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JP4121135B2 - ディジタルコンテンツ受信再生システム - Google Patents
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Description

この発明はディジタルコンテンツ受信再生システムに関し、特に、ディジタル放送信号を受信する際にデータ欠落が発生した場合の記録および再生を効率的に行うためのディジタルコンテンツ受信再生システムに関する。
放送および通信等のディジタルコンテンツの配信において、無線であれば、電波状況の悪化、有線であれば回線の輻輳等によるデータ廃棄により、受信側で受信および蓄積したデータに欠落が生じることがある。この欠落したデータを再生した際、データの欠落した部分で音飛びや映像の乱れが発生するが、音飛びや映像の乱れが発生した場合には、それが機器の故障等によるものではなく、蓄積データに欠落があったことをユーザに知らせることができることが望ましい。図10は、蓄積データに欠落があったことをユーザに知らせることが可能な従来システムのシステム構成を示した図である(例えば、特許文献1参照。)。
図10において、61はチューナ、62はTSデコーダ、63はCPU、64はディジタルインターフェース(以下、ディジタルI/F)、65は記録部、66は記録制御部、70および71はメモリ、80は映像デコーダ部、81は映像出力部、82は映像出力装置、90は音声デコーダ部、91は音声出力部、92は音声出力装置、10は合成部である。
次に動作について説明する。チューナ61は例えば放送衛星からの電波を受信、復調してデータストリームを取り出す。TSデコーダ62はデータストリームを解析し、必要な番組やコンテンツ等の映像や音声等に対応したメディア情報を分離する。分離された映像および音声の情報は、記録部65に蓄積される。蓄積される際のフォーマットを図11に示す。データの欠落があった箇所には、データ欠落があったことをシステムに単に検知させるためだけのスタッフィングデータである欠落情報を挿入し、記録部65に蓄積する。蓄積したコンテンツを再生する際は記録部65から該当するデータを読み出し、TSデコーダ62にて映像、音声、欠落情報を分離する。映像情報は映像デコーダ部80にて復号され、映像出力部81にて出力信号形式に変換され、映像出力装置82から映像として出力される。音声も同様に音声デコーダ90にて復号され、音声出力部91にて出力信号形式に変換され、音声出力装置92から音声として出力される。再生中に欠落情報が検出された際は、合成部10にて欠落のあったことをユーザに示すメッセージ(例えば、「12:00〜12:05の5分間、電波障害で記録できませんでした。現在、1分経過しましたので、正常な再生に戻るまで後4分かかります。」)を作成して表示する。
特開2003−319280号公報
しかしながら、従来のシステムは上記のように構成されており、蓄積するデータに欠落情報を挿入して蓄積しているため、記録容量を消費してしまうという問題点があった。また、ディジタルコンテンツ全体から見て、どの部分にどの程度欠落があったかを一目で把握できないという問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、蓄積するデータに欠落があった場合には記録容量を消費することなく、効率的に蓄積および再生を行うことが可能なディジタルコンテンツ受信再生システムを得ることを目的とする。
この発明は、ディジタルコンテンツを構成している1以上のTSパケットを受信するTSパケット受信手段と、上記TSパケットに受信した時刻を示すタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段と、上記タイムスタンプが付加された上記TSパケットを蓄積するTSパケット蓄積手段とを備えたディジタルコンテンツ受信再生システムであって、蓄積されたディジタルコンテンツの最初のTSパケットと最終のTSパケットに付加されているタイムスタンプをそれぞれ読み出し、タイムスタンプの差分から蓄積されたディジタルコンテンツの総再生時間を算出するコンテンツ総再生時間算出手段と、蓄積されたディジタルコンテンツのTSパケットを順に読み出して、先行のTSパケットと後続のTSパケットのタイムスタンプに基づいて、それらが連続したものか否かを判定し、連続でない場合には、欠落データが発生した欠落時間を算出する欠落時間算出手段と、上記後続のTSパケットのタイムスタンプから現在の再生進捗時間を算出する再生進捗時間算出手段と、上記総再生時間と上記再生進捗時間と上記欠落時間とを表示する進捗状況表示手段と、上記後続のTSパケットをデコードして出力するコンテンツ再生手段とを備えたことを特徴とするディジタルコンテンツ受信再生システムである。
この発明は、ディジタルコンテンツを構成している1以上のTSパケットを受信するTSパケット受信手段と、上記TSパケットに受信した時刻を示すタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段と、上記タイムスタンプが付加された上記TSパケットを蓄積するTSパケット蓄積手段とを備えたディジタルコンテンツ受信再生システムであって、蓄積されたディジタルコンテンツの最初のTSパケットと最終のTSパケットに付加されているタイムスタンプをそれぞれ読み出し、タイムスタンプの差分から蓄積されたディジタルコンテンツの総再生時間を算出するコンテンツ総再生時間算出手段と、蓄積されたディジタルコンテンツのTSパケットを順に読み出して、先行のTSパケットと後続のTSパケットのタイムスタンプに基づいて、それらが連続したものか否かを判定し、連続でない場合には、欠落データが発生した欠落時間を算出する欠落時間算出手段と、上記後続のTSパケットのタイムスタンプから現在の再生進捗時間を算出する再生進捗時間算出手段と、上記総再生時間と上記再生進捗時間と上記欠落時間とを表示する進捗状況表示手段と、上記後続のTSパケットをデコードして出力するコンテンツ再生手段とを備えたことを特徴とするディジタルコンテンツ受信再生システムであるので、蓄積するデータに欠落があった場合にも記憶容量を消費することなく、効率的に蓄積および再生を行うことが可能である。
実施の形態1.
この発明は、無線または有線で送信されるディジタルコンテンツを構成しているトランスポートストリーム(以下、TSとする。)の各TSパケットを順次受信して、それらのデータ蓄積において記憶容量を消費することなく、かつ、ユーザにデータの欠落があったことをわかりやすく通知することが可能なディジタルコンテンツ受信再生システムである。以下、この発明の実施の形態について説明する。
この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムのハードウエアにおける構成は、図10の構成から合成部10を除いたものと同様であるため、ここでは、図10を参照することとし、機能構成図のみを示すこととする。図1は、この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムの機能構成図を示したものである。図1に示すように、この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムは、ディジタルコンテンツを構成している1以上のTSパケットを受信するTSパケット受信手段1と、TSパケットを受信した時刻を示すタイムスタンプを当該TSパケットに付加するタイムスタンプ付加手段2と、記憶装置を有していて、タイムスタンプが付加されたTSパケットを当該記憶装置に蓄積するTSパケット蓄積手段3とを備えている。これにより、この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムは、コンテンツを構成しているすべてのTSパケットを続けて正常に受信できずに欠落データが発生した場合に、TSパケット蓄積手段に、正常に受信できたTSパケットのみを繋げて蓄積する。
また、この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムは、蓄積されたディジタルコンテンツの最初のTSパケットと最終のTSパケットに付加されているタイムスタンプをそれぞれ読み出し、それらのタイムスタンプの差分から蓄積されたディジタルコンテンツの総再生時間を算出するコンテンツ総再生時間算出手段4と、蓄積されたディジタルコンテンツのTSパケットを順に読み出して、先行のTSパケットと最新に読み出した現在の後続のTSパケットのタイムスタンプに基づいて、それらが連続したものか否かを判定し、連続でない場合には、欠落データが発生した時間的範囲を示す欠落時間を算出する欠落時間算出手段5と、最新に読み出した現在の後続のTSパケットのタイムスタンプから現在の再生進捗時間を算出する再生進捗時間算出手段6と、コンテンツの総再生時間と現在の再生進捗時間とTSパケットが欠落している欠落時間とを表示する進捗状況表示手段7と、最新に読み出した後続のTSパケットをデコードして出力するコンテンツ再生手段8とを備えている。
ハードウエアの構成について説明する。
TSパケット受信手段1は、図10のチューナ61において、アンテナ(図示省略)で受信したディジタル放送信号から、メモリ70内のプログラムに従って動作するCPU63の指令により、目的のコンテンツを選択し、復調処理や誤り訂正処理等を行ったトランスポートストリーム(以降、TSと略す)として出力するとともに、TSデコーダ62において、CPU63の指令に従って、TSからTSパケット単位の信号を分離・抽出して、映像パケットと音声パケットとに分けて出力するため、チューナ61とTSデコーダ62とCPU63とメモリ70から構成されている。
また、タイムスタンプ付加手段2は、TSデコーダ62において、メモリ70内のプログラムに従って動作するCPU63の指令に従って、CPU63に接続されている内部時計(図示省略)の時間を基に、受信した時刻のデータをタイムスタンプとして付加するので、TSデコーダ62とCPU63とメモリ70とから構成されている。
また、TSパケット蓄積手段3は、磁気ディスク等の記憶装置を有していて、TSデコーダ62から出力されたTSパケットをディジタルI/F64を介して記録部65に蓄積するとともに、当該記録部65はデータの入出力をメモリ71を作業領域として使用して動作する記録制御部66によって制御されているため、記録部65と記録制御部66とメモリ71とから構成されている。
また、コンテンツ総再生時間算出手段4、欠落時間算出手段5および再生進捗時間算出手段6は、ディジタルI/F64を介して、記録部65から読み出したTSパケットのタイムスタンプを用いて、メモリ70内のプログラムに従って動作するCPU63の指示に従って、TSデコーダ62において、コンテンツ総再生時間、欠落時間、再生進捗時間を算出するため、TSデコーダ62と、ディジタルI/F64と、CPU63と、メモリ70とから構成されている。
また、進捗状況表示手段7は、算出されたコンテンツ総再生時間、欠落時間、再生進捗時間に基づいて、メモリ70内のプログラムに従って動作するCPU63の指示に従って、TSデコーダ62および映像デコーダ部80において、後述するプログレスバー102を生成して、映像出力部81と映像出力装置82とによって、それを画面表示するため、TSデコーダ2と、映像デコーダ部80と、映像出力部81と、映像出力装置82とから構成されている。
また、コンテンツ再生手段8は、メモリ70内のプログラムに従って動作するCPU63の指示に従って、TSデコーダ62および映像デコーダ部80において、画面に表示する映像データを生成して、映像出力部81と映像出力装置82とによって、それを画面表示するとともに、メモリ70内のプログラムに従って動作するCPU63の指示に従って、TSデコーダ62および音声デコーダ部90において音声データを生成して、音声出力部91と音声出力装置92とによって、それを外部に出力するので、TSデコーダ62と、映像デコーダ部80と、映像出力部81と、映像出力装置82と、音声デコーダ部90と、音声出力部91と、音声出力装置92とから構成されている。
図2に、この発明の原理を示す構成を示す。図2(a)は、電波状況の悪化等により、データ欠落のあった放送ストリームの構成を示し、図2(b)は、この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムにおける蓄積コンテンツの構成を示している。図2(a)に示すように、放送ストリームは連続した複数のTSパケットから構成されている。このTSパケットのうちの×印がついている部分がデータ欠落しているTSパケットである。この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムにおいては、図2(b)に示すように、蓄積時には、TSパケットごとに、受信した時刻を示すタイムスタンプを付加して、蓄積する。また、図2(a)に示すようにデータ欠落が発生した場合は、従来システムのように欠落情報を挿入せずに、図2(b)に示すとおり、データ欠落の前後のストリームをそのまま繋げて蓄積する。
図3に、TSパケットの構成を示す。各TSパケットは、188バイトの固定長を有している。各TSパケットは、図3に示すように、4バイトのヘッダと、184バイトのペイロードから構成されている。ヘッダには、図3に示されるように、同期バイト(Sync byte)(8ビット)、誤り表示(Transport Error indicator)(1ビット)、ユニット開始表示(Payload unit Start indicator)(1ビット)等の同期情報や、各TSパケットの個別ストリームが映像であるか音声であるか等の属性を示すPID(Packet IDentifier)(13ビット)や、ペイロードのスクランブルの有無(Transport scramble control)(2ビット)やアダプテーションフィールドの有無(Adaptation Field)(2ビット)等を示す制御情報や、PID毎の連続性を示す連続性カウンタ(Continuity counter)(以下、コンティニュイティカウンタ)(4ビット)が埋め込まれている。また、ペイロードには、映像や音声等の情報データが含まれている。なお、コンティニュイティカウンタは、PID毎にインクリメント(1ずつ増加)され、一定の周期で元の値に初期化される。この例においては、コンティニュイティカウンタは、4ビットで構成されているので、16通りの値が一周期となり、16回目にインクリメントされると元の値に初期化される。このように、コンティニュイティカウンタは、各PIDごとに、連続した数値になっている。
この発明では、蓄積コンテンツを再生する際に、図4(b)に示すように、画面100に、映像を表示する映像表示部分101とともに、再生の進捗状況を示すためのプログレスバー102を表示する。プログレスバー102は、蓄積時にTSパケットに付加したタイムスタンプとコンティニュイティカウンタに基づいて、データ欠落の箇所および期間を算出し、図4(a)に示すように、コンテンツ全体の中で、どの部分に欠落があったかを示すものである。このようなプログレスバー102を表示することにより、ユーザに対して、蓄積したディジタルデータの中に、データ欠落のあったことをわかりやすく表示することができる。なお、プログレスバー102は、コンテンツの総再生時間分の長さを示す第1の帯102a部分と、現在の再生進捗時間分の長さを示す第2の帯102bと、第2の帯102b中で、データ欠落があった欠落時間分を強調表示する第3の帯102cとから構成され、帯グラフとしてそれらを表示している。第3の帯102cは、赤色の帯等の目立つ色にすると、ユーザが見つけやすく、ユーザに注意を促しやすいので望ましい。このように、プログレスバー102は、進捗状況表示手段として、欠落時間を、総再生時間に対する比率で表現するものであり、当該比率の表示を行う際には、当該比率を帯グラフにおける帯の長さにより表現するものである。
プログレスバー102について、さらに具体的に説明する。プログレスバー102における第1の帯102aの長さは、画面の大きさの制約があるため、コンテンツの総再生時間にかかわらず、常に一定である。従って、例えば、プログレスバー102の第1の帯102aの長さを例えば6cmとすると、コンテンツの総再生時間が60分の場合はそのうちの1cmが10分に相当し、コンテンツの総再生時間が120分の場合は1cmが20分に相当することになる。また、現在の再生進捗時間は、コンテンツの総再生時間を基準とした、それに対する比率により決定される長さに換算されて表示されるので、例えば、コンテンツの総再生時間が60分の場合で、そのうちの30分の再生が行われた時点では、プログレスバー102の第1の帯102aの長さを例えば6cmとすると、現在の再生進捗時間分の長さを示す第2の帯102bの長さは3cmとなり、そのうちの40分の再生が行われた時点では、第2の帯102bの長さは4cmとなる。また、第2の帯102b中に、データ欠落があった場合には、その部分だけを、第3の帯102cとして、色を変えて表示を行うが、この場合も同様に、コンテンツの総再生時間を基準とした、それに対する比率により決定される長さに換算されて表示されるので、例えば、コンテンツの総再生時間が60分の場合で、そのうちの30分の再生が行われた時点で、その中で、10分間と5分間のデータ欠落があったとすると、第1の帯102aの長さは6cm、第2の帯102bの長さは3cm、第3の帯102cの長さ(幅)はそれぞれ1cmと0.5cmになる。
なお、プログレスバー102における第1の帯102aの長さは、画面の大きさの制約があるため、コンテンツの総再生時間にかかわらず、常に一定であるため、例えば、コンテンツの総再生時間が360分の場合で、そのうちの30分の再生が行われた時点で、その中で、5分間のデータ欠落があったとすると、第1の帯102aの長さは6cm、第2の帯102bの長さは0.5cm、第3の帯102cの長さ(幅)は約0.08cmとなってしまう。そのため、この発明においては、第3の帯102cに関しては、その長さ(幅)に対する閾値を予め設定しておき、当該閾値以下の場合には、予め設定した所定の幅に変更して、第3の帯102cを表示するようにする。すなわち、上の例で、0.08cmではユーザが見えにくいので、閾値として、例えば、0.2cmを設定しておき、第3の帯102cの長さ(幅)が0.2cm以下の場合は、すべて0.2cmに変更して表示を行い、0.2cmより大きい場合には、そのままの長さ(幅)で表示を行うこととする。
この発明のディジタルコンテンツ受信再生システムにおける蓄積時の動作を示すフローチャートを図5に、再生時の動作を示すフローチャートを図6、図7、図8に示す。
図5に示すように、蓄積時は、TSパケット受信手段1が、チューナ61で受信したディジタル放送信号からCPU63の指令により目的のコンテンツを選択し、TSを構成しているTSパケットを順次受信し、タイムスタンプ付加手段2が、受信した時刻を表すタイムスタンプをTSパケットに付加し(ステップS1)、TSパケット蓄積手段3により当該TSパケットの蓄積を行う(ステップS2)。ユーザ等からの蓄積終了の指示があるか否かを確認し(ステップS3)、当該指示があるまで、受信データに対して順次上記の処理を繰り返し、一方、当該指示があったら、コンテンツの蓄積を終了する。
図6に示すように、再生時は、コンテンツ総再生時間算出手段4が、蓄積データの先頭のTSパケットに付加されているタイムスタンプと、最終のTSパケットに付加されているタイムスタンプを読み出し、時間の差分をとって再生した場合の総再生時間を算出する(ステップS10)。この時間はコンテンツの全体時間分の長さであるため、プログレスバー102を表示する際のコンテンツの全体時間分の長さを示す第1の帯102a部分がこの時間に対応し、進捗分の長さを決める際の比較データとして用いられる。次に、欠落時間算出手段5が、再生するメディア、例えば、音声メディアを示すPIDをもつTSパケットについて、TSパケットのヘッダに含まれるコンティニュイティカウンタおよびTSパケットに付加されたタイムスタンプを読み出し、次のパケットと比較するための前回の値(初期値)としてそれらを保持する(ステップS11,ステップS12)。次に、コンテンツ再生手段8が、上記TSパケットをデコードして出力する。その際に、進捗状況表示手段7が、プログレスバー102の表示を開始する(ステップS13)。但し、現在の再生進捗時間分の長さを示す第2の帯102bは0の表示とする(すなわち、第2の帯102bの長さは、この時点では、0cmである。)。
次に、欠落時間算出手段5が、図7に示すように、PIDで識別して、再生するメディア(この例の場合は、音声メディア)の次のTSパケットを読み出し、TSパケットのヘッダに含まれるコンティニュイティカウンタおよびTSパケットに付加されたタイムスタンプを読み出す(ステップS14,ステップS15)。次に、欠落時間算出手段5は、前回のコンティニュイティカウンタと読み出した現在のコンティニュイティカウンタを比較するとともに、前回のタイムスタンプと読み出した現在のタイムスタンプを比較し、それらの比較結果に基づいて、データ欠落があったかどうか判定する(ステップS16)。すなわち、前回のコンティニュイティカウンタと現在のコンティニュイティカウンタとが連続した値でない場合には、データ欠落があったことを意味する。また、コンティニュイティカウンタは4ビットから構成されているため、16通りの値をとり、17番目の値は1番目の値に初期化されるという周期を繰り返す。そのため、前回のコンティニュイティカウンタと現在のコンティニュイティカウンタとが連続した値であっても、1周期分のデータ欠落があった可能性があるため、タイムスタンプの差分に基づいて、当該可能性の有無を判定する。その結果、データ欠落あったと判定された場合は、欠落時間算出手段5が、タイムスタンプの差分からデータ欠落があった期間を算出し、再生進捗時間算出手段6が、読み出した現在のタイムスタンプに基づいて現在の再生進捗時間を算出して、それらの値を基に、進捗状況表示手段7が、プログレスバー102に、総再生時間を示す第1の帯102aの表示と、現在の再生進捗時間分の長さを示す第2の帯102bの表示と、データ欠落があったことを強調表示するための第3の帯102cによる表示を行う(ステップS17)。一方、データ欠落がないと判断された場合は、進捗状況表示手段7が、第3の帯102cを含まない正常なプログレスバー102の表示(すなわち、第1の帯102aと第2の帯102bのみの表示)を行うとともに、コンテンツ再生手段8がTSパケットをデコードして出力する(ステップS18)。
次に、欠落時間算出手段5が、図8に示すように、ユーザ等からの再生終了の指示があるか否かを判定し(ステップS19)、再生終了の指示があった場合には、再生を終了させる。一方、当該指示がない場合には、欠落時間算出手段5が、蓄積データが終了したか否かを判定し(ステップS20)、終了した場合には、再生を終了させる。一方、終了していない場合には、ステップS14に戻り、ユーザ等からの再生終了の指示あるいは蓄積データが終了するまで、ステップS14〜ステップS20の処理を繰り返す。
以上のように、本実施の形態においては、欠落データを除いて、正常に受信できたTSパケットだけを繋いで蓄積するようにしたので、不必要にメモリを消費することなく、効率的なコンテンツの蓄積が可能になる。また、再生時には、コンテンツの全体長と現在の再生進捗時間分の長さとをプログレスバー102として表示し、さらに、その内のデータ欠落があった部分を強調表示して、ユーザに知らせるようにしたので、ユーザは、映像の乱れや、異音や音とびが発生しても、機器の故障等ではなく、データに欠落があったことをプログレスバー102を参照することで一目でわかるので、ユーザの不安を解消することができる。また、データ欠落があった場合も、映像の再生が出来ずに真っ暗な画面を表示することなく、正常に受信できた部分だけを繋いで再生するため、無駄に時間を消費することもなく、効率的である。
実施の形態2.
実施の形態1では、プログレスバー102を用いて帯グラフとして、コンテンツの総再生時間分の長さを示す第1の帯102aと、現在の再生進捗時間分の長さを示す第2の帯102bと、第2の帯102b中で、データ欠落があった欠落時間分を強調表示する第3の帯102cとを表示する例について説明した。本実施の形態においては、図9(a)および(b)に示すように、時計202を用いて円グラフとして、コンテンツの総再生時間分の長さを示す第1の弧202aと、現在の再生進捗時間分の長さを示す第2の弧102bと、第2の帯102弧中で、データ欠落があった欠落時間分を強調表示する第3の弧102cとを表示する。この場合に、図9(a)に示すように、各弧202a,202b及び202cを矢印で表示してもよく、あるいは、図9(b)に示すように、各弧202a,202b及び202cだけでなく、それに対応する扇形を塗りつぶして、併せて表示するようにしてもよい。このように、本実施の形態においては、進捗状況表示手段として、総再生時間に対する欠落時間の比率の表示を行う際に、当該比率を円グラフにおける角度により表現するものである。また、必要に応じて、角度に対して予め閾値を設けておいて、当該角度が閾値以下であった場合には、その角度を予め設定された所定の角度に変更して上記比率を表示し、その角度が閾値より大きい場合には、その角度のまま上記比率を表示するようにしてもよい。他の構成および動作については、実施の形態1と同じであるため、ここでは、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態においても、上述の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
なお、上記の実施の形態1および2においては、進捗状況表示手段として、プログレスバー102または時計202により、欠落時間を総再生時間に対する比率に換算して長さまたは角度により表現する例について説明した。しかしながら、その場合に限らず、欠落時間を、現在の再生進捗時間に対する比率に換算して長さまたは角度により表現するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態1および2においては、総再生時間、再生進捗時間、および、欠落時間の3つを、プログレスバー102または時計202により表示する例について説明したが、その場合に限らず、総再生時間および欠落時間の2つのみ、あるいは、再生進捗時間および欠落時間の2つのみを、プログレスバー102または時計202により表示するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態においても、上述の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムの機能構成を示した機能構成図である。 この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムにおける動作原理を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムにおけるトランスポートストリーム(TS)とTSパケットの構成を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムにおける進捗状況表示手段の一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムの動作を示したフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムの動作を示したフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムの動作を示したフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るディジタルコンテンツ受信再生システムの動作を示したフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るディジタルコンテンツ受信再生システムにおける進捗状況表示手段の一例を示した説明図である。 従来システムの構成を示した構成図である。 従来システムにおける動作原理を示す説明図である。
符号の説明
1 TSパケット受信手段、2 タイムスタンプ付加手段、3 TSパケット蓄積手段、4 コンテンツ総再生時間算出手段、5 欠落時間算出手段、6 再生進捗時間算出手段、7 進捗状況表示手段、8 コンテンツ再生手段。

Claims (7)

  1. ディジタルコンテンツを構成している1以上のTSパケットを受信するTSパケット受信手段と、
    上記TSパケットに受信した時刻を示すタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加手段と、
    上記タイムスタンプが付加された上記TSパケットを蓄積するTSパケット蓄積手段と
    を備えたディジタルコンテンツ受信再生システムであって、
    蓄積されたディジタルコンテンツの最初のTSパケットと最終のTSパケットに付加されているタイムスタンプをそれぞれ読み出し、タイムスタンプの差分から蓄積されたディジタルコンテンツの総再生時間を算出するコンテンツ総再生時間算出手段と、
    蓄積されたディジタルコンテンツのTSパケットを順に読み出して、先行のTSパケットと後続のTSパケットのタイムスタンプに基づいて、それらが連続したものか否かを判定し、連続でない場合には、欠落データが発生した欠落時間を算出する欠落時間算出手段と、
    上記後続のTSパケットのタイムスタンプから現在の再生進捗時間を算出する再生進捗時間算出手段と、
    上記総再生時間と上記再生進捗時間と上記欠落時間とを表示する進捗状況表示手段と、
    上記後続のTSパケットをデコードして出力するコンテンツ再生手段と
    を備えたことを特徴とするディジタルコンテンツ受信再生システム
  2. 上記進捗状況表示手段は、上記欠落時間を、上記総再生時間および上記再生進捗時間のいずれか一方に対する比率で表現することを特徴とする請求項に記載のディジタルコンテンツ受信再生システム。
  3. 上記進捗状況表示手段は、上記比率の表示を行う際に、上記比率を長さにより表現するものであって、
    上記長さに対して予め閾値を設けておいて、
    上記長さが上記閾値以下であった場合には、上記長さを予め設定された所定の長さに変更して上記比率を表示し、
    上記長さが上記閾値より大きい場合には、上記長さで上記比率を表示する
    ことを特徴とする請求項に記載のディジタルコンテンツ受信再生システム。
  4. 上記進捗状況表示手段は、上記比率の表示を行う際に、上記比率を角度により表現するものであって、
    上記角度に対して予め閾値を設けておいて、
    上記角度が上記閾値以下であった場合には、上記角度を予め設定された所定の角度に変更して上記比率を表示し、
    上記角度が上記閾値より大きい場合には、上記角度で上記比率を表示する
    ことを特徴とする請求項に記載のディジタルコンテンツ受信再生システム。
  5. 上記TSパケットにはヘッダが設けられており、上記ヘッダ内には、上記TSパケットの連続性を示すための一定の周期でインクリメントされるコンティニュイティカウンタが設けられており、
    上記欠落時間算出手段は、上記タイムスタンプと上記コンティニュイティカウンタとに基づいて、先行のTSパケットと後続のTSパケットとが連続したものか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のディジタルコンテンツ受信再生システム。
  6. 上記進捗状況表示手段は、上記比率を帯グラフにより表示することを特徴とする請求項2または3項に記載のディジタルコンテンツ受信再生システム。
  7. 上記進捗状況表示手段は、上記比率を円グラフにより表示することを特徴とする請求項2または4のいずれか1項に記載のディジタルコンテンツ受信再生システム。
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