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JP4130908B2 - 設備監視方法、設備監視システム、設備監視装置 - Google Patents
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JP4130908B2 - 設備監視方法、設備監視システム、設備監視装置 - Google Patents

設備監視方法、設備監視システム、設備監視装置 Download PDF

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Description

この発明は、設備監視方法、設備監視システム、設備監視装置に関し、とくに低消費電力かつ信頼性の高い遠隔監視の仕組みを実現する技術に関する。
送電系統を構成している、例えば、送電ケーブル、変圧器、遮断器、断路器、送電ケーブルを外部と絶縁するための絶縁体(油、ガス等)の状態等、各種設備の状態を中央監視施設等の監視側サイトから遠隔監視するために、監視対象の設備に関する情報を変電所等の電気所の監視対象側サイトから監視側サイトに通知することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。このような遠隔監視の仕組みでは、一般に電気所等の監視対象側サイトと監視側サイトとの間での情報伝達を、これらの間に敷設されるメタリックケーブルを介して行っている。
特開2003−23732号公報
上記情報伝達に用いられているメタリックケーブルは、経路途中での伝送損失が大きく、また、外部誘導等によるノイズの影響を受けやすいため、昨今では、送電系統における通信線として、メタリックケーブルから光ファイバケーブルへの移行計画が進められている。光ファイバケーブルは、メタリックケーブルに比べて伝送損失が少なく耐久性にも優れ、ノイズの影響を受けにくく、細径・軽量であるといった各種優れた特徴を有し、メタリックケーブルに比べて信頼性の高い情報伝達が可能である。そこで本発明者らは、このようにメタリックケーブルから光ファイバケーブルへの移行が進められている背景の下、上述の遠隔監視の仕組みを光ファイバケーブルを用いて実現することによりメタリックケーブルを用いる従来方法に比べて低消費電力かつ信頼性の高い遠隔監視の仕組みについて着想を得た。
本発明は、低消費電力かつ信頼性の高い遠隔監視の仕組みを実現することができる、設備監視方法、設備監視システム、設備監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうちの請求項1に記載の発明は、設備監視方法であって、監視側サイトと監視対象側サイトとの間に第1及び第2の光通信路を敷設し、前記監視対象側サイトにおいて、前記第1の光通信路を通じて送られてくる信号光を光分岐器に入射し、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光を光電変換素子に入射し、他方の信号光を、外部からの入力電圧の有無に応じてその出射光を制御する光スイッチに入射し、前記光電変換素子の出力電圧を、監視対象の設備の状態に応じてオンオフする接点を介して、前記光スイッチに前記入力電圧として入力し、前記光スイッチの前記出射光を前記第2の光通信路に入射し、前記監視側サイトにおいて、前記第2の光通信路を通じて送られてくる信号光を監視することにより前記監視対象の設備の状態を監視することとする。
この発明においては、監視対象設備に関する情報を監視側サイトに通知するための仕組みとして監視対象側サイトに設けられる、光分岐器、光スイッチ、光電変換素子等が、全て監視側サイトから第1の光ファイバケーブルを通じて送られてくる信号光発生装置から出射された信号光のエネルギーによって動作している。つまり監視対象側サイトに電源設備等のエネルギーを供給するための設備を別途必要としないため、低消費電力かつシンプルな構成の設備監視システムを構築することができる。また、本実施例の設備監視システムは、光ファイバケーブルを用いているため、信頼性の高い設備監視の仕組みを実現することができる。また、耐久性に優れ、細径・軽量といった、光ファイバケーブルの有する各種の利点により、メンテナンスコストの削減や変電所等におけるケーブル敷設量の削減等も図られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の設備監視方法において、前記光スイッチは、外部からの入力電圧の有無に応じて、出射光の有無を切り替えるものであることとしている
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の設備監視方法において、前記光スイッチは、外部からの入力電圧の有無に応じて、出射光の強度を変化させるものであることとしている。このような制御とした場合には、光ファイバケーブルの断線等の光通信路に関する異常であるのか、監視対象設備に関する異常であるのかを、監視側サイトにおいて区別することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の設備監視方法において、前記監視対象側サイトは、送電系統における施設であり、前記監視対象の設備は前記送電系統を構成している送電設備であることとしている。
請求項5に記載の発明では、設備監視システムであって、監視側サイトと監視対象側サイトとの間を結ぶ第1及び第2の光通信路と、前記監視対象側サイトに設置される、前記第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち他方の信号光が入射されるとともにその出射光が前記第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、監視対象の設備の状態に応じてオンオフする接点を介して、前記光電変換素子の出力電圧を前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、前記監視側サイトに設置され、前記第2の光通信路を通じて送られてくる信号光の強度を検知する信号光検知装置と、を備えることとする。
請求項6に記載の発明は、設備監視システムであって、監視側サイトと監視対象側サイトとの間を結ぶ第1及び第2の光通信路と、前記監視対象側サイトに設置される、前記第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器分岐された前記信号光のうち他方の信号光が入射されるとともにその出射光が前記第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、前記光電変換素子の出力電圧を監視対象である接点を介して前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、前記監視側サイトに設置され、前記第2の光通信路を通じて送られてくる信号光の強度を検知する信号光検知装置と、を備えることとする。
請求項7に記載の発明は、設備監視装置であって、第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち他方の信号光が入射されるとともにその出射光が第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、監視対象の設備の状態に応じてオンオフする接点を介して、前記光電変換素子の出力電圧を前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、を備えることとする。
請求項8に記載の発明は、設備監視装置であって、第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射されるとともにその出射光が第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、前記光電変換素子の出力電圧を、監視対象である接点を介して前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、を備えることとする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、低消費電力かつ信頼性の高い遠隔監視の仕組みを実現することができる、設備監視方法、設備監視システム、設備監視装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について詳述する。図1に本発明の一実施例として説明する設備監視システム1の全体構成を示している。設備監視システム1は、監視対象側サイト3において監視される監視対象となる設備(以下、監視対象設備4という)の状態を、監視対象側サイト3から遠隔した場所にある監視側サイト2において監視する仕組みを提供する。このような設備監視システム1は、例えば、送電系統を構成する送電ケーブルや変電設備等の電力設備の監視、線路状況等の鉄道に関する設備の監視、道路設備の監視、これら鉄道設備や道路設備におけるトンネル内火災の監視、空港内の各種設備の監視、フランチャイズチェーン等における店舗の監視等、各地に散在する設備の監視を行う多様な目的に適用される。
図1に示すように、監視側サイト2と監視対象側サイト3との間には、第1の光通信路を提供する第1の光ファイバケーブル心線5と、第2の光通信路を提供する第2の光ファイバケーブル心線6とが敷設されている。なお、光ファイバケーブル心線5,6としては、例えば、12心・24心・48心等の適宜な数の光ファイバケーブル心線が束ねられた構造からなる光ファイバケーブルの前記光ファイバケーブル心線のうちのいずれかが用いられる。また、光ファイバケーブル心線5,6としては、シングルモード(SMF:Single Mode optical Fiber)もしくはマルチモード(MMF:Multi Mode optical Fiber)のコア・クラッド構造からなるものが用いられる。
図1に示す監視側サイト2には、信号光発生装置21及び信号光検出装置22が設けられている。信号光発生装置21は、第1の光ファイバケーブル心線5に入射する信号光を発生する。信号光発生装置21には、発光素子として、例えば、半導体レーザ(LD:Laser Diode)、分布帰還型(Distributed Feed-Back)レーザ、多量子井戸(Multi-Quantum Well)LD、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等が内蔵されている。前記信号光の波長は、信号光発生装置21の仕様(とくに発光素子の種類)に応じて定まり、例えば、数μm程度に設定される。
信号光検出装置22は、第2の光ファイバケーブル心線6から出射される信号光を受光する。信号光検出装置22には、例えば、フォトダイオード(PD:Photo Diode)やアバランシェフォトダイオード(APD:Avalanche Photo Diode)等の受光素子が内蔵されている。信号光検出装置22により検出された信号光の強度変化は、監視側サイト2において動作している監視用コンピュータ23に伝達される。監視用コンピュータ23のオペレータは、信号光検出装置22により検出される信号光の強度変化を監視用コンピュータ23のマンマシンインタフェースを介して監視することにより、監視対象側サイト3における監視対象設備4の状態を監視する。
図1に示す監視対象側サイト3には、監視対象設備4に関する情報を監視側サイト2に通知するための機器として、光分岐器31、光スイッチ32、光電変換素子33等が設けられている。このうち光分岐器31には、第1の光ファイバケーブル心線5から出射される信号光が入射され、入射された前記信号光は光分岐器31によって2波に分岐されて出力される。このような作用を奏する光分岐器31の具体例としては、プリズム、誘導体多層膜フィルタ、回折格子、融着延伸部を有する光ファイバ、光導波路、光導波路と誘導体多層膜フィルタとを用いたもの、ファイバグレーティング等がある。光分岐器31により2波に分岐された各信号光は、それぞれ、光スイッチ32及び光電変換素子33に入射される。
光スイッチ32は、外部からの電圧が入力される電圧入力端子321を有している。光スイッチ32は、電圧入力端子321に入力される電圧(以下、入力電圧と称する)に応じて当該光スイッチ32から出射される出射光を制御する。例えば、光スイッチ32は、電圧入力端子321に電圧が入力されていない状態では、入射された信号光を出射光として出力し、電圧入力端子321に電圧が入力されている状態では、出射光を出力しないように動作する。このように動作する光スイッチ32の具体例としては、光ファイバやプリズムなどの光学素子を機械的に制御して光路切換を行う機械的光スイッチ、電気光学効果や音響光学効果、熱光学効果等を利用して光路切換を行う非機械的光スイッチ等がある。光スイッチ32により出力制御された出射光は、第2の光ファイバケーブル心線6に入射される。
光電変換素子33は、入射される信号光に応じた電圧を出力する素子である。光電変換素子33の具体例としては、フォトダイオード(PD:Photo Diode)、アバランシェフォトダイオード(APD:Avalanche Photo Diode)、シリコン系や化合物半導体系の太陽電池等がある。具体的な製品としては、ホトニック・パワー・システムズ(Photonic Power Systems Incorporated)社製のPPC−9LWがある。
光電変換素子33の電圧出力端子331は、配線8を介して監視対象側サイト3の監視対象設備4に設けられている警報接点7の端子に接続されている。警報接点7のもう一方の端子は、配線9を介して光スイッチ32の電圧入力端子321に接続されている。警報接点7は、監視対象設備4の状態に応じてオンオフされる。
警報接点7は、例えば、監視対象設備4が正常な状態にあるときにはオフであるが、異常な状態にあるときにはオンとなる。つまり、警報接点7がオフの状態では光スイッチ32の電圧入力端子321には電圧が入力されず、警報接点7がオンの状態になると光電変換素子33の出力電圧が光スイッチ32の電圧入力端子321に入力される。このように、警報接点7、配線8、及び配線9とによって、監視対象設備4の状態に応じて光電変換素子33の出力電圧をオンオフ制御し、前記出力電圧を光スイッチ32に入力電圧として入力するための回路が形成されている。
図2は、警報接点7の状態、光スイッチ32の電圧入力端子321に入力される電圧、及び光スイッチ32からの出射光の強度、の関係を説明している。この図に示すように、時刻t1以前においては、監視対象設備4の状態が正常であり、警報接点7がオフの状態では、光スイッチ32の電圧入力端子321に電圧は入力されず、光スイッチ32からは光分岐器31からの入射光に応じた強度の出射光が出力される。一方、時刻t1において監視対象設備4に異常が生じて警報接点7がオンになると、光スイッチ32の電圧入力端子321に電圧が入力されて光スイッチ32から信号光が出力されなくなる。
===動作===
次に、以上に説明した構成からなる設備監視システム1の動作について説明する。まず初期状態として、警報接点7はオフの状態になっており、監視対象設備4の監視中は信号光発生装置21から出射される所定強度の信号光が第1の光ファイバケーブル心線5に定常的に入力されているものとする。そして、前記信号光は第1の光ファイバケーブル心線5により監視側サイト2から監視対象側サイト3に伝送され、監視対象側サイト3に伝送されてきた前記信号光が光分岐器31に定常的に入射されているものとする。
図1に示す監視対象側サイト3において、光分岐器31に入射した前記信号光は、上述したように光分岐器31により2波に分岐され、そのうち一方の信号光(信号光の一部)は光スイッチ32に、もう一方の信号光(信号光の一部)は光電変換素子33にそれぞれ入射される。光電変換素子33は、光分岐器31から入射された前記信号光に応じた電圧を出力し、その出力電圧は配線を介して警報接点に入力される。ここでは警報接点8がオフの状態であるので、光スイッチ32の電圧入力端子321には電圧は入力されない。従って、分岐器31から入射された前記信号光はそのまま光スイッチ32から出射される。
光スイッチ32から出射された信号光は、第2の光ファイバケーブル心線6に入射され、第2の光ファイバケーブル心線6により監視対象側サイト3から監視側サイト2に伝送される。第2の光ファイバケーブル心線6により監視側サイト2に伝送されてきた前記信号光は、信号光検出装置22に入射される。そして、信号光検出装置22により検出される信号光の強度変化は監視用コンピュータ23に伝達され、オペレータは信号光検出装置22により信号光が検知されていることをもって監視対象設備4が正常であることを確認することができる。なお、信号光検出装置22と監視用コンピュータ23との間の情報伝達は、例えば、これらの間に設けた接点を介して行うようにすることができる。この場合には、例えば、信号光検出装置22から出力される信号光の強度とあらかじめ設定しておいた閾値との関係に応じて接点のオンオフの状態を切り換え、接点の状態を監視用コンピュータ23側で監視するようにする。
次に監視対象設備4に異常等が生じて警報接点7がオンの状態になったとする。警報接点7がオンの状態になると、光電変換素子33の出力電圧が光スイッチ32の電圧入力端子321に入力され、光スイッチ32から出射光が出力されなくなる。従って、光スイッチ32から第2の光ファイバケーブル心線6には信号光が入射されず、監視側サイト2の信号光検出装置22において第2の光ファイバケーブル心線6からの信号光が検出されなくなる。監視コンピュータ23のオペレータは、信号光が検知されなくなったことをもって監視対象設備4に異常等が起きていることを認知する。
なお、上記の説明では、警報接点7は正常な状態でオフ、異常な状態でオンとなるものとしたが、正常な状態でオン、異常な状態でオフとなる構成であってもよい。この場合には、信号光が検知されない場合に正常、検知された場合に異常と判定すればよい。
以上に説明した設備監視システム1においては、監視対象側サイト3に設けられている、光分岐器31、光スイッチ32、光電変換素子33等が、全て監視側サイト2から第1の光ファイバケーブル心線5を通じて送られてくる信号光発生装置21から出射された信号光のエネルギーのみによって動作している。つまり、上記の設備監視システム1は、監視対象側サイト3に電源設備等のエネルギー供給源となる設備を別途必要としない。従って、低消費電力で効率的な遠隔監視の仕組みを実現できる。とくに、監視対象設備が複数存在する場合には、監視対象側サイトに電源設備を設置する必要がないため、設備監視システムの実施化にあたり、導入コストや運用コストを低廉に抑えることができる。また、汎用的な装置のみを用いてシンプルに構成することができ容易かつ低コストで実施することが可能である。さらに、この設備監視システム1においては、メタリックケーブルを利用する場合に比べて低損失で外部誘導等のノイズに対する影響が少ない光ファイバケーブルを用いているため、信頼性の高い遠隔監視の仕組みを実現することができる。また、耐久性に優れ、細径・軽量といった、光ファイバケーブルの有する各種の利点により、メンテナンスコストの削減や変電所等におけるケーブル敷設量の削減等も図られることになる。
上述の仕組みでは、警報接点7がオンの状態になっている場合に光スイッチ32から出射光が出力されないように、すなわち、出射光の強度がゼロになるようにしているが、これ以外の方法とすることもできる。例えば、監視対象設備4の状態が正常である場合と異常である場合とで前記出射光の強度が異なるようにしてもよく、例えば、警報接点7がオンの状態になったことに連動して、警報接点7がオフの状態にあるときよりもオンの状態にあるときの方が出射光の強度が弱くなるように制御するようにする。そしてこの場合には、例えば、信号光検出装置22において出射光の強度が変化したことにより監視対象設備4に異常等が生じていることを認知するようにする。このような制御とした場合には、監視側サイト2において、光ファイバケーブルの断線等の光通信路に関する異常であるのか、監視対象設備4に関する異常であるのかを区別することができる。例えば、信号光が完全に検出されなくなった場合には光通信路に異常が生じていると判断することができ、また、信号光の強度が減衰した場合には監視対象設備4に異常等が生じていると判断することができる。
なお、監視対象側サイト3に設けられる、光分岐器31、光スイッチ32、光電変換素子33を一体化したユニットとして構成することにより、本実施例の設備監視システム1を簡便に実施することが可能となる。
===応用例===
図3は、以上に説明した設備監視システム1を送電系統の監視のために適用した応用例を示している。この例において、監視側サイト2は、例えば、送電系統の統括的な監視を行っている中央監視施設等である。一方、監視対象側サイト3は、例えば、送電系統中の変電所等である。この事例における監視対象設備4は、地中に埋設されている送電ケーブル41の周囲に設けられている油層42に絶縁体として充填されている油43である。送電ケーブル41の絶縁のために用いられる絶縁体としてはガスが用いられることもある。
油層42には、地上に向けて延出する導出管44が接合されている。導出管44の管内は油層42の内部と連通されており、油43の液圧に応じて導出管44内の液面は昇降する。この事例において警報接点7はこの導出管44の管内に設けられており、油43の液面が所定高さよりも高い場合には油43の浮力により警報接点7が開いてオフの状態になり、液面が前記所定高さよりも低くなると警報接点7が閉じてオンの状態になる。このため、油層42内に油43が正常に満たされている状態では警報接点7はオフの状態となっているが、蒸発や液漏れ等により油層42内の油43が減ってくると警報接点7はオンの状態となる。そして、このような警報接点7のオンオフの状態が上述した仕組みにより監視側サイト2である中央監視施設に設けられている監視コンピュータ23に伝達されることで、監視対象設備4である油43の状態を遠隔した場所にある中央監視施設において監視することが可能となる。なお、油43の液圧を監視する仕組みとして、上述した仕組み以外にも、例えば、油層42中に、その内部に気体や液体を満たして密閉した伸縮性のある容器(例えば、内部に空気を満たした風船)を入れ、油層42の圧力に応じて変化する容器の伸縮により警報接点7をオンオフさせるようにすることもできる。
ところで、昨今においては、送電系統では送電ケーブルとともに光ファイバケーブルが敷設されることが多くなってきているが、そのような光ファイバケーブルにおける光ファイバケーブル心線を、上述の第1の光ファイバケーブル心線5や第2の光ファイバケーブル心線6として利用することができる。また、このような監視対象設備の監視のために敷設されていた既設のメタリックケーブルを撤去することができるため、ケーブルの敷設量を削減できる。また、管路やメタリックケーブルの支持体のスペースが開放される。また、重量物であるメタリックケーブルによる強度増大の問題が解消され、送電系統の好適な設備形成が可能となる。
以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の一実施例として説明する設備監視システム1の全体構成を示す図である。 本発明の一実施例として説明する警報接点7の状態と光スイッチ32の電圧入力端子321に入力される電圧、及び光スイッチ32からの出射光の強度の関係を説明する図である。 本発明の一実施例による設備監視システム1の応用例を説明する図である。
符号の説明
1 設備監視システム
2 監視側サイト
3 監視対象側サイト
4 監視対象設備
5 第1の光ファイバケーブル心線(第1の光通信路)
6 第2の光ファイバケーブル心線(第2の光通信路)
7 警報接点
8,9 配線
21 信号光発生装置
22 信号光検出装置
23 監視コンピュータ
31 光分岐器
32 光スイッチ
321 電圧入力端子
33 光電変換素子
331 電圧出力端子
41 送電ケーブル
42 油層
43 油
44 導出管

Claims (8)

  1. 監視側サイトと監視対象側サイトとの間に第1及び第2の光通信路を敷設し、
    前記監視対象側サイトにおいて、前記第1の光通信路を通じて送られてくる信号光を光分岐器に入射し、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光を光電変換素子に入射し、他方の信号光を、外部からの入力電圧の有無に応じてその出射光を制御する光スイッチに入射し、前記光電変換素子の出力電圧を、監視対象の設備の状態に応じてオンオフする接点を介して、前記光スイッチに前記入力電圧として入力し、前記光スイッチの前記出射光を前記第2の光通信路に入射し、
    前記監視側サイトにおいて、前記第2の光通信路を通じて送られてくる信号光を監視することにより前記監視対象の設備の状態を監視すること、を特徴とする設備監視方法。
  2. 請求項1に記載の設備監視方法において、前記光スイッチは、外部からの入力電圧の有無に応じて、出射光の有無を切り替えるものであることを特徴とする設備監視方法。
  3. 請求項1に記載の設備監視方法において、前記光スイッチは、外部からの入力電圧の有無に応じて、出射光の強度を変化させるものであることを特徴とする設備監視方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の設備監視方法において、前記監視対象側サイトは、送電系統における施設であり、前記監視対象の設備は前記送電系統を構成している送電設備であることを特徴とする設備監視方法。
  5. 監視側サイトと監視対象側サイトとの間を結ぶ第1及び第2の光通信路と、前記監視対象側サイトに設置される、前記第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち他方の信号光が入射されるとともにその出射光が前記第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、監視対象の設備の状態に応じてオンオフする接点を介して、前記光電変換素子の出力電圧を前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、前記監視側サイトに設置され、前記第2の光通信路を通じて送られてくる信号光の強度を検知する信号光検知装置と、を備えることを特徴とする設備監視システム。
  6. 監視側サイトと監視対象側サイトとの間を結ぶ第1及び第2の光通信路と、前記監視対象側サイトに設置される、前記第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器分岐された前記信号光のうち他方の信号光が入射されるとともにその出射光が前記第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、前記光電変換素子の出力電圧を監視対象である接点を介して前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、前記監視側サイトに設置され、前記第2の光通信路を通じて送られてくる信号光の強度を検知する信号光検知装置と、を備えることを特徴とする設備監視システム。
  7. 第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち他方の信号光が入射されるとともにその出射光が第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、監視対象の設備の状態に応じてオンオフする接点を介して、前記光電変換素子の出力電圧を前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、を備えることを特徴とする設備監視装置。
  8. 第1の光通信路を通じて送られてくる信号光が入射される光分岐器と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射される光電変換素子と、前記光分岐器で分岐された前記信号光のうち一方の信号光が入射されるとともにその出射光が第2の光通信路に入射される、外部からの入力電圧の有無に応じて前記出射光の強度を制御する光スイッチと、前記光電変換素子の出力電圧を、監視対象である接点を介して前記光スイッチに前記入力電圧として入力する回路と、を備えることを特徴とする設備監視装置。
JP2003296129A 2003-08-20 2003-08-20 設備監視方法、設備監視システム、設備監視装置 Expired - Fee Related JP4130908B2 (ja)

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