Y1)、SrBi2(Ta,Nb)2O9 (SBTN、YZ)等のBi層状構造化合物、その他の金属酸化物強誘電体を採用してもよい。
【0041】
さらに、強誘電体層13を構成するPZT層の結晶化処理として、酸素雰囲気中で温度650〜850℃、30〜120秒間の条件でRTA(Rapid Thermal Annealing) を行う。例えば、温度700℃で60秒間アニールする。
【0042】
続いて、強誘電体層13の上に第2の導電層14として酸化イリジウム(IrO2)層をスパッタ法により100〜300nmの厚さに形成する。なお、第2の導電層14として、プラチナもしくは酸化ルテニウムストロンチウム(SRO)を用いてもよい。
【0043】
第1の導電層12、第2の導電層14は、以上のように貴金属又は貴金属酸化物から構成される。
【0044】
次に、第2の導電層14、強誘電体層13、第1の導電層12を順にパターニングする。
【0045】
まず、第2の導電層14の上にレジストを塗布し、これを露光、現像することにより、上部電極形成用の第1のレジストパターン15を間隔をおいてセルプレートライン形成領域内に複数形成する。第1のレジストパターン15は、幅1.0μmで長さ1.7μmの平面形状を有し、セルプレートライン形成領域の長手方向に沿って2列で複数個、例えば4個以上形成される。第1のレジストパターン15同士の間隔を例えば0.3μmとする。
【0046】
セルプレートライン形成領域には、配線とのコンタクト領域も含まれるが、そのコンタクト領域の上には第1のレジストパターン15は形成されない。即ち、セルプレートライン形成領域のうちコンタクト領域を除いた領域がキャパシタ形成領域となる。
【0047】
続いて、第1のレジストパターン15に覆われない領域の第2の導電性層14をエッチングする。これにより複数の第1のレジストパターン15の下に残された第2の導電層14をキャパシタの上部電極14a,14bとする。上部電極14a,14bは、セルプレートライン形成領域で間隔をおいて左右に2列形成される。
【0048】
この場合のエッチング条件は、例えば、誘導結合型プラズマエッチング装置を用い、塩素(Cl2)ガスを20ml/min. 、アルゴン(Ar)ガスを30ml/min. でエッチング雰囲気中に導入するとともに、エッチング雰囲気中の真空度を0.7Paとする。さらに、シリコン基板1が載置されるウェハステージ温度を25℃、ソースパワーを1400W、バイアスパワーを800Wに設定する。なお、ソースパワーは、誘導結合型プラズマエッチング装置のアンテナコイルに印加する13.56MHz の高周波電源のパワーである。また、バイアスパワーは、ウェハステージに印加する400KHz の高周波電源のパワーである。
【0049】
その後に、図4(a) 、図8(a) に示すように、第1のレジストパターン15を除去すると、上部電極14a,14bが現れる。
【0050】
次に、図4(b) 、図8(b) に示すように、上部電極14a,14bと強誘電体層13の上にレジストを塗布し、これを露光、現像する。これにより、セルプレートライン形成領域において、一側寄り(図中左側)の1列の上部電極14aの上を通る第2のレジストパターン16aと、他側寄り(図中右側)の1列の上部電極14bの上を通る第3のレジストパターン16bとを形成する。第2のレジストパターン16aと第3のレジストパターン16bの間には隙間(又はスリット)16sが存在する。
【0051】
なお、第2,第3のレジストパターン16a,16bは、セルプレートライン形成領域のコンタクト領域を除いた領域に形成された孤立パターンであるが、セルプレートライン形成領域のコンタクト領域の一部で一体になった略U字の平面形状であってもよい。
【0052】
続いて、第2及び第3のレジストパターン16a,16bに覆われない領域の強誘電体層13をエッチングする。強誘電体層13のエッチング条件は、例えば、第2の導電層14のエッチング条件と同じに設定する。なお、強誘電体層13のエッチングを終えた後にオーバーエッチングを行ってもよい。
【0053】
これにより、第2、第3のレジストパターン16a,16bの下に残された強誘電体層13のパターンをキャパシタの誘電体層13a,13bとし、左右の誘電体層13a,13bの間には隙間(スリット)13sが形成される。
【0054】
その後に、図5(a) 、図9(a) に示すように、第2、第3のレジストパターン16a,16bを除去する。セルプレートライン形成領域においては、左側の1列の複数の上部電極14aの下を通る左側の誘電体層13aと、右側の1列の複数の上部電極14bの下を通る右側の誘電体層13bが形成される。
【0055】
次に、図5(b) 、図9(b) に示すように、上部電極14a,14b、誘電体層13a,13b及び第1の導電層12の上にレジストを塗布し、これを露光、現像することにより、セルプレートライン形成領域を覆う形状の第4のレジストパターン17を形成する。
【0056】
第4のレジストパターン17には、セルプレートライン形成領域のコンタクト領域を除いたキャパシタ形成領域を中央で左右に分ける幅約0.3μmのスリット17sが形成されていて、そのスリット17sから第1の導電層12が露出している。第4のレジストパターン17は、左一列の複数の上部電極14aと右一列の上部電極14bの間にスリット17sが位置することを目標にして位置合わせされる。
【0057】
続いて、第4のレジストパターン17に覆われない領域の第1の導電層12をエッチングする。これにより、第4のレジストパターン17の下に残された第1の導電層12は、キャパシタの下部電極として機能するセルプレートライン12aとなる。この場合のエッチング条件は、例えば第1の導電層14のエッチング条件と同じにする。さらに、第1の導電層12のエッチング時間と同程度のオーバーエッチングを行う。
【0058】
その後に、図6(a) 、図10(a) に示すように、第4のレジストパターン17を除去する。これにより表出した下部電極12aは、上部電極14a,14b及び誘電体層13a,13bの下を通り、かつ誘電体層13a,13bからはみ出したコンタクト領域12cを有する形状となり、しかも、左側の誘電体層13aと右側の誘電体層13bの間にはスリット12sが形成されている。
【0059】
これにより、メモリセル領域では、1つの上部電極14a(14b)、誘電体層13a(13b)及び下部電極12aによって1つのキャパシタQ1 (Q2 )が構成される。即ち、セルプレートライン形成領域では、上部電極14a,14bの数だけキャパシタQ1 ,Q2 が形成されることになる。
【0060】
以上のような工程によってキャパシタQ1 ,Q2 が形成された状態では、図13(a) に示すように、第1の導電層12、強誘電体層13及び第2の導電層14がトランジスタT1 ,T2 の上方で除去されている。
【0061】
なお、左側の上部電極14aと右側の上部電極14bの間隔は、第2〜第4のレジストパターン16a,16b,17の位置ズレマージン又はそれ以上の大きさである。また、第2のレジストパターン16aと第3のレジストパターン16bの隙間16sの大きさと第4のレジストパターン17のスリット17sの大きさは、ほぼ同じであり、レジストパターン16a,16b,17の位置ズレマージン又はそれ以上の値である。しかも、隙間16sとスリット17sは、左右向きで互いに逆方向に位置ズレが生じたとしても、隙間16sの一部とスリット17sの一部が重なるような大きさとなることが望ましい。
【0062】
次に、図10(b) 、図13(b) に示すように、キャパシタQ1 ,Q2 と第1の層間絶縁層11の上にキャパシタ保護絶縁層18として例えばアルミナを20nm程度の厚さに形成する。なお、キャパシタ保護絶縁層18としては、PZT、窒化シリコン層、又は窒化酸化シリコン層などを適用してもよい。
【0063】
さらに、キャパシタ保護絶縁層18の上に第2の層間絶縁層19として酸化シリコン層を約1μmの厚さに形成する。この酸化シリコン層は、TEOS、ヘリウム及び酸素の混合ガスを用いて、CVD法により形成される。
【0064】
続いて、第2の層間層間絶縁層19の上面をCMP法により平坦化する。この例では、CMP後の第2層間絶縁層19の残り厚さは、メモリセル領域AのキャパシタQ1 ,Q2 の上でキャパシタ保護絶縁層18の厚さと合わせて約300nm程度とする。
【0065】
次に、図11(a) 、図14(a) に示す構造を形成するまでの工程を説明する。
【0066】
まず、第2の層間絶縁層19、キャパシタ保護絶縁層18、第1の層間絶縁層11及びカバー絶縁層10をフォトリソグラフィー法によりパターニングすることにより、第1、第3のn型不純物拡散領域7a,7cの上にそれぞれキャパシタコンタクトホール19a,19cを形成すると同時に、第2のn型不純物拡散領域7bの上にビット線コンタクトホール19bを形成する。
【0067】
その後、第2の層間絶縁層19上とキャパシタコンタクトホール19a,19c内とビット線コンタクトホール19b内に、厚さ20nmのチタン(Ti)層と厚さ50nmの窒化チタン(TiN )層をスパッタにより順に形成し、さらにTiN 層の上にタングステン(W)層をCVD方により形成する。W層は、キャパシタコンタクトホール19a,19cとビット線コンタクトホール19b内を完全に埋め込む厚さに形成される。
【0068】
続いて、Ti層、TiN 層及びW層をCMP法により研磨して第2の層間絶縁層19の上面上から除去する。これにより、キャパシタコンタクトホール19a,19c内に残されたTi層、TiN 層及びW層をキャパシタコンタクト用の第1、第3の導電性プラグ20a,20cとして使用し、また、ビット線コンタクトホール19b内に残されたTi層、TiN 層及びW層をビット線コンタクト用の第2の導電性プラグ20bとして使用する。
【0069】
次に、図6(b) 、図11(b) 、図14(b) に示す構造を形成するまでの工程を説明する。
【0070】
まず、第2の層間絶縁層19の上と第1〜第3の導電性プラグ20a〜20cの上に、アルミナなどからなる酸化防止絶縁層(不図示)を形成する。続いて、酸化防止絶縁層、第2の層間絶縁層19及びキャパシタ保護絶縁層18をパターニングすることにより、上部電極14a,14bの上にキャパシタコンタクト用のホール21形成する。これと同時に、第2の層間絶縁層19及びキャパシタ保護絶縁層18をパターニングして、セルプレートライン12aのコンタクト領域の上にセルプレートコンタクト用のホール21bを形成する。
【0071】
その後に、酸化防止絶縁層をエッチバックにより除去する。さらに、第2の層間絶縁層19上と第1、第2及び第3の導電性プラグ20a,20b,20cのそれぞれの上とホール20a,20b内に配線金属層を形成した後に、配線用金属層をフォトリソグラフィー法によりパターニングする。配線用金属層として、例えば厚さ150nmのTiN 層、厚さ5nmのTi層、厚さ500nmのAl-Cu 層、厚さ50nmのTiN 層及び厚さ20nmのTi層からなる5層構造の金属層を形成する。
【0072】
配線用金属層のパターニングにより、左側の上部電極14a上のホール21a内とその側方の第1の導電性プラグ20aを電気的に接続する第1の配線22aを形成するとともに、右側の上部電極14b上のホール21a内とその側方の第3の導電性プラグ20cを電気的に接続する第2の配線22cを形成する。同時に、セルプレートライン12aのコンタクト領域の上のホール21bを通してセルプレートライン12aに接続される第2の配線22dを形成する。これと同時に、第2の導電性プラグ20bの上に導電性パッド22bを形成する。
【0073】
これにより、セルプレートライン12a上方のキャパシタQ1 (Q2 )の上部電極14a(14b)とn型不純物拡散領域7a(7c)は、それぞれ配線22a(22c)と導電性プラグ20a(20c)を介して電気的に接続される。
【0074】
なお、第2のn型不純物拡散領域7bは、その上方に形成されるビット線(不図示)に導電性パッド20b及び第2の導電性プラグ19bを介して電気的に接続される。
【0075】
配線22a,22c,22dと導電性パッド22bを形成した後に、その上に第3の層間絶縁層を形成し、導電性プラグを形成し、さらに第3の層間絶縁層の上にビット線などを形成するが、その詳細は省略する。
【0076】
以上の実施形態においては、キャパシタQ1 ,Q2 の下部電極であるセルプレートライン12aを覆う強誘電体層13の上に複数の上部電極14a,14bをセルプレートライン12aの延在方向に二列に複数個形成している。従って、本実施形態によれば、複数のセルプレートラインのそれぞれに上部電極を一例に配置する構造に比べて、セルプレートライン相互間の無駄なスペースが少なくなり、キャパシタを従来よりもさらに高集積化することが可能になる。
【0077】
これにより、FeRAMの大容量化、或いはFeRAMのチップ面積の縮小化に寄与できる。
【0078】
また、上記した実施形態によれば、第1の導電層12、強誘電体層13及び第2の導電層14をパターニングして複数のキャパシタQ1 ,Q2 を形成する工程は、1つのセルプレートライン形成領域において2列で上部電極14a,14bを形成した後に、強誘電体層13をパターニングして左側の上部電極14aの下を通る誘電体層13aと右側の上部電極14bの下を通る誘電体層13bを形成するとともに左右の誘電体層13a,13bの間に隙間13sを形成している。さらに、第1の導電層12をパターニングすることによりキャパシタQ1 ,Q2 の左右の列の間にスリット12sを有するセルプレートライン12aを形成している。
【0079】
従って、セルプレートライン形成領域に複数のキャパシタを2列で形成する工程において、強誘電体層13のパターニングのために用いられる第2、第3のレジストパターン16a,16bの間に、左右の上部電極14a,14bの間隔と同じ大きさの隙間16sを確保しているので、その隙間16sの範囲内でレジストパターン16a,16bにズレが生じても、左列と右列の上部電極14a,14bがそれぞれレジストパターン16a,16bに覆われる面積はほぼ同一となる。
【0080】
これにより、同時に形成される第2、第3のレジストパターン16a,16bに左側又は右側にズレが生じても、複数の上部電極14a,14bのレジストパターン16a,16bからはみ出す面積が全て同一になる。この結果、誘電体層13のエッチング条件によって上部電極14a,14bが部分的にエッチングされたとしても、左列と右列のそれぞれの上部電極14a,14bの減少量は等しくなって複数の上部電極14a,14bの上面の面積は等しくなる。
【0081】
同様に、第1の導電層12のパターニングに用いられるレジストパターン17では、左列の上部電極14aと右列の上部電極14bの間に対応する位置にスリット17sが形成され、且つ、コンタクト領域ではスリット17sが存在せずに一体的に連続している。従って、レジストパターン17に左右の一方向にズレが生じても、スリット17sの存在により左右の上部電極14a,14bのレジストパターン17からはみ出す面積が同一になる。従って、第1の導電層12をエッチングする際に各上部電極14a,14bがエッチングされる面積が同じになる。この結果、第1の導電層12のエッチング条件によって上部電極14a,14bの面積が減少しても、左列と右列のそれぞれの上部電極14a,14bの面積の減少量は等しくなる。
【0082】
次に、レジストパターン16a,16b,17の形成位置が所定の位置からズレた場合の具体例を示す。
【0083】
図15(a) は、上部電極14a,14bに対して誘電体層13a,13bが右にずれてパターニングされた場合の平面図、図15(b) は、図15(a) のIV−IV線断面図である。
【0084】
図15(a),(b) において、破線部分は、レジストパターン16a,16bの位置ズレによって上部電極14a,14bがエッチングされた部分を示している。
【0085】
この場合、強誘電体層13のパターニングの際に、左列の上部電極14aはレジストパターン16aの左側から露出し、さらに右列の上部電極14bはレジストパターン16a,16bの隙間16sから露出している。従って、レジストパターン16a,16bが右又は左にずれても、上部電極14a,14bのうちレジストパターン16a,16bからはみ出た部分がエッチングされてしまうのでいずれの上部電極14a,14bも実質的に同じ面積となっている。
【0086】
レジストパターン16a,16bの隙間(スリット)16sは、原則として左右の上部電極14a,14bの間隔と同じである。しかし、レジストパターン16a,16bを形成する時やエッチングの時にパターン密度の粗密の差の存在によって左側の上部電極14aと右側の上部電極14bとでは微妙な面積差が生じてしまうことがある。そこで、隙間16sと面積差の関係を予め調査して、隙間16sの幅を調整することにより面積差を無くすことができる。これは、セルプレートライン12aの形成に使用されるレジストパターン17のスリット17sについても同様に適用される。
【0087】
図16(a) は、誘電体層13a,13bと下部電極12aがともに上部電極14a,14bに対して右にずれてパターニングされた場合の平面図、図16(b) は、図16(a) のV−V線断面図である。
【0088】
図16(a),(b) において、破線部分は、第2,第3のレジストパターン16a,16b及び第4のレジストパターン17の位置ズレによって上部電極14a,14bがエッチングされた部分を示している。この場合、強誘電体層13及び第1の導電層12のパターニングの際に、上部電極14a,14bのうちレジストパターン16a,16b,17の側方とスリット16s,17sから露出した部分がエッチングされて、いずれの上部電極14a,14bも実質的に同じ面積となっている。
【0089】
図17(a) は、誘電体層13a,13bが上部電極14a,14bに対して右側にずれてパターニングされ、かつ下部電極12aが上部電極14a,14bに対して左側にずれてパターニングされた場合の平面図、図17(b) は、図17(a) のVI−VI線断面図である。
【0090】
図17(a),(b)において、破線部分は、第2,第3のレジストパターン16a,16b及び第4のレジストパターン17の位置ズレによって上部電極14a,14bがエッチングされた部分を示している。この場合、強誘電体層13及び第1の導電層12のパターニングの際に、上部電極14a,14bのうちレジストパターン16a,16b,17の側方とスリット16s,17sから露出した部分がエッチングされて、いずれの上部電極14a,14bも実質的に同じ面積となっている。
【0091】
以上により、メモリセル領域内の複数のキャパシタQ1 ,Q2 の形状及び面積は等しくなってデバイス動作マージンに悪影響を与えない容量となっている。
【0092】
なお、上記した実施形態では、1つのセルプレートラインの上方に2列で複数の上部電極を形成する場合について説明したが、1つのセルプレートラインに2つのスリットを形成して3列以上で複数の上部電極を形成してもよい。また、第1の導電層12、強誘電体層13、第2の導電層14のパターニングは、上記実施形態では、それぞれレジストパターン15,16a,16b,17をマスクに用いて行われているが、窒化チタン、酸化シリコンなどの材料からなるハードマスクを用いてもよい。
(付記1)半導体基板の上方に形成された第1絶縁層と、
前記第1絶縁層上の形成され、且つコンタクト領域を除く領域で両側を分けるスリットを有するセルプレートと、
前記セルプレート上であって前記スリットの両側に形成され且つ前記スリットの上方に隙間を有するキャパシタ誘電体層と、
前記スリットの両側で前記キャパシタ誘電体層の上に1列ずつ形成された複数のキャパシタ上部電極と
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)前記キャパシタ誘電体層は、前記隙間によって2つに分割されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記キャパシタ誘電体層は、前記セルプレートの上面うち前記コンタクト領域を除く領域を覆うことを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置。
(付記4)前記セルプレートの前記スリットは、間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれかに記載の半導体装置。
(付記5)前記キャパシタ上部電極、前記キャパシタ誘電体層、前記セルプレート及び前記第1絶縁層の上方に形成された第2絶縁層と、
前記第2絶縁層のうち前記セルプレートの前記コンタクト領域の上方に形成されたホールと、
前記第2絶縁層上に形成され且つ前記ホールを通して前記コンタクト領域に電気的に接続される配線と
をさらに有することを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載の半導体装置。
(付記6)前記セルプレートの両側方において前記半導体基板の表層に形成された複数の不純物拡散領域と、
前記セルプレート、前記キャパシタ上部電極、前記キャパシタ誘電体層及び前記第1絶縁層の上方に形成された第2絶縁層と、
前記第2絶縁層上に形成されて前記キャパシタ上部電極と前記不純物拡散領域を一対一で電気的に接続する配線と
をさらに有することを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の半導体装置。
(付記7)前記不純物拡散領域はトランジスタを構成することを特徴とする付記6に記載の半導体装置。
(付記8)前記キャパシタ誘電体層は、強誘電体から構成されていることを特徴とする付記1乃至付記7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記9)半導体基板の上方に第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層の上に第1の導電層、誘電体層、第2の導電層を順に形成する工程と、
前記第2の導電層をパターニングして間隔をおいて複数の列で並ぶ複数のキャパシタ上部電極を形成する工程と、
前記キャパシタ上部電極の前記複数の列の相互間に隙間を有し、且つ前記複数の列のそれぞれの複数の前記キャパシタ上部電極の上を通る第1マスクを形成する工程と、
前記第1マスクに覆われない領域の前記誘電体層をエッチングすることにより前記複数の列の間に隙間を有するキャパシタ誘電体層を形成する工程と、
前記第1のマスクを除去する工程と、
前記キャパシタ上部電極の前記複数の列の間にスリットを有し且つコンタクト領域で一体化された形状の第2マスクを前記キャパシタ上部電極、前記キャパシタ誘電体層及び前記第1の導電層の上に形成する工程と、
前記第2マスクに覆われない領域の前記第1の導電層をエッチングすることにより、前記コンタクト領域の下に外部配線と電気的に接続されるコンタクト部を有するキャパシタ下部電極を形成する工程と、
前記第2マスクを除去する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10)前記第1マスクは、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列毎に複数に分割されていることを特徴とする付記9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)前記第1マスクの前記隙間の幅は前記第1マスクの幅方向の位置合わせマージンの値と同じかそれよりも大きいことを特徴とする付記9又は付記10に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)前記第1マスクを使用して前記誘電体層をエッチングした後に、オーバーエッチングをさらに行うことを特徴とする付記9乃至付記11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)前記第1マスクは、前記第1マスクの側方と前記隙間から前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面の一部をはみ出す位置に形成され、前記第1マスクから露出した前記誘電体層をエッチングすると同時に、複数の前記キャパシタ上部電極の前記一部をエッチングすることを特徴とする付記9乃至付記12のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)前記第1マスクから露出した前記誘電体層をエッチングする際には、前記誘電体層と前記キャパシタ上部電極の双方のエッチングが可能なエッチングガスを用いることを特徴とする付記9乃至付記13のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記15)前記第2マスクの前記スリットの幅は、前記第1マスクの幅方向の位置合わせマージンの値と同じかそれよりも大きいことを特徴とする付記9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)前記第2マスクを使用して前記第1の導電層をエッチングした後にオーバーエッチングをさらに行うことを特徴とする付記9又は付記15に記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)前記第2マスクは、前記第2マスクの側方と前記スリット内から前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面の一部をはみ出す位置に形成され、前記第2マスクから露出した前記第1の導電層をエッチングすると同時に、前記キャパシタ上部電極の前記一部をエッチングすることを特徴とする付記9、付記15、付記16のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記18)前記第2マスクから露出した前記第1の導電層をエッチングする際には、前記第1の導電層と前記キャパシタ上部電極の双方のエッチングが可能なエッチングガスを用いることを特徴とする付記9、付記15乃至付記17のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記19)前記第1マスクの前記隙間の幅と前記第2マスクの前記スリットの幅は、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列同士の間隔と同じであることを特徴とする付記9乃至付記18のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
【0093】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、キャパシタ上部電極を列ごとに区画する第1のスリットをセルプレートに形成し、セルプレートの上に形成される誘電体層のうち第1のスリットに対応する位置に第2のスリットを形成したので、セルプレート又は誘電体層を形成するためのマスクが所望の位置から左又は右にズレても、ズレとは反対側でマスク周囲とスリットから全てのキャパシタ上部電極を同じ面積で全て露出させることができる。これにより、マスクから露出したキャパシタ上部電極がエッチングされても、キャパシタ上部電極の面積を揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) 〜(d) は、プレート電極上に2列のキャパシタを形成する工程を示す平面図である。
【図2】図2(a) 〜(d) は、プレート電極上に2列のキャパシタを形成する工程を示す平面図である。
【図3】図3(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す平面図である(その1)。
【図4】図4(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す平面図である(その2)。
【図5】図5(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す平面図である(その3)。
【図6】図6(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す平面図である(その4)。
【図7】図7(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す断面図である(その1)。
【図8】図8(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す断面図である(その2)。
【図9】図9(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す断面図である(その3)。
【図10】図10(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す断面図である(その4)。
【図11】図11(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタ形成工程を示す断面図である(その5)。
【図12】図12(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのトランジスタ及びその周辺の形成工程を示す断面図である(その1)。
【図13】図13(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのトランジスタ及びその周辺の形成工程を示す断面図である(その2)。
【図14】図14(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのトランジスタ及びその周辺の形成工程を示す断面図である(その3)。
【図15】図15(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルの強誘電体層のパターンに位置ズレが生じた場合のキャパシタ上部電極とキャパシタ誘電体層の位置関係を示す平面図と断面図である。
【図16】図16(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタの強誘電体層のパターンと第1の導電層のパターンに同じ方向の位置ズレが生じた場合の位置関係を示す平面図と断面図である。
【図17】図17(a),(b) は、本発明の実施形態に係る半導体装置のメモリセルのキャパシタの強誘電体層のパターンと第1の導電層のパターンに逆方向の位置ズレが生じた場合の位置関係を示す平面図と断面図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、2…素子分離絶縁層、3…活性領域、4…ゲート絶縁層、5a,5b…ゲート電極、6…側壁絶縁層、7a,7b,7c…n型不純物拡散領域、10…カバー層、11,19…層間絶縁層、12…第1の導電層、12s…スリット、13…強誘電体層、13s…隙間(スリット)、14…第2の導電層、15,16a,16b,17…レジストパターン、16s…隙間、17s…スリット、18…キャパシタ保護絶縁層、20a,20b,20c…導電性プラグ、22a,22c,22d…配線、22b…導電性パッド。
Claims (6)
- 半導体基板の上方に第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層の上に第1の導電層、誘電体層、第2の導電層を順に形成する工程と、
前記第2の導電層をパターニングして間隔をおいて複数の列で並ぶ複数のキャパシタ上部電極を形成する工程と、
前記キャパシタ上部電極の前記複数の列の相互間に隙間を有し、且つ前記複数の列のそれぞれの複数の前記キャパシタ上部電極の上を通る第1マスクを形成する工程と、
前記第1マスクに覆われない領域の前記誘電体層をエッチングすることにより前記複数の列の間に隙間を有するキャパシタ誘電体層を形成する工程と、
前記第1のマスクを除去する工程と、
キャパシタ形成領域及びコンタクト領域からなるセルプレートライン形成領域のうち、該キャパシタ形成領域において前記キャパシタ上部電極の前記複数の列の間にスリットを有し且つ該コンタクト領域で一体化された形状の第2マスクを前記キャパシタ上部電極、前記キャパシタ誘電体層及び前記第1の導電層の上に形成する工程と、
前記第2マスクに覆われない領域の前記第1の導電層をエッチングすることにより、前記キャパシタ形成領域の下のキャパシタが形成される部分と、前記コンタクト領域の下の外部配線と電気的に接続されるコンタクト部とを有するキャパシタ下部電極を形成する工程と、
前記第2マスクを除去する工程とを有し、
前記第1マスクの前記隙間の幅と前記第2マスクの前記スリットの幅は、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列同士の間隔と同じであり、
前記第1マスクは、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列が並ぶ方向における前記第1マスクの一方の側方と、前記隙間から前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面の一部がはみ出し、前記第1マスクの他方の側方は前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面を覆う位置に形成され、前記第1マスクから露出した前記誘電体層をエッチングすると同時に、複数の前記キャパシタ上部電極の前記一部をエッチングすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1マスクを使用して前記誘電体層をエッチングした後に、オーバーエッチングをさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1マスクから露出した前記誘電体層をエッチングする際には、前記誘電体層と前記キャパシタ上部電極の双方のエッチングが可能なエッチングガスを用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2マスクを使用して前記第1の導電層をエッチングした後にオーバーエッチングをさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2マスクは、前記キャパシタ上部電極の前記複数の列が並ぶ方向における前記第2マスクの一方の側方と、前記スリット内から前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面の一部がはみ出し、前記第2マスクの他方の側方は前記複数の列の前記キャパシタ上部電極の上面を覆う位置に形成され、前記第2マスクから露出した前記第1の導電層をエッチングすると同時に、前記キャパシタ上部電極の前記一部をエッチングすることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第2マスクから露出した前記第1の導電層をエッチングする際には、前記第1の導電層と前記キャパシタ上部電極の双方のエッチングが可能なエッチングガスを用いることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
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