JP4119293B2 - Step motor bobbin manufacturing method and mold used for manufacturing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステップモータ用ボビンの製造方法とその製造に用いる成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステップモータ(ステッピングモータとも呼ばれる。)のボビンを合成樹脂成形により一体成形する製造方法は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された成形型は、図17に示すように、主型106と左右一対の第1の補助型108と第2の補助型109と位置決め部材110とにより構成されている。主型106は、第1〜第4のヨーク101,102,103,104の中央孔に嵌合する中央型107を備えている。
左右一対の第1の補助型108は、中央型107を間にして開閉される。第2の補助型109は、主型106に対してその上方から開閉される。位置決め部材110は、第1〜第4のヨーク101,102,103,104を周方向の所定位置に位置決めする。
【0003】
上記成形型100の型開き状態で、第1のヨーク101を、中央型107及び位置決め部材110に嵌挿して主型106上に定置させた後、第2及び第3のヨーク102,103を中央型107及び位置決め部材110に嵌挿させる。
次に、左右一対の第1の補助型108を閉じてから、第4のヨーク104を第1の補助型108上に載せて、第2の補助型109を閉じる。
次に、成形型100内に合成樹脂を注入して硬化させることにより、ステップモータ用ボビンを一体成形する。
【0004】
ところで、前記位置決め部材110には、第2及び第3のヨーク102,103を保持する段111が形成されている。そして、位置決め部材110の段111より下側の部分112は、第1のヨーク101の外周部に形成された切欠き溝と嵌合する部分で、段111より上側の部分113よりも広い幅で形成されている。また、位置決め部材110の段111より上側の部分113は、第2及び第3のヨーク102,103の外周部に形成された切欠き溝と嵌合する部分であり、段111より下側の部分112よりも狭い幅で形成されている。これにより、第2及び第3のヨーク102,103については、位置決め部材110の段111上に嵌合させることにより、それぞれ高さ方向及び周方向の所定位置に位置決めされる。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−153485号公報(第1−4頁、図1−8参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特許文献1によると、第1のヨーク101については、周方向の位置決めが位置決め部材110によってなされるものの、高さ方向の位置決めが主型106上に載せることによってなされている。一方、第4のヨーク104については、周方向の位置決めが位置決め部材110によってなされるものの、高さ方向の位置決めが閉じた一対の補助型108上に載せることによってなされている。したがって、成形型100内に第1〜第3のヨーク101,102,103をセット後、左右一対の第1の補助型108を閉じた後で、第4のヨーク104をセットしなければならなかった。すなわち、成形型100に第1〜第4のヨーク101,102,103,104を連続的にセットできなかった。このため、成形工数が増加し、成形サイクルが長くなるという問題があった。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、成形工数を削減し、成形サイクルを短縮することのできるステップモータ用ボビンの製造方法とその製造に用いる成形型を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、本発明の特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするステップモータ用ボビンの製造方法とその製造に用いる成形型により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載されたステップモータ用ボビンの製造方法によると、第1のヨークは磁極歯を上向きに配置され、第2のヨークは磁極歯を下向きにかつその磁極歯が第1のヨークの磁極歯の相互間に位置するように配置され、第3のヨークは磁極歯を上向きにして第2のヨーク上に背合わせ状に配置され、第4のヨークは磁極歯を下向きにかつその磁極歯が第3のヨークの磁極歯の相互間に位置するように配置されることで、第1〜第4の全てのヨークを順に積み上げるようにして位置決め部材に連続的に嵌合した後に、第1の補助型を型閉じし、その後、第2の補助型を閉じることで、中央型が第4のヨークの中央孔、第3のヨークの中央孔、第2のヨークの中央孔、第1のヨークの中央孔へ順に挿入された状態で成形型内に合成樹脂を注入してボビンを一体成形する。したがって、成形型の位置決め部材に第1〜第4のヨークを連続的にセットさせることにより、成形工数を削減し、成形サイクルを短縮することができる。また、位置決め部材により位置決めされた各ヨークの中央孔内に対して、成形型の第2の補助型の中央型がその上方から挿入させるとよい。
【0009】
また、特許請求の範囲の請求項2に記載されたステップモータ用ボビンの製造方法によると、第1〜第4のヨークの積み上げに先立って、中央補助型の上面に形成された差込溝に、第1のヨークの下側に位置する端子を差込みによりセットすることにより、端子付きボビンを一体成形することができる。
【0010】
また、特許請求の範囲の請求項3に記載されたステップモータ用ボビンの製造に用いる成形型によると、特許請求の範囲の請求項1に記載されたステップモータ用ボビンの製造方法と同等の作用効果を奏するステップモータ用ボビンの製造に用いる成形型を提供することができる。
【0011】
また、特許請求の範囲の請求項4に記載されたステップモータ用ボビンの製造に用いる成形型によると、特許請求の範囲の請求項2に記載されたステップモータ用ボビンの製造方法と同等の作用効果を奏するステップモータ用ボビンの製造に用いる成形型を提供することができる。
【0012】
また、特許請求の範囲の請求項5に記載されたステップモータ用ボビンの製造に用いる成形型によると、中央型の先端部が先細り状に形成されているため、仮に第1〜第4のヨークのセット位置に多少の位置ずれがあったとしても、それらのヨークに中央型を容易にかつスムーズに挿入させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、ステップモータ用ボビンの製造方法とその製造に用いる成形型及びヨークを説明するものであるが、説明の都合上、ステップモータを備える流量制御弁、そのステップモータ用ボビン及びヨーク、成形型、製造方法の順に説明する。
【0018】
まず、ステップモータを備える流量制御弁を説明する。本実施の形態における流量制御弁としては、ステップモータをアクチュエータとするアイドル回転数制御弁を例示する。図1に示すように、流量制御弁10は、ステータ19とロータ32を備えるステップモータ12を備えている。ステータ19は、合成樹脂製のカバー13内に配置されている。
【0019】
前記ステータ19は、ボビン20と、そのボビン20に巻装されたコイル線25を備えている。ステータ19の外周側には、磁性体のプレート材からなる筒状材15が嵌合されている。また、前記カバー13の下端部には、ボビン20に形成された合成樹脂製の取付プレート28が接合されている。取付プレート28は、カバー13の端縁部13aを熱かしめすることによって抜け止めされている。カバー13と取付プレート28との接合面には、Oリング16が介在されている。取付プレート28から突出されたスリーブ部29内には、ボビン20と同一軸線をなす合成樹脂製のリテーナ17が圧入されている。リテーナ17は、スリーブ部29の下端部29aを熱かしめすることによって抜け止めされている。リテーナ17の上端部にはスナップフィット部17aが一体形成されている。スナップフィット部17a内には、そのスナップフィット部17aの弾性変形を利用したスナップフィット作用によりボールベアリング18が装着されている。また、リテーナ17内には、ほぼ円筒状のガイド筒部17bが一体形成されている。
【0020】
また、前記ロータ32は、ロータシャフト33と、そのロータシャフト33の上部に装着されたマグネット34とを備えている。ロータシャフト33のほぼ中央部は、前記ボールベアリング18内に圧入によって装着され、固定側すなわちリテーナ17に対して回転可能に保持されている。また、ロータシャフト33の上端部は、前記ボビン20における合成樹脂製の端板部30の軸受凹部30a内に挿入されて回転可能に保持されている。さらに、ロータシャフト33の下端部には、おねじを有するねじ軸部33aが形成されている。ねじ軸部33aには、合成樹脂製のバルブ体35がねじ合わされている。バルブ体35の上半部は、リテーナ17のガイド筒部17b内に対して軸方向すなわち上下方向に摺動可能にかつ軸回り方向に回り止めされた状態で挿入されている。また、リテーナ17とバルブ体35との間には、バルブ体35を下方へ付勢するコイルスプリング36が設けられている。また、マグネット34は、ボビン20の内側面に対応しており、そのボビン20の4個のヨーク22における各磁極歯229(後述する)に対応する数のN極、S極が交互に着磁されている。
【0021】
図2及び図3に示すように、ボビン20は、4個のヨーク22及び4個の端子23(図3では2個を示す)をインサート成形によって一体化したものである。図1に示すように、ボビン20にコイル線25が巻装されることによって、ステータ19となる。
【0022】
図2及び図3に示すように、端子23の基端部分(図3において下端部)がボビン20の端板部30に埋設されている。また、端子部23aは、図1に示すように、前記ステータ19に被せつけられた前記カバー13のコネクタ部14内に突出される。なお、コネクタ部14の底板部14aには、ステータ19にカバー13を被せたときに端子部23aを挿通するための孔14bが形成されている。なお、コネクタ部14には、図示しないエンジンのアイドル回転数制御回路に通じる端子を有するコネクタが接続される。これにより、ボビン20の端子23(詳しくは、端子部23a)とアイドル回転数制御回路に通じる端子とが電気的に接続される。なお、ボビン20については後で詳しく説明する。
【0023】
なお、上記した流量制御弁10(図1参照)は、図示されないエンジンの吸気系のバイパス通路を構成するケーシングに前記ステータ19のボビン20の取付プレート28がねじ手段等により固定されて設置される。また、流量制御弁10のバルブ体35は、エンジンの吸気系のバイパス通路に形成された弁座(図示省略)に対して上下動することにより、そのバイパス通路を開閉する。
【0024】
次に、上記した流量制御弁10の作動を説明する。ステップモータ12は、図示しないエンジンのアイドル回転数制御回路により、エンジンのアイドル時に駆動制御される。すなわち、バルブ体35が閉弁位置にある状態において、アイドル回転数制御回路から開弁信号が出力され、ステップモータ12が開弁方向に駆動されると、ロータ32が開弁方向へ回転することにより、バルブ体35が上昇して開かれる。また、バルブ体35が開弁位置にある状態において、アイドル回転数制御回路から閉弁信号が出力され、ステップモータ12が閉弁方向に駆動されると、ロータ32が開弁方向へ回転することにより、バルブ体35が下降して閉じられる。
【0025】
次に、上記した流量制御弁10のステップモータ12のボビン20及びヨーク22について詳しく説明する。ボビン20は、前にも述べたように、4個のヨーク22及び4個の端子23をインサート成形によって一体化したものである(図3参照)。図3に示すように、4個のヨーク22及び4個の端子23をインサート成形している合成樹脂によって、ヨーク22を被覆する被覆部27のほか、前に述べた取付プレート28、スリーブ部29、端板部30等が一体形成されている。また、4個の端子23には、同一形状の端子が共通使用されている。端子23は、鉄板等の金属板製でプレス成形されたもので、ほぼU字状に形成されている。端子23は、その主体をなす端子部23aと、その端子部23aに平行する長細状のコイル線絡げ部23bと、端子部23aとコイル線絡げ部23bとを連結する連結部23cとを有している。そして、端子23の連結部23cを含む端子部23a及びコイル線絡げ部23bの基端部分が、前記端板部30に埋設されている。また、各端子23のコイル線絡げ部23bには、ボビン20の上下2段に巻装されたコイル線25の端末部が、例えばアーク溶接によって接続されている。このため、コイル線絡げ部23bの先端部は、コイル線25の溶接によって短くなり、ステータ19にカバー13を被せたときに支障をきたすことがない。
【0026】
前記ヨーク22は、2個1組として軸方向に積層状に配置されている。4個のヨーク22には、同一形状のヨークが共通使用されている。図4に示すように、ヨーク22は、鉄板等の金属板製でプレス成形されたもので、ほぼ円環板状をなす基板部220と、その基板部220の内周縁からほぼ直角に折り曲げられたほぼテーパ状の複数(例えば、6個)の磁極歯229とを有している。なお、ボビン20は、図3に示すように、成形時においては端子23を下方に向けて成形されるものである。また、説明の都合上、成形時において、最下部に配置されるヨーク22を第1のヨーク22(1)といい、それより上へ積み上げられる順に、第2のヨーク22(2)、第3のヨーク22(3)、第4のヨーク22(4)という(図4参照)。
【0027】
図4に示すように、第1のヨーク22(1)は磁極歯229を上向きにして配置される。また、第2のヨーク22(2)は、磁極歯229を下向きにかつ第1のヨーク22(1)の磁極歯229の相互間に磁極歯229が位置するように配置される。また、第3のヨーク22(3)は、磁極歯229を上向きにして第2のヨーク22(2)上に背合わせ状に配置される。また、第4のヨーク22(4)は、磁極歯229を下向きにかつ第3のヨーク22(3)は磁極歯229の相互間に磁極歯229が位置するように配置される。
【0028】
さらに、1個のヨーク22の磁極歯229が本実施の形態では6個であるので、4個のヨーク22による磁極歯229の総数は24個となる。このため、24個の磁極歯229が、15°間隔で配置されるように、4個のヨーク22を配置する。すなわち、本実施の形態の場合、図6に示すように、第1のヨーク22(1)の磁極歯229に対して、第2のヨーク22(2)の磁極歯229が周方向に30°ずれている。また、第3のヨーク22(3)の磁極歯229に対して、第4のヨーク22(4)の磁極歯229が周方向に30°ずれている。また、第1の磁極歯229に対して第3のヨーク22(3)の磁極歯229は、周方向、例えば平面視で左回り方向に15°ずれている。
【0029】
図5に示すように、前記ヨーク22の基板部220の外周部には、切欠き溝状の第1〜第3の位置決め溝221,222,223及び第1,第2のコイル線通し溝225,226が、磁極歯229を上向きとする平面視において左回り方向(図5中、矢印Y1参照)に順番にかつ点対称状に2組形成されている。
【0030】
前記第1の位置決め溝221は、第1のヨーク22(1)として使用する場合に、図7に示される成形型40(後述する)の位置決め部材50に嵌合される。また、前記第2の位置決め溝222は、第2あるいは第3のヨーク22(2),(3)として使用する場合に、成形型40の位置決め部材50に嵌合される。また、前記第3の位置決め溝223は、第4のヨーク22(4)として使用する場合に、成形型40の位置決め部材50に嵌合される。
このように、第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)を成形型40の位置決め部材50にそれぞれ嵌合することにより、各ヨーク22(1)〜(4)の磁極歯229が前記したような位相のずれをもって配置されるように、各位置決め溝221,222,223が設計されている。
【0031】
すなわち、第2のヨーク22(2)の磁極歯229に対して第3のヨーク22(3)の磁極歯229は、周方向、平面視において左回り方向に15°ずれる(図6参照)。このため、第2の位置決め溝222の中心線C2が、所定の磁極歯229の中心線Cに対して平面視において右回り方向に7.5°ずれている(図5参照)。
また、第2のヨーク22(2)の磁極歯229に対して第1のヨーク22(1)の磁極歯229は、周方向、平面視において左回り方向に30°ずれる(図6参照)。このため、第1の位置決め溝221の中心線C1が第2の位置決め溝222の中心線C2に対して平面視において右回り方向に45°ずれている(図5参照)。
また、第3のヨーク22(3)の磁極歯229に対して第4のヨーク22(4)の磁極歯229は、周方向、平面視において左回り方向に30°ずれる(図6参照)。このため、第3の位置決め溝223の中心線C3が第2の位置決め溝222の中心線C2に対して平面視において左回り方向に15°ずれている。
さらに、第1の位置決め溝221の溝幅H1、第2の位置決め溝222の溝幅H2、第3の位置決め溝223の溝幅H3は、
H1>H2>H3
の関係を満たすように形成されている。
なお、第1〜第3の位置決め溝221,222,223は、本明細書でいう「係合部」に相当している。
【0032】
また、図5に示すように、前記第1のコイル線通し溝225の中心線C4が、第2の位置決め溝222の中心線C2に対して平面視において右回り方向に45°、すなわち第3の位置決め溝223の中心線C3に対して平面視において左回り方向に30°ずれている。
また、第2のコイル線通し溝226の中心線C5が、第2の位置決め溝222の中心線C2に対して平面視において右回り方向に90°、すなわち第1のコイル線通し溝225の中心線C4に対して平面視において右回り方向に45°ずれている。このため、第2のヨーク22(2)における第2のコイル線通し溝226と、その第2のヨーク22(2)に背合わせ状に配置される第3のヨーク22(3)における第2のコイル線通し溝226とが上下に合致する(図6参照)。その合致した第2及び第3のヨーク22(2),(3)における第2のコイル線通し溝226や、あるいは、第4のヨーク22(4)における第1及び第2のコイル線通し溝225,226には、ボビン20に巻装されるコイル線25(図1参照)が基板部220を横切るように掛け渡される。
【0033】
図5に示すように、第1のコイル線通し溝225の溝幅H4、第2のコイル線通し溝226の溝幅H5は、
H4=H5≧H1
の関係を満たすように形成されている。なお、コイル線通し溝225,226の各溝幅H4,溝幅H5は、適宜変更することができる。
【0034】
また、ヨーク22の基板部220の内周部には、第2のコイル線通し溝226の中心線C5上に位置する適数(図5では2個を示す)の切欠き溝状の連通溝227が形成されている。連通溝227は、例えば半円形溝によって形成されている。
また、前記ヨーク22の基板部220には、表両面間を連通する適数(図5では、8個を示す)の連通孔228が一円周線L2上に等間隔ですなわち45°間隔で形成されている。連通孔228は、例えば円形孔によって形成されている。
なお、図4では、連通孔228が省略されている。また、第2のヨーク22(2)と第3のヨーク22(3)とを背合わせ状に配置したときに、両ヨーク22(2),(3)の連通溝227及び連通孔228が相互に合致する位置に形成することが望ましい。例えば、連通溝227及び連通孔228は、中心線C2を中心とする線対称状に配置されており、第2のヨーク22(2)と第3のヨーク22(3)とを背合わせ状に配置したときに、第2のヨーク22(2)の連通溝227と第3のヨーク22(3)の連通溝227が合致し、また、第2のヨーク22(2)の連通孔228と第3のヨーク22(3)の連通孔228が合致するようになっている。なお、連通溝227及び連通孔228は、それぞれ本明細書でいう「連通部」に相当している。
【0035】
次に、ステップモータ用ボビン20(図2及び図3参照)の製造に用いる成形型40について説明する。図7に示すように、成形型40は、主型41と左右一対の第1の補助型44と第2の補助型60を備えている。なお、成形型40は、ボビン20を、図2及び図3の上下を逆にした状態で成形するものである。
【0036】
前記主型41は、その上面に設置されかつ前記ボビン20の端板部30の外側面(図3において上側面)を成形するための中央補助型42を備えている。中央補助型42の上面には、前記各端子23の端子部23aの先端部を差込む差込溝42a、及び、コイル線絡げ部23bの先端部を差込む差込溝42bが形成されている。
【0037】
前記両第1の補助型44は、前記ボビン20(図3参照)の被覆部27、端板部30の外周面を含む外側面、及び、取付プレート28のコイル側の端面を成形するためのもので、主型41上に左右方向に開閉可能に設けられている。両第1の補助型44の内側面には、下から上へ順に並ぶ3つの溝45が形成されている。なお、3つの溝45はほとんど同様の構成であるが、説明の都合上、最下部の溝45を第1の溝45(1)といい、中央部の溝45を第2の溝45(2)といい、最上部の溝45を第3の溝45(3)という。
【0038】
前記各溝45の対向面には、それぞれ半円弧状の幅広部46及び保持部47が形成されている。第1の溝45(1)の保持部47は、第1のヨーク22(1)における基板部220の外周縁を保持する。また、第2の溝45(2)の保持部47は、第2及び第3のヨーク22(2),(3)の重合された両基板部220の外周縁を保持する。また、第3の溝45(3)の保持部47は、第4のヨーク22(4)における基板部220の外周縁を保持する。
【0039】
図7に示すように、前記両第1の補助型44の内側面には、第1の溝45(1)の下側において、中央補助型42に嵌合する溝48が形成されている(図8参照)。また、各溝45の幅広部46は、それぞれ保持部47の内側にあって、当該ヨーク22の基板部220の表裏両面に合成樹脂が流れ込む半円弧状の空間を形成する。なお、第1の溝45(1)の幅広部46は下面側に形成されていない。このため、第1のヨーク22(1)(図4参照)の下面側に合成樹脂が流れ込む空間は、中央補助型42の上面42cに形成された凹部43と、左右の第1の補助型44の溝48との協働によって形成する。
【0040】
前記第2の補助型60は、前記両第1の補助型44の型閉じによって形成されるキャビティ63(図14参照)の上面を閉鎖する蓋状の型で、上下動可能に設けられている。
また、図7に示すように、第2の補助型60は、下方へ向けて突出する中央型61を固定的に備えている。中央型61は、前記ボビン20(図3参照)の第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)内に挿入されかつ取付プレート28のスリーブ部29を含むボビン20の内側面を成形する。中央型61の先端面すなわち下端面の中央部には、前記端板部30の軸受凹部30aを成形する凸部61aが突出されている。また、中央型61の先端部(下端部)における外周部には面取り61bが施されており、中央型61の先端部が先細り状に形成されている。なお、面取り61bは、図7ではR面による曲面で形成されているが、その曲面に代えて、ほぼテーパ状の斜面で形成することができる。
【0041】
図7に示すように、前記第2の補助型60の下面には、前記左右の第1の補助型44の上面と協働して、前記取付プレート28(図3参照)を成形する第1の凹溝60aが形成されている。また、第2の補助型60の下面には、中央型61を取り囲むように形成され、前記スリーブ部29(図3参照)を成形する第2の凹溝60bが形成されている。
また、第2の補助型60には、合成樹脂を型内すなわちキャビティ63内に注入するための注入口62が形成されている。
なお、上記した中央補助型42、第1及び第2の補助型44,60は、図示しない流体圧シリンダ、モータ、その他の駆動手段または人手をもって作動されるものとする。
【0042】
図7に示すように、前記主型41上には、前後一対をなす位置決め部材50(図8参照)が固定状に立てられている。各位置決め部材50は、例えば、ほぼ角棒状に形成されており、前記両第1の補助型44の型閉じ時(図14参照)にその両補助型44の接合位置に位置される。位置決め部材50の上部には、下側から上端部に向かって先細り状をなすように、左右対称状をなす第1及び第2の段差部51,52が形成されている(図4及び図8参照)。
【0043】
図4に示すように、位置決め部材50における第1の段差部51より下側部分は、第1の嵌合部56に設定されている。第1の嵌合部56は、前記第1のヨーク22(1)における第1の位置決め溝221を嵌合可能にかつその嵌合によって該ヨーク22(1)を周方向の所定位置に位置決め可能に形成されている。
また、第1の段差部51と第2の段差部52との間の部分は、第2の嵌合部57に設定されている。第2の嵌合部57は、前記第2及び第3のヨーク22(2),(3)における第2の位置決め溝222を嵌合可能にかつその嵌合によってそれらのヨーク22(2),(3)を周方向の所定位置に位置決め可能に形成されている。第1の段差部51は、第2の嵌合部57に嵌合された第2及び第3のヨーク22(2),(3)を高さ方向の所定位置にほぼ水平状態で受け止め可能に形成されている。
また、第2の段差部52から上側の先端部分は、第3の嵌合部58に設定されている。第3の嵌合部58は、前記第4のヨーク22(4)における第3の位置決め溝223を嵌合可能にかつその嵌合によって該ヨーク22(4)を周方向の所定位置に位置決め可能に形成されている。第2の段差部52は、第3の嵌合部58に嵌合された第4のヨーク22(4)を高さ方向の所定位置にほぼ水平状態で受け止め可能に形成されている。また、第3の嵌合部58の高さ58hは、ヨーク22の基板部220の板厚220tよりも大きい寸法に設定されている。
【0044】
次に、上記成形型40(図7参照)を使用するステップモータ用ボビン20(図2及び図3参照)の製造方法について説明する。まず、図9に示すように、成形型40の型開き状態において、中央補助型42の差込溝42a,42bに対して、4個の各端子23(図4参照)の端子部23a及びコイル線絡げ部23bの先端部をそれぞれ上方から差込むことによりセットする。これとともに、端子23の連結部23cを含む端子部23a及びコイル線絡げ部23bの基端部分が、中央補助型42の凹部43内に収容される。
【0045】
次に、図10に示すように、両位置決め部材50(図4参照)の第1の嵌合部56に、第1のヨーク22(1)における第1の位置決め溝221を嵌合する。そして、第1のヨーク22(1)を中央補助型42の上面42c(図7及び図8参照)上に水平状態で保持させる。このとき、第1のヨーク22(1)の磁極歯229は上向きとする。これにより、第1のヨーク22(1)が高さ方向及び周方向の所定位置に位置決めされた状態となる。
【0046】
次に、図11に示すように、両位置決め部材50(図4参照)の第2の嵌合部57に、第2のヨーク22(2)における第2の位置決め溝222を嵌合し、第1の段差部51上に第2のヨーク22(2)を水平状態で保持させる。このとき、第2のヨーク22(2)の磁極歯229は下向きとする。これにより、第2のヨーク22(2)が高さ方向及び周方向の所定位置に位置決めされた状態となる。
【0047】
次に、図12に示すように、両位置決め部材50(図4参照)の第2の嵌合部57に、第3のヨーク22(3)における第2の位置決め溝222を嵌合し、第1の段差部51上に保持した第2のヨーク22(2)上に第3のヨーク22(3)を水平状態で重合する。このとき、第3のヨーク22(3)が第2のヨーク22(2)と背合わせ状をなすように、第3のヨーク22(3)の磁極歯229は上向きとする。これにより、第3のヨーク22(3)が高さ方向及び周方向の所定位置に位置決めされた状態となる。
【0048】
次に、図13に示すように、両位置決め部材50(図4参照)の第3の嵌合部58に、第4のヨーク22(4)における第3の位置決め溝223を嵌合し、第2の段差部52上に第4のヨーク22(4)を水平状態で保持させる。このとき、第4のヨーク22(4)の磁極歯229は下向きとする。これにより、第4のヨーク22(4)が高さ方向及び周方向の所定位置に位置決めされた状態となる。また、位置決め部材50の第3の嵌合部58は、第4のヨーク22(4)の基板部220よりも上方へ所定量突出する。
【0049】
上記したようにして、第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)が、前記位置決め部材50に順に積み上げるように嵌合することによりそれぞれ高さ方向及び周方向の所定位置に位置決めした位置関係をもって配置される(図13参照)。この状態において、第1のヨーク22(1)の基板部220は、型開き状態にある左右一対の第1の補助型44における各第1の溝45(1)と向き合い、その内部に入り込める状態となる。また、第2及び第3のヨーク22(2),(3)の両基板部220は、重合状態で、型開き状態にある左右一対の第1の補助型44における各第2の溝45(2)と向き合い、その内部に入り込める状態となる。また、第4のヨーク22(4)の基板部220は、型開き状態にある左右一対の第1の補助型44における各第3の溝45(3)と向き合い、その内部に入り込める状態となる。
【0050】
次に、図14に示すように、左右一対の第1の補助型44を閉じる。これにより、両第1の補助型44で第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)の各基板部220を位置決めした状態で挟持する。このとき、第1の補助型44における第1の溝45(1)(図7参照)は、第1のヨーク22(1)の基板部220の進入を許し、その基板部220を保持部47の間に位置決めした状態で保持する。すなわち、第1のヨーク22(1)の基板部220は第1の溝45(1)内に入り、その外周面が半円弧状の保持部47に面接触し、半円弧状の幅広部46に接触しないで、合成樹脂が流れ込む空間、すなわちキャビティ63(図14参照)を形成しながら幅広部46(図7参照)に位置する。
また、第1の補助型44における第2の溝45(2)(図7参照)は、第2及び第3のヨーク22(2),(3)の両基板部220の進入を許し、その両基板部220を保持部47の間に位置決めした状態で保持する。すなわち、第2及び第3のヨーク22(2),(3)の両基板部220は第2の溝45(2)内に入り、その外周面が半円弧状の保持部47に面接触し、半円弧状の幅広部46に接触しないで、キャビティ63(図14参照)を形成しながら幅広部46(図7参照)に位置する。
また、第1の補助型44における第3の溝45(3)(図7参照)は、第4のヨーク22(4)の基板部220の進入を許し、その基板部220を保持部47の間に位置決めした状態で保持する。すなわち、第4のヨーク22(4)の基板部220は第3の溝45(3)内に入り、その外周面が半円弧状の保持部47に面接触し、半円弧状の幅広部46に接触しないで、キャビティ63(図14参照)を形成しながら幅広部46に位置する。
【0051】
次に、図15に示すように、両第1の補助型44上に第2の補助型60を閉じる。これにより、第2の補助型60でキャビティ63の上面開口が塞がれる。これとともに、中央型61が、第4のヨーク22(4)内の中央孔、第3のヨーク22(3)内の中央孔、第2のヨーク22(2)内の中央孔、第1のヨーク22(1)内の中央孔へ順次挿入されていく。これにより、成形型40内に、合成樹脂(詳しくは、溶融状態の合成樹脂)を流し込むためのキャビティ63が完全に閉じた状態で形成される。
【0052】
このあと、キャビティ63内に第2の補助型60の注入口62を通じて合成樹脂(詳しくは、溶融状態の合成樹脂)を注入する。その合成樹脂を結合体として、第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)及び4個の端子23を一体化する。なお、合成樹脂が各溝45(1)〜(3)の半円弧状の各幅広部46(図7参照)に入り込むため、各ヨーク22(1)〜(4)の基板部220が合成樹脂によって被覆されて、ボビン20のフランジ部分となる。また、第1のヨーク22(1)と第2のヨーク22(2)における各磁極歯229の相互間及びその磁極歯229の外周面は、合成樹脂によって完全に満たされかつ包囲されて、ボビン20の巻き胴部分となる。また同様に、第3のヨーク22(3)と第4のヨーク22(4)における各磁極歯229の相互間及びその磁極歯229の外周面は、合成樹脂によって完全に満たされかつ包囲されて、ボビン20の巻き胴部分となる。また、各ヨーク22の磁極歯229の内周面は、合成樹脂の内周面と一致し、その内周面に露出する(図3参照)。
【0053】
また、前記キャビティ63内に注入した合成樹脂の硬化後、型閉じ時とは逆順で、第2の補助型60が開かれ、左右一対の第1の補助型44が開かれることによって離型がなされる。その後、型開き状態の成形型40から成形後のボビン20を取り出せばよい。
【0054】
上記した構成のステップモータ用ボビン20の製造方法及び成形型40並びにヨーク22によると、第1〜第4の全てのヨーク22(1)〜(4)が順に積み上げるようにして、型開き状態の成形型40の位置決め部材50に連続的に嵌合することにより所定位置に位置決めされる。したがって、型開き状態の成形型40の位置決め部材50に第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)を連続的にセットさせることによって、成形工数を削減し、成形サイクルを短縮することができる。
【0055】
また、上記したボビンの製造方法及び成形型40によると、成形型40に第1のヨーク22(1)の下側に位置する各端子23をセットし、成形型40が備える中央型61を第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)内に上方から挿入させることにより、端子23付きボビン20を一体成形することができる。また、成形型40が備える中央型61を第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)内に上方から挿入させるようにしたので、成形型40の中央補助型42に端子23を上方からセットすることができるので、その中央補助型42に対する端子23のセットがし易い。
【0056】
また、上記した成形型40によると、中央型61の先端部が面取り61bにより先細り状に形成されているため、仮に第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)のセット位置に多少の位置ずれがあったとしても、それらのヨーク22(1)〜(4)内に中央型61を容易にかつスムーズに挿入させることができる。
【0057】
また、位置決め部材50の先端部すなわち上端部の第3の嵌合部58が第4のヨーク22(4)を嵌合した状態で上方へ所定量突出するため、位置決め部材50に第4のヨーク22(4)を容易にかつ確実に嵌合させることができる。
【0058】
また、上記したヨーク22によると、位置決め部材50に対する第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)のそれぞれの嵌合関係を満たす位置決め溝221,222,223を設け、第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)に共通使用可能に形成されている。このため、1種類のヨーク22を第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)として共通使用することができるので、2種類以上のヨーク22を製作する必要もなくまた部品管理する必要もなくなるので、ヨーク22の製作費を低減するとともに部品管理を容易にすることができる。
【0059】
また、ヨーク22の位置決め溝(係合部)221,222,223を備えているため、第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)にそれぞれ専用の4種類の位置決め溝を設ける場合と比べて、ヨーク22の係合部が3種類、すなわち第1のヨーク22(1)として使用する場合の第1の位置決め溝221と、第2あるいは第3のヨーク22(2),(3)として使用する場合の第2の位置決め溝222と、第4のヨーク22(4)として使用する場合の第3の位置決め溝223との計3種類で済む。このことは、係合部の設計の自由度の向上や、係合部の加工性の向上を図る上で有効と言える。
【0060】
また、ヨーク20の基板部220に形成された連通溝227及び連通孔228を通じて合成樹脂が表裏両面に充填される。このため、合成樹脂の充填圧力による基板部220の変形や位置ずれを防止あるいは低減することができる。
また、第2及び第3のヨーク22(2),(3)については、両ヨーク22(2),(3)の連通溝227及び連通孔228が相互に合致する位置に形成するした場合には、連通溝227及び連通孔228を通じて合成樹脂をスムーズに充填させることができる。
【0061】
また、前記成形型40は、例えば、図16に示すように変更することができる。すなわち、両第1の補助型44を、主型41上ではなく、中央補助型42上に左右方向に開閉可能に設ける。すなわち、中央補助型42は、その上に両第1の補助型44を開閉可能に設けるに足りる広さをもって形成する。これにより、可動体である両第1の補助型44の重量を軽減することができる。
【0062】
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、上記した実施の形態においては、中央補助型42及び中央型61が垂直状態となるように、主型41が平面的に配置されているが、主型41は、中央補助型42及び中央型61が水平方向を向くように、あるいは適当な傾斜角となるように配置して実施することもできる。また、位置決め部材50の各段差部51,52は、左側あるいは右側のみに設けることもできる。また、上記した実施の形態では、成形型40の中央補助型42に端子23をセットしたが、その端子23のセットは省略することができる。また、第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)は、共通使用可能でなくとも、本発明のステップモータ用ボビン20の製造方法とその製造に用いる成形型40に適用することができる。また、ヨーク22の各位置決め溝221,222,223は、3種類に限らず、第1〜第4のヨーク22(1)〜(4)としてそれぞれ専用の位置決め溝、すなわち4種類の位置決め溝を設定することもできる。また、ヨーク22の位置決め溝221,222,223は、切欠き溝に代えて、位置決め部材50に嵌合する凸部あるいは凹部等によって形成することが考えられる。また、ヨーク22の連通部としての連通溝227及び/又は連通孔228は省略することもできる。また、ステップモータ12は、流量制御弁10に限らず、適宜の機構や装置の駆動源として適用することもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のステップモータ用ボビンの製造方法とその製造に用いる成形型によれば、成形型の位置決め部材に第1〜第4のヨークを連続的にセットさせるようにしたので、成形工数を削減し、成形サイクルを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるステップモータを備える流量制御弁を示す断面図である。
【図2】ボビンを示す側面図である。
【図3】ボビンを示す断面図である。
【図4】位置決め部材と第1〜第4のヨークと端子との関係を示す分解斜視図である。
【図5】ヨークを示す平面図である。
【図6】第1〜第4のヨークの組付関係を示す説明図である。
【図7】成形型の要部を示す断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視平面図である。
【図9】成形型に端子をセットした状態を示す要部断面図である。
【図10】成形型に第1のヨークをセットした状態を示す要部断面図である。
【図11】成形型に第2のヨークをセットした状態を示す要部断面図である。
【図12】成形型に第3のヨークをセットした状態を示す要部断面図である。
【図13】成形型に第4のヨークをセットした状態を示す要部断面図である。
【図14】第1の補助型を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図15】第2の補助型を閉じた状態を示す要部断面図である。
【図16】成形型の変更例を示す断面図である。
【図17】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
12 ステップモータ
20 ボビン
22 ヨーク
23 端子
227 連通溝(連通部)
228 連通孔(連通部)
40 成形型
41 主型
50 位置決め部材
61 中央型
221,222,223 位置決め溝(係合部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of manufacturing a bobbin for a step motor and a mold used for the manufacture.InRelated.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a manufacturing method in which a bobbin of a step motor (also referred to as a stepping motor) is integrally formed by synthetic resin molding is described in
The pair of left and right first
[0003]
In the mold open state of the
Next, after closing the pair of left and right first
Next, the step motor bobbin is integrally formed by injecting a synthetic resin into the
[0004]
Incidentally, the
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-153485 (refer to page 1-4, FIG. 1-8)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above-described
[0007]
The problem to be solved by the present invention is a method for manufacturing a bobbin for a step motor capable of reducing the number of molding steps and shortening the molding cycle, and a molding die used for the manufacturing method.TheIt is to provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The above-mentioned subject is a manufacturing method of a bobbin for a step motor having the structure described in the claims of the present invention, and a molding die used for the manufacturing methodInIt can be solved more.
That is, according to the manufacturing method of the bobbin for a step motor described in
[0009]
According to the manufacturing method of the bobbin for the step motor described in
[0010]
Further, according to the mold used for manufacturing the step motor bobbin described in
[0011]
Moreover, according to the mold used for manufacturing the step motor bobbin described in
[0012]
Further, according to the molding die used for manufacturing the step motor bobbin described in claim 5, since the tip end portion of the central die is formed in a tapered shape, the first to fourth yokes are temporarily assumed. Even if there is a slight misalignment in the set position, the central mold can be easily and smoothly inserted into those yokes.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In this embodiment, a step motor bobbin manufacturing method and a mold and a yoke used for manufacturing the step motor bobbin will be described. For convenience of explanation, a flow control valve including a step motor, and the step motor bobbin are described. The yoke, the mold, and the manufacturing method will be described in this order.
[0018]
First, a flow control valve provided with a step motor will be described. As the flow control valve in the present embodiment, an idle speed control valve using a step motor as an actuator is exemplified. As shown in FIG. 1, the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
2 and 3, the
[0022]
As shown in FIGS. 2 and 3, the base end portion of the terminal 23 (in FIG.underEnd portion) is embedded in the
[0023]
The above-described flow control valve 10 (see FIG. 1) is installed with a mounting
[0024]
Next, the operation of the above-described
[0025]
Next, the
[0026]
The
[0027]
As shown in FIG. 4, the first yoke 22 (1) is disposed with the
[0028]
Furthermore, since the number of
[0029]
As shown in FIG. 5, the first to
[0030]
When the
Thus, by fitting the first to fourth yokes 22 (1) to (4) to the
[0031]
That is, the
Further, the
Further, the
Furthermore, the groove width H1 of the
H1> H2> H3
It is formed to satisfy the relationship.
The first to
[0032]
Further, as shown in FIG. 5, the center line C4 of the first
Further, the center line C5 of the second coil
[0033]
As shown in FIG. 5, the groove width H4 of the first coil
H4 = H5 ≧ H1
It is formed to satisfy the relationship. In addition, each groove width H4 and groove width H5 of the coil
[0034]
Further, an appropriate number (two are shown in FIG. 5) of notched groove-like communication grooves positioned on the center line C5 of the second coil
In addition, the
In FIG. 4, the
[0035]
Next, the molding die 40 used for manufacturing the step motor bobbin 20 (see FIGS. 2 and 3) will be described. As shown in FIG. 7, the
[0036]
The
[0037]
Both the first auxiliary dies 44 are formed on the covering
[0038]
A semicircular arc
[0039]
As shown in FIG. 7, a
[0040]
The second
In addition, as shown in FIG. 7, the second
[0041]
As shown in FIG. 7, on the lower surface of the second
The second
The central
[0042]
As shown in FIG. 7, a pair of front and rear positioning members 50 (see FIG.8(See below) is standing upright. Each positioning
[0043]
As shown in FIG. 4, the lower portion of the positioning
A portion between the
Further, the tip portion on the upper side from the second stepped
[0044]
Next, the manufacturing method of the
[0045]
Next, as shown in FIG. 10, the
[0046]
Next, as shown in FIG. 11, the
[0047]
Next, as shown in FIG. 12, the
[0048]
Next, as shown in FIG. 13, the
[0049]
As described above, the first to fourth yokes 22 (1) to (4) are positioned at predetermined positions in the height direction and the circumferential direction by fitting so as to be sequentially stacked on the positioning
[0050]
Next, as shown in FIG. 14, the pair of left and right first
In addition, the second groove 45 (2) (see FIG. 7) in the first
In addition, the third groove 45 (3) (see FIG. 7) in the first
[0051]
Next, as shown in FIG. 15, the second
[0052]
Thereafter, synthetic resin (specifically, molten synthetic resin) is injected into the
[0053]
Further, after the synthetic resin injected into the
[0054]
According to the manufacturing method of the
[0055]
In addition, according to the bobbin manufacturing method and the
[0056]
Further, according to the above-described molding die 40, the tip end portion of the
[0057]
Further, since the third
[0058]
Further, according to the
[0059]
Further, positioning grooves (engagement portions) 221, 222, 223 of the yoke 22HasTherefore, the first to fourth yokes 22 (1) to (4)InEach dedicated4 typesPositioning grooveTheCompared with the case where it is provided, there are three types of engaging portions of the yoke 22That is, the
[0060]
Further, the synthetic resin is filled on both the front and back surfaces through the
Further, regarding the second and third yokes 22 (2) and (3), when the
[0061]
Moreover, the said shaping | molding die 40 can be changed as shown, for example in FIG. That is, both the first
[0062]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications can be made without departing from the gist of the present invention. For example, in the above-described embodiment, the
[0063]
【The invention's effect】
As described above, the manufacturing method of the step motor bobbin of the present invention and the mold used for the manufacturing methodInAccordingly, since the first to fourth yokes are continuously set on the positioning member of the mold, the number of molding steps can be reduced and the molding cycle can be shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a flow control valve including a step motor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a bobbin.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a bobbin.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a relationship among a positioning member, first to fourth yokes, and terminals.
FIG. 5 is a plan view showing a yoke.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an assembly relationship of first to fourth yokes.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the main part of the mold.
8 is a plan view taken along line VIII-VIII in FIG.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a principal part showing a state where terminals are set in a mold.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a principal part showing a state in which a first yoke is set in a mold.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the main part showing a state in which the second yoke is set in the mold.
FIG. 12 is a cross-sectional view of the main part showing a state in which a third yoke is set in the mold.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a principal part showing a state in which a fourth yoke is set in a molding die.
FIG. 14 is a cross-sectional view of the main part showing a state in which the first auxiliary mold is closed.
FIG. 15 is a cross-sectional view of the main part showing a state in which the second auxiliary mold is closed.
FIG. 16 is a cross-sectional view showing a modified example of the mold.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing a conventional example.
[Explanation of symbols]
12 Step motor
20 bobbins
22 York
23 terminals
227 Communication groove (communication part)
228 communication hole (communication part)
40 Mold
41 Main type
50 Positioning member
61 Central type
221, 222, 223 Positioning groove (engagement part)
Claims (5)
前記第1〜第4のヨークは、ほぼ円環板状をなす基板部と、その基板部の内周縁からほぼ直角に折り曲げられたほぼテーパ状の複数の磁極歯とを有し、
前記第1のヨークは磁極歯を上向きに配置され、前記第2のヨークは磁極歯を下向きにかつその磁極歯が前記第1のヨークの磁極歯の相互間に位置するように配置され、前記第3のヨークは磁極歯を上向きにして前記第2のヨーク上に背合わせ状に配置され、前記第4のヨークは磁極歯を下向きにかつその磁極歯が前記第3のヨークの磁極歯の相互間に位置するように配置されることで、前記第1〜第4の全てのヨークを順に積み上げるようにして前記位置決め部材に連続的に嵌合した後に、前記第1の補助型を型閉じし、その後、前記第2の補助型を閉じることで、前記中央型が前記第4のヨークの中央孔、前記第3のヨークの中央孔、前記第2のヨークの中央孔、前記第1のヨークの中央孔へ順に挿入された状態で前記成形型内に合成樹脂を注入してボビンを一体成形する
ステップモータ用ボビンの製造方法。The forming die includes a main die provided with a central auxiliary die for forming the outer surface of the end plate portion of the bobbin, and a pair of left and right first auxiliary members provided so as to be opened and closed in the left-right direction and forming the outer surface of the bobbin. And a central mold that is provided so as to be movable up and down and that projects downward and is a mold that closes the upper surface of the cavity formed by closing the molds of the first auxiliary molds and that molds the inner surface of the end plate portion It comprises a second auxiliary comprising, a pair of positioning members before and after holding the first to fourth yoke in a predetermined position in the mold open state,
The first to fourth yokes have a substantially annular plate-shaped substrate portion and a plurality of substantially tapered magnetic pole teeth bent substantially at right angles from the inner periphery of the substrate portion,
The first yoke is disposed with the magnetic pole teeth facing upward, the second yoke is disposed with the magnetic pole teeth facing downward and the magnetic pole teeth positioned between the magnetic pole teeth of the first yoke, and The third yoke is arranged back-to-back on the second yoke with the magnetic pole teeth facing upward, the fourth yoke has the magnetic pole teeth facing downward and the magnetic pole teeth of the magnetic pole teeth of the third yoke. The first auxiliary mold is closed after the first to fourth yokes are successively fitted to the positioning member so as to be stacked in order by being arranged so as to be positioned between each other. Then, by closing the second auxiliary die, the central die becomes a central hole of the fourth yoke, a central hole of the third yoke, a central hole of the second yoke, and the first hole. synthetic resin into the mold while being inserted sequentially into the central hole of the yoke Method of manufacturing a bobbin stepper motor integrally molded injected into the bobbin.
前記第1〜第4のヨークは、ほぼ円環板状をなす基板部と、その基板部の内周縁からほぼ直角に折り曲げられたほぼテーパ状の複数の磁極歯とを有し、
前記第1のヨークは磁極歯を上向きに配置され、前記第2のヨークは磁極歯を下向きにかつその磁極歯が前記第1のヨークの磁極歯の相互間に位置するように配置され、前記第3のヨークは磁極歯を上向きにして前記第2のヨーク上に背合わせ状に配置され、前記第4のヨークは磁極歯を下向きにかつその磁極歯が前記第3のヨークの磁極歯の相互間に位置するように配置されることで、前記第1〜第4の全てのヨークを順に積み上げるようにして前記位置決め部材に連続的に嵌合した後に、前記第1の補助型を型閉じし、その後、前記第2の補助型を閉じることで、前記中央型が前記第4のヨークの中央孔、前記第3のヨークの中央孔、前記第2のヨークの中央孔、前記第1のヨークの中央孔へ順に挿入された状態で前記成形型内に合成樹脂を注入してボビンを一体成形する
ことを特徴とするステップモータ用ボビンの製造に用いる成形型。 A main mold having a central auxiliary mold for molding the outer surface of the end plate portion of the bobbin, a pair of left and right first auxiliary molds which are provided so as to be openable and closable in the left-right direction, and mold the outer surface of the bobbin; A second mold comprising a central mold that is movably provided and projects downward with a mold that closes the upper surface of the cavity formed by mold closing of the first auxiliary molds and that molds the inner surface of the end plate portion; comprising an auxiliary mold, a pair of positioning members before and after holding the first to fourth yoke in a predetermined position in the mold open state,
The first to fourth yokes have a substantially annular plate-shaped substrate portion and a plurality of substantially tapered magnetic pole teeth bent substantially at right angles from the inner periphery of the substrate portion,
The first yoke is disposed with the magnetic pole teeth facing upward, the second yoke is disposed with the magnetic pole teeth facing downward and the magnetic pole teeth positioned between the magnetic pole teeth of the first yoke, and The third yoke is arranged back-to-back on the second yoke with the magnetic pole teeth facing upward, the fourth yoke has the magnetic pole teeth facing downward and the magnetic pole teeth of the magnetic pole teeth of the third yoke. The first auxiliary mold is closed after the first to fourth yokes are successively fitted to the positioning member so as to be stacked in order by being arranged so as to be positioned between each other. Then, by closing the second auxiliary die, the central die becomes a central hole of the fourth yoke, a central hole of the third yoke, a central hole of the second yoke, and the first hole. synthetic resin into the mold while being inserted sequentially into the central hole of the yoke The injected mold used for manufacturing the bobbin stepper motor, which comprises integrally forming the bobbin.
前記第1〜第4のヨークの積み上げに先立って、前記差込溝に前記端子を差込みによりセットすることで、前記端子を前記ボビンの端板部に一体化する
ことを特徴とする請求項3に記載のステップモータ用ボビンの製造に用いる成形型。An insertion groove for inserting a terminal located on the lower side of the first yoke is formed on the upper surface of the central auxiliary mold ,
Prior to stacking the first to fourth yokes, the terminal is integrated into the end plate portion of the bobbin by setting the terminal in the insertion groove by insertion.
A mold for use in manufacturing a step motor bobbin according to claim 3.
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