JP4133502B2 - 塵芥積込装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収集車などに用いられる塵芥積込装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塵芥収集車は、車体フレーム上に塵芥収容箱が搭載され、その収容箱の後端部に塵芥投入箱を設けて構成されている。塵芥投入箱内には、投入された塵芥を収容箱に積み込むための積込装置が備わっている。
この積込装置は、投入箱の投入口から投入された塵芥を持ち上げるために回転駆動される回転板と、その回転板上に持ち上げられた塵芥を塵芥収容箱内に押し込むように、回転板の上方で前後に進退移動可能な押込板と、を備えて構成されている。以上のような塵芥収集車は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−151304号公報(図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の積込装置は、押込板の押込量は常に一定である。つまり、特許文献1の積込装置は、押込板の押込位置(揺動初期位置)を検出する検出手段(特許文献1にいう第3検出手段LS3)と、押込板の後退位置を検出する検出手段(特許文献1にいう第4検出手段LS4)とを備えており、押込板が所定の押込位置に来たことが検出手段によって検出されると押込板が停止するため、押込板の押込量は常に一定である。
【0005】
ここで、収容箱内の塵芥の量によっては、押込量を変えたほうが塵芥を効率的に積み込むことができる場合があるが、従来の積込装置では、押込量を変えるという観点からの配慮がなされていなかった。しかも、従来の積込装置では、収容箱内の塵芥の量を把握することもできなかった。
そこで、本発明の課題は、収容箱内の塵芥の量に応じた押込が行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、塵芥投入室に投入された塵芥を塵芥収容室に積み込むための塵芥積込装置において、
前記塵芥投入室に投入された塵芥を前記塵芥収容室に押し込むように駆動される押込体と、
前記押込体による押込圧力を検出する押込圧力検出手段と、
検出した押込圧力に応じて、押込体による押込量を変化させる押込量制御手段と、
前記押込体による押込圧力が、押込途中で上限圧力に達した場合に、押込体を一旦戻して再度押込を行うように制御する押込体インチング制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
収容室内の塵芥の量が多い場合(満載状態)には押込圧力が高くなり、収容室内の塵芥の量が少ない場合(積込初期状態)には、押込圧力が低くなるため、押込圧力を検出することで収容室内の塵芥の量がわかる。したがって、押込圧力に応じて押込量を変化させることで、収容室内の塵芥の量に応じた押込が行える。
また、押込圧力が上限に達しても再度押込を行うため、より多くの押込が可能となって積込量を大きくすることができる。
前記塵芥収容室を、車体に対して傾動可能に搭載されているものとすることができる。
【0007】
前記押込量制御手段は、前記押込体による押込圧力が小さいほど押込量を大きくするのが好ましい。積込初期状態と満載状態とで押込量が同じであると、満載状態での塵芥の圧縮率に比べて、積込初期状態での圧縮率が小さくなり、塵芥の積込量が少なくなる。かかる問題を解消する観点からは、押込圧力が小さいほど押込量を大きくすることで、積込初期状態での圧縮率を増加させて積込量を大きくすることができる。
【0009】
さらに、本発明は、塵芥投入室に投入された塵芥を塵芥収容室に積み込むための塵芥積込装置において、
前記塵芥投入室に投入された塵芥を前記塵芥収容室に押し込むように駆動される押込体と、
前記押込体による押込圧力を検出する押込圧力検出手段と、
検出した押込圧力に応じて、押込体による押込量を変化させる押込量制御手段と、
前記塵芥投入室内で回転することにより塵芥を持ち上げるように駆動される回転体と、
前記回転体の持ち上げ方向への回転力が、回転途中で上限回転力に達した場合に、前記回転体を一旦逆転して再度持ち上げを行うように制御する回転体インチング制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
収容室内の塵芥の量が多い場合(満載状態)には押込圧力が高くなり、収容室内の塵芥の量が少ない場合(積込初期状態)には、押込圧力が低くなるため、押込圧力を検出することで収容室内の塵芥の量がわかる。したがって、押込圧力に応じて押込量を変化させることで、収容室内の塵芥の量に応じた押込が行える。
また、回転力が上限に達しても逆転して再度持ち上げを行うため確実な持ち上げが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る塵芥積込装置1を備えた塵芥収集車の車両後部を示している。この塵芥収集車の車体フレームF上には、後面に押込口2を開口した塵芥収容箱3が搭載され、この塵芥収容箱3内部が塵芥の収容室となっている。収容箱3は、軸4を介して車体フレームFの後端部に傾動可能に軸支されており、傾動シリンダ(油圧シリンダ)C1の伸長により後方に傾動できるようになっている。
【0011】
塵芥収容箱3の後端部には、塵芥投入箱5が塵芥収容箱3の押込口2を覆うように設けられており、この塵芥投入箱5内部が塵芥の投入室となっている。塵芥投入箱5の後面には、投入箱内部へ塵芥を投入するための投入口6が開口されている。また、投入箱5内部の下方には、塵芥の貯留室7が形成され、この貯留室7の底面は、後述する回転板11の先端部が摺接できるように円弧面に形成されている。
【0012】
投入箱5内には、回転板(回転体)11と押込板(押込体)12とが備わっている。回転板11は、投入箱5に投入された塵芥を、当該投入箱5内の底部の貯留室7より前方上部に持ち上げるためのもので、下部支持軸14と一体であり、かつその軸線回りに回転可能である。押込板12は、回転板11上に持ち上げられた塵芥を前側(収容箱3内)に押し込むためのもので、上部支持軸15と一体であり、かつその軸線回りに前後揺動可能である。
上部・下部支持軸14,15は、投入箱5内を横切って互いに平行に延びており、その各両端部が投入箱5の左右両側壁にそれぞれ軸受を介して回転自在に貫通支持される。
【0013】
回転板11は、モータM(油圧モータ;回転板駆動手段)によって360゜正逆転可能に回転駆動され、当該モータが下部支持軸14を回転駆動することにより当該支持軸14と一体である回転板11が回転する。なお、図1において矢印で示す時計回りが回転板11の正転方向である。
押込板12は、押込シリンダ(油圧シリンダ)C2によって揺動駆動される。押込シリンダ(押込板駆動手段)C2は、投入箱5と押込板12の基端部との間に介装されており、その伸縮により押込板12を軸15回りに前後揺動駆動する。
【0014】
回転板11は、その自由端が前方を指向する図1の位置が回転初期位置であり回転停止位置でもある。この回転初期位置(回転停止位置)は、貯留室7の円弧状底部の前端最上部7aよりもわずかに上方の位置である。積込装置1には、この回転初期位置(回転停止位置)を検出するための第1検出手段LS1が設けられている。図2は、第1検出手段LS1及び後述の第2検出手段LS2を示している。第1検出手段である近接スイッチLS1は、投入箱5の側壁に取り付けられており、支持軸14に取り付けられたドッグ(被検出体)20を検出する。ドッグ20は、支持軸14と一体的に回転するように設けられており、回転体11が図1の位置に来るとドッグ20が近接スイッチLS1によって検出されて近接スイッチLS1がONとなり、回転体11が停止する。すなわち、第1検出手段は、回転体11の回転停止位置検出手段となっている。
【0015】
また、回転板11の位置は、第2検出手段LS2によっても検出される。この第2検出手段も近接スイッチLS2によって構成されており、第1の近接スイッチLS1に対して正回転方向手前に所定角度(45゜)ずれて配置されている。回転板11が図1の位置よりも45゜手前の位置に来るとドッグ20が近接スイッチLS2によって検出される。
【0016】
押込板12の前後揺動は、第3検出手段LS3及び第4検出手段LS4によって検出される。第3検出手段LS3は、押込板12が押込位置(押込板12の下部先端が前側に揺動した位置;図1において点線で示す押込板12)にあることを検出する(最短)押込位置検出手段である。なお、本実施形態において、第3検出手段LS3によって検出される押込位置で押込板12が停止した場合は、最も少ない押込量(最短押込量)となる。ただし、この最短押込量よりも大きい押込量が生じる場合もある(詳細は後述)。
第4検出手段LS4は、押込板12が戻り位置(押込板12の下部先端が後側に揺動した位置;図1において2点鎖線で示す押込板12)にあることを検出する戻り位置検出手段である。
第3及び第4検出手段LS3,LS4は、それぞれリードスイッチによって構成されており、支持軸15と同行回転するマグネットがリードスイッチに接近することで当該リードスイッチがONとなる。
【0017】
図3は、回転板11を駆動する油圧モータM及び押込板12を駆動する押込油圧シリンダC2に関連した油圧回路を示している。なお、図示はしないが、油圧回路にはシリンダC1などその他の油圧機器を作動させるための電磁弁等も含んでいる。
モータMの正逆転切換は、電磁弁21によって行われ、シリンダC2の伸縮動作切換は、電磁弁22によって行われる。ポンプPから各油圧機器M,C2に油圧を供給する経路途中には、圧力センサ23が設けられており、当該経路における油圧を検出する。したがって、モータMが作動しているときには、圧力センサ23はモータ駆動圧力を検出し、シリンダC2が作動しているときには、圧力センサ23はシリンダ駆動圧力を検出する。
【0018】
モータMの駆動圧力は、回転板11へ作用する負荷であり、貯留室7の塵芥が多ければ回転板11への負荷が大きくなるから、圧力センサ23では高い圧力が検出される。
また、シリンダC2の駆動圧力は、押込板12へ作用する負荷であり、例えば、収容箱3がほぼ満載状態であれば、押込板12への負荷が大きくなるから圧力センサ23では高い圧力が検出され、収容箱3が空に近ければ押込板12への負荷が小さくなって低い圧力が検出される。
【0019】
図4は、シリンダC2などを制御するための積込制御装置25に関連した制御ブロックを示している。制御装置25は、回転板11を駆動するモータMやシリンダC2の制御を行い、この制御には、後述のインチング制御及び押込量制御が含まれる。
また、制御装置25には、第1検出手段LS1〜第4検出手段LS4及び圧力センサ23の各出力が与えられる。さらに、制御のために用いられるタイマ部として第1タイマ手段T1,第2タイマ手段T2,第3タイマ手段T3,第4タイマ手段T4とが備わっている。なお、塵芥の積み込みを開始するための積み込みスイッチS26が塵芥収集車の適所に設置されている。
【0020】
図5及び図6〜図12の制御フローチャートに基づき、制御装置25による塵芥の積込工程処理を説明する。まず、初期状態において、回転板11は回転初期位置にあり、押込板12は押込位置にある。そして、積込スイッチ26がONとなると(ステップS1)、回転板11は、回転初期位置から正転(時計回り)を開始する(ステップS2)。正転開始初期にあっては、第1検出手段LS1はONであるが、回転板11がある程度上昇して、押込板12を通過すると第1検出手段LS1がOFFとなる(ステップS3)。回転板11が押込板12を通過したことが確認されると、押込板12が後退(戻り動作)を開始するとともに回転板11は正転を継続する(ステップS4)。
【0021】
押込板12が戻り位置まで後退すると、第4検出手段LS4がONとなり(ステップS5)、押込板12が戻り位置にあることが確認され、押込板12が当該戻り位置で停止する(ステップS6)。ただし、回転板11は正転を継続しており、投入箱5の貯留室7内の投入塵芥は、正転を継続する回転板11により持ち上げられる。このとき、塵芥の噛み込み等が生じた場合には回転板インチング制御を行う(ステップS7)。
【0022】
そして、回転板11が回転初期位置(回転停止位置)に戻ると、第1検出手段LS1がONとなり、回転停止位置に来たことが確認され(ステップS8)、回転板11が当該回転停止位置で停止する(ステップS9)。次に、押込板12が前方に揺動して、回転板11上に持ち上げられた塵芥を押込口2から収容箱3内に押し込む(ステップS10)。このとき、必要に応じて押込板インチング制御を行う(ステップS11;詳細は後述)。
そして、押込板12が、第3検出手段LS3によって検出される位置(最短押込位置)にまで揺動すると(ステップS12)、押込板13の押込量制御が行われ、当該制御によって決定される位置で押込板13が停止する(ステップS13;詳細は後述)。
以上の処理によって、投入箱5に投入された塵芥は収容箱4に積み込まれる。
【0023】
図8及び図9は、前述の回転板インチング制御の詳細を示しており、回転板11の正転継続中に(ステップS701)、貯留室7において塵芥の噛み込み等が生じて油圧モータMに大きな負荷が生じた場合、制御装置25は回転板インチング制御を行う。インチングは、圧力センサ23の検出値が油圧回路のリリーフ圧(リリーフバルブ27のリリーフ開始圧:180kg/cm2)以上になったときに行われる(ステップS702)。つまり、リリーフ圧が回転板11の上限回転力であり、噛み込み等により回転板11の回転力(油圧モータMの駆動圧力)がリリーフ圧に達すると、第1タイマ手段T1が作動する。第1タイマ手段T1により所定時間(3秒)経過が確認されると(ステップS703〜S705)、再び圧力センサ検出値とリリーフ圧とを比較する(ステップS706)。
【0024】
第1タイマ手段T1による所定時間(3秒)内の正転中に噛み込み等が解消していれば、圧力センサ検出値はリリーフ圧よりも低くなり、インチングの必要がないためインチング制御は終了する(ステップS706)。一方、噛み込み等が解消しておらず、圧力センサ検出値がリリーフ圧以上である場合には、ステップS707に移行する。ステップS707では、第2検出手段LS2によって回転板11の位置が回転停止位置又は回転停止位置に近い所定範囲(=インチング可能範囲;回転停止位置から回転終了位置の手前45゜の範囲)にあることを確認する。これは、第2検出手段L2がONになっていることによって確認でき、第2検出手段LS2がOFFであれば、回転板11は回転停止位置に近い所定範囲よりも更に手前に位置していることになる。
【0025】
第2検出手段LS2がONの場合(ステップS707)には、回転板11のインチングを行う。すなわち、正転している回転板11を停止させ(ステップS708)、所定時間(1秒)ほど回転板11を逆転させて(ステップS709〜S712)、回転板11を停止させた後(ステップS713)、再び回転板11を正転させて塵芥を持ち上げる(ステップS714)。
回転板11の逆転・再正転を自動的に行うことで、塵芥の噛み込み等が生じていてもこれを解消することができる。また、1回のインチング後に再度リリーフ圧に達した場合には、インチングが繰り返されるため確実に噛み込み等を解消できる。なお、逆転の際の回転板11の回転角は15゜程度が好ましい。
【0026】
一方、第2検出手段LS2がOFFの場合(ステップS707)には、インチングを行わず正転を継続する。第2検出手段LS2がOFFであるのは、回転板11がインチング可能範囲から外れており、回転板11が投入口6に近い位置(回転停止位置に近い所定範囲よりも更に手前の位置)にある場合である。この場合に、回転板11を逆転させると、回転板11が投入口16の近傍又は上方まで逆転し作業者にとって危なくなるため、第2検出手段LS2がOFFである場合にはインチング処理を行わないようにしている。この場合、回転板11の正転を継続し、必要に応じて作業者が回転板11を手動停止させる。
【0027】
図10及び図11は、前述の押込板インチング制御の詳細を示している。押込の途中(押込板正転継続中)で(ステップS1101)、押込板駆動手段である押込シリンダC2に大きな負荷が生じた場合、制御装置25は押込板インチング制御を行う。インチングは、圧力センサ23の検出値が油圧回路のリリーフ圧(180kg/cm2)以上になったときに行われる(ステップS1102)。つまり、リリーフ圧が押込の上限圧力であり、押込板12の押込圧力(押込シリンダC2の駆動圧力)がリリーフ圧に達すると、第1タイマ手段T1が作動し、第1タイマ手段T1により所定時間(3秒)経過が確認されると(ステップS1103〜ステップS1105)、再び圧力センサ検出値とリリーフ圧とを比較する(ステップS1106)。
【0028】
第1タイマ手段T1による所定時間(3秒)内の押込中に、圧力センサ検出値がリリーフ圧よりも低くなれば、インチングの必要がないためインチング制御は終了する(ステップS1106)。一方、圧力センサ検出値がリリーフ圧以上である場合には、ステップS1107に移行する。ステップS1107では、第3検出手段LS3によって押込板12が最短押込位置にあるか否かを確認する。第3検出手段LS3がONであれば最短押込位置にあり、この場合にはインチングを行わない。一方、第3検出手段LS3がOFF、つまり押込板12が最短押込位置よりも手前にある押込途中である場合には、インチングを行う。すなわち、押込板12を停止させ(ステップS1108)、さらに所定時間(0.5秒)ほど押込板12を後方へ揺動させ所定量戻し(ステップS1109〜S1112)、押込板12を停止させた後(ステップS1113)、再び押込板12よる押込(前方揺動)を行う(ステップS1114)。
【0029】
押込板12による押込・戻しを自動的に行うことで、リリーフ圧に達した場合であっても更に塵芥を収容箱3に押し込むことができ、収容箱3への積込量を増加させることができる。また、1回のインチング後に再度リリーフ圧に達した場合には、インチングが繰り返されるため積込量を確実に増加させることができる。なお、インチングの際の押込板12の戻し回転角は10゜程度が好ましい。
【0030】
上記のように、本実施形態では、共通の圧力センサ23によって、回転板11がリリーフ圧に達したことも、押込板12がリリーフ圧に達したことも検出できるため、簡単な構成で自動インチングが行える。
なお、回転板11側の圧力だけを検出したい場合には、電磁弁21からモータMに至る「正転」用の油路の途中に圧力センサ23を設けてもよい。また、押込板12側の圧力だけを検出したい場合には、電磁弁22からシリンダC2に至る「伸び」用の油路の途中に圧力センサ23を設けても良い。
【0031】
図12は、前述の押込量制御の詳細を示している。ここでの押込量制御は、押込板12による押込圧力に応じて押込板12の停止位置を異ならせることで押込板12による塵芥の押込量を調整するための制御である。具体的には、押込圧力がリリーフ圧以下であれば、最短押込位置から押込圧力の低さに応じた分だけさらに押込を行い、押込圧力がリリーフ圧よりも大きければ最短押込位置で押込板12を停止させる。
【0032】
より具体的には、まず、圧力センサ23の検出値を取得する(ステップS1301)。第3検出手段LS3がONのとき(押込板12が最短押込位置にあるとき)の圧力センサ23検出値を取得することで、最短押込位置にある押込板12が塵芥を押し込む圧力を検出できる。なお、押込圧力は最短押込位置よりも手前で取得してもよい。
圧力センサ23の検出値がリリーフ圧以下である場合(ステップS1302)には、第4タイマ手段T4によって検出値(押込圧力)が小さいほど長くなる押込時間Tを設定し(ステップS1303)、当該押込時間Tほど押込を継続する(ステップS1304〜S1307)。押込時間Tが終了すると押込板12は停止する(ステップS1308)。押込時間Tは、例えば、下記式(1)によって決定できる。
【0033】
T=−P/360+0.5・・・・(1)
(ただし、Pは圧力センサの検出値)
この式(1)によれば、圧力検出値Pが0の場合、押込時間Tは最も長い0.5秒に設定され押込量は約50mm(最大押込量)となる。一方、圧力検出値Pが180(リリーフ圧)のとき押込時間Tは0秒となり、押込板12は最短押込位置で停止することになる。
【0034】
したがって、押込圧力が低圧である収容箱3への積込初期の状態では塵芥の圧縮率を大きくでき、その分、塵芥の積込量を大きくすることができる。
また、押込量制御を行うための押込圧力検出手段である圧力センサ23が、回転板インチング制御を行うための上限回転力や、押込板インチング制御を行う際の押込圧力の上限圧力を検出するためにも用いられるため簡素な構成となっている。なお、圧力センサ23は、シリンダC1を駆動する圧力も検出できる。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、押込圧力を検出することで収容室内の塵芥の量がわかるため、押込圧力に応じて押込量を変化させることで、収容室内の塵芥の量に応じた押込が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】塵芥収集車の側面図である。
【図2】回転板の位置の検出手段の配置を示す図である。
【図3】塵芥収集車の油圧回路である。
【図4】積込装置の制御ブロック図である。
【図5】(a)は回転体及び押込体のインチングを示す側面図であり、(b)は押込体の停止位置を示す側面図である。
【図6】積込工程を示す第1のフローチャートである。
【図7】積込工程を示す第2のフローチャートである。
【図8】回転板インチング制御を示す第1のフローチャートである。
【図9】回転板インチング制御を示す第2のフローチャートである。
【図10】押込板インイング制御を示す第1のフローチャートである。
【図11】押込板インチング制御を示す第2のフローチャートである。
【図12】押込量制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 塵芥積込装置
3 塵芥収容箱(収容室)
5 塵芥投入箱(投入室)
11 回転板(回転体)
12 押込板(押込体)
23 圧力センサ(押込圧力検出手段)
25 制御装置(押込量制御手段;押込体インチング手段;回転体インチング手段)
C2 押込シリンダ(押込体駆動手段)
M 油圧モータ(回転体駆動手段)
Claims (2)
- 塵芥投入室に投入された塵芥を塵芥収容室に積み込むための塵芥積込装置において、
前記塵芥投入室に投入された塵芥を前記塵芥収容室に押し込むように駆動される押込体と、
前記押込体による押込圧力を検出する押込圧力検出手段と、
検出した押込圧力に応じて、押込体による押込量を変化させる押込量制御手段と、
前記押込体による押込圧力が、押込途中で上限圧力に達した場合に、押込体を一旦戻して再度押込を行うように制御する押込体インチング制御手段と、
を備えていることを特徴とする塵芥積込装置。 - 塵芥投入室に投入された塵芥を塵芥収容室に積み込むための塵芥積込装置において、
前記塵芥投入室に投入された塵芥を前記塵芥収容室に押し込むように駆動される押込体と、
前記押込体による押込圧力を検出する押込圧力検出手段と、
検出した押込圧力に応じて、押込体による押込量を変化させる押込量制御手段と、
前記塵芥投入室内で回転することにより塵芥を持ち上げるように駆動される回転体と、
前記回転体の持ち上げ方向への回転力が、回転途中で上限回転力に達した場合に、前記回転体を一旦逆転して再度持ち上げを行うように制御する回転体インチング制御手段と、
を備えていることを特徴とする塵芥積込装置。
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