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JP4133907B2 - ひしゃく - Google Patents
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本発明はひしゃくに係り、特に、磯釣りの際に海面に餌を撒くための撒き餌用ひしゃくの改良に関する。
一般に、磯釣りにおいては、寄せ餌であるコマセを海面に散布して魚を呼び寄せ、釣り糸に付けた餌を散布したコマセの中に紛れ込ませるようにして行う。
従って、磯釣りにおいて釣り人は、例えば、片手には、釣竿を保持して海面に投入した釣り糸をコントロールしつつ、かつ、他方の手では、コマセを収納したバケツ状の撒き餌容器内の撒き餌をひしゃくによりすくって面に投入するという作業を行う必要がある。
このようなコマセを撒くひしゃくは、誤って海中に落下したり、置き忘れることのないように固定用コードが取り付けられている場合が多い。
この固定用コードは合成樹脂製であって、一端がひしゃく本体の基端部に固定されると共に、他端は撒き餌収納容器に固定され、ひしゃくを使う場合にひしゃく本体への巻き付きを防止するために、固定用コードは撒き餌収納容器への固定端部側はスパイラル状に形成されている。
しかしながら、このような従来のひしゃくにあっては、上記固定用コードは合成樹脂であって、コードそのものの重量は非常に軽いことから、上記スパイラル状の部分が形成されていてもなお、ひしゃくを振るってコマセを海面に撒いた場合にひしゃく本体に固定用コードが絡みつく場合があった。
このように脱落防止コードがひしゃく本体に絡みついた場合には、海面へのコマセの散布の際に、撒き餌収納容器も引っ張られて海面へ落下する可能性もあり、従来から改良が望まれていた。
これに関連して、従来、上記固定用コードが回転リングを介してひしゃくに取り付けられ、ひしゃく本体に固定用コードが絡みついた場合に容易に取り外すことができるようにした技術も公開されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような技術にあっても、ひしゃくへの固定用コードの絡みつきそのものを防止することはできず、従来より更なる良が望まれていた。
特開2002―306037号公報
本発明はこのような従来の問題点に鑑みなされたものであって、その課題は、ひしゃく本体への容器との間に設けられた固定用コードの絡みつきを防止することにある。
このような課題解決のため、請求項1記載の発明にあっては、容器に固定用コードにより接続されるひしゃくであって、上記ひしゃく本体はシャフトを介して固定用コードに接合されていることを特徴とする。
従って、請求項1記載の発明にあっては、ひしゃくと固定用コードとはシャフトにより所定間隔寸法分、離間している。
また、請求項2記載の発明にあっては、上記容器は撒餌収納容器であると共に上記ひしゃくは釣りの際に海面に餌を撒くために使用され、上記シャフトは金属製であって、シャフトの一端部はひしゃく本体の基端部に接合されると共に他端部は固定用コードの端部に接合されていることを特徴とする。
従って、請求項2記載の発明にあっては、上記シャフトは金属製であることから、所定の重量を有しており、撒餌用ひしゃく本体の基端部に固定されていることから、撒き餌用ひしゃくを撒き餌収納容器内に、ひしゃく本体の基端部が上方に位置すると共にひしゃく本体の先端部に形成されているカップ部を下方に位置するように配置した場合、上記シャフトが自重により上記ひしゃく本体の基端部から下方に垂下され、そのシャフトの他端部に固定用コードが接合されることとなる。
従って、撒き餌用ひしゃくを撒き餌収納容器内に配置した状態において、固定用コードはひしゃく本体の基端部からは離間した状態となる。
請求項3記載の発明にあっては、上記シャフトの一端部及び他端部には、ひしゃく本体の基端部及び固定用コードの端部に接合するためのリング状の接合部が形成されていることを特徴とする。
従って、請求項3記載の発明にあっては、上記リング状の接合部によりシャフトは回動可能にひしゃく本件体に接合されていることから、上記ひしゃくを使用して撒き餌を散布した場合であっても、シャフトはひしゃくの動きに追随することができる。
請求項4記載の発明にあっては、上記シャフトは形状記憶合金製であって直線状に形成されていることを特徴とする。
従って、請求項4記載の発明にあっては、撒餌用ひしゃくを大きく振り回してコマセを散布した場合であっても当初の形状を保持することができ、長年使用した場合であっても、直線形状を保持することができる。その結果、ひしゃく本体と固定用コードとが離間した状態を保持することができる。
請求項5記載の発明にあっては、上記シャフトは、固定用コードの長さ寸法の約2/3に形成されていることを特徴とする。
従って、請求項5記載の発明にあっては、上記シャフトにより、固定用コードがシャフトに巻きつかないために必要な間隔寸法が確保される。
請求項1記載の発明にあっては、ひしゃくと固定用コードとはシャフトにより離間していることから、ひしゃくを使用した場合であっても、固定用コードはひしゃくに絡みつきにくい。
請求項2記載の発明にあっては、撒餌用ひしゃくを撒餌収納容器内に配置した状態において、固定用コードはひしゃく本体の基端部からは離間した状態となる。その結果、釣り人がこの状態から撒餌用ひしゃくを使用した場合、固定用コードはひしゃく本体に絡みつきにくい。
また、撒餌用ひしゃくを釣り人が保持した場合にあっても、常時、シャフトの自重によりひしゃく本体の基端部から下方に垂下され、固定用コードはひしゃく本体の基端部からは離間して位置することから、ひしゃく本体を振り回す動作を行った場合であっても、固定用コードは撒餌用ひしゃくに絡みつきにくい。
請求項3記載の発明にあっては、上記リング状の接合部によりシャフトは回動可能にひしゃく本体に接合され、ひしゃくを使用して撒き餌を散布した場合であっても、シャフトは撒き餌用ひしゃくの動きに追随することができるため、ひしゃくの動きを妨げることはない。
請求項4記載の発明にあっては、撒き餌用ひしゃくを振り回してコマセを散布した場合であっても当初の形状を保持することができ、長年使用した場合であっても、直線形状を保持することができ、その結果、ひしゃく本体と固定用コードとが離間した状態を保持することができる。
請求項5記載の発明にあっては、シャフトの長さ寸法が固定用コードに対して、撒き餌用ひしゃくを使用した場合に、固定用コードが巻きつかないために十分な間隔寸法を確保できる長さ寸法に形成されていることから、確実に固定用コードの巻きつきを防止することができる。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にあっては、撒餌用ひしゃく10は、撒き餌収納容器11に固定用コード12により接続され、シャフト13を介して上記固定用コード12に接合されている。
また、上記シャフト13は金属製であって、シャフト13の一端部14はひしゃく本体15の基端部16に接合されると共に、他端部17は固定用コード12の端部18に接合されている。また、上記シャフト13の一端部14及び他端部17には、ひしゃく本体15の基端部16及び固定用コードの端部18に接合するためのリング状の接合部を有する接合部材19a,19bが取付られている。さらに、上記シャフト13は形状記憶合金製であって直線状に形成されている。
図1に示すように、本実施例にあっては、上記撒餌収納容器11は、上部が開放されたバッグ状に形成され、この撒餌収納容器11の上面開口部に本実施例に係る撒餌用ひしゃく10が配置されている。
そして、撒餌収納容器11の取っ手部20の基端部21に固定用コード12が取り付けられている。この固定用コード12は合成樹脂製であって、スパイラル部22及びこのスパイラル部22に延設された紐状部23とを有し、上記スパイラル部22の先端部に取り付けられたフック部24aを介して上記取っ手部20に固定されると共に、紐状部23の先端部にも同様のフック部24bが設けられている。
一方、この固定用コード12はシャフト13を介して撒餌用ひしゃく10に接合されている。上記シャフト13は形状記憶合金製であって、直線形状のコード状に形成されており、その太さは、上記固定用コード12の直径よりもやや細く形成されている。
上記シャフト13の両端部接合部材19a,19bが配設されており、上記接合部材19bを介して上記紐状部23のフック部24bにより上記シャフト13に回動可能に接合されていると共に、同様に接合部材19aを介して撒餌用ひしゃく10のグリップ部25の端部に回動可能に接合されている。
本実施例にあっては、上記シャフト13は上記固定用コード12の長さの約2/3の長さ寸法に形成されている。
以下、本実施例に係る撒餌用ひしゃく10の作用について説明する。
図1に示すように、本実施例に係る撒餌用ひしゃく10は以上のような構成を有することから、上記撒餌用ひしゃく10を撒餌収納容器11の上面開口部を介して、撒餌収納容器11内に、撒餌収納容器11の側壁部26にもたせ掛けて配置した場合、斜め上方へ突出するグリップ部25から、上記シャフト13は自重により、略垂直に下方へ垂下される。
そして、シャフト13の下端部から上記固定用コード12が撒餌収納容器11との間に配設される。この場合、本実施例にあっては、上記シャフト13は上記固定用コード12の長さの約2/3の長さ寸法に形成されていることから、固定用コード12と撒き餌用ひしゃく10との間には、巻き付きを防止しうる十分な間隔寸法が確保されている。
また、釣り人が本実施例に係る撒餌用ヒシャク10を使用してコマセを海面に散布する場合に、撒餌用ひしゃく10を小さく振る場合には、上記シャフト13は自重により下方に垂下したままであり、確実に固定用コード12の巻きつきを防止することができる。また、撒餌用ひしゃく10を大きく振って散布する場合であっても、シャフト13は、上記固定用コード12の長さの約2/3の長さ寸法に形成されており、十分な長さ寸法を有していることから、固定用コード12の巻きつきを有効に防止できる。
さらに、本実施の形態及び本実施例にあっては、上記シャフト13は形状記憶合金製であることから、ラフに撒餌用ひしゃく10を使用した場合であっても、シャフト13は直線形状に復帰することから、確実に固定用コード12との間の離間寸法を確保することができる。
また、長年使用した場合であっても、同様に、確実に固定用コード12との間の離間寸法を確保することができる。
なお、本実施の形態及び本実施例にあっては、上記シャフト13が形状記憶合金により形成されている場合を例に説明したが、上記実施の形態及び実施例に限定されず、所定の自重及び剛性を有する素材により形成されていればよい。また、シャフトの形状に関しても上記実施の形態及び実施例に限定されない。
本発明に係るひしゃくは、釣りに使用される撒餌用ひしゃくに適用でき、さらに、広く、端部が紐等により固定されたひしゃくに広く適用することができる。
本発明に係るひしゃくの一実施の形態を示し、釣りに使用される撒餌用ひしゃくとして適用された場合を示す側面図である。
符号の説明
10 撒餌用ひしゃく
11 撒餌収納容器
12 固定用コード
13 シャフト
14 一端部
15 ひしゃく本体
16 基端部
17 他端部
18 端部
19 接合部材
20 取っ手部
21 固定用コード
22 スパイラル部
23 紐状部
24 フック部
25 グリップ部

Claims (5)

  1. 容器に固定用コードにより接続されるひしゃくであって、上記ひしゃく本体はシャフトを介して固定用コードに接合されていることを特徴とするひしゃく。
  2. 上記容器は撒餌収納容器であると共にひしゃくは釣りの際に海面に餌を撒くために使用され、上記シャフトは金属製であって、シャフトの一端部はひしゃく本体の基端部に接合されると共に他端部は固定用コードの端部に接合されていることを特徴とする請求項1記載の撒き餌用ひしゃく。
  3. 上記シャフトの一端部及び他端部には、ひしゃく本体の基端部及び固定用コードの端部に接合するためのリング状の接合部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のひしゃく。
  4. 上記シャフトは形状記憶合金製であって直線状に形成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のひしゃく。
  5. 上記シャフトは、固定用コードの長さ寸法の約2/3に形成されているkとを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のひしゃく。
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