JP4132387B2 - 仮想カメラ画像形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元座標系に従って特定される光学系主点の位置や光学系主軸の向き、焦点距離といったカメラ情報に基づき、1投影面上に仮想カメラ画像を形成する仮想カメラ画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、製造の分野では、加工品が設計通りに加工されたか否か、成型品が設計通りに成形されたか否かが検証される。この検証には、高い精度で加工品や成型品を象った検査具が広く用いられる。検査具に加工品や成型品がはめ込まれると、検査具で規定される理想形状に対して実際の加工品や成型品の誤差が一目で確認されることができる。そういった誤差は例えばノギスなどを用いて測定されることができる。しかしながら、使用される検査具は各加工品や成型品ごとに用意されなければならず、検査具の製作には多大な費用や手間がかかるだけでなく、製作された検査具を保管するにあたって多大なスペースが必要とされる。
【0003】
その一方で、そういった検証にあたって、三次元測定機を用いて加工品や成型品の実寸法を測定することが広く行われている。三次元測定機で測定された実寸法と、加工品や成型品の設計寸法を特定する形状データとが比較されると、加工品や成型品の寸法誤差が算出されることができる。しかしながら、こうした三次元測定機では、加工品や成型品の表面に沿って接触プローブを万遍なく移動させなければならない。接触プローブは加工品や成型品の表面に点接触することから、寸法測定にあたって加工品や成型品の全表面にわたって十分なサンプルデータを取得するには多大な時間が必要とされる。しかも、人手を用いて接触プローブを移動させれば測定結果にばらつきが生じてしまい、ロボットを用いて自動的に接触プローブを移動させればティーチング作業に多くの時間や労力が費やされてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、カメラの実写像を用いて加工品や成型品の形状を簡単に検証することが可能な形状検証システムを提案する。この形状検証システムでは、形状データに基づき例えばコンピュータ内に描き出される仮想カメラ画像と加工品や成型品の実写像とが相互に比較される結果、設計寸法に対する加工品や成型品の寸法誤差は測定される。しかしながら、実写像にはレンズの歪みが影響することから、実写像に正確に整合する仮想カメラ画像を形成することは難しい。これまでのところ、こうしたレンズの歪みを考慮して仮想カメラ画像を形成することは試みられていない。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、実写像に現れるレンズの歪みの影響を反映し、実写像に正確に整合した仮想カメラ画像を形成することができる仮想カメラ画像形成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、三次元空間に設定された基準点が1投影面に映し出される画像データを取得する工程と、前記三次元空間に構築された三次元座標系に従って前記基準点の三次元座標値を特定する基準位置データを取得する工程と、取得した画像データおよび基準位置データに基づき、投影面に規定される二次元座標系および前記三次元座標系の間で写像を実現する変換行列を導き出す工程とを備えることを特徴とする仮想カメラ画像形成方法が提供される。
【0007】
例えば一般の撮像装置では、三次元空間に存在する三次元物体はレンズを通して二次元の結像面に写像される。こうしたレンズの働きは、任意の物体座標系すなわち三次元座標系から二次元座標系への座標変換として捉えられる。したがって、こうした座標変換を実現する変換行列を用いれば、仮想空間で再現される三次元像を任意の二次元投影面に投影させることができる。撮像装置で得られる画像データと基準位置データとを用いれば、現実のレンズの働きを反映した変換行列が導き出されることができる。その結果、仮想空間の三次元像は、あたかも実際のレンズを通して結像されたように仮想空間の1投影面に描き出されることができる。
【0008】
具体的には、本発明に係る仮想カメラ画像形成方法は、例えば、三次元空間に設定された基準点が1投影面に映し出される画像データに基づき、投影面に規定される二次元座標系に従って基準点の二次元座標値(xi ,yi )を取得する工程と、前記三次元空間に構築された三次元座標系に従って前記基準点の三次元座標値(x,y,z)を取得する工程と、取得した二次元座標値(xi ,yi )および三次元座標値(x,y,z)に基づき、
【数16】
に従って各パラメータC11〜C34を算出する工程と、算出されたパラメータC11〜C34を用いて、前記二次元座標系および三次元座標系の間で写像を実現する変換行列
【数17】
を導き出す工程とを備えればよい。こうした工程によれば、前述したとおり、現実のレンズの歪みを反映した変換行列Rが導き出されることとなる。
【0009】
こうして導き出された変換行列Rを用いれば、前記三次元座標系で特定される三次元座標点(x,y,z)は、
【数18】
ただし、
【数19】
に基づき、前記二次元座標系で特定される二次元座標点(xi ,yi )に写像されることができる。その結果、三次元座標系が構築された仮想空間に描き出される三次元像は、レンズの歪みを反映しながら、二次元座標系が構築された1投影面に二次元像として描き出されることができる。
【0010】
さらに具体的には、本発明に係る仮想カメラ画像形成方法は、例えば、三次元空間に設定された少なくとも6個の基準点が1投影面に映し出される画像データに基づき、投影面に規定される二次元座標系に従って各基準点の二次元座標値(xi ,yi )を取得する工程と、前記三次元空間に構築された三次元座標系に従って各基準点の三次元座標値(x,y,z)を取得する工程と、取得した二次元座標値(xi ,yi )および三次元座標値(x,y,z)に基づき、各基準点ごとに構築される連立方程式
【数20】
に従って各パラメータC11〜C34を算出する工程と、算出されたパラメータC11〜C34を用いて、前記二次元座標系および三次元座標系の間で写像を実現する変換行列
【数21】
を導き出す工程とを備えればよい。こうした工程によれば、前述したとおり、現実のレンズの歪みを反映した変換行列Rが導き出されることとなる。
【0011】
こうして導き出された変換行列Rを用いれば、前記三次元座標系で特定される三次元座標点(x,y,z)は、
【数22】
ただし、
【数23】
に基づき、前記二次元座標系で特定される二次元座標点(xi ,yi )に写像されることができる。
【0012】
その他、本発明に係る仮想カメラ画像形成方法は、三次元空間に設定されたn個の基準点が1投影面に映し出される画像データに基づき、投影面に規定される二次元座標系に従って各基準点の二次元座標値(xi1,yi1)〜(xin,yin)を取得する工程と、前記三次元空間に構築された三次元座標系に従って各基準点の三次元座標値(x1 ,y1 ,z1 )〜(xn ,yn ,zn )を取得する工程と、取得した二次元座標値(xi1,yi1)〜(xin,yin)および三次元座標値(x1 ,y1 ,z1 )〜(xn ,yn ,zn )を用いて最小二乗法に基づき、
【数24】
ただし、
【数25】
に従って各パラメータC11〜C33を算出する工程と、算出されたパラメータC11〜C33を用いて、前記二次元座標系および三次元座標系の間で写像を実現する変換行列
【数26】
を導き出す工程とを備えてもよい。こうして導き出された変換行列Rを用いれば、前述と同様に、前記三次元座標系で特定される三次元座標点(x,y,z)は、
【数27】
ただし、
【数28】
に基づき、前記二次元座標系で特定される二次元座標点(xi ,yi )に写像されることができる。
【0013】
いずれの場合でも、画像データはCCD(電荷結合素子)カメラによって生成されればよい。CCDカメラを用いれば、画像面上で各画素ごとに簡単に二次元座標値を取得することができる。したがって、各画素ごとに特定される画像情報を用いれば、簡単に基準点の二次元座標値を取得することが可能となる。
【0014】
加えて、以上のような仮想カメラ画像形成方法は、前記三次元空間で対象物の三次元像を特定する形状データを取得する工程と、前記変換行列を用いて、形状データに基づき再現された対象物の三次元像を前記投影面に投影する工程とをさらに備えてもよい。
【0015】
以上のような仮想カメラ画像形成方法は、例えばコンピュータによって処理されるソフトウェアプログラムに従って実現されてもよい。こういったソフトウェアプログラムは、例えばFD(フロッピーディスク)といった磁気記録媒体、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)といった光学記録媒体、いわゆるMOといった光磁気記録媒体、その他の任意の記録媒体を通じてコンピュータに取り込まれればよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
【0017】
図1は、対象物Wの形状精度を検証する形状検証システム10の構成を概略的に示す。この形状検証システム10は、対象物Wの実写像すなわち投影面に映し出される対象物Wの二次元像を取得するデジタルスチルカメラ11を備える。このデジタルスチルカメラ11は、例えばCCD(電荷結合素子)を利用して、対象物Wの実写像を再現する画像データを出力する。この画像データによれば、任意の投影面に微細な間隔で設定される各画素ごとに画像情報が特定される。各画素の位置は、例えば投影面に設定される二次元座標系に従って特定されることができる。ただし、デジタルスチルカメラ11のほか、撮像装置には、デジタルビデオカメラや、CCD以外の画像取得手段を用いて各画素ごとに画像情報を特定する撮像装置が用いられてもよく、プリント写真に基づき画像データを生成するスキャナなどが用いられてもよい。
【0018】
エンジニアリングワークステーション(EWS)12は、デジタルスチルカメラ11で取得された実写像に基づき対象物Wの形状寸法誤差を測定する。この形状検証システム10では、取得される実写像に基づいて対象物Wの輪郭や幾何学的稜線に関する形状寸法誤差が測定される。こうした形状検証システム10は、例えば自動車の外板といった部品の形状精度や、そういった部品の加工や成形に用いられる金型の形状精度を検証する際に用いられることができるだけでなく、複数の部品で組み立てられたアセンブリや完成品の組立精度や形状精度を検証する際に用いられることができる。
【0019】
形状検証システム10には、対象物Wの三次元形状を測定する三次元測定機13がさらに組み込まれてもよい。三次元測定機13は、対象物Wと接触プローブ14との接触を通じて、対象物Wの三次元像を再現するにあたって必要とされる三次元座標値を取得する。1つの三次元座標値を取得するにあたって、接触プローブ14は、例えば任意の三次元座標系でx座標値およびy座標値を維持しながらz軸方向に移動する。接触までに測定されるz軸方向の移動量に基づきz座標値は特定される。xy平面に沿って微細な間隔で設定される多数の測定点ごとにz座標値は測定されていく。その結果、対象物Wの三次元像を再現するために十分な三次元座標点の集合体が得られる。接触プローブ14の動きは例えばパーソナルコンピュータ(PC)15によって制御される。こうした三次元測定機13は、平面や曲面、凹凸面の歪みといったデジタルスチルカメラ11による実写像に現れにくい形状の歪みを測定する際に役立つ。
【0020】
図2に示されるように、検証にあたって対象物Wは検査台16に設置される。検査台16には、対象物Wを受け止める水平かつ平坦な受け面17と、受け面17から垂直に立ち上がる複数(例えば3つ)の突き当て18a、18b、18cとが設けられる。受け面17は、物体座標系xyzに従ってz座標値の基準を規定する。すなわち、z座標値は、受け面17からの高さに基づき特定されることができる。2つの突き当て18a、18bは、受け面17に直交する1平面を規定する。規定された1平面は、物体座標系xyzに従ってy座標値の基準に設定される。すなわち、y座標値は、2つの突き当て18a、18bによって規定された1平面からの距離に基づき特定されることができる。さらに、残りの突き当て18cは、他の2つの突き当て18a、18bによって規定された1平面と受け面17とに直交する1平面を規定する。規定された1平面は、物体座標系xyzに従ってx座標値の基準に設定される。したがって、x座標値は、突き当て18cによって規定された1平面からの距離に基づき特定されることができる。
【0021】
ここでは、物体座標系xyzのxy平面は受け面17に沿って規定される。加えて、2つの突き当て18a、18bは物体座標系xyzのxz平面を規定し、他の突き当て18cは物体座標系xyzのyz平面を規定する。ただし、物体座標系xyzは、1または複数の座標軸に沿って平行移動してもよい。
【0022】
検査台16には複数個の基準ブロック19が設けられる。各基準ブロック19の頂点には物体座標系xyzに従って三次元座標値が与えられる。こうした三次元座標値は例えば三次元測定機13などによって予め実測されていればよい。ただし、三次元座標値は、受け面17や突き当て18a、18b、18cに対して各基準ブロック19の相対的な位置関係を特定していれば十分である。後述するように、全ての基準ブロック19に対して少なくとも6個の頂点で三次元座標値が明らかにされなければならない。
【0023】
図3に示されるように、EWS12は、三次元測定機13で測定された三次元形状と、形状データに基づき復元される対象物Wの理想三次元像とを相互に比較する面情報解析回路21を備える。この面情報解析回路21によれば、例えば、三次元測定機13で測定された三次元座標点の集合体に基づき対象物Wを表現するポリゴンが再構築され、再構築されたポリゴンに基づいて対象物Wの三次元像が描き出される。描き出された三次元像と理想三次元像とが相互に比較される結果、対象物Wの平面や曲面の歪みといった形状寸法誤差は導き出される。こうして導き出された形状寸法誤差は例えばディスプレイ22の画面に表示されることができる。同時に、ディスプレイ22の画面には、再構築されたポリゴンに基づき対象物Wの三次元像が表示されてもよく、そういった三次元像とともに理想三次元像(すなわち比較の結果)が表示されてもよい。
【0024】
ここで、形状データは、例えばLAN(構内回線網)などによってEWS12に接続された大容量記憶装置23内に構築された製品データベースから取得される。製品データベースには、任意の三次元座標系に基づき各製品ごとに三次元像を規定する三次元設計データが格納される。各三次元設計データは、例えば周知の三次元CAD/CAMシステムなどを用いて構築されることができる。ただし、形状データは、可搬性の記録媒体を用いてEWS12に転送されてもよい。
【0025】
さらにEWS12には、デジタルスチルカメラ11で取得された実写像と、形状データに基づき描かれる二次元理想像とを相互に比較する辺情報解析回路24が設けられる。二次元理想像は例えば対象物Wの輪郭や幾何学的稜線によって描かれる。この辺情報解析回路24は、実写像と二次元理想像との比較結果をディスプレイ22の画面に表示させることができる。
【0026】
辺情報解析回路24は、例えば図4に示されるように、仮想空間に再現される対象物Wおよびデジタルスチルカメラ11に基づき、デジタルスチルカメラ11で撮像されると想定される仮想カメラ画像を形成する仮想カメラ画像形成回路26を備える。表示回路27は、仮想カメラ画像形成回路26で形成された仮想カメラ画像と実写像とを重ねてディスプレイ22の画面に表示させる。
【0027】
仮想カメラ画像形成回路26は、仮想空間に物体座標系xyzすなわち三次元座標系を再現する座標系構築回路28を備える。物体座標系xyzを再現するにあたって、座標系構築回路28は、大容量記憶装置23から取り込まれる形状データに基づき仮想空間で対象物Wの三次元像を再現する。この三次元像に対して検査台16の受け面17および突き当て18a、18b、18cの位置が特定されると、仮想空間では、対象物Wの実寸法を規定する物体座標系xyzすなわち三次元座標系が構築される。
【0028】
投影面特定回路29は、物体座標系xyzが構築された仮想空間で、対象物Wの実写像が映し出される投影面を特定する。この特定にあたって、投影面特定回路29は、画像データで特定される基準ブロック19の頂点すなわち基準点の二次元座標値(xi ,yi )と、各基準点に与えられた三次元座標値(x,y,z)とに基づき、各基準点ごとに構築される連立方程式
【数29】
に従って各パラメータC11〜C34を算出する。算出されたパラメータC11〜C34によれば、変換行列
【数30】
が導き出される。
【0029】
描画回路30は、形状データに基づき再現された対象物Wの三次元像を投影面に投影し、対象物Wの二次元理想像を形成する。二次元理想像の形成にあたって、描画回路30は、対象物Wの輪郭線や幾何学的稜線を規定する三次元座標点(x,y,z)と、投影面特定回路29で算出された変換行列Rとに基づいて、
【数31】
ただし、
【数32】
に従って、投影面上で各三次元座標点(x,y,z)に対応する二次元座標点(xi ,yi )を選び出す。こうした描画回路30の働きによれば、例えば仮想空間の物体座標系xyzで対象物Wの三次元像が移動すると、その移動に伴い投影面上で二次元理想像は移動することとなる。
【0030】
描画回路30には、仮想カメラ画像形成回路26で構築された三次元座標系すなわち物体座標系xyzに従って実写像と二次元理想像との間で寸法誤差を測定する誤差測定回路31が接続される。この誤差測定回路31は、例えば、仮想空間に再現される三次元像上で二次元理想像の輪郭線を特定したり三次元像の幾何学的稜線を抽出したりする輪郭抽出回路32を備える。この輪郭抽出回路32によれば、例えばマウス33といった入力装置を通じて操作者が入力する指令に従って任意の輪郭線や幾何学的稜線が選び出されることができる。
【0031】
移動方向決定回路34は、選び出された輪郭線や稜線の移動方向を決定する。こうした移動方向には、例えば三次元像の表面に対して直交する法線方向が選択されてもよく、後述するように、稜線に接する1表面に対して直交する法線方向や、稜線に対する接線方向および法線方向にともに直交する外積方向が選択されてもよい。
【0032】
画像操作回路35は、仮想空間に構築された物体座標系xyzすなわちスケール座標系に従って、決定された移動方向に対象物Wの三次元像を移動させることができる。この移動にあたって、画像操作回路35は、決定された移動方向に基づき、例えばボリュームスイッチ36の操作量に応じて物体座標系xyzに従ったx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値を特定する。例えば移動方向決定回路34で前述の法線方向および外積方向が選択された場合には、法線方向および外積方向に個別に三次元像の移動を引き起こす2つのボリュームスイッチ36が設けられればよい。
【0033】
移動量算出回路37は、三次元座標系すなわち物体座標系xyzに従って輪郭線や稜線の移動量を算出する。輪郭線や稜線の移動量は、例えば画像操作回路35で特定されるx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値に基づき算出されることができる。ただし、こうした移動量は、ボリュームスイッチ36の操作量に基づき算出されてもよい。この場合には、例えば0.5mmや1μmといった単位長さの移動量を引き起こすx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値すなわちボリュームスイッチ36の操作量が明らかであればよい。ここでは、第1移動量算出回路37aによって、稜線に接する1表面に対して直交する法線方向に稜線の法線方向移動量は算出される。その一方で、第2移動量算出回路37bによって、稜線に対する接線方向および法線方向にともに直交する外積方向に稜線の外積方向移動量は算出される。
【0034】
次に本実施形態に係る形状検証システム10の動作を詳述する。ここでは、辺情報解析回路24の動作に着目し、面情報解析回路21の動作に関する説明は省略される。面情報解析回路21は周知の技術に基づき動作すればよい。
【0035】
いま、例えば図2に示される対象物Wの形状を検証する場面を想定する。操作者は、対象物Wを特定する形状データを大容量記憶装置23の製品データベースからEWS12に取り込ませる。形状データが取り込まれると、座標系構築回路28は、EWS12に認識される仮想空間に対象物Wの三次元像を再現する。こうした三次元像は例えばディスプレイ22の画面に表示される。
【0036】
同時に、座標系構築回路28は、物体座標系xyzのxy平面を規定する受け面17の三次元像や、xz平面を規定する突き当て18a、18bの三次元像、yz平面を規定する突き当て18cの三次元像を再現する。操作者は、例えば図5に示されるように、再現された対象物Wの三次元像に対して受け面17の位置を特定したり、図6に示されるように、突き当て18a、18b、18cの位置を特定する。こうして受け面17や突き当て18a、18b、18cの位置が特定されると、検査台16に設定された物体座標系xyzがEWS12内の仮想空間に再現される。対象物Wの三次元像は、xy平面、yz平面およびxz平面を基準に物体座標系xyz内で位置決めされることとなる。
【0037】
続いて操作者は、デジタルスチルカメラ11で生成された画像データをEWS12に取り込ませる。画像データによれば、実写像の投影面に設定される二次元座標系に従って各画素の二次元座標値(xi ,yi )が特定される。各画素の画像情報(例えば色情報)が識別される結果、対象物Wの輪郭および幾何学的稜線を規定する二次元座標点(xi ,yi )の集合や、各基準ブロック19の頂点すなわち基準点を規定する二次元座標点(xi ,yi )が特定される。
【0038】
以上のようにEWS12に形状データおよび画像データが取り込まれると、投影面特定回路29は、前述したとおり変換行列Rを算出する。この変換行列Rの算出にあたって、投影面特定回路29は、少なくとも6個の基準点の二次元座標値(xi ,yi )を取得すると同時に、各基準点の三次元座標値(x,y,z)を取得する。三次元座標値(x,y,z)は例えば操作者の入力操作を通じて投影面特定回路29に取り込まれる。各基準点の三次元座標値(x,y,z)は予め実測されていればよい。
【0039】
描画回路30は、投影面特定回路29で算出された変換行列Rを用いて、仮想空間に再現される対象物Wの三次元像を投影面に写像する。すなわち、三次元像の輪郭や幾何学的稜線を規定する各三次元座標点(x,y,z)に変換行列Rが掛け合わされる。その結果、投影面には、例えば図7に示されるように、二次元座標点(xi ,yi )の集合によって対象物Wの二次元理想像41が描き出される。変換行列Rは仮想空間の全ての三次元座標点(x,y,z)を投影面に写像させることができることから、描き出された二次元理想像41は、対象物Wの実寸法を規定する物体座標系xyzを反映する。言い換えれば、投影面には、例えば図7に示されるように、物体座標系xyzの透視像が描き出される。したがって、二次元理想像41によれば、物体座標系xyzに従って対象物Wの理想位置が特定されることができる。
【0040】
表示回路27は、画像データに基づき投影面上に対象物Wの実写像を再現し、再現された実写像に対象物Wの二次元理想像を重ね合わせる。その結果、投影面に描き出された物体座標系xyzの透視像に対象物Wの実写像は取り込まれる。投影面では、物体座標系xyzに従って実写像の実位置が特定されることができることとなる。
【0041】
こうして単一の投影面に描き出された対象物Wの実写像と二次元理想像とがディスプレイ22の画面に表示されると、対象物Wの寸法誤差の有無は一目で確認されることができる。二次元理想像と、実写像で特定される幾何学的稜線とが互いに一致すれば対象物Wの寸法誤差は存在しないこととなる。その一方で、二次元理想像と、実写像で特定される幾何学的稜線との間に生じる「ずれ」は物体座標系xyzに従って対象物Wの寸法誤差を表現することとなる。ただし、ここでは、後述する誤差測定回路31の働きに応じて、ディスプレイ22の画面には必ずしも物体座標系xyzの透視像は表示される必要はない。
【0042】
この形状検証システム10によれば、操作者は、二次元理想像と実写像との間に観察される「ずれ」の大きさすなわち寸法誤差を測定することができる。この測定にあたって、操作者は、まず、マウス33を操作して二次元理想像の輪郭線や幾何学的稜線といった特徴を指定する。例えば図8に示されるように、操作者は、マウス33の移動を通じてディスプレイ22の画面上でマウスポインタ42を移動させ、マウス33のクリック操作を通じてマウスポインタ42が指し示す輪郭線や幾何学的稜線43を指定する。輪郭抽出回路32は、仮想空間に再現された対象物Wの三次元像上で、クリック時のマウスポインタ42が指し示す輪郭線や幾何学的稜線43を特定する。
【0043】
図8に示されるように、例えば幾何学的稜線43が指定されると、移動方向決定回路34は、仮想空間に再現された三次元像上で、指定された幾何学的稜線43に接する1表面に対して直交する法線方向44と、その幾何学的稜線43に対する接線方向45および法線方向44にともに直交する外積方向46とを特定する。こうして法線方向44および外積方向46が特定されると、画像操作回路35は、ボリュームスイッチ36の操作量と、物体座標系xyzに従ったx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値とを対応づける。この場合には、一方のボリュームスイッチ36に対して法線方向移動時のx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値が設定され、他方のボリュームスイッチ36に対して外積方向移動時のx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値が設定される。
【0044】
例えば一方のボリュームスイッチ36が操作されると、仮想空間に再現された三次元像では、各三次元座標点(x,y,z)に決められたx座標値、y座標値およびz座標値の各増減値が加えられる。その結果、仮想空間では、三次元像は決められた法線方向に移動することとなる。この移動は、投影面に描かれた二次元理想像47の移動に反映される。したがって、ディスプレイ22の画面では、実写像48に対して二次元理想像47が相対的に移動する。同様に、他方のボリュームスイッチ36が操作されると、仮想空間で三次元像は決められた外積方向に移動し、その結果、ディスプレイ22の画面では実写像48に対して二次元理想像47は相対的に移動することとなる。
【0045】
ボリュームスイッチ36の操作や三次元像の移動に応じて、移動量算出回路37では、物体座標系xyzに従って三次元像の移動量が算出される。この場合には、例えば第1移動量算出回路37aで法線方向移動量は算出され、第2移動量算出回路37bで外積方向移動量は算出される。算出された移動量は例えばディスプレイ22の画面上に表示される。
【0046】
このとき、操作者は、ディスプレイ22の画面を観察しながら2つのボリュームスイッチ36を操作し、二次元理想像47で特定される幾何学的稜線43と、実写像48で対応する幾何学的稜線49とを互いに重ね合わせる。実写像48の稜線49と二次元理想像47の稜線43とが一致した時点で算出される法線方向移動量や外積方向移動量は、形状データに基づき再現される対象物Wの三次元像と、撮像された実際の対象物Wの三次元像との法線方向寸法誤差や外積方向寸法誤差に相当する。したがって、操作者は、実写像48と二次元理想像47とが一致した時点でディスプレイ22の画面に表示される法線方向移動量や外積方向移動量を読み取ればよい。こうして、物体座標系xyzに従って対象物Wの実位置と理想位置との間で寸法誤差は測定される。
【0047】
ここで、仮想カメラ画像形成回路26の原理を簡単に説明する。いま、例えば図9に示されるように、対象物Wおよびピンホールカメラ51を取り込んだ三次元座標系XYZを想定する。この三次元座標系XYZでは、z軸とピンホールカメラ51の光学系主軸とは一致する。ピンホール52の前方には、ピンホール52から焦点距離fで離れた仮想結像面53が設定される。この仮想結像面53には対象物Wの二次元像が描かれる。現実のピンホールカメラ51では、ピンホール52の背後でピンホール52から焦点距離fで離れた実結像面54に対象物Wの倒立像が結像される。ただし、仮想結像面53に描かれる二次元像と倒立像とは一致する。
【0048】
こうして設定された三次元座標系XYZに従えば、対象物Wと二次元像との間、すなわち、対象物W上で特定される三次元座標点(x,y,z)と、仮想結像面53で想定される対応二次元座標点(xi ,yi ,zi )との間には、
【数33】
といった関係が成立する。zi =0に設定すると、
【数34】
に基づき、
【数35】
が得られる。こうした非線形変換は次式のような線形変換に置き換えられることができる。
【0049】
【数36】
ただし、
【数37】
図10に示されるように、現実には、対象物Wおよびピンホールカメラ51はともに物体座標系xyzに存在する。したがって、仮想結像面53すなわち投影面に規定される二次元座標系xi yi と物体座標系xyzとは、回転および平行移動を含めた変換によって関連付けられることができる。こうした変換が加えられると、
【数38】
が得られる。すなわち、
【数39】
【数40】
が導き出される。その結果、3×4のC行列には、ピンホールカメラ51の主点55の位置や、光学系主軸56の向き、焦点距離fを始めとする全ての情報が含まれることとなる。したがって、3×4のC行列が特定されれば、物体座標系xyzで特定される全ての三次元座標点(x,y,z)は、実写像の投影面に規定される二次元座標系xi yi に従って二次元座標点(xi ,yi )に写像されることができる。
【0050】
次に投影面特定回路29の原理を詳述する。いま、1つの基準点に対して、物体座標系xyzに従った三次元座標値(x,y,z)と、二次元座標系xi yi に従った二次元座標値(xi ,yi )とが特定されると、次のような連立方程式が得られる。
【0051】
【数41】
なぜなら、式[数37]および式[数40]によれば、
【数42】
ただし、
【数43】
が成立するからである。したがって、同一平面で特定されることのない6個の基準点に基づき6組の連立方程式を立てれば、3×4のC行列に含まれる12個のパラメータC11〜C34はすべて解き明かされることができる。
【0052】
一般に、デジタルスチルカメラ11を始めとする撮像装置では、三次元空間に存在する三次元物体はレンズを通じて二次元の結像面に写像される。デジタルスチルカメラ11で取得される画像データによれば、レンズの歪みの影響を受けた二次元像が投影面に描かれることとなる。その結果、前述のような形状データに基づき再現される理想二次元像には、デジタルスチルカメラ11に使用されたレンズの歪みの影響が反映されなければならない。以上のように、画像データに基づく二次元座標値と、物体座標系xyzに従った三次元座標値を用いて変換行列Rが算出されれば、デジタルスチルカメラ11に用いられる現実のレンズの働きを反映した変換行列Rが導き出されることができる。その結果、形状データに基づき仮想空間に再現される三次元像は、あたかも実際のレンズを通して結像されたように仮想空間の1投影面に描き出されることができることとなる。
【0053】
以上のような理論に従えば、例えばn個の基準点について三次元座標値(x,y,z)および二次元座標値(xi ,yi )が明らかであれば、変換行列Rの1パラメータにC34=1を設定することにより、
【数44】
が成立する。ここで、
【数45】
とすれば、最小二乗法に従って、
【数46】
から各パラメータC11〜C33は解き明かされることができる。
【0054】
以上のような形状検証システム10の動作は、EWS12のCPU(中央演算処理装置)によって処理されるソフトウェアプログラムに従って実現されればよい。こういったソフトウェアプログラムは、図12に示されるように、例えばFD(フロッピーディスク)といった磁気記録媒体61、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)といった光学記録媒体62、その他の任意の記録媒体を通じてEWS12に取り込まれればよい。
【0055】
なお、本実施形態では、以上のように三次元物体の対象物に対して形状精度の検証が実現されることができるだけでなく、二次元の対象物に対して形状精度の検証が実現されてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、実写像に現れるレンズの歪みの影響を反映し、実写像に正確に整合した仮想カメラ画像を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る形状検証システムの全体構成を概略的に示す模式図である。
【図2】 検査台を概略的に示す斜視図である。
【図3】 形状検証システムの全体構成を機能的に示すブロック図である。
【図4】 辺情報解析回路の構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】 仮想空間で三次元像に対して位置決めされた受け面を表示するディスプレイの画面を示す図である。
【図6】 仮想空間で三次元像に対して位置決めされた突き当てを表示するディスプレイの画面を示す図である。
【図7】 投影面に投影された物体座標系の透視像を示す図である。
【図8】 実写像と二次元理想像とが重ねて表示されるディスプレイの画面を示す図である。
【図9】 仮想カメラ画像形成回路の原理を概略的に示す模式図である。
【図10】 物体座標系xyzと投影面上の二次元座標系xi yi との関係を示す模式図である。
【図11】 他の具体例に係る形状検証システムの全体構成を概略的に示す模式図である。
【符号の説明】
10 形状検証システム、11 CCD(電荷結合素子)カメラとしてのデジタルスチルカメラ、12 コンピュータとしてのエンジニアリングワークステーション(EWS)、26 仮想カメラ画像形成システムとして機能する仮想カメラ画像形成回路、61 記録媒体としての磁気記録媒体、62 記録媒体としての光学記録媒体、W 対象物。
Claims (9)
- 平坦な受け面で受け止められる際に、前記受け面から垂直に立ち上がる突き当てに基づき、前記受け面に直交する第1平面並びに第1平面および前記受け面に直交する第2平面に突き当てられる対象物、および、前記受け面に固定される基準ブロックを1投影面に映し出す画像データに基づき、投影面に規定される二次元座標系に従って前記基準ブロックの頂点の二次元座標値(xi,yi)を取得する工程と、前記受け面並びに前記第1および第2平面にそれぞれ相当するxy平面、xz平面およびyz平面に基づき構築される三次元座標系に従って前記受け面および前記突き当てに対して前記基準ブロックの頂点の相対的な位置関係を特定する三次元座標値(x,y,z)を取得する工程と、取得した二次元座標値(xi,yi)および三次元座標値(x,y,z)に基づき、
に従って各パラメータC11〜C34を算出する工程と、算出されたパラメータC11〜C34を用いて、前記二次元座標系および三次元座標系の間で写像を実現する変換行列
を導き出す工程とを備えることを特徴とする仮想カメラ画像形成方法。 - 平坦な受け面で受け止められる際に、前記受け面から垂直に立ち上がる突き当てに基づき、前記受け面に直交する第1平面並びに第1平面および前記受け面に直交する第2平面に突き当てられる対象物、および、前記受け面に固定される基準ブロックを1投影面に映し出す画像データに基づき、投影面に規定される二次元座標系に従って前記基準ブロックの少なくとも6個の頂点の二次元座標値(xi,yi)を取得する工程と、前記受け面並びに前記第1および第2平面にそれぞれ相当するxy平面、xz平面およびyz平面に基づき構築される三次元座標系に従って前記受け面および前記突き当てに対して前記少なくとも6個の頂点の相対的な位置関係を特定する三次元座標値(x,y,z)を取得する工程と、取得した二次元座標値(xi,yi)および三次元座標値(x,y,z)に基づき、個々の前記頂点ごとに構築される連立方程式
に従って各パラメータC11〜C34を算出する工程と、算出されたパラメータC11〜C34を用いて、前記二次元座標系および三次元座標系の間で写像を実現する変換行列
を導き出す工程とを備えることを特徴とする仮想カメラ画像形成方法。 - 平坦な受け面で受け止められる際に、前記受け面から垂直に立ち上がる突き当てに基づき、前記受け面に直交する第1平面並びに第1平面および前記受け面に直交する第2平面に突き当てられる対象物、および、前記受け面に固定される基準ブロックを1投影面に映し出す画像データに基づき、投影面に規定される二次元座標系に従って前記基準ブロックのn個の頂点の二次元座標値(xi1,yi1)〜(xin,yin)を取得する工程と、前記受け面並びに前記第1および第2平面にそれぞれ相当するxy平面、xz平面およびyz平面に基づき構築される三次元座標系に従って前記受け面および前記突き当てに対して前記n個の頂点の相対的な位置関係を特定する三次元座標値(x1,y1,z1)〜(xn,yn,zn)を取得する工程と、取得した二次元座標値(xi1,yi1)〜(xin,yin)および三次元座標値(x1,y1,z1)〜(xn,yn,zn)を用いて最小二乗法に基づき、
ただし、
に従って各パラメータC11〜C33を算出する工程と、算出されたパラメータC11〜C33を用いて、前記二次元座標系および三次元座標系の間で写像を実現する変換行列
を導き出す工程とを備えることを特徴とする仮想カメラ画像形成方法。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の仮想カメラ画像形成方法において、前記画像データはCCD(電荷結合素子)カメラによって生成されることを特徴とする仮想カメラ画像形成方法。
- 請求項7に記載の仮想カメラ画像形成方法において、前記三次元空間で対象物の三次元像を特定する形状データを取得する工程と、前記変換行列を用いて、形状データに基づき再現された対象物の三次元像を前記投影面に投影する工程とをさらに備えることを特徴とする仮想カメラ画像形成方法。
- 平坦な受け面で受け止められる際に、前記受け面から垂直に立ち上がる突き当てに基づき、前記受け面に直交する第1平面並びに第1平面および前記受け面に直交する第2平面に突き当てられる対象物、および、前記受け面に固定される基準ブロックを1投影面に映し出す画像データに基づき、投影面に規定される二次元座標系に従って前記基準ブロックの頂点の二次元座標値(xi,yi)を取得する工程と、前記受け面並びに前記第1および第2平面にそれぞれ相当するxy平面、xz平面およびyz平面に基づき構築される三次元座標系に従って前記受け面および前記突き当てに対して前記基準ブロックの頂点の相対的な位置関係を特定する三次元座標値(x,y,z)を取得する工程と、取得した二次元座標値(xi,yi)および三次元座標値(x,y,z)に基づき、
に従って各パラメータC11〜C34を算出する工程と、算出されたパラメータC11〜C34を用いて、前記二次元座標系および三次元座標系の間で写像を実現する変換行列
を導き出す工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする記録媒体。
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