JP4116582B2 - 進入禁止判定方法。 - Google Patents
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Description
なお、プローブカーを用いて情報を収集する技術として特許文献1や特許文献2等を挙げることができるが、いずれも道路地図のコンテンツの道路情報を更新対象とするものではない。また、本発明に関連する技術として特許文献3及び特許文献4を参照されたい。
そこでこの発明は、コンテンツのなかでも進入禁止規制に着目し、判定対象となる道路に対する進入禁止規制を安価かつ迅速に判定できるようにすることを目的とする。
判定対象道路に対応する座標情報を含んだプローブ情報を選択し、
選択されたプローブ情報を生成したプローブカーの走行軌跡を時系列的に遡り、前記判定対象道路への流入元道路を特定することにより該判定対象道路への進入が禁止されている道路を判定する、ことを特徴とする進入禁止判定方法。
更には車輌の発進及び停止の情報もプローブ情報として使用することができる。
ここに、マップマッチングとは、カーナビゲーションシステムにおいてプローブカーの位置を地図情報の道路上から外れないようにする技術であり、これにより、プローブカーの位置が常に道路上に存在することとなる。マップマッチングを行うためにはカーナビゲーションシステムにおいてプローブカーの座標情報、方位情報、移動距離などから走行軌跡が形成され、この走行軌跡が地図情報にある道路形状データに照らしあわされる。道路形状データは複数存在するので、所定の優先度に従って重み付けを行い、一つの道路を選択する。そして、プローブカーの座標を当該道路上の座標へと変更する。
以上詳細はカーナビゲーションシステム(公開型データ構造KIWIとその利用方法)、第4章、共立出版、等を参照されたい。
また、このマップマッチングはプローブカーからプローブ情報を受け取った基地局側で行ってもよい。
たとえば、判定対象道路の座標と同じ座標を含むプローブ情報を選択する。当該座標を含むプローブ情報は判定対象道路上に位置したプローブカーの生成したものである。本発明者らの検討によれば、プローブ情報においてその座標情報には多少の誤差が含まれるので、他の道路からの影響を排除するために判定対象道路において両端(交差点等)から所定の距離(第1の距離)内にあるものはキャンセルすることが好ましい。また、交差点内では右左折するプローブカーの向きが道路に沿っておらず、方位情報が不安定になるおそれがある。後述するようにプローブカーが判定対象道路に沿って移動しているものか否かの判定が方位情報の分布に基づいて行われる。従って、予め不安定な方位情報(誤差を含む方位情報)を含むプローブ情報は除去しておくことが好ましい。
第1の距離は、交差点の形状(交差する道路の幅、交差数、交差する道路の角度)などから適宜設定する。
かかる仮想領域を設定した場合においてもその両端5、6から第1の距離内にあるものはキャンセルすることが好ましい。
例えば、選択されたプローブ情報の方位が判定対象道路のリンクの方位から所定の交差角度(例えば30度)以上ずれているものを除く。即ち、リンクに沿った方位のプローブ情報のみを採用する。図1の例ではリンクに沿った5つのデータを採用し、大きな交差角度の2つ(NGで示す)を除外する。
上記のようにして選択されたプローブ情報を生成したプローブカーにつき、生成されたプローブ情報を時系列的に遡ってプロットしていったとき、判定対象道路と交差する道路において当該交差点から第2の距離を越えて離れた位置にある最初のものをポイントする。このようにしてポイントされたプローブ情報の分布に基づき流入元道路を特定し、またポイントされたプローブ情報のない道路はこれから判定対象道路への進入が禁止されているものと判断する。
判定対象道路と流入元道路との交差点から第2の距離をとってプローブ情報を採用するのは、交差点における他の道路の影響を除去してデータに信頼性を付与するためである。第2の距離を第1の距離と等しくすることができる。
即ち、図2(B)に示すとおり、流入元道路においてもそのリンク7a〜7fを中心とした所定幅(第2の幅)の仮想領域8a〜8fを設定する。なお、図2(A)は判定対象道路におけるプローブ情報選択ルールを示している。そして、当該仮想領域内の座標と一致する座標情報を含むプローブ情報を採用する。第2の幅は適宜設定できる。
かかる仮想領域を設定した場合においても、第1の距離の場合と同様な理由により、その両端(交差点)から第2の距離にあるものはキャンセルすることが好ましい。
例えば、次の条件を満足した場合「進入禁止」と判断される。
(i) ポイントされたプローブ情報の総数が所定の閾値以上である。
(ii) いずれかの隣接する道路においてポイントされたプローブ情報の数が所定の閾値以下である。
図3はこの発明の進入禁止判定装置の機能ブロック図を示す。
プローブカーP1、P2 … Pmはそのコンピュータがインターネット等のネットワークNへ無線で連結されている。プローブカーは所定のインターバルでプローブ情報を発信する。このプローブ情報には当該プローブカーの現在の座標情報(X,Y)、時間情報(T)、方位情報(D)及びその他の情報が含まれる。このプローブ情報はネットワークNを介して中央装置10へ伝達され、そのプローブ情報メモリ11へ格納される。
プローブ情報を伝達する方法は上記ネットワークを介する方法に限定されず、プローブカー内のメモリへ一旦格納し、当該メモリから直接又は有線を介してプローブ情報メモリ11へプローブ情報を供給することもできる。
プローブ情報メモリ11に格納されているプローブ情報がプローブ情報読出装置121により読み出され、座標比較装置127において各プローブ情報における座標情報と判定対象道路座標付与装置123により指定された仮想領域3の座標情報とが比較される。
この装置12のハード構成は、一般的なコンピュータ装置と同様に中央制御装置21に対してシステムバス22を介して各種の要素が結合されたものである。
中央制御装置21は汎用的なCPU、メモリ制御装置、バス制御装置、割り込み制御装置更にはDMA(直接メモリアクセス)装置を含み、システムバス22もデータライン、アドレスライン、制御ラインを含む。システムバス22にはRAM(ランダムアクセスメモリ)23、不揮発メモリ(ROM24,CMOS−RAM25等)からなるメモリ回路が接続されている。RAM23には中央制御装置21や他のハードウエア要素によって読み取られたり、書き換えられたりする。不揮発メモリのデータは読み取り専用であり、装置をオフとしたときにもそこのデータは喪失されない。このハードウエアを制御するシステムプログラムはハードディスク装置27に保存されており、また、RAM23に保存されており、ディスクドライブ制御装置26を介して適宜中央制御装置21に読みこまれて使用される。このハードディスク装置27には、また各種のデータ処理を実行するアプリケーションプログラムも保存される。また、このハードディスク装置27の所定の区域に地図上道路情報がデータベースとして保存されている。
各種の要素(モデムなど)の増設を可能とするため空きのスロット51が準備されている。
次に、中央制御装置21はハードディスク27に保存されていた所定のプログラムに従い、RAM23のプローブ情報に基づき進入禁止規制判定を行う。
ステップ1においては、判定対象となる道路のリンクを道路地図上において指定する。
判定対象道路座標付与装置123は、図2(A)に示すとおり、指定されたリンク1を中心として幅10mの範囲(仮想領域3)を指定する。また、リンク両端のノード(交差点)5,6から5mの範囲を除外する。これは、リンク両端においては他のリンク(道路)上のプローブ情報の影響が出るおそれがあるためである。この仮想領域3内の座標と一致する座標情報を含むプローブ情報が進入禁止規制を判定するときに抽出・使用されることとなる(ステップ3)。
このように選択されたプローブ情報の方位情報がリンク1に沿ったもの(交差角度30度未満)と沿っていないもの(交差角度30度以上)とに仕分けられる。そして、リンク1に沿ったもののみが抽出される。
そして、当該仮想領域8a〜8fの座標と一致するプローブ情報の中で、その方位が対象道路に沿っており(交差角度が30度未満)、かつ最も時系列的に新しいもの(判定対象道路のプローブ情報に時間的に近いもの)を抽出する。そして、そのプローブ情報をリンク7a〜7fに関連つけてポイントする(図2(B)参照)。
(i) ポイントされたプローブ情報の総数が(50×判定対象道路の流入元交差点に隣接する道路数、第1の閾値)以上である。
(ii) いずれかの隣接する道路においてポイントされたプローブ情報の数が、総数の10%以下(第2の閾値)である。(10%以下であればその道路から判定対象道路への進入が禁止されている。)
図6は名古屋市内の所定の判定対象道路(対象リンク、なおこの道路は図示下方から上方への一方通行である)について進入禁止を判定したものであり、図6(A)において網掛表示される仮想領域内において抽出されたプローブ情報につき上記の処理を行ったときにポイントされたプローブ情報を図6(B)示す。図6(C)はポイントされたプローブ情報の分布を数値化したものである。ここで判定対象とした道路には3つの流入元道路があるので、実施例の判定方法に基づけば50×3=150のデータが必要となる。カウント対象となるデータ数は205であるので当該第1の閾値(150)を超えている。そして、第2の閾値(10%)に満たないのは東側道路(2(0.98%))であり、他方、南側道路及び西側道路においては当該第2の閾値を満足している。従って、東側道路からは判定対象道路へ進入禁止と判定される。
3 仮想領域
5,6 ノード
7 流入元道路のリンク
8 仮想領域
12 進入禁止判定装置
Claims (19)
- プローブ情報読出装置が、プローブ情報をプローブ情報メモリから読み出すステップと、
座標比較装置が、判定対象道路に対応する座標情報と読み出されたプローブ情報を比較し、前記読み出されたプローブ情報のうち前記座標情報と等しい座標情報を有するものを選択し、内部メモリに保存するステップと、
中央制御装置が、前記保存されたプローブ情報を生成したプローブカーの走行軌跡を時系列的に遡り、前記判定対象道路への流入元道路を特定することにより該判定対象道路への進入が禁止されている道路を判定するステップと、
を含むことを特徴とする進入禁止判定方法。 - 前記プローブ情報を選択するステップは、前記道路の両端点から第1の距離内にあるものをキャンセルする、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記プローブ情報を選択するステップは、前記道路を示すリンクを中心にして第1の幅内に存在し、かつ前記リンクの両端点から第1の距離内に存在しないものを選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記座標情報はマップマッチングされたものである、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記流入元道路の特定は、前記プローブカーの走行軌跡を時系列に遡ったとき該プローブカーの生成したプローブ情報のうち前記流入元道路において前記判定対象道路側の端点から第2の距離を越えた位置に対応するもの選択し、該プローブ情報の分布を判定することにより行われる、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 前記流入元道路の特定は、前記プローブカーの走行軌跡を時系列に遡ったとき該プローブカーの生成したプローブ情報のうち、該流入元道路を示すリンクを中心にして第2の幅内に存在し、かつ該流入元道路のリンクにおいて前記判定対象道路側の端点から第2の距離を越えた位置に対応するものを選択し、該プローブ情報の分布を判定することにより行われる、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 判定対象道路に対応する座標情報を含んだプローブ情報を選択する手段と、
選択されたプローブ情報を生成したプローブカーの走行軌跡を時系列的に遡り、前記判定対象道路への流入元道路を特定することにより該判定対象道路への進入が禁止されている道路を判定する手段と、
を備えることを特徴とする進入禁止判定装置。 - 前記プローブ情報を選択する手段は、前記道路の両端点から第1の距離内にあるものをキャンセルする、ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
- 前記プローブ情報を選択する手段は、前記道路を示すリンクを中心にして第1の幅内に存在し、かつ前記リンクの両端点から第1の距離内に存在しないものを選択する、ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
- 前記座標情報はマップマッチングされたものである、ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
- 前記流入元道路の特定は、前記プローブカーの走行軌跡を時系列に遡ったとき該プローブカーの生成したプローブ情報のうち前記流入元道路において前記判定対象道路側の端点から第2の距離を越えた位置に対応するもの選択し、該プローブ情報の分布を判定することにより行われる、ことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の装置。
- 前記流入元道路の特定は、前記プローブカーの走行軌跡を時系列に遡ったとき該プローブカーの生成したプローブ情報のうち、該流入元道路を示すリンクを中心にして第2の幅内に存在し、かつ該流入元道路のリンクにおいて前記判定対象道路側の端点から第2の距離を越えた位置に対応するものを選択し、該プローブ情報の分布を判定することにより行われる、ことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の装置。
- 判定対象道路への進入禁止を判定するコンピュータプログラムであって、コンピュータを
判定対象道路に対応する座標情報を含んだプローブ情報を選択する手段と、
選択されたプローブ情報を生成したプローブカーの走行軌跡を時系列的に遡り、前記判定対象道路への流入元道路を特定することにより該判定対象道路への進入が禁止されている道路を判定する手段と、
として機能させるコンピュータプログラム。 - 前記プローブ情報を選択する手段は、前記道路の両端点から第1の距離内にあるものをキャンセルする、ことを特徴とする請求項13に記載のコンピュータプログラム。
- 前記プローブ情報を選択する手段は、前記道路を示すリンクを中心にして第1の幅内に存在し、かつ前記リンクの両端点から第1の距離内に存在しないものを選択する、ことを特徴とする請求項13に記載のコンピュータプログラム。
- 前記座標情報はマップマッチングされたものである、ことを特徴とする請求項15に記載のコンピュータプログラム
- 前記流入元道路の特定は、前記プローブカーの走行軌跡を時系列に遡ったとき該プローブカーの生成したプローブ情報のうち前記流入元道路において前記判定対象道路側の端点から第2の距離を越えた位置に対応するもの選択し、該プローブ情報の分布を判定することにより行われる、ことを特徴とする請求項13〜16に記載のコンピュータプログラム。
- 前記流入元道路の特定は、前記プローブカーの走行軌跡を時系列に遡ったとき該プローブカーの生成したプローブ情報のうち、該流入元道路を示すリンクを中心にして第2の幅内に存在し、かつ該流入元道路のリンクにおいて前記判定対象道路側の端点から第2の距離を越えた位置に対応するものを選択し、該プローブ情報の分布を判定することにより行われる、ことを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
- 請求項13〜18に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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