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JP4118288B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description

本発明は、電動送風機を内蔵した掃除機本体に着脱自在に装着される集塵容器を備えた電気掃除機に関するものである。
従来から、掃除機本体に着脱可能に設けられた集塵容器を備え、この集塵容器の上下方向に延びる一側面に集塵フィルタによって閉成された排気開口が形成された電気掃除機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この集塵容器は、底部に蓋体が開閉可能に取り付けられており、この蓋体を開けることにより集塵容器内に蓄積された塵埃が捨てられるようになっている。
特開2005−27880
ところで、上述の電気掃除機では、集塵フィルタに付着した塵埃が、集塵容器内に蓄積した塵埃を捨てる際にも除去できずに残ってしまうことがあった。
そのため、この集塵フィルタに付着した塵埃を除去するために、底部から集塵容器内に手やブラシ等を挿入して付着した塵埃を掻き出さなければならず、手間がかかるという問題が生じていた。
さらに、集塵フィルタが集塵容器の底部から立ち上がった一側面に設けられているために、付着した塵埃を掻き出しにくく、この集塵フィルタに付着した塵埃を容易に除去することができないという問題も生じていた。
そこで、この発明は、集塵容器に形成された排気開口を閉成する集塵フィルタに付着した塵埃を容易に除去することができる電気掃除機を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、この発明は、電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体に着脱自在に装着されると共に前記電動送風機によって吸い込まれた塵埃と空気とを分離する塵埃分離部と、前記塵埃分離部によって分離された塵埃を蓄積する集塵室と、前記塵埃分離部と前記集塵室とを連通させる水平方向に延びた連通路とを備え、前記集塵室の上下方向に延び、かつ前記連通路を臨む一側面に、集塵フィルタによって閉成された排気開口が形成され、前記連通路の一端部には、前記塵埃分離部によって分離された塵埃が導入される開口が形成され、前記連通路の他端部は、前記集塵室の前記排気開口より上方に連通され、前記集塵室は、上下方向に延び、かつ前記集塵フィルタに対向する分割面によって第一集塵容器部と第二集塵容器部とに分割され、前記集塵フィルタは前記第一集塵容器部に設けられ、前記分割面は前記集塵フィルタ近傍に位置し、前記第二集塵容器部の他側面と前記分割面との間隔は、前記第一集塵容器部の一側面と前記分割面との間隔よりも大きく前記第二集塵容器部は上下方向の下端部が前記第一集塵容器部にヒンジ結合されていることを特徴とする。
本発明の電気掃除機によれば、分割面を境に第一集塵容器部と第二集塵容器部とに分割して集塵容器内に蓄積された塵埃を廃棄する際に、第二集塵容器部がヒンジ結合された端部を中心に回動することとなる。
そして、第二集塵容器部が離間することで、この第二集塵容器部の内側に付着した塵埃によって集塵フィルタに付着した塵埃が引っ張られ、集塵フィルタから剥離する。これにより、集塵フィルタに付着した塵埃を容易に除去することが可能となる。
さらに、集塵フィルタが設けられた集塵容器の一側面と、分割面とがそれぞれ上下方向に延びると共に、集塵フィルタと分割面とが対向しているので、集塵フィルタが塵埃を廃棄する開口のほぼ正面に位置することができる。
そのため、集塵フィルタに付着した塵埃を掻き出しやすくなり、この集塵フィルタに付着した塵埃をさらに容易に除去することができる。
以下、この発明に係る電気掃除機の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[構 成]
図1に示す電気掃除機10は、掃除機本体11と、この掃除機本体11の接続口11Aに一端が着脱自在に接続されその他端には手元操作管13が設けられている集塵ホース12と、手元操作管13に着脱自在に接続した延長管14と、延長管14の先端部に着脱自在に接続された吸込口体15とを備えている。手元操作管13には操作部13Aが設けられており、この操作部13Aには複数の操作スイッチ13aが設けられている。
吸込口体15には、その底面に塵埃を吸引する図示しない吸込開口(塵埃吸込口)を形成した吸込室(図示せず)が形成されており、この吸込室は延長管14及び集塵ホース12を介して掃除機本体11内に設けた集塵ユニット50(図6参照)の吸込接続口57aに連通している。
掃除機本体11は、本体ケース20と、本体ケース20内に装着された集塵ユニット50(図6参照)と、後述する電動送風機24とを備えている。
本体ケース20の前側には、図2ないし図5に示すように、集塵ユニット室(装着部)22が形成されており、この集塵ユニット室22には集塵ユニット50の後述する塵埃分離ユニット400と集塵部ユニット410とが着脱自在に装着されるようになっている。
なお、塵埃分離ユニット400及び集塵部ユニット410を集塵ユニット室22内に装着すると、それぞれ図示しない係止手段によって係止され、塵埃分離ユニット400及び集塵部ユニット410と本体ケース20とが固定される。
そして、本体ケース20の前端部には、集塵部ユニット410と本体ケース20との係止を解除するレバーR(図2参照)が設けられ、本体ケース20の集塵ユニット室22内には、塵埃分離ユニット400と本体ケース20との係止を解除する図示しないレバーが設けられている。
集塵ユニット室22の上部には開口23が形成され(図3参照)、この開口23は図2に示すように蓋ケース21A、21Bによって閉鎖されている。また、本体ケース20の後側には電動送風機24が設けられており、この電動送風機24の前側(図2において右側)に前面開口25Bを有する円筒状の接続風路部25が形成され、この接続風路部25内には格子部材25Kが配置されており、前面開口25Bにはシール部材27が装着されている。接続風路部25の後壁25Aには接続開口25bが形成されており、この接続開口25bと電動送風機24の吸込開口24Aとが連通している。
集塵ユニット室22には、図3ないし図5に示すように、駆動ギア(第1伝達手段)Gaと、この駆動ギアGaを回転させる駆動モータ(駆動手段)Mとが設けられている。
集塵ユニット50は、図6ないし図8に示すように、塵埃分離ユニット400と集塵部ユニット410とを備えている。
塵埃分離ユニット400は、塵埃分離部52と、塵埃分離部52と一体となっているフィルタ部80と、このフィルタ部80の上に設けた蓋ケース21Aとから構成されている。
塵埃分離部52は、外周壁53によって円筒状に形成された分離室部54と、この分離室部54内に分離室部54の軸線に沿って設けられたほぼ円錐形状の塵埃分離手段55と、分離室部54の右側壁54A(図9参照)の外側に設けた吸引風路部56と、吸込接続口57a(図6参照)から分離室部54へ空気を案内する案内風路管57とを有している。吸込接続口57aは、塵埃分離ユニット400が掃除機本体11の集塵ユニット室22に装着されると、掃除機本体11の接続口11Aに連通されるようになっている。
分離室部54の外周壁53の上部には、図7に示すように、空気から分離された塵埃を集塵部70へ排出する導入開口53Aと、排出開口84K(図10参照)から排出された塵埃を分離室部54へ導入する導入孔153Bとが形成されている。
また、分離室部54の右側壁54Aには、図9及び図10に示すように、円形の開口154Aと扇状の開口154Bとが形成され、開口154Aには塵埃分離手段55が取り付けられており、開口154BにはネットフィルタNF2が取り付けられている。また、右側壁54Aには接続開口54Aaが形成され、この接続開口54Aaには案内風路管57が接続されており、分離室部54と案内風路管57とが連通している。
分離室部54の左側面(図7において)は開口されており、この開口54Ba(図9参照)には蓋58(図8参照)が着脱自在に装着されている。
塵埃分離手段55は、図10に示すように、円板55aと、リング枠55bと、円板55aとリング枠55bとを連結した複数の連結枠55cと、連結枠55cの周囲に貼り付けたネットフィルタNF1とから構成されている。
そして、吸引風路部56は、右側壁54Aの開口154A及びネットフィルタNF1を介して分離室部54内に連通すると共に、右側壁54Aの開口154BのネットフィルタNF2を介して分離室部54内に連通している(図9参照)。
さらに、この吸引風路部56は、後述するフィルタ部80の収納ケース81内に連通していると共に、その右側壁部156(図7参照)に形成した接続開口56Aを介して後述する集塵ケース部74の集塵室73に連通している。
案内風路管57は、分離室部54の接続開口54Aaから分離室部54内へ導入される空気を図9及び図10の矢印に示すように反時計回りに回転させるようになっている。
そして、集塵部ユニット410は、集塵部70と、この集塵部70の上に設けられた蓋ケース21Bとから構成されている。
集塵部70は、図11及び図12に示すように、左右方向に延びた連通路71(図7参照)を形成した連通ケース部72と、この連通ケース部72の右端部に連通して下方に延びると共に塵埃を蓄積する集塵室73(図7参照)を形成した集塵ケース部(集塵容器)74とを有している。
連通ケース部72の左端部近傍の下面には開口72Aが形成され、この開口72Aは図7に示すように塵埃分離部52の導入開口53Aに接続されている。
また、集塵ケース部74の上下方向に延びる一側面である左側壁部74Aには、接続開口(排気開口)75が形成されており、この接続開口75にはネットフィルタ(集塵フィルタ)NF3が取り付けられ閉成されている(図13参照)。
このネットフィルタNF3の外側であって、ネットフィルタNF3から所定距離離間した位置には、図12に示すように、カバー板170が取り付けられている。なお、このカバー板170は左側壁部74Aの外側に固定されている。
そして、このカバー板170の下部には開口170Aが形成され、ネットフィルタNF3の上部が所定距離離間した位置からカバー板170によって覆われている(図7参照)。
カバー板170の開口170Aは、図7に示すように吸引風路部56の接続開口56Aに接続されている。
ここで、集塵ケース部74は、上下方向に延び且つネットフィルタNF3に対向する分割面X(図7参照)によって、右側面が開口した第一集塵容器部であるケース部174(図13参照)と、このケース部174の右側面の開口76に開閉自在に取り付けられた第二集塵容器部である蓋体77(図14参照)とに分割される。
ケース部174は、図13に示すように、ネットフィルタNF3が取り付けられた左側壁部74Aと、この左側壁部74Aの周囲を取り囲むと共に連通ケース部72と一体になった周壁部74Bとを有している。
また、蓋体77は、図14に示すように、底壁部77Aと、この底壁部77Aの前後端のそれぞれから上方に延在された側壁部77B、77Cと、この側壁部77B、77Cの上部間に架け渡された上壁部77Dと、これら底壁部77A、側壁部77B、77C、上壁部77Dで囲まれた蓋板部77Eとを有している。
そして、蓋体77の底壁部77Aには、図14に示すようにケース部174側へ延びたアーム部77Mが形成され、このアーム部77Mに軸部77Jが設けられており、この軸部77Jがケース部174の底部に設けた軸受部78に回動自在に保持されている。つまり、蓋体77は、下方の端部である底壁部77Aがケース部174にヒンジ結合されている。
そして、この軸部77Jを中心にして蓋体77が回動することにより、集塵ケース部74の開口76が開閉されるようになっている。
一方、上壁部77Dの上面には図示しないフックが形成され、このフックが蓋体77の係止部(図示せず)に係止することにより蓋体77が開かないようになっている。そして、図15に示すように、集塵部70の蓋ケース21Bに設けた解除ボタン21Baを操作すると、そのフックの係止が解除される。なお、このとき蓋体77を下側にすることにより、蓋体77は自重により軸部77J回りに回動して開成する。
また、蓋体77の分割面Xと交差する面である側壁部77B、77Cの内面側には、図14に示すように上下方向に沿って延びる突起Tが設けられている。この突起Tは、蓋体77の底壁部77Aから上壁部77Dに至るまで延在されている。ここで、図14には側壁部77Cに設けられた突起Tのみを示しているが、側壁部77Bにも同様の突起が設けられている。
さらに、蓋体77の側壁部77B、77Cの左右方向の幅は、ケース部174の左右方向の幅よりも大きくなっており、この蓋体77の左右方向の幅は集塵ケース部74の左右方向の幅の1/2以上に設定されている。
つまり、ケース部174と蓋体77とを分割する分割面Xは、ネットフィルタNF3の近傍に位置し、蓋体77の他側面である蓋板部77Eと分割面Xとの間隔は、ケース部174の一側面である左側壁部74Aと分割面Xとの間隔よりも大きくなっている。
そして、塵埃分離ユニット400を装着した掃除機本体11の集塵ユニット室22に集塵部ユニット410を装着すると、図7に示すように集塵部ユニット410の開口72Aに塵埃分離部52の導入開口53Aが接続され、集塵部ユニット410のカバー板170の開口170Aが塵埃分離ユニット400の吸引風路部56の接続開口56Aに接続されるようになっている。
フィルタ部80は、後面(図8において左側面)が開口されると共に円筒状の収納ケース81と、この収納ケース81内に回転自在に取り付けられたプリーツフィルタ体(二次フィルタ)100と、このプリーツフィルタ体100と一体に回転していく掃出体300(図16参照)とを有している。さらに、収納ケース81の前壁部(区画壁)84の前面(図6において右側)には塵埃分離部52が一体に形成され、収納ケース81内がフィルタ室181となっている(図10参照)。
収納ケース81の前壁部84には、図16に示すように、接続開口84Aと上部に塵埃を排出する排出開口84Kとが形成され、接続開口84Aが吸引風路部56(図7参照)に接続されている。そして、この接続開口84Aを介して収納ケース81内と吸引風路部56とが連通している。
排出開口84Kは、図10に示すように、閉塞蓋450により閉塞され、この閉塞蓋450はスプリング401により後方(図10において左方)へ付勢されている。また、閉塞蓋450はスプリング401の付勢力に抗して前方(右方)へ移動可能となっており、前方へ移動することにより排出開口84Kが開成される。閉塞蓋450には突起450Aが設けられており、この突起450Aが排出開口84Kから収納ケース81内へ突出している。
排出開口84Kは、連通部材403によって塵埃分離部52の導入孔153Bに連通されている。
また、図2に示すように、前壁部84の接続開口84Aの近傍には、互いに所定間隔を隔てた一対の突起88が設けられており、後述するプリーツフィルタ104の山部104A(上流側に対しての山部)の突出部104Abに当接するようになっている。また、前壁部84の中心部には図16に示すように軸84Jが形成されている。
収納ケース81の内周壁面は、プリーツフィルタ104から落とされた塵埃を受ける塵埃受部86となっている。
プリーツフィルタ体100は、図17に示すように、筒状の枠体101と、この枠体101の中心位置に設けた軸部101Aと、この軸部101Aから放射状にプリーツを形成するための複数のプリーツ骨102、103と、このプリーツ骨102、103に貼られて形成されたフィルタであるプリーツフィルタ104とを有している。
軸部101Aの軸穴101Aaには、図2に示すように、前壁部84の軸84Jが相対的に回転自在に挿入され、プリーツフィルタ体100は軸84Jを中心にして回転していくようになっている。
枠体101の後端に、図17に示すように長さの短い円筒部110が形成され、この円筒部110の外周面に図18に示すように周方向に沿って径の小さい3つの小径部110Aが等間隔に形成されている。そして、その小径部110Aと小径部110Aとの間が大径部110Bとなっている。
この小径部110Aや大径部110BはマイクロスイッチS1により検知するものであり、このマイクロスイッチS1(図示せず)は掃除機本体11の集塵ユニット室22内に設けられている。この実施例では、例えば大径部110Bを検知しているときマイクロスイッチS1はオンし、小径部110Aを検知しているときオフするようになっている。
円筒部110の後端面にはギア107が形成され、このギア107及び円筒部110は収納ケース81から外へ突出しており、このギア107は掃除機本体11の集塵ユニット室22の駆動ギアGaに噛合し、モータMの駆動によりプリーツフィルタ体100が収納ケース81内で回転していくようになっている。
そして、塵埃分離ユニット400を掃除機本体11の集塵ユニット室22に装着するとギア107が駆動ギアGaに噛合され、その集塵ユニット室22から塵埃分離ユニット400を持ち上げると、ギア107は駆動ギアGaから外れて、塵埃分離ユニット400は集塵ユニット室22から簡単に取り外せるようになっている。
掃出体300は、図19及び図20に示すように、プリーツフィルタ体100の軸部101Aに嵌合されてその軸部101Aと一体に回転していく軸部301と、この軸部301から径方向に延びた3つのアーム302と、このアーム302の先端部に設けられた掃出部材303とを有している。なお、図20では2つの掃出部材303は省略してある。
掃出部材303は、収納ケース81の塵埃受部86の内壁面を摺接してその塵埃受部86に溜まっている塵埃を掻き上げていく第1摺接部303Aと、収納ケース81の前壁部84上を摺接する第2摺接部303Bと、第1摺接部303Aで掻き上げた塵埃を排出開口84Kへ落とす傾斜面(ガイド傾斜面)303Cが形成されている。
掃出体300は、プリーツフィルタ体100が回転していくことにより回転していき、この回転により掃出部材303は図16に示す収納ケース81の塵埃受部86の内周面に沿ってその内周面及び前壁部84を摺接移動していく。この摺接移動により、掃出部材303が塵埃受部86に溜まった塵埃を排出開口84Kへ押し上げていくようになっている。
掃出部材303が排出開口84Kの位置に移動してくると、掃出部材303が閉塞蓋450の突起450Aを押圧して閉塞蓋450をスプリング401の付勢力に抗して前方へ移動させて、排出開口84Kを開成させる。
プリーツフィルタ体100が回転して、掃出部材303が図16に示す位置にくると、マイクロスイッチS1がオンからオフに切り替わるように、すなわちマイクロスイッチS1がプリーツフィルタ体100の円筒部110の大径部110Bの検知から小径部110Aの検知へと切り替わるように、マイクロスイッチS1の取り付け位置と、プリーツフィルタ体100に対する掃出体300の取り付け位置が設定されている。
そして、掃出部材303が図16に示す位置にきたとき、排出開口84Kは閉塞蓋450により閉塞されるようになっている。
また、塵埃分離ユニット400を掃除機本体11の集塵ユニット室22に装着すると、掃除機本体11の接続風路部25の前面開口25Bにシール部材27を介して塵埃分離ユニット400の収納ケース81の後端面が接合され、収納ケース81内と電動送風機24の吸込開口24Aとが接続風路部25を介して連通される。
図21はこの電気掃除機の制御系の構成を示したブロック図である。図21において、200は操作部13Aの操作スイッチ13a(図1参照)の操作やマイクロスイッチS1の検知信号に基づいて電動送風機24やモータMを制御する制御装置である。
[動 作]
次に、上記のように構成される電気掃除機の動作について説明する。
先ず、図2に示すように、集塵ユニット50を掃除機本体11の集塵ユニット室22に装着し、図1に示すように集塵ホース12を掃除機本体11の接続口11Aに接続すると共に手元操作管13に延長管14を介して吸込口体15を接続する。
そして、図示しない電源プラグをコンセントに接続する。この接続により制御装置200がモータMを駆動させて、フィルタ部80のプリーツフィルタ体100を回転させていく。プリーツフィルタ体100の回転と共に掃出体300が回転していき、掃出体300の掃出部材303は、その第1摺接部303Aが塵埃受部86の周面上を摺接移動してその塵埃受部86に溜まっている塵埃を周面に沿って上に押し上げていく。
このように、掃出部材303は回転移動により塵埃を塵埃受部86に沿って排出開口84Kへ押し上げていくので、その押し上げは簡単な構造で行うことができる。また、掃出体300はプリーツフィルタ体100の回転によって回転するので、駆動源は1つでよく、掃出体300用の専用のモータは不要となる。
そして、掃出部材303が排出開口84Kの位置にくると、図22に示すように、掃出部材303の第2摺接部303Bが閉塞蓋450の突起450Aを押圧するので、閉塞蓋450が開成する。
一方、掃出部材303の第1摺接部303Aで掻き上げられた塵埃は、掃出部材303の側面303Dを介して傾斜面303Cに落とされ、さらにその塵埃は傾斜面303Cによって排出開口84Kへ落とされて排出される。この排出開口84Kに落とされた塵埃は連通部材403を介して塵埃分離部52の導入孔153Bから分離室部54内へ戻される。
そして、プリーツフィルタ体100の回転により掃出部材303が図16に示す位置にくると、マイクロスイッチS1がプリーツフィルタ体100の円筒部110の大径部110Bの検知から小径部110Aの検知へと切り替わり、これによりモータMの駆動が停止される。そして、掃出部材303が図16に示す位置に移動すると、掃出部材303の第2摺接部303Bによる閉塞蓋450の突起450Aの押圧が解除され、閉塞蓋450がスプリング401の付勢力により排出開口84Kを閉塞する。
モータMの駆動中、すなわち閉塞蓋450によって排出開口84Kが閉塞されるまでの間、手元操作管13の操作部13Aのスイッチ13aを操作しても電動送風機24は駆動されない。これにより、塵埃分離部52の分離室部54内へ排出された塵埃が排出開口84Kから吸引されて再度プリーツフィルタ104に付着してしまうことが防止される。
手元操作管13の操作部13Aのスイッチ13aが操作されると、電動送風機24が駆動される。この電動送風機24の駆動により、電動送風機24の吸込開口24Aから空気が吸い込まれて、接続風路部25を介して集塵ユニット50の収納ケース81内に負圧が作用し、さらに吸引風路部56を介して集塵ケース部74内や塵埃分離部52の分離室部54に作用する。そして、その負圧が案内風路管57を介して集塵ホース12、延長管14及び吸込口体15に作用し、吸込口体15から空気と共に塵埃が吸引されていく。
この吸引された塵埃及び空気が延長管14及び集塵ホース12を介して集塵ユニット50の吸込接続口57aへ吸引されていく。この吸込接続口57aへ吸引された塵埃及び空気は案内風路管57を通って塵埃分離部52の分離室部54内へ導入され、この分離室部54内では図23において反時計回りに回転していく。
そして、この回転により塵埃と空気が慣性により分離され、空気が塵埃分離手段55のネットフィルタNF1(図10参照)や開口154BのネットフィルタNF2を通り、さらに吸引風路部56を通ってフィルタ部80の収納ケース81内へ吸引されていく。
他方、分離された塵埃は、慣性力によって分離室部54の導入開口53Aから集塵部70の連通ケース部72内へ一部の空気と共に導入される。この導入された塵埃及び空気は連通ケース部72の連通路71を通って集塵室73へ吸引されていき、塵埃は集塵室73に集塵されていく。
集塵室73へ吸引された空気は、ネットフィルタNF3及びカバー板170の下部の開口170Aを通って吸引風路部56に吸引され、さらにフィルタ部80の収納ケース81内へ吸引されていく。
このとき、ネットフィルタNF3を通過する空気に乗った細塵が、ネットフィルタNF3に捕集され、このネットフィルタNF3に付着することとなる。
ここで、ネットフィルタNF3は、所定距離離間した位置にカバー板170によって覆われていると共に、カバー板170の下部に開口170Aが形成されていることにより、ネットフィルタNF3の下部に多くの空気が流れる。このため、ネットフィルタNF3の下側から塵埃が付着し、目詰まりが生じるようになる。これにより、塵埃を集塵室73の下側から順により多く蓄積することができる。
なお、集塵室73内の塵埃は、ネットフィルタNF3に付着した塵埃と一体的に絡み合った状態で蓄積される。
収納ケース81内へ吸引された空気は、プリーツフィルタ体100のプリーツフィルタ104を通って掃除機本体11の接続風路部25へ吸引され、さらに電動送風機24の吸込開口24Aへ吸引されていく。
電動送風機24の吸込開口24Aへ吸引された空気は電動送風機24内を通って図2に示す掃除機本体11の排気口20Hから排気されていく。
掃除が終了したら、操作部13Aの操作スイッチ13aを操作して電動送風機24の駆動を停止させる。この電動送風機24の駆動が停止されると、図21に示す制御装置200がモータMを駆動させる。モータMの駆動により駆動ギアGaが回転してプリーツフィルタ体100が回転していく。
このプリーツフィルタ体100の回転により、収納ケース81の前壁部84の突起88がプリーツフィルタ104の山部104Aの突出部104Abに当たって、プリーツフィルタ104に振動が与えられていき、プリーツフィルタ104に付着した塵埃が振り落とされていく。この塵埃は収納ケース81の塵埃受部86に溜まっていく。
突起88は、プリーツフィルタ体100の回転中心より下側に設けられているので、プリーツフィルタ体100の下側部分のプリーツフィルタ104に大きな振動が与えられることになる。このため、その下側部分のプリーツフィルタ104から塵埃が振り落とされてそのまま塵埃受部86へ落ちていき、この落下の途中で再度プリーツフィルタ104に付着してしまうことがなく、このため効率よく塵埃を落とすことができる。
他方、プリーツフィルタ体100と共に掃出体300が回転していき、掃出体300の掃出部材303の第1摺接部303Aが収納ケース81の塵埃受部86の内周面を摺接移動していく。この摺接移動により、塵埃受部86に溜まった塵埃が掻き上げられながら塵埃受部86の周面上に沿って上に押し上げられていき、そして、掃出部材303が排出開口84Kの位置にくると、上述のようにして排出開口84Kが開成されて(図22参照)、その押し上げられた塵埃が排出開口84Kへ排出され、連通部材403を介して塵埃分離部52の分離室部54内へ戻される。
そして、プリーツフィルタ体100が例えば1回転して、掃出部材303が図16の位置にくると、マイクロスイッチS1がプリーツフィルタ体100の円筒部110の大径部110Bの検知から小径部110Aの検知へと切り替わり、これによりモータMの駆動が停止され、プリーツフィルタ体100の回転が停止される。そして、上述のように排出開口84Kが閉塞蓋450により閉塞される。
また、掃出体300の掃出部材303が排出開口84Kを開成したときに電源プラグをコンセントから引き抜いた場合、モータMの駆動が停止され、排出開口84Kは開成されたままとなってしまう。
しかし、上述のように、この電気掃除機10は、電源プラグをコンセントに接続すると、モータMを駆動してプリーツフィルタ体100を回転させ、そして掃出部材303が図16で示す位置にくると、モータMの駆動を停止させて掃出部材303を図16の位置に停止させるようになっている。
そのため、排出開口84Kは閉塞蓋450によって閉塞され、この後電動送風機24を駆動させることができるから、塵埃分離部52の分離室部54へ戻した塵埃を排出開口84Kから吸引してしまうという不具合は防止される。
さらに、塵埃受部86に溜まった塵埃は掃出部材303の回転移動により、排出開口84Kから連通部材403を介して塵埃分離部52の分離室部54内へ戻されるものであるから、プリーツフィルタ104用の専用の集塵部を集塵部ユニット410に設けなくてもよい。
長期間の使用により、プリーツフィルタ104に目詰まりが生じた場合には、塵埃分離ユニット400を掃除機本体11から取り外してプリーツフィルタ104を清掃する。
塵埃分離ユニット400の取り外しは、先ず本体ケース20から集塵部ユニット410を取り外した後に行うが、駆動ギアGaがプリーツフィルタ体100のギア107の回転中心位置より下側位置となるように設定することにより、駆動ギアGaが邪魔になることなく、塵埃分離ユニット400を上に持ち上げるだけで、プリーツフィルタ体100のギア107は駆動ギアGaから外れる。このため、塵埃分離ユニット400を掃除機本体11の集塵ユニット室22から簡単に取り外すことができる。
また、塵埃分離ユニット400の装着の際にも、この塵埃分離ユニット400を集塵ユニット室22の上から挿入すれば、駆動ギアGaが邪魔になることなく、プリーツフィルタ体100のギア107が駆動ギアGaに噛合して、塵埃分離ユニット400を集塵ユニット室22に簡単に装着することができる。
そして、集塵ケース部74の集塵室73内に蓄積された塵埃を廃棄するには、まず本体ケース20の前端部に設けられたレバーR(図2参照)を押圧する。レバーRが押圧されることにより、集塵部ユニット410と本体ケース20との図示しない係止手段が解除され、集塵部ユニット410が上方に持ち上がる。
そして、蓋ケース21Bの下側に手を差し込み、集塵部ユニット410を本体ケース20の集塵ユニット室22から引き出して取り外す。
次に、集塵部ユニット410の蓋体77が下側(鉛直下方)に向くように集塵部ユニット410全体を傾ける。これにより、ケース部174と蓋体77とを分割する分割面がほぼ水平になる。
この状態で蓋ケース21Bに設けた解除ボタン21Baを操作すると、図示しないフックの係止が解除され、蓋体77が自重によって軸部77J回りに回動して開成する。これにより、集塵室73内に蓄積された塵埃が落下し、廃棄することができる。
このとき、集塵室73内に蓄積された塵埃は、ネットフィルタNF3に付着した塵埃と一体的に絡み合っていると共に、蓋体77の内面に付着した塵埃とも一体になっている。そのため、蓋体77が軸部77J回りに回動してケース部174から離間していくことによって、ネットフィルタNF3に付着した塵埃が引っ張られ、ネットフィルタNF3から剥離する。
これにより、ネットフィルタNF3に付着した塵埃を容易に除去することが可能となる。
さらに、ネットフィルタNF3が設けられたケース部174の左側壁部74Aと、分割面Xとがそれぞれ上下方向に延びると共に、ネットフィルタNF3と分割面Xとが対向しているので、ネットフィルタNF3が塵埃を廃棄する開口である開口76のほぼ正面に位置することができる(図13参照)。
そのため、ネットフィルタNF3に付着した塵埃を掻き出しやすくなり、このネットフィルタNF3に付着した塵埃をさらに容易に除去することができる。
そして、この集塵部ユニット410では、蓋体77の左右方向の幅が集塵ケース部74の左右方向の幅の1/2以上に設定されており、ケース部174と蓋体77とを分割する分割面XがネットフィルタNF3の近傍に位置して、蓋体77の他側面である蓋板部77Eと分割面Xとの間隔は、ケース部174の一側面である左側壁部74Aと分割面Xとの間隔よりも大きくなっている。
これにより、集塵室73内に蓄積される塵埃を、ケース部174側よりも蓋体77側に大量に蓄積することができる。そのため、蓋体7を開成することで落下する塵埃量が多くなり、ネットフィルタNF3に付着した塵埃を強い力で引っ張ることができてさらにネットフィルタNF3から剥離しやすくなる。そして、ネットフィルタNF3に付着した塵埃を効率よく除去することが可能となる。
さらに、蓋体77の分割面Xと交差する面である側壁部77B、77Cの内面側に上下方向に沿って延びる突起Tが設けられているので、この突起Tに集塵室73内に蓄積された塵埃が引っかかりやすくなり、側壁部77B、77Cと塵埃との摩擦力を高めることができる。
そのため、集塵室73内の塵埃が落下する際に、ネットフィルタNF3に付着した塵埃をさらに強い力で引っ張ることができ、塵埃をネットフィルタNF3からさらに剥離することが可能となる。
また、突起Tが上下方向に沿って延びているので、蓋体77の回動方向に対してほぼ直交する方向に延在されることとなる。そのため、側壁部77B、77Cと塵埃との摩擦力をより高めることが可能となり、ネットフィルタNF3に付着した塵埃をさらに強い力で引っ張ることができる。
以上、この発明にかかる実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、突起Tが上下方向に沿って延びているがこれに限らず、蓋体77の開口部付近か蓋板部77E付近に向かって斜めになるように延びていてもよいし、多数のイボ形状を呈していてもよい。
また、排出開口84Kから排出される塵埃を塵埃分離部52の分離室部54内へ戻しているが、これに限らず、例えば塵埃分離部52の上流となる案内風路管57へ戻してもよい。
また、上記実施例では、プリーツフィルタ体100を回転させることにより、プリーツフィルタ104に付着した塵埃を落としているが、これに限らずプリーツフィルタ体100を回転させずにプリーツフィルタ104に振動を与えて塵埃を落とすようにしたものであってもよい。
上記実施例は、キャニスタ型のタイプの電気掃除機について説明したが、アップライト式の電気掃除機や、手元操作管等に塵埃分離ユニットを取り付ける電気掃除機に適用することもできる。
この発明に係る電機掃除機の外観を示した斜視図である。 図1に示す掃除機本体の構成を示した縦断面図である。 集塵ユニットを取り外した掃除機本体を示した斜視図である。 図3に示す掃除機本体の縦断面斜視図である。 集塵ユニットを取り外した掃除機本体の縦断面図である。 集塵ユニットの外観を示した斜視図である。 図6に示す集塵ユニットの横断面図である。 図6に示す集塵ユニットの他の方向から見た斜視図である。 塵埃分離ユニットの外観を示した斜視図である。 収納ケースの前壁部と塵埃分離部とダクトを示した概念図である。 集塵部ユニットの外観を示した斜視図である。 図11の集塵部ユニットを他の方向から見た斜視図である。 蓋体を外した集塵部ユニットを示した斜視図である。 蓋体を示した斜視図である。 図11の集塵部ユニットの平面図である。 収納ケースと掃出体を示した説明図である。 プリーツフィルタ体を示した側面図である。 図17に示すプリーツフィルタ体の円筒部の形状を示した説明図である。 掃出体を示した正面図である。 図19に示した掃出体の斜視図である。 電気掃除機の制御系の構成を示したブロック図である。 掃出部材によって排出開口が開成された状態を示した説明図である。 塵埃分離部を示した斜視図である。
符号の説明
10 電気掃除機
11 掃除機本体
24 電動送風機
74 集塵容器(集塵ケース部)
74A 一側面(左側壁部)
174 第一集塵容器部(ケース部)
77 第二集塵容器部(蓋体)
75 排気開口(接続開口)
NF3 集塵フィルタ(ネットフィルタ)
X 分割面

Claims (3)

  1. 電動送風機を内蔵した掃除機本体と、
    前記掃除機本体に着脱自在に装着されると共に前記電動送風機によって吸い込まれた塵埃と空気とを分離する塵埃分離部と、
    前記塵埃分離部によって分離された塵埃を蓄積する集塵室と
    前記塵埃分離部と前記集塵室とを連通させる水平方向に延びた連通路とを備え、
    前記集塵室の上下方向に延び、かつ前記連通路を臨む一側面に、集塵フィルタによって閉成された排気開口が形成され、
    前記連通路の一端部には、前記塵埃分離部によって分離された塵埃が導入される開口が形成され、
    前記連通路の他端部は、前記集塵室の前記排気開口より上方に連通され、
    前記集塵室は、上下方向に延び、かつ前記集塵フィルタに対向する分割面によって第一集塵容器部と第二集塵容器部とに分割され、
    前記集塵フィルタは前記第一集塵容器部に設けられ、
    前記分割面は前記集塵フィルタ近傍に位置し、前記第二集塵容器部の他側面と前記分割面との間隔は、前記第一集塵容器部の一側面と前記分割面との間隔よりも大きく
    前記第二集塵容器部は上下方向の下端部が前記第一集塵容器部にヒンジ結合されていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記第二集塵容器部の前記分割面と交差する側面には、突起が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記突起は、上下方向に沿って延びていることを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
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