JP4124882B2 - 撮像装置及び制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画像や動画像を撮像し、記録し、再生する撮像装置および撮像装置の露出制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生する電子カメラ等の画像処理装置や、カラー液晶パネル等の電子ファインダーを備える電子カメラが市販されている。
【0003】
これらの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示することにより電子カメラの使用者が構図を決定したり、撮影した画像を再生表示して確認することが可能である。
【0004】
特に、撮影した画像を撮影直後に再生する機能は利便性が高く、電子カメラの使用者にとって有益な機能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電子カメラ等の画像処理装置においては、閃光装置を内蔵したものが主流であるが、カメラ本体をコンパクトに収めるために大きな容量の閃光装置を内蔵させることは難しい。こうした閃光装置の閃光到達距離は短いため、夜間や室内など、暗い状況下で撮影した場合に、主被写体を適正露出で撮影することは可能であっても、背景を適正露出で写すのは難しく、長秒時撮影や長秒時での閃光の同調が求められる。
【0006】
また日中下での撮影においては、通常の自動露出制御撮影では一般的に実現が難しい流し撮り等を容易に提供できれば使用者の撮影範囲が広がるので、民生用のこの種のカメラの要求が増えると考えられる。
【0007】
こうした電子カメラにおいては、固体撮像素子の出力を利用した自動露出制御や自動合焦制御を行うものがある。この場合、固体撮像素子や表示装置に対する表示方法によって差はあるものの、撮影準備動作に必要な時間を最小限に止める為に、設定可能なシャッター秒時に限界が生じていた。また、固体撮像素子とは異なる専用センサーを利用して自動露出制御や自動合焦制御を行う場合であっても、電子ファインダーに表示する表示速度を劣化させない為に、電子ファインダー動作中及び、測光測距等の撮影準備動作期間における固体撮像素子からの画像読み出し方法或いは露出制御を本露光動作とは異なる方法で行う必要がある。
【0008】
こうしたことは、固体撮像素子の総画素数が多くなるにしたがって問題となる。また、電子ファインダーに表示する画像の視野率を引き上げようとした場合には、フィールド読み出しを行っても全画像を読み出す時間が長くなる問題がある。従って、撮影準備動作期間及び/或いは電子ファインダーにおける画像表示中に設定可能なシャッター秒時は、固体撮像素子から画像を1コマ読み出すのに相当する時間を上限とするのが一般的である。
【0009】
また、撮影準備動作期間中の合焦動作中や本露光時に絞り開口径を変化させるのは、被写界深度が変化してピントがずれる可能性があるので好ましくない。更に絞り制御装置によっては、制御後に絞りの静定時間を必要とするためレリーズタイムラグが生じて、シャッタータイミングを逃してしまう恐れがある。
【0010】
こうしたことから、上記構成の電子カメラにおける長秒時露光制御の実現が困難であった。
【0011】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、固体撮像素子の出力を利用した自動露出制御を行う撮像装置において、長秒時露光制御を実現した撮像装置および露出制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
本発明における撮像装置は、光量を調節するための絞り手段と、前記絞り手段を介して入力した被写体の光学像を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて、被写体輝度を測定する測光手段と、前記絞り手段の開口径を制御する絞り制御手段と、前記光電変換手段から出力される電気信号の大きさを調節するための感度を制御する感度制御手段と、前記光電変換手段の電荷蓄積時間を制御する蓄積時間制御手段と、前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて画像を逐次表示する表示手段と、複数の撮影モードを切り換えるモード切り換え手段とを有し、前記測光手段の測定結果に基づいて、前記絞り制御手段と、前記感度制御手段と、前記蓄積時間制御手段の少なくとも1つを制御することにより露光量を制御する撮像装置において、前記モード切り換え手段により、撮影モードがスローシャッター撮影モードに設定されている時に、撮影準備期間においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になるまで、前記蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になると、感度が最大値になるまで前記感度制御手段により感度を制御し、感度が最大値になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を開放側に制御することにより露光量を制御し、本露光時においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、該表示速度に、該本露光時と該撮影準備期間における感度の差分と該撮影準備期間における感度の最大値とを足し合わせた段数分を足し合わせた第1の蓄積時間になるまで該蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が第1の蓄積時間になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最大開口径になるまで制御し、該絞り開口径が最大開口径になると、最大蓄積時間になるまで前記蓄積時間制御手段により露光量を制御する
【0013】
更に、本発明の撮像装置の制御方法は、光量を調節するための絞り手段と、前記絞り手段を介して入力した被写体の光学像を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて、被写体輝度を測定する測光手段と、前記絞り手段の開口径を制御する絞り制御手段と、前記光電変換手段から出力される電気信号の大きさを調節するための感度を制御する感度制御手段と、前記光電変換手段の電荷蓄積時間を制御する蓄積時間制御手段と、前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて画像を逐次表示する表示手段と、複数の撮影モードを切り換えるモード切り換え手段とを有し、前記測光手段の測定結果に基づいて、前記絞り制御手段と、前記感度制御手段と、前記蓄積時間制御手段の少なくとも1つを制御することにより露光量を制御する撮像装置の制御方法であって、前記モード切り換え手段により、撮影モードがスローシャッター撮影モードに設定されている時に、撮影準備期間においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になるまで、前記蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になると、感度が最大値になるまで前記感度制御手段により感度を制御し、感度が最大値になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を開放側に制御することにより露光量を制御し、本露光時においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、該表示速度に、該本露光時と該撮影準備期間における感度の差分と該撮影準備期間における感度の最大値とを足し合わせた段数分を足し合わせた第1の蓄積時間になるまで該蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が第1の蓄積時間になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最大開口径になるまで制御し、該絞り開口径が最大開口径になると、最大蓄積時間になるまで前記蓄積時間制御手段により露光量を制御する露光量制御工程を有する。
【0014】
上記構成により、固体撮像素子の出力を利用して自動露出制御や自動合焦制御を行う場合においては、撮影準備動作期間を短縮した状態で長秒時露光を行う為の露出制御が可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0022】
図1において、100は画像処理装置である。
【0023】
画像処理装置100内において、10は変倍系レンズ群、11は合焦系レンズ群、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、15は撮像素子14の感度を設定する撮像感度調節回路で、本実施の形態においては0〜24dBまでリニアに変更可能なゲインアンプを採用している。
【0024】
本実施の形態における変倍系レンズ群10による変倍率は、Wide端からTele端までを8分割し、Wide端とTele端を含めて9ポジションの変倍を可能とする構成とする。
【0025】
16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器、18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
【0026】
20は画像処理部であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御部22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御部50は、得られた演算結果に基づいて、自動露出制御回路40および測距制御手段42に対して、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理部20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0027】
22はメモリ制御部であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが、画像処理部20およびメモリ制御部22を介して、或いは直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0028】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。この画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御部50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0029】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連続撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
【0030】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを再びメモリ30に書き込む。
【0031】
40は絞り機能を備えるシャッター12、タイミング発生回路18による撮像素子14の電荷排出動作から読み出し動作までの蓄積時間を制御する電子シャッターの制御及び、撮像感度調節回路15の制御を行う自動露出制御回路であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
【0032】
42は合焦系レンズ11のフォーカシングを制御する測距制御回路、44は変倍系レンズ10のズーミングを制御するズーム制御回路、46はバリアである保護装置102の動作を制御するバリア制御回路である。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0033】
自動露出制御回路40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理部20によって演算した演算結果に基づき、システム制御部50が自動露出制御回路40および測距制御回路42に対して制御を行う。自動露出制御回路40の詳細については後述する。
【0034】
50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御部、52はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。54はシステム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等をユーザに報知する、表示装置やスピーカー等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置される。例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
【0035】
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、長秒時撮影表示、夜景撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、(赤目緩和ランプ点灯、前回の撮影からの)経過時間表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示等がある。
【0036】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
【0037】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。60、62、64、66、68及び70は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0038】
以下、操作手段について説明する。60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0039】
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0040】
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御部22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0041】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0042】
68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。尚、本実施の形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
【0043】
67、69は夫々変倍系レンズ群10の駆動方向を指示するTeleスイッチ及び、Wideスイッチである。Teleスイッチ及びWideスイッチは、機械的に何れか一方のスイッチのみがON状態になるように構成されるものとする。
【0044】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロ/非マクロ切り替えボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー/長秒時(スローシャッター)/夜景撮影モード切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
【0045】
ところで、フラッシュ設定には、自動発光/強制発光/発行禁止/赤目緩和自動発光/夜景発光モードが存在する。ここで、上記撮影モード切り替えボタンでスローシャッター撮影モードに切り替えた時にフラッシュモードを自動的に発光禁止モードに切り替えたり、撮影モードを夜景モードに切り替えた時に自動的に夜景発光モードに切り替えたりするようにカメラを設計してもよい。勿論、すべてを使用者の設定に任せてもよいことは言うまでもない。
【0046】
80は電源制御部で、電池検出回路、DC−CDコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0047】
82、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
【0048】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知回路である。
【0049】
尚、本実施の形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。勿論、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としてもよい。
【0050】
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成することが可能である。インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCFカード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0051】
102は、画像処理装置100の変倍系レンズ10及び、合焦系レンズ11を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止する保護装置であるバリアである。この保護装置102のバリアは撮影中は開かれているが、撮影を終了すると撮像部を保護するためにバリアを閉じる。システム制御部50は、保護装置102を動作させる前に、変倍系レンズ群10と合焦系レンズ群11をカメラ内に格納するために夫々のレンズ群の位置検出を行う。変倍系レンズ群10を繰り出していると判断した場合には、合焦系レンズ群11を沈胴待機位置まで繰り込んだ後で変倍系レンズ群10を沈胴位置まで繰り込む。この時、変倍系レンズ群10の繰り込みとシンクロさせながら保護装置102のバリアを閉じて動作を終了する。本実施の形態においては保護装置102のバリア制御を独立したバリア制御回路46で駆動しているが、機械的に変倍系レンズ群10の駆動に連動して駆動する方式を取ることも可能であり、構成は問わない。
【0052】
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、マクロ撮影設定表示等が設置されている。
【0053】
110は通信回路で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
【0054】
112は通信回路110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0055】
200および210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200および210は、それぞれ半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202および212と、画像処理装置100とのインタフェース204および214と、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206および216とを備えている。
【0056】
以下に本実施の形態の自動露出制御方法を説明する。尚、図による説明は省略するが、システム制御部50はスイッチなどの操作がなされない時間にも自動露出制御処理を起動し、定期的に表示する画像の露出状態を更新している。
【0057】
本実施の形態における自動露出制御処理のプログラムは、システム制御部50のプログラム領域52に書き込まれ、CPUによる演算結果に基づいて露出制御を行うものであり、少なくとも以下に示す4つのモードを含む。
【0058】
1.通常撮影モード
2.夜景撮影モード
3.スローシャッター撮影モード
4.AF動作前露出モード
また、自動露出制御回路40は、撮影準備動作期間、本露光動作直前、画像表示部28への表示画像準備期間、画像表示部28への画像表示中などの動作状態に応じて、露出制御速度や露出制御精度を一義的に決定して制御を行うようにしている。したがって、システム制御部50は自動露出制御回路を起動する時には、上記4つの撮影モードとは別に、動作タイミングを指定する。
【0059】
上記4つのモードによって異なるのは、絞り12の制御値、タイミング発生回路18による撮像素子14の電荷排出動作から読み出し動作までの蓄積時間を制御する電子シャッター制御値及び、撮像感度調節回路15の制御値を、被写体輝度から一義的に求められるように構成したプログラム線図である。プログラム線図の構成については後述する。
【0060】
自動露出制御回路40の基本構造は図2に示すものである。自動露出制御回路40のサブシステムには、絞り12の制御部、タイミング発生回路18を制御することにより撮像素子14の電荷排出動作から読み出し動作までの蓄積時間を制御する電子シャッター制御部及び、撮像感度調節回路15の制御部が存在する。またこれに加えて、測光処理部、プログラム線図、プログラム線図を解析して露出制御値を算出する露出制御値算出部が存在する。
【0061】
まず測光処理部の具体的動作を説明する。
【0062】
本実施の形態においては、撮像素子14から得られる画像データを利用したTTL測光方式を採用するが、画像表示部28に画像を逐次表示しながら撮影画像の構図を決定できるようなシステム構成であるならば、これに限らず、測光専用センサーを用いた測光方式を構成しても同様の効果を得ることができる。
【0063】
システム制御部50は撮像素子14から撮像した電荷信号を読み出す。画像処理部20は、A/D変換器16を介して逐次読み込まれる撮影画像データについて、システム制御部50に予め設定された複数の分割された領域毎に光束積分演算を行う。
【0064】
測光処理部は、メモリ52のシステム制御部50用のプログラム領域に保持され、上記光束積分演算により得られた値を1画素単位の積分値に換算した後、分割された領域の面積比率に応じた各領域毎の評価値を演算する。この各領域毎の評価値に所定の重み付けを行って、評価測光、中央重点測光、スポット測光等の測光モードに応じて、適正露出レベルからのずれ量に相当する輝度値(以下ΔBv)を算出する。
【0065】
上記ΔBvが得られた時の絞り制御値(以下Av)、電子シャッター制御値(以下Tv)、撮像感度制御値(以下DG)、および撮像感度値(以下Sv)に基づいて、絶対被写体輝度値(以下Bv)を算出する。なお、Sv値は撮像素子の読み出し方法によって変化し、DG値はゲイン設定に応じて変化するものとする。
【0066】
次に、プログラム線図の構造及び、露出制御値算出動作について説明する。本実施の形態におけるプログラム線図は、構成されるレンズ、撮像素子の読み出し方法、あるいは実験などにより経験的に得られたデータに基づいて作成されたものでメモリ52のシステム制御部50用のプログラム領域に予め書き込まれるものである。また、露出制御値算出部もメモリ52のシステム制御部50用のプログラム領域に書き込まれている。
【0067】
プログラム線図は、所定のBv値に対して一義的にAv値、Tv値、DG値を決定する為に使用され、以下に説明する構造を持ち、露出制御値算出部によって導かれる。
【0068】
図3〜図6は、プログラム線図例を示す。図3〜図6において、縦軸は絞り制御値(Av)および撮像感度制御値(DG)を示し、横軸は電子シャッター制御値(Tv)を示し、斜め軸は被写体輝度値(Bv)を示す。また、点線は、絶対輝度値に対応する、各撮像モード毎に設定された各制御値を示す。この点線のように、複数の線分が集合した形をデータ形式で表現する為に、夫々の線分に例えば、Tv、Av、DG夫々の、最大最小値、線分を示す1次式及び、線分の種別等に特徴を持たせて、これらの線分データを昇順或いは降順に配列した線分列或いは、線分リスト形式にし、現在選択されている線分配列或いはリストノードを示すデータと共に管理する構成としている。
【0069】
本実施の形態における自動露出制御回路40は、先に述べたような撮影モード毎にプログラム線図を持ち、撮影モードに応じて選択して使用している。
【0070】
露出制御値算出部は、測光したBv値及び、該被写体輝度を測定した時のAv値、Tv値、DG値及び、Sv値を入力すると、これら複数のプログラム線図の内、適切なプログラム線図1つを利用して、次に行うべき夫々の制御値を出力する。もし、プログラム線図上に存在しない、即ち、連動範囲外のBv値が入力された場合には、プログラム線図上の限界点が出力される。また、Av、Tv、DG夫々が取り得る値(精度)には限界がある為、演算後にAv、Tv、DG及びSv値からBv値を逆算することによりTTL測光が破綻しないようにしている。
【0071】
プログラム線図で表わされる撮影モードの違いによる露出制御の切り替わり動作について説明する。
【0072】
先に述べた通り本実施の形態における自動露出制御回路40による露出制御は4種類の撮影モードに応じて行う。ここでは絞りやシャッター制御値をいずれか、或いはどちらか一方を固定しないものとする。但し、絞り制御値を固定する場合においては、例えば、スローシャッター撮影モードの場合、図5および図6に示す本実施の形態のスローシャッター撮影モードにおけるプログラム線図の絞りを固定にすれば同じ効果が得られる。
【0073】
本実施の形態におけるTTL測光方式は、逐次得られる測光値は1つ前の1コマ分の画像を演算して得られたものであるという特徴を持つ。また、取り込む最中に絞り12、電子シャッター、撮像感度を制御した画像の演算結果を使用することは、ハンチングの原因になるので、演算しない若しくは使用しないのが通例であり、本実施の形態では使用していないことにしている。
【0074】
このように撮影準備動作期間中には測光と制御を交互に行う必要があり且つ、撮影準備動作をより高速に行う必要がある。また、撮影時には撮像素子14の持つ画素数を最大限記録する必要がある為、撮影準備動作期間は撮像素子14をフィールド読み出し、或いは部分的な読み出しで高速に処理し、本露光時には撮像素子の全画像をフレーム読み出して高精細な画像を得るようにしている。高速な撮影準備を行う上で、電子シャッターで実現できる蓄積時間は撮像素子14の読み出し時間より短くしている。
【0075】
また、画像表示部28に撮像画像をごく自然に動画として使用者に見せる為には、秒間に最低でも十数コマ以上表示の更新を行う必要がある。例えば、撮影準備動作期間中の部分読み出しをしないフィールド読み出しによる撮像素子読み出し方法では、秒間20コマの動画を表示するとする。先に述べた電子シャッターで実現できる蓄積時間は、画像表示部28に対する表示速度によって制約されているといっても過言ではない。つまり、2コマ(2フィールド)分の表示時間に渡って露光して得た画像を表示すると、表示可能な画像データが2コマ(2フィールド)毎にしか発生できない為、秒間10コマの表示となり、表示速度が半減してしまうのである。
【0076】
また、撮影準備動作を高速に行うために、撮像素子14の部分読み出しにより得られた画像データを基に露出制御を行う場合、画像表示部28に画像を表示した状態で撮影準備動作を行うときには、撮像素子を部分的に読み出すために画像表示回路28に画像を表示できないので、読み出しを切り替える前に一旦、一時的に後述の図12のS121に示すようなタイミングで表示画像をフリーズしている。
【0077】
このように、撮影準備動作中は、撮像素子の読み出しを本露光時とは異なるフィールド読み出しや部分読み出し等の方法で行う必要がある。したがって、測光、測距、調光、白抽出制御を撮像素子とは別の専用センサーで行ったとしても読み出し方法を区別して制御する必要がある。たとえば、撮影準備期間及び、本露光を共にフィールド読み出しで行うとすれば、こうした作業は必要が無い。しかしながら、様々なモード毎に撮影シーケンスを変更しては、制御が煩雑になりテストシミュレーションに負担が掛かりすぎる。
【0078】
このように、画像表示期間及び撮影準備動作期間と、本露光時とでは撮像素子の読み出し方法が異なる為、撮像の感度が異なる。本実施の形態では、撮影準備期間及び、画像表示期間の撮像素子の読み出しがフィールド読み出しで、本露光時にはフレーム読み出しである為、本露光時の撮像感度をASA80とすれば、画像表示期間及び撮影準備期間の撮像感度は倍のASA160に相当する。
【0079】
つまり、TTL方式のAE、AF、AWB、EFを行う場合、撮影準備期間における撮像データから得られる評価値を効率よく且つ、準備期間を高速に行う為に撮影準備期間では撮像素子をフィールド読み出しで且つ、場合によっては更に部分的に読み出して駆動している。この撮像感度差を絞り制御で吸収することは、被写界深度の変化や、機械的制御を伴うことによる精度の劣化及び、レリーズタイムラグの増加を伴う為、現実的ではない。したがって、撮影準備期間のBv値に基づいて本露光時の露出制御値を算出する際に絞りが変化しないようにするには基本的にシャッター秒時で換算する他無い。
【0080】
このため、本実施の形態においては、撮像の感度の差分を撮影時のシャッター秒時及び、或いは撮像感度制御値に代替することによって吸収している。そして、これを実現しているのが、図3と図4、図5と図6の組み合わせで構成されるプログラム線図である。
【0081】
図3及び、図4に示したプログラム線図は、通常撮影モードにおける撮影準備動作期間と本露光時の制御を示したものである。また、図5及び図6は、スローシャッター撮影モードにおける撮影準備動作期間と本露光時の制御を示したものである。尚、撮影準備動作期間用のプログラム線図は、画像表示部に表示する画像を準備する期間に行う露出制御と、表示期間に定期的に行う露出制御において兼用している。但し、露出制御速度は画像表示期間を輝度変化に応じて変えている。実際には、測光したBv値の圧縮をΔBv値に応じて加減し実現している。例えば、ΔBv値が±2段の場合は、制御に用いるBv値を半分にし、ΔBv値が±1段の場合は、制御に用いるBv値をそのまま制御値算出に用いると言った具合である。これを数段階に分けて制御速度をコントロールしている。
【0082】
通常撮影モードは、被写体に合わせて適正露出画像を得る一般的な露出制御であり、図4に示す通り、電子シャッターの最長秒時を1/8に規定することにより、手振れによる撮影ミスを少なくしている。
【0083】
図3の撮影準備期間の露出制御は、最大絞りと撮像素子の読み出し時間内の電子シャッターで制御可能な輝度範囲ではどのように設定してもよい。本実施の形態では、蛍光燈によるフリッカが画像表示部に表示されないように、蛍光燈の明るさ付近では撮像読み出し時間と、電子シャッターによる蓄積時間とで50Hz及び、60Hzのフリッカをキャンセルするように構成している。更に、絞りを最大にし、電子シャッターの秒時を撮像素子の読み出し時間にしても露光量が不足する輝度では、被写体輝度に応じて撮像感度調節回路による露出制御に切り替えて画像表示部に表示できる輝度範囲を拡大すると共に、適正に測光できる輝度範囲を拡大している。
【0084】
図4の本露光時の露出制御は、撮像感度がASA160からASA80に切り替わったことによる露光量の変化をシャッター秒時に置き換えると共に、撮影準備期間における撮像素子の読み出しという制約によって撮像感度調節に置き換えていた露光量をシャッター秒時に換算している。更に、連動範囲を拡大する為、撮影画像上で影響の無い範囲で撮像感度調節回路による撮像ゲインを上げている。
【0085】
例えば、図3に示す撮影準備期間に、絞り値がF11(Av=7.0)、シャッター秒時が1/1024秒(Tv=10)で適切な露出レベルが得られた場合、被写体輝度Bvは11.3であることが分かる(Ev値は7+10=17)。本露光時には、図4のプログラム線図に基づいて各制御値を決定する。ここでは被写体輝度Bvが11.3であるため、絞り値は変わらずにF11(Av=7.0)、シャッター秒時は1/512秒(Tv=9)となり、Ev値は16(=7+9)であり、撮影準備期間に比べて1段低い値となる。これは撮像感度がASA160からASA80に切り替わった1段分に相当する。本露光時には、これらの値に基づいて露出制御を行う。
【0086】
上述の通常撮影モードにおいては、本露光時に露出値を変更せずに、適切な露出で撮像できるという効果があるが、本露光時シャッター秒時および/または撮像ゲインのみにより露出を制御することにより、長秒時露光を効果的に実現できるという利点がある。
【0087】
スローシャッター撮影モード(長秒時露光)では、通常撮影モードに対して比較的明るい被写体輝度からシャッター秒時を長く、且つ、本露光時に絞りを動かさないように制御し、流し撮りや、長秒時でのフラッシュ同調撮影を実現しようとしている。
【0088】
多くのコンパクト化したカメラのレンズのF値は限界がある為、TTL方式のAE処理を行うための測光限界が存在する。その為撮像感度を調節することによって限界点を伸ばして、測光領域を拡大している。
【0089】
しかしながら図3及び図4を見て分かるように、限界点を伸ばすだけでは比較的明るい段階から本露光時に絞りを制御しないで本露光時のシャッター秒時を伸ばすことは難しい。
【0090】
その為、図5に示す撮影準備期間及び、画像表示期間用のプログラム線図によれば、絞り12が最小値の場合の一画像当たりの被写体輝度が一定値よりも高い場合は、電子シャッターのみによる露光量制御を行い、絞り12が最小値で且つ、電子シャッターのスピードを撮像素子の読み出し時間内における最長時間にしても適正輝度以下となる場合は、撮像感度調節回路のゲインによる露光量制御を行う。また、絞り12が最小値で、電子シャッターのスピードを撮像素子の読み出し時間内における最長時間に設定されている場合に、撮像感度調節回路のゲインを調節しても適正輝度以下となる場合には、絞り制御回路によって露光量制御をするように構成されている。
【0091】
こうすることによって本露光時に図6に示す本露光用のプログラム線図に切り替えた時に、撮像感度がASA160からASA80に切り替わった1段分と、撮影準備期間における撮像素子の読み出しという制約によって撮像感度調節に置き換えていた3段分と合わせて4段分の露光量をシャッター秒時として還元できるのである。
【0092】
例えば、図5に示す撮影準備期間に、絞り値がF11(Av=7.0)、シャッター秒時が1/32秒(Tv=5)、撮像感度調節値が6dBで適切な露出レベルが得られた場合、被写体輝度Bvは5.3であることが分かる(Ev値は7+5−1=11)。本露光時には、図6のプログラム線図に基づいて各制御値を決定する。ここでは被写体輝度Bvが5.3であるため、絞り値は変わらずにF11(Av=7.0)、シャッター秒時は1/8秒(Tv=3)、撮像感度調節値が0dB(DG=0)となり、Ev値は10(=7+3−0)であり、撮影準備期間に比べてやはり1段低い値となる。これは撮像感度がASA160からASA80に切り替わった1段分に相当する。本露光時には、これらの値に基づいて露出制御を行う。
【0093】
更に、撮影準備期間における露出制御の限界点からは、最大4段まで測定可能であるので、本露光期間を含めて、撮影準備期間の最長秒時1/32秒より8段分拡大して、最大8秒まで自動的に適正露出が得られる。但し、夜間などの暗い撮影条件下において肉眼で見えないものが見えるといった不自然さを軽減する為に、確実に適正露出で撮影可能な輝度より明るい輝度から徐々に適正露出レベルを下げるようにしている。適正露出判定レベルを下げ始める輝度や下げ幅は、カメラの設計或いは開発段階でチューニングするものなのでここでは特に規定しない。
【0094】
通常撮影モードとスローシャッター撮影モードとの大きな違いは、撮像感度制御を行う被写体輝度に対するタイミングに有り、このタイミングが好適な長秒時撮影を実現する為の鍵になる。つまり、通常撮影モードでは絞り及びシャッターの制御が共に限界点に達してから撮像感度制御を行い、スローシャッター撮影モードでは、シャッタースピードが限界点に達した時点で撮像感度制御を行い、且つ、撮像感度制御値が限界点に達してから絞りの制御を行う点が異なる点である。
【0095】
本発明によれば、図5及び図6のスローシャッター撮影モードの時のプログラム線図が示す通り、撮影準備期間から本露光に掛けて、絞りの制御を伴わずに比較的明るい段階から長秒時露光が自動的に実現できる。しかも、変更するのはプログラム線図のみである。また、本実施の形態においては絞りを制御しながら露出制御を行っているが、絞り制御値を固定した撮影モードを用意しても限界点は異なるものの同じ効果が得られる。従って、使用者がカメラに詳しくなくても、流し撮りや渓流の躍動感ある水の流れなどの撮影が可能となる。
【0096】
次に、撮像感度調節回路15について説明する。
【0097】
撮像感度調節回路15は、撮像素子の感度を0〜24dBまでリニアに調節するゲインアンプである。撮像部が起動されると、システム制御部50が、自動露出制御回路40を介して不揮発性メモリ56に記憶された前回の本露光撮影時の感度値を初期値として撮像感度調節回路15に設定する。この初期化以降は上記初期感度設定を基点として、撮像感度の制御を行う。ここまでで説明したSv値が前者で、DG値が後者と解釈してよい。但し、Sv値は、フィールド撮影またはフレーム撮影撮影に応じて変化し、フレーム撮影時には撮影準備動作期間と本露光期間とでは異なる。このことから想像できる通り、本実施の形態においては同じ撮影モードにおいても、撮影準備期間中に使用するプログラム線図と、本露光時に使用するプログラム線図は別々に用意し、本露光時にプログラム線図を切り替えて本露光制御を行っている。
【0098】
従来の問題点として指摘した通り、本露光時に絞り制御等の機械的制御が伴わないようにするのは、プログラム線図を如何に描くかで決定するため、プログラム線図のすげ替えを行い易く構成したのが最も重要な点である。
【0099】
絞り制御及び、電子シャッター制御は従来どうりであるので、説明を省略する。
【0100】
以上のような構成で、自動露出制御回路40は、撮影準備動作期間或いは、画像表示部28に対する画像表示準備期間並びに、画像表示期間に夫々のモードに応じた制御速度、精度でほぼ同一の測光及び制御を繰り返し、測光回路から得られるΔBv値が所定範囲内に入った場合に適正露出が得られたと判断する。
【0101】
ここで、画像表示部28に撮像した画像を表示する前に、画像表示部28に表示する画像の露出が適正となる所定範囲内に入るように露出制御を行う動作について、図7、図8及び図9を参照しながら説明する。図7は露出制御の全体的な動作を示すフローチャート、図8は図7のステップS500で行われる露出制御の詳細を示すフローチャート、そして図9は図8のステップS509において行われる制御処理を示すフローチャートである。
【0102】
まずシステム制御部50はステップS10で撮像部を起動し、ステップS11で予め決められた初期Bv値を基点とし、指示された動作状態で自動露出制御回路40を起動し、ステップS500で露出制御を開始する。
【0103】
起動された自動露出制御回路40は、ステップS501で現在の撮影モードおよび動作状態を認識し、撮像モードまたは/および動作状態に変更が認められた場合には(S502でYES)、ステップS503で適正露出フラグを解除する。次にステップS504でプログラム線図を選択し、この選択したプログラム線図をステップS505で露出制御値算出部に登録する。そして、ステップS506で測光に必要な測光領域設定等の初期設定を行い、ステップS507に進む。
【0104】
一方、モード変更がない場合には(ステップS502でNO)、ステップS507へ直接進み、前回の露出制御から引き続きの露出制御を行う。ステップS507では被写体輝度値をBv値とし、これにSv値を加えて得られたEv値を露出制御値算出部に入力し、Av、Tv、DG値を求めて、ステップS508へ進む。ステップS508では、動作状態が本露光動作であるか否かを判断し、本露光用でない場合には(S508でNO)、ステップS509へ進み、図9に示す制御を行う。
【0105】
図9に示すように、ステップS521で絞り制御回路、ステップS522で電子シャッター回路、ステップS523で撮像感度調節回路の制御を行う。前にも述べた通り、撮像素子14の電荷排出動作から読み出し動作までの蓄積時間即ち、露光(取り込み)時間内に絞り12、電子シャッター、撮像感度を制御した場合には、次のコマで得られる画像データを基にした光束積分演算はできない。特に、機械的な動作を伴う絞り12の制御は、駆動制御後に静定時間を待つ必要があるので、ステップS524で駆動量に応じた静定時間を待った後に、ステップS525で測光可能タイミングを待つようにしている。
【0106】
ステップS509の処理が終了すると、続いてステップS510で測光処理部を起動して、ステップS511で上記初期露出制御状態で測光を行ってBv及びΔBv値を得る。ステップS512では、ステップS511で得られたΔBv値が所定範囲内にあるか否かを判断し、ΔBv値が上記所定範囲内にあれば(S512でYES)、ステップS513で適正露出状態フラグを設定する。これにより一露出制御が終了する。
【0107】
ΔBv値が上記所定範囲内にない場合には、ステップS507に戻り、Bv値を露出制御値算出部に入力し、絞り制御部、電子シャッター制御部及び、撮像感度調節回路の制御部を制御することにより、ΔBv値を所定範囲内に追い込む動作、即ちステップS507からステップS512を繰り返す。
【0108】
その後、図7のステップS12で適正露出であることが判断されると、露出制御は終了する。
【0109】
次に、画像表示期間におけるズーム操作部67、69によるズーム駆動と、画像表示部28の表示画像の露出補正について図10を参照して説明する。
【0110】
本実施の形態においては、変倍系レンズ群10をWide側からTele側に駆動するのに伴って、撮像素子14への光量が少なくなる。絞り制御回路は、Wide端におけるF値と絞り12の開口径の関係に基づいた制御を行い、Wide端以外の変倍率においては、Wide端での絞り開口制御値に換算して制御を行う方式を採用している。これに伴って、自動露出制御回路40は、各モード毎のプログラム線図を9ポジション分配列化或いは、リスト化して持ち、ズームポジションに応じて選択して露出制御が同一構造で実現できるように簡易化している。
【0111】
変倍レンズ群が現在Wide端にあって、画像表示部28に撮像画像が表示された状態から、ズーム操作部67が操作された場合を例にとって説明する。
【0112】
変倍レンズ群はWide端から中間ポジション1から7までリニアに倍率変化し、最後にTele端に到達する。ズーム制御回路44には変倍系レンズ群10のポジションを検出する回路が備わっており、システム制御部50は変倍レンズ群10のポジション検出を行いながらズーム駆動を行っている。
【0113】
ズーム操作部67が操作されると、チャタリングを除去する(S601〜S603)。ステップS601でONとなっているのがTeleスイッチであると判断され、ステップS602で再度TeleスイッチがONされていると判断されると、ステップS603でシステム制御部50は変倍系レンズ群10のポジション検出並びにズーム操作部の状態を監視し、レンズ群10がTele端にあった場合(S603でYES)には、これ以上レンズ群10を動かせないのでそのまま処理を終了する。Tele端に到達していなければ(S603でNO)、ステップS604で1ステップ分、レンズ群10をTele側に移動して、ステップS608で現在のポジションを記憶する。ここで、画像表示部28に撮像画像を表示していた場合には(S609でYES)、変倍レンズ群10を移動したときに記憶したポジションに基づいて、スイッチが操作がなされない間の露出制御を行って、変倍レンズ群のポジションで変化するF値を補正している。尚、自動露出制御回路40は、図8のステップS501におけるモード認識を行う際に変倍レンズ群10のポジションの変更をも認識し、ステップS504では該ポジションに応じてプログラム線図を選択選択している。
【0114】
また、画像表示部28に画像を表示していない場合には(S609でNO)、そのまま処理を終了する。
【0115】
次に、図11乃至図15を参照して、本実施の形態における上記構成を有する画像処理装置の動作を説明する。
【0116】
図11及び図12は本実施の形態における画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。
【0117】
電源投入されると、ステップS101においてシステム制御部50はフラグや制御変数等を初期化し、ステップS102において画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する。
【0118】
ステップS103では、システム制御部50がモードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならば、ステップS105に進み、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護装置102のバリア(不図示)を閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部28を含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、S103に戻る。
【0119】
また、ステップS103でモードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば、S106に進む。
【0120】
また、ステップS103でモードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば、ステップS104でシステム制御部50は選択されたモードに応じた処理を実行し、処理を終えた後、S103に戻る。
【0121】
ステップS106では、システム制御部50は、電源制御回路80により、電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が、画像処理装置100の動作に問題を与えない位に充分であるか否かを判断し、問題があるならば、ステップS108で表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に、S103に戻る。
【0122】
ステップS106で電源86に問題が無いと判断されると、ステップS107においてシステム制御部50は、記録媒体200或いは210の動作状態が画像処理装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に関して問題があるか否かを判断する。問題がある場合にはステップS108に進み、表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に、S103に戻る。
【0123】
ステップS107で記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いと判断されると、ステップS109へ進み、表示部54を用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。尚、画像表示部28の画像表示がONであったならば、画像表示部28も用いて画像や音声により画像処理装置100の各種設定状態の表示を行う。
【0124】
ステップS110では、システム制御部50は、クイックレビューON/OFFスイッチ68の設定状態を調べ、クイックレビューONに設定されていたならば、ステップS111でクイックレビューフラグを設定し、クイックレビューOFFに設定されていたならば、ステップS112でクイックレビューフラグを解除する。尚、クイックレビューフラグの状態は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0125】
続いて、ステップS113でシステム制御部50は、画像表示ON/OFFスイッチ66の設定状態を調べ、画像表示ONに設定されていたならば、ステップS114で画像表示フラグを設定すると共に、ステップS115で撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定して、ステップS116で画像表示部28の画像表示をON状態に設定し、図12に示すS119に進む。
【0126】
スルー表示状態においては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御部22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現している。なお、ステップS115における画像表示部28に撮像した画像をスルー表示する制御においては、操作部70により指定された4種類の撮像モードのいずれかに応じて、図7乃至図9を参照して説明した自動露出制御を行っている。
【0127】
ここでは、図7のステップS10で動作状態は画像表示準備期間として自動露出制御回路40を起動して露出制御を行い、この露出制御が完了すると、システム制御部50は、画像表示準備期間用の露出制御で得た最後の測光による輝度値Bvを基点とし、今度は動作状態を画像表示期間として自動露出制御回路を起動する。画像表示部28に表示する画像の輝度変化が大きいと、使用者が画角を設定する上で見にくい表示になる為、測光したΔBv値の大きさに応じてBv値を圧縮して露出制御値算出部に入力している。Bv値の圧縮を行っても、測光処理部及び、露出制御値算出部は現在の露出制御値に基づいて相対的に測光値及び露出制御値を算出しているので、測光精度に影響はない。尚、不図示ではあるがシステム制御部50は、画像表示部28に対する画像表示準備期間は、ズーム操作部67、69によるズーム駆動を禁止している。
【0128】
また、ステップS113で、画像表示ON/OFFスイッチ66が画像表示OFFに設定されていたならば、ステップS117で画像表示フラグを解除すると共に、ステップS118で画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定した後、S119に進む。
【0129】
画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用せず、光学ファインダー104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0130】
尚、画像表示フラグの状態は、システム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0131】
ステップS119でシャッタースイッチSW1が押されていないと判断されると、S103に戻る。
【0132】
また、シャッタースイッチSW1が押されたならば(S119でYES)、ステップS120においてシステム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し、画像表示フラグが設定されていたならば、ステップS121で画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態に設定してS122に進む。
【0133】
フリーズ表示状態においては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理部20、メモリ制御部22を介した画像表示メモリ24の画像データ書き換えを禁止し、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御部22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、フリーズした映像を電子ファインダーに表示している。
【0134】
画像表示フラグが解除されていたならば(S120でNO)、画像表示部28に画像が表示されていないのでそのままS122に進む。
【0135】
このステップS122における測距・測光処理の詳細を図13を参照して説明する。
【0136】
システム制御部50は、ステップS201で撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理部20に撮影画像データを逐次読み込む。この読み込まれた画像データを用いて、画像処理部20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理及び、AWB(オートホワイトバランス)に用いる所定の演算を行っている。尚、ここでの各処理は、撮影した画像を分割し、全画素数のうちの必要に応じた領域の画像データを抽出して、演算に用いている。これにより、 TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
【0137】
ステップS202において、システム制御部50は、自動露出制御回路40をAF動作前露出モードで起動して露出制御を行い、TTL方式によるAF処理における測距領域を適正露出にする。露出制御は、図7乃至図9を参照して説明した方法により行う。ステップS203で適正露出であると判断されると、ステップS204でTTL方式によるAF処理による測距処理を行って、合焦系レンズ11の焦点を被写体に合わせる。合焦後、再度ステップS205で操作部70のモード切り換えボタンにより設定されている撮影モードで画面全体の評価測光処理を行って絞り値、シャッター時間及び、撮像感度調節値を算出する。ステップS206で露出が適正と判断されたならば、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に保存記憶する。続いて露出制御で決定されたBv値から本露光時の撮影条件下でのシャッター秒時を算出する。この時にはプログラム線図を一旦本露光用に切り替えて算出し、算出した後に元のプログラム線図に戻している。勿論この時には演算のみで制御を行わない。
【0138】
その後、ステップS207でシステム制御部50はホワイトバランスが適正と判断されるまで画像処理部20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う。
【0139】
ステップS208では、ステップS206で決定したシャッター秒時が所定(手振れ限界)値以上であった場合、ステップS209で操作部70の内フラッシュ設定ボタンの状態を調べる。フラッシュオフに設定されているならば(S209でYES)、ステップS210において表示部54は、光学ファインダー104内に手振れ警告表示を行う。フラッシュオフに設定されていなければ、ステップS211でEF処理による撮影を行う旨の表示を行う。また赤目緩和ランプを点灯するモードであった場合には、手振れ限界以下では赤目緩和ランプの点灯を開始する。S208において手振れ限界に達しなければ、即ち、シャッター秒時が所定値以下ならば被写体が十分に明るいので、ステップS212に進み、AE処理による撮影を行う旨の表示を行う。更に、ステップS210,S211,またはS212の処理が終了するとステップS213へ進み、上記条件で決定された撮影モードのフラグを設定し、ステップS214で撮影準備完了を示すブザーを鳴らす。
【0140】
上記のように、ステップS122における測距・測光処理を終えたならば、ステップS123でシステム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断する。画像表示フラグが設定されていたならば(ステップS123でYES)、ステップS124へ進み画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定した後、S125に進む。尚、S124でのスルー表示状態は、S115でのスルー表示状態と同じ動作状態である。また、ステップS123で画像表示フラグが設定されていないならば、画像を表示しないので、そのままステップS125へ進む。
【0141】
次に、ステップS125でシャッタースイッチSW2の状態を調べ、シャッタースイッチSW2が押されずに(S125でNO)、さらにシャッタースイッチSW1も解除されたならば(S126でYES)、S103に戻る。
【0142】
シャッタースイッチSW2が押されたならば(S125でYES)、ステップS127でシステム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し、画像表示フラグが設定されていたならば、ステップS128で画像表示部28の表示状態を固定色表示状態に設定してS129に進む。
【0143】
固定色表示状態においては、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた撮影画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを、メモリ制御部22、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示することにより、固定色の映像を画像表示部28に表示している。このように固定色による表示に切り換えることにより、シャッターが閉じたことを使用者に伝える。
【0144】
画像表示フラグが解除されていたならば(S127でNO)、画像表示部に画像を表示しないので、そのままステップS129に進む。
【0145】
ステップS129では、システム制御部50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御部22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理、及び、メモリ制御部22、そして必要に応じて画像処理部20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する。
【0146】
この撮影処理S129の詳細を図14を用いて説明する。
【0147】
図14は、図12のS129における撮影処理の詳細なフローチャートを示す。
システム制御部50はまず、ステップS301で撮像素子を全画像読み出しに切り替える。システム制御部50の内部メモリ或いは、メモリ52に記憶される測光データ(Bv値、ΔBv等)に従い、ステップS302でスローシャッター撮影モードであるか否かを判断し、撮影モードがスローシャッター撮影モードであった場合には、ステップS303でΔBv値をBvに加味して、ステップS304で自動露出制御回路40を起動して本露光時のAv、Tv、DG値を求める。自動露出制御回路40においては、すでに図7から図9を参照して説明したとおり、モード認識時のおいて本露光制御を認識し(S501)、プログラム線図を本露光用に切り替える(S504〜S505)。撮影準備期間に記憶したBv値から本露光時の絞り、シャッター、撮像感度調節値を露出制御値算出部で求める(S507)。
【0148】
また、撮影準備期間に設定した撮影モード(AE/EF)フラグにより露光モードを決定する。ステップS305でフラッシュ48が必要か否かを判断し、必要でない場合はS309に進む。また、発光が必要な場合には本露光時の発光時間を決定する為、ステップS306でフラッシュを所定時間発光させ、発光と同期した1コマ分の画像データに基づいて、予め設定された複数の分割された領域毎に光束積分演算を行う。ステップS307では、ステップS306で求められた複数に分割された各領域の演算結果に基づいて評価演算を行い、本露光時に必要とされる本発光時間を求める。こうしたTTL方式によるEF制御を行った後、ステップS308で、算出した発光量(時間)をシステム制御部50のフラッシュ発光時間レジスタに設定する。
【0149】
次に、ステップS309で、先のステップS304の本露光用露出制御値演算で求められた撮像感度調節値を設定する。多くの場合、撮像感度調節値はゼロになり、撮像感度は純粋な撮像感度値(本実施の形態ではASA80相当のSv値)に設定される。シャッター幕設定は各絞り値毎に予め記憶されたシャッター幕の機械的遅延時間を加味したメカシャッター秒時に変換し、システム制御部50のメカシャッター閉口設定レジスタに設定する(S310)。
【0150】
本露光の準備が完了した時点で、ステップS311においてシステム制御部50の露光開始トリガをオンして露光を開始する。ステップS312ではシステム制御部50の本露光が終了した時に自動的に設定されるレジスタのデータビットを監視し、本露光が完了したと判断すると、ステップS313でシャッターが閉じたことを確認する。
【0151】
システム制御部50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御部22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む(S314)。設定された撮影モードに応じて、フレーム処理を行う必要があるならば(S313でYES)、システム制御部50は、メモリ制御部22そして必要に応じて画像処理部20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理や(S316)、色処理(S317)を順次行った後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込んで、ステップS318へ進む。
【0152】
フレーム処理を行う必要が無ければ(S315でNO)、そのままステップS318へ進み、システム制御部50は、メモリ30から画像データを読み出し、メモリ制御部22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う。
【0153】
以上の一連の処理を終えたならば、ステップS129における撮影処理を終了する。
【0154】
システム制御部50は、ステップ130でシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される画像表示フラグの状態を判断し、画像表示フラグが設定されていたならばステップS133でクイックレビュー表示を行う。この場合は、撮影中も画像表示部28が電子ファインダーとして常に画像が表示された状態であり、撮影直後にはクイックレビュー表示が行われる。
【0155】
画像表示フラグが解除されていたならば(S130でNO)、ステップS131でシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるクイックレビューフラグの状態を判断し、クイックレビューフラグが設定されていたならば、ステップS132で画像表示部28の画像表示をON状態に設定し、ステップS133でクイックレビュー表示を行う。即ち、画像表示フラグまたはクイックレビューフラグの少なくもいずれか一方が設定されている場合には、クイックレビュー表示を行うことになる。
【0156】
画像表示フラグが解除され(S130でNO)、更にクイックレビューフラグも解除されていたならば(S131でNO)、画像表示部28がOFFの状態のままS134に進む。この場合は、撮影を行った後でも画像表示部28は消えたままであり、クイックレビュー表示も行われない。これは、光学ファインダー104を用いて撮影を続ける場合のように、撮影直後の撮影画像の確認が不要で、画像表示部28の電子ファインダー機能を使用せずに省電力を重視する使用方法である。
【0157】
ステップS134では、システム制御部50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御部22そして必要に応じて画像処理部20を用いて各種画像処理を、また、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行った後、記録媒体200或いは210へ画像データの書き込みを行う記録処理を実行する。
【0158】
このステップS134における記録処理を図15を参照して説明する。
【0159】
図15は、図12のステップS134における記録処理の詳細なフローチャートを示す。
【0160】
システム制御部50は、メモリ制御部22そして必要に応じて画像処理部20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して撮像素子の縦横画素比率を1:1に補間する画素正方化処理を行った後(S401)、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
【0161】
そして、ステップS402でメモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行った後、ステップS403でインタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記録媒体200或いは210へ圧縮した画像データの書き込みを行う。
【0162】
記録媒体への書き込みが終わったならば、ステップS134における記録処理を終了する。
【0163】
ステップS134の記録処理が終了した際に、シャッタースイッチSW2が押された状態であったならば(S135でYES)、ステップS136でシステム制御部50はシステム制御部50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される連写フラグの状態を判断し、連写フラグが設定されていたならば、連続して撮影を行うためにS129に戻り、次の撮影を行う。
【0164】
連写フラグが設定されていないならば(S136でNO)、シャッタースイッチSW2が放されるまで、すなわちステップS135でNOになるまで、ステップS135およびS136の処理を繰り返す。ステップS134における記録処理が終了した際にシャッタースイッチSW2が放された状態であった、或いは、シャッタースイッチSW2を押し続けてクイックレビュー表示を継続して撮影画像の確認を行った後にシャッタースイッチSW2を放した状態であったならば(S135でNO)、ステップS137で所定のミニマムレビュー時間が経過した後にステップS138に進む。
【0165】
尚、このミニマムレビュー時間は、固定値としても、使用者が任意に設定することが可能としても、さらには所定の範囲内で使用者が任意に設定或いは選択することが可能としてもよく、いずれの方法で設定しても構わない。
【0166】
ステップS138では画像表示フラグが設定されているか否かを判断し、システム制御部50は、画像表示フラグが設定されていたならば(S138でYES)、ステップS139で画像表示部28の表示状態をスルー表示状態に設定して、S141に進む。
【0167】
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、次の撮影のために撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態にすることができる。
【0168】
画像表示フラグが解除されていたならば(S138でNO)、ステップS140で画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定して、S141に進む。
【0169】
この場合、画像表示部28でのクイックレビュー表示によって撮影画像を確認した後に、省電力のために画像表示部28の機能を停止して、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。
【0170】
ステップS141ではシャッタースイッチSW1の状態を判断し、押された状態であったならば(S141でYES)、システム制御部50は、S125に戻って次の撮影に備える。
【0171】
シャッタースイッチSW1が放された状態であったならば(S141でNO)、システム制御部50は、一連の撮影動作を終えてS103に戻る。
【0172】
本実施の形態においては、撮影準備期間におけるメモリ52に保存記憶された絞り12の制御値と、上記演算で決定される本露光時の絞り12の制御値が変化しないようにプログラム線図で規定しているので、絞り制御を行うようにしても、絞り開口径は変化せず且つ、絞り制御による静定時間待ちは発生しない。したがってレリーズタイムラグが少なくなる。また、本露光制御に移行した後では、フラッシュ撮影以外再度測光を行わないので、絞りを動かすことによる機械的な露光量のずれが生じないので精度も向上する。
なお、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていてもよい。また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であってもよい。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としてもよい。そして、実施の形態の説明においては、記録媒体200及び210は画像処理装置100と分離していて任意に接続可能な着脱可能な記録媒体として説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が画像処理装置100に固定したままとなっていてもよい。また、画像処理装置100に記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。
【0173】
そして、画像処理装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であってもよいことは言うまでもない。
【0174】
更に、本実施の形態においては画像表示を本装置内の画像表示部で行っているが、TFT LCD等から成る画像表示部28の変わりにビデオアンプとビデオ信号出力端子を備えて、装置外部の表示装置に表示する場合や、通信回路110及び、コネクタ112を用いて外部装置に画像データを転送して表示を行う場合においても同じ効果を発揮する。
【0175】
更に、本実施の形態で説明した撮像感度調節回路の他に、撮像素子の読み出し方法そのもので撮像感度を調節或いは切り替える方法もある。例えば、本実施の形態における撮像素子の読み出し方は、撮像素子の2ライン加算で且つ2ライン束ねられた走査線の内の偶数ライン群を読み捨てている。そして、この読み出し状態を変更せずにゲインを制御して感度を変更している。しかし感度を変更する手段はこれに限らず、ライン加算方法を変更し且つ、垂直走査時間を変えずに感度を変更することは実現可能である。この場合には、連動範囲内の高輝度側から低輝度側にむけて、蓄積時間から制御することなく、最初から撮像感度を制御し、次に蓄積時間、絞りを制御しても自動的に長秒時露光を実現することができる。
【0176】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,カメラヘッドなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(カメラ単体など)に適用してもよい。複数の機器で構成する場合、撮影モード切り替えスイッチをソフトウエアにより構成し、撮影モード切り替えをホストコンピュータで行うようにすれば、同様の効果を得ることができる。
【0177】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0178】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0179】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0180】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0181】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0182】
【発明の効果】
上述の通り、本発明によれば、固体撮像素子の出力を利用して自動露出制御や自動合焦制御を行う場合においては、撮影準備動作期間を短縮した状態で長秒時露光を行う為の露出制御が可能になる。また、電子ファインダーの画像表示速度を劣化させない為の固体撮像素子の読み出し方法を保った状態で長秒時露光を行う為の露出制御が可能になる。更には、撮影準備動作から本露光動作に移行する過程で、絞り制御を伴わない長秒時露光制御が可能になる。また、使用者が通常撮影と同じ感覚で撮影して、できる限り長めのシャッター秒時を使用して且つ適正露出が自動的に得られるため、日中下での流し撮りや、渓流の躍動感ある水の流れ等の撮影を提供することが可能となる。また、暗中下におけるフラッシュ撮影においては、背景を長時間露出で写しながら主被写体をフラッシュで適正露出で撮影が可能となる。
【0183】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成ブロック図である。
【図2】本実施の形態の自動露出制御回路の基本構造図である。
【図3】本実施の形態の通常撮影モード時における撮影準備動作期間のプログラム線図である。
【図4】本実施の形態の通常撮影モード時における本露光時のプログラム線図である。
【図5】本実施の形態のスローシャッター撮影モード時における撮影準備動作期間のプログラム線図である。
【図6】本実施の形態のスローシャッター撮影モード時における本露光時のプログラム線図である。
【図7】本実施の形態の自動露出制御を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態の露出制御処理を示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態の絞り制御処理を示すフローチャートである。s
【図10】本実施の形態の変倍レンズ駆動時の露出制御のフローチャートである。
【図11】本実施の形態の主ルーチンのフローチャートの一部である。
【図12】本実施の形態の主ルーチンのフローチャートの一部である。
【図13】本実施の形態の測距・測光ルーチンのフローチャートである。
【図14】本実施の形態の撮影ルーチンのフローチャートである。
【図15】本実施の形態の記録ルーチンのフローチャートである
【符号の説明】
10 変倍系レンズ
11 合焦系レンズ
12 シャッター
82、84 コネクタ
92、96 コネクタ
102 保護装置
200、210 記録媒体
206、216 コネクタ
Claims (2)
- 光量を調節するための絞り手段と、
前記絞り手段を介して入力した被写体の光学像を電気信号に変換する光電変換手段と、
前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて、被写体輝度を測定する測光手段と、
前記絞り手段の開口径を制御する絞り制御手段と、
前記光電変換手段から出力される電気信号の大きさを調節するための感度を制御する感度制御手段と、
前記光電変換手段の電荷蓄積時間を制御する蓄積時間制御手段と、
前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて画像を逐次表示する表示手段と、
複数の撮影モードを切り換えるモード切り換え手段とを有し、
前記測光手段の測定結果に基づいて、前記絞り制御手段と、前記感度制御手段と、前記蓄積時間制御手段の少なくとも1つを制御することにより露光量を制御する撮像装置において、
前記モード切り換え手段により、撮影モードがスローシャッター撮影モードに設定されている時に、
撮影準備期間においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になるまで、前記蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になると、感度が最大値になるまで前記感度制御手段により感度を制御し、感度が最大値になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を開放側に制御することにより露光量を制御し、
本露光時においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、該表示速度に、該本露光時と該撮影準備期間における感度の差分と該撮影準備期間における感度の最大値とを足し合わせた段数分を足し合わせた第1の蓄積時間になるまで該蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が第1の蓄積時間になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最大開口径になるまで制御し、該絞り開口径が最大開口径になると、最大蓄積時間になるまで前記蓄積時間制御手段により露光量を制御することを特徴とする撮像装置。 - 光量を調節するための絞り手段と、前記絞り手段を介して入力した被写体の光学像を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて、被写体輝度を測定する測光手段と、前記絞り手段の開口径を制御する絞り制御手段と、前記光電変換手段から出力される電気信号の大きさを調節するための感度を制御する感度制御手段と、
前記光電変換手段の電荷蓄積時間を制御する蓄積時間制御手段と、前記光電変換手段により変換された電気信号に基づいて画像を逐次表示する表示手段と、複数の撮影モードを切り換えるモード切り換え手段とを有し、前記測光手段の測定結果に基づいて、前記絞り制御手段と、前記感度制御手段と、前記蓄積時間制御手段の少なくとも1つを制御することにより露光量を制御する撮像装置の制御方法であって、
前記モード切り換え手段により、撮影モードがスローシャッター撮影モードに設定されている時に、
撮影準備期間においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になるまで、前記蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が予め定められた前記表示手段の表示速度と略同一になると、感度が最大値になるまで前記感度制御手段により感度を制御し、感度が最大値になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を開放側に制御することにより露光量を制御し、
本露光時においては、前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最小値に固定した状態で、該表示速度に、該本露光時と該撮影準備期間における感度の差分と該撮影準備期間における感度の最大値とを足し合わせた段数分を足し合わせた第1の蓄積時間になるまで該蓄積時間制御手段による制御を行い、電荷蓄積時間が第1の蓄積時間になると、該前記絞り制御手段により前記絞り開口径を最大開口径になるまで制御し、該絞り開口径が最大開口径になると、最大蓄積時間になるまで前記蓄積時間制御手段により露光量を制御する露光量制御工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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