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JP4126519B2 - カメラシステム - Google Patents
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JP4126519B2 - カメラシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電話回線を利用してカメラなどの機器を遠隔操作する方法とそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−237426号公報及び特開平11−41669号公報には、電話回線を利用してカメラを操作する技術が開示されている。また、特開平10−164254号公報に示されている通り、近時、発信元電話番号通知サービスも導入され、かかるサービスを利用すれば、受信側において応答前に発信側の電話番号などを知ることができるので、相手に応じた対応をとることができる。
【0003】
特開平11−298573号公報に開示の電話機は、発信元電話番号通知サービスの利用形態として、予め登録されている番号からの着信要求を判別して、自動的に着信を受けて、送信機側からのDTMF信号によってビデオカメラを遠隔操作できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、電話からの着信及びトーン信号を判別する受信機が必要であるので、装置全体の小型化が容易でなかったり、着信してから実際に撮影できるまでに、通話状態の確立などの手続が必要となるため、撮影動作に入るまでに時間がかかっていた。また、DTMF信号によりカメラを操作するため、通話料金が課金される。
【0005】
ところで、テーマパーク等では入場者の多くが記念撮影を望むような撮影スポットに専任のカメラ操作者を配置して希望する人の撮影を行い、その写真を提供するサービスも行われている。しかし、このような写真撮影サービスは人件費がかかり、効率的ではない。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、通話料金が不要で、着信から撮影実行(機器の作動)までの時間を短縮し得る機器の遠隔操作方法及びカメラシステムを提供し、併せてテーマパークなどに撮影専任者を配置することなく、無人で記念撮影が可能なカメラシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る機器の遠隔操作方法は、電話回線を通じて通知される通信要求信号の受信に基づいて、通信相手との通話状態を確立することなく機器の動作を制御することを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、発信元から送信される通信要求信号を受信したとき、これに通話応答することなく、着信の信号に基づいて機器を作動させる。操作者は、制御対象とする機器若しくはその機器が接続されている通信端末に電話をかけるだけで、通話状態が確立される前に当該機器を作動させることができる。したがって、ダイヤル後短時間で機器が作動するとともに、通話料金も課金されない。
【0009】
また、本発明の第2の態様に係る機器の遠隔操作方法は、上記第1の態様において、電話回線を通じて通知される発信元情報を検出し、予め登録されている電話番号と一致する発信元からの信号を受信した場合に限り、前記機器を作動させるように構成したものである。これにより、間違い電話など意図しない着信による無駄な作動を防止できる。
【0010】
本発明の第3の態様に係るカメラシステムは、光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段から出力される信号を処理する信号処理手段と、前記信号処理手段で処理された信号を画像情報として記録媒体に記録する記録手段と、電話回線との接続を行うための通信手段と、前記電話回線を通して通知される通信要求信号に基づいて、通信要求相手との通話状態を確立することなく前記撮像手段を制御して撮影動作を実行させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0011】
本発明の第4の態様に係るカメラシステム上記第3の態様において、電話回線を通して通知される発信元情報を検出する発信元情報検出手段を有し、前記制御手段は、前記発信元情報検出手段の検出結果を利用し、予め登録されている電話番号が一致する発信元からの信号を受信した場合に限り、前記撮影動作を実行させるように構成したものである
【0012】
本発明の第5の態様に係るカメラシステムは、光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された画像を伝送する伝送手段と、電話回線との接続を行うための通信手段と、電話回線を通して通知される発信元情報を検出する発信元情報検出手段と、予め登録される少なくとも一つの電話番号を記憶しておく登録電話番号記憶手段と、電話回線を通して通知される通信要求信号に基づいて、通信要求相手との通話状態を確立することなく前記撮像手段を制御する制御手段であって、前記発信元情報検出手段の検出結果を利用し、登録電話番号記憶手段に予め登録されている電話番号と一致する発信元からの信号を受信した場合に限り、前記撮像手段による撮影動作を実行させる制御手段とを具備し、所定の撮影スポットに設置されたカメラと、前記伝送手段を介して前記カメラから送られてくる画像を前記発信元の電話番号と関連付けて記録媒体に記録する記録手段を具備する画像管理装置と、前記登録電話番号記憶手段に登録される電話番号が割り当てられており、前記カメラに電話をかけて前記カメラの操作を行うための移動体通信端末と、前記撮影スポットに併設された表示装置であって、前記カメラによって撮影された画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された画像の中から前記画像管理装置に伝送する画像を選択する選択手段を具備する表示装置とを備えることを特徴とる。
本発明の第6の態様に係るカメラシステムは、上記第5の態様において、前記表示装置は、前記選択手段による選択結果を示す信号を前記カメラに送信する信号送信手段を更に備え、前記カメラは、前記表示手段に表示された画像のうち、前記画像管理装置に伝送する画像として選択された画像を前記伝送手段により前記画像管理装置に伝送し、前記画像管理装置に伝送する画像として選択されなかった画像をキャンセルすることを特徴とする。
本発明の第7の態様に係るカメラシステムは、上記第5又は第6の態様において、前記画像管理装置に伝送された画像をプリントするプリント手段を更に備えることを特徴とする。
本発明の第8の態様に係るカメラシステムは、上記第5から第7の態様において、前記選択手段が、タッチパネルであることを特徴とする。
【0013】
前記カメラをテーマパーク内の撮影スポットなど所定の場所に設置しておき、利用者が携行する移動体通信端末(携帯電話機)の電話番号を登録する。利用者が携帯電話からカメラに電話をかけると、カメラは発信元情報から登録電話番号との同一性を確認した上で撮影動作を実行する。撮影された画像は、画像管理装置へと伝送され、利用者に提供される。これにより、無人記念撮影システムが実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る機器の遠隔操作方法及びカメラシステムの好ましい実施の形態について説明する。
【0015】
本発明では「発信元電話番号通知サービス機能」を使用する。このサービスの基本動作については、特開平10−164254号公報にその詳細が開示されているが、図1のシーケンス図を用いて概説する。
【0016】
図1中の(1)〜(9)は各動作に対して説明の便宜上割り付けられた番号である。「ID受信端末」とは、このサービスを利用することができる電話機、ファクシミリ装置などの通信端末を意味する。加入者線交換機は、予めサービス契約がされた受信端末に対する呼出しがあった場合、受信端末側の回線である加入者線の極性を反転し(1)、ID受信端末起動信号を送信する(2)。
【0017】
受信端末側では発信元情報の受信が可能な状態になると、端末内の直流回路を閉じて(直流ループ閉結)、一次応答信号を送出する(3)。これに対し、交換機側は、直流抵抗値から一次応答信号を判断すると、モデム信号である発信元番号等の情報を受信端末側に送信する(4)。受信端末がこの情報を受信し終えると、受信端末側から直流回路を開くこと(直流ループ開放)による受信完了信号が送出される(5)。交換機は受信完了信号を受けてから、呼出信号を送信する(6)。
【0018】
ID受信端末では、呼出信号を受けると呼出音を鳴動させて着信を知らせるが、受信した発信元情報に基づいて予め発信者の電話番号等をディスプレイに表示する機能により、通話前に相手の電話番号等を確認できるので、相手に応じた対応(例えば、留守番電話への切り替え、自動応答メッセージの再生、通話拒否など)をとることができる。ここで、呼出信号に対し、ハンドセットを取り上げるなどして応答した場合には、再度直流回路を閉じて(直流ループ閉結)二次応答信号を送出する(7)。その後、極性が復極されて(8)、通話ができる状態になる(9)。
【0019】
なお、発信元番号の情報を含んだモデム信号には、発信元たる通信端末装置の電話番号の他に、ダイヤルイン契約をしている場合は、ダイヤルイン番号等の番号情報も含まれ、また、発信元番号を通知できない場合にはその理由が通知される。通知不能理由には、公衆電話からの発信、電話番号入力前の操作(「184」をダイヤル)等により非通知指定をした場合の発信、サービス提供地域外からの発信などがある。
【0020】
図1は有線電話回線網を例に述べたが、無線の移動体通信網についても同様に、発信元電話番号を通知するサービスが提供されている。
【0021】
図2は、本発明の実施の形態に係るカメラシステムのブロック図である。カメラ10の撮影レンズ12は、1枚又は複数枚のレンズで構成され、単一の焦点距離(固定焦点)のレンズでもよいし、ズームレンズや望遠/広角の二焦点切替式レンズの如く焦点距離可変のものでもよい。
【0022】
撮影レンズ12を介して入射した光は、撮像素子としてのCCDイメージセンサ(以下、CCDという。)14の受光面に結像される。CCD14は、感光画素に相当する受光センサが二次元的に配列された構造を有し、Gストライプやベイヤー配列など所定のカラーフィルター配列構造を備えている。
【0023】
CCD14には、シャッターゲートを介してシャッタードレインが設けられており、シャッターゲートをシャッターゲートパルスによって駆動することにより、蓄積した信号電荷をシャッタードレインに掃き出すことができる。すなわち、CCD14は、シャッターゲートパルスによって各センサに蓄積される電荷の蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0024】
CCD14の受光面に結像された被写体像は、各受光センサで入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、CCD駆動回路(ドライバ)16から加えられるCCD駆動パルスによって読み出され、信号電荷に応じた電圧信号(アナログ画像信号)として順次CCD14から出力される。
【0025】
CCD14から読み出された信号は、アナログ処理部18に加えられる。アナログ処理部18はサンプリングホールド回路やゲイン調整回路を含み、CCD14から出力された画像信号はアナログ処理部18において相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0026】
アナログ処理部18から出力された信号は、A/D変換器20によりR,G,Bのデジタル信号に変換された後、デジタル系の信号処理部22へと送られる。タイミング発生回路24は、システム制御部26の指令に従ってCCD駆動回路16、アナログ処理部18、A/D変換器20、及び信号処理部22に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0027】
信号処理部22は、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、輝度・色差信号生成回路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された画像処理手段であり、システム制御部26からのコマンドに従って撮像信号を処理する。
【0028】
信号処理部22に入力されたR,G,B画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリコントローラ28を介して画像メモリ30に格納される。
【0029】
レリーズ信号(撮影開始指示信号に相当)の受入に応動して撮影が実行され、当該撮影動作により前記画像メモリ30に格納された輝度・色差信号(YC信号と略記する)は、システム制御部26の指令に基づきメモリコントローラ28を介して読み出され、記録媒体インターフェース32を介して記録媒体34に記録される。
【0030】
このとき、必要に応じて画像データの圧縮処理が行われ、JPEGその他の所定の形式に従って圧縮された画像データが記録媒体34に書き込まれる。
【0031】
画像データを保存する手段としての記録媒体34には、例えば、スマートメディア(Solid-State Floppy Disk Card)が用いられる。記録メディアの形態は上記のものに限らず、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。
【0032】
異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、記録媒体34としてカメラ10に着脱自在な記録メディア(リムーバブルメディア)を利用する代わりに、若しくはこれと併用して、カメラ10の内部メモリに撮影画像を保存し、有線又は無線の通信インターフェースを介して画像データを外部に転送し得る構成にしてもよい。
【0033】
システム制御部26は中央演算処理装置(CPU)を含むブロックであり、カメラ10の各回路を統括制御する。システム制御部26には、不揮発性メモリ36及び揮発性メモリ38の記憶手段が接続されている。不揮発性メモリ36には、CPUが処理するプログラム、制御に必要な各種データ、並びに、当該カメラ10を操作可能な携帯電話機(本明細書においては、PHS端末を含む移動体通信端末の総称として用いる。)40の電話番号等が格納されている。揮発性メモリ38はCPUが各種の演算処理等を行う際の作業用エリアとして利用される。
【0034】
システム制御部26は操作部42から受入する入力信号に基づき、対応する回路の動作を制御するとともに、撮影レンズ12のズーミング動作や焦点調節(AF)動作の制御、並びに自動露出調節(AE)の制御等を行う。すなわち、システム制御部26はCCD14から出力される撮像信号に基づいて、焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてフォーカスモータやアイリスモータ等の駆動部を制御してレンズを合焦位置に移動させるとともに適正な絞りに設定し、かつCCD14の電荷蓄積時間を制御する。なお、AE、AFはCCD14から取得される撮像信号に基づいて制御する方法の他、周知の測光センサやAF投光/受光センサからなる測距センサ等を用いてもよい。
【0035】
システム制御部26はレリーズ信号の受入に基づいて、記録用の撮影動作を制御する。このとき、システム制御部26は、必要に応じてストロボ発光装置44の発光を開始するとともに、図示せぬストロボ調光センサの検出信号から発光によって被写体の光量が適正な光量になったと判断したらストロボ発光を停止する。
【0036】
通信部46は、電話回線との接続を行うための電波を送受信するアンテナを含むブロックである。なお、通信部46は有線によって電話回線と接続されていてもよい。通信部46を介して受信した信号は回線インターフェース48を介して着信回路50又はモデム52に加えられる。着信回路50は、発信元たる携帯電話機40から送られてくる通信要求信号を検出し、これをシステム制御部26に通知する。
【0037】
モデム52は電話回線を通して入力される通信信号を復調してシステム制御部26に与えるとともに、システム制御部26から出力される送信用のデータ(例えば撮影画像や自動応答メッセージのデータ)を電話回線にて送出可能な信号形態に変換して回線インターフェース48及び通信部46を介して外部に出力する。
【0038】
発信元電話番号通知サービスをカメラ10の制御に利用しない場合には、着信回路50で着信を検知したら、直ちに撮像系を起動して撮影を実行する。他方、発信元電話番号通知サービスをカメラ10の制御に利用する場合、システム制御部26はモデム52を介して発信元情報信号を受入し、不揮発性メモリ36に登録されている電話番号と、着信に係る発信元情報信号とを対比する。そして、登録してある電話番号の携帯電話機40からの着信であると判断した場合に、撮像系を起動して撮影を実行する。
【0039】
撮影により得られた画像データは、通信部46を介してサーバー56に転送することができる。なお、サーバー56は、電話回線を経由したネットワークに接続されていてもよいし、LANに接続されていてもよい。
【0040】
カメラ10の電源は、電池58又は図示せぬ外部電源入力端子に接続される外部電源を用いることができる。電源部60はDC/DCコンバータを含み、電池58又は外部電源入力端子に接続される外部電源から提供される電力は電源部60によって所要の電圧に変換され、所定の回路ブロックに電源供給される。
【0041】
次に、上記の如く構成されたカメラシステムの動作を説明する。
【0042】
図3は電話の着信信号でカメラ10を制御する制御手順の第1の例を示すフローチャートである。カメラ10は通信待機状態でID受信端末起動信号の受信を待ち受けており(ステップS300)、電話回線網からの呼出有無を判断する(ステップS310)。呼出しがなければステップS310の処理をループする。利用者が携帯電話機40からカメラ10に電話をかけ、ステップS310において呼出信号の受信が検出されると、ステップS310においてYES判定となり、ステップS312に進み、撮影動作を実行する。
【0043】
撮影動作は、予め規定されているプログラムに従って自動的に制御される。被写体画像を取り込み、これを記録媒体34に記録する。撮影が終了したら、発信元情報信号の受信処理を行い(ステップS314)、受信を完了したら、受信完了信号の送信を行う(ステップS316)。これにより、携帯電話機40側には呼出音が聞こえ、利用者は撮影が行われたことを確認できる。カメラ10としては、この呼出しに対して応答を返さず、ステップS310に戻る。利用者側で回線を切断すれば、通話料金は一切かからずに、カメラ10による撮影を行うことができる。
【0044】
なお、発信元電話番号通知サービスを利用しない場合、ステップS314、及びステップS316の処理も不要であり、この場合には、カメラ10側から一次応答信号を返さずに、ステップS310に戻る態様もある。かかる態様においても、図1で説明した(3)以降の動作を行わないことになり、通話料金は一切かからずに、カメラ10による撮影を行うことができる。
【0045】
図4は電話の着信信号でカメラ10を制御する制御手順の第2の例を示すフローチャートである。図1の(5)で説明したように、発信元の電話番号が通知されることを利用して、ここで電話番号をマスキングすることにより、選択的に電話回線からの着信制御が可能となる。
【0046】
すなわち、図4によれば、カメラ10は通信待機状態でID受信端末起動信号の受信を待ち受けており(ステップS400)、電話回線網からの呼出有無を判断する(ステップS410)。呼出しがなければステップS410の処理をループする。ステップS410において呼出信号を受信した場合(YES判定時)には、ステップS412に進み、発信元情報信号の受信処理を行う。
【0047】
そして、予めカメラ10に登録されている電話番号リストの中から、着信に係る電話番号と同じ発信者識別番号(ID)(ここでは、電話番号)が存在するか否かの検索を行う(ステップS414)。次いで、発信者IDの同一性を判断し(ステップS416)、一致している場合(YES判定時)にはステップS418に進んで撮影動作を実行する(ステップS418)。撮影動作は、予め規定されているプログラムに従って自動的に制御される。この撮影により被写体画像が取り込まれ、必要な信号処理がなされた後、記録媒体34に記録される。
【0048】
撮影が終了したら、受信完了信号の送信を行う(ステップS420)。その後、交換機側から呼出信号が送信されるが、カメラ10側は応答信号を返さずに、ステップS410に戻る。
【0049】
操作者たる送信者側は、受信完了信号を受信し終えて、自動的に呼出音が送信されたところで、撮影が完了したか否かの判別が可能である。呼出音を確認したら、その後は、操作者(送信者)側で受話器を置くか、若しくは送信を中断すればよい。
【0050】
他方、ステップS416において発信者IDが一致していない場合(NO判定時)には、ステップS420にジャンプして、撮影を行わずに受信完了信号の送信処理を行う。
【0051】
受信完了信号の送出によって交換機側から呼出信号は送信されるが、応答信号を返さずに図1で述べた(7)以降の動作を行わなければ、通話料金はかからない。
【0052】
上述の制御シーケンスによれば、予め登録してある電話番号の携帯電話機40からの着信時に限り、カメラ10の制御が可能となり、無駄なカメラ動作を防止できる。
【0053】
図5は電話の着信信号でカメラ10を制御する制御手順の第3の例を示すフローチャートである。同図によれば、カメラ10の制御をスタートして(ステップS500)、まず、カメラ10の初期処理を行う(ステップS510)。必要な設定処理が済んだら、通信待ち受けに必要な回路部分を残して、それ以外の撮像系の電源(カメラ電源)をOFFした状態でID受信端末起動信号の受信を待ち受ける(ステップS512)。
【0054】
電話回線網からのID受信端末起動信号の受信がなければステップS512の処理をループする。ステップS512においてID受信端末起動信号を受信した場合(YES判定時)には、ステップS514に進む。ステップS514ではカメラ電源をオンし、撮影準備処理を開始する。
【0055】
次いで、発信元情報信号の受信処理を行う(ステップS516)。そして、予めカメラ10に登録されている発信者リスト(登録電話番号)の中から同じ発信者識別番号(ID)の者が存在するか否かの検索を行う(ステップS518)。続いて、発信者IDの同一性を判断し(ステップS520)、一致している場合(YES判定時)にはステップS522に進んで撮影動作を実行する。
【0056】
撮影が終了したら、発信元情報信号の受信完了信号を送信し(ステップS524)、カメラ電源をオフしてから(ステップS526)、ステップS512に戻る。
【0057】
受信完了信号を送信することによって、交換機側から呼出信号が送信されるが、カメラ10側は応答信号を返さずに、ステップS512に戻る。図1で説明した(7)以降の動作を行わなければ、通話料金はかからない。
【0058】
操作者たる送信者側は、受信完了信号を受信し終えて、自動的に呼出音が送信されたところで、撮影が完了したか否かの判別が可能である。呼出音を確認したら、その後は、送信者側で受話器を置くか、若しくは送信を中断すればよい。
【0059】
他方、ステップS520において発信者IDが一致していない場合(NO判定時)には、ステップS524にジャンプして、撮影を行わずに受信完了信号の送信処理を行う。
【0060】
図5に示した制御フローのように、着信でカメラ電源を入れ、受信完了信号でカメラ電源を切る仕組みにすることで、電源の消耗を抑えることができる。
【0061】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0062】
図6は本発明のカメラシステムをテーマパークにおける記念撮影システムに適用した例が示されている。
【0063】
図1で説明したカメラ10をテーマパーク内の適当な場所(記念撮影に適している、いわゆる撮影スポット)に設置する。このとき、被写体となる利用者(テーマパークの入場者)70にカメラアングルや細かな撮影条件等を設定させる必要がないように、予め構図や撮影条件を設定しておくものとする。なお、特開平8−23746号公報や特開平11−41669号公報に開示されている技術を応用し、電話のトーン信号(DTMF信号)等で遠隔操作により設定可能にしてもよい。
【0064】
また、カメラ10の近くには、撮影された画像を利用者70が確認できるようにするための表示装置(モニタ)72を設置しておく。カメラ10で撮影された画像を管理するための画像管理装置74は、サービス窓口や管理室(事務室)などに設置される。カメラ10、表示装置72及び画像管理装置74はテーマパーク内に構築されているLAN76に接続されている。なお、LAN76を用いずに、電話回線によって情報の送受信を行う態様も可能である。図中符号78は無線電話回線網の基地局を表している。
【0065】
テーマパークの入場者(以下、ビジターという。)は、各自が所有している携帯電話機40からカメラ10に電話をかけて、カメラ操作を行うことになる。携帯電話機40を所有していないビジターに対しては、テーマパークに備えてある携帯電話機を貸与してもよい。
【0066】
本システムによる記念撮影サービスを利用する場合、ビジターは入場時にサービス窓口で登録を行い、利用者所有の携帯電話機40の電話番号(発信者ID)を登録する。また、利用者所有の携帯電話機40に対し、本システムを利用する場合の電話番号(カメラ10の電話番号)を提供し、これを携帯電話機40に登録させる。
【0067】
或いは、カメラ10の電話番号をメディアに記憶させ、当該メディアをビジターに貸与してこれを携行させてもよい。ビジターは、撮影スポットで記念撮影を行いたい場合、登録した電話番号を呼出し、ダイヤルすることで記念撮影が可能である。
【0068】
撮影指示のための呼出しに対してカメラ10側は通話応答しないため、通話料金が課金させることなく、撮影が可能である。カメラ10による撮影が実行されたら、携帯電話機40側で回線を切断して呼出しをやめる。
【0069】
ビジターは、撮影ポイントの近くに併設されている表示装置72で撮影画像を確認することができる。表示装置72の表示部には図示せぬタッチパネルが設けられており、表示装置72に表示される撮影画像が気に入らない場合には、ビジターは画面上の「NGボタン」を押す。「NGボタン」の信号はカメラ10に送られ、撮影画像のデータがキャンセルされる。ビジターは再度、撮影スポットに立ち、携帯電話10からシステムに電話をかけて、撮影をやり直すことができる。
【0070】
表示装置72に表示される撮影画像がOKであれば、ビジターは画面上の「OKボタン」を押す。「OKボタン」の信号はカメラ10に送られ、カメラ10はビジターの携帯電話機40に自動コールを行う。カメラ10から電話回線を通して呼出信号(図1の(6))が送信され、ビジターの携帯電話機40の呼出音が鳴る。ビジターがこの通話を受け取ると、撮影完了を告げる自動メッセージが流れ、記念撮影が完了する。
【0071】
撮影画像は、カメラ10からLAN76又は電話回線を利用して画像管理装置74に転送され、登録電話番号と関連付けられて画像管理装置74の記録媒体(ハードディスク又はリムーバブルメディア)に記録される。また、カメラ10で撮影された画像は、発信元電話番号通知サービスを利用し、当該電話番号で関連付けされたサーバーにデータ転送する態様もある。
【0072】
更に、ビジターがテーマパークを退場する際に、撮影画像をプリントアウトして提供するか、インターネット配信により、ビジターが契約しているプロバイダーのサーバーへのメール配信を行ってもよい。ビジターは帰宅後に、撮影画像のデータが転送されているサーバーにアクセスし、当該サーバーから画像を選択して、撮影データをインターネットでプリント注文することができる。かかる態様の場合、セキュリティのためパスワードを設定することが好ましい。
【0073】
図7及び図8は、図6に示した記念撮影システムにおけるカメラの制御手順を示すフローチャートである。図7においてステップS700〜S726までの処理は図5で説明したステップS500〜ステップS526と同様であるので説明を省略する。
【0074】
ステップS726でカメラ電源をオフした後、図8に示したステップS728に進む。ステップS728では表示装置72に備えたタッチパネル等の入力操作手段からの信号に基づき、撮影画像についてOK/NGの判定を行う。撮影画像がNGであるとの判定(NO判定)を得た時は、ステップS730に分岐し、撮影画像の記録処理をキャンセルして、図7に示したステップS712に戻り、再撮影の指示を待つ。
【0075】
その一方、図8に示したステップS728において撮影画像がOKであるとの判定(YES判定)を得た場合には、ステップS732に進み、撮影指示を受けた携帯電話機40に対する呼出しを行うための回線接続処理を行う(ステップS732)。そして、携帯電話機40側が呼出しに応じたか否かの判定を行う(ステップS734)。携帯電話機40から応答がない場合(NO判定時)には、呼出状態で規定時間経過したか否かの判定を行う(ステップS736)。
【0076】
ステップS736において規定時間経過していない場合には、ステップS734に戻り、呼出状態のまま携帯電話機40からの応答を待つ。応答がないまま、規定時間経過すると、ステップS736においてYES判定となり、図7に示したステップS712に戻る。
【0077】
カメラ10からの呼出しに応じて利用者が携帯電話機40で通話に応じると、図8に示したステップS734においてYES判定を得て、ステップS738に進む。ステップS738においてカメラ10は撮影完了を知らせるメッセージを送信する。利用者はそのメッセージを聞いて撮影が行われたことを確認できる。所定のメッセージ内容を送信した後、カメラ10は自動的に通話状態を切断する(ステップS740)。
【0078】
そして、画像転送先に対して回線接続処理を開始し(ステップS742)、画像転送先との回線接続が達成されたか否かの判定を行う(ステップS744)。接続状態が未確立(NO判定)のときはステップS746に分岐し、規定時間経過の有無を判定する。ステップS746において、規定時間経過していない場合にはステップS744に戻り、回線接続処理を継続して接続の確立を待つ。
【0079】
接続が確立されぬまま、規定時間経過すると、ステップS746においてYES判定となり、ステップS748に進む。ステップS748では、画像転送先との接続を断念して、図7に示したステップS712に戻る。なお、転送できなかった画像については、適当な時間をおいて再び回線接続処理を試みてもよいし、転送不能であった旨の連絡メッセージを携帯電話機40に対して自動送信してもよい。
【0080】
図8に示したステップS744において回線接続が達成された時(YES判定時)には、ステップS750に進み、利用者の電話番号で関連付けされたサーバーに撮影画像データを転送する。転送処理が終了したら、回線を切断して(ステップS752)、図7に示したステップS712に戻る。
【0081】
本実施の形態に係る記念撮影システムによれば、ビジター所有の携帯電話機40を使用してカメラ10を操作できるので、特別に遠隔制御機器を用意する必要がない。
【0082】
上記説明では静止画撮影用のカメラを例に述べたが、本発明は動画撮影用のカメラにも適用できる。また、本発明に係る機器の遠隔操作方法の適用範囲は上述のカメラシステムに限らず、電話の着信信号によってビデオ録画装置を起動させる態様や、電話の着信信号によって空調機(エアコン)、照明器具、電子調理器などの電子機器を作動させる態様もある。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、携帯電話機等の通信端末から送信される通信要求信号を受信したとき、これに通話応答することなく、着信の信号に基づいて機器を作動させるようにしたので、通話料金が課金されず、電話回線から機器の遠隔操作が可能である。また、ダイヤル後、短時間で機器が作動するという効果がある。
【0084】
特に、電話回線を通じて通知される発信元情報を検出し、予め登録されている電話番号と一致する発信元からの信号を受信した場合に限り、前記機器を作動させる態様により、意図しない着信による無駄な機器の作動を防止できる。
【0085】
本発明を適用したカメラシステムによれば、テーマパーク等においてビジター所有の携帯電話機で撮影制御が可能な無人記念撮影システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発信元電話番号通知サービスの基本動作を示したシーケンス図
【図2】本発明の実施の形態に係るカメラシステムのブロック図
【図3】電話の着信信号によりカメラを制御する制御手順の第1の例を示すフローチャート
【図4】電話の着信信号によりカメラを制御する制御手順の第2の例を示すフローチャート
【図5】電話の着信信号によりカメラを制御する制御手順の第3の例を示すフローチャート
【図6】本発明のカメラシステムをテーマパークにおける記念撮影システムに適用した例を示す概念図
【図7】図6に示した記念撮影システムにおけるカメラの制御手順を示すフローチャート
【図8】図6に示した記念撮影システムにおけるカメラの制御手順を示すフローチャート
【符号の説明】
10…カメラ、14…CCD(撮像手段)、22…信号処理部(信号処理手段)、26…システム制御部(制御手段、発信元情報検出手段)、32…記録媒体インターフェース(記録手段)、36…不揮発性メモリ(登録電話番号記憶手段)、40…携帯電話機(移動体通信端末)、46…通信部(通信手段、伝送手段)、48…回線インターフェース(通信手段)、52…モデム(通信手段)、56…サーバー(画像管理装置)、74…画像管理装置、76…LAN

Claims (4)

  1. 光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された画像を伝送する伝送手段と、電話回線との接続を行うための通信手段と、電話回線を通して通知される発信元情報を検出する発信元情報検出手段と、予め登録される少なくとも一つの電話番号を記憶しておく登録電話番号記憶手段と、電話回線を通して通知される通信要求信号に基づいて、通信要求相手との通話状態を確立することなく前記撮像手段を制御する制御手段であって、前記発信元情報検出手段の検出結果を利用し、登録電話番号記憶手段に予め登録されている電話番号と一致する発信元からの信号を受信した場合に限り、前記撮像手段による撮影動作を実行させる制御手段とを具備し、所定の撮影スポットに設置されたカメラと、
    前記伝送手段を介して前記カメラから送られてくる画像を前記発信元の電話番号と関連付けて記録媒体に記録する記録手段を具備する画像管理装置と、
    前記登録電話番号記憶手段に登録される電話番号が割り当てられており、前記カメラに電話をかけて前記カメラの操作を行うための移動体通信端末と、
    前記撮影スポットに併設された表示装置であって、前記カメラによって撮影された画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された画像の中から前記画像管理装置に伝送する画像を選択する選択手段を具備する表示装置と、
    を備えることを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記表示装置は、前記選択手段による選択結果を示す信号を前記カメラに送信する信号送信手段を更に備え、
    前記カメラは、前記表示手段に表示された画像のうち、前記画像管理装置に伝送する画像として選択された画像を前記伝送手段により前記画像管理装置に伝送し、前記画像管理装置に伝送する画像として選択されなかった画像をキャンセルすることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  3. 前記画像管理装置に伝送された画像をプリントするプリント手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載のカメラシステム。
  4. 前記選択手段は、タッチパネルであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のカメラシステム。
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