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JP4121232B2 - 重ね合わせ接着用シート及び重ね合わせ接着シートの作成方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2枚の紙片を重ね合わせて剥離可能に接着するとともに、適宜面には印刷及び/又は印字を施してなる、多くの情報を通知可能な重ね合わせ接着用シートとこの重ね合わせ接着用シートを用いた重ね合わせ接着シートの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における重ね合わせ接着シートは、複数枚の用紙を重ね合わせてなる、いわゆる多パーツの折りシートを折り重ねて剥離可能に接着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来例によると、折り重ねする際に、各パーツの所定の折り位置からずれて折られる、いわゆる折りずれを生じるという不都合がある。
【0004】
本発明は、このような不都合を解消して、多くの通知情報を表示でき、また、上下表出面に位置する紙片の剥離が容易で、折りずれを生じない重ね合わせ接着シートを作成するための重ね合わせ接着用シートと、このシートを用いた作成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本願発明の請求項1に記載した重ね合わせ接着用シートは、あらかじめ印刷及び/又は印字を施した上葉紙と下葉紙とを、重ね合わせて剥離可能に接着してなり、折り重ねた時に表出する部分に対応する上葉紙及び/又は下葉紙の折り位置にスリットを設け、折り重ね合わせ面には剥離可能な感圧性接着剤を塗布してなるものである。
【0006】
また、この目的を達成するために、本願発明の請求項2に記載した重ね合わせ接着シートの作成方法は、あらかじめ印刷及び/又は印字を施した上葉紙と下葉紙とを、重ね合わせて剥離可能に接着し、折り位置に対応して、折り重ねた時に表出する部分に対応する上葉紙及び/又は下葉紙に、換言すると、二つ折りの場合は表出面を形成する葉紙の折り位置に、また、三つ折りの場合は各葉紙の表出面と隠蔽面の境の折り位置にスリットを設け、必要に応じて前記上葉紙と前記下葉紙の表出面に印字を施した後、所定状態で、すなわちスリットが外側になるよう折り重ねて、折り重ね合わせ面を剥離可能に接着するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を重ね合わせ封書に適用した場合の好適な実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図1は上葉紙と下葉紙を剥離可能に接着して三つ折りしてなる重ね合わせ接着シートたる重ね合わせ封書の斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は上下の表出面を部分的に剥離した状態を示す重ね合わせ封書の斜視図、図4は重ね合わせ封書用シートである三つ折りする前の上葉紙と下葉紙との重ね合わせ接着状態を示す斜視図、図5は図4のB−B線断面図、図6は重ね合わせ封書用シートである上葉紙と下葉紙との重ね合わせ接着状態の参考例を示す概略的な断面図、図7は三つ折りして作成した重ね合わせ封書を示す概略的な断面図である。
【0008】
まず、図1及び図2に基づいて重ね合わせ封書の構成を説明する。重ね合わせ封書1は、折り用ミシン目8,9で折り重ねた重ね合わせ面を接着後に剥離可能な感圧性接着剤2で剥離可能に接着した二つ折り紙片3,4を、折り用ミシン目8,9が反対側に位置するように重ねて、互いに感圧性接着剤2で剥離可能に接着し、上下の表出面にほぼ同一大の紙片5,6を感圧性接着剤2で剥離可能に接着し、これら紙片3,4,5,6の各面には、各種情報7,7aを印刷及び/又は印字して表示している。通知情報7が宛名人によって異なる可変情報の場合は印字し、すべての宛名人に共通な固定情報の場合は印刷するもので、紙片5の表出面に表示した情報は印字した可変情報たる宛名情報7aである。
【0009】
上述の感圧性接着剤2は、印刷、印字が可能で、例えば、感圧性で一旦接着すると再剥離困難な非剥離性接着剤基剤に、この接着剤基剤に対して非親和性を示す微粒状充てん剤を配合してなるものが好適である。前記接着剤基剤としては、一般的な感圧性接着剤でよいが、具体的には、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性の点で好適である。
【0010】
一方、微粒状充てん剤としては、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシュウム、カオリン、活性白土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカなどが好適である。この微粒状充てん剤の配合割合によって、重ね合わせ接着面の剥離強度を調整する。
【0011】
本実施形態は以上のように構成したので、重ね合わせ封書1は、図1及び図2状態で通常の封書と同様に使用可能であり、この重ね合わせ封書1が郵送された宛名人は、各重ね合わせ面を剥離すれば、各重ね合わせ面に表示された通知情報7を視認することができる。この時、上下面に表出する各紙片5,6は、図3に示すように、それぞれ対応する折り用ミシン目8,9側から剥離すると、下の紙片3,4を一緒に摘んでしまう虞がなく、円滑に各紙片5,6を捲り上げて、剥離することができる。
【0012】
本実施形態では、重ね合わせ封書1の各重ね合わせ面を剥離すると、展開した二枚の二つ折り紙片3,4と、これら二つ折り紙片3,4のほぼ半分の大きさである二枚の紙片5,6との、4枚の紙片に分離するものである。
【0013】
続いて、上述した重ね合わせ封書1の作成方法を、図4及び図5を参照して説明する。重ね合わせ封書1を作成するための重ね合わせ封書用シート11は、上葉紙12と下葉紙13とを、各葉紙12,13の表裏面に塗布した感圧性接着剤2で剥離可能に接着してなる。この重ね合わせ封書用シート11は、図示してはいないが、天地方向に連続する連続用紙となっており、幅方向両側には移送用のマージナル孔16を等間隔に設けている。
【0014】
そして、上葉紙12と下葉紙13の表裏面には、重ね合わせて接着する前に、あらかじめ通知情報7を、固定情報の場合は印刷し、可変情報の場合は印字しておく。なお、重ね合わせ封書用シート11の表出面に印字する、宛名情報7aと可変情報たる通知情報7については、後に印字してもよい。
【0015】
次に、重ね合わせ封書用シート11の折り位置に対応して、上葉紙12と下葉紙13の表出面と隠蔽面の境にそれぞれ、他の葉紙12,13には及ばないようにスリット14,15を設け、他の葉紙12,13のスリット14,15に対応する位置には折り用ミシン目8,9(折り用ミシン目9については図2参照)を設ける。これによって、上葉紙12は、前記スリット14により、表出面を形成する紙片5と二つ折り紙片4とに区画され、下葉紙13は、前記スリット15により、表出面を形成する紙片6と二つ折り紙片3とに区画される。
【0016】
これらスリット14,15と折り用ミシン目8,9を設けた後に、上述したように、上葉紙12と下葉紙13の表出面に宛名情報7aと可変情報たる通知情報7を印字してもよいものである。
【0017】
そして、各スリット14,15が外側になるよう重ね合わせ封書用シート11をZ字状に折り重ね、感圧性接着剤2の接着条件である所定の圧を加えて、この重ね合わせ封書用シート11の重ね合わせ面を剥離可能に接着し、幅方向両端部のマージナル孔16部分を切断除去し、連続状態のシートを単片化して、図1及び図2に示す重ね合わせ封書1とするのである。
【0018】
この折り動作においては、折り位置の外側にスリット14,15が対応しているので、このスリット14,15によって、表出面を形成する紙片5,6と二つ折り紙片4,3とに分離区画され、上葉紙12と下葉紙13の間で折りずれを生じることがない。
【0019】
本実施形態では、上述したように、重ね合わせ封書1の各重ね合わせ面を剥離すると、展開した二枚の二つ折り紙片3,4と、二枚の紙片5,6とに分離するが、この分離を防ぐための参考例を図6に示す。図6に示すように、重ね合わせ封書用シート21の上葉紙22と下葉紙23の剥離可能な接着面に、接着力の強い接着後には剥離困難な感圧性接着剤26によって、強接着部分を形成しておけばよい。この強接着部分は、前記上葉紙22と前記下葉紙23の幅方向両端部分と、折り部分であるスリット24,25の三つ折りした場合に下に位置する方、図6の例ではスリット25の、二つ折り紙片27側に沿った部分に設ければよい。なお、図6中、28,29は折り用ミシン目である。
【0020】
このように、剥離困難な感圧性接着剤26によって、所定位置に強接着部分を設けておくと、重ね合わせ封書31を作成した時に、図7に示すように、上下に重なって剥離可能な、各表出面を形成する紙片と二つ折り紙片、及び二つ折り紙片同士とは、必ず一箇所強接着部分を有することになるので、各重ね合わせ面を剥離しても前記各紙片が分離することはない。
【0021】
なお、本発明は、上述した実施形態に限るわけではなく、例えば、重ね合わせ封書用シート11の折り位置には、スリット14,15のみを設ければ足り、折り用ミシン目8,9は必ずしも設ける必要はない。また、重ね合わせ封書1は、重ね合わせ封書用シート11を三つ折りして作成するほか、二つ折りして作成するものでもよい。この場合には、作成した重ね合わせ封書は、一枚の二つ折り紙片と、その上下に重ねられた表出面を形成する二枚の紙片から構成される。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1における重ね合わせ接着用シートによれば、多くの通知情報を表示できるとともに、折りずれを生じることがない重ね合わせ接着シートを得ることができるという効果を奏する。
【0023】
また、本願発明の請求項2に記載した重ね合わせ接着シートの作成方法によれば、折りずれを生じることがない重ね合わせ接着シートを作成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 重ね合わせ封書の斜視図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 上下の表出面を部分的に剥離した状態を示す重ね合わせ封書の斜視図。
【図4】 重ね合わせ封書用シートを示す斜視図。
【図5】 図4のB−B線断面図。
【図6】 重ね合わせ封書用シートの参考例を示す概略的な断面図。
【図7】 作成した重ね合わせ封書を示す概略的な断面図。
【符号の説明】
1,31 重ね合わせ封書
2 剥離可能な感圧性接着剤
3,4,27 二つ折り紙片
5,6 紙片
7 通知情報
7a 宛名情報
8,9,28,29 折り用ミシン目
11,21 重ね合わせ封書用シート
12,22 上葉紙
13,23 下葉紙
14,15,24,25 スリット
26 剥離困難な感圧性接着剤

Claims (2)

  1. あらかじめ印刷及び/又は印字を施した上葉紙と下葉紙とを、重ね合わせて剥離可能に接着してなり、折り重ねた時に表出する部分に対応する上葉紙及び/又は下葉紙の折り位置にスリットを設け、折り重ね合わせ面には剥離可能な感圧性接着剤を塗布してなる重ね合わせ接着用シート。
  2. あらかじめ印刷及び/又は印字を施した上葉紙と下葉紙とを、重ね合わせて剥離可能に接着し、折り位置に対応して、折り重ねた時に表出する部分に対応する上葉紙及び/又は下葉紙にスリットを設けた後、所定状態で折り重ねて、折り重ね合わせ面を剥離可能に接着することを特徴とする重ね合わせ接着シートの作成方法。
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