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JP4127932B2 - バタフライバルブ - Google Patents
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JP4127932B2 - バタフライバルブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バタフライバルブに係り、特に、バルブケーシングが工具を用いずとも組立分解可能に構成されたバタフライバルブにおいて、弁体の回動位置を固定する手段の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、バタフライバルブは、大略円盤状の弁体をその弁軸の周りに回動させて管路を開閉させるものであり、弁体を収納するバルブケーシングは、弁体の直径に等しい内径の断面円形の筒状を呈している。
【0003】
特に、粉体搬送管路の途中に設けられるバタフライバルブにおいては、バルブケーシングの内周面にリングパッキンが嵌装されており、このリングパッキンが円盤状弁体の周縁に当接して弁座としての機能をはたす。
【0004】
特に、搬送紛体として食品粉体や薬品粉体を取り扱う場合には、衛生上の観点から管路やバタフライバルブの洗浄を行うことが重要である。特に、紛体が滞留しやすいような複雑形状を呈するバルブ類の器具は、古い粉体が残留しやすく、完全に洗浄するためには管路から取り外してさらに分解し、各部品の隅々まで洗浄することが望まれる。
【0005】
そのような用途に適したバタフライバルブとして、実公平3−26354号公報に開示されたバタフライバルブが知られている。このバタフライバルブでは、リングパッキンの交換を容易にするために、工具を用いずとも組立分解可能なように、2分割されたバルブハウジングと、そのバルブハウジングの連結部を囲繞して開閉式に組み付けられるクランプ部材とを用いている。リングパッキンはバルブハウジングの連結部内周面に嵌装され、バルブハウジングを分解するとその端面に露出して容易に交換することができる。
【0006】
また、弁軸は弁体の回転軸中心線から偏心されているが、分割された一方のバルブハウジングを貫通して外部へ延出し、その一端に開閉操作レバー部材が取り付けられている。弁軸がバルブハウジングを貫通した箇所には、レバー部材のボス部を支承する架台が固定されている。一方、レバー部材のボス部の中にはバネで付勢されたクリックボールが配置されており、架台側に形成されたクリック溝(嵌合凹部)にクリックボールが嵌入することでレバー部材の位置が安定して与えられるように構成されている。すなわち、弁体の開度は、全開位置および全閉位置と、その間の中間位置とにそれぞれ開度調整が行えるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようにクリックボールとクリック溝との嵌合により弁体の位置を安定させる構造では、クリックボールを付勢するバネの強さが弱いと弁体を停止位置に安定させる力が不足して不安定になり、逆に強すぎるとレバー部材で弁体を回動させるのに過大な力が必要になってしまう。
【0008】
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑み、洗浄やリングパッキンの交換に際して組立分解が容易なバタフライバルブで、且つレバー部材で弁体を回動させるには過大な力を必要とせず、且つ弁体を停止位置で十分に安定させることができるように、弁体の開度調整に適した機構を有するバタフライバルブを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバタフライバルブは、大略円盤状の弁体を、その弁軸の周りに回動させて管路を開閉するバタフライバルブであって、上記弁軸を挟持して組み付けられるように、互いに連結可能な二つの筒状体からなる、2分割されたバルブケーシングと、上記二つの筒状体の連結部外周を囲繞して締結するクランプ部材と、上記バルブケーシングの内周面に嵌装され、閉止位置の上記弁体の周縁に当接するリング状シール部材とを備え、上記弁軸は、その一端が上記バルブケーシングおよび上記クランプ部材を貫通して該ケーシングの外へ突出し、その一端にハンドルが取り付けられる延出部を有し、上記弁軸の延出部には、該弁軸と共に回転し、且つ上記弁体の回動位置を示すべく該円盤状弁体と大略平行に配置されたピン部材を有する弁体位置表示手段をさらに備え、上記ピン部材は、上記弁体位置表示手段内でその軸方向に摺動可能であり、且つその軸方向一方側へ向かって付勢されており、上記クランプ部材は、上記弁軸の延出部が貫通する箇所に、該弁軸を回動可能に軸支する軸受部が形成され、上記軸受部の表面には、上記弁体位置表示手段の上記付勢されたピン部材の先端が当接し、該ピン部材の先端が弁体の開位置および閉位置の少なくとも2箇所に応じて挿入する孔部が形成され、上記ピン部材を、上記軸受部の表面から離脱させ、あるいは上記孔部から引き抜く係合解除手段をさらに備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のバタフライバルブを正面から見た図であり、図2はその背面から見た図である。また、図3は図1および2のバタフライバルブを側面から見た図である。また、図4は図3と反対側の側面から見て中心を通る縦断面で示す図である。いずれも弁体は開位置にある状態で示している。
【0011】
図において、11,12はそれぞれ分割ケーシングを示し、これらの分割ケーシング11,12が結合してバタフライバルブのバルブケーシング10を構成する。上記各分割ケーシング11,12は、それぞれ大略円筒形状を有し、該円筒の両端にツバ状の継手部13,14,15,16を夫々備えている。上記両分割ケーシング11,12の対面する継手部13,14の両突合せ面には、断面大略矩形のリングパッキン17の嵌装できる環状凹部を内周面に形成するように段付部が与えられている。また、リングパッキン17には弁体20の両端で弁軸21が挿通され、その状態で各分割ケーシング11,12が弁軸21をリングパッキン挿通部で挟持するように付き合わせ結合される。すなわち、両分割ケーシング11,12の対面する継手部13,14には、相互が突き合わせ結合されることによって弁軸21を挟持する半円開口がその上下両端に形成されている。このようにして、各分割ケーシング11,12の相互の結合位置決めは、弁軸21を挟持してリングパッキン17が嵌装されることによって確実に行なえる。
【0012】
そして、両分割ケーシング11,12は、その結合部である両継手部13,14の内周面側に上記リングパッキン17が装着された状態にて、両継手部13,14の外周ツバ部を外周方向から嵌合する上下一対の半円状アーム31,32を有するクランプ部材30により、バルブケーシング10の軸方向に引き締められて結合している。
【0013】
さらに詳述すると、クランプ部材たる開閉式クランプ30は、上記両継手部13,14の外周ツバを突合わせた台形断面形状に合致する凹部を有する半円状の上下一対のアーム31,32を備えている。このアーム31,32の各一端部を、蝶番部33により開閉自在に連結する一方、一方のアーム(上アーム)31の他端部に、螺ナット34を螺合したボルト35をピン36により揺動自在に取付けるとともに、もう一方のアーム(下アーム)24の他端部に、ボルト35が揺動方向から嵌り合うU字状の溝37を形成して、分割ケーシング11,12の継手部13,14に一対のアーム31,32を外周方向から嵌合させ、ボルト35を溝37に嵌め合わせて螺ナット34を締め付けることにより、一対のアーム31,32の凹部で継手部13,14の両外周ツバをリングパッキン17を介して軸方向に引き締めて一体的に結合するようになる。両分割ケーシング11,12の下端で弁軸21の下端を軸支すべく突き合わせ継手部13,14に形成された半円開口は、クランプ部材30の下アーム32によって覆われる。尚、螺ナット34とボルト35を下アーム32に取り付けて上アーム31にU字状の溝37を形成するように、締結部の上下関係を逆にしてもよいのは勿論である。
【0014】
ところで、上記各分割ケーシング11,12の外側継手部15,16、すなわち両分割ケーシング11,12の突合せ結合部になる継手部13,14と反対側の継手部は、パイプラインの相手側継手部の継手形状に合致することは言うまでもない。尚、本実施例では、ツバ状に形成されて突合せ面が環状溝18を有する平坦面にされて、パイプラインの相手側継手部の環状凸部に嵌合する形状の継手部としている。
【0015】
クランプ部材30の上アーム31の上端には、上方へ突出させて弁軸21の延出部22を挿通させるように形成された軸支部38が設けられている。この弁軸軸支部38は、上端面は平坦にされ、上端周囲には、フランジ状の拡径部39が形成されている。弁軸21の延出部22は、弁軸軸支部38の上端面よりもさらに上方へ延びており、後述するように、弁体20の回動を許容または規制するピン部材と弁体20の回動位置を表示する表示ノブとを備えたインデックス部材と、さらに開閉レバー部材が取り付けられる。この弁軸21の延出部22は、軸支部38に挿通される部分は回動可能なように円形断面を有しているが、軸支部38を通り抜けたさらに上方の部分は、そこに挿通して取り付けられる部材が弁軸21と共に回動するように断面矩形にされている。
【0016】
弁軸軸支部38の上には、インデックス部材50が弁軸延出部22に挿通されて軸支部38の上端面に摺接するように設けられる。インデックス部材50は、軸支部38の拡径部39の外周面に対向する円弧状面を備えており、その円弧状面から拡径部39の外周面に向かって付勢されて突出可能に摺動するピン部材51を内蔵している。ピン部材51は、その軸方向が弁体20の円盤面と平行になるように向けられており、ピン部材51の先端部が弁軸軸支部38の拡径部39の外周面に押し付けられ、反対側の基端部がインデックス部材50の外に設けられた表示ノブ52に(ピン部材51の軸方向に)連結されている。ピン部材51の先端部が弁軸軸支部38の拡径部39の外周面に押し付けられると、インデックス部材50および弁軸21の回動が摩擦で規制されて弁体20の開度は比較的安定し、また、使用者は、この表示ノブ52の位置から弁体20の開度位置を知ることができる。
【0017】
インデックス部材50が表示ノブ52を受け入れる表面の箇所には、ピン部材51の径方向に延びる溝が形成されており、この溝に嵌合するように直線状凸部に形成された表示ノブ52の一端が、この溝内に嵌入することで表示ノブ52はインデックス部材50内に引き込まれ、ピン部材51の先端部が弁軸軸支部38の拡径部39の外周面に押し付けられる。表示ノブ52の他端がノブとして摘むことのできる拡径部にされており、この拡径部を摘んで表示ノブ52をインデックス部材50の外側に向かって引き出し、直線状凸部が溝から外れると表示ノブ52をさらに軸回りに回転させることにより、直線状凸部が溝と交差して表示ノブ52を引き出し位置に保持することができる。すなわち、表示ノブ52が、インデックス部材50の外側に向かって引き出されると、ピン部材51の先端部が弁軸軸支部38の拡径部39の外周面から離脱してインデックス部材50および弁軸21の回動を許容する。したがって、弁体20の開度変更は比較的小さな力で行うことができる。
【0018】
また、弁軸軸支部38の拡径部39の外周面には、弁体20の開位置および閉位置に相当する各位置でピン部材51の先端が嵌入する係止孔(閉位置に相当する係止孔53は図示されているが、開位置に相当する係止孔54は図4にピン部材51が嵌入して示されている。)が形成されており、それぞれの位置ではピン部材51が係止孔53,54内に嵌入してインデックス部材50および弁軸21の回動を阻止し、弁体20の位置を安定させる。弁体20の開位置と閉位置との中間位置では、表示ノブ52をインデックス部材50の外側に引き出しておくことも、またインデックス部材50内に引き込んでおくことも可能であり、上述のように、表示ノブ52が引き出されている状態では弁体20の開度変更は比較的小さな力で行うことができ、引き込まれている状態では弁体20の開度は比較的安定して維持される。また、拡径部39の外周面には、インデックス部材50が回動して弁体20の開位置および閉位置に相当する各位置にきたとき、インデックス部材50の側面に当接してそれ以上の回動を阻止するストッパーピン55,56が植設されている。
【0019】
弁軸21の延出部上端には弁体20を回動させる開閉レバー60が挿通されて蝶ネジ61で固定される。開閉レバー60の位置は表示ノブ52の位置と一致している。したがって、この構成例では開閉レバー60の位置からも弁体20の開度位置を知ることができる。しかし、開閉レバー60が作業空間で邪魔になるようなことがあって取り外されていても、常に表示ノブ52の位置から弁体20の開度位置を知ることができるので、開閉の必要なときだけレバーその他のハンドルを取り付けて操作することもできる。すなわち、ハンドルに弁体20の開度位置を示す機能が不要になり、純粋に弁軸21を回転させるだけの機能の構成とすることができる。そのような場合の例としては、一本のアームによるレバーよりも二本のアームがY字状またはT字状に延びたハンドルのほうが回転力を与えやすく、あるいはホイール状のハンドルの方が力が入りやすく操作性がよい。
【0020】
以上のように構成されたバタフライバルブは、弁軸21の延出部上端の蝶ネジ61を外してインデックス部材50の表示ノブ52を引き出せば、開閉レバー60およびインデックス部材50を弁軸延出部22から簡単に引き抜くことができ、クランプ部材30の蝶ナット34を緩めてボルト35をU字状の溝37から外してクランプ部材30を開くと、クランプ部材30はバルブケーシング10から簡単に取り外せ、バルブケーシング10は二つの分割ケーシング11,12に分解されて弁体20およびリングパッキン17を簡単に取り出すことができる。したがってリングパッキン17の交換も容易であり、またバルブ内部の洗浄も簡単確実に行え、紛体用バタフライバルブとして極めて便利である。勿論、組立も簡単であることは容易に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバタフライバルブを正面から見た図である。
【図2】 図1のバタフライバルブを背面から見た図である。
【図3】 図1のバタフライバルブを側面から見た図である。
【図4】 図1のバタフライバルブを図3と反対側の側面から見て中心を通る縦断面で示す図である。
【符号の説明】
10 バルブケーシング
11 分割ケーシング
12 分割ケーシング
13 継手部
14 継手部
15 継手部
16 継手部
17 リングパッキン
18 環状溝
20 弁体
21 弁軸
22 弁軸延出部
30 クランプ部材
31 上アーム
32 下アーム
33 蝶番部
34 蝶ナット
35 ボルト
36 ピン
37 U字状の溝
38 軸支部
39 拡径部
50 インデックス部材
51 ピン部材
52 表示ノブ
53 係止孔
54 係止孔
55 ストッパーピン
56 ストッパーピン
60 開閉レバー
61 蝶ネジ

Claims (1)

  1. 大略円盤状の弁体(20)を、その弁軸(21)の周りに回動させて管路を開閉するバタフライバルブであって、
    上記弁軸(21)を挟持して組み付けられるように、互いに連結可能な二つの筒状体(11,12)からなる、2分割されたバルブケーシング(10)と、
    上記二つの筒状体(11,12)の連結部外周を囲繞して締結するクランプ部材(30)と、
    上記バルブケーシング(10)の内周面に嵌装され、閉止位置の上記弁体(20)の周縁に当接するリング状シール部材(17)とを備え、
    上記弁軸(21)は、その一端が上記バルブケーシング(10)および上記クランプ部材(30)を貫通して該ケーシングの外へ突出し、その一端にハンドル(60)が取り付けられる延出部(22)を有し、
    上記弁軸(21)の延出部(22)には、該弁軸(21)と共に回転し、且つ上記弁体(20)の回動位置を示すべく該円盤状弁体と大略平行に配置されたピン部材(51)を有する弁体位置表示手段(50)をさらに備え、
    上記ピン部材(51)は、上記弁体位置表示手段(50)内でその軸方向に摺動可能であり、且つその軸方向一方側へ向かって付勢されており、
    上記クランプ部材(30)は、上記弁軸(21)の延出部(22)が貫通する箇所に、該弁軸(21)を回動可能に軸支する軸受部(38)が形成され、
    上記軸受部(38)の表面には、上記弁体位置表示手段(50)の上記付勢されたピン部材(51)の先端が当接し、該ピン部材(51)の先端が弁体(20)の開位置および閉位置の少なくとも2箇所に応じて挿入する孔部(53,54)が形成され、
    上記ピン部材(51)を孔部(53,54)に挿入することにより弁体(20)を開位置又は閉位置にそれぞれ保持する係合保持手段が形成されており、
    上記ピン部材(51)を、上記軸受部(38)の表面から離脱させ、あるいは上記孔部(53,54)から引き抜く係合解除手段(52)をさらに備え
    上記ハンドル(60)は、係合保持手段及び弁体位置表示手段(50)に対して、分離可能に構成されているとともに、螺合固定部材(61)を介して弁軸(21)の延出部(22)に対して一体に固定されていて、前記ハンドル(60)を延出部(22)から取り外しても係合保持手段及び弁体位置表示手段(50)がハンドル(60)とは無関係に機能することを特徴とするバタフライバルブ。
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