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JP4122843B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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JP4122843B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力変換装置に関し、さらに詳しくは、二次電池の充放電試験に用いられる充放電装置と、燃料電池等の負荷試験に用いられる負荷装置と、直流電力を発生する直流電源装置に関し、直流電源で力行/回生するインバータ、モータ用電源装置、インバータ、モータ用負荷装置であるダイナモ用インバータの各機能を併せ持つ装置技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載用のバッテリ(二次電池)の試験は充電特性と放電特性とについて行われており、そのための充放電装置がある。図5(a)に、従来技術に係る充放電装置の基本構成を示す。同図に示すように、この充放電装置は、交流電力P11と直流電力P12を相互に電力変換するコンバータ部11と、直流電力P12,P13を相互に電圧変換するチョッパー部12とから構成される。
【0003】
この充放電装置によれば、充電時には、外部の交流電源10から供給される交流電力P11がコンバータ部11により直流電力P12に変換される。この直流電力P12は、チョッパー部12により電圧変換されて直流電力P13として充放電用端子13に供給される。充放電用端子13には被試験対象のバッテリ(図示なし)が接続されており、このバッテリが直流電力P13により充電される。逆に、放電時には、被試験対象のバッテリから供給される直流電力P13がチョッパー部12により直流電力P12に変換される。この直流電力P12は、コンバータ部11により交流電力P11に変換され、交流電源10に回生される。以上により、バッテリの充放電試験が行われる。
【0004】
また、近年、電気自動車の実用化が推し進められ、その電源として燃料電池が注目されている。この種の用途では、比較的大きな電流を長時間にわたって安定的に供給する性能が電池に要求され、そのような電池の性能を評価するための負荷試験が行われている。図5(b)に、従来技術に係る負荷装置の基本構成を示す。この負荷装置は、図示しない燃料電池側から供給される直流電力P23を電圧変換して直流電力P22を得るチョッパー部22と、この直流電力P22を交流電力P21に変換するコンバータ部21とから構成される。
【0005】
この負荷装置によれば、端子23に接続された燃料電池が発生する直流電力P23は、チョッパー部22により直流電力P22に電力変換される。この直流電力P22はコンバータ部21により交流電力P21に変換され、交流電源20に回生される。以上により、負荷電流が電源側に回生される。
【0006】
さらに、電気自動車には、補機類を駆動させるための電源として直流電源装置が搭載されている。図5(c)に、従来技術に係る直流電源装置の基本構成を示す。この直流電源装置は、交流電力P31を直流電力P32に変換するコンバータ部31と、この直流電力P32を電圧変換して直流電力P33を得るチョッパー部32とから構成される。この直流電源装置によれば、交流電源30から供給される交流電力P31はコンバータ部31により直流電力P32に変換される。この直流電力P32は、チョッパー部32により直流電力P33に変換され、直流電源用端子33に接続された図示しない補機類に供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来技術によれば、充放電装置、負荷装置、直流電源装置のそれぞれが単独の装置として存在するため、これら装置の設置場所として広いスペースを確保する必要があると共にコストが上昇するという問題がある。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、構成を簡略化し、省スペース化およびコストの低減を図ることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は以下の構成を有する。即ち、請求項1に記載された発明に係る電力変換装置は、外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部(例えば図1に示すコンバータ部11に相当する構成要素)と、前記コンバータ部により変換された直流電力を第1の被試験対象である二次電池への直流電圧に適合した電圧に変換して前記二次電池に供給すると共に、前記二次電池から供給される直流電力を回生電力に変換する第1のチョッパー部(例えば図1に示すチョッパー部12に相当する構成要素)と、前記コンバータ部から供給される電力を第2の被試験対象である車両用補機類に適合する電圧に変換して前記車両用補機類に供給する第2のチョッパー部(例えば図1に示すチョッパー部32に相当する構成要素)と、を備えてなり、前記コンバータ部の直流端子(例えば図1に示すP電力12,P32が現れるノード)が、共通母線を介して前記第1および第2のチョッパー部に接続されており、前記二次電池の放電時において、前記第1のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも大きい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力のうち、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力の分を、前記第2のチョッパー部に供給するとともに、残りの分を、前記コンバータ部に供給し、一方、変換された前記回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも小さい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力を第2のチョッパー部に供給し、前記コンバータ部は、前記コンバータ部からの直流電力を前記第2のチョッパー部に供給することを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載された発明に係る電力変換装置は、外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部(例えば図2に示すコンバータ部11に相当する構成要素)と、第1の被試験対象である電力発生装置から供給される直流電力を回生電力に変換する第1のチョッパー部(例えば図2に示すチョッパー部22に相当する構成要素)と、前記コンバータ部から供給される電力を第2の被試験対象である車両用補機類に適合する電圧に変換して前記車両用補機類に供給する第2のチョッパー部(例えば図2に示すチョッパー部32に相当する構成要素)と、を備えてなり、前記コンバータ部の直流端子(例えば図1に示す電力P22,P32が現れるノード)が、共通母線を介して前記第1および第2のチョッパー部に接続されており、前記第1のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも大きい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力のうち、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力の分を、前記第2のチョッパー部に供給するとともに、残りの分を、前記コンバータ部に供給し、一方、変換された前記回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも小さい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力を第2のチョッパー部に供給し、前記コンバータ部は、前記コンバータ部からの直流電力を前記第2のチョッパー部に供給することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載された発明に係る電力変換装置は、外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部(例えば図3に示すコンバータ部11に相当する構成要素)と、前記コンバータ部により変換された直流電力を第1の被試験対象である二次電池への直流電圧に適合した電圧に変換して該第1の被試験対象に供給すると共に、前記二次電池の放電時において前記二次電池から供給される直流電力を回生電力として前記コンバータ部に供給する第1のチョッパー部(例えば図3に示すチョッパー部12に相当する構成要素)と、第2の被試験対象である電力発生装置から供給される直流電力を回生電力に変換する第2のチョッパー部(例えば図3に示すチョッパー部22に相当する構成要素)と、を備えてなり、前記コンバータ部の直流端子(例えば図1に示す電力P12,P22が現れるノード)が、共通母線を介して前記第1および第2のチョッパー部に接続されており、前記二次電池の充電時において、前記第2のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第1のチョッパー部で必要とされる電力よりも大きい場合、前記第2のチョッパー部は、変換された前記回生電力のうち、前記第1のチョッパー部で必要とされる電力の分を、前記第1のチョッパー部に供給するとともに、残りの分を、前記コンバータ部に供給し、一方、前記第2のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第1のチョッパー部で必要とされる電力よりも小さい場合、前記第2のチョッパー部は、変換された前記回生電力を第1のチョッパー部に供給し、前記コンバータ部は、前記コンバータ部からの直流電力を前記第1のチョッパー部に供給することを特徴とする。
【0011】
さらに、請求項4に記載された発明に係る電力変換装置は、外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部(例えば図4に示すコンバータ部11に相当する構成要素)と、前記コンバータ部により変換された直流電力を第1の被試験対象であるモータ装置への直流電圧に適合した電圧に変換して前記モータ装置に供給すると共に、前記モータ装置から供給される直流電力を回生電力として前記コンバータ部に供給するチョッパー部(例えば図4に示すチョッパー部12に相当する構成要素)と、前記コンバータ部から供給される直流電力を交流電力に変換して前記モータ装置に連結された外部のダイナモに供給すると共に、前記ダイナモから供給された交流電力を直流電力に変換して前記コンバータ部に供給するインバータ部(例えば図4に示すインバータ部42に相当する構成要素)と、を備えてなり、前記コンバータ部の直流端子(例えば図4に示す電力P12,P42が現れるノード)が、共通母線を介して前記チョッパー部および前記インバータ部に接続されており、前記チョッパー部が、前記モータ装置に電力を供給して前記モータ装置を駆動すると、前記インバータ部は、前記モータ装置によって駆動されたダイナモから供給された交流電力を直流電力に変換して前記チョッパー部に供給することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
なお、この発明では、電力の回生とは、電力を電源に戻すことのほかに、外部から電力を回収して電源に戻すことなく出力することを含むものとする。
(実施の形態1)
図1に、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置100の構成例を示す。同図において、前述の図5に示す要素と共通する要素には同一符号を付す。この電力変換装置100は、基本的には充放電装置として機能するものであり、直流電源装置としての機能を併せ持つ。即ち、この電力変換装置は、従来別体とされていた充放電装置と直流電源装置のコンバータ部11を共用化したものであり、1台のコンバータ部11と2台のチョッパー部12,32とを有する。
なお、この実施の形態1において、充放電装置とは、二次電池の充電特性および放電特性を試験するために用いられるものを意味するものとするが、この発明は、これに限定されるものではなく、試験以外のどのような用途に用いるものであってもよい。
【0013】
図1において、コンバータ11の一次側の交流端子は交流電源10に接続され、その二次側の直流端子は、共通母線101を介してチョッパー部12,32の一次側の直流端子に接続される。チョッパー部12の二次側の直流端子は充放電用端子13を介して図示しない二次電池(バッテリ)に接続され、チョッパー部32の二次側の直流端子は直流電源用端子33を介して例えば電気自動車の補機類などの負荷装置に接続される。コンバータ部11は、外部の交流電源10から供給される交流電力P11を直流電力P12に変換する機能を有すると共に、直流電力P12を交流電源10側に回生する機能を有している。また、チョッパー部12は、一次側の直流電力P12と二次側の直流電力P13とを相互に電圧変換する機能を有し、チョッパー部32は、一次側の直流電力P32を二次側の負荷に適合する直流電力P33に電圧変換するものである。
【0014】
以下、この実施の形態1に係る電力変換装置100の動作を説明する。
充電動作時には、コンバータ部11が、交流電源10から供給される交流電力P11を直流電力P12に変換してチョッパー部12に供給する。チョッパー部12は、直流電力P12を電圧変換して直流電力P13とし、これを充放電用端子13を介して図示しない二次電池に出力する。また、コンバータ部11から出力された直流電力P12の一部は、直流電力P32としてチョッパー部32に供給され、直流電力P33に変換される。これにより、充放電用端子13に接続された二次電池が充電されると共に、直流電源端子33に接続された負荷装置に直流電力P33が供給される。
【0015】
これに対し、放電動作時には、充放電用端子13に接続された二次電池から供給される直流電力P13が、チョッパー部12により直流電力P12(回生電力)に電圧変換され、共通母線101を介し直流電力P32としてチョッパー部32に供給される。ここで、チョッパー部12から出力された直流電力が、チョッパー部32で必要とされる直流電力P32を上回っている場合、その余剰分がコンバータ部11側に供給され、交流電力P11として交流電力10に回生される。この場合、交流電源10側の消費電力は発生しない。
また、チョッパー部12から出力される直流電力が、チョッパー部32で必要とされる直流電力P32を下回っている場合、その不足分がコンバータ部11側からチョッパー部32に供給される。この場合、コンバータ部11に供給すべき直流電力P32の多くが、チョッパー部12から出力される直流電力でまかなわれるので、コンバータ部11から出力すべき直流電力P12が低減される。
【0016】
以上により、充放電用端子13に接続された二次電池の充放電試験が行われると共に、直流電源端子33に接続された負荷に電源が供給される。
この実施の形態1によれば、被試験対象の二次電池から放電される電力が負荷側に循環され、電力が回生される。このとき、余剰電力が発生した場合にはコンバータ部11側に回生され、不足分が発生した場合にはコンバータ部11側から補充される。従って、電力の有効利用(省エネ化)を図ることが可能になると共に、コンバータ部11の容量の低減を図ることが可能になり、装置を小型に実現することが可能になる。
【0017】
(実施の形態2)
図2に、この発明の実施の形態2に係る電力変換装置200の構成例を示す。同図において、前述の図5に示す要素と共通する要素には同一符号を付す。
この電力変換装置200は、基本的には負荷装置として機能するものであって、直流電源装置としての機能を併せ持つ。即ち、この電力変換装置は、従来別体とされていた負荷装置と直流電源装置のコンバータ部11を共用化したものであり、上述の図1に示す実施の形態1の構成において、チョッパー部12に代えてチョッパー部22を備える。コンバータ部11の二次側の直流端子は、共通母線201を介してチョッパー部22,32の一次側の直流端子に接続される。
【0018】
チョッパー部22は、負荷用端子23を介して図示しない負荷試験の対象とされる電池側に接続され、この電池側から負荷電力として供給される直流電力P23を直流電力P22に電圧変換し、共通母線201を介してコンバータ部11およびチョッパー部32側に供給するものである。他の構成は上述の実施の形態1と同様である。
なお、この実施の形態2において、負荷装置とは、電池または発電機の負荷試験を行うための負荷電流を発生させるものを意味するものとするが、被試験対象物としては電池や発電機に限らず、電力を発生するものであれば、どのようなものであってもよい。
【0019】
以下、この実施の形態2に係る電力変換装置200の動作を説明する。
図2において、チョッパー部22はスイッチング動作を行い、そのスイッチングのデューティに応じた負荷電流を発生させる。このとき、チョッパー部22は、図示しない電池側から負荷電流に応じて供給される直流電力P23を直流電力P22(回生電力)に電圧変換する。この直流電力P22は、直流電力P32としてチョッパー部32に供給される。
【0020】
ここで、チョッパー部22から出力される直流電力P22が、チョッパー部32で必要とされる直流電力P32を上回っている場合、その余剰分がコンバータ部11側に供給され、交流電力P11として交流電力10に回生される。また、チョッパー部22から出力される直流電力P22が、チョッパー部32で必要とされる直流電力P32を下回っている場合、その不足分がコンバータ部11側からチョッパー部32に供給される。以上により、負荷用端子23に接続された電池の負荷試験が行われると共に、直流電源端子33に接続された負荷に電源が供給される。
【0021】
この実施の形態2によれば、上述の実施の形態1と同様に、被試験対象の電池から供給される負荷電力がチョッパー部22により回収されてチョッパー部32に供給される。このとき、余剰電力が発生した場合にはコンバータ部11側に回生され、不足分が発生した場合にはコンバータ部11側から補充されるので、電力の有効利用(省電力化)することができ、コンバータ部11の容量の低減を図ることが可能になる。
【0022】
(実施の形態3)
図3に、この発明の実施の形態3に係る電力変換装置300の構成例を示す。同図において、上述の図1および図2に示す要素と共通する要素には同一符号を付す。この電力変換装置300は、充放電装置と負荷装置の機能を併せ持つものであり、従来別体とされていた充放電装置と負荷装置のコンバータ部11を共用化して構成されたものであり、上述の図1に示す実施の形態1の構成において、チョッパー部32に代え、図2に示す実施の形態2に係るチョッパー部22を備える。コンバータ部11の二次側の直流端子は、共通母線301を介してチョッパー部12,22の一次側の直流端子に接続される。
【0023】
以下、この実施の形態3に係る電力変換装置200の動作を説明する。
図3において、チョッパー部22は、実施の形態2と同様に、スイッチング動作を行って負荷電流を発生させ、この負荷電流に応じた直流電力P23を直流電力P22(回生電力)に電圧変換する。ここで、充放電用端子13に接続された電池が放電状態にある場合、チョッパー12は、直流電力P13を直流電力P12(回生電力)に変換して出力する。従ってこの場合、チョッパー部12,22側から供給される直流電力は、コンバータ部11を介して交流電源10側に回生される。
【0024】
これに対し、充放電用端子13に接続された電池が充電状態にある場合、チョッパー部22から出力された直流電力P22は、チョッパー部12側に供給される。ここで、チョッパー部22から出力される直流電力P22が、チョッパー部12で必要とされる直流電力P12を上回っている場合、その余剰分がコンバータ部11側に供給されて交流電力10に回生される。また、チョッパー部22から出力される直流電力P22が、チョッパー部12で必要とされる直流電力P12を下回っている場合、その不足分がコンバータ部11側からチョッパー部12に供給される。以上により、充放電用端子13に接続された電池の充放電試験が行われると共に、負荷用端子23に接続された電池の負荷試験行われる。
【0025】
この実施の形態3によれば、被試験対象の電池の負荷電力がチョッパー部22により回収されてチョッパー部12に供給される。このとき、余剰分が発生した場合にはコンバータ部11側に回生され、不足分が発生した場合にはコンバータ部11側から補充されるので、電力の有効利用(省電力化)が可能となり、コンバータ部11の容量の低減を図ることが可能になる。
なお、図3に示す構成に加えてチョッパー部32をさらに備え、直流電源装置としての機能をさらに併せ持つものとしてもよい。
【0026】
(実施の形態4)
図4に、この発明の実施の形態4に係る電力変換装置400の適用例を示す。同図において、上述の図1に示す要素と共通する要素には同一符号を付す。
この電力変換装置400は、充放電装置とインバータ装置の機能を併せ持つものであり、従来別体とされていた充放電装置とインバータ装置とのコンバータ部11を共用化したものであって、コンバータ部11とチョッパー部12とインバータ部42とを有し、コンバータ11の二次側の直流端子は、共通母線401を介してチョッパー部12の一次側の直流端子およびインバータ部32の一次側の直流端子に接続される。このインバータ部42の二次側の交流端子は交流電源用端子43に接続される。
【0027】
インバータ部42は、基本的には直流電力を交流電力に変換するものではあるが、この実施の形態4では、交流電源用端子43を介して外部から供給された交流電力P43を直流電力P42に変換するものとして機能する。交流電源用端子43には、ダイナモ(Dy)44が接続され、充放電用端子13には、インバータ(INV)45を介してモータ(M)46が接続される。これらインバータ45とモータ46はワークを構成する。モータ46の出力軸はトルク計(T)47を介してダイナモ44の入力軸に連結される。
【0028】
以下、この実施の形態4の動作を説明する。
コンバータ部11は、交流電源10から供給される交流電力P11を直流電力P12に変換してチョッパー部12に供給する。チョッパー部12は、直流電力P12を電圧変換し、充放電用端子13を介して直流電力P13を外部のインバータ45に出力する。インバータ45は、直流電力P13を交流電力に変換してモータ46に供給し、モータ46を駆動する。
【0029】
モータ46の回転力はトルク計47を介してダイナモ44を駆動する。これによりダイナモ44が交流電力P43を発電する。この交流電力P43はインバータ部42により直流電力P42(回生電力)に変換される。インバータ部42から出力された直流電力P42は、チョッパー部12に供給される。この結果、コンバータ部11から供給される直流電力P12は、直流電力P42に相当する分だけ低減される。見方を変えれば、直流電力P42が、回生機能を有するコンバータ部11を介して交流電力10側に回生されたとも言える。
このように、この実施の形態4によれば、チョッパー部12から外部に直流電力P13が出力される一方で、外部で発生した余剰の電力が交流電力P43としてインバータ部42により回収される。従って、システム全体で省電力化を図ることが可能になる。
【0030】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば上述の実施の形態4では、充放電装置とインバータ装置とのコンバータを共用化するものとしたが、これに限定されることなく、負荷装置とインバータ装置とのコンバータ部、または直流電源装置とインバータ装置とのコンバータ部、または充放電装置と負荷装置と直流電源装置とインバータ装置とのコンバータ部をそれぞれ共用化するものとしてもよい。結局のところ、充放電装置、負荷装置、直流電源装置、インバータ装置を構成するコンバータ部を共用化し、外部の電力を回収するように構成される限度において、これら装置をどのように組み合わせてもよい。
【0031】
【発明の効果】
この発明によれば、充放電装置、負荷装置、直流電源装置がそれぞれ備えるべきコンバータ部を共用化したので、複数のコンバータを備えることなく、充放電装置、負荷装置、直流電源装置などの各機能を備えた電力変換装置を実現することが可能になる。従って、構成を簡略化することができ、装置の省スペース化および低コスト化を図ることが可能になる。また、外部の電力を回収するようにしたので、電力を有効利用することができ、省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来技術に係る電力変換装置である充放電装置、負荷装置、および直流電源装置を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
10;交流電源、11,21,31;コンバータ部、12,22,32;チョッパー部、13;充放電用端子、23;負荷用端子、33;直流電源用端子、42;インバータ部、43;交流電源用端子、101,201,301,401;共通母線。

Claims (4)

  1. 外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部と、
    前記コンバータ部により変換された直流電力を第1の被試験対象である二次電池への直流電圧に適合した電圧に変換して前記二次電池に供給すると共に、前記二次電池から供給される直流電力を回生電力に変換する第1のチョッパー部と、
    前記コンバータ部から供給される電力を第2の被試験対象である車両用補機類に適合する電圧に変換して前記車両用補機類に供給する第2のチョッパー部と、
    を備えてなり、
    前記コンバータ部の直流端子が、共通母線を介して前記第1および第2のチョッパー部に接続されており、
    前記二次電池の放電時において、前記第1のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも大きい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力のうち、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力の分を、前記第2のチョッパー部に供給するとともに、残りの分を、前記コンバータ部に供給し、
    一方、変換された前記回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも小さい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力を第2のチョッパー部に供給し、前記コンバータ部は、前記コンバータ部からの直流電力を前記第2のチョッパー部に供給することを特徴とする電力変換装置。
  2. 外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部と、
    第1の被試験対象である電力発生装置から供給される直流電力を回生電力に変換する第1のチョッパー部と、
    前記コンバータ部から供給される電力を第2の被試験対象である車両用補機類に適合する電圧に変換して前記車両用補機類に供給する第2のチョッパー部と、
    を備えてなり、
    前記コンバータ部の直流端子が、共通母線を介して前記第1および第2のチョッパー部に接続されており、
    前記第1のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも大きい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力のうち、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力の分を、前記第2のチョッパー部に供給するとともに、残りの分を、前記コンバータ部に供給し、
    一方、変換された前記回生電力が、前記第2のチョッパー部で必要とされる電力よりも小さい場合、前記第1のチョッパー部は、変換された前記回生電力を第2のチョッパー部に供給し、前記コンバータ部は、前記コンバータ部からの直流電力を前記第2のチョッパー部に供給することを特徴とする電力変換装置。
  3. 外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部と、
    前記コンバータ部により変換された直流電力を第1の被試験対象である二次電池への直流電圧に適合した電圧に変換して該第1の被試験対象に供給すると共に、前記二次電池の放電時において前記二次電池から供給される直流電力を回生電力として前記コンバータ部に供給する第1のチョッパー部と、
    第2の被試験対象である電力発生装置から供給される直流電力を回生電力に変換する第2のチョッパー部と、
    を備えてなり、
    前記コンバータ部の直流端子が、共通母線を介して前記第1および第2のチョッパー部に接続されており、
    前記二次電池の充電時において、前記第2のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第1のチョッパー部で必要とされる電力よりも大きい場合、前記第2のチョッパ ー部は、変換された前記回生電力のうち、前記第1のチョッパー部で必要とされる電力の分を、前記第1のチョッパー部に供給するとともに、残りの分を、前記コンバータ部に供給し、
    一方、前記第2のチョッパー部によって変換された回生電力が、前記第1のチョッパー部で必要とされる電力よりも小さい場合、前記第2のチョッパー部は、変換された前記回生電力を第1のチョッパー部に供給し、前記コンバータ部は、前記コンバータ部からの直流電力を前記第1のチョッパー部に供給することを特徴とする電力変換装置。
  4. 外部の交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換すると共に回生機能を有するコンバータ部と、
    前記コンバータ部により変換された直流電力を第1の被試験対象であるモータ装置への直流電圧に適合した電圧に変換して前記モータ装置に供給すると共に、前記モータ装置から供給される直流電力を回生電力として前記コンバータ部に供給するチョッパー部と、
    前記コンバータ部から供給される直流電力を交流電力に変換して前記モータ装置に連結された外部のダイナモに供給すると共に、前記ダイナモから供給された交流電力を直流電力に変換して前記コンバータ部に供給するインバータ部と、
    を備えてなり、
    前記コンバータ部の直流端子が、共通母線を介して前記チョッパー部および前記インバータ部に接続されており、
    前記チョッパー部が、前記モータ装置に電力を供給して前記モータ装置を駆動すると、
    前記インバータ部は、前記モータ装置によって駆動されたダイナモから供給された交流電力を直流電力に変換して前記チョッパー部に供給することを特徴とする電力変換装置。
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