JP4129469B2 - ガス栓 - Google Patents
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Description
この種ガス栓の一例として、図5の(A)に示すように、直線状に配設されたガス通路(1a)とその間に設けられる上方開放のせん収容部(10)とを備えた栓本体(1)と、前記せん収容部(10)内に収容されると共に頂面に向かって拡径するテーパ状のせん(2)と、せん収容部(10)の開放端に連続する筒部(11)に回動自在に且つ抜け止め状態に装着されると共に、前記せん(2)を回動操作可能な操作つまみ(3)とから構成されているものがある。(特許文献1)
このものでは、せん(2)の頂面中央に、操作軸(24)を比較的高く突設させているため、せん(2)のテーパ面の加工時に、操作軸(24)を、加工用のチャッキング部として保持し易く、安定した状態で精度の高い加工を行うことができる。
このように、せん(2)の回動操作が円滑に行われにくく、操作性が悪くなるといった不都合が生じることがある。
このものでは、せん(2)と操作つまみ(3)との係合部は、せんの最大径である頂面の対向する各位置に設定され、せん(2)のテーパ状の摺動面に近い位置に設けているから、上記(A)に示したガス栓に比べて、ほぼ均等に回動方向の力を作用させることができ、せん(2)を倒す力が作用することもない。従って、せん(2)を円滑に回動させることができ、せん(2)の操作性が良い。
又、せん収容部(10)からせん(2)を引き抜く際には、操作軸(24)又は係合片(23)(23)をつかんで引き抜くため、せん(2)がせん収容部(10)内に固着している場合には、これら操作軸(24)又は係合片(23)(23)を損傷させてしまうといった不都合がある。
前記せん収容部に回動自在に収容されて前記ガス通路を開閉するせんと、
前記せん収容部の開放端に連続する筒部に相対回動可能に且つ抜け止め状態に取り付けられると共に、前記せんの頂面に係合手段を介して一体回動可能に係合される操作つまみとを具備するガス栓』において、前記せんの高い加工精度を確保し、且つ、操作つまみによる円滑な操作性を維持することを課題とする。
せんと操作つまみの係合手段をせんの頂面の周縁に沿った対称位置にそれぞれ設ける構成としたから、操作つまみを回動させる際に、せんに回動方向の力を作用させ易く、又、操作つまみとせんの係合位置が半径方向に多少ずれても、前記回動方向の力をほぼ均等に作用させることができる。又、前記頂面の中心には、せん保持用の保持軸を前記係合手段よりも高く突出させているから、せんの加工時、せんの取り扱い時、又は、せんの引き抜き時には、この保持軸を利用することができる。
前記保持軸に対応する前記操作つまみの裏面には、前記保持軸の先端を収容可能な収容凹部が設けられている』ものでは、係合凸部は係合凹溝に、係合凹部は係合突起と、それぞれ係合し、操作つまみとせんとは一体回動可能となる。又、操作つまみの裏面中央には、収容凹部が設けられ、前記係合手段の係合時に、これらよりも高く突設させた保持軸の先端部分を収容してある。
図1は、本願発明の実施の形態におけるガス栓の組立完成状態での断面図である。
この実施の形態のガス栓は、栓本体(1)に上流側ネジ筒部(12)と下流側ネジ筒部(13)とが同軸上に並ぶように連結された、所謂、ネジガス栓であり、上流側ネジ筒部(12)と下流側ネジ筒部(13)との間にせん収容部(10)が設けられると共に、前記せん収容部(10)内に収容させるせん(2)を操作つまみ(3)の回動に伴って回動させることにより、ガス栓の流路を開閉させる構成のものである。
栓本体(1)は、図1に示すように、同軸状に配設された上流側ネジ筒部(12)と下流側ネジ筒部(13)との間に、これらに連通し且つ逆円錐台形状のせん(2)を収容可能な上方開放のせん収容部(10)が設けられており、その上方開放端には、操作つまみ(3)を回動自在に係合させるための筒部(11)が延長形成されている。
尚、上流側ネジ筒部(12)及び下流側ネジ筒部(13)には、ガス管(図示せず)が接続される。
又、前記せん収容部(10)の上方開放部近傍には、押え鍔部(14)が部分的に位置するように内方に突設されている。
せん(2)は、せん収容部(10)内に丁度収容される大きさの、上方に向かって拡径する逆円錐台形状体であり、上流側ネジ筒部(12)及び下流側ネジ筒部(13)からなるガス通路に連通するガス通過孔(22)が貫通している。
図1は、せん(2)のガス通過孔(22)を前記ガス通路に連通させた、ガス栓の全開状態を示しており、この状態から、せん(2)を操作つまみ(3)と共に、90度回動させると通路は閉状態となる。
又、せん(2)の頂面の周縁に沿った対称位置には、図1及び図2に示すように、後述する操作つまみ(3)と相対回動阻止状態に係合させるための係合手段としての、一対の円弧状の係合凸部(20)(20)が突設されている。前記係合凸部(20)(20)は、せん(2)の頂面の最大径よりもわずかに小径の円弧を描くように形成されており、その突設位置は、前記ガス通過孔(22)の開放端の上方に位置するようにそれぞれ設定されている。
前記保持軸(21)には、上端に開放するネジ孔(26)が軸線に沿って形成されていると共に、上端近傍の周面には、周方向に沿って、凹溝(27)が形成されている。
又、前記保持軸(21)の基端部を囲むように、コイルバネ(4)の下端を受けるための環状溝部(25)がせん(2)と同心状に形成されている。
図1及び図3に示すように、操作つまみ(3)の下面の、栓本体(1)の筒部(11)に対応する位置には、前記筒部(11)が回動可能に嵌め込まれる環状凹溝(31)が下方に開放するように形成されていると共に、その中心には、保持軸(21)の上端部が遊嵌状態に収容される中央凹部(32)が同じく下方開放状態に形成され、さらに、前記中央凹部(32)の相互に対向する位置から側方に、係合凸部(20)(20)がそれぞれ相対回動阻止状態に嵌合する係合溝(30)(30)が下方開放状態に延長形成されている。
尚、中央凹部(32)の深さは、係合溝(30)(30)よりも深く設定されていると共に、前記係合溝(30)(30)の前記中央凹部(32)に対する形成位置は、操作つまみ(3)の上面のつまみ部(35)の形成方向に沿った位置に設定されている。
前記押え鍔部(14)(14)の下方に係合鍔部(34)(34)を係合させることにより、操作つまみ(3)は栓本体(1)に対して、上方へ抜け止め状態に装着され、この状態において、筒部(11)は環状凹溝(31)に、保持軸(21)の上端部は中央凹部(32)に、係合凸部(20)(20)は係合凹溝(30)(30)にそれぞれ対応し、筒部(11)は環状凹溝(31)に、又、係合鍔部(34)(34)は押え鍔部(14)(14)の下方にて、それぞれ回動自在に係合すると共に、係合凸部(20)(20)は、係合凹溝(30)(30)に略密嵌状態に嵌め込まれて、操作つまみ(3)の回動と同時にせん(2)が回動するように設定されている。
係合鍔部(34)(34)は押え鍔部(14)(14)に下方から係合して、操作つまみ(3)は栓本体(1)に対して抜け止め状態に取り付けられていることから、せん(2)は、コイルバネ(4)の弾性復帰力によってせん収容部(10)の底側へ常時押圧される態様となる。
ガス栓を組立てるには、まず、せん(2)の摺動面にグリース、オイル等の潤滑シール剤を塗布し、栓本体(1)のせん収容部(10)にせん(2)を収容する。このとき、せん(2)の頂面中央に突設させている保持軸(21)を治工具又は指でつまんで、せん収容部(10)の上方開放部から収容することができるから、作業性が良い。
このとき、栓本体(1)の筒部(11)は、操作つまみ(3)の環状凹溝(31)に相対回動自在に嵌め込まれ、せん(2)の保持軸(21)の先端部分は中央凹部(32)に遊嵌状態に収容されており、係合凸部(20)(20)は係合凹溝(30)(30)に略密嵌状態に嵌合されていることから、操作つまみ(3)は、栓本体(1)に対して回動自在であり、且つ、せん(2)と一体回動可能に装着されることとなる。
従って、せん(2)は、せん収容部(10)内において、操作つまみ(3)の操作に伴って円滑に回動可能となる。
尚、上記実施の形態のものは、せん(2)と操作つまみ(3)との係合手段として、せん(2)に係合凸部(20)(20)を、これに対応する操作つまみ(3)に係合凹溝(30)(30)を設けたが、せん(2)に係合凹部を、操作つまみ(3)には、これに嵌合可能な係合突起を設ける構成としても良い。
又、保持軸(21)に設けた凹溝(27)に変えて、工具が係合可能な凸条を設ける構成としても良い。
(10)・・・・・・・・せん収容部
(11)・・・・・・・・筒部
(2) ・・・・・・・・せん
(3) ・・・・・・・・操作つまみ
(20)・・・・・・・・係合手段(係合凸部)
(21)・・・・・・・・保持軸
Claims (4)
- ガス通路に連通し且つ一方に開放するせん収容部を備えた栓本体と、
前記せん収容部に回動自在に収容されて前記ガス通路を開閉するせんと、
前記せん収容部の開放端に連続する筒部に相対回動可能に且つ抜け止め状態に取り付けられると共に、前記せんの頂面に係合手段を介して一体回動可能に係合される操作つまみとを具備するガス栓において、
前記係合手段は、前記せんの前記頂面の周縁に沿った対称位置にそれぞれ設けられると共に、前記頂面の中心に、せん保持用の保持軸を前記係合手段よりも高く突設させたことを特徴とするガス栓。 - 請求項1に記載のガス栓において、前記係合手段は、前記せんの前記頂面に設けられる一対の係合凸部又は一対の係合凹部と、これらに対応する前記操作つまみの裏面の各位置に設けられる一対の係合凹溝又は一対の係合突起であり、
前記保持軸に対応する前記操作つまみの裏面には、前記保持軸の先端を収容可能な収容凹部が設けられていることを特徴とするガス栓。 - 請求項1又は2に記載のガス栓において、前記保持軸の先端又はその近傍に、せん引き抜き用の工具が係合可能な係合部が設けられていることを特徴とするガス栓。
- 請求項3に記載のガス栓において、前記係合部は、前記保持軸の先端に開放するように設けられたネジ孔又は前記先端近傍の周壁に設けられた異径部であるガス栓。
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