Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4130635B2 - 電子線励起装置および画像表示装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4130635B2 - 電子線励起装置および画像表示装置 - Google Patents

電子線励起装置および画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4130635B2
JP4130635B2 JP2004012044A JP2004012044A JP4130635B2 JP 4130635 B2 JP4130635 B2 JP 4130635B2 JP 2004012044 A JP2004012044 A JP 2004012044A JP 2004012044 A JP2004012044 A JP 2004012044A JP 4130635 B2 JP4130635 B2 JP 4130635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
electron beam
film
blue
beam excitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004012044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005206635A (ja
Inventor
亮介 平松
正昭 玉谷
直寿 松田
アルベサール・恵子
巌 三石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004012044A priority Critical patent/JP4130635B2/ja
Publication of JP2005206635A publication Critical patent/JP2005206635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4130635B2 publication Critical patent/JP4130635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Description

本発明は電子線励起装置および画像表示装置に関する。
現在、映像情報システムは高精細化、大画面化の方向にむかっており、より鮮明な画像を大画面で表示することが、カラーディスプレイに強く望まれている。そのためには、輝度や解像度の向上および寿命の改善が必要であり、特に、大画面表示に適した投写型陰極線管(投写管)でその要望が大きい。大画面で、しかも高輝度の映像を実現するために、投写管の蛍光膜には高電圧、高電流が印加されることから、蛍光膜を構成する蛍光体は、高電流を流しても輝度が飽和しない輝度電流飽和特性を有することが要求される。さらに、高温でも安定に高輝度な発光を有することに加え、大電流を印加しても結晶破壊が起こりにくく、結晶構造が安定であることが必要である。
最近では、画像の輝度や分解能を高めるために、0.1〜10mJ/cm2の高エネルギー密度で蛍光体を励起することが要求されており、蛍光体の劣化が懸念される。特に、赤、緑、青の3色のうち青色蛍光膜は他の蛍光膜より光出力が劣ることから、最も高いエネルギー密度励起で使用しなければならず、蛍光膜の安定性(寿命特性)が問題となっている。
蛍光体の寿命を改善する対策として、例えば、ZnS蛍光体と酸化物や酸化物類似物質であるY22Sとの積層蛍光膜を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにおいては、酸化物等の層に電子線を直接照射して二次電子線を発生させ、その二次電子線により下層のZnS蛍光膜を励起する。しかしながら、この方法では上層には、蛍光体ではなく酸化物材料等が用いられていることからデットボルテージが大きくなって、蛍光膜として発光効率が低下してしまう。さらに、上層の酸化物層から発生する二次電子線を利用するために、構造上酸化物層の膜厚が必然的に厚くなって、現行の蛍光膜よりスポットサイズが大きくなってしまう。つまり、蛍光膜の分解能が低下することになる。
また、アルミニウム膜側の上層として小粒子蛍光体層、フェースプレート側の下層として大粒子蛍光体層を積層する2層構造の蛍光膜も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法では小粒子蛍光体層に電子線を直接照射して二次電子線を発生させ、この二次電子線により下層の大粒子蛍光体層を励起する。しかしながら、この場合も、二次電子線を発生させるために上層蛍光膜を厚くする必要がある。その結果、デットボルテージが大きくなり発光効率の低下が生じ、またスポットサイズが大きくなって分解能も低下する。さらに、電子線が直接照射される上層が小粒子層であるために、発光効率や寿命特性も低下するおそれがある。
一方、ちらつき(フリッカー)の少ない蛍光面を作製するために、積層蛍光膜で紫外線発光を利用することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。この方法においては、上層のPb付活バリウム−ストロンチウムシリケート蛍光体またはPb付活マグネシウム−ストロンチウム−バリウムシリケート蛍光体を電子線励起して、紫外線を放射させ、この紫外線放射によって、下層の長残光特性をもつ紫外線励起で可視発光をする蛍光体が励起される。この上層の蛍光体は、下層の蛍光体を励起するために使用され、紫外発光のみで青色発光はほとんどない。こうしたPb付活バリウム−ストロンチウムシリケート蛍光体は、ZnS、Y22よりかなり寿命特性が悪く、電子線劣化を抑制できない。
また、蛍光体としてZnS:Agが用いられTb附活蛍光体としてY22S:Tbが併用された青色蛍光体層を備えたカラー画像スクリーンが提案されている(例えば、特許文献4参照)。しかしながら、このカラー画像スクリーンにあっても、青色蛍光膜の輝度特性、色(色度)特性等を十分向上させることはできない。
特開2000−169842号公報 特開2001−118526号公報 特公昭60−59272号公報 特開2002−175763号公報
本発明は、高電流密度励起下での輝度飽和特性、高分解能特性および高輝度を維持し、電子線照射による輝度劣化特性を改善した青色発光蛍光膜用いた電子線励起装置を提供することを目的とする。
また本発明は、0.1mJ/cm2以上の高エネルギー密度が印加される画像表示装置であって、青色蛍光膜の輝度特性、色(色度)特性、およびスポットサイズを何等損うことなく、輝度寿命特性を改善した画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の電子線励起装置は、フェースプレートと、このフェースプレート上に形成された蛍光膜と、0.1mJ/cm 2 以上のエネルギーの電子線を前記蛍光膜に照射して前記蛍光膜を励起する電子銃とを具備し、前記蛍光膜は、ZnS蛍光体からなる第1の蛍光体と、Tb付活希土類オキシサルファイド蛍光体からなる第2の蛍光体とを含有し、前記第2の蛍光体は、下記化学式で表わされる化合物を含む青色発光蛍光膜からなることを特徴とする。
Ln22S:Tb (1)
(上記化学式中、Lnの5mol%以上100mol%以下はLuであり、Sc,YおよびGdから選択される元素を含有してもよい。ただし、Tb濃度は、0.01mol%以上0.5mol%以下である。
本発明の電子線励起装置は、フェースプレートと、このフェースプレート上に形成された蛍光膜と、電子線を前記蛍光膜に照射して前記蛍光膜を励起する電子銃とを具備し、前記蛍光膜は前述の青色発光蛍光膜からなることを特徴とする。
本発明の画像表示装置は、前述の電子線励起装置を備え、この電子線励起装置から発生する蛍光により画像表示が行われることを特徴とする。
本発明によれば、高電流密度励起下での輝度飽和特性、高分解能特性および高輝度を維持し、電子線照射による輝度劣化特性を改善した青色発光蛍光膜用いた陰極線管が提供される。また本発明によれば、0.1mJ/cm2以上の高エネルギー密度が印加される画像表示装置であって、青色蛍光膜の輝度特性、色(色度)特性、およびスポットサイズを何等損うことなく、輝度寿命特性を改善した画像表示装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本発明者らは、鋭意検討した結果、ZnS蛍光体(第1の蛍光体)と特定のTb付活希土類オキシサルファイド蛍光体(第2の蛍光体)とを組み合わせて用いることによって、青色発光蛍光膜の輝度劣化特性が大きく改善されることを見出し、本発明を成すに至ったものである。ZnS蛍光体は、高エネルギー密度での電子線に対しては安定性に乏しい(輝度寿命特性が良くない)ものの、色純度が良好で紫外線(UV)励起でも発光し、発光特性に優れるという特性を有している。一方のTb付活希土類オキシサルファイド蛍光体は、下記化学式で表わされる化合物を含む。
Ln22S:Tb (1)
(上記化学式中、Lnは少なくとも一部にLuを含有し、Sc,YおよびGdから選択される元素を含有してもよい。)
このTb付活希土類オキシサルファイド蛍光体は、高エネルギー密度での電子線励起に対しても非常に高い安定性を有し、電子線励起により青色発光だけでなく、紫外線を発光する。
上述したような2種類の蛍光体とを含有する青色発光蛍光膜においては、まず、電子線励起により第2の蛍光体としてのLn22S:Tbから紫外線(UV)と青色発光が生じる。こうして発光した紫外線(UV)により、第1の蛍光体としてのZnS蛍光体が励起されるので、高エネルギー密度の電子線励起下においてもZnS蛍光体の輝度寿命特性を改善することが可能となった。
第1の蛍光体であるZnS蛍光体としては、立方晶(cub.-)または六方晶(hex.-)構造であって、付活材として主にAgを含有するZnS:Ag蛍光体が好ましい。
第2の蛍光体であるTb付活希土類オキシサルファイド蛍光体は、前記化学式で表わされるLn22S:Tbを主成分として少なくとも99重量%以上含有することが望まれる。1重量%未満であれば、Ca、Fe、他の希土類元素(Sc、Y、Gd、Lu、Tbを除く希土類元素)等が第2の蛍光体中に含有されていてもよい。ただし、Ln22S:TbにおけるLnの少なくとも一部は、Luであることが必要である。Lnの一部をLuで置換した蛍光体は、例えば、Lu22S:Tb蛍光体を混合することによって、あるいはLuを混晶させることにより得られる。Lu単独のみならず、2種類以上の元素によりLnが構成されている混晶化合物であっても、LuO2Sと同じ結晶構造を示す限りは、LuO2S:Tbと同等の発光特性や効果が得られることが確認されている。例えば、Lu単独の場合であるLu22S:Tbは、547F遷移による540nm前後を中心とした緑色成分の発光エネルギーの割合がY22S:Tbの3分の1程度と低く、良好な色度特性が得られる。なお、上述したLnの一部をLuで置換した蛍光体と置換されていないLu22S:Tb蛍光体とを混合して用いることも可能である。
Ln22S:Tb蛍光体におけるLu含有量は、Lnの5mol以上100mol%以下であることが好ましい。このLu含有量は、Lu22S:Tb蛍光体の含有量に換算すると、第2の蛍光体の8重量%以上100重量%以下に相当する。Lu含有量が5mol%未満の場合には、青色成分の色度値においてy=0.1以上となってしまうため、色度特性が低下するおそれがある。
なお、Y22S:TbやGd22S:Tbなどを単独で使用した場合には、付活材であるTbイオンの発光スペクトルにおいて、Tbイオンに特徴的な547F遷移による540nm前後を中心とした緑色成分の発光エネルギーの割合が増大する。このため、顔料やフィルター等を使用したところで、この緑色成分を除去しきれなくなり、色度特性が低下してしまう。Luを含有することによって、Ln22S:Tb蛍光体から紫外光、青色成分の発光と共に発光する540nm前後を中心とした緑色成分の発光は、実質的に除去することが可能となる。
Ln22S:Tb蛍光体におけるTb濃度は、0.01mol%以上0.5mol%以下であることが好ましい。Tb濃度が0.01mol%未満の場合には、付活材としてのTbの効果を充分に得ることが困難となる。一方、0.5mol%を越えて高濃度にTbが含有されると、クロス緩和のために、母体によらず537F遷移(紫外(UV)、青色成分)による発光が少なくなって、547F遷移(緑色成分)が主な発光バンドになるおそれがある。
ZnS蛍光体およびLn22S:Tb蛍光体のいずれも、その平均粒径は2μm以上10μm以下の範囲にあることが好ましい。2μmより小さい場合には、蛍光体の発光効率が低下して十分な輝度を得ることが困難になる。一方、粒径が10μmより大きくなると、解像度が低下するなど画質が悪くなる。蛍光体の粒径としては、粒度分布から求めた積算分布曲線が50%の値をとるときの粒径、すなわち50%径を採用する。具体的には、レーザ回折法による堀場製作所製LA−910W型粒度分布測定装置で測定した50%径を用いて算出することができる。
本発明の実施形態にかかる青色発光蛍光膜は、上述したようなZnS蛍光体とTb付活希土類オキシサルファイド蛍光体とを含有していれば、混合膜および積層膜のいずれとして形成してもよい。ZnS蛍光体とLn22S:Tb蛍光体との蛍光体の混合比は、体積比で1:1〜2:1の範囲とすることが好ましい。ZnS蛍光体の含有量が多い場合には、ZnS蛍光体が直接高密度な電子線により励起される割合が多くなるために、蛍光体の電子線劣化特性が悪くなるおそれがある。また、ZnS蛍光体の含有量が少ない場合には、青色発光蛍光膜としての色度特性等が劣化してしまう。
特に、図1に示すようにZnS蛍光体(第1の蛍光体)からなる第1の蛍光膜とTb付活希土類オキシサルファイド蛍光体(第2の蛍光体)からなる第2の蛍光膜との積層構造とした場合には、陰極線管としての特性を高めることができる。具体的には、フェースプレート1側に第1の蛍光膜2を形成し、反射膜であるアルミニウム膜4側に第2の蛍光膜3を形成する。
青色発光蛍光膜の膜厚は、混合膜および積層膜のいずれにおいても10μm以上40μm以下であることが好ましい。10μm以下であると蛍光体の量が不十分で、十分な輝度を得ることが困難となる。一方、40μmより大きくなると発光のスポットサイズが大きくなって、解像度が低下して画質が劣化するおそれがある。
層構成によらず、本発明の実施形態にかかる青色発光蛍光膜は、電子線励起による発光スペクトルにおいて、340nm〜400nm範囲の発光エネルギーの割合が全発光スペクトルの25%以上であることが好ましい。340〜400nmにおける紫外(UV)範囲の発光エネルギーの割合が25%より少ない場合には、ZnS蛍光体を励起する紫外線(UV)が少なくなり、輝度劣化特性を十分に改善することができない。発光スペクトルおよびエネルギーは、電子線により励起された蛍光体の発光スペクトルを大塚電子製IMUC−7000G型瞬間マルチ測光システムで測定した発光スペクトルから計算することができる。
本発明の実施形態にかかる電子線励起装置は、陰極線管を一例として説明すると、本発明の実施形態にかかる青色発光蛍光膜をフェースプレート上に配置することによって得られる。図2には、本発明の実施形態にかかる陰極線管の断面図を示す。図示する陰極線管は、フェースプレート11、アノード12、ファンネル、およびネック等で構成され、ネックの内部には電子線を発振する電子銃13が設けられる。フェースプレート11の内側には蛍光膜14と反射膜であるアルミニウム膜15とが塗布されている。電子線励起装置の他の例としては、FED(Field Emission Display):電界放射ディスプレイや、SED(Surface Conduction Electron Emitter Display):表面伝導型電界放射ディスプレイ等が挙げられる。
特定の第1の蛍光体と第2の蛍光体とを含有する本発明の実施形態にかかる青色発光蛍光膜は、基本的には紫外光や青色成分を発光するものの、場合によっては、極僅かではあるが540nm前後を中心とした緑色成分が発光されることがある。こうした緑色成分の発光は、色度向上手段を使用することによって、実質的に無視できるレベルまで低減することができる。色度向上手段としては、青色の顔料やフィルター等が挙げられ、Ln22:Tb蛍光体に特徴的な550nmをピーク波長とした緑色成分(530nm以上)の発光スペクトルの透過率が10%以上70%以下であって、400nm以上500nm以下の発光スペクトルの透過率が90%以上であることが望まれる。
例えば、青色顔料は、蛍光膜中の第1の蛍光体に添加して用いることができ、青色顔料としては、例えばコバルトアルミネートや群青などが挙げられる。フィルターは、蛍光膜とフェースプレートガラスとの間、あるいはフェースプレートガラスの外表面や、フェースプレートガラスよりも外側に配置することができる。フィルターとしては、例えば、青色顔料の上述した物質(特に無機物質)などを使用した着色微粒子層などを用いることもできる。フィルターとしてガラスフィルターを用いる場合には、例えば、ネオジウムガラスやディディミウムガラスなどを用いることが可能である。
また、図3に示されるように、投写管21と画像拡大レンズ23との間に、フェースプレートガラス冷却溶媒22として青色溶媒を用いてもよく、例えば、フタロシアニン系青色染料を溶解した溶媒などが挙げられる。拡大レンズとして青色着色レンズを用いてもよく、例えば、青色に着色したガラス、またはプラスティックからなるレンズや無着色のガラス、またはプラスティックからなるレンズの前に青色薄膜層を備えたレンズがある。さらに、青色に着色されたフェースプレートガラスを用いることによって、色度を向上させることも可能である。
本発明の実施形態にかかる画像表示装置は、上述したような陰極線管を投写管として具備し、0.1mJ/cm2以上のエネルギーの電子線を照射する電子銃が配置される。こうした高いエネルギーで励起されても、本発明の実施形態にかかる蛍光膜は、輝度寿命特性を維持することができ、しかも、輝度特性、色(色度)特性、およびスポットサイズは何等損なわれることはない。
以下、具体例を示して本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
第1の蛍光体として、平均粒径が6.5μmのcub.-ZnS:Ag蛍光体を用意し、第2の蛍光体としては、平均粒径が5.1μmのY22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体と、平均粒径が4.2μmのLu22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体とを1:1で混合してなるLn22S:Tb蛍光体を用意した。
バリウム水溶液および水ガラスを用いた公知の沈降法により、無着色のフェースプレート上に、2:1の体積比となるように第1および第2の蛍光体を順次堆積して、第1の蛍光膜と第2の蛍光膜との積層構造の青色発光蛍光膜を形成した。
本実施例において、フェースプレートと青色発光蛍光膜との間には、青色顔料としてコバルトアルミネートの微粒子を用いたフィルターを設けた。
(実施例2)
第2の蛍光体として、平均粒径が4.2μmのLu22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体のみを用い、第1の蛍光体には青色顔料を添加した以外は、実施例1と同様にして積層構造の青色発光蛍光膜を形成した。得られた積層蛍光膜において、第1の蛍光体と第2の蛍光体との混合比は、体積比で1:1である。
(実施例3)
第1の蛍光体として、平均粒径が6.9μmのhex.-ZnS:Ag蛍光体を用意し、第2の蛍光体としては、平均粒径が5.1μmがY22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体と平均粒径が4.2μmのLu22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体とを3:7で混合してなるLn22S:Tb蛍光体を用意した。第1の蛍光体と第2の蛍光体とを1:1の体積比で混合して、無着色のフェースプレート上に混合膜からなる青色発光蛍光膜を形成した。なお、本実施例において、実施例1と同様のフィルターをフェースプレートと青色発光蛍光膜の間に設けた。
(実施例4)
第2の蛍光体を、YとLuとを混晶させた(Y0.4,Lu0.622S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体に変更した以外は、実施例1と同様にして積層構造の青色発光蛍光膜を形成した。得られた積層蛍光膜において、第1の蛍光体と第2の蛍光体との混合比は体積比で1.5:1である。
(実施例5)
第1の蛍光体として、平均粒径が6.5μmのcub.-ZnS:Ag蛍光体を用意し、第2の蛍光体を、ScとLuとを混晶させた(Sc0.03,Lu0.9722S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体を用意した。第1の蛍光体と第2の蛍光体とを1:1の体積比で混合して、無着色のフェースプレート上に混合膜からなる青色発光蛍光膜を形成した。なお、本実施例においても、実施例1と同様のフィルターをフェースプレートと青色発光蛍光膜の間に設けた。
(実施例6〜10)
以下の実施例6〜10においては、第1の蛍光体として、平均粒径が6.9μmのhex.-ZnS:Ag蛍光体を用い、第2の蛍光体を種々変更して青色発光蛍光膜を作製した。
第2の蛍光体として、Y系蛍光体とLu系蛍光体との混合物を用いた。具体的には、平均粒径が5.1μmがY22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体と平均粒径が4.2μmのLu22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体とを6:4で混合してなるLn22S:Tb蛍光体を用意した。こうした第1および第2の蛍光体を用いる以外は、実施例1と同様にして積層構造からなる実施例6の青色発光蛍光膜を形成した。実施例6では、第1の蛍光体に青色顔料としてコバルトアルミネートの微粒子を添加した。
第2の蛍光体としては、YとLuとを混晶させた(Y0.2,Lu0.822S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体を用い、第1の蛍光体:第2の蛍光体=1.5:1の体積比で第1の蛍光体と混合して、混合膜からなる実施例7の青色発光蛍光膜を形成した。実施例7では、フタロシアニン系青色染料を溶解した溶媒を着色冷却溶媒として用いた。
第2の蛍光体におけるY系蛍光体とLu系蛍光体との混合比を9:1に変更した以外は、実施例6と同様にして積層構造からなる実施例8の青色発光蛍光膜を形成した。実施例8では、着色レンズを用いた。
第2の蛍光体におけるYとLuとの割合(Y:Lu)を8.5:1.5に変更した以外は、実施例8と同様にして積層構造からなる実施例9の青色発光蛍光膜を形成した。実施例9では、ネオジウムガラスをガラスフィルターとして用いた。
実施例10では、第1の蛍光体として、平均粒径が6.5μmのcub.-ZnS:Ag蛍光体を用意し、第2の蛍光体としては、平均粒径が5.1μmがY22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体と平均粒径が4.2μmのLu22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体とを95:5で混合してなるLn22S:Tb蛍光体を用意した。第1の蛍光体と第2の蛍光体とを1:1の体積比で混合して、フェースプレート上に混合膜からなる青色発光蛍光膜を形成した。なお、本実施例においても、実施例1と同様のフィルターをフェースプレートと青色発光蛍光膜の間に設けた。
(実施例11〜13)
以下の実施例11〜13は、フィルター等の青色色度向上手段を用いていない実施例である。
実施例11では、実施例1におけるフィルターを取り除き、その他は実施例1と同様にして積層構造の青色発光蛍光膜を形成した。
実施例12では、実施例7における着色冷却溶媒を取り除き、第2の蛍光体として、YとLuとを混晶させた(Y0.45,Lu0.5522S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体を用いた。その他は実施例7と同様にして混合膜からなる青色発光蛍光膜を形成した。
実施例13では、実施例8における着色レンズを取り除き、第2の蛍光体におけるY系蛍光体とLu系蛍光体との混合比を85:15に変更した以外は、実施例8と同様にして積層構造の青色発光蛍光膜を形成した。
(比較例1〜5)
第1の蛍光体として、平均粒径7.3μmのcub.-ZnS:Ag蛍光体を用意し、第2の蛍光体としては、平均粒径が7.3μmのY22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体を用意した。こうした第1および第2の蛍光体のみを用いて、バリウム水溶液および水ガラスを用いた公知の沈降法により、それぞれ無着色のフェースプレート上に蛍光膜を形成した。得られた蛍光膜を、それぞれ比較例1および2とした。
第1の蛍光体として平均粒径が6.5μmのcub.-ZnS:Ag蛍光体を用意し、第2の蛍光体としては、平均粒径が5.1μmのY22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体を用意した。これら2種類の蛍光体を体積比(1:1)で混合し、前述と同様の手法により比較例3の蛍光膜を形成した。また、同様の第1および第2の蛍光体を混合せずに用いて、フェースプレート上に第1の蛍光膜と第2の蛍光膜との積層蛍光膜を形成し、比較例4とした。比較例4の積層蛍光膜において、第1の蛍光体と第2の蛍光体との体積比は1:1であり、第1の蛍光体には青色顔料(コバルトアルミネートの微粒子)を添加した。
また、平均粒径が5.1μmのY22S:Tb(Tb:0.05mol%)蛍光体と平均粒径が4.2μmのLu22S:Tb(Tb:0.05mol%)とを混合して第2の蛍光体を得て、この第2の蛍光体を上記第1の蛍光体(平均粒径が6.5μmのcub.-ZnS:Ag蛍光体)と混合して、比較例5とした。比較例5の蛍光膜において、第1の蛍光体と第2の蛍光体との体積比は1:1であり、Ln中のLuの割合を4mol%とした。また、実施例1と同様のフィルターをフェースプレートと青色発光蛍光膜の間に設けた。
各蛍光膜の特性を、下記表1にまとめる。
Figure 0004130635
次に、実施例1〜13および比較例1〜5の蛍光膜を用いて、それぞれ投写管を製造し、蛍光膜の色度特性および寿命特性を調べた。実施例11〜13および比較例1〜3の投写管においては、フェースプレートガラス、冷却溶媒、および拡大レンズは無着色であり、顔料やフィルターは使用しない。実施例1〜10および比較例4,5の投写管は、フィルター等の色度向上手段を設けた。蛍光膜の表面には、蒸着法によりアルミニウム膜を約0.2μmの膜厚で形成し、電子銃を取り付けて投写管を作製した。
下記表2には、それぞれの投写管に用いた色度向上手段を、蛍光膜とともにまとめる。
Figure 0004130635
色度特性は、加速電圧32kVを印加して、1mAのビーム電流でラスターを描かせた時の色度値(x値、y値)を測定することにより評価し、その結果を下記表3に示す。なお、x値はx=0.140〜0.155程度、y値はy=0.055〜0.080程度であれば、青色として良好である。
寿命特性は、上述した条件で投写管を駆動し、32kV、1mAの条件で、サイズが90×120mm程度の10Hrラスターを描かせた時の電流照射後における輝度の維持率から評価した。下記表3には、初期輝度を100%として、電子線を10Hr照射した後の輝度維持率を示してあり、この輝度維持率が大きいほど寿命が長いことになる。
Figure 0004130635
上記表3に示されるように、実施例では、10Hr後の輝度維持率すなわち輝度寿命特性が、比較例1と比較して約7.3〜8.2%改善していることがわかる。フィルターを使用することによって、色度特性も非常に高められている。なお、2層蛍光膜とすることによって、輝度寿命特性がさらに向上することが、実施例1と実施例2との比較からわかる。
これに対して、比較例では、特定の第2の蛍光体が蛍光膜中に含有されていないため、いずれも色度値が大きく、色(色度)特性が十分ではない。
本発明の一実施形態にかかる蛍光膜の構成を表わす概略図。 本発明の一実施形態にかかる陰極線管の断面図。 本発明の一実施形態にかかる陰極線管の構成を表わす概略図。
符号の説明
1…フェースプレート; 2…第1の蛍光体層; 3…第2の蛍光体層
4…アルミニウム膜; 11…フェースプレート; 12…アノード
13…電子銃; 14…蛍光面; 15…アルミニウム膜; 21…投写管
22…フェースプレート冷却溶媒; 23…画像拡大レンズ。

Claims (7)

  1. フェースプレートと、
    このフェースプレート上に形成された蛍光膜と、
    0.1mJ/cm 2 以上のエネルギーの電子線を前記蛍光膜に照射して前記蛍光膜を励起する電子銃とを具備し、
    前記蛍光膜は、ZnS蛍光体からなる第1の蛍光体と、Tb付活希土類オキシサルファイド蛍光体からなる第2の蛍光体とを含有し、前記第2の蛍光体は、下記化学式で表わされる化合物を含む青色発光蛍光膜からなることを特徴とする電子線励起装置
    Ln22S:Tb (1)
    (上記化学式中、Lnの5mol%以上100mol%以下はLuであり、Sc,YおよびGdから選択される元素を含有してもよい。ただし、Tb濃度は、0.01mol%以上0.5mol%以下である。
  2. 前記青色発光蛍光膜は、前記第1の蛍光体を含む第1の蛍光膜と、前記第2の蛍光体を含む第2の蛍光膜とを備えた多層構造であることを特徴とする請求項1に記載の電子線励起装置
  3. 前記青色発光蛍光膜は、前記第2の蛍光体の発光スペクトルにおける340nm〜400nm範囲の発光エネルギーの割合が、Tb付活希土類オキシサルファイド蛍光体全体の発光スペクトルの25%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子線励起装置
  4. 前記青色発光蛍光膜における前記第2の蛍光体は、8重量%以上100重量%以下のLu 2 2 S:Tb蛍光体を含有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子線励起装置
  5. 前記青色発光蛍光膜における前記第の蛍光体は、六方晶の蛍光体であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子線励起装置
  6. 青色成分の色度向上手段をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子線励起装置
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子線励起装置を備え、この電子線励起装置から発生する蛍光により画像表示が行われることを特徴とする画像表示装置
JP2004012044A 2004-01-20 2004-01-20 電子線励起装置および画像表示装置 Expired - Fee Related JP4130635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012044A JP4130635B2 (ja) 2004-01-20 2004-01-20 電子線励起装置および画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012044A JP4130635B2 (ja) 2004-01-20 2004-01-20 電子線励起装置および画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005206635A JP2005206635A (ja) 2005-08-04
JP4130635B2 true JP4130635B2 (ja) 2008-08-06

Family

ID=34898551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004012044A Expired - Fee Related JP4130635B2 (ja) 2004-01-20 2004-01-20 電子線励起装置および画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4130635B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5241070B2 (ja) * 2006-01-24 2013-07-17 株式会社日立製作所 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005206635A (ja) 2005-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6559598B2 (en) Plasma picture screen with UV light emitting layer
US5808409A (en) Phosphor, cathode-ray tube, fluorescent lamp and radiation intensifying screen
US6833672B2 (en) Plasma display panel and a method for producing a plasma display panel
JP5065080B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
CN1321432C (zh) 显示装置
WO2007093928A1 (en) Color filter for display application
JP2003155481A (ja) 蛍光体およびそれを用いた画像表示装置
JP2009016268A (ja) 平面光源
EP1256616A2 (de) Plasmabildschirm mit blauem Leuchtstoff
JP3808127B2 (ja) カラープラズマディスプレイパネル用蛍光体およびカラープラズマディスプレイパネル
CN101140846B (zh) 图像显示装置
US6791253B2 (en) Display
JP3329598B2 (ja) 蛍光体、陰極線管、蛍光ランプおよび蛍光体の製造方法
JP4130635B2 (ja) 電子線励起装置および画像表示装置
JP4945700B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
US7025902B2 (en) Green emitting phosphor material and plasma display panel using the same
KR100669687B1 (ko) 산화물계 격자 형광체
JP2001335777A (ja) 真空紫外線励起蛍光体およびそれを用いた発光装置
US4604550A (en) Display tube with terbium-activated blue-luminescing phosphor screen
JPH0629421B2 (ja) 青色発光蛍光体及びそれを用いたカラー投写型映像装置用青色発光ブラウン管
JP5241070B2 (ja) 画像表示装置
JP2005008704A (ja) ケイ酸イットリウム球状蛍光体および陰極線管
JP2007329027A (ja) 電界放出型表示装置
JP2005239774A (ja) 表示装置用緑色発光蛍光体とそれを用いた電界放出型表示装置
JP2008140617A (ja) 赤色発光素子および電界放出型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080522

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees