JP4125002B2 - Mg鋳造方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はMg鋳造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属床や支台歯などの歯科材料は金合金、パラジウム合金などが用いられているが、これらはおしなべて高価であり、患者にとって金銭的な負担が大きい。
【0003】
ところで、マグネシウム及びマグネシウム合金(以下、これを総称してMgという)は、自然界に大量に存在し、安価に入手できる金属資源であると言われており、それぞれの用途に応じた添加金属を加えて使用されている。
【0004】
使用例の代表例としては、Mgが鋳造可能であり且つ軽量であることから、例えば自動車用部品や携帯用コンピュータのケースなどで量産されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本件発明者は、Mgは人体にとって必須金属であり、また、生体適合性にも優れていることから、これを歯科材料又は人工関節などの医科材料を鋳造成形すれば患者に対して安価に提供できると考え、本発明を案出するに至ったものである。
【0006】
そこで、本発明の目的は、比較的小型のMg成形品を鋳造するのに適したMg鋳造方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、比較的小型の単一品を鋳造により製造するのに適したMg鋳造方法及びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる技術的課題は、本発明の一つの局面によれば、
加熱手段無しのるつぼを用意し、
Mg鋳造装置の中に配置した成形型の上に、外部の加熱手段で加熱した前記るつぼを配置し、該加熱したるつぼの中に投入されたMg塊が溶解したら、前記るつぼの底の注湯孔から成形型の中に注湯することを特徴とするMg鋳造方法を提供することにより達成される。
【0009】
Mgはその融点が比較的低く、約650℃である。また、例えば歯科材料であれば、一つの製品を作るのに比較的少量のMgで足りる。このことから、外部の加熱手段で熱したるつぼを用意し、このるつぼの中にMg塊を投入することで、比較的短時間のうちに、このMg塊を溶解させることができる。
【0010】
このことは、Mg塊を溶解する段階でのるつぼは、自己が保有する熱エネルギを使ってMg塊を溶解させることであり、例えば、Mg鋳造装置の中に加熱手段を用意し、この加熱手段によってるつぼを加熱する又はるつぼの中のMg塊を加熱してMg塊を溶かす場合に問題となる、Mg溶解時の酸化燃焼の虞を無くすることが可能となる。
【0011】
したがって、本発明のように、外部の加熱手段で加熱したるつぼが保有する熱エネルギを使ってMg塊を溶解させることにより、Mg溶解時の酸化燃焼の問題を解消することができる。
【0012】
Mgの溶湯に含まれるガスのほとんどが水素ガスであることが知られているが、この水素の脱ガスのために、注湯を不活性ガス雰囲気で行うのがよい。また、必要であれば、Mg塊を溶解させるときも不活性ガス雰囲気で行うのが好ましい。
【0013】
加熱したるつぼの中にMg塊を投入するタイミングとしては、るつぼをMg鋳造装置の中にセットする前でもよいが、その後であってもよい。Mg鋳造装置の中にるつぼをセットした後にMg塊を投入すれば、その後、Mg鋳造装置の中を不活性ガス雰囲気にすることが容易となるであろう。
【0014】
本発明の好ましい実施の形態としては、るつぼの底に比較的小径の貫通孔又は注湯孔を設け、注湯の際に、るつぼの中に不活性ガスを導入して、Mg溶湯を注湯孔を通じて成形型の中に噴射させるのがよい。
【0015】
成形型の中での湯回りを良好にするには、成形型の中にMgを注湯するときに、前記成形型のキャビティを吸引するのがよい。
【0016】
本発明の他の局面によれば、
上方に開口した有底の本体と、
該本体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、
該蓋体から下方に垂下するガス誘導筒体と、
前記本体の底部分に配置され、成形型を昇降するための昇降手段と、
前記ガス誘導筒体の中に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、
前記成形型のキャビティを吸引するための吸引手段と、
加熱手段無しのるつぼとを有し、
外部の加熱手段で加熱したるつぼを前記成形型の上に間隔を隔てて配置し、該加熱したるつぼの中のMgを注湯できる状態になったら、前記昇降手段により前記成形型を上昇させて前記成形型と係合させ、更に該成形型と前記ガス誘導筒体とを係合させて、前記不活性ガス供給手段から前記ガス誘導筒体の中に供給される不活性ガスによって前記るつぼの中のMgを該るつぼの底の注湯孔を通じて前記成形型の中に注湯すると共に、該注湯の際に、前記吸引手段により前記成形型のキャビティを吸引することを特徴とするMg鋳造装置が提供される。
【0017】
上記Mg鋳造装置では、るつぼの底の注湯孔が比較的小径であるのがよく、これにより、注湯の際にガス誘導筒体の中に導入される不活性ガスによって、るつぼの中のMg溶湯をるつぼの底の注湯孔を通じて勢いよく成形型の中に充填することができる。
【0018】
本発明の上記目的、他の目的及びその作用効果は、以下の本発明の好ましい実施例の詳しい説明から明らかになるであろう。
【0019】
【実施例】
以下に、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。
図1は、実施例のMg鋳造装置を示す。Mg鋳造装置1は、上方に開放した略円柱形状の内部空間を備えた有底の装置本体2と、この本体2の開口端にヒンジ3を介して取り付けられた蓋体3とを有し、蓋体3を閉めてネジロック5を回転させることにより、装置内を気密状態に保つことができる。
【0020】
装置本体2の下端には、ベースピストン6が嵌挿され、このベースピストン6は、本体2の内壁面に沿って上下に移動可能である。本体2の内壁面には、その上下方向中間部分に、径方向内方に突出した内周リング部分7が形成され、この内周リング部分7と、その下のベースピストン6との間に圧縮バネ8が介装されている。
【0021】
蓋体3は、その中央部分に、耐圧及び耐熱ガラス8を含む覗き窓9を有する。蓋体3には、また、この覗き窓9の下に、覗き窓9に整列してガス誘導筒体10が配設され、このガス誘導筒体10の下端には外方に向けて延びる円周フランジ11が形成されている。
【0022】
蓋体3には、覗き窓9とガス誘導筒体10との間に開口12aを有する第1の内部通路12が形成され、他方、本体2には、その上端面に一端を開放した第2の内部通路13が形成され、この第2の内部通路13は、本体2の上部側面に開放したArガス導入ポート14に連通している。第1の内部通路12と第2の内部通路13は、蓋体3を密閉すると、互いに連通してArガス導入通路を構成する。
【0023】
本体2は、その下端部つまりベースピストン6に対応した位置に一端を開放した第3の内部通路15を有し、この第3の内部通路15は、本体2の下部側面に開放した吸引ポート16に連通している。
【0024】
本体2は、また、その底の中央に一端を開放した第4の内部通路17を有し、この第4の内部通路17は、本体2の下端側面に開放した加圧ガス導入ポート18に連通している。
【0025】
ベースピストン6には、その側面に円周凹所19が形成され、この円周凹所19は、内部通路20を介してベースピストン6の上面中央に開放した吐出口21に連通している。
【0026】
Arガス導入ポート14は、Arガス源22に対して、第1の外部配管23を介して接続され、この第1の外部配管23には、流量調整弁24と、第1の開閉弁25と、圧力計26とが介装されている。流量調整弁24と開閉弁25は共に手動であってもよいし電動であってもよいが、この実施例では、流量調整弁24は手動であり、開閉弁25は、例えばソレノイドを用いた電動弁で構成されている。この開閉弁25は、Ar充填スイッチ27を操作することによって開閉される。
【0027】
吸引ポート16は、例えば吸引ポンプなどの真空源28に対して、第2の外部配管29を介して接続され、この第2の外部配管29には、第2の開閉弁30が介装されている。この第2の開閉弁30は、手動であってもよいが、この実施例では電動であり、吸引スイッチ31を操作することによって第2の開閉弁30が開閉される。
【0028】
加圧ガス導入ポート18は、加圧ガス源32に対して、第3の外部配管33を介して接続され、この外部配管33には、逆止弁の機能を備えた第3の開閉弁34が介装されている。この第3の開閉弁34は手動であってもよいが、この実施例では電動であり、セットスイッチ35を操作することによって開閉される。第3の開閉弁34は、開弁したときに、加圧ガス源32から加圧ガス導入ポート18に向けてのガスの流れは許容するものの、逆の流れは禁止する。
【0029】
Mg鋳造装置1には、ベースピストン6の上に、歯科技工技術の分野では周知のロストワックス法による多孔質の耐熱埋没材(例えば石膏系埋没材)からなる、円筒体50で囲まれた成形型51が配置され、また、その上に中間リング52が配置される。
【0030】
中間リング52は、本体2の高さ方向中間部分に形成された円周リング部分7に着座する大きさを有する。この中間リング52は、その中央に比較的大径の一つの中央開口53を有し、また、中央開口53よりも径方向外方に比較的小さな径の複数の連通孔54を有する。この複数の小径連通孔54は、円周方向に等間隔に配置されているのが好ましい。
【0031】
中間リング52は、Mg溶解用るつぼ55の座を提供する部材でもあり、中間リング52の上面の中央部分には、中央開口53の回りに円形凹所56が形成され、この円形凹所56の側壁は、上方に向けて徐々に拡径した傾斜面で構成されている。
【0032】
るつぼ55は、上方に開放した有底円筒体からなり、耐熱性に優れた材料又は金属、例えばステンレス鋼から作られている。るつぼ55の外径は、中間リング52の円形凹所56の底部分の径とほぼ等しい。
【0033】
るつぼ55は、その底壁の中央に、比較的小径の上下に延びる射出注湯孔57を有し、内部底面58は、中央射出注湯孔57に向けて漏斗状に傾斜するテーパ面で構成されている。
【0034】
次に、Mg鋳造装置1の操作方法を含めてMg鋳造方法を説明する。例示のMg鋳造は、インレイ、クラウン、支台歯、前装冠、金属床、鋳造バー、鋳造クラスプなど歯科材料の鋳造に向けられたものであるが、これら歯科材料に類する比較的小型の精密鋳造品や、人工歯根などの歯科用インプラントや、例えば人工関節などの外科用インプラントや、骨固定用具(プレート、ピン、ネジ、ワイヤなど)或いは随内釘、ステントなどにも適用可能である。
【0035】
図2は、Mg鋳造装置1の中に、成形型51と中間リング52を設置した状態を示す。この状態では、ベースピストン6は下端位置に位置しており、このため、成形型51の上面と中間リング52の下面とは離間した状態にある。
【0036】
この準備工程の間に、または、この準備工程の次に、るつぼ55を例えば電子レンジ59などの外部加熱手段を用いて加熱する。るつぼ55の加熱は、例えばるつぼ55が約1100℃になるまで続ける。この温度は、特に限定されるものではない。後に説明するが、加熱したるつぼ55内でMgを適当な時間内に溶解させるのに都合のよい温度であればよく、これはるつぼ55の大きさ(熱容量)や、対象となるMg塊の大きさによって最適値を決めればよい。
【0037】
次に、図3に示すように、加熱したるつぼ55をMg鋳造装置1内に挿入し、中間リング52の上に配置させる。
【0038】
次に、図4に示すように、Mg鋳造装置1内のるつぼ55の中にMg塊60を投入する。次いで、蓋体3を閉じ、ネジロック5を用いて、蓋体3で本体3を密閉する。
【0039】
次いで、Arガス充填スイッチ27及び吸引スイッチ31を操作して、第1、第2の開閉弁25、30を開き、Mg鋳造装置1の下方から吸引しながら不活性ガスであるArガスを充填する。Mg鋳造装置1の上部から導入されたArガスは、図4に矢印で示すように、るつぼ55が位置する中間リング52の上方の空間を通り、中間リング52の小径貫通孔54を通って、成形型51が存在する下方空間に入り、成形型51のキャビティCに入り込んだ後、成形型51内を通過し、その下端面からベースピストン6の内部通路20を通って外部に吸引される。
【0040】
作業者は、この間、覗き窓9を通じて、るつぼ55内のMg塊60の様子を観察する。Mg塊60が全て溶解したら、セットスイッチ35を操作して、図5に示すように、第3開閉弁34を開け、加圧ガス源32から加圧ガスをベースピストン6の下側空間に導入する。これにより、ベースピストン6は上方に付勢され、圧縮バネ8のバネ力に抗してベースピストン6は上昇する。
【0041】
上昇動するベースピストン6は、成形型51を押し上げて、この成形型51の上端面を中間リング52に押す付け、更には、この中間リング52を押し上げて、最終的には、るつぼ55の上端面が、蓋体3のガス誘導筒体10の下端フランジ11と圧接した状態になる。
【0042】
図5は、ベースピストン6の上昇動によって、成形型51と中間リング52とるつぼ55とガス誘導筒体10とが一体化して、ガス誘導筒体10からるつぼ55の射出孔57を通じて成形型51のキャビティCに至る一本の密閉通路が形成された状態を示す。図5の状態になると、Arガスは、ガス誘導筒体10を通ってるつぼ55の中に入り、溶湯を押し下げる。るつぼ55内の溶湯は、るつぼ55の射出注湯孔57を通じて成形型51のキャビティC内に噴射される。キャビティCは、真空源28によって吸引された状態にあり、このため、キャビティC内に入った溶湯はキャビティCの細部まで素早く充填される。
【0043】
以上の工程が完了したら、全てのスイッチ27、31、35をOFFにして全ての開閉弁を閉じ、次いで、蓋体3を開けて、るつぼ55、中間リング52,成形型51を取り出す。
【0044】
上述の説明から理解できるように、Mg鋳造装置1は、ベースピストン6が下降位置にあるか上昇位置にあるかによって2つの態様を形成する。すなわち、ベースピストン6が下降位置にあるときには、図4に示すように、装置内の上端つまり蓋体3の中央覗き窓9の近くから導入されたArガスは、ガス誘導筒体10を通り、このガス誘導筒体10の下端とるつぼ55の上端との間の隙間を通って中間リング52の上方空間に入り、更に、中間リング52の連通孔54を通って中間リング52の下方空間に流入して、成形型51のキャビティC内に入る第1の態様をとる。
【0045】
当業者であれば理解できるように、ベースピストン6は実質的にガス式のジャッキつまり昇降手段を構成するものであるが、ベースピストン6の下に液体を充填して液体式のジャッキを構成するようにしてもよい。すなわち、ベースピストン6はガス式又は液体式つまり流体式ジャッキを構成する。変形例として、ベースピストン6の代わりに機械式の昇降手段、例えばパンタグラフ式ジャッキやスクリューネジ式ジャッキで構成してもよい。
【0046】
他方、ベースピストン6が上昇位置にあるときには、図5に示すように、装置内の上端に導入されたArガスは、ガス誘導筒体10を通ってるつぼ55内の圧力を増圧し、るつぼ55内の溶湯を押し下げて噴出孔57からキャビティC内に注入させる第2の態様をとる。
【0047】
上記の実施例では、加熱したるつぼ55を装置内にセットした後に、このるつぼ55の中にMg塊を投入するようにしたが、装置内にセットする前の加熱るつぼ55にMg塊を投入し、その後、Mg塊を含むるつぼ55を装置内にセットするようにしてもよい(図6)。
【0048】
また、キャビティC内に不活性ガスを吹き込むのは、図7に示すように、注湯する前段階であれば何時行ってもよい。例えば、装置内に成形型51及び中間リング52をセットしたら、直ちに、蓋体3を閉じ、真空源28によって吸引しながらArガスを装置内に導入することにより(第1、第2の開閉弁25、30を開弁)、キャビティC内にArガスを吹き込むようにしてもよい。
【0049】
このように事前に、キャビティC内にArガスを吹き込んであれば、ベースピストン6を上昇させて、Mg鋳造装置1が第1態様から第2態様に変化する直前に、Arガス源22から装置内へのガスの導入を開始するようにしてもよい。
【0050】
キャビティCにArガスを吹き込むときのArガス流量と、キャビティCに溶湯を注湯するときのArガス流量とを異ならせるようにしてもよい。これは流量調整弁24を操作することによって行うことができる。例えば、キャビティC内での湯回りを促進するために、注湯の際のArガスの導入量を(装置1が第2の態様にあるとき)を増量するようにしてもよい。
【0051】
逆に、キャビティCへの湯回りを考慮する必要がないときには、注湯の際又はMg塊が溶解する途中で、第2開閉弁30を閉じて吸引を停止するようにしてもよい。
【0052】
上述したMg鋳造装置1は、装置内にヒータなどの加熱手段を全く備えていないものであるが、例えば、キャビティCの湯回り性を向上するために、成形型55の回りに加熱源(例えば、電気ヒータ)を設けて成形型55の温度制御を行うようにしてもよい。
【0053】
上述したるつぼ55の底の射出注湯孔57の径を比較的大径にした注湯孔を作ると共にこのるつぼ55と成形型50との間にシャッター(図示せず)を配置して、るつぼ55の中のMg塊が溶解したら、シャッターを開いてるつぼ55の注湯孔から成形型50の中にMgを充填するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のMg鋳造装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1のMg鋳造装置に、外部で加熱したるつぼをセットする前段階の態様を説明するための図である。
【図3】外部でるつぼを加熱する工程から注湯までの操作手順を説明するためのフロー図である。
【図4】Mg鋳造装置の中に、先ず、加熱したるつぼをセットし、次いで、このるつぼの中にMg塊を投入した後に蓋体を閉めてMg鋳造装置内にArガスを供給して、Mg塊が溶解する過程で、装置内をArガス雰囲気にすると共に、成形型のキャビティにArガスを吹き込んでいる状態を説明するための図である。
【図5】Mg溶湯を成形型の中に注湯する状態を説明するための図である。
【図6】外部でるつぼを加熱する工程から注湯までの他の操作手順を説明するための、図3に関連したフロー図である。
【図7】成形型のキャビティにArガスを吹き込むタイミングを説明するための図である。
【符号の説明】
1 Mg鋳造装置
2 装置本体
3 蓋体
6 ベースピストン
10 ガス誘導筒体
22 Arガス源
51 成形型
C 成形型のキャビティ
52 中間リング
55 るつぼ
57 注湯孔
59 電子レンジ
60 Mg塊
Claims (11)
- 加熱手段無しのるつぼを用意し、
Mg鋳造装置の中に配置した成形型の上に、外部の加熱手段で加熱した前記るつぼを配置し、該加熱したるつぼの中に投入されたMg塊が溶解したら、前記るつぼの底の注湯孔から成形型の中に注湯することを特徴とするMg鋳造方法。 - 前記るつぼの底の注湯孔が小径であり、前記るつぼの中で溶けたMgを前記成形型の中に注湯するときに、前記るつぼの中にガスを導入して該るつぼの中のMgを前記小径注湯孔から前記成形型の中に注湯させる、請求項1のMg鋳造方法。
- 前記加熱したるつぼの中に前記Mg塊を投入する工程が、前記加熱したるつぼを前記Mg鋳造装置の中に入れた後に行われる、請求項1又は2のMg鋳造方法。
- 前記加熱したるつぼの中に前記Mg塊を投入する工程が、前記加熱したるつぼを前記Mg鋳造装置の中に入れる前に行われる、請求項1又は2のMg鋳造方法。
- 前記注湯が不活性ガス雰囲気で行われる請求項1〜4のいずれか一項のMg鋳造方法。
- 前記成形型の中にMgを注湯するときに、前記成形型のキャビティを吸引する、請求項5のMg鋳造方法。
- 前記鋳造型が、ロストワックス法による耐熱埋没材からなる、請求項1〜6のいずれか一項のMg鋳造方法。
- 上方に開口した有底の本体と、
該本体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、
該蓋体から下方に垂下するガス誘導筒体と、
前記本体の下端部に配置され、成形型を昇降するための昇降手段とを含むMg鋳造装置を用意し、
底に比較的小径の注湯孔を備え且つ加熱手段無しのるつぼを用意し、
外部の加熱手段で加熱したるつぼを前記成形型の上に間隔を隔てて配置する工程と、
前記外部の加熱手段で加熱したるつぼを前記成形型の上に間隔を隔てて配置する前又は配置した後に、該るつぼの中にMg塊を投入する工程と、
前記るつぼの中のMgを成形型に注湯できる状態になったら、前記昇降手段により前記成形型を上昇させて前記るつぼと係合させ、更に該るつぼと前記ガス誘導筒体とを係合させる工程と、
前記ガス誘導筒体の中にガスを導入して、前記るつぼの中のMgを前記注湯孔を通じて前記成形型の中に充填する工程とを含むことを特徴とするMg鋳造方法。 - 前記るつぼの中のMgを前記成形型の中に注湯するときに、前記成形型を吸引する工程を更に含む、請求項8のMg鋳造方法。
- 前記るつぼの中のMgを前記成形型の中に注湯する前に、前記成形型の中に不活性ガスを導入する工程を更に含む、請求項8又は9のMg鋳造方法。
- 上方に開口した有底の本体と、
該本体の開口を閉じる開閉可能な蓋体と、
該蓋体から下方に垂下するガス誘導筒体と、
前記本体の底部分に配置され、成形型を昇降するための昇降手段と、
前記ガス誘導筒体の中に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、
前記成形型のキャビティを吸引するための吸引手段と、
加熱手段無しのるつぼとを有し、
外部の加熱手段で加熱したるつぼを前記成形型の上に間隔を隔てて配置し、該加熱したるつぼの中のMgを注湯できる状態になったら、前記昇降手段により前記成形型を上昇させて前記成形型と係合させ、更に該成形型と前記ガス誘導筒体とを係合させて、前記不活性ガス供給手段から前記ガス誘導筒体の中に供給される不活性ガスによって前記るつぼの中のMgを該るつぼの底の注湯孔を通じて前記成形型の中に注湯すると共に、該注湯の際に、前記吸引手段により前記成形型のキャビティを吸引することを特徴とするMg鋳造装置。
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