JP4120967B2 - ネットワークを中継した2点間の通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワーク間の通信に利用する。特に、ネットワーク間にさらに中継のネットワークが介挿された場合の通信手順に関する。
【0002】
【従来の技術】
それぞれアドレス体系を持つ複数のネットワークの内部にそれぞれ通信ノードが存在し、その通信ノード同士が通信を行うためには、アドレスが重複しないようにネットワーク間であらかじめ調整を図る必要がある。
【0003】
また、アドレスが重複しないようにネットワーク間であらかじめ調整を図らなくても自動的にアドレスの重複を回避する技術が提案されている(例えば、特願2001−347813号(本願出願時に未公開)参照)。この方式を図7を参照して簡単に説明する。図7はアドレス衝突防止方式を説明するための図である。図7に示すネットワークNW#1の通信ノード#11とネットワークNW#2の通信ノード#21とが互いに通信を行う場合には、ネットワーク間に設けられたゲートウェイGWにより双方のアドレス体系が衝突しないように調整が図られる。
【0004】
図7の例では、通信ノード#11、#21、#31のアドレスが共にAである。この場合には、通信ノード#11から#21に向かう通信では、ゲートウェイGW#21により宛先アドレスとして2aが割当てられる。さらに、送出元アドレスAは、ゲートウェイGW#21のアドレスに置き替えられる。また、通信ノード#21から#11に向かう通信では、ゲートウェイGW#11により宛先アドレスとして1aが割当てられる。さらに、送出元アドレスAは、ゲートウェイGW#11のアドレスに置き替えられる。これにより、同じアドレス体系を持つネットワークNW#1および#2間の通信が可能となる。
【0005】
同様に、ネットワークNW#2と#3との間の通信についても通信ノード#21から#31に向かう通信では、ゲートウェイGW#31により宛先アドレスとして3aが割当てられる。さらに、送出元アドレスAは、ゲートウェイGW#31のアドレスに置き替えられる。また、通信ノード#31から#21に向かう通信では、ゲートウェイGW#22により宛先アドレスとして2aが割当てられる。さらに、送出元アドレスAは、ゲートウェイGW#22のアドレスに置き替えられる。これにより、同じアドレス体系を持つネットワークNW#2および#3間の通信が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のネットワーク間の通信では、重複したアドレス体系を持つネットワークの間にもう一つ別の重複したアドレス体系を持ったネットワークを経由した場合に、双方の通信ノードからの通信は間のネットワークから外にルーティングすることができないため、通信することが不可能である。
【0007】
すなわち、図7の例では、ネットワークNW#1の通信ノード#11とネットワークNW#3の通信ノード#31とが通信を行おうとしても各ネットワーク間に配置されたゲートウェイGWは自己が直接関わるネットワークに関する情報しか持っておらず、通信ノード#11と#31との間の通信に用いるアドレス変換情報その他の必要な情報を知ることができないため、通信は不可能である。
【0008】
すなわち、ネットワークNW*0とネットワークNW*1との組(*=0、1、2、…)が複数あるとき、アドレスの重複があり得るが、それらを単一の中継ネットワーク経由で接続する場合に、中継ネットワークでは、これらの複数のネットワーク間の通信を中継するための情報を全て保持することは実際には困難である。
【0009】
本発明は、このような背景に行われたものであって、重複したアドレス体系のネットワークの間に別の重複したアドレス体系を持つネットワークを経由した場合においても双方の通信ノードの間で通信を行うことができる通信システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、二つの重複したアドレス体系を持つネットワークの間にもう一つの異なる重複したアドレス体系を持つネットワークが存在したとき、それぞれのネットワークのアドレス帯が衝突した場合でも、このネットワークを経由してそれぞれのネットワーク内部の通信ノード同士が通信することができるような仕組みを特徴としている。
【0011】
すなわち、通信が経由するネットワークには、それぞれアドレス体系を持つ一つまたは複数のネットワークが各ネットワーク向けの子中継装置によって接続されており、そのネットワークのうち、通信を開始する通信ノードが宛先としているネットワークを指定して通信を行う。
【0012】
通信が経由するネットワークには通信を開始する通信ノードが存在するネットワークからの通信を接続する親中継装置を設置し、親中継装置から宛先のネットワークに向けた子中継装置の間では、通信ノード同士の通信に用いられるパケットを、親中継装置と子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングしてトンネルを構築する。
【0013】
通信が経由するネットワークには親中継装置に接続してきた通信ノードのユーザを認証する認証サーバを設置する。さらに、認証サーバにより認証されたユーザの通信宛先となるネットワークに対応して設けられた子中継装置のアドレス情報と、当該ネットワークの名前解決ノードのアドレス情報と、当該ネットワークのアドレス体系に含まれるあらかじめネットワーク毎にプールしてあるアドレス群とをプールしておき、親中継装置に接続してきた通信ノードが宛先としているネットワークに関するそれらの情報を親中継装置に提供するアドレス情報を提供する手段(アドレス情報提供装置)を設置する。
【0014】
これにより、重複するアドレス体系のネットワークの間に別の重複するアドレス体系を持つネットワークを経由した場合においても双方の通信ノードの間で通信を行うことができる。
【0015】
なお、本明細書では、本発明の特徴をわかりやすく説明するために、重複するアドレス体系を有するネットワークを例にとり説明を行う場合があるが、本発明の適用範囲をこれに限定するものではなく、アドレス体系の重複の有無に関わらず本発明を適用することができる。
【0016】
すなわち、本発明の第一の観点は通信システムであって、本発明の特徴とするところは、それぞれアドレス体系を有する第一、第二、第三のネットワークが設けられ、前記第一および第三のネットワークには、それぞれ第一および第三の通信ノードが設置され、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信を前記第二のネットワークを介して中継する手段を備え、この中継する手段は、前記第三のネットワークに対応して設けられた子中継装置と、前記第一のネットワークに接続された親中継装置と、前記第一の通信ノードのユーザを認証する認証サーバと、前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段とを備え、前記アドレス情報を提供する手段は、前記認証サーバにより認証された前記第一の通信ノードのユーザの通信宛先となる前記第三のネットワークに対応して設けられた前記子中継装置のアドレス情報と、名前解決ノードのアドレス情報と、当該第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報とを前記親中継装置に提供する手段を含み、前記親中継装置は、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する手段と、前記提供する手段から提供された前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスを変換する手段と、この変換する手段により発アドレスが変換された前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する手段とを備えたところにある。
【0017】
このように、第一のネットワークと第三のネットワークとの間に介在する第二のネットワーク上は、トンネリング転送によりパケットを転送するため、第一の通信ノードまたは第三の通信ノードからみると、第二のネットワークの存在は見えないので、中継ネットワークが介在しても通信ノード相互間では、中継ネットワークの介在を意識することなく通信を行うことができる。
【0018】
さらに、前記第一の通信ノードは、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段を備えることが望ましい。
【0019】
あるいは、前記第一の通信ノードは、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、この変換する手段により着アドレスが変換されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する手段とを備えることもできる。
【0020】
これによれば、第一のネットワークのパケット転送における制約を少なくすることができる。例えば、第一のネットワークとはレイヤの異なるパケットの転送も行うことができる。
【0021】
このときには、前記親中継装置は、前記第一の通信ノードによりカプセリングされた前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットをデカプセリングする手段を備え、前記発アドレスを変換する手段は、このデカプセリングする手段によりデカプセリングされた前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスを前記提供する手段から提供された前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段を備えることが望ましい。
【0022】
あるいは、前記親中継装置は、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する手段と、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する手段とを備え、前記第一の通信ノードは、自通信ノードの前記第三のネットワークにおけるアドレスを自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスとして設定する手段と、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、この変換する手段および前記発アドレスとして設定する手段により前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する手段とを備え、前記親中継装置は、前記カプセリングする手段によりカプセリングされたパケットをデカプセリングして前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを取り出して前記トンネリング転送する手段により前記第二のネットワーク上を転送させる手段を備えることもできる。
【0023】
これによれば、第一の通信ノードで、第三のネットワークにおける発アドレスおよび着アドレスの両方を設定してしまうので、親中継装置の処理を簡単化することができる。また、親中継装置が保持しておくアドレス情報も少なくできるので、親中継装置では、記憶リソースを有効利用できる。
【0024】
前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報は、前記第三のネットワークのアドレス体系に含まれるあらかじめネットワーク毎にプールしてあるアドレス群であったり、あるいは、事前に各ユーザ毎に決められているアドレスであることができる。事前に各ユーザ毎に決められているアドレスを使用すると、それを調べることにより、どのユーザからのアクセスなのかを特定できる利点がある。
【0025】
また、前記アドレス情報を提供する手段は、前記子中継装置のアドレス情報に替えて、前記子中継装置に割当てられたタグ情報を提供する手段を備え、前記親中継装置は、前記トンネリング転送する手段に替えて、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットに、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のタグ情報に基づくタグを付与して自親中継装置と前記子中継装置との間を転送させる手段を備えることもできる。
【0026】
これによれば、本発明をトンネリング転送という転送方法に限定することなく、広く適用することができる。
【0027】
本発明の第二の観点は、本発明の通信システムに設けられ、前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段を備えたアドレス情報提供装置であって、本発明の特徴とするところは、前記認証サーバにより認証された前記第一の通信ノードのユーザの通信宛先となる前記第三のネットワークに対応して設けられた前記子中継装置のアドレス情報と、名前解決ノードのアドレス情報と、当該第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報とを前記親中継装置に提供する手段を備えたところにある。
【0028】
本発明の第三の観点は、本発明の通信システムに設けられ、前記第一のネットワークに接続された親中継装置であって、本発明の特徴とするところは、前記提供する手段により提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する手段と、前記提供する手段により提供された前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスを変換する手段と、この変換する手段により発アドレスが変換された前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段により提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する手段とを備えたところにある。
【0029】
さらに、前記第一の通信ノードによりカプセリングして転送された前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットをデカプセリングする手段を備え、前記発アドレスを変換する手段は、このデカプセリングする手段によりデカプセリングされた前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスを、前記提供する手段により提供された前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段を備えることもできる。
【0030】
あるいは、本発明の親中継装置は、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する手段と、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する手段と、前記第一の通信ノードによりカプセリングして転送されたパケットをデカプセリングして前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを取り出して前記トンネリング転送する手段により前記第二のネットワーク上を転送させる手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】
また、本発明のアドレス情報提供装置は、前記子中継装置のアドレス情報に替えて、前記子中継装置に割当てられたタグ情報を提供する手段を備えることもできる。このときには、本発明の親中継装置は、前記トンネリング転送する手段に替えて、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットに、前記提供する手段により提供された前記子中継装置のタグ情報に基づくタグを付与して自親中継装置と前記子中継装置との間を転送させる手段を備えることもできる。
【0032】
本発明の第四の観点は、本発明の通信システムに適用される前記第一の通信ノードであって、本発明の特徴とするところは、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段を備えたところにある。
【0033】
さらに、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、この変換する手段により着アドレスが変換されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する手段とを備えることもできる。
【0034】
あるいは、本発明の第一の通信ノードは、自通信ノードの前記第三のネットワークにおけるアドレスを自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスとして設定する手段と、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、この変換する手段および前記発アドレスとして設定する手段により前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】
本発明の第五の観点は、本発明の通信システムに設けられ、前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段を備えたアドレス情報提供装置に適用されるプログラムである。
【0036】
ここで、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、前記認証サーバにより認証された前記第一の通信ノードのユーザの通信宛先となる前記第三のネットワークに対応して設けられた前記子中継装置のアドレス情報と、名前解決ノードのアドレス情報と、当該第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報とを前記親中継装置に提供する機能を実現させるところにある。
【0037】
あるいは、本発明のプログラムは、本発明の通信システムに設けられ、前記第一のネットワークに接続された親中継装置に適用されるプログラムである。
【0038】
ここで、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、前記提供する手段により提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する機能と、前記提供する手段により提供された前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスを変換する機能と、この変換する機能により発アドレスが変換された前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段により提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する機能とを実現させるところにある。
【0039】
さらに、前記第一の通信ノードによりカプセリングして転送された前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットをデカプセリングする機能を実現させ、前記発アドレスを変換する機能として、このデカプセリングする機能によりデカプセリングされた前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスを、前記提供する手段により提供された前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する機能を実現させることもできる。
【0040】
あるいは、本発明のプログラムは、本発明の通信システムに設けられ、前記第一のネットワークに接続された親中継装置に適用されるプログラムである。
【0041】
ここで、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する機能と、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する機能と、前記第一の通信ノードによりカプセリングして転送されたパケットをデカプセリングして前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを取り出して前記トンネリング転送する機能により前記第二のネットワーク上を転送させる機能とを実現させるところにある。
【0042】
前記アドレス情報提供装置に適用されるプログラムは、前記子中継装置のアドレス情報に替えて、前記子中継装置に割当てられたタグ情報を提供する機能を実現させることもできる。
【0043】
このときには、前記親中継装置に適用されるプログラムは、前記トンネリング転送する機能に替えて、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットに、前記提供する機能により提供された前記子中継装置のタグ情報に基づくタグを付与して自親中継装置と前記子中継装置との間を転送させる機能を実現させることが望ましい。
【0044】
あるいは、本発明のプログラムは、本発明の通信システムに適用される前記第一の通信ノードに適用されるプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する機能を実現するところにある。
【0045】
さらに、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する機能と、この変換する機能により着アドレスが変換されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する機能とを実現させることもできる。
【0046】
あるいは、本発明のプログラムは、本発明の通信システムに適用される前記第一の通信ノードに適用されるプログラムであって、本発明の特徴とするところは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、自通信ノードの前記第三のネットワークにおけるアドレスを自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスとして設定する機能と、前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する機能と、この変換する機能および前記発アドレスとして設定する機能により前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する機能とを実現させるところにある。
【0047】
本発明の第六の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0048】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置を用いて、重複したアドレス体系のネットワークの間に別の重複したアドレス体系を持つネットワークを経由した場合においても双方の通信ノードの間で通信を行うことができる通信システムを実現することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
本発明実施形態の通信システムの構成を図1ないし図6を参照して説明する。図1は本発明実施形態を説明するためのネットワーク構成図である。図2は本発明実施形態を説明するための通信手順を示す図である。図3および図4は本発明実施形態のネットワークNW#1におけるパケット転送のバリエーションを説明するための図である。図5は本発明実施形態におけるタグを用いたパケット転送を説明するための図である。図6は本発明実施形態における逆方向のパケット転送を説明するための図である。
【0050】
本発明実施形態の通信システムは、図1に示すように、それぞれアドレス体系を有するネットワークNW#1、NW#2、NW#31、NW#32、NW#33が設けられ、ネットワークNW#1およびNW#31には、それぞれ通信ノード#11および#31が設置され、通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信をネットワークNW#2を介して中継する手段を備え、この中継する手段は、ネットワークNW#31、NW#32、NW#33に対応して設けられたルータ#1、#2、#3と、ネットワークNW#1に接続されたゲートウェイGWと、通信ノード#11のユーザを認証する認証サーバCと、ゲートウェイGWにアドレス情報を提供する手段とを備え、前記アドレス情報を提供する手段は、認証サーバCにより認証された通信ノード#11のユーザの通信宛先となるネットワークNW#31に対応して設けられたルータ#1のIPアドレスと、DNS(Domain Name Service)サーバのIPアドレスと、ネットワークNW#31のアドレス体系に基づくアドレス情報とをゲートウェイGWに提供する手段を含み、ゲートウェイGWは、前記提供する手段から提供されたDNSサーバのIPアドレスを通信ノード#11に通知する手段と、前記提供する手段から提供されたネットワークNW#31のアドレス体系に基づくアドレス情報により通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いるパケットの発アドレスを変換する手段と、この変換する手段により発アドレスが変換された通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供されたルータ#1のIPアドレスに基づき生成された自ゲートウェイGWとルータ#1との間を伝送されるパケットでカプセリングしてネットワークNW#2上をトンネリング転送する手段とを備えたことを特徴とする。
【0051】
なお、前記アドレス情報を提供する手段は、アドレス情報提供装置として独立したノードとし、ゲートウェイGWにアドレス情報を提供するために都合の良い位置に設けてもよいし、あるいは、認証サーバCまたはゲートウェイGWの一つの機能として設けることもできる。本発明実施形態では、アドレス情報提供装置の機能を認証サーバCが有するとして説明する。
【0052】
また、本発明実施形態では、アドレス情報提供装置(認証サーバC)がゲートウェイGWに、ルータ#1のIPアドレスを直接提供するとして説明するが、直接IPアドレスを提供しなくても、例えば、ルータ#1がこれから始まるパケット転送に関わるルータである旨の情報だけをゲートウェイGWに提供し、ゲートウェイGWの内部にルータ識別子とIPアドレスとの対応テーブルを設けておき、ゲートウェイGW自身がルータ#1のIPアドレスを間接的に導き出すという実施形態としてもよい。さらに、DNSサーバのIPアドレスについても同様である。
【0053】
また、本発明実施形態では、認証サーバCによる認証は、認証サーバCが保持する認証情報を用いて行うとして説明するが、各ネットワークには、図示していない他の認証サーバあるいは認証情報提供手段が設けられており、認証サーバCは、これらの他の認証サーバあるいは認証情報提供装置と連携して認証を行うこともできる。
【0054】
さらに、本発明実施形態では、アドレス情報提供装置または認証サーバCは、ネットワークNW#2に設けた例を示しているが、本発明におけるこれらの機能の設置位置を限定するものではなく、いずれの位置に設置してあってもこれらの機能を果たせればよい。
【0055】
また、通信ノード#11は、認証サーバCから提供されたDNSサーバのIPアドレスに基づきDNSサーバにアクセスして名前解決を行い自通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いるパケットの着アドレスをネットワークNW#31のアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段を備える(図2)。
【0056】
あるいは、通信ノード#11は、認証サーバCから提供されたDNSサーバのIPアドレスに基づきDNSサーバにアクセスして名前解決を行い自通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いるパケットの着アドレスをネットワークNW#31のアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、この変換する手段により着アドレスが変換されたパケットをゲートウェイGWのIPアドレス(1G)を着アドレスとするパケットによりカプセリングしてネットワークNW#1上をトンネリング転送する手段とを備える(図3)。
【0057】
このときには、ゲートウェイGWは、通信ノード#11によりカプセリングされた通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いるパケットをデカプセリングする手段を備え、前記発アドレスを変換する手段は、このデカプセリングする手段によりデカプセリングされた通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いるパケットの発アドレスを認証サーバCから提供されたネットワークNW#31のアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段を備える。
【0058】
あるいは、ゲートウェイGWは、認証サーバCから提供されたDSNサーバのIPアドレスを通信ノード#11に通知する手段と、通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いられるパケットを、認証サーバCから提供されたルータ#1のIPアドレスに基づき生成された自ゲートウェイGWとルータ#1との間を伝送されるパケットでカプセリングしてネットワークNW#2上をトンネリング転送する手段とを備え、通信ノード#11は、自通信ノード#1のネットワークNW#31におけるIPアドレスを自通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いるパケットの発アドレスとして設定する手段と、認証サーバCから提供されたDNSサーバのアドレスに基づきDNSサーバにアクセスして名前解決を行い自通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いるパケットの着アドレスをネットワークNW#31のアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、この変換する手段および前記発アドレスとして設定する手段によりネットワークNW#31における発着アドレスが設定されたパケットをゲートウェイGWのIPアドレス(1G)を着アドレスとするパケットによりカプセリングしてネットワークNW#1上をトンネリング転送する手段とを備え、ゲートウェイGWは、前記カプセリングする手段によりカプセリングされたパケットをデカプセリングして通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いられるパケットを取り出して前記トンネリング転送する手段によりネットワークNW#2上を転送させる手段を備える(図4)。
【0059】
ネットワークNW#31のアドレス体系に基づくアドレス情報は、ネットワークNW#31のアドレス体系に含まれるあらかじめネットワーク毎にプールしてあるアドレス群である。あるいは、事前に各ユーザ毎に決められているアドレスである。
【0060】
また、図5に示すように、認証サーバCは、ルータ#1のIPアドレスに替えて、ルータ#1に割当てられたタグ情報を提供する手段を備え、ゲートウェイGWは、前記トンネリング転送する手段に替えて、通信ノード#11と通信ノード#31との間の通信に用いられるパケットに、認証サーバCから提供されたルータ#1のタグ情報に基づくタグを付与して自ゲートウェイGWとルータ#1との間を転送させる手段を備えることもできる。
【0061】
また、ゲートウェイGWはネットワークNW#1およびNW#2の双方に図示されているが、本発明と直接関係するのはネットワークNW#2に設けられたゲートウェイGWであり、ネットワークNW#1に設けられたゲートウェイGWは従来どおりの処理を行うものとして扱う。したがって、通信ノード#11がパケットを転送する先のゲートウェイGWはネットワークNW#2の図示されたものであり、このIPアドレスはネットワークNW#1側からみた場合には(1G)とし、ネットワークNW#2内では(2G)とする。同様に、ネットワークNW#31〜#33に備えられたルータは本発明と直接関係なく、従来どおりの処理を行うものとして扱う。
【0062】
次に、本実施例の通信システムの動作を図2を参照して説明する。図1に示すネットワークNW#1の通信ノード#11は、ネットワークNW#31の通信ノード#31との通信を希望している。通信ノード#11では、通信ノード#31のドメイン名は知っているがIPアドレスは知らない。
(1)通信ノード#11は、通信ノード#31と通信を行うために通信ノード#31のドメイン名を利用して通信ノード#31のIPアドレスを問い合わせる。ネットワークNW#2の認証サーバCは、ゲートウェイGWを経由して通信ノード#11のユーザを認証し、この問い合わせは認証サーバCにより受け付けられる。
(2)認証サーバCは、自己が保持しているネットワークNW#3のDNSサーバのIPアドレスをゲートウェイGWに提供する。ゲートウェイGWは当該IPアドレスを通信ノード#11に通知する。通信ノード#11は通知されたIPアドレスに基づきネットワークNW#3のDNSサーバにアクセスしてDNSサーバから払い出された通信ノード#31のIPアドレス(3a)を取得する。なお、通信ノード#11とDNSサーバとの間のやりとりについては既知の技術であり図示は省略した。
(3)認証サーバCは、通信ノード#11が通信ノード#31と通信を行う準備として、ゲートウェイGWに対して通信ノード#11のネットワークNW#3におけるIPアドレス(1a)を通知する。このIPアドレス(1a)は認証サーバCに事前に設定されたネットワークNW#3に含まれるIPアドレス群プールの中から適当に払い出される場合と、このプールの中で事前に各ユーザ毎に割当てられているIPアドレスが払い出される場合との2つの方式がある。
(4)認証サーバCは、通信ノード#11が通信ノード#31と通信を行う準備として、ゲートウェイGWに対してネットワークNW#31に対応するルータ#1のネットワークNW#2側のインタフェースのIPアドレス(2R)を通知する。
(5)通信ノード#11は、通信ノード#31宛のパケットのDA(Destination Address)をDNSサーバから払い出されたIPアドレスである(3a)とし、SA(Source Address)をネットワークNW#1における自己のIPアドレスである(A)としてパケットを送出する。
(6)このパケットを受け取ったゲートウェイGWは、SAをネットワークNW#1のIPアドレスであるAからネットワークNW#3のIPアドレスである1aに変換することにより、このパケットをネットワークNW#31内を伝送可能なパケットとする。
(7)ゲートウェイGWは、自己のネットワークNW#2に属するIPアドレス(2G)と認証サーバCから提供されたルータ#1のネットワークNW#2側のインタフェースのIPアドレス(2R)とに基づき自ゲートウェイGWとルータ#1との間にVPNトンネルを構築する。なお、手順(3)と(4)、(6)と(7)の実行順序は、それぞれ順序が入れ替わってもよいし、あるいは、同時であってもよい。
【0063】
(8)ゲートウェイGWは、DA(3a)、SA(1a)のIPパケットをDA(2R)、SA(2G)のIPパケットでカプセリングする。
(9)カプセリングされたパケットは、VPNトンネルによりルータ#1までトンネリングされる。
(10)ルータ#1は、カプセリングされたIPパケットを受け取ると、デカプセリングを行い、DA(3a)、SA(1a)のIPパケットを取り出す。
(11)デカプセリングされたIPパケットはネットワークNW#31内へ転送される。
(12)通信ノード#31にIPパケットが到着する。
(13)SA(1a)として、事前に各ユーザ毎に割当てられたIPアドレスを使用している場合には、それを調べることでどのユーザからのアクセスなのかを特定することができる。
【0064】
次に、図2、図3および図4を参照してネットワークNW#1におけるパケット転送のバリエーションについて説明する。図2では、既に説明したように、通信ノード#11がDNSサーバにアクセスすることにより、名前解決を行い、パケットの着アドレスをネットワークNW#3におけるアドレスである(3a)に変換してゲートウェイGWにパケット転送を行っている。
【0065】
図3の例は、図2で説明したパケット転送をカプセリングを用いて行う例である。なお、通信ノード#11からみたゲートウェイGWのIPアドレスは(1G)とする。これによれば、例えば、ネットワークNW#1がIPレイヤよりも上位レイヤのOTN(Optical channel Transport Network)である場合でも、例えば、IPパケットをODU(Optical Data transport Unit)でカプセリングして転送するといった、異なるレイヤ間のパケット転送を整合させることが可能となる。
【0066】
図4の例では、通信ノード#11があらかじめネットワークNW#31における自己のIPアドレスを認識している例である。認識する方法としては、あらかじめ通信ノード#11内に、ネットワークNW#31における通信ノード#11のIPアドレスを設定しておいたり、あるいは、何らかの方法で通信シーケンス中に、ネットワークNW#31における通信ノード#11のIPアドレスを設定するなどの方法がある。そのようにして発アドレスおよび着アドレスの両方共にネットワークNW#31におけるIPアドレスに設定しておけば、ゲートウェイGWにおけるアドレス変換が不要となり、これにより、ゲートウェイGWにおいて保持すべきアドレス情報も低減できる。
【0067】
このように、発アドレスおよび着アドレスの両方共にネットワークNW#31におけるIPアドレスを設定したパケットは、そのままゲートウェイGWに転送すると、ゲートウェイGWでは、当該パケットの送出元を特定できないため、当該パケットをネットワークNW#1におけるIPアドレス(SA(A),DA(1G))を設定したパケットによりカプセリングしてゲートウェイGWに転送する。また、カプセリングを行うことにより、図3の例で説明したように、異なるレイヤ間のパケット転送を整合させることができる。
【0068】
また、図5に示すように、認証サーバCは、ルータ#1のIPアドレスに替えて、ルータ#1に割当てられたタグ情報を提供する手段を備え、ゲートウェイGWは、前記トンネリング転送する手段に替えて、前記変換する手段により発アドレスが変換された通信ノード#11と#31との間の通信に用いられるパケットに、認証サーバCから提供されたルータ#1のタグ情報に基づくタグを付与して自ゲートウェイGWとルータ#1との間を転送させる手段を備えることもできる。
【0069】
また、通信ノード#31から通信ノード#11へのIPパケットは以上説明したものと同じ手順により転送することができる。この場合には、図6に示すような構成になる。また、ルータとゲートウェイの双方の機能を併せ持つ装置を図1または図6のルータおよびゲートウェイの設置箇所に設けておけば、パケット転送方向に応じてルータまたはゲートウェイの機能を切替えることにより、双方向通信に対応することができる。この場合にはDNSサーバは、例えば、ネットワークNW#2に設けておき、ネットワークNW#1および#2の双方からアクセス可能としておけばよい。
【0070】
本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、上述の通信ノード#11、ゲートウェイGW、アドレス情報提供装置(認証サーバCに含まれる)として機能させるプログラムとして実現することができる。このプログラムは、記録媒体に記録されて情報処理装置にインストールされ、あるいは通信回線を介して情報処理装置にインストールされることにより当該情報処理装置をそれぞれ通信ノード#11、ゲートウェイGW、アドレス情報提供装置として機能させ、本発明実施形態の通信システムの構成装置として機能させることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、重複したアドレス体系のネットワークの間に別の重複したアドレス体系を持つネットワークを経由した場合においても双方の通信ノードの間で通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態を説明するためのネットワーク構成図。
【図2】本発明実施形態を説明するための通信手順を示す図。
【図3】本発明実施形態のネットワークNW#1におけるパケット転送のバリエーションを説明するための図。
【図4】本発明実施形態のネットワークNW#1におけるパケット転送のバリエーションを説明するための図。
【図5】本発明実施形態におけるタグを用いてパケット転送を説明するための図。
【図6】本発明実施形態における逆方向のパケット転送を説明するための図。
【図7】従来例を説明するためのネットワーク構成図。
【符号の説明】
#11、#21、#31 通信ノード
NW#1、NW#2、NW#31〜#33 ネットワーク
#1〜#3 ルータ
C 認証サーバ
GW ゲートウェイ
Claims (10)
- それぞれアドレス体系を有する第一、第二、第三のネットワークが設けられ、
前記第一および第三のネットワークには、それぞれ第一および第三の通信ノードが設置され、
前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信を前記第二のネットワークを介して中継する手段を備え、
この中継する手段は、
前記第三のネットワークに対応して設けられた子中継装置と、
前記第一のネットワークに接続された親中継装置と、
前記第一の通信ノードのユーザを認証する認証サーバと、
前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段と
を備え、
前記アドレス情報を提供する手段は、前記認証サーバにより認証された前記第一の通信ノードのユーザの通信宛先となる前記第三のネットワークに対応して設けられた前記子中継装置のアドレス情報と、名前解決ノードのアドレス情報と、当該第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報とを前記親中継装置に提供する手段を含み、
前記親中継装置は、
前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する手段と、
前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する手段と
を備え、
前記第一の通信ノードは、
自通信ノードの前記第三のネットワークにおけるアドレスを自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスとして設定する手段と、
前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、
この変換する手段および前記発アドレスとして設定する手段により前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する手段と
を備え、
前記親中継装置は、前記カプセリングする手段によりカプセリングされたパケットをデカプセリングして前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを取り出して前記トンネリング転送する手段により前記第二のネットワーク上を転送させる手段を備えた
ことを特徴とする通信システム。 - 前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報は、前記第三のネットワークのアドレス体系に含まれるあらかじめネットワーク毎にプールしてあるアドレス群である請求項1に記載の通信システム。
- 前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報は、事前に各ユーザ毎に決められているアドレスである請求項1に記載の通信システム。
- 前記アドレス情報を提供する手段は、前記子中継装置のアドレス情報に替えて、前記子中継装置に割当てられたタグ情報を提供する手段を備え、
前記親中継装置は、前記トンネリング転送する手段に替えて、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットに、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のタグ情報に基づくタグを付与して自親中継装置と前記子中継装置との間を転送させる手段を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - それぞれアドレス体系を有する第一、第二、第三のネットワークが設けられ、前記第一および第三のネットワークには、それぞれ第一および第三の通信ノードが設置され、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信を前記第二のネットワークを介して中継する手段を備え、この中継する手段は、前記第三のネットワークに対応して設けられた子中継装置と、前記第一の通信ノードのユーザを認証する認証サーバと、前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段とを備えた通信システムに設けられ、前記第一のネットワークに接続された親中継装置において、
前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する手段と、
前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する手段と、
前記第一の通信ノードにより前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットが自親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして転送されたパケットをデカプセリングして前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを取り出して前記トンネリング転送する手段により前記第二のネットワーク上を転送させる手段と
を備えたことを特徴とする親中継装置。 - 前記トンネリング転送する手段に替えて、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットに、前記提供する手段により提供された前記子中継装置のタグ情報に基づくタグを付与して自親中継装置と前記子中継装置との間を転送させる手段を備えた請求項5に記載の親中継装置。
- それぞれアドレス体系を有する第一、第二、第三のネットワークが設けられ、前記第一および第三のネットワークには、それぞれ第一および第三の通信ノードが設置され、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信を前記第二のネットワークを介して中継する手段を備え、この中継する手段は、前記第三のネットワークに対応して設けられた子中継装置と、前記第一のネットワークに接続された親中継装置と、前記第一の通信ノードのユーザを認証する認証サーバと、前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段とを備えた通信システムに適用される前記第一の通信ノードにおいて、
自通信ノードの前記第三のネットワークにおけるアドレスを自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスとして設定する手段と、
前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する手段と、
この変換する手段および前記発アドレスとして設定する手段により前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する手段と
を備えたことを特徴とする通信ノード。 - それぞれアドレス体系を有する第一、第二、第三のネットワークが設けられ、前記第一および第三のネットワークには、それぞれ第一および第三の通信ノードが設置され、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信を前記第二のネットワークを介して中継する手段を備え、この中継する手段は、前記第三のネットワークに対応して設けられた子中継装置と、前記第一の通信ノードのユーザを認証する認証サーバと、前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段とを備えた通信システムに設けられ、前記第一のネットワークに接続された親中継装置に適用されるプログラムにおいて、
情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報を前記第一の通信ノードに通知する機能と、
前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを、前記提供する手段から提供された前記子中継装置のアドレス情報に基づき生成された自親中継装置と前記子中継装置との間を伝送されるパケットでカプセリングして前記第二のネットワーク上をトンネリング転送する機能と、
前記第一の通信ノードにより前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットが自親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして転送されたパケットをデカプセリングして前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットを取り出して前記トンネリング転送する機能により前記第二のネットワーク上を転送させる機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記トンネリング転送する機能に替えて、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いられるパケットに、前記提供する機能により提供された前記子中継装置のタグ情報に基づくタグを付与して自親中継装置と前記子中継装置との間を転送させる機能を実現させる請求項8に記載のプログラム。
- それぞれアドレス体系を有する第一、第二、第三のネットワークが設けられ、前記第一および第三のネットワークには、それぞれ第一および第三の通信ノードが設置され、前記第一の通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信を前記第二のネットワークを介して中継する手段を備え、この中継する手段は、前記第三のネットワークに対応して設けられた子中継装置と、前記第一のネットワークに接続された親中継装置と、前記第一の通信ノードのユーザを認証する認証サーバと、前記親中継装置にアドレス情報を提供する手段とを備えた通信システムに適用される前記第一の通信ノードに適用されるプログラムにおいて、
情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
自通信ノードの前記第三のネットワークにおけるアドレスを自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの発アドレスとして設定する機能と、
前記提供する手段から提供された前記名前解決ノードのアドレス情報に基づき前記名前解決ノードにアクセスして名前解決を行い自通信ノードと前記第三の通信ノードとの間の通信に用いるパケットの着アドレスを前記第三のネットワークのアドレス体系に基づくアドレス情報により変換する機能と、
この変換する機能および前記発アドレスとして設定する機能により前記第三のネットワークにおける発着アドレスが設定されたパケットを前記親中継装置のアドレスを着アドレスとするパケットによりカプセリングして前記第一のネットワーク上をトンネリング転送する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。
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