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JP4127528B2 - 用紙排出用コロ及びこれを用いた用紙排出装置 - Google Patents
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本発明は、用紙排出用コロ(以下、単に「コロ」と略すことがある)及びこれを用いた用紙排出装置(以下、単に「排出装置」と略すことがある)に関し、より詳細には複写機やプリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に用いられるコロ及びこれを用いた排出装置に関するものである。
排紙トレイ上に排出された用紙をきちんと整列させるため、例えば図6に示すようなコロ6を従来用いていた。図6のコロ6は、円筒状のコロ本体11の中心に軸部13が形成され、またコロ本体11の両端側に、軸方向外方に向かって徐々に拡径してなる大径部14が一体成形されてなる。そして図7に示すように、弾性部材からなる排出ローラ2にこのコロ6を圧接して排出ローラ2の回転に従動可能とし、排出ローラ2とコロ6との間で用紙Pを挟持して、用紙Pにいわゆる腰をつけて排紙トレイ上に排出していた。しかし、このようなコロ6を用いると、用紙の種類によっては排出ローラ2とコロ6とで挟持した時に用紙Pにスジが入ってしまうことがあった。また、用紙Pの排出速度が遅い場合には、用紙Pが排出ローラ2とコロ6との挟持を外れた後、用紙Pの後端が排出経路上に留まり、後続の用紙の円滑な排出を妨げて、排紙トレイ上の用紙の整列が乱れることがあった。
このため例えば図8に示すようなコロ7が提案されている。このコロ7は、円筒状のコロ本体11の両端側に同一形状の複数の突起12a,12bが形成されてなる。これらの複数の突起12a,12bは周方向に等角度で且つ両端側間の形成周期に位相差ないように形成されている。このようなコロ7によれば、排出ローラ2とコロ7とで挟持された時に用紙Pにスジの入ることが抑えられ、またコロ7の突起12a,12bで用紙Pの後端が押し出されるので、排出経路上に用紙の後端が留まることが効果的に防止される。
特開2001−48392号公報((0031)段〜(0035)段、図4) 特開2001−39598号公報((0002)段〜(0005)段、図8〜図11)
しかし、形成する突起12a,12bの高さが高すぎると用紙Pが小刻みに振動し騒音の発生することがある。一方、突起12a,12bの高さが低すぎると用紙Pに腰を付けられず排紙トレイ上の用紙の整列が乱れる。このためコロ7に形成する突起12a,12bの高さを精度よく制御する必要があるが、金型成形により作製されるようなコロ7の寸法精度を高くすることは技術的困難性を伴いコストアップに直結する。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排出ローラとコロとで用紙を挟持した時に、用紙にスジの入ることがなく用紙に腰をもたせることができ、また排出経路上に用紙の後端が留まらないようにすると共に、用紙が振動して騒音が発生することなく、排紙トレイ上にきちんと用紙を整列させることができる用紙排出用コロ及び用紙排出装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の用紙排出用コロでは、円筒形状のコロ本体の両端側に複数の突起を周方向に形成し、コロ本体の軸方向から見て、一方の端側に形成された突起と突起の間に、もう一方の端側に形成された突起の少なくとも一部が露出する構成とした。
ここで用紙の後端を排紙トレイに確実に押し出すためには、複数の突起を同一形状とし、前記コロ本体の両端側にそれぞれ周方向に等角度に形成するのが好ましく、さらには両端側間の突起の形成周期の位相差を1/2周期とするのが好ましい。
また本発明の用紙排出装置では、用紙幅方向に配置された回転駆動軸に固定された排出ローラと、この排出ローラに圧接して従動する用紙排出用コロとを備え、前記排出ローラと前記用紙排出用コロとで用紙を挟持して排出し、用紙排出用コロとして、前記に記載の用紙排出用コロを用いる構成とした。
本発明の用紙排出用コロ及び用紙排出装置では、円筒形状のコロ本体の両端側に複数の突起を周方向に形成しているので、突起の傾斜部分で用紙の後端を排紙トレイ方向に押し出すことができ、排出経路上に用紙の後端が留まることを防止できる。また、コロ本体の軸方向から見て、一方の端側に形成された突起と突起の間に、もう一方の端側に形成された突起の少なくとも一部が露出するようにしたので、突起の高さを厳密に調節することなく、用紙に腰を付けられると同時に突起による用紙の微振動発生を抑えることができ振動による騒音を防止できる。
複数の突起を同一形状とし、コロ本体の両端側にそれぞれ周方向に等角度に形成する、さらには両端側間の突起の形成周期の位相差を1/2周期とすると、用紙の後端を排紙トレイに確実に押し出すことができる。
以下、図に基づいて本発明のコロ及び排出装置について説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1に、本発明の排出装置の一実施形態を示す斜視図を示す。図1の排出装置には、用紙幅方向に配置された、不図示のモータによって回転する回転駆動軸3に、軸方向に略等間隔で4個の排出ローラ2が固定されている。この排出ローラ2の少なくとも外表面は弾性を有する。
一方、各排出ローラ2の下方対向位置にはコロ1がそれぞれ配設されている。図2に、コロ1の斜視図を示す。このコロ1は、円筒形状のコロ本体11と、その中心に形成された軸部13と、コロ本体11の両端側の外周面に形成された複数の突起12a,12bとが一体成形されてなる。図3に、図2のコロの突起12a,12bの形成具合を示す図を示す。同図(a)及び(b)はコロ1の左端側及び右端側の突起12a,12bの形成具合を示した図である。コロ本体11の端側に形成されている突起12a,12bはすべて同じ形状であり、側面視において略台形状である。突起12a,12bは、両端側のそれぞれに周方向に周期θ=45°で8個形成されている。
同図(c)にコロ1の左側面図を示す。この図では、理解しやすいように左端側の突起12aを実線で示し、右端側の突起12bを破線で示している。前記のように、左端側の突起12aと右端側の突起12bとは同じように周期θ=45°で円周方向に形成され、左端側の突起12aと右端側の突起12bとの形成周期の位相差は1/2周期(22.5°)とされている。これにより、同図(c)から明らかなように、左端側の突起12aと突起12aとの間に、右端側の突起12bが位置するようになる。
図1に戻って、排出装置のフレーム体5にコロ1の軸部13が回転可能に支持されることにより、コロ1はフレーム5に対して回転可能に取り付けられている。そして、軸部13を支持しているフレーム体5及び回転駆動軸3の少なくとも一方が不図示の付勢手段によって両者が近づく方向に付勢されている。これにより、コロ本体11と排出ローラ2とが圧接している。なお、配設する排出ローラ2及びコロ1の個数に限定はなく、また用紙Pが通過する位置であれば排出ローラ2及びコロ1の軸方向の配設位置に特に限定はない。図1の排出装置では幅方向中央部を用紙Pが通過するので、幅方向中央を基準として対称に排出ローラ2及びコロ1を配設しているが、幅方向の一方側を基準として用紙Pが通過する場合には、排出ローラ2及びコロ1を当該一方側を基準として配設すればよい。
不図示のモータの駆動によって回転駆動軸3が回転すると、回転駆動軸3に固定されている排出ローラ2が回転すると同時に、排出ローラ2に圧接しているコロ1も排出ローラ2の回転に従って回転する。用紙Pは、排出ローラ2とコロ本体11との間で挟持されて、図1の左奥側の画像形成装置内から右手前側の排紙トレイ4上に排出される。
このとき、図3(c)に示したように、コロ本体11の軸方向から見て、コロの一方の端側に形成された突起12aと突起12aの間に、もう一方の端側に形成された突起12bが露出するようにコロ1は構成されているので、突起12a,12bの高さが精度よく調節されていない場合であっても、用紙Pにスジが入ることなく、腰を持たせた状態で用紙Pを排出することができる。また、排出速度の遅い装置であっても、突起12a,12bの傾斜部分で用紙Pの後端を押し出すことができるので排出経路上に用紙後端が留まることがない。
図4に、本発明のコロの他の実施形態を示す側面図を示す。図4のコロ1’は、コロ本体11の左端側には周方向に90°ごとに4個の略台形状の突起12aが形成されている一方(同図(a))、右端側には周方向に45°ごとに8個の同じ略台形状の突起12bが形成されている(同図(b))。コロ1’の左側面図を同図(c)に示す。この図から理解されるように、図4のコロ1’では、左側面視において左端側の突起12aと突起12aの間に、右端側の突起12bが2つ露出するようになる。かかる構成のコロ1’でも、前記の効果が奏される。
図5に、本発明のコロのさらに他の実施形態を示す側面図を示す。図5のコロ1”は、コロ本体11の左右の端側に形成する突起の形状が異なる場合である。コロ本体11の左端側には周方向に90°ごとに4個の略台形状の突起12aが形成されている一方(同図(a))、右端側には周方向に90°ごとに円周方向に長い4個の突起12cが形成されている(同図(b))。コロ1”の左側面図を同図(c)に示す。この図から理解されるように、図5のコロ1”では、左側面視において左端側の突起12aと突起12aの間の長い空間を埋めるように、右端側の突起12cが露出するようになる。かかる構成のコロ1”でも前記の効果が奏される。
コロ本体の左右の端側に形成する突起は、軸方向から見たときに、一方の端側に形成された突起間の空間をできるだけ多く埋めるように一方の端側の突起が形成されているのが望ましい。より望ましくは、図3に示したような、同一形状の突起を周方向に等角度に形成し、両端側間の突起の形成周期の位相差を1/2周期とすることである。突起の形状は側面視において略台形状が好ましく、その上辺の長さは2πr/(突起の総個数)であることが望ましく(ここでrは軸中心から突起上面までの距離)、突起のコロ本体からの高さは1〜2mm程度が望ましい。
本発明のコロは従来公知の製法で作製することができ、生産性やコストを考慮すれば金型成形で作製することが推奨される。またコロの材料に特に限定はないが、金型成形により作製する場合にはプラスチックである必要があり、摩耗性や滑り性などを考慮すればプラスチックの中でもポリアセタールが好適である。
本発明の用紙搬送装置の一例を示す斜視図である。 本発明の用紙排出用コロの一例を示す斜視図である。 図2の用紙排出用コロの突起の形成状態を示す側面図である。 本発明の用紙排出用コロの他の例を示す側面図である。 本発明の用紙排出用コロのさらに他の例を示す側面図である。 従来の用紙排出用コロの一例を示す斜視図である。 従来の用紙排出用コロ及び用紙排出装置を示す正面図である。 従来の用紙排出用コロの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1,1’,1” 用紙排出用コロ
2 排出ローラ
3 回転駆動軸
4 排紙トレイ
11 コロ本体
12a,12b,12c 突起
13 軸部
14 大径部

Claims (4)

  1. 円筒形状のコロ本体の両端側に複数の突起が周方向に形成され、コロ本体の軸方向から見て、一方の端側に形成された突起と突起の間の空間を埋めるように、もう一方の端側に形成された突起が露出していることを特徴とする用紙排出用コロ。
  2. 前記複数の突起が同一形状をなし、前記コロ本体の両端側にそれぞれ周方向に等角度で形成されている請求項1記載の用紙排出用コロ。
  3. 両端側間の突起の形成周期の位相差が1/2周期である請求項2記載の用紙排出用コロ。
  4. 用紙幅方向に配置された回転駆動軸に固定された排出ローラと、この排出ローラに圧接して従動する用紙排出用コロとを備え、前記排出ローラと前記用紙排出用コロとで用紙を挟持して排出する用紙排出装置において、
    前記用紙排出用コロとして、請求項1〜3のいずれかに記載の用紙排出用コロを用いることを特徴とする用紙排出装置。
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