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JP4117088B2 - バックライト用光源及びバックライト - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶ディスプレイのような表示装置,看板等に用いられるバックライト用光源及びそれを備えるバックライトに関し、特にランプ管とフラットケーブルとの接続の態様に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶テレビジョン,携帯用パーソナルコンピュータ等の液晶表示装置用のバックライトは、導光板の端面に対向して線状光源を配しており、線状光源からの照射光が導光板を介して液晶表示装置を照射する。線状光源は例えば管径2mm,長さ300mm の直管状の蛍光ランプ管(以下、ランプ管という)と、該ランプ管に電力を供給するケーブルとで構成されている。ケーブルは芯線の周囲を絶縁材で被覆した丸線ケーブルであり、ランプ管の両端に設けられた電極と丸線ケーブルの芯線とが電気的に接続されてランプ管に電流が供給されるようになっている。
【0003】
近年、液晶表示装置の需要が増加し、液晶表示画面が大型化すると共に装置の狭額縁化が要求されている。それに伴い、導線ケーブルを収納するスペースを縮小するため、丸線ケーブルに代えてフラットケーブルを使用するようになった。図3は、従来のバックライト用の光源の構造を示す模式的断面図である。図中1はスペーサタイプのランプ管であり、電極(図示せず)に通電する導電部1aがランプ管1の両端部に平坦状に設けられている。フラットケーブル20は金属製の芯線2を被覆帯3,3で両側から覆った構成をなし、ランプ管1はフラットケーブル20上に長さ方向を同じくして配されている。フラットケーブル20はランプ管1よりも長く、その一端側では下層の被覆帯3aを残し、上層の被覆帯を剥離して芯線2を露出させてあり、この被覆帯3aと露出芯2aとをランプ管1側にL字状に折り曲げてある。ランプ管1の導電部1aとこれに対面する露出芯2aとの間に半田40が充填されており、半田40を介してランプ管1とフラットケーブル20とが電気的に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の如き構成のランプ管は、導電部1aと露出芯2aとの間隔が小さいために、半田付けの作業の際に被覆帯3aに半田が付着し易い。その結果、被覆帯3aが損傷し、被覆帯3aが露出芯2aから剥離したり、導電部1aと露出芯2aとの接続が不完全になったりするという問題があった。
【0005】
リードタイプのランプ管を用いた場合は、上述した如き問題は解消される。図4はリードタイプのランプ管を用いたバックライト用の光源の構造を示す模式的断面図である。図4に示すように、ランプ管1の端部には導電部となるリード棒1bが突出されている。リード棒1bはL字状を有し、後述するフラットケーブル20の貫通孔にその先端が嵌入されている。フラットケーブル20は金属製の芯線2を両側から被覆帯3,3で覆った構成をなし、ランプ管1はフラットケーブル20上に長さ方向を同じくして配されている。フラットケーブル20はランプ管1よりも長く延設されており、その延設部分では下層の被覆帯3aを残し、上層の被覆帯が剥離されて芯線2が露出されており、この被覆帯3aと露出芯2aとは長さ方向に延設されている。露出芯2a及び被覆帯3aにはリード棒1bを通すための貫通孔が設けられている。半田40がリード棒1bと露出芯2aとの貫通部分を覆っており、ランプ管1とフラットケーブル20とが電気的に接続されている。
【0006】
このようにリードタイプのランプ管1を用いた場合は、フラットケーブル20の延設部分とランプ管1の先端部との間隔が広いので、露出芯2a上に半田40を溶着させる作業が容易になり、被覆帯3aが損傷することがなく、ランプ管1とフラットケーブル20との電気的接続が確実となる。しかしながら、リード棒1bをフラットケーブル20の貫通孔に通す工程が別に必要である。またリード棒1bの先端がフラットケーブル20から突出するのでランプ管1とフラットケーブル20とが非平行になり、収納スペースの縮小化が図れないという問題があった。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、導電部をフラットケーブルに貫通せしめることなく、且つ、容易な作業でランプ管とフラットケーブルとを接続でき、フラットケーブルの破損及び変形を防止して、電気的接続が確実になされたバックライト用光源及びそれを備えるバックライトを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るバックライト用光源は、芯線が絶縁帯により両側から被覆されたフラットケーブル上にランプ管を沿わせ、該ランプ管の先端部に設けられた導電部と、前記フラットケーブルの先端で露出せしめた前記芯線とを電気的に接続せしめたバックライト用光源において、前記フラットケーブルは前記ランプ管の先端部を越えて長さ方向に延設されており、その延設部分で前記絶縁帯から露出する芯線と、前記ランプ管の前記先端部とを覆って接続材を被着してあることを特徴とする。
【0009】
第1発明にあっては、フラットケーブルがランプ管の長さ方向に延設されているので、露出した芯線はランプ管と略平行に延びている。その結果、ランプ管の先端部と露出された芯線との間隔が十分にあり、接続材をランプ管の先端部と芯線とを覆うように被着する作業が容易になってフラットケーブルの破損,変形が防止される。また、導電部が設けられたランプ管の先端部を覆って接続材を被着してあるので、導電部をフラットケーブルに貫通せしめることなく、導電部と芯線とが電気的に接続される。
【0010】
第2発明に係るバックライト用光源は、第1発明において、前記フラットケーブルの延設部分は、前記ランプ管に遠い側の前記絶縁帯を残して前記芯線を露出せしめてあり、前記接続材は前記延設部分の芯線を覆って前記絶縁帯上に被着してあることを特徴とする。
【0011】
第2発明にあっては、フラットケーブルの芯線は極めて細いのでフラットケーブルの強度を保つために一側の被覆帯を残して他側を剥離し、芯線をランプ管側に露出させてある。延設部分の露出した芯線及び絶縁帯の上に接続材を被着させることにより、容易な作業で芯線とランプ管の導電部とを接続できる。
【0012】
第3発明に係るバックライト用光源は、第1又は第2発明において、前記接続材として半田を溶着してあることを特徴とする。
【0013】
第3発明にあっては、上述した如く、ランプ管の先端部と露出された芯線との間隔が十分にあるので、目的の領域に半田を溶着させることができ、高温の半田によりフラットケーブルを損傷させることがない。
【0014】
第4発明に係るバックライトは、少なくとも、第1乃至第3発明のいずれかに記載の光源と、該光源にその端面を対向せしめて配した導光板とを備えることを特徴とする。
【0015】
第4発明にあっては、ランプ管とフラットケーブルとの間の電気的接続が確実な光源を用いるので、高性能なバックライトを得る。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は本発明に係る光源を用いたバックライトの要部の構成を示す斜視図である。図中100は本実施の形態に示す線状光源であり、直管状のランプ管1と、その下側に沿わせたフラットケーブル20と、ランプ管1の両端部を夫々覆うカバー8,9と、ランプ管1に電流を供給するコード7,7とを備えて構成されている。ランプ管1は管径2mm,長さ300mm のスペーサタイプの蛍光ランプであり、ランプ管1と所定距離を隔ててその端面を対向せしめる態様で導光板10が配されている。
【0017】
コード7及びフラットケーブル20を介して図示しない電源からランプ管1に電流が供給され、ランプ管1から出射された光は導光板10に端面から導入される。導光板10に入光された光は導光板10の下面にて反射,散乱し、導光板10内を進みつつ上面から出光される。導光板10の上方には拡散板,プリズムシート,偏光板などのシート(図示せず)が重ねられており、導光板10から出光された光はこれらのシートにより拡散,集光が繰り返され、バックライトの上層に配された液晶表示装置(図示せず)を照射するようになっている。
【0018】
図2は図1に示す領域IIの拡大縦断面図であり、線状光源のランプ管とフラットケーブルとの接続の状態を示している。ランプ管1の図2に示す先端部11には、先端部11から突出しない程度に平坦状の導電部1aが設けられている。導電部1aはランプ管1の図示しない電極に通電するためのものである。フラットケーブル20は金属製の芯線2を被覆帯3,3で両側から覆った構造をなし、長さ方向を同じにして被覆帯3上にランプ管1を沿わせており、フラットケーブル20とランプ管1とは略平行に配されている。フラットケーブル20の先端側はランプ管1よりも長く延設されている。この延設部分は下層の被覆帯3aを残し、上層の被覆帯が剥離されて芯線2が露出している。この被覆帯3aと露出芯2aとはランプ管1の長さ方向に延出されている。
【0019】
図2に示すように、フラットケーブル20及びランプ管1の端部には半田4が被着されている。半田4はフラットケーブル20の延設部分の被覆帯3a上からランプ管1の先端部11までを覆っており、これにより露出芯2aとランプ管1の導電部1aとが電気的に接続されている。被覆帯3a及び露出芯2aとランプ管1の先端部11との間隔が十分にあるので、半田4の溶着作業が行い易い。
【0020】
一方、線状光源100の上述した先端部の反対側では、コード7,7がランプ管1の先端部に設けた導電部とフラットケーブル20の先端とに夫々直接に接続され、これらのコード7,7は図示しない電源に接続されている(図1参照)。
【0021】
以上の如き構成の線状光源100は、ランプ管1の先端部11でフラットケーブル20が長さ方向に延設されているので、ランプ管1の先端部11と露出芯2aとの間隔が十分にあり、導電部1aを含む先端部11と露出芯2aとを半田4で接続する作業が容易に行なえる。その結果、フラットケーブル20の破損,変形が防止され、ランプ管1への電流供給が確実に行なえる。
【0022】
なお、本実施の形態ではランプ管1の一方の先端部11のみを半田4でフラットケーブル20に接続している場合を説明しているが、これに限るものではなく、両端側を同様にフラットケーブルに接続する構成にも適用できる。この場合は、フラットケーブル20の中央側から電流が供給される。
【0023】
また、本実施の形態ではランプ管1に直管状の蛍光ランプを用いた場合を説明しているが、これに限るものではなく、他の放電ランプを用いても同様の効果を得る。また直管状に限らず、M字状,U字状などのランプ管を用いた場合でも同様の効果を得る。
【0024】
さらに、本実施の形態ではランプ管1として先端部11に平坦状の導電部1aが設けられたスペーサタイプを例に挙げて説明しているが、これに限るものではなく、導電部が突出した形状のものにも適用できる。この場合、導電部の先端はフラットケーブルに貫通させずに接続材を被着させる。
【0025】
さらにまた、本実施の形態では半田4を溶着させることにより、ランプ管1とフラットケーブル20とを接続しているが、これに限るものではない。例えば電子ビームの照射によりランプ管の導電部を溶融せしめて芯線に融着させてあっても良い。
【0026】
さらにまた、本実施の形態ではフラットケーブル20の延設部分は片側の被覆帯3aで強度を保つ構造を説明しているが、これに限るものではなく、芯線が露出してさえいれば他の補強材を芯線の下側に取り付けてあっても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、ランプ管の先端側でフラットケーブルを長さ方向に延設し、その延設部分とランプ管の先端部分とを覆う態様で接続材を被着させてあるので、ランプ管の導電部と芯線とを接続する作業が容易になり、また導電部をフラットケーブルに貫通せしめる必要がない。その結果、接続作業によるフラットケーブルの破損及び変形を防止でき、芯線と導電部との間の電気的接続を確実にできる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光源を用いたバックライトの要部の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す領域IIの拡大縦断面図である。
【図3】従来のスペーサタイプのランプ管を用いたバックライト用の光源の構造を示す模式的断面図である。
【図4】従来のリードタイプのランプ管を用いたバックライト用の光源の構造を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 ランプ管
1a 導電部
2 芯線
2a 延設部分の露出芯
3 被覆帯
3a 延設部分の被覆帯
4 半田
10 導光板
11 先端部
20 フラットケーブル
100 線状光源

Claims (4)

  1. 芯線が絶縁帯により両側から被覆されたフラットケーブル上にランプ管を沿わせ、該ランプ管の先端部に設けられた導電部と、前記フラットケーブルの先端で露出せしめた前記芯線とを電気的に接続せしめたバックライト用光源において、
    前記フラットケーブルは前記ランプ管の先端部を越えて長さ方向に延設されており、その延設部分で前記絶縁帯から露出する芯線と、前記ランプ管の前記先端部とを覆って接続材を被着してあることを特徴とするバックライト用光源。
  2. 前記フラットケーブルの延設部分は、前記ランプ管に遠い側の前記絶縁帯を残して前記芯線を露出せしめてあり、前記接続材は前記延設部分の芯線を覆って前記絶縁帯上に被着してある請求項1記載のバックライト用光源。
  3. 前記接続材として半田を溶着してある請求項1又は2記載のバックライト用光源。
  4. 少なくとも、請求項1乃至3のいずれかに記載の光源と、該光源にその端面を対向せしめて配した導光板とを備えることを特徴とするバックライト。
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